JP2961163B2 - 虹彩転写材 - Google Patents

虹彩転写材

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JP2961163B2
JP2961163B2 JP8136619A JP13661996A JP2961163B2 JP 2961163 B2 JP2961163 B2 JP 2961163B2 JP 8136619 A JP8136619 A JP 8136619A JP 13661996 A JP13661996 A JP 13661996A JP 2961163 B2 JP2961163 B2 JP 2961163B2
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幸次郎 中山
太一郎 中山
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NITSUKA TEKUNO KK
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NAKAYAMA KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高光輝性を有する虹彩
転写材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、布帛、金糸銀糸、引箔等の伝統工
芸品に虹彩箔が広く用いられている。このような虹彩箔
は、従来、合成樹脂の溶液を適宜の基材上にロールコー
ターにて塗布し、乾燥して、光干渉の起こるような薄膜
に積層して製造されている。従つて、このような虹彩箔
によれば、その製造時に網点むらや溶液の塗布むらが生
じて、美麗な虹彩を得ることができず、更に、物性面に
おいても、耐溶剤性、耐薬品性、耐光性、耐候性、耐摩
耗性、耐擦傷性等の堅牢度に乏しく、また、短期間に虹
彩効果が低減する等の欠点がある。
【0003】他方、硫化亜鉛、酸化アンチモン、ビスマ
ス、硫化カドミウム等を基材上に昇華蒸着させてなる虹
彩箔も知られているが、これらは虹彩効果に乏しく、ま
た、耐候性等の堅牢度にも乏しいうえに、材料が毒性を
有するので、実用には難点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の虹彩
箔における上記したような問題を解決するためになされ
たものであつて、新規な金属又は金属化合物の蒸着薄膜
の組合わせからなる蒸着薄膜構造体を有することによつ
て、優美、美麗、鮮明で高光輝性を有する虹彩が透視さ
れ、更に、耐摩耗性、耐擦傷性、耐薬品性、耐溶剤性、
耐候性等の堅牢度にすぐれる虹彩転写材を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による高光輝性虹
彩転写材は、基材上に離型剤層を有し、その上に透明乃
至半透明の保護層又は着色層を有し、その上にクロム、
チタン、亜鉛、酸化第二銅、酸化クロム及び酸化亜鉛か
ら選ばれる反射率15〜35%の低反射性の金属又は金
属化合物蒸着薄膜、一酸化ケイ素、二酸化ケイ素、酸化
インジウム、酸化インジウムスズ、酸化チタン、フツ化
マグネシウム及びフツ化カルシウムから選ばれる屈折率
0.5〜2.5の低屈折率の金属酸化物又は金属フツ化物蒸
着薄膜及びアルミニウム、スズ、ニツケル、銀及びそれ
らの合金から選ばれる反射率75〜98%の高反射性の
金属蒸着薄膜をこの順序にて積層してなる蒸着薄膜構造
体を有し、更に、その上に透明乃至半透明の保護層又は
着色層と感熱性接着剤層とをこの順序にて有することを
特徴とする。
【0006】以下に図面に基づいて本発明による転写材
を説明する。図1は、本発明による好ましい一態様とし
ての転写材を示す要部拡大断面図である。この転写材に
おいては、基材1の上に離型剤層2が形成されており、
この離型剤層2の上に透明乃至半透明の樹脂からなる第
1の保護層又は着色層3、透明乃至半透明の絵柄模様層
4及び透明乃至半透明の樹脂からなる第2の保護層又は
着色層5がこの順序にて積層されている。更に、この第
2の保護層又は着色層5の上に金属又は金属化合物の金
属蒸着薄膜の組合わせからなる蒸着薄膜構造体6が形成
されている。この蒸着薄膜構造体6は、本発明に従つて
低反射性蒸着薄膜7、低屈折性蒸着薄膜8及び高反射性
蒸着薄膜9がこの順序にて積層されてなるものである。
更に、この蒸着薄膜構造体6の高反射性蒸着薄膜9の上
に透明乃至半透明の樹脂からなる第3の保護層10と感
熱性接着剤層11とが形成されている。
【0007】本発明において、基材は、通常、合成樹脂
からなる透明又は半透明のフイルムであつて、かかる合
成樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエステル、ポリイミド、ポリフエニレンサルフ
アイド、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリ
カーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン等が用い
られる。また、セロハンも用いられる。これらは単独に
て、又は複数が積層されて用いられる。
【0008】このような基材上には、離型剤層が形成さ
れている。離型剤層は、特に限定されるものではなく、
例えば、シリコーン樹脂やフツ素樹脂等の樹脂類、ポリ
エチレンワツクス、カルナバワツクス、パラフインワツ
クス、蜜ロウ等のワツクス類のほか、脂肪酸エステル類
や種々の界面活性剤からなる。これらは、単独で、又は
複合して併用される。
【0009】離型剤層は、通常、上記したような樹脂、
ワツクス等を適宜の有機溶剤に溶解して溶液とし、これ
を上記基材上に適宜の塗工手段にて塗布し、乾燥して、
限定されるものではないが、通常、膜厚が0.1〜1μm
となるように形成される。上記塗工手段としては、例え
ば、グラビアコーター、リバースロールコーター、オフ
セツトグラビアコーター、ナイフドクターコーター、パ
イプドクターリバースコーター、スリツトリバースロー
ルコーター等を挙げることができる。しかし、これらに
限定されるものではない。この離型剤層は、被転写体に
転写材から転写層を熱転写印刷する際に、転写層の基材
からの剥離を容易ならしめるものである。
【0010】上述したように、離型剤層の上には、第1
の保護層又は着色層が設けられている。ここに、保護層
とは無色で透明又は半透明な樹脂層をいい、着色層とは
着色された透明又は半透明の樹脂層をいう。膜厚は、特
に限定されるものではないが、通常、0.1〜1μmの範
囲が適当である。このような第1の保護層又は着色層
は、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなるものであつ
てよい。このような熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂とし
て、例えば、メラミン樹脂、尿素樹脂、メラミン−エポ
キシ共重合体樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、メラミ
ン−アクリル共縮合樹脂等のアミノ樹脂、アクリル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂等からなる。これらの熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂
の溶液を常法にて前記離型剤層上に塗布し、乾燥するこ
とによつて、第1の保護層又は着色層を離型剤層上に形
成することができる。
【0011】本発明においては、上記第1の保護層又は
着色層は、特に活性エネルギー線硬化型樹脂の薄膜から
なるのが好ましい。第1の保護層又は着色層は、本発明
による転写材が被転写体に転写されて得られる転写層の
表面を構成するので、活性エネルギー線硬化型樹脂の薄
膜からなる薄膜を上記第1の保護層又は着色層とするこ
とによつて、耐摩耗性及び耐擦傷性のみならず、耐候性
や耐薬品性にもすぐれる転写層を得ることができる。
【0012】上記活性エネルギー線硬化型樹脂として
は、既に種々のものが知られており、本発明において
は、それらのいずれをも用いることができるが、好まし
くは、紫外線硬化型樹脂又は電子線硬化型樹脂が用いら
れる。紫外線硬化型樹脂としては、例えば、紫外線活性
基としてアクリロイル基又はメタアクリロイル基を有す
る化合物又は重合体が好適に用いられる。このような化
合物又は重合体として、例えば、アクリル酸メチル、メ
タクリル酸メチル、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ポリエステルアク
リレート、エポキシアクリレート、ポリウレタンアクリ
レート、ポリオールアクリレート、ポリエーテルアクリ
レート、オリゴアクリレート、アルキドアクリレート等
を挙げることができる。これら紫外線硬化型樹脂は、通
常、オリゴマーとしてのポリアクリレートとその希釈剤
としての単量体が併用される。更に、必要に応じて、増
感剤、重合開始剤、安定剤、充填剤等が併用される。
【0013】他方、電子線硬化型樹脂としては、例え
ば、不飽和ポリエステル、ポリエステルアクリレート、
エポキシアクリレート、ポリウレタンアクリレート、ポ
リエーテルアクリレート、メラミンアクリレート、ポリ
オールアクリレート等のポリアクリレート類、ポリエス
テルメタクリレート、エポキシメタクリレート、ポリウ
レタンメタクリレート、ポリエーテルメタクリレート、
メラミンメタクリレート、ポリオールメタクリレート等
のポリメタクリレート類、スチレンやα−メチルスチレ
ン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチル、アクリル
酸メトキシエチル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸エ
ステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸プロピル等のメタクリル酸エステル類等を
挙げることができる。これらは単独で、又は混合物とし
て用いられる。
【0014】この第1の保護層又は着色層は、転写層の
表面保護の機能に加えて、特に着色層であるときは、本
発明による転写材が被転写体に熱転写印刷されて得られ
る転写層において、透視される虹彩がこの着色層の色調
と混じりあつて、後述する絵柄模様に複雑微妙な色調を
与えると共に、立体的な深みをもたせるための背景とし
て機能する。
【0015】上記第1の保護層又は着色層の上には、透
明乃至半透明の絵柄模様層が形成されている。前記第1
の保護層又は着色層は、その上に絵柄模様層を安定に形
成するためのアンカー層の機能をも有している。この絵
柄模様層は、通常、染料及び/又は顔料を着色剤とする
合成樹脂印刷インキにて上記第1の保護層又は着色層の
上に任意の絵柄模様を印刷することによつて形成され
る。その膜厚は、限定されるものではないが、通常、0.
1〜5μmの範囲であり、1〜3μmの範囲が好適であ
る。
【0016】用いる染料又は顔料は特に限定されるもの
ではなく、通常のもののほか、必要に応じて、例えば、
蛍光染料、蛍光顔料、蓄光性顔料、体質顔料、パール顔
料、金属粉顔料等も用いられる。また、合成樹脂印刷イ
ンキは、通常の焼付け硬化型のものであつてもよく、或
いは前述したような活性エネルギー線硬化型のものであ
つてもよい。更に、インキは、温度によつて可逆的に変
色する示温性のものであつてもよい。
【0017】この絵柄模様層の上には、透明乃至半透明
の樹脂層からなる第2の保護層又は着色層が形成されて
おり、更に、この第2の保護層の上に3層からなる金属
又は金属酸化物の蒸着薄膜構造体が形成されている。第
2の保護層又は着色層は、このような蒸着薄膜を形成す
る際に、真空下に絵柄模様層から放出される残留溶剤ガ
スや可塑剤ガス等によつて、蒸着薄膜にブラツシング現
象が生じるのを防止すると共に、蒸着薄膜の密着性を高
めるものである。この第2の保護層又は着色層として
は、前述した第1の保護層又は着色層と同様の樹脂が用
いられる。その膜厚も、第1の保護層又は着色層と同
様、通常、0.1〜1μmの範囲が適当である。
【0018】本発明による転写材においては、この第2
の保護層の上に蒸着薄膜構造体が形成されている。この
蒸着薄膜構造体は、第2の保護層の上に反射率15〜3
5%の低反射性の金属又は金属酸化物蒸着薄膜、屈折率
0.5〜2.5の低屈折性の金属酸化物蒸着薄膜及び反射率
75〜98%の高反射性の金属蒸着薄膜をこの順序にて
蒸着積層されて構成されている。
【0019】先ず、反射率15〜35%の低反射性の金
属又は金属酸化物蒸着薄膜は、クロム、チタン、亜鉛、
酸化第二銅、酸化クロム及び酸化亜鉛から選ばれる。例
えば、クロム蒸着薄膜は、膜厚が30〜80オングスト
ロームの範囲にあることが好ましい。
【0020】屈折率0.5〜2.5の低屈折性の金属酸化物
又は金属フツ化物蒸着薄膜は、一酸化ケイ素、二酸化ケ
イ素、酸化インジウム、酸化インジウムスズ、酸化チタ
ン、フツ化マグネシウム及びフツ化カルシウムから選ば
れる。これらのなかでは、特に一酸化ケイ素や二酸化ケ
イ素のようなケイ素酸化物からなる蒸着薄膜が一層鮮明
な虹彩色を与えることができるので好ましい。
【0021】反射率75〜98%の高反射性の金属蒸着
薄膜は、アルミニウム、スズ、ニツケル、銀及びそれら
の合金から選ばれる。このような蒸着薄膜は、例えば、
常法に従つて、高周波誘導加熱法、電気抵抗加熱法、ス
パツターリング法、イオンプレーテイング法、電子線加
熱蒸着法等によつて形成することができる。
【0022】この蒸着薄膜構造体の上に感熱接着剤層が
形成される。感熱接着剤は何ら限定されるものではな
く、種々の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂が適宜に用いら
れる。かかる接着剤として、例えば、酢酸ビニル樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、フエノール
系樹脂、石油樹脂、セルロース系樹脂、ロジン及びその
種々の誘導体や変性物、ゴム系樹脂、塩素化オレフイン
樹脂等を挙げることができる。接着剤は、必要に応じ
て、充填剤を含有していてもよい。感熱接着剤層の厚さ
は、特に限定されるものではないが、通常、0.5〜5μ
mの範囲が適当である。必要に応じて、蒸着薄膜構造体
の上に第3の保護層10が形成され、その上に感熱接着
剤層が形成される。
【0023】
【発明の効果】図2は、本発明による転写材を被転写体
12に熱転写して得られる転写層13を示す。本発明に
よる転写材の作用効果をこの転写層について説明する。
この転写層によれば、一般的には、低反射性蒸着薄膜の
膜厚及びそれを構成する金属又は金属酸化物種と低屈折
性蒸着薄膜の膜厚及びそれを構成する金属又は金属酸化
物種との組合わせによつて、低反射性蒸着薄膜によつて
反射(これを初期反射という。)される光の色が決ま
り、その補色が低屈折性蒸着薄膜を透過して、高反射性
蒸着薄膜にて反射(最終反射という。)され、かくし
て、初期反射光と最終反射光によつて二彩色の虹彩が得
られる。この虹彩は、前記着色層3及び絵柄模様層4と
共に透視される。
【0024】表1に低反射性蒸着薄膜、低屈折性蒸着薄
膜及び高反射性蒸着薄膜を構成するそれぞれ金属又は金
属化合物種及びその膜厚と虹彩の色調との関係を示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1において、低反射性蒸着薄膜と高反射
性蒸着薄膜の○印は、低屈折率蒸着薄膜と共に蒸着薄膜
構造体を構成する金属又は金属化合物種を示す。尚、低
反射性蒸着薄膜の膜厚は、クロムが30〜80オングス
トローム、チタンが50〜70オングストローム、亜鉛
が30〜80オングストロームであり、高反射性蒸着薄
膜の膜厚は、アルミニウムが400〜500オングスト
ローム、ニツケルが350〜450オングストローム及
びスズが350〜400オングストロームである。
【0027】例えば、低反射性蒸着薄膜が膜厚30〜8
0オングストロームのクロム蒸着薄膜であり、低屈折性
蒸着薄膜が膜厚800〜1100オングストロームの二
酸化ケイ素蒸着薄膜であるとき、入射光のうち、緑色成
分が初期反射され、その補色である桃色成分は低屈折性
蒸着薄膜を透過し、高反射性蒸着薄膜で最終反射される
ので、緑色と桃色の二彩色の虹彩を得ることができる。
低反射性蒸着薄膜が膜厚30〜80オングストロームの
クロム蒸着薄膜であり、低屈折性蒸着薄膜が膜厚600
〜700オングストロームの一酸化ケイ素蒸着薄膜であ
るとき、入射光のうち、青色成分が初期反射され、その
補色である黄色(金色)成分は低屈折性蒸着薄膜を透過
して、高反射性蒸着薄膜で最終反射されるので、青色と
黄色(金色)の二彩色の虹彩を得ることができる。
【0028】別の例として、低反射性蒸着薄膜が膜厚5
0〜70オングストロームのチタン蒸着薄膜であり、低
屈折性蒸着薄膜が膜厚1100〜1300オングストロ
ームの一酸化ケイ素蒸着薄膜であるとき、入射光のう
ち、橙色成分が初期反射され、その補色である赤色成分
が低屈折性蒸着薄膜を透過して、高反射性蒸着薄膜で最
終反射されるので、橙色と赤色の二彩色の虹彩を得るこ
とができる。
【0029】以上のように、本発明によれば、低反射性
蒸着薄膜の膜厚を一定とし、低屈折性蒸着薄膜の膜厚
を、それぞれの色調を発生する一定の膜厚範囲に保持す
ることによつて、それぞれの色調を有する二彩色の虹彩
を得ることができる。他方、本発明によれば、基材の幅
方向又は長手方向、その他任意の方向に低屈折性蒸着薄
膜の膜厚を不均一とするとき、転写層は極めて優美で美
麗で且つ立体感に溢れる多彩色性又は玉虫色の高光輝性
の虹彩を生じる。
【0030】かかる本発明による転写材は、例えば、化
粧品箱の表面文字絵柄模様、書籍等の表紙や背文字、プ
ラスチツクパネル、カード、玩具の表面文字絵柄模様、
繊維製品や布帛用バインダー転写箔基材、西陣織の帯地
の横糸用として不可欠の引箔用転写材等として好適に用
いられる。
【0031】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。尚、部は重量部を示す。
【0032】実施例1 ポリエチレンワツクス10部、モンタンワツクス5部、
アクリル樹脂20部及びフツ素樹脂5部をトルエン30
部、アセトン10部、メチルエチルケトン10部、メチ
ルイソブチルケトン5部及びエチルグリコール5部から
なる混合溶剤に加え、十分に混和した。これを透明なポ
リフエニレンサルフアイドフイルムの片面上にグラビア
コーターにて塗布し、160℃で乾燥して、厚さ0.5μ
mの離型剤層を形成した。
【0033】次に、メラミン−尿素共縮合樹脂30部、
メラミン樹脂15部、硬化触媒p−トルエンスルホン酸
1部、染料「オラゾールイエロー」(チバ・ガイギー社
製)4部及び「オラゾールオレンジ」(チバ・ガイギー
社製)2部をメチルエチルケトン20部、ジアセトンア
ルコール10部、メタノール10部及びイソプロピルア
ルコール8部からなる混合溶剤に加え、十分に混和し
て、熱硬化性樹脂塗料を調製した。これを前記離型剤層
の上にグラビアコーターにて塗布し、150〜160℃
で乾燥させて、膜厚1μmの第1の着色層を形成した。
【0034】次いで、染料「ザポンフアーストピンク
B」(BASF社製)5部、蓄光性顔料「ルミラツクス
グリーンCD101b」(ヘキスト社製)10部、金属
粉顔料(アルミニウム粉フレンドカラー銀色F500S
I(昭和電工(株)製))5部及び特許第688991
号による真空蒸着粉5部、紫外線硬化型樹脂としてポリ
エステルアクリレート10部、ポリウレタンアクリレー
ト30部、トリメチロールプロパントリアクリレート1
0部及びベンゾイン系増感剤5部をメチルエチルケトン
10部及び酢酸エチル10部からなる混合溶剤に加え、
十分に混練混和して、印刷インキを調製した。
【0035】この印刷インキを用いて上記着色層の上に
絵柄模様をグラビア印刷し、150〜170℃で乾燥さ
せ、次いで、高圧水銀ランプ(出力30KW)にて紫外
線を照射して、厚さ2.5μmの絵柄模様印刷層を形成し
た。
【0036】ポリウレタン樹脂20部、アクリル樹脂1
5部、フエノール樹脂10部及び硬化剤イソシアネート
化合物5部を酢酸エチル5部、メチルエチルケトン30
部、メチルイソブチルケトン10部及びトルエン5部か
らなる混合溶剤に加え、十分に混練混和した。このよう
にして調製した樹脂組成物を上記絵柄模様印刷層の上に
グラビアコーターにて塗布し、140〜160℃で焼付
け硬化させて、膜厚1μmの第2の保護層を形成した。
【0037】この第2の保護層の上に次のようにして、
蒸着薄膜構造体を形成した。先ず、真空度2.5×10-4
トールの真空下に電子線加熱蒸着法にて膜厚30〜80
オングストロームのクロム金属蒸着薄膜からなる低反射
性蒸着薄膜を150m/分の速度で形成した。次いで、
真空度2.5×10-4トールの真空下に電子線加熱蒸着法
にてフツ化マグネシウム蒸着薄膜からなる低屈折性蒸着
薄膜を上記低反射性蒸着薄膜の上に形成した。この低屈
折性蒸着薄膜の調製に際しては、蒸着速度を150〜2
00m/分の範囲内で絶えず変動させると共に、基材の
幅方向においても、膜厚を500〜1100オングスト
ロームの範囲内で変動させて、不均一な膜厚をもたせ
た。
【0038】最後に、真空度2.0×10-4トールの真空
下に電子線加熱蒸着法にて膜厚400オングストローム
のニッケル蒸着薄膜からなる高反射性蒸着薄膜を200
m/分の速度で上記低屈折性蒸着薄膜の上に形成した。
【0039】このようにして、蒸着薄膜構造体を積層形
成した後、その上に第2の保護層と同様にして、第3の
保護層を形成し、更に、その上に透明な感熱接着剤層を
積層した。この感熱接着剤層は、ポリエステル樹脂7
部、ポリアミド樹脂10部、石油樹脂3部及びエチレン
−酢酸ビニル共重合体樹脂10部をメチルエチルケトン
20部、トルエン20部、イソプロピルアルコール15
部及びメタノール15部からなる混合溶剤に加え、十分
に混和し、これをリバースロールコーターにて塗布し、
120〜150℃で乾燥して、膜厚1.5μmとした。
【0040】このようにして得られた転写材は、低屈折
性蒸着薄膜の膜厚が不均一であるので、濃紺乃至紫色か
ら橙乃至赤色までの多彩色の虹彩を生じる。この転写材
を透明なABS樹脂板の表面に熱転写機(カタニ産業
製)を用い、ゴム温度180℃、ドエルタイム2秒にて
熱転写印刷して、転写層を形成した。この転写層は、多
彩色の虹彩を背景に絵柄模様が立体的に透視された。ま
た、転写層に紫外線を照射したところ、絵柄模様が励起
発光し、一層立体感に富み、しかも、優美で鮮やかな高
光輝性多彩色虹彩が透視された。
【0041】また、転写材の表面の摩擦堅牢度を染色物
摩擦堅牢度試験機にて調べた結果、布帛付き500g、
150回の摩擦に耐え、かくして、耐摩耗性や耐擦傷性
にもすぐれることが示された。
【0042】実施例2 カルナバワツクス10部、合成ワツクス5部、脂肪酸ア
ミド5部及びスチレン樹脂20部をキシレン30部、ト
ルエン15部、ジアセトンアルコール10部及びメチル
グリコール5部からなる混合溶剤に加え、十分に混和し
た。これを透明なポリイミドフイルムの片面上にグラビ
アコーターにて塗布し、150〜160℃で乾燥して、
厚さ0.5μmの離型剤層を形成した。
【0043】次に、ポリウレタンアクリレート30部、
エポキシアクリレート20部及びネオペンチルグリコー
ルジアクリレート20部をアセトフエノン系増感剤1部
と共に、アセトン19部及び酢酸エチル10部からなる
混合溶剤に加え、十分に混和して、紫外線硬化型樹脂溶
液を調製した。これを前記離型剤層の上にグラビアコー
ターにて塗布し、150〜170℃で乾燥させた後、高
圧水銀ランプ(出力30KW、波長250〜420n
m)を用いて硬化させ、膜厚1μmの第1の保護層を形
成した。
【0044】次いで、染料「ザポンフアーストブルーH
FL」(BASF社製)2部、蛍光顔料「シンロイヒカ
ラーFZ−3045Sレモンイエロー(シンロイヒ社
製)3部、アクリル樹脂20部、メラミン−尿素共縮合
樹脂10部、ポリウレタンポリオール10部及びイソシ
アネート化合物5部をメチルエチルケトン30部、エチ
ルセロソルブ5部及びキシレン15部からなる混合溶剤
に加え、十分に混練混和して、印刷インキを調製した。
この印刷インキを用いて上記保護層の上に絵柄模様をグ
ラビア印刷し、150〜170℃で焼付け硬化させ、厚
さ20μmの絵柄模様印刷層を形成した。
【0045】紫外線硬化型樹脂としてポリエチレンアク
リレート10部、ウレタンアクリレート30部及びメタ
クリル酸メチル10部とアセトフエノン系増感剤1部を
アセトン10部、メチルエチルケトン25部及び酢酸エ
チル14部からなる混合溶剤に加え、十分に混練混和し
た。この紫外線硬化型樹脂組成物を上記絵柄模様印刷層
の上にグラビアコーターにて塗布し、150〜170℃
で溶剤を乾燥させた後、高圧水銀ランプ(出力30K
W、波長250〜420nm)にて紫外線を照射して硬
化させ、膜厚1μmの第2の保護層を形成した。
【0046】この第2の保護層の上に次のようにして、
蒸着薄膜構造体を形成した。先ず、真空度3.0〜5.0×
10-4トールの真空下に電子線加熱蒸着法にて膜厚30
〜80オングストロームの亜鉛金属蒸着薄膜からなる低
反射性蒸着薄膜を250m/分の速度で形成した。次い
で、真空度2.5×10-4トールの真空下に電子線加熱蒸
着法にて膜厚500〜600オングストロームのフツ化
カルシウム蒸着薄膜からなる低屈折性蒸着薄膜を130
m/分の速度で上記低反射性蒸着薄膜の上に形成した。
最後に、真空度2.0×10-4トールの真空下に高周波誘
導加熱蒸着法によるワン・コイル(one coil)直方体る
つぼ方式にて膜厚350オングストロームのスズ蒸着薄
膜からなる高反射性蒸着薄膜を250m/分の速度で上
記低屈折性蒸着薄膜の上に形成した。
【0047】次いで、この蒸着薄膜構造体の上に、前記
第2の保護層と同様にして、第3の保護層を積層し、更
に、その上に感熱接着剤層を次のようにして形成した。
即ち、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂5部、アク
リル樹脂10部、塩素化オレフイン樹脂5部及びフエノ
ール樹脂5部を充填剤としての炭酸マグネシウム粉末5
部と共に、酢酸エチル30部、アセトン10部及びトル
エン30部からなる混合溶剤に加え、十分に混和し、こ
れをリバースロールコーターにて塗布し、60〜130
℃で乾燥して、膜厚1.5μmとした。
【0048】このようにして得られた転写材をバインダ
ー処理した布帛製品、例えば、ポリエステルトリコツ
ト、ニツト製品、織物、不織布や、バインダー処理した
皮革製品等の上に熱転写印刷加工し、転写層を設けた。
この転写層は、透過角度の変化に従つて濃紺と紫色の二
彩色性の虹彩を背景として、絵柄模様が立体的に透視さ
れた。
【0049】実施例3 シリコーン樹脂1部、ロジン変性マレイン酸樹脂5部、
セルロースアセテートプロピオネート10部及びカルナ
バワツクス25部をキシレン30部、メチルエチルケト
ン14部、アセトン10部及びメチルグリコール5部か
らなる混合溶剤に加え、十分に混和した。これを透明な
ポリエチレンテレフタレートフイルムの片面上にグラビ
アコーターにて塗布し、130℃で乾燥して、厚さ0.5
μmの離型剤層を形成した。
【0050】次に、ポリエステルメタクリレート30
部、ポリエステルアクリレート20部及びメタクリル酸
メチル20部をベンゾフエノン系増感剤1部と共に、酢
酸エチル4部、メチルエチルケトン15部及びメチルイ
ソブチルケトン10部からなる混合溶剤に加え、十分に
混和して、紫外線硬化型樹脂溶液を調製した。これを前
記離型剤層の上にグラビアコーターにて塗布し、150
℃で乾燥させた後、高圧水銀ランプ(出力30KW、波
長250〜420nm)を用いて30m/分の速度で硬
化させ、膜厚1μmの第1の保護層を形成した。
【0051】次いで、染料「ザポンフアーストイエロー
R」(BASF社製)1部、「ザポンフアーストイエロ
ーRG」(BASF社製)1部、パール顔料「イリオジ
ン」(メルク社製)5部、蛍光顔料「フルオレツセンス
・イエロー083」(BASF社製)3部、ポリウレタ
ン樹脂15部、メラミン樹脂15部及び硬化剤p−トル
エンスルホン酸4部をメチルエチルケトン31部、キシ
レン10部、トルエン10部及びイソプロピルアルコー
ル5部からなる混合溶剤に加え、十分に混練混和して、
印刷インキを調製した。この印刷インキを用いて上記保
護層の上に絵柄模様をグラビア印刷し、150〜170
℃で焼付け硬化させ、厚さ2.5μmの絵柄模様印刷層を
形成した。
【0052】メラミン−尿素共縮合樹脂(50%溶液)
30部、メラミン−アクリル共重合体樹脂(50%溶
液)10部、メラミン樹脂(50%溶液)及び硬化剤p
−トルエンスルホン酸6部をメチルエチルケトン30
部、メチルイソブチルケトン10部及びイソプロピルア
ルコール10部からなる混合溶剤に加え、十分に混練混
和した。これを上記絵柄模様印刷層の上にグラビアコー
ターにて塗布し、150〜170℃で焼付け硬化させ
て、第2の保護層を形成した。
【0053】この第2の保護層の上に次のようにして、
蒸着薄膜構造体を形成した。先ず、真空度2.5×10-4
トールの真空下に電子線加熱蒸着法にて膜厚50〜70
オングストロームのチタン金属蒸着薄膜からなる低反射
性蒸着薄膜を200m/分の速度で形成した。次いで、
真空度2.0×10-4トールの真空下に電子線加熱蒸着法
にて膜厚1100〜1300オングストロームの一酸化
ケイ素蒸着薄膜からなる低屈折性蒸着薄膜を100m/
分の速度で上記低反射性蒸着薄膜の上に形成した。最後
に、真空度2.0×10-4トールの真空下に高周波誘導加
熱蒸着法にて膜厚400オングストロームのアルミニウ
ム蒸着薄膜からなる高反射性蒸着薄膜を400m/分の
速度で上記低屈折性蒸着薄膜の上に形成した。
【0054】このようにして、蒸着薄膜構造体を積層形
成した後、第1の保護層と同様にして、第3の保護層を
形成し、その上に透明な感熱接着剤層を積層した。この
感熱接着剤層は、アクリル樹脂20部、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂20部、フエノール樹脂5部及び
ゴム系樹脂5部を酢酸エチル10部、トルエン30部及
びメチルエチルケトン10部からなる混合溶剤に加え、
十分に混和し、これをグラビアコーターにて塗布し、1
20〜150℃で乾燥して、膜厚1.5μmとした。
【0055】このようにして得た転写材を前述したよう
にして透明明なABS樹脂板の表面に熱転写印刷した。
得られた転写層によれば、橙色と赤色の二彩色の虹彩を
背景として、蛍光金パール色の絵柄模様が立体感をもつ
て透視することができた。
【0056】また、転写材の表面の摩擦堅牢度を染色物
摩擦堅牢度試験機にて調べた結果、布帛付き500g、
200回の摩擦に耐え、かくして、耐摩耗性や耐擦傷性
にもすぐれることが示された。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一態様としての虹彩転写材を示す
要部拡大断面図である。
【図2】は、図1の転写材を被転写体に転写して得られ
る転写層を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1…基材 2…離型剤層 3…第1の保護層又は着色層 4…絵柄模様層 5…第2の保護層又は着色層 6…蒸着薄膜構造体 7…低反射性蒸着薄膜 8…低屈折性蒸着薄膜 9…高反射性蒸着薄膜 10…第3の保護層 11…感熱性接着剤層 12…被転写体 13…転写層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 15/08 B32B 15/08 H C23C 14/06 C23C 14/06 // B32B 33/00 B32B 33/00 (56)参考文献 特開 昭61−16900(JP,A) 特開 昭61−69499(JP,A) 特開 平1−130999(JP,A) 特開 平1−120400(JP,A) 実公 昭50−7243(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B44C 1/17

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に離型剤層を有し、その上に透明乃
    至半透明の保護層又は着色層を有し、その上にクロム、
    チタン、亜鉛、酸化第二銅、酸化クロム及び酸化亜鉛か
    ら選ばれる反射率15〜35%の低反射性の金属又は金
    属化合物蒸着薄膜、一酸化ケイ素、二酸化ケイ素、酸化
    インジウム、酸化インジウムスズ、酸化チタン、フツ化
    マグネシウム及びフツ化カルシウムから選ばれる屈折率
    0.5〜2.5の低屈折率の金属酸化物又は金属フツ化物蒸
    着薄膜及びアルミニウム、スズ、ニツケル、銀及びそれ
    らの合金から選ばれる反射率75〜98%の高反射性の
    金属蒸着薄膜をこの順序にて積層してなる蒸着薄膜構造
    体を有し、更に、その上に透明乃至半透明の保護層と
    熱性接着剤層とをこの順序にて有することを特徴とする
    虹彩転写材。
  2. 【請求項2】保護層又は着色層が活性エネルギー線硬化
    型樹脂からなる薄膜であることを特徴とする請求項1記
    載の虹彩転写材。
  3. 【請求項3】低屈折率の金属酸化物又は金属フツ化物蒸
    着薄膜の膜厚を不均一とすることを特徴とする請求項1
    記載の虹彩転写材。
  4. 【請求項4】基材上に離型剤層を有し、その上に第1の
    透明乃至半透明の保護層又は着色層を有し、その上に透
    明乃至半透明の絵柄模様層と透明乃至半透明の第2の保
    護層又は着色層とをこの順序にて有し、その上に低反射
    性の金属又は金属化合物蒸着薄膜を有する請求項1乃至
    3のいずれかに記載の虹彩転写材。
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