JPH0320976Y2 - - Google Patents

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JPH0320976Y2
JPH0320976Y2 JP18215885U JP18215885U JPH0320976Y2 JP H0320976 Y2 JPH0320976 Y2 JP H0320976Y2 JP 18215885 U JP18215885 U JP 18215885U JP 18215885 U JP18215885 U JP 18215885U JP H0320976 Y2 JPH0320976 Y2 JP H0320976Y2
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JP
Japan
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braided
shield layer
curl
cord
curl cord
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JP18215885U
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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は編組シールド層を有するシールド層付
カールコードに関するものである。
(従来技術) 近年、オフイスオートメーシヨン機器、特にパ
ーソナルコンピユータ、マイクロコンピユータ、
ワードプロセツサー等は小型化しており、システ
ムとしてもセパレートタイプが主流となつてい
る。セパレート化された部分には、キーボード、
プリンター、デイスプレイ、フロツピーデイスク
ドライブ等が在り、キーボードとデイスプレイ間
の接続ケーブルには、自在に伸縮が可能なケーブ
ルとしてシールド層付カールコードが多々用いら
れている。
従来のシールド層付シールドカールコード1
は、第2図及び第3図に示すように、介在2の外
周に複数条の芯線導体3が撚り合わされ、その外
周には紙テープよりなる押え巻き層4、編組又は
横巻きからなるシールド層付5、柔軟弾性ポリ塩
化ビニル等よりなるシース6が順次設けられ、図
示のようにカールされた構造になつていた。
このようなカールコード1の基本設計は、芯線
導体3の撚方向及び横巻きシールド層の場合はそ
の横巻き方向を完成品のカール方向に対して逆に
している。これは、カールコード1を伸長した時
に芯線導体3及びシールド層5の撚りがほぐれる
方向にして、柔軟性のあるシース6を押し拡げて
楽に伸長でき、また力を除いたときに元にもどる
ようにするためである。カール方向と同一方向に
芯線導体3とシールド層5とが撚られていると、
カールコード1を伸長させた時に締まつてしま
い、カールコード1は少ししか伸長できなくな
る。
シールド層5は横巻きシールド層より編組シー
ルド層の方がシールド効果が良い。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、編組シールド層5は、従来は左
巻き、右巻きの各編組構成素線が半分ずつになつ
ており、このため従来のカールコード1ではカー
ル方向と同一方向巻きになつている素線が該カー
ルコード1の伸長時に締まつてしまい、他のカー
ルコードに比べて伸長性能が悪い問題点があつ
た。
本考案の目的は、編組シールド層を有するにも
拘らず伸長性能が良いシールド層付カールコード
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を実
施例に対応する第1図乃至第3図を参照して説明
すると、本考案におけるシールド層付カールコー
ド1の編組シールド層5は、完成品のカール巻方
向と同一方向に編組されている編組素線5Aの本
数より逆方向に編組されている編組素線5Bの本
数の方が多くして編組されていることを特徴とす
るものである。
(作用) このように完成品のカール巻方向とは逆方向に
編組されている編組素線5Bの本数を多くしてお
くと、シールド層付カールコード1の伸長時に締
まろうとする編組素線5Aに対してゆるめようと
する編組素線5Bの力が強くなり、締まろうとす
る力を押えて編組シールド層5を緩め、シールド
層付カールコード1の伸長を助けるようになる。
(実施例) 以下本考案の実施例を第1図及び前述した第3
図を参照して説明する。本実施例のシールド層付
カールコード1の基本的構成は、前述した第2図
及び第3図と同様である。本実施例では編組シー
ルド層5の構成に特徴がある。即ち、本実施例の
編組シールド層5は、第1図に示すように完成品
のカール巻方向と同一巻方向に編組されている編
組素線5Aの本数より逆方向に編組されている編
組素線5Bの本数の方を多くして、例えば比率で
示すと1対2程度の割合で多くして編組されて構
成されている。
更に、具体的に述べると次の通りである。
(A) カールコード完成品のカール方向が右巻の場
合、次の構成となる。
(イ) 製造時に、芯線導体3が構成するコアの長
手方向に対し、右巻方向の編組素線5Aの本
数を少なくし、左巻方向の編組素線5Bの本
数を2倍多くする。
(ロ) カール巻付け方向は左巻きで行う。
(ハ) 加熱処理後、カール巻付け方向を反転し、
右巻きとする(完成品)。
(ニ) 完成品としては、本数が少ない編組素線5
Aの方が締まり、本数が多い編組素線5Bの
方が緩む形となる。
(B) カール方向が左巻きの場合は(A)とは逆にな
る。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係るシールド層付
カールコードにおいては、編組シールド層はカー
ルコードの伸長時に全体として該編組シールド層
が緩む方向に作用するので、編組シールド層を有
するに拘らず伸長を助長させることができる。従
つて、本考案によれば、シールド効果がよく、且
つ伸長性能のよいシールド層付カールコードを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシールド層付カールコー
ドの一実施例の編組シールド層の部分拡大図、第
2図及び第3図は本考案及び従来のシールド層付
カールコードの側面図及び横断拡大図である。 1……シールド層付カールコード、3……芯線
導体、4……押え巻き層、5……編組シールド
層、6……シース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 編組シールド層を有するシールド層付カールコ
    ードにおいて、前記編組シールド層は完成品のカ
    ール巻き方向と同一巻方向に編組されている編組
    素線の本数より逆方向に編組されている編組素線
    の本数の方が多くして編組されていることを特徴
    とするシールド層付カールコード。
JP18215885U 1985-11-28 1985-11-28 Expired JPH0320976Y2 (ja)

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JP18215885U JPH0320976Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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JP18215885U JPH0320976Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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Publication Number Publication Date
JPS6291307U JPS6291307U (ja) 1987-06-11
JPH0320976Y2 true JPH0320976Y2 (ja) 1991-05-08

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JP18215885U Expired JPH0320976Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0743865Y2 (ja) * 1991-03-18 1995-10-09 三陽工業株式会社 カール電線

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Publication number Publication date
JPS6291307U (ja) 1987-06-11

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