JPH032079B2 - - Google Patents

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JPH032079B2
JPH032079B2 JP59138701A JP13870184A JPH032079B2 JP H032079 B2 JPH032079 B2 JP H032079B2 JP 59138701 A JP59138701 A JP 59138701A JP 13870184 A JP13870184 A JP 13870184A JP H032079 B2 JPH032079 B2 JP H032079B2
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JP
Japan
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film
transparent
vapor
iris
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JP59138701A
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JPS6116900A (ja
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Denichiro Goto
Takaaki Sakai
Hiroshi Onozato
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Oike and Co Ltd
Original Assignee
Oike and Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6116900A publication Critical patent/JPS6116900A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2209/00Layers
    • H01H2209/002Materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2209/00Layers
    • H01H2209/002Materials
    • H01H2209/0021Materials with metallic appearance, e.g. polymers with dispersed particles to produce a metallic appearance

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  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は光干渉による彩度の高いしかも色相豊
かな虹彩色を現出させるための転写箔に関する。 〔従来の技術〕 従来から、転写箔の分野においては主流をなす
金銀箔、色箔に加え、木目模様、虹彩などの特殊
な効果をもたらす転写箔が知られている。とく
に、虹彩効果をもたらす転写箔に関しては、色相
が自然でありまた眺める角度によつて変化するこ
となどから、光干渉薄膜によるものが好ましい。 この干渉薄膜を用いる転写箔は転写層にハロゲ
ン化物、酸化物、硫化物などの金属化合物の単層
膜を有するものであるが、その虹彩光沢は必らず
しも満足しうるものではない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、前記従来技術の問題点を解消して、
より一段と美しい虹彩光沢を呈する転写箔をうる
ことを目的とする。 〔問題を解決するための手段〕 本発明は、離型性を有するベースフイルム上
に、該ベースフイルムの側から半透明金属蒸着膜
および金属化合物透明蒸着薄膜の順になるように
積層された構成を少なくとも一層設け、該積層膜
の最上層の金属化合物透明蒸着薄膜のうえに光線
反射膜および接着剤層を順次設けてなる虹彩光沢
を呈する転写箔を提供するものである。 〔作用〕 本発明において虹彩色を発現させる基本的原理
は、反射型干渉フイルターに基づくものである。 反射型干渉フイルターは、金属鏡の上に透明な
薄膜と半透明膜とを順次重ねた構成からなつてお
り、この透明薄膜の光学的厚さ(nd)が1/4波長
の奇数倍に相当するとき、その波長の光の反射率
が最大になるということを利用したものである。
すなわち、選択的に反射させたい光の波長の1/4
の奇数倍に薄膜の光学的厚さを設定すれば、他の
波長の光の反射率は減少するが、所望の波長の光
だけが最大反射して、選択的にえられるというも
のである。この型のフイルターは、波長に対する
反射率変化の大きいものほど、狭帯域において特
性は向上する。 しかして前記構成の転写箔によるときは、被転
写物上に、光干渉による一段と色相および彩度の
すぐれた虹彩色模様を現出させることができる。 〔実施態様〕 つぎに図面に基づいて本発明を説明する。 第1図は本発明の転写箔の一実施例を示す断面
図、第2図は本発明の転写箔を用いて転写を行な
つた直後の状態を示す概略説明図である。第1図
の転写箔Aはベースフイルム1上に離型層2を設
けたのち、該離型層2上に半透明金属蒸着膜3、
金属化合物透明蒸着薄膜4、光線反射膜5および
接着剤層6を順次形成したものである。 ベースフイルム1は、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネートなどの低吸水率、耐熱変
形温度の高いプラスチツクフイルム、紙、セロフ
アン、または金属箔などである。離型層2は、ア
クリル樹脂、アセチルセルロース、アセチルブチ
ルセルロースなどの、未着色透明または着色透明
のコーテイング層である。 半透明金属蒸着膜3は、ナトリウム単色光の透
過率が20〜70%程度の膜厚を有してなる、Al、
Ag、Au、Cu、Snなどの薄い金属蒸着膜である。 金属化合物透明蒸着薄膜4としては、たとえば
酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ケイ素、酸
化ジルコニウムなどの金属酸化物の薄膜が用いら
れ、その厚さは5000Å以下の光学的厚さに相当す
るのが好ましい。その透明性は可視光線帯域にお
ける光線の透過率平均値で表わして60%以上が好
ましい。 かかる金属化合物透明薄膜の形成には真空蒸着
法、スパツタリング法、イオンプレーテイング法
などの物理蒸着(PVD)法、あるいは科学蒸着
(CVD)法などが適宜用いられる。 光線反射膜5は反射率の高いAl、Agなどによ
る膜厚350Å程度以上の金属蒸着膜である。 接着剤層6は、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリアクリル酸エステルなどの感熱型、また
は天然樹脂、ポリビニルエーテルなどをベースと
して粘着加工してなる感圧型の接着剤層である。 以上の各膜および層を順次積層して転写箔を製
造するのであるが、実際の加工に際しては、従来
方法と同様に連続式または半連続式の蒸着装置お
よび樹脂コーターなどをそのまま利用することが
できる。そして、ベースフイルムとして金属箔を
使用すれば、アウトガス放出量が少なくなり蒸着
作業が進めやすいばかりでなく、熱効率が高いの
で転写時間が短縮できる。また接着剤層として
は、前記のごとく感熱性と感圧型のタイプがいず
れも用いられるが、感圧型接着剤層のばあいは、
離型紙で被覆する。これらのタイプは、用途、使
用の方法によつて適宜選択できるものである。 さらに、とくにつぎの点で加工上考慮すれば、
本発明の効果を一層向上させることができる。 (1) 前述の反射型フイルターの原理から明らかな
ごとく、金属化合物透明蒸着薄膜の膜厚が一定
でも見る角度により種々の色調の虹彩色をうる
ことが可能である。たとえば薄膜の光学的厚さ
(nd)が550nm×1/4の奇数倍の厚さであれ
ば、正面からみたばあいは金色の色調である
が、見る角度を約15度かえるごとに緑、青、紫
と変化するなど非常に変化に富んだ虹彩色がえ
られる。 また式nd=1/4λ(λ:光の波長)から容易
に推定されるように、該薄膜の厚さを変化させ
ることにより、正面からみてグリーン基調のも
の、ブルー基調のもの、紫基調のものなどを任
意につくることが可能である。 なお虹彩色の角度依存性を顕著にだすには、
式nd=N×1/4λ(N:奇数)におけるNが1
〜3では不充分で、少なくとも5以上(膜厚で
500Å以上)であることが必要で、Nが大きい
ほど(膜厚が大きいほど)良好な角度依存性を
示すが、実質的には41膜厚で約5000Å)が限界
で、それ以上大きくなると金属化合物透明蒸着
薄膜の内部応力で自然にクラツクが発生し、虹
彩色が極度に落ちてくる。 (2) 半透明金属蒸着膜の膜厚は、離型層を設けた
ベースフイルム背面より照射したナトリウム単
色光の透過率を100としたときに、付着させた
金属蒸着膜によつて、透過率が20〜70%に減衰
する範囲の膜厚に設定するか、または光線吸収
が全く無視できる透明媒体に付着させたとき
の、蒸着膜の透過率−膜厚の関係から、蒸着条
件を設定することによつて膜厚を決定する。こ
れらの方法は、ベースフイルムの種類によつて
選択でき、ベースフイルムが透明であれば前者
の方法が、また不透明であるばあいは後者の方
法が好ましい。 (3) 半透明金属蒸着膜と金属化合物透明蒸着薄膜
とを交互に複数層重ねて設けることによりすぐ
れた虹彩色がえられる。そのばあい金属化合物
透明蒸着薄膜の上層と下層との光学的厚さが、
積層状態において干渉が協調されるように、す
なわち光干渉すべく位相変化が大きくなるよう
に設定すると、その虹彩色は単層膜に比べ色相
が多彩となり、また干渉縞が交わつたりして、
種々の合成色による変つた趣の虹彩色がえられ
る。 (4) 離型層と半透明金属蒸着膜との間に、着色透
明な樹脂層を介在させれば、その着色効果を基
調とした虹彩色をうることができる。 (5) 蒸着物質は、比較的連続式または半連続式蒸
着において利用しやすいAl,Cu,Agなどの中
から選択するだけでも、金属特有の吸光特性の
ために、虹彩色の色相に変化が生じる。 本発明の転写箔を使用して転写を行なうには、
従来の方法と同様、転写箔の接着剤層面を成形物
表面に重ね合わせ、ベースフイルム側から加熱し
た刻印やラバーなどで加圧すれば、瞬時に熱と圧
力のかかつた部分の転写層が、ベースフイルムか
ら分離して成形物表面に転写される。第2図に本
発明の転写箔を用いて、成形物の突起部に虹彩文
字を転写させた直後の状態の概略を示す。図中、
7はラバー、8は転写後の成形物である。 本発明の転写箔は、従来にない鮮やかな虹彩色
を呈するのみならず、安定でしかも加工方法には
何ら特殊な技術を要することがない。 本発明の転写箔はプラスチツク成形品など従来
の用途への利用はもちろんのこと、衣類や装身具
その他装飾的用途に広く応用できるものである。 [実施例] つぎに実施例をあげて本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。 実施例 1 透明なポリエチレンテレフタレートの長尺フイ
ルム(厚さ16μ)上に、ポリメタクリル酸メチル
の15重量%トルエン溶液を塗布後、焼付乾燥を行
ない離型層を形成した。該離型層上にAl蒸着を
行ない、フイルム背面に設けたナトリウムランプ
の単色光透過率が35%となるように半透明金属蒸
着層を形成した。該半透明金属蒸着膜上にSiO2
を高周波誘導加熱真空蒸着法により600〜5000Å
の範囲で膜厚を連続的にかえて蒸着して金属化合
物透明蒸着薄膜を形成した。えられた金属化合物
透明蒸着薄膜上にAlを膜厚500Åで蒸着して光線
反射膜を形成した。さら反射膜上にポリ酢酸ビニ
ルの7重量%トルエン−メチルエチルケトン混合
用材溶液を塗布後熱風乾燥し接着剤層を形成して
転写箔をえた。 前記のごとくしてえられた転写箔を用いて転写
を行ない、転写層の虹彩効果および膜性を調べ
た。その結果を第1表に示す。 なお虹彩色の判定はつぎの基準によつて行なつ
た。 ◎:色相、彩度共にきわめて良好 ○:色相、彩度共に良好 △:色相、彩度共に劣る ×:虹彩色が極めて劣る また膜性の判定はつぎの基準によつた。 ◎:正 常 ○:わずかにクラツク発生 ×:クラツク発生
【表】 第1表の結果から明らかなごとく、転写層の虹
彩色は、金属化合物透明蒸着薄膜の厚さによつて
基調色が異なり、紫から赤まで膜厚により連続的
に変化するが、本発明の主目的とする見る角度に
よつて色調が異なる虹彩色をうる観点からは、該
薄膜の厚さが1000Å以上が好ましく、厚くなるほ
ど多彩な虹彩効果がえられる。なお、該薄膜の厚
さが5000Åを超えると蒸着膜の内部応力によるク
ラツクの発生が認められるため、実用上好ましく
ない。 実施例 2 実施例1において、半透明金属蒸着膜を膜厚約
70Å(ナトリウムランプによる単色光透過率が約
40%に相当する膜厚)Al蒸着膜にかえ、かつ金
属化合物透明蒸着薄膜を膜厚約1200ÅのZrO2
着膜(エレクトロンビーム蒸着法で形成)にかえ
たほかは実施例1と同様にして転写箔を作製し
た。 この転写箔を用いて転写したところ、その転写
層の虹彩色は正面から見るとグリーン基調でエメ
ラルド色を呈し、見る角度をかえることにより金
色、ブルー、紫と変化する玉虫色の色調を呈する
きわめて美麗なものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の転写箔の一実施例を示す断面
図、第2図は本発明の転写箔を用いて転写を行な
つた直後の状態を示す概略説明図である。 (図面の主要符号)、1:ベースフイルム、
3:半透明金属蒸着膜、4:金属化合物透明蒸着
薄膜、5:光線反射膜、6:接着剤層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 離型性を有するベースフイルム上に、該ベー
    スフイルムの側から半透明金属蒸着膜および金属
    化合物透明蒸着薄膜の順になるように積層された
    構成の積層膜を少なくとも一層設け、該積層膜の
    最上層の金属化合物透明蒸着薄膜のうえに光線反
    射膜および接着剤層を順次設けてなる虹彩光沢を
    呈する転写箔。
JP13870184A 1984-07-03 1984-07-03 虹彩光沢を呈する転写箔 Granted JPS6116900A (ja)

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JP13870184A JPS6116900A (ja) 1984-07-03 1984-07-03 虹彩光沢を呈する転写箔

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JP13870184A JPS6116900A (ja) 1984-07-03 1984-07-03 虹彩光沢を呈する転写箔

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JPS6116900A JPS6116900A (ja) 1986-01-24
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JPS5114055A (en) * 1974-06-18 1976-02-04 Tootal Ltd Jidokeiryosochi

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