JPS6119826A - 虹彩光沢を有する金銀糸 - Google Patents

虹彩光沢を有する金銀糸

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JPS6119826A
JPS6119826A JP13557884A JP13557884A JPS6119826A JP S6119826 A JPS6119826 A JP S6119826A JP 13557884 A JP13557884 A JP 13557884A JP 13557884 A JP13557884 A JP 13557884A JP S6119826 A JPS6119826 A JP S6119826A
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JP
Japan
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film
iris
thickness
thin film
light
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Pending
Application number
JP13557884A
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English (en)
Inventor
後藤 傅一郎
坂井 孝章
小野里 宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oike and Co Ltd
Original Assignee
Oike and Co Ltd
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光干渉による美しい虹彩色を現出させた金銀糸
に関する。   ゛ 〔従来の技術〕 従来から、フィルムなどの成珍物表面に干渉薄膜を設け
、虹彩色を現出させる方法は種々知られている。それら
は単に、成形物表面に、ハロゲン化物、酸化物、硫化物
などの金属化合物を、蒸着もしくは化学反応によってま
たは樹脂コーティングによって、光学的厚さに相当する
薄膜に形成したものがほとんどである。
この薄膜の上面および下面で反射した光線が、位相差を
伴って干渉するとき、人の目には虹彩色として感じられ
る。その色相は、眺める角度によって異り、彩度は、入
射光線量の上面での反射率と下面での反射率が等しいと
き、最も美しい。たとえば、特公昭37−8731号公
報によれば、ポリエステルフィルム表面に四塩化チタン
ガスをノズルから吹きつけ、酸化チタンの単層膜を形成
した虹彩色フィルムが知られている。
一般に、基材表面に一定膜厚の単層膜を設けるばあい、
基材の屈折率に比し、大きい屈折率の単−躾になるにつ
れ、位相変化によるエネルギー反射率の変化は大きくな
る。したがって、このような構成において、彩度の高い
虹彩色を現出させるには、単層膜と基材の屈折率差を大
きくする必要がある。
また実公昭44−27173号公報によれば、ベースフ
ィルムの上にSn 、Or 、AQ 、AI蒸着層を介
在させて、PbBr2の薄膜を設けた構成からなる虹彩
色を呈する素材が知られている。しかしながらこのよう
な構成では、薄膜上面での反射率に比し、下面での反射
率が著しく大きいため、干1は逆に弱められ、色相の乏
しいギラツキばかりが目につく虹彩色しかえられない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解消し、効果
的な光干渉による虹彩色を発現させる構成を見出し、こ
れを金銀糸に応用する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、光線反射膜の片面に、該光線反射膜の側から
金属化合物透明S*および半透明金属蒸着膜の順になる
ように積層された構成の積層膜を少なくとも一層設けた
構成の虹彩層を、眺める側には最上層の半透明金属蒸着
膜が位置するように、その反対側には光線反射膜が位置
するように、可撓性支持体の片面または両面に設けてな
る積層体のスリット糸であることを特徴とする虹彩光沢
を有する金銀糸を提供するものである。
〔作 用〕
本発明において虹彩色を発現させる基本的原理は、反射
型干渉フィルターに基づくものである。
反射型干渉フィルターは、金属鏡の上に透明な薄膜と半
透明膜とを順次重ねた構成からなっており、この透明薄
膜の光学的厚さくnd)が1/4波長の奇数倍に相当す
るとき、その波長の反射率が最大になるということを利
用したものである。すなわち、選択的に反射させた(ζ
波長の174の奇数倍に薄膜の光学的厚さを設定すれば
、他の波長の反射率は減少するが、所望の波長だけが最
大反射して、選択的にえられるというものである。この
型のフィルターは、波長に対する反射率変化の大きいも
のほど、狭帯域において特性は向上する。
〔実施態様〕
本発明に用いる金属化合物透明薄膜としては、たとえば
酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジル
コンなどの金属酸化物の薄膜が用いられ、その厚さは5
00GA I!下の光学的厚さに相当するのが好ましい
。その透明性は可視光線帯域における光線の透過率平均
値で表わして60%以上が好ましい。
かかる金属化合物透明薄膜は真空蒸着法、スパッタリン
グ法、イオンブレーティング法などの物理蒸着(pvo
)法、あるいは化学蒸着(CVD)法などが適宜用いら
れる。
半透明金属蒸着膜は、可視光線帯域における光線の透過
率平均値が20〜70%のAu 、AQ、AI 、Cu
 SSnなどからなる薄い金属蒸着膜である。光線反射
膜は、AI、A11lなどの金属箔または膜厚350八
程度以上の不透明金属蒸着膜などである。
可撓性支持体としては厚さが5〜50μ程度の合成樹脂
フィルム(たとえばポリエステルフィルム、ポリプロピ
レンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニルフ
ィルムなど)、あるいは紙類などが用いられる。
前記構成の虹彩層を可撓性支持体の表面に形成する。す
なわち、透明または半透明可撓性支持体の片面に虹彩色
を現出させるばあいは、まず支持体の片面に、可視光線
帯域における光線の透過率が20〜70%の半透明金属
蒸着膜、ついで膜厚5000八以下の金属化合物透明薄
膜を設ける。さらに必要に応じて、前記半透明金属蒸着
膜および金属化合物透明薄膜をさらにもう一層づつ、も
しくは複数層づつ順次繰返し形成し、最後に光線反射膜
を設ける。この構成では、虹彩色は支持体を通して確認
される。また、不透明支持体の片面または両面もしくは
透明支持体の両面または片面に虹彩色°を現出させるば
あいは、まず支持体の片面または両面に、光線反射膜を
設ける。ついで膜厚5000Å以下の金属化合物透明薄
膜および光線透過率が20〜70%の半透明金属蒸着膜
を順次形成し、必要に応じて前記金属化合物透明薄膜お
よび半透明金属蒸着膜を順次繰返し形成する。
実際の加工に際しては、通常の連続式または半連続式蒸
着装置およびコーターなどを、そのまま利用することが
できる。半透明金属蒸着膜の光線透過率は、虹彩効果に
大きく影響するので、出来る限り所定の範囲内に収める
ことが望ましい。透明な支持体に限り、光源を支持体背
面に設け、透過光を表側から光電的に検知しながら半透
明金属蒸着膜を形成させることもできる。しかし、あら
かじめ各金属による透過率−膜厚曲線を作成しておき、
これにもとづいて蒸@すれば、支持体の如何にかかわら
ず容易に作業を進めることができる。半透明金属熱′着
膜を形成すべき蒸着物質は、連続式または半連続式蒸着
において、比較的利用し易いAI 、Ag、CLIなと
のうちから選択するだけでも、それぞれの金属に特有の
吸光特性のために、色調の変化に−富んだ虹彩色がえら
れる。
また前述の反射型フィルターの原理から明らかなごとく
、金属化合物薄膜の膜厚が一定でも見る角度により種々
の色調の虹彩色をうろことが可能である。たとえば薄膜
の光学的厚さくnd)が550nmx 1/4の奇数倍
の厚さであれば、正面からみたばあいは金色の色調であ
るが、見る角度を約15度かえるごとに緑、青、紫と変
化するなど非常に変化に富んだ虹彩色かえられる。
また式nd=1/4λ(λ:光の波長)から容易に推定
されるように、該薄膜の厚さを変化させることにより、
正面からみてグリーン基調のもの、ブルー基調のもの、
紫基調のものなどを任意につくることが可能である。
なお虹彩色の角度依存性を顕著にだすには、式nd= 
N x 1/4λ(N:奇数)におけるNが1〜3では
不充分で、少なくとも5以上(膜厚で500Å以上)で
あることが必要で、Nが大きいほど(膜厚が大きいほど
)良好な角度依存性を示すが、実質的には41(膜厚で
約500OA )が限界で、それ以上大きくなると金属
化合物薄膜の内部応力で自然にクラックが発生し、虹彩
色が極度に落ちてくる。
また複数層の金属化合物透明薄膜を設けるばあいは、上
層と下層との光学的厚さが積層状態において干渉が強調
されるよう設定しな−ければならない。その虹彩色は、
該薄膜を単層設けるばあいに比し色相が多彩となりまた
干渉縞が交わったりして、種々の合成色による変った趣
の虹彩色かえられる。
かくしてえられる虹彩光沢を有する積層体は、従来にな
い鮮やかな虹彩色を呈するのみならず、安定でしかも加
工方法が容易であることがら、大量生産にきわめて好適
である。
前記積層体の虹彩層上には通常適宜の樹脂で保護層とし
てのトップコート層を設ける。
前記積層体はそのまま、あるいは虹彩層を片面だけに設
けたものにおいては虹彩層を内側(支持体が透明なばあ
い)または外側にして2プライ構成としてスリットする
ことにより金銀糸がえられる。このスリット糸はそのま
ま手金銀糸として用いてもよく、あるいは他の繊維糸と
丸撚り、たすき撚りするなどして撚り金銀糸として用い
てもよい。
〔実施例〕
つぎに実施例をあげて本潰明の金銀糸を説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 透明長尺なポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ
12μ)の片面に、AI熱蒸着連続的に行ない、500
n−の波長における光線透過率が、35%となるように
AI蒸着膜を形成した。ついで5102を真空蒸着法に
より600〜50GOAの範囲で膜厚を連続的にかえて
蒸着し、さらにA1を膜厚5GOAに蒸着して光線反射
膜を形成した。
前記のごとくしてえられた虹彩フィルムの虹彩効果およ
び膜性を調べた。その結果を第1表に示す。
なお虹彩色の判定はつぎの基準によって行なり゛た。
O・・・色相、彩度共にきわめて良好 O・・・色相、彩度共に良好 △・・・色相、彩度共に劣る ×・・・虹彩色が極めて劣る また膜性の判定はつぎの基準によった。
◎・・・正 常 O・・・わずかにクラック発生 X・・・クラック発生 [以下余白] 第   1   表 第1表の結果から明らかなごとく、えら、れた虹彩フィ
ルムは、金属化合物薄膜の厚さによって基調色が異なり
、索か・ら赤まで膜厚により連続的に変化するが、本発
明の主目的とする見る角度によって色調が異なる虹彩色
をうる観点からは、該薄膜の厚さが1ooo八以上が好
ましく、厚くなるほど多彩な虹彩効果かえられる。なお
、該薄膜の厚さが5000八を超えると蒸着膜の内部応
ノjによるクラックの発生が認められるため、実用上は
好ましくない。
前記虹彩光沢フィルムの虹彩層上にメラミン−アルキド
樹脂からなる厚さ2μのトップコート層を形成し、つい
でこれを幅0.5uにスリットして金銀糸をえた。
実施例2 樹脂コーティングを施こした長尺な紙の樹脂膜面に、連
続的に膜厚6GOAのAI熱蒸着行ない光線反射膜を設
けた。該光線反射膜上にl「02をエレクトロンビーム
蒸着法で膜厚12GOAに蒸着して金属化合物薄膜を形
成した。さらに該薄膜上に膜厚約10人(ナトリウムラ
ンプによる単色光透過率が約40%に相当する膜厚)の
AI蒸着膜を形成した。
えられた虹彩層のうえにメラミン−アルキド樹脂からな
る厚さ2μのトップコート層を形成し、ついで幅0.5
−論にスリットして金銀糸をえた。
この金銀糸は正面から見るとグリーン基調でエメラルド
色を呈し、見る角度をかえることにより金色、ブルー、
紫と変化する玉虫色の色調を呈するきわめて美閣なもの
であった。。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 光線反射膜の片面に、該光線反射膜の側から金属化
    合物透明薄膜および半透明金属蒸着膜の順になるように
    積層された構成の積層膜を少なくとも一層設けた構成の
    虹彩層を、眺める側には最上層の半透明金属蒸着膜が位
    置するように、その反射側には光線反射膜が位置するよ
    うに、可撓性支持体の片面または両面に設けてなる積層
    体のスリット糸であることを特徴とする虹彩光沢を有す
    る金銀糸。
JP13557884A 1984-06-29 1984-06-29 虹彩光沢を有する金銀糸 Pending JPS6119826A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0516290U (ja) * 1991-01-24 1993-03-02 日本バイリーン株式会社 防火構造体
JPH05138788A (ja) * 1991-11-26 1993-06-08 Sanyo Electric Co Ltd 断熱部材
JPH06182928A (ja) * 1991-01-04 1994-07-05 Nikka Techno:Kk 虹彩粉

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5236141A (en) * 1975-09-16 1977-03-19 Kuraray Co Ltd Process for manufacturing mica-thermoplastic resin composite materials

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