JPH03208179A - 図形処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は，図形処理装置に係り，特に階層関係を持つ図
形データの削除に好適な図形編集装置に関する。

〔従来の技術〕

図形データの集合を単位として扱うことにより図形処理
が便利になることがある。この集合関係を重ねることに
より、図形データに階層的関係を持たせることができる
。

このような階層関係を持つ図形データに対する既に実現
されている図形データ削除機能の例として図形処理ソフ
トウェアｒＢ−ＤＲＡＷＪ　　（株式会社日立製作所製
）がある。該削除機能では，階層関係にある図形データ
を最上位Ｎ層から最下位階層までを一括した階層単位で
，つまり設定された最大の階層集合単位で削除すること
はできた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術において、階層関係を設定された図形デー
タを部分的に削除する場合には、一旦階層関係を解除し
た後に目的の図形データを削除し、再度階層関係を設定
するなどの処理が必要であった。

またＰＩＮ関係にある図形データ内において、つの図形
データが複数の階層関係に含まれる（以後、データを共
有化する、と表現する）場合に，該共有化データの取扱
いを考慮した図形削除機能及び削除対象の指定の方法と
して保存対象の図形データを指定して、他の残りの図形
データを削除するような図形処理機能については配慮さ
れていない． 本発明の目的は、上記点に鑑み操作性の向上及び機能の
拡充を図ることであり、特に図形データの持つ階層関係
を有効に活用した図形処理装置を提供することである． 〔課題を解決するための手段〕 上記目的は、従来技術に対して、図形データの持つ階層
関係から削除する図形データを判定する手段と、図形デ
ータの階層関係を修正する手段を設けることにより達成
できる。

〔作用〕

図形データの持つ階層関係から削除する図形データを判
定する手段は、削除対象として指定された図形データと
他の図形データとの階層関係（含有関係）を探索し，削
除の可能性を判定する。図形データの階層関係を修正す
る手段は、図形データ削除に伴う階層関係（含有関係）
の変更に基づき、図形データの階層接続情報を修正する
。

〔実施例〕

以下、図に従って本発明を説明する． まず階層関係を持つ図形データ構造の考え方の一例を第
２図に従って説明する．第２図（ａ）の表示装置画面２
２３上に表示された図形２０１は、第２図（ｂ）に示す
ように、図形顔２０４から図形左足２１１の８個の図形
より構成されているとする。この中で図形顔２０４，図
形９１２０５．図形頭形２０６を結合しその図形の集合
を図形頭２０３として設定する．また更に，上記設定し
た図形頭２０３と残りの図形胴２０７、図形右手２０８
、図形左手２０９、図形右足２１０及び図形左足２１１
を結合し、その図形の集合を図形人２０２として設定す
る。この図形含有関係を階層的に表現すると，第２図（
ｄ）に示すようになる．図形人２０２は図形データ人２
１３に、図形頭２０３は図形データ頭２１４に、図形顔
２０４は図形データ顔２１５に対応している。以後、こ
のような図形データの構造を階層図形データ構造と呼ぶ
． 次に共有化データを含んだ図形データ構造の考え方を説
明する．第３図は共有化図形データを一つ含む図形デー
タの一例を示している。第３図（．）の表示装置画面３
１３上に表示された２つの図形データ人Ａ３０１と図形
八Ｂ３０２は共通の図形３０３を含んでいる。この図形
３０３を個々に持つのではなく、共有化図形データとし
て図形データ構造内において一つに纏める．この際の図
形データ構造の例を第３図（ｃ）に示す。共有化された
図形３０３は図形データ頭Ａ３０７に対応し，該図形デ
ータは図形データ人Ａ３０５と図形データ人Ｂ３０６の
両方の階層に含まれる．上記第３図の例においては共有
化が一カ所であるが、複数個所の場合もある． 次に，本発明の機器構成を第９図の機器構成図に従って
説明する．機器構成は，図形などの入力を行うキーボー
ドなどによる入力装５７９０１、図形データなどを記憶
する記憶装置９０２、図形又は操作指示などを表示する
ＣＲＴディスプレイなどの表示装置９０３及び前記各部
の制御を行う制御装置９０４よりなる。

このうちの制御装置９０４を詳細に説明する．制御装置
９０４は、図形入力部９０５，図形編集部９０６，図形
表示部９０７，階層判定部９０８及び階層情報更新部９
０９の５つの機構より構成される。図形入力部９０５は
図形の入力を表示装１ｉ９０３の表示により誘導し入力
装１ｉ９０１から受付け，記憶装置９０２に格納する．
図形編集部９０６は記憶装！９０２に格納されている図
形データに対し、削除等の図形編集処理を行う。図形表
示部９０７は入力，Ｊ１集された図形データを表示装置
９０３に表示する。階層判定部９０８は図形削除等の図
形編集処理対象の指定情報に基づき、記憶装置９０２に
格納されている階層構造図形データから該編集処理対象
に適当な図形データを検索する．階層情報更新部９０９
は図形データの削除番二より引き起こされる階層関係の
変更に対応して、各図形データの階層関係情報を更新す
る。

次に、上記機器構成の装置により達成できる図形データ
削除処理を説明する。第１図は該図形データ処理の一例
を示すフローチャートである。またｆｔＳ４ｍは該処理
を実現する図形データの一例である．第４図（ａ）は、
第２図（ｄ）で表された実際の図形データの階層情報部
分である，各図形データ毎に、データ番号６１４０１．
該図形データから上の階層の有無を示す上位階層存在フ
ラグ欄４０２、該図形データから下の階層の図形データ
数４１１４０３及び該下位階層の図形データのデータ番
号のリスト４１１４０４から構成される。また第４図（
ｂ）は図形データ番号１１４０７と、削除対象であるこ
とを表す削除スイッチ０４０８から構成されるテーブル
である。削除スイッチ９４０Ｂには，削除対象であるこ
とを示すＯＮまた削除対象ではないことを示すＯＦＦが
設定される．図形データ削除処理はこのテーブルを参照
し、削除スイッチ欄４０ＢがＯＮの図形データについて
行うとする。続いて第｛図のフローチャートに従って処
理を説明する。対象指定ステップ１０１において図形処
理対象の図形データを指定する．ステップ１０２におい
て、上記指定図形データに対し削除する方向で処理を行
うのか、保存する方向で処理を行うのか選択する．まず
該指定データを削除する場合について説明する．Ｎ層保
存処理ステップ１０３において、該指定図形データが階
層の部分指定になる場合には、階層関係の欠落を許可す
るのかユーザーの設定によって、削除処理を行うか判定
をする。第４図（ａ）において該指定図形データの上位
存在フラグ４０２がＯＮの場合、つまり該指定図形デー
タが最上位の階層ではない場合に前記判定処理を行う．
この処理を設けることにより、例えば第２図（ａ）の表
示装置画面２２３上の図形人２０１が，第２図（ｄ）に
示す階層関係を保った状態でユーザーの意図する図形と
なる場合に、誤って一部を削除し第２図（ｃ）の表示装
置画面２２４上に表示された図形２１２のようにユーザ
ーの意図している図形として不完全な状態にしてしまう
ことを防ぐことができる。次に、ステップ１０４におい
て，前記ステップ１０３において削除不可と判定された
場合は処理を終了する．ステップ１０５において，削除
対象を単一の図形データのみとするのか、階層単位の図
形データ群とするのかを選択する．階層単位の図形デー
タ群の削除を行う場合には、拡大判定処理ステップ１０
６において、該指定図形データの階層がら下の階層の全
回形データを、図形データの持つ階ａｒｘｉ係情報に基
づき検索し，削除対象として設定する．削除対象図形デ
ータに共有化データが含まれる場合には、該共有化図形
データを削除対象から除く処理をする．この処理の効果
を説明すると、例えば第３図（ａ）の表示装置画面３１
３上に表示されている図形人Ａ３０１と図形人Ｂ３０２
のうち前者のみを削除する場合に．通常の階層に基づく
削除処理では第３図（Ｑ）に示すように共有化部分の図
形データ頭Ａ３０７．図形データ顔Ａ３０８、図形デー
タ髪Ａ３０９、図形データ頭形Ａ３１０を含んだ図形デ
ータ集合３１１を削除し、結果として図形六Ｂ３０２も
第３図（ｂ）の表示装置固面３１３上に表示された図形
３０４のように影響を受けてしまう。このため共有化デ
ータ処理ステップ１０７は、第３図（ｅ）の図形データ
集合３土２のみを削除対象とすることにより図形六Ｂ　
３　０　２への影響を防ぐことができる。次の階層更新
処理ステップ１０８において、削除対象以外の図形デー
タのうち、該削除処理により階層関係情報に修正の必要
の生じる図形データについては、該削除処理の結果生し
る階層関係に対応した内容に更新する。つまり第４図（
ａ）において削除対象図形に上位階層図形が存在する場
合には、該上位階層図形の下位図形数ａｌ４０３と下位
データ番号４１Ｉｌ４０４から削除対象図形データに関
する情報を取り除く。また削除対象図形データに下位デ
ータが存在する場合には、該下位図形データの上位存在
フラグ４０２をＯＦＦに変更する。更に、データ削除処
理ステップ１１０において、設定された削除対象に基づ
き，従来の削除機能を用いて図形データを削除する。

次に、ステップ１０２において、対象指定ステップ１０
１で指定された図形データを保存する方向で削除を行う
と選択された場合について説明する．保存判定処理ステ
ップ１０９において，該指定図形データ階層以下の階層
の図形データを除いた他の図形データ全てを削除対象と
して設定する．その後は前記説明と同じく、階層更新処
理ステップ１０８及びデータ削除処理ステップ１１０を
行う． 続いて，削除対象の設定に関係する処理について，第４
図（ｂ）のテーブルに削除対象が設定される過程を用い
て詳しく説明する。単一図形データのみを削除対象とす
る場合には，該図形データに対応する削除スイッチａ４
０８をＯＮに設定する．一方、該指定図形データの階層
から下位の階暦図形データ全てを削除対象とする場合に
は、第ｌ図の拡大判定処理ステップ１０６で削除対象を
検索・設定をするが、該ステップの処理を詳しく説明す
る。例として、第２図（．）の表示装置画面２２３上に
表示された図形２０１の一部を削除し、第２図（ｃ）の
表示装置画面２２４上に表示された図形２１２のように
する場合を考える。ただし，この場合ユーザーが図形２
１２のような図形を作或することを意図し動作設定をし
ているため、第１図の階層保存処理ステップ１０３にお
いて削除不可とは判定されない。実際の図形データは、
第４図（ａ）で与えられたものを使う。第５図は該削除
対象検索・設定処理のフローチャートを示し、第６図に
処理の過程の一部を示した図である。まずステップ５０
１において、指定図形データの削除スイッチ欄、ここで
は図形データ頭４．　０　６に対応する削除スイッチ４
Ｉ６０５を，処理中を示すＢＵＳＹに設定する。ステッ
プ５０２において、削除スイッチ欄がＢＵＳＹの図形デ
ータを検索する。削除スイッチ欄がＢＵＳＹの図形デー
タが発見された場合には、ステップ５０３において該図
形データのスイッチ５６０ＢをＯＮに設定し、ステップ
５０５において今度は該図形データの下位階層図形の削
除スイッチ欄をＢＵＳＹに設定する。つまり，下位図形
番号１６０７に示される図形データに対応する削除スイ
ッチ４［１６０９，６１０をＢＵＳＹに設定する．そし
てステップ５０２において、削除スイッチ欄がＢＵＳＹ
の図形データが無くなるまで処理を繰り返す。また、下
位階層図形データ数６１１がＯの場合には，ステップ５
０４で判定され下位図形データの検索は行わない。この
ようにして，下位階層図形データについて削除対象の設
定を行う。

次に，第１図の共有化データ処理ステップ１０７の処理
について、第３図（ｃ）の階層図形データにおいて図形
データ人Ａ３０５を削除する場合、つまり第３図，（ａ
）の表示装置画面３１３上の図形のうち図形人Ａ３０１
を削除する場合を例に取って説明する。まず前記拡大判
定処理ステップ１０６の処理と同様に、図形データ人Ａ
３０５について削除対象の設定を行うと、その結果は第
７図（．）に示されるようになる。次に，図形データ人
３０６について同様の処理を今度は逆に削除スイソチ欄
をＯＦＦに設定するように行う。その結果、共有化図形
データの削除スイッチａ１７０３〜７０６は、第７図（
ｂ）の７０７〜７１０に示されるようにＯＦＦに設定さ
れる。この設定に基づいて削除処理を行うことにより、
第３図（ａ）の表示装置画面３１３上の図形は、第７図
（ｃ）の表示装置画面７１２上に表示されている図形７
１１のみになる。

更に、第１図の保存処理ステップ１０９について，第２
図（ｄ）の階層図形データから図形データ頭２１４を保
存する削除処理、つまり第２図（ａ）の表示装置画面２
２３上の図形２０１のうち第２図（ｂ）の２０３の示す
図形のみを残す場合を例に取って説明する。まず、第８
図（．）に示すように全ての図形データの削除スイッチ
欄をＯＮに設定した後、前記共有化データ処理ステップ
］，０７と同様な処理で、保存対象に指定した図形デー
タ頭４０６に基づいて削除スイッチ欄をＯＦＦに設定、
つまり削除対象から解除するように処理を行う。この結
果、第８図（ａ）の保存対象図形データの削除スイッチ
４１８０３〜８０Ｇは、第８図（ｂ）の８０７〜８１０
のように削除対象から除かれる。この削除対象に基づい
て処理を行うと、第２図（．）の表示装置画面２２３上
の図形２０１は、第８図（ｃ）の表示装置画面８１２上
に表示された図形８１１のみになる。

本発明は、共有化図形データを含む階層構造の図形デー
タ削除に対して有効であるため、データの小容量化が必
要な図形データベースの編集に対しても有効な機能を提
供する． 〔発明の効果〕 本発明によれば、階層的に管理された図形データを容易
にかつ階層関係を有効に利用した図形データ削除，特に
［ｆ内の部分的図形データの削除が可能となる．また、
複数の図形階層間で図形データを共有しあっているよう
な図形データ構造に対しても有効な図形データ削除が可
能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の処理を表すフローチャートを示した図
、第２図（ａ）〜（ｄ）は階層図形データ構造の考え方
を示した模式図、第３図（．）〜（ｅ）は共有化図形デ
ータ構造の考え方を示した模式図、第４図（ａ）〜（ｂ
）は図形データのうち階層関係部分を示した図，第５図
は削除対象の設定を処理を表すフローチャートを示した
図、第６図は削除対象設定の過程の一部を示した図，第
７図（ａ）〜（Ｃ）は共有化図形データのある場合の削
除対象設定を示した図，第８図（ａ）〜（ｃ）は保存図
形データを指定した場合の削除対象設定を示した図、第
９図は本発明の図形処理装置の構成図である。 １０ｌ・・・対象指定ステップ， １０２・・・保存・削除選択ステップ，１０３・・・階
層保存処理ステップ， １０４・・削除処理許可判断ステップ，１０５・削除単
位判定ステップ， １０６・・拡大判定処理ステップ， １０７・・・共有化データ処理ステップ，１０８・・・
階層更新処理ステソプ， １０９・・・保存判定処理ステップ， １１０・・・データ削除処理ステップ。 為 １ 図 ｆｆｉ 嶌 ２ 名 （む 稟 ３ 図 纂 ヰ 図 （ａ） 為５茹

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、図形データ入力手段と、図形データを記憶する記憶
   手段と、図形データを表示する表示手段と、または、記
   憶装置から入力する手段と、上記入力手段または記憶手
   段からの図形データに対し、編集処理または階層関係の
   設定・解除を行う手段と、上記入力・編集された図形デ
   ータを削除する手段と、階層化された図形データの全部
   または一部を処理対象として指定する手段を有する図形
   処理装置において、階層関係を持った図形データの一部
   を削除する場合に、残りの図形データの階層関係を保っ
   たままで削除処理を行う機能を有することを特徴とした
   図形処理装置。 ２、請求項１記載の図形処理装置において、複数の部分
   図形の集合体で一つの図形を構成するものに対しては上
   記部分図形の削除処理を禁止する機能を有することを特
   徴とした図形処理装置。 ３、請求項１記載の図形処理装置において、階層関係に
   ある図形データの内、指定した図形データの階層から下
   位階層の図形データ全部を削除する機能を有することを
   特徴とした図形処理装置。 ４、請求項１記載の図形処理装置において、階層関係に
   ある図形データの内、指定した図形データの階層から下
   位階層の図形データを除いた他の図形データ全部を削除
   する機能を有することを特徴とした図形処理装置。 ５、請求項１記載の図形処理装置において、削除するこ
   とにより削除対象外の図形データ階層の一部を削除して
   しまうような図形データについては、削除処理を禁止す
   る機能を有することを特徴とした図形処理装置。 ６、請求項３記載の図形処理装置において、削除するこ
   とにより削除対象外の図形データ階層の一部を削除して
   しまうような図形データについては、削除処理を禁止す
   る機能を有することを特徴とした図形処理装置。