JPH03208635A - 模様付壁材およびその製造方法 - Google Patents
模様付壁材およびその製造方法Info
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Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、浴室、サニタリ、キッチンなどの空間を仕切
ることに用いる模様付壁材およびその製造方法に関する
。
ることに用いる模様付壁材およびその製造方法に関する
。
従来の技術
近年、住空間の充実が社会的に要望され、これに関連す
る技術開発が活発である。その中で浴室、サニタリ、キ
ッチンなどの空間を仕切る壁材としては、塩ビ鋼板、化
粧セメント板やタイルなどが主に使用されてきた。しか
し塩ビ鋼板は、第3図に示すように鋼板11の表面を塩
化ビニールシ一ト12で被覆したもので、比較的安価で
、塩化ビニールシ一ト12に様々な模様を付与すること
ができるが、シート状のため平面印刷のような質感しか
得られず、深みのある高級感を実現することが困難であ
った。またタイルは様々な色や模様を付けることは可能
であるが、高価なものである。
る技術開発が活発である。その中で浴室、サニタリ、キ
ッチンなどの空間を仕切る壁材としては、塩ビ鋼板、化
粧セメント板やタイルなどが主に使用されてきた。しか
し塩ビ鋼板は、第3図に示すように鋼板11の表面を塩
化ビニールシ一ト12で被覆したもので、比較的安価で
、塩化ビニールシ一ト12に様々な模様を付与すること
ができるが、シート状のため平面印刷のような質感しか
得られず、深みのある高級感を実現することが困難であ
った。またタイルは様々な色や模様を付けることは可能
であるが、高価なものである。
化粧セメント板に模様をつける方法としては、セメント
基板に下塗として白色の塗料を塗ったのち、転写により
印刷することにより模様をつけ、その表面に透明な塗料
をトップコートする方法(転写法)やセメント基板にポ
リエステル樹脂を塗布後、あらかじめ模様が印刷された
シートを貼り付けた後、用いた樹脂を塗布する方法や、
紙にジアリルフタレート樹脂を含浸させ、プレスにて貼
り付ける方法(印刷紙法)などがある。
基板に下塗として白色の塗料を塗ったのち、転写により
印刷することにより模様をつけ、その表面に透明な塗料
をトップコートする方法(転写法)やセメント基板にポ
リエステル樹脂を塗布後、あらかじめ模様が印刷された
シートを貼り付けた後、用いた樹脂を塗布する方法や、
紙にジアリルフタレート樹脂を含浸させ、プレスにて貼
り付ける方法(印刷紙法)などがある。
発明が解決しようとする課題
従来のこの種の壁材は転写法や印刷紙法で製造するため
平面的な模様しかできないとともに機械的強度にも課題
があった。
平面的な模様しかできないとともに機械的強度にも課題
があった。
本発明は上記課題を解決するもので、簡単な方法で立体
感、高級感があり、機械的強度の強い壁材とその製造方
法の提供を目的とする。
感、高級感があり、機械的強度の強い壁材とその製造方
法の提供を目的とする。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するために本発明は、平板または凹凸状
基板の一方の面上に少なくとも1層は繊維状充填材を含
む塗膜を設ける構成とし、その塗膜をスプレー法、フロ
ーコータ法、ロールコータ法、フィルム法のうちのいず
れかの方法で製造するものである。
基板の一方の面上に少なくとも1層は繊維状充填材を含
む塗膜を設ける構成とし、その塗膜をスプレー法、フロ
ーコータ法、ロールコータ法、フィルム法のうちのいず
れかの方法で製造するものである。
作用
基板の一方の面上に少なくともIJiは繊維状充填材を
含む塗膜を設けることにより深みのある立体感、高級感
を実現し、機械的強度が向上するとともに、塗料も分散
状熊がよいためスプレー法、フローコータ法やロールコ
ータ法などの簡単な方法で薄層に作威できることとなる
。
含む塗膜を設けることにより深みのある立体感、高級感
を実現し、機械的強度が向上するとともに、塗料も分散
状熊がよいためスプレー法、フローコータ法やロールコ
ータ法などの簡単な方法で薄層に作威できることとなる
。
実施例
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図において、1は厚み5mmの特殊セメント基板(
オートクレープ養生品)で、その一方の面上にウレタン
系樹脂をフローコータ法により塗布し、シーラ処理層2
を設けた。その上に酸化チタンからなる白色のトナーを
約20重量%含むウレタン系からなる第1表面層用樹脂
を配合し、フローコータ法により1回塗布し第1表面層
3を設けた(塗布量約30g/nf、厚み約20ミクロ
ン)。
オートクレープ養生品)で、その一方の面上にウレタン
系樹脂をフローコータ法により塗布し、シーラ処理層2
を設けた。その上に酸化チタンからなる白色のトナーを
約20重量%含むウレタン系からなる第1表面層用樹脂
を配合し、フローコータ法により1回塗布し第1表面層
3を設けた(塗布量約30g/nf、厚み約20ミクロ
ン)。
次に、前記第1表面層3の上に黒色の繊維状充填材5を
含む無色透明で透光性のウレタン系からなるトップコー
ト用樹脂をフローコータ法により1回塗布し、第2表面
層(繊維状充填材を含む塗膜)4を設けた(塗布量約1
5g/n?、厚み約20ククロン)。
含む無色透明で透光性のウレタン系からなるトップコー
ト用樹脂をフローコータ法により1回塗布し、第2表面
層(繊維状充填材を含む塗膜)4を設けた(塗布量約1
5g/n?、厚み約20ククロン)。
繊維状充填材5としては、セルロース繊維を黒色に着色
し、切断した充填材を用いた。トップコート用樹脂との
配合割合を以下に示す。
し、切断した充填材を用いた。トップコート用樹脂との
配合割合を以下に示す。
繊維状充填材、0.5mmカット品 1.5重量部
トップコート用樹脂 80重量部硬化剤
20重量部シンナー
30重量部第2表面層4は黒色
繊維状充填材5と透明なトップコート樹脂を混合するこ
とにより、繊維状充填材5という形状効果により嵩密度
が大きくなり、浮力と重力のバランスがとれて均質に分
散した層になったと考えられる。
トップコート用樹脂 80重量部硬化剤
20重量部シンナー
30重量部第2表面層4は黒色
繊維状充填材5と透明なトップコート樹脂を混合するこ
とにより、繊維状充填材5という形状効果により嵩密度
が大きくなり、浮力と重力のバランスがとれて均質に分
散した層になったと考えられる。
このようにして、基板l上に塗膜を形威した壁材を作成
し、浴室用、サニタリ、キッチンなどの壁材としての性
能面を評価した結果、充填材として加えた繊維状充填材
5が剥がれや脹れの原因になるということはなかった。
し、浴室用、サニタリ、キッチンなどの壁材としての性
能面を評価した結果、充填材として加えた繊維状充填材
5が剥がれや脹れの原因になるということはなかった。
これは、塗膜4に繊維状充填材5が含まれることにより
機械強度が繊維で補強されたことが寄与しているものと
考えられる。さらに、セルロース繊維は有機繊維で塗料
との熱膨脹係数も似通っており、ヒートサイクル試験に
おいても剥がれや脹れなどの異常はみられなかった。
機械強度が繊維で補強されたことが寄与しているものと
考えられる。さらに、セルロース繊維は有機繊維で塗料
との熱膨脹係数も似通っており、ヒートサイクル試験に
おいても剥がれや脹れなどの異常はみられなかった。
意匠的には、繊維状充填材5をあらかじめ任意の色に着
色し透光性塗膜中に分散させることにより、表面から見
た場合、繊維状充填材5が模様となって現出した。さら
に、意外なことに繊維状充填材5のみが含まれているに
もかかわらず、砂地模様の非常に深みのある壁材を作或
することができた。
色し透光性塗膜中に分散させることにより、表面から見
た場合、繊維状充填材5が模様となって現出した。さら
に、意外なことに繊維状充填材5のみが含まれているに
もかかわらず、砂地模様の非常に深みのある壁材を作或
することができた。
繊維状充填材5の配合割合を検討した結果、配合割合と
しては、トップコート用樹脂100重量部に対し、0.
01重量部以上5重量部以下が適切であった。0.01
重量部より少ないとその添加効果が少なく、5重量部を
超えると平面的になり、立体感がなくなり、また、作業
上繊維のからみつきなども発生した。
しては、トップコート用樹脂100重量部に対し、0.
01重量部以上5重量部以下が適切であった。0.01
重量部より少ないとその添加効果が少なく、5重量部を
超えると平面的になり、立体感がなくなり、また、作業
上繊維のからみつきなども発生した。
基板1として、特殊セメント板の場合について述べたが
、ポリエステルー珪酸カルシウム板なども同様に使用す
ることができる。
、ポリエステルー珪酸カルシウム板なども同様に使用す
ることができる。
本実施例の工法において、フローコータ法を用いたが、
目詰りなどの作業上の問題はなかった。
目詰りなどの作業上の問題はなかった。
一方、同条件で、フローコータ法により同し大きさの球
状粒子を用いた場合は、直ぐに目詰りがおこった。
状粒子を用いた場合は、直ぐに目詰りがおこった。
本実施例では、第2表面層4に繊維状充填材5が含まれ
る場合について述べたが、第1表面層3に繊維状充填材
が含まれている場合も含む。また、第1表面層3と第2
表面層4の両方に繊維状充填材が含まれていてもよい。
る場合について述べたが、第1表面層3に繊維状充填材
が含まれている場合も含む。また、第1表面層3と第2
表面層4の両方に繊維状充填材が含まれていてもよい。
更に、第1表面層3の上にもう1層透明性の塗膜を設け
ることもできる。
ることもできる。
次に本発明の他の実施例を第2図を用いて説明する。第
2図において、平均厚み5Mの凹凸状特殊セメント基板
6(オートクレープ養生品)の一方の面上に、前実施例
と同しウレタン系樹脂をフローコータ法によりシーラ処
理を施し、シーラ処理層2を設けた。次に、前実施例と
同じ酸化チタンからなる白色のトナーを約20重量%含
むウレタン系からなる第1表面層用樹脂を配合し、フロ
ーコータ法により1回塗布し、第1表面層3を設けた(
塗布量約30g/nf、厚み約20ξクロン)。さらに
、第2表面層として、着色繊維状充填材8を含む無色透
明で透光性のウレタン系からなる樹脂をフローコータ法
により1回塗布し、第2表面層7を設けた(塗布量約1
5g/rrr、厚み約20ミクロ、ン)。その上に、充
填材を全く含まない無色透明で透光性のウレタン系から
なるトップコート用樹脂をフローコータ法によりさらに
1回塗布し、第3表面層′9を設けた。
2図において、平均厚み5Mの凹凸状特殊セメント基板
6(オートクレープ養生品)の一方の面上に、前実施例
と同しウレタン系樹脂をフローコータ法によりシーラ処
理を施し、シーラ処理層2を設けた。次に、前実施例と
同じ酸化チタンからなる白色のトナーを約20重量%含
むウレタン系からなる第1表面層用樹脂を配合し、フロ
ーコータ法により1回塗布し、第1表面層3を設けた(
塗布量約30g/nf、厚み約20ξクロン)。さらに
、第2表面層として、着色繊維状充填材8を含む無色透
明で透光性のウレタン系からなる樹脂をフローコータ法
により1回塗布し、第2表面層7を設けた(塗布量約1
5g/rrr、厚み約20ミクロ、ン)。その上に、充
填材を全く含まない無色透明で透光性のウレタン系から
なるトップコート用樹脂をフローコータ法によりさらに
1回塗布し、第3表面層′9を設けた。
繊維状充填材8としては、セルロース繊維を緑色と茶色
に着色し、切断した充填材を用いた。第2表面層7の配
合割合を以下に示す。
に着色し、切断した充填材を用いた。第2表面層7の配
合割合を以下に示す。
繊維状充填材、0.3m+カット品 緑 0.8重量部
繊維状充填材、0.3m+カット品 茶 0.2重量部
ウレタン系樹脂 80重量部硬化剤
20重量部シンナー
30重量部第2表面層7を繊維
状充填材8と透明性樹脂を混合した塗膜とすることによ
り、繊維状充填材8という形状効果により嵩密度も大き
くなり、浮力と重力のバランスがとれて均質に分散した
層になったと考えられる。
繊維状充填材、0.3m+カット品 茶 0.2重量部
ウレタン系樹脂 80重量部硬化剤
20重量部シンナー
30重量部第2表面層7を繊維
状充填材8と透明性樹脂を混合した塗膜とすることによ
り、繊維状充填材8という形状効果により嵩密度も大き
くなり、浮力と重力のバランスがとれて均質に分散した
層になったと考えられる。
凹凸状の基板と塗膜からなる構威の壁材においては、凸
状部では塗膜が薄く凹状部では塗膜が厚くなる。塗膜中
に少なくとも着色繊維状充填材が含まれると、凸状部で
は着色繊維状充填材の色が薄く、凹状部では濃くなり、
陰影を生じさせることができた。
状部では塗膜が薄く凹状部では塗膜が厚くなる。塗膜中
に少なくとも着色繊維状充填材が含まれると、凸状部で
は着色繊維状充填材の色が薄く、凹状部では濃くなり、
陰影を生じさせることができた。
その他の性能上の性質は、前実施例と同様の結果を示し
た。
た。
意匠的には、2色の繊維状充填材8をあらかしめ着色し
、透光性塗膜中に分散することにより、表面から見た場
合1色の場合と比べ、砂地模様の非常に深みのある壁材
を作戒することができた。
、透光性塗膜中に分散することにより、表面から見た場
合1色の場合と比べ、砂地模様の非常に深みのある壁材
を作戒することができた。
さらに、第3表面層9に充填材を全く含まない無色透明
で透光性のウレタン系からなるトップコート用樹脂を用
いているのでより深みのある模様を実現できた。
で透光性のウレタン系からなるトップコート用樹脂を用
いているのでより深みのある模様を実現できた。
また実施例はフローター夕法による製造方法で説明した
が、スプレー法、ロールコータ法、フィルム法で製造し
ても同様の模様付壁材が製造できた。
が、スプレー法、ロールコータ法、フィルム法で製造し
ても同様の模様付壁材が製造できた。
発明の効果
以上のように本発明の模様付壁材およびその製造方法に
よれば、次の効果が得られる。
よれば、次の効果が得られる。
(1)平板または凹凸状基板の一方の面上に少なくとも
1層は繊維状充填材を含む塗膜を設けた構戒としている
ので機械的強度が強く、立体感、高級感のある壁材が得
られる。
1層は繊維状充填材を含む塗膜を設けた構戒としている
ので機械的強度が強く、立体感、高級感のある壁材が得
られる。
(2)繊維状充填材を含む塗膜のため、スプレー法、フ
ローコータ法、ロールコータ法、フィルム法のいずれか
で製造できるので、従来の転写法、印刷紙法より簡単に
製造できる。
ローコータ法、ロールコータ法、フィルム法のいずれか
で製造できるので、従来の転写法、印刷紙法より簡単に
製造できる。
第1図は本発明による模様付壁材の一実施例の榔
断へ第2図は同他の実施例の断面図、第3図は従来の模
様付壁材の断面図である。 1.6・・・・・・基板、4.7・・・・・・繊維状充
填材を含む塗膜(第2表面層)、5.8・・・・・・繊
維状充填材。
様付壁材の断面図である。 1.6・・・・・・基板、4.7・・・・・・繊維状充
填材を含む塗膜(第2表面層)、5.8・・・・・・繊
維状充填材。
Claims (2)
- (1)平板または凹凸状基板の一方の面上に少なくとも
1層は繊維状充填材を含む塗膜を設けた模様付壁材。 - (2)平板または凹凸状基板の一方の面上に、繊維状充
填材を含む塗膜をスプレー法、フローコータ法、ロール
コータ法、またはフィルム法により設ける模様付壁材の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP502590A JPH03208635A (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 模様付壁材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP502590A JPH03208635A (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 模様付壁材およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03208635A true JPH03208635A (ja) | 1991-09-11 |
Family
ID=11599963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP502590A Pending JPH03208635A (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 模様付壁材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03208635A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014237268A (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-18 | 株式会社エフコンサルタント | 積層体 |
-
1990
- 1990-01-12 JP JP502590A patent/JPH03208635A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014237268A (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-18 | 株式会社エフコンサルタント | 積層体 |
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