JPS6331299Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6331299Y2 JPS6331299Y2 JP1982122670U JP12267082U JPS6331299Y2 JP S6331299 Y2 JPS6331299 Y2 JP S6331299Y2 JP 1982122670 U JP1982122670 U JP 1982122670U JP 12267082 U JP12267082 U JP 12267082U JP S6331299 Y2 JPS6331299 Y2 JP S6331299Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- electric wire
- resin
- cable
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 22
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 22
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 claims description 20
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 4
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229920000034 Plastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920000840 ethylene tetrafluoroethylene copolymer Polymers 0.000 description 1
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 1
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は少なくとも一本の絶縁電線を内装し
たコイル状ケーブルに関する。
たコイル状ケーブルに関する。
この種のコイルケーブルは、伸張した後にすみ
やかに元の位置に復帰することが望まれ、そのた
め外被樹脂に弾力性の大きなポリウレタンのよう
なエラストマー性の樹脂が用いられている。しか
しながら、UL規格に適合せず、塩化ビニル樹脂
を用いねばならない。
やかに元の位置に復帰することが望まれ、そのた
め外被樹脂に弾力性の大きなポリウレタンのよう
なエラストマー性の樹脂が用いられている。しか
しながら、UL規格に適合せず、塩化ビニル樹脂
を用いねばならない。
所が、塩化ビニル樹脂は弾性に乏しいため、コ
イルの復元力が弱く、復元力を高めるためには外
被樹脂の肉厚を厚くしなければならず、ケーブル
の外径及びコイル外径が太くなり取り扱いが不便
である。
イルの復元力が弱く、復元力を高めるためには外
被樹脂の肉厚を厚くしなければならず、ケーブル
の外径及びコイル外径が太くなり取り扱いが不便
である。
そこでこの考案は、上記従来の不都合を除去
し、外被樹脂に限定されることなくコイルスプリ
ング力に優れたコイルケーブルを提供することを
目的とする。このためこの考案によれば、少なく
とも一本のポリエステルテープ巻き電線と、この
ポリエステルテープ巻き電線の外周に設けられる
外被樹脂とを備え、これらを一体にコイル状に形
成してなるコイルケーブルを構成する。
し、外被樹脂に限定されることなくコイルスプリ
ング力に優れたコイルケーブルを提供することを
目的とする。このためこの考案によれば、少なく
とも一本のポリエステルテープ巻き電線と、この
ポリエステルテープ巻き電線の外周に設けられる
外被樹脂とを備え、これらを一体にコイル状に形
成してなるコイルケーブルを構成する。
この際、外被樹脂は塩化ビニル樹脂等の樹脂の
薄層を用いることができ、ポリエステルテープ巻
き電線のテープは電線に接着させると好適な復元
力を得ることができる。
薄層を用いることができ、ポリエステルテープ巻
き電線のテープは電線に接着させると好適な復元
力を得ることができる。
このような構成のこの考案によるコイルケーブ
ルによれば、テープ巻き電線の外周に巻かれた樹
脂テープにコイル状に成形した際に応力が保持せ
しめられるため、コイルケーブルの良好な復元力
が附与される効果が得られる。
ルによれば、テープ巻き電線の外周に巻かれた樹
脂テープにコイル状に成形した際に応力が保持せ
しめられるため、コイルケーブルの良好な復元力
が附与される効果が得られる。
次の図によつてこの考案を更に詳細に説明す
る。
る。
第１図において、一端１がコイル２の接線方向
に延在し、他端３がコイル２の軸心方向に延在す
るコイルケーブル４が表示されている。このコイ
ルケーブル４内には第２図に示すようなテープ巻
き電線５が少なくとも一本配設されている。この
テープ巻き電線５は電線６の外周にポリエステル
テープ７を重ね巻きして絶縁層とした電線であつ
て多くの場合、ポリエステルテープ７は電線６に
接着されている。
に延在し、他端３がコイル２の軸心方向に延在す
るコイルケーブル４が表示されている。このコイ
ルケーブル４内には第２図に示すようなテープ巻
き電線５が少なくとも一本配設されている。この
テープ巻き電線５は電線６の外周にポリエステル
テープ７を重ね巻きして絶縁層とした電線であつ
て多くの場合、ポリエステルテープ７は電線６に
接着されている。
このようなテープ巻き電線５をコイル状に成形
すると、電線６の外周に巻かれたテープ７は強制
的に伸張された状態で熱セツトされるので、常に
元に戻ろうとする復帰応力がテープ７内に存在す
ることになる。この場合、ポリエステルテープ７
が電線６に接着されている場合に最も復帰応力を
有効に保持できるのであるが、電線６とポリエス
テルテープ７との間の摩擦接合力が高い場合、或
いはコイルケーブルの心線数が複数であり、ポリ
エステルテープ巻き電線５同志が当接して摩擦接
合力を増大保持できる状態にある場合、又は複数
のポリエステルテープ巻き電線５の外周を部分的
ないしは連続的に結束する場合等は、電線６とポ
リエステルテープ７とを接着しなくともポリエス
テルテープ７の支持点間に復帰応力が保有される
ことになるので、かなりの復帰力が得られる。
すると、電線６の外周に巻かれたテープ７は強制
的に伸張された状態で熱セツトされるので、常に
元に戻ろうとする復帰応力がテープ７内に存在す
ることになる。この場合、ポリエステルテープ７
が電線６に接着されている場合に最も復帰応力を
有効に保持できるのであるが、電線６とポリエス
テルテープ７との間の摩擦接合力が高い場合、或
いはコイルケーブルの心線数が複数であり、ポリ
エステルテープ巻き電線５同志が当接して摩擦接
合力を増大保持できる状態にある場合、又は複数
のポリエステルテープ巻き電線５の外周を部分的
ないしは連続的に結束する場合等は、電線６とポ
リエステルテープ７とを接着しなくともポリエス
テルテープ７の支持点間に復帰応力が保有される
ことになるので、かなりの復帰力が得られる。
第３図はこの考案による17心コイルケーブル１
０の端面図を示す。
０の端面図を示す。
この場合17本のテープ巻き電線５と介在８の外
周に外被樹脂９が設けられている。
周に外被樹脂９が設けられている。
この考案においては、心線であるポリエステル
テープ巻き電線５にコイルスプリング状に成形し
た場合の復帰応力が保持せしめられているので、
外被樹脂９の材質としてポリウレタンの様なエラ
ストマーを用いる必要がなく、任意のプラストマ
ーを用いてもコイルケーブルとしての復元力が充
分に得られる。
テープ巻き電線５にコイルスプリング状に成形し
た場合の復帰応力が保持せしめられているので、
外被樹脂９の材質としてポリウレタンの様なエラ
ストマーを用いる必要がなく、任意のプラストマ
ーを用いてもコイルケーブルとしての復元力が充
分に得られる。
従つて外被樹脂９としては、塩化ビニル樹脂等
の任意の樹脂をコイルケーブルの使用部位の要求
に応じて用いることができ、しかもその肉厚は保
護被覆としての機能をはたすに充分な薄層とする
ことができる。
の任意の樹脂をコイルケーブルの使用部位の要求
に応じて用いることができ、しかもその肉厚は保
護被覆としての機能をはたすに充分な薄層とする
ことができる。
以上の通りこの考案によれば、少なくとも一本
のポリエステルテープ巻き電線と、このポリエス
テルテープ巻き電線の外周に設けられる外被樹脂
とを備え、これらを一体にコイル状に形成してな
るコイルケーブルを構成することにより、(1)強い
復元力が得られしかも長寿命である、(2)心線自体
に復元力が附与されるので外被肉厚を厚くする必
要がなくケーブル外径が小径となる、(3)心線自体
に復元力が附与されるため、10心以上の多心のケ
ーブルでも復元力の強いコイルケーブルとするこ
とができる、等の諸効果が得られる。ちなみに、
四弗化エチレン−エチレン共重合樹脂絶縁電線７
本を外被樹脂をポリウレタンとして被覆したコイ
ルケーブルの外径は6.7mmであつたが、これと同
一径の電線にポリエステルテープをハーフラツプ
した商品名ミレン電線からなるポリエステルテー
プ巻き電線７本を塩化ビニル樹脂を外被樹脂とし
て被覆したコイルケーブルはその外径が5.3mmで
あつた。このコイルケーブルはポリウレタン被覆
のコイルケーブルに比較して復元力が一段と強
く、外径が約21％縮少でき、使い勝手の良好なコ
イルケーブルとすることができた。
のポリエステルテープ巻き電線と、このポリエス
テルテープ巻き電線の外周に設けられる外被樹脂
とを備え、これらを一体にコイル状に形成してな
るコイルケーブルを構成することにより、(1)強い
復元力が得られしかも長寿命である、(2)心線自体
に復元力が附与されるので外被肉厚を厚くする必
要がなくケーブル外径が小径となる、(3)心線自体
に復元力が附与されるため、10心以上の多心のケ
ーブルでも復元力の強いコイルケーブルとするこ
とができる、等の諸効果が得られる。ちなみに、
四弗化エチレン−エチレン共重合樹脂絶縁電線７
本を外被樹脂をポリウレタンとして被覆したコイ
ルケーブルの外径は6.7mmであつたが、これと同
一径の電線にポリエステルテープをハーフラツプ
した商品名ミレン電線からなるポリエステルテー
プ巻き電線７本を塩化ビニル樹脂を外被樹脂とし
て被覆したコイルケーブルはその外径が5.3mmで
あつた。このコイルケーブルはポリウレタン被覆
のコイルケーブルに比較して復元力が一段と強
く、外径が約21％縮少でき、使い勝手の良好なコ
イルケーブルとすることができた。
尚、この考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、この考案の思想の範囲内で構造材質変更
をすることができることは勿論である。
はなく、この考案の思想の範囲内で構造材質変更
をすることができることは勿論である。
第１図はコイルケーブルの平面図、第２図はテ
ープ巻き電線の平面図、第３図はこの考案による
コイルケーブルの端面図である。 ４，１０……コイルケーブル、５……ポリエス
テルテープ巻き電線、７……ポリエステルテー
プ、９……外被樹脂。
ープ巻き電線の平面図、第３図はこの考案による
コイルケーブルの端面図である。 ４，１０……コイルケーブル、５……ポリエス
テルテープ巻き電線、７……ポリエステルテー
プ、９……外被樹脂。
Claims (1)
- 少なくとも一本のポリエステルテープ巻き電線
と、このポリエステルテープ巻き電線の外周に設
けられる外被樹脂とを備え、これらを一体にコイ
ル状に形成してなるコイルケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12267082U JPS5926817U (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | コイルケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12267082U JPS5926817U (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | コイルケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5926817U JPS5926817U (ja) | 1984-02-20 |
| JPS6331299Y2 true JPS6331299Y2 (ja) | 1988-08-22 |
Family
ID=30280303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12267082U Granted JPS5926817U (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | コイルケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5926817U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52126782A (en) * | 1976-04-15 | 1977-10-24 | Oki Electric Cable | Spiral cord |
-
1982
- 1982-08-11 JP JP12267082U patent/JPS5926817U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52126782A (en) * | 1976-04-15 | 1977-10-24 | Oki Electric Cable | Spiral cord |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5926817U (ja) | 1984-02-20 |
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