JPH0320298A - 有機化合物の安定化法 - Google Patents

有機化合物の安定化法

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JPH0320298A
JPH0320298A JP2118525A JP11852590A JPH0320298A JP H0320298 A JPH0320298 A JP H0320298A JP 2118525 A JP2118525 A JP 2118525A JP 11852590 A JP11852590 A JP 11852590A JP H0320298 A JPH0320298 A JP H0320298A
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hydroxy
alkoxy
hydroxypyrid
halogen
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JP2118525A
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English (en)
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Robert C Hider
ロバート・チャールズ・ハイダー
Michael A Stockham
マイケル・アーサー・ストックハム
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National Research Development Corp UK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野) 本発明は有機化合物、更に詳細にはペプチド及びタンパ
ク質の安定化法に関する. (従来の技術及び発明が解決しようとする課題〉ペプチ
ド及びタンパク質は構造中に存在する−C−N一結合に
発生する分解(cleavage)により小分子を形成
するという不安定性を示す。アミノ酸残留物( res
idue )が特に不安定性を招きやすいという別の理
論も進展しており、アミノ酸の同定の残留物はヒスチジ
ン及びプロリンである。
かかる安定性の欠如の結果として、上記化合物の製造及
び貯蔵にあたって重大な問題が生ずる。種々のペプチド
及びタンパク質のうち最も昔遍的なものの一つであり、
糖尿病の治療法において使用されるインシュリンに関し
て、上記の重大な問題が明らかにされている。このよう
にインシュリンは凝固体を形成し、それ自体は不利益で
はないが、化学的変成を施された場合には、生体内にお
いて凝固せず、インシュリンの生理学的活性を低下させ
る。更に、免疫系中において、患者のアレルギー反応を
進行させる可能性のある異物( foreign )と
して認識される生戒物がインシュリンの化学的変戒にま
り生戒する。
(課題を解決するための手段) 治療又は他の目的に使用するペプチド及びタンパク質を
安定化させるために適切であるかどうかを、種々のキレ
ートについて研究した.ある種のキレート剤、例えば、
エチレンジアミンテトラー酢酸及び3−ヒドロキシ−2
−メチル−4−ピロンにはインシュリンを安定化する効
果はなく、むしろ非安定化効果を示すが、別のある種の
キレート剤は安定化効果を、特に約4℃において有する
ことを予想外にも発見した.かかる低温での安定化は特
に重要である。その理由はインシュリンは、使用前には
約4℃で、又は製品の製造及び出荷の種々の段階では約
−10℃で、溶液の形又はフリーズドライされた状態で
貯蔵されるためである。
従って、本発明は、ペブチド又はタンパク質並びにヒド
ロキシピリドンの混合物からなり、ヒドロキシピリドン
は、 (1)3−ヒドロキシピリド−2−オンスは3−ヒドロ
キシピリド−4−オン又はこれらの塩であって、窒素原
子に結合した水素原子が脂肪族アシル基;脂肪族炭化水
素基;又は脂肪族アシル、アルコキシ、シクロアルコキ
シ、脂肪族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン及びヒド
ロキシ基から選択した1種以上の置換基により置換され
た脂肪族炭化水素基によって置換されており、更に必要
に応じて、環の炭素原子に結合した1個以上の水素原子
が脂肪族アシル、アルコキシ、シクロアルコキシ、脂肪
族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン又はヒドロキシ基
;脂肪族炭fヒ水素基;又はアルコキシ、シクロアルコ
キシ、脂肪族エステル、ハロゲン又はヒドロキシ基によ
り置換されており、(2)1−ヒドロキシピリド−2−
オン及びその塩であって、環の炭素原子に結合した水素
原子が、脂肪族アシル、脂肪族アミド、シアノ、脂肪族
エステル、ハロゲン及びヒドロキシ基:アルコキシ及び
シクロアルコキシ基、及びアルコキシ、シクロアルコキ
シ、脂肪族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン又はヒド
ロキシ基により置換されたアルコキシ基及びシクロアル
コキシ基;並びに脂肪族炭化水素基及びアルコキシ及び
シクロアルコキシ、脂肪族エステル、ハロゲン又はヒド
ロキシ基により置換された炭化水素基から選択した置換
基により置換されているが、上記の水素原子の置換が脂
肪族炭化水素基、ハロゲン基及びハロゲン基により置換
された脂肪族炭化水素基から選択した置換基のみにより
為される化合物を除外する、又は(3冫3−ヒドロキシ
ピリド−2−オン、3−ヒドロキシピリド−4−オン及
び1−ヒドロキシピリドー2−オンから選択した、2以
上の環を有する化合物であーっで、隣接するヒドロキシ
及びオキソ基を保有する環と共有結合したものであって
、生体内に存在する混合物を除外する、である.本発明
は、種々のペプチド及びタンパク質中のO できる。特に、動物及び植物ホルモンを含めて、何らか
の生物活性を有するペプチド及びタンパク質、例えば、
バラチノイドホルモン(paratyroidohor
mone) 、カルシトニン(calcitonin)
 ,コルチコト074ン(corticotrophi
n) .チトキン(cytokines) 、生長ホル
モン及び特に、他の化金物の分泌を制御するホルモンで
あるインシュリンが挙げられる.上記の他の化合物は、
多くの場合、それ自体がホルモンであり、例えば、ゴナ
ドト口フィン(gonadotrophin)分泌ホル
モン、LHRH及びLHRHきっ抗物質、イミュノグロ
ブリン(例としては、モノクロナール抗体)、血液凝固
因子(例としては、ファクター■)、酵素及び酵素阻害
剤(例としては、トロムビン〉、更にこれらの一部分(
fragments)が挙げられる.本明細書において
は、インシュリンという語は、種々の種の天然に存在す
るホルモン、例えば、ヒト、ウシ(bovine)及び
ブタ(porcine)のインシュリンのみでなく、天
然ホルモンの合成物及びホルモン活性を有し天然ホルモ
ンに類似する合成物をも含むものとする。
インシュリンの安定化の他に、ペプチド及びタンパク質
の安定化に本発明を応用するのに特に適切である分野と
しては、ワクチン、即ち、抗原物質又は抗体、一般的に
は抗アレルギー性物質、及び特に種々の形の血液物質を
含有する物質である.かかる血液物質としては、ヒトの
血しょう、フィブリノーゲン、イミュノグロブリン、血
液凝固因子(例としては、ファクター■)及びトロムビ
ンがあり、インシュリンの場合と同等な貯蔵上の問題が
ある。
本発明は、ヘキサベブチド及び高級ペブチド又はタンパ
ク質に便宜的に使用でき、更に詳細には、デカペプチド
、特に、エイコサベ1チドと高級ベブチド及びタンパク
質に使用できる。分子量という語中では、500又は6
00ドルトン以上,例えば、1200又は2400ドル
トン以上の分子量を称するものとする.このように、ベ
ブチド及びタンパク質が、それ自体の他の部分との相互
作用に伴う重なりが生じるために、鎖長が十分に長い場
合にはペプチド及びタンパク質の不安定性は大きいが、
ある種のアミノ酸、例えば、メチオニンは、上記のべプ
チド又はタンパク質の重なりが存在しなくても不安定性
である. 安定化された物質は、結合したアミノ酸残基以外の基、
例えばグリコシル基を当然含有しており、あるいはペプ
チド及びタンパク質と混合した他の化合物をも含有する
上記の(1)、(2)及び(3)のタイプのヒドロキシ
ピリドン化合物については、英国特許第21,181,
768号、及び同第21,368.07B号;同第21
,469,908号、並びに同第21,469,898
号の各々に詳細に記載されており、体内から中毒量(t
oxic aa+ounts)の金属を除去するための
上記の化合物の使用についての記載がある。これらの特
許中に記載される種々の好ましい、特定のタイプの化合
物は本発明中でも使用できる。(2)および(3)のタ
イプの特定の化合物は米国特許第4,698,431号
にも記載されている。
これらの先行する特許中で特に考察されている化合物は
、2又はそれ以上の環を含む化合物の場合には結合基か
ら離れた位置での環の置換がない。
そして、これらの化合物及び単環化合物の双方が、環が
脂肪族炭化水素基により(3−ヒドロキシピリドンの場
合、特に環の窒素原子上)、ヒドロキシ基又はシクロア
ルコキシ基又は特にアルコキシ基により置換された脂肪
族炭化水素基により、又は1以上の例えば2個の上記の
基により(1一及び3−ヒドロキシピリドンの場合、特
に3−ヒドロキシピリドンの場合の窒素原子上)、ある
いはアルコキシ基、シクロアルコキシ基、脂肪族アミド
基又はヒドロキシ基により置換された脂肪族アミド基又
はアルコキシ基又はシクロアルコキシ基により(1−ヒ
ド口キシピリドンの場合)置換された化合物である.上
記の基(脂肪族アミド基を含む)中の脂肪族炭化水素及
びアルキル又はシクリアルキル部分の大きさは、炭素原
子数が1ないし8、特にlないし6であり、例えば1な
いし4(例としてはメチル及びエチル)である.本発明
において使用できるヒドロキシピリドンは、先行する特
許中に詳細に記載されているが、本発明に関連して特に
興味のある化合物としては、親水性を有する水溶性の天
然化合物がある。上記の先行する特許中に説明があるよ
うに、1種又はそれ以上の疎水性置換基を存在させるこ
とにより、親水性置換基の存在とのバランスをとっても
よい6しかし、化合物に適切な親水性を付与するために
は、例えば、脂肪族炭化水素中のアルコキシ部分及びシ
クロアルコキシ部分、並びにこれらの置換体の炭素数を
限定することが好ましい.このように脂肪族炭化水素基
の炭素原子数は、これらの基自体が置換されていない場
合には、エないし4、特に1又は2が便宜である2環状
基よりも非環状基が好ましく、非飽和結合を有する基よ
りも飽和結合基が好ましい。置換基のない好ましい脂肪
族炭化水素基及び脂肪族アミド基中の炭化水素基は、ア
ルキル基であり、エチル及び特にメチルが好ましい。置
換された脂肪族炭化水素基の炭素原子数は1ないし6で
あり、好ましくは1ないし4、特に1、2又は3が望ま
しい.この場合にも、環状基よりも非環状基が好ましく
、非飽和結合を有する基よりも飽和結合基が好ましい.
R換基を有する好ましい脂肪族炭化水素基は、置換メチ
ル、エチル、イソブロビル及びn−プロビル基である.
エチル、イソブロビル及びn−7口ビル基の末端は置換
されていることが好ましい.シクロアルコキシ基よりも
アルコキシ基が好ましく、アルコキシ基の炭素原子数は
lないし6が好ましく、特にエないし4が望ましく、更
に1又は2が特に好ましい。脂肪族アミド基1個より多
い脂肪族炭化水素を含有していてはならず、その炭化水
素は、例えば、エチル、特にメチルが好ましい。
置換された脂肪族炭化水素基置換基の例としては、ヒド
ロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシ
ブロビル、メトキシメチル、2一メトキシエチル、3−
メトキシプロビル、2−メトキシ−1−メチルエチル、
エトキシメチル、2−エトキシエチル、3−エトキシプ
ロビル及び2一エトキシ−1−メチルエチルを挙げるこ
とができる。N一置換体の場合番ごは、−C−C−O一
基と比較して−N−C−0一基の安定性が劣るため、酸
素原子が基中の結合炭素原子に結合している基は好まし
くない. 単環化合物及び2以上の環を含む化合物の双方について
は、3−ヒドロキシピリドン類のうち、最も好ましいの
は3−ヒドロキシピリド−4−オンであり、1−ヒドロ
キシピリド−2−オンも特に好ましい。従って、好まし
い化合物の第1のグループは、単環の3−ヒドロキシピ
リド−4−オンであって、各環の炭素原子が置換されて
いないもの、又は6一位著しくは2一位が脂肪族炭化水
素基、例えば上記の基、で置換されているものであり、
その窒素原子が脂肪族炭化水素基又はヒドロキシー置換
若しくはアルコキシ置換脂肪族炭化水素基、例えば、上
記の基、で置換されたもののグループである.このよう
な化合物の例を以下に掲げる。
3−ヒドロキシ−1.2−ジメチルピリドー4−オン、 l一エチル−3−ヒドロキシ−2−メチルーピリド−4
−オン、 3−ヒドロキシ−1−(2’ −ヒドロキシエチル)=
2−メチルピリド−4−オン、 3−ヒドロキシ−1−(2’−ヒドロキシ−1゜ーメチ
ルエチル)一2−メチルピリド−4−オン、3−ヒドロ
キシ−1−(2’−ヒドロキシプロピル)一2−メチル
ピリド−4−オン、 3−ヒドロキシ−1−(3゜−ヒドロキシプロビル)−
2−メチルピリド−4−オン、 3−ヒドロキシ− i一(2゜−メトキシエチル)−2
−メチルピリド−4−オン、 3−ヒドロキシ−1−(2’−メトキシ−1゜メチルエ
チル)−2−メチルピリド−4−オン、3−ヒドロキシ
−l一(2゜−メトキシブ口ビル)−2−メチルピリド
−4−オン、 3−ヒドロキシ−1− (3’ −メトキシブ口ビル)
−2−メチルピリド−4−オン、 1−(2’一エトキシエチル)−3−ヒドロキシ=2−
メチルピリド−4−オン、 1−(2゜一エトキシー1゜−メチルエチル)−3−ヒ
ドロキシ−2−メチルピリド−4−オン、1−(2’ 
一エトキシブロビル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピ
リド−4−オン、 1−(3’一エトキシプロピル)−3−ヒドロキシ−2
−メチルピリド−4−オン、及びこれらの塩類。他の特
定の例としては、上記の化合物の類似物が挙げられ、そ
れらの化合物においては2一位のメチル基がエチル基で
置換されており、例えば1,2−ジメチル−3−ヒドロ
キシピリド−4−オン及びその塩類がある。最も好まし
い化合物の例としては、メトキシ基を含有する化合物が
あり、特に3−ヒドロキシ−1−(2゜−メトキシエチ
ル)−2−メチルピリド−4−オン及びその塩類が好ま
しい。
好ましい第2の化合物のグループは、単環の1ヒドロキ
シピリド−2−オンからなり、この化合物においては環
の炭素原子が、好ましくは6位又は4一位にてアルコキ
シ、アルコキシアルコキシ若しくは脂肪族アミド置換体
により置換されている.このような化合物の特定の例と
しては、1−ヒドロキシ−4− (2’ −メトキシエ
トキシ)ピリドー2−オン、1−ヒドロキシ−4−(2
’一エトキシエトキシ)一ビリドー2−オン、及び6−
力ルバモイル−■−ヒドロキシピリド−2−オン並びに
その6−(N−メチル力ルバモイル)及び6−(N一エ
チル力ルバモイル)類似体並びにこれらの化合物の塩類
が挙げられる。
好ましい第3の化合物のグループは、3−ヒドロキシピ
リド−2−置換体又は3−ヒドロキシピリド−4−置換
体の環3個を含有する化合物がらなり、この化合物中で
は環の炭素原子及び窒素原子が結合基から離れた位置で
置換されていないもの、又は4一置換体の場合には脂肪
族炭化水素基、例えば上記の基で、特に6一位又は更に
特に2位の位置で置換されているものである。
好ましい第4の化合物のグループは、1−ヒドロキシピ
リド−2−オンの環3個を含有する化合物からなり、こ
の化合物中では環の炭素原子及び窒素原子が結合基から
離れた位置で置換されていないもの、又は脂肪族炭化水
素基若しくは脂肪族アミド基、例えば上記の基で、特に
6一位又は更に特に2一位の位置で置換されているもの
である。
3−ヒドロキシピリドンの場合、炭素原子又は特に窒素
原子による環の結合は、脂肪族炭化水素の性質を有する
結合基又は更に1以上の一NH一基、N一基、−CON
H一基及び−CON基を含有する結合基によるものが好
ましい。このような化合物の特定の例は、英国特許第2
1,469,89B号の実施例8に記載のN,N−ジー
[2− (3−ヒドロキシ−2−オキソビリド−1−イ
ルアセトアミド)一エチル] −2− (3−ヒドロキ
シ−2−オキソビリド−1−イルーアセトアミド)エチ
ルアミン(同特許の第4表に掲げてある化合物68,6
0.9及び10)が挙げられる。
特定の条件において使用するには、特定のタイプのヒド
ロキシピリドン化合物が他の化合物よりも好ましい場合
がある。ペプチド及びタンパク質は種々のpHで貯蔵さ
れ、特に、インシュリンの製造法によっては酸性又はア
ルカリ性のいずれのpHでも貯蔵される可能性がある。
約3ないし5の範囲のpH条件では、1−ヒドロキシピ
リドー2−オンは単環であるか多環(例えば三環)であ
るかを問わず、特に興味のある化合物であり、これより
もpHが高い場合には3−ヒドロキシピリド−4一置換
体が単環であるか多環(例えば三環)であるかを問わず
、特に興味のある化合物である.ヒドロキシピリドンは
上記の4件の先行する特許中にて説明されている方法に
より製造できる。
特に、C一カルバモイル及びC−アルキル化力ルバモイ
ル−1−ヒドロキシピリドンは米国特許第4,698,
431号に記載の方法により製造することができ、更に
、N−アルコキシアルキル及びN−ヒドロキシアルキル
 3−ヒドロキシピリド−4−オン化合物は英国特許第
21,368.07B号に記載の方法により製造できる
。この英国特許の方法は対応する3−ヒドロキシ−4−
ピロン、又は所望のヒドロキシピリドン中に存在するC
一置換体に転換の可能な基を含有する3−ヒドロキシ−
4−ピロンと、R’NH(式中、R“は所望の1ヒ合物
の窒素原子上に存在する基又はかかる基に転換可能な基
を表わす)との反応を含み、その反応は塩基、例えばア
ルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナl・リウムの存在
下で実施される。この方法は英国特許第21,368,
078号中に3−ヒドロキシ−1−(2’一ヒドロキシ
エチル)一2−メチルピリド−4−オン及びN−ヒドロ
キシアルキルを含有する化合物について記載されており
、対応するN−アルコキシアルキル化合物の製造につい
て完全に類似する態様で応用できる.このように、英国
特許第21,368,07B号の実施例11中の2−ヒ
ドロキシエチルアミンの代わりに2−メトキシエチルア
ミンを使用する方法により、かなり興味の持てる3−ヒ
ドロキシ−1−(2゜−メトキシエチル)−2一メチル
ビリドー4−オンを製造できる.適切である場合には、
ヒドロキシピリドンは塩、特に生理学的に許容される塩
の形で使用できる.ヒドロキシ基のプロトンの損失によ
るアニオン及び例えばアルカリ金属イオンのようなカチ
オン、例えばNa、4価のアンモニウムイオン又はプロ
トン化されたアミン(例えばトリス(トリスは2一アミ
ノー2−ヒドロキシメチルプロパン1.3−ジオールを
表示する〉)の間で塩が形戒される.塩基との塩の形成
の代わりに、3−ヒドロキシピリドン環の窒素原子を、
塩を形戒するために十分に塩基性にして、塩酸のような
酸と反応させることもできる、ペプチド及びタンパク質
が溶液の形である場合には、塩の使用が適当であるか否
かという問題は、溶液のpalに依存し、カチオンから
形成される塩は1−ヒドロキシピリドンの場合には約p
H5以上が使用に適しており、及び3−ヒドロキシ−4
−オンの場合には約pH9以上が使用に適しており、一
方では、アニオンから形成される3−ヒドロキシピリド
−4−オン塩では約pH7以上が使用に適している. 本発明は、室温又はそれ以下の温度、例えば−10℃よ
り低い温度、特に10℃以下、そして更に4℃以下、に
おけるペブチド及びタンパク質の安定化に特に適してい
るが、1種以上のヒドロキシピリドン環、例えばヘキサ
デンテートの三環化合物を組み合わせた化合物を使用す
る場合には、約37℃での使用も興味深いものである.
ヒドロキシピリドン化合物とペプチドとの割合は、個々
の物質の性質及び安定化ベブチド及びタンパク質の蒙る
条件により変化する。しかしながら、ガイダンスとして
は、ヒドロキシピリドン:ペプチドまたはタンパク質の
重量比が0.01:1ないし100:1、特に0.1 
: 1ないし10:1、例えば2:1が通常好ましいと
いえる.所望の場合には、1種以上のヒドロキシピリド
ン化合物を使用でき、例えば、単環性ビデンテート化合
物及び三環性ヘキサデンテート化合物の双方が使用でき
る。この場合には上記の割合はヒドロキシピリドン化合
物の合計量で適用する。
指摘したように、必要な場合には混合物はヒドロキシピ
リドン及びペプチドまたはタンパク質のみからなってい
てよいが、多くの例においては、混合物中に他の成分を
含有していてもよく、例えば希釈剤、特に溶剤の形での
例えば水等、及び/又はペプチド若しくはタンパク質の
安定性を更に増大させる化合物が他の成分の例である。
ペプチドまたはタンパク質の安定性を更に増大させる化
合物としての潜在的価値のある成分の例としては、生理
学的に許容される形及び量がしばしば要求されるもので
はあるが、種々のタイプの亜鉛含有化合物として供給さ
れる亜鉛である.適切な化合物の例としては、亜鉛塩、
例えばベブチド又はタンバク質がpH≦5.0という環
境にある場合には、特に塩化亜鉛を、及びペプチド又は
タンパク質のpHが5.0という環境にある場合には特
に亜鉛ヒドロキシピリドン錯体を挙げることができ、こ
のような錯体としては上記のヒドロキシピリドンが便宜
であり、例えば金属を含有しない形で存在する上記の化
合物がある。このような錯体は、更に、単環性3−ヒド
ロキシピリドン化合物について英国特許第2,148,
896号に記載されており、単環性及び三環性の1−ヒ
ドロキシピリドンの亜鉛錯体一般的に同等の方法により
製造できる。便宜には、亜鉛に対して過剰のヒドロキシ
ピリドンを使用することが好ましく、例えばモル比で亜
鉛1モルに対して少なくとも4モルのヒドロキシピリド
ンを使用する。
多くの場合に、混合物は、ペブチド又はタンパク質、及
びヒドロキシピリドン物質に更に生理学的に許容できる
希釈剤又は担体をも含有する医薬品の形の混合物であっ
てよい、かかる化合物の性質は種々であり、その多くは
先行する5件の特許中に治療剤としてのヒドロキシピリ
ドンの処方として記載されている.インシュリンに関し
ては、注射用の殺菌した発熱物質( pyrogen 
)を含まない水溶液及び懸濁液が特に好ましい。本発明
を適用できるペプチド又はタンパク質のこの他の処方は
当業界で問題となっているペプチド又はタンパク質に関
し記載されている。
ヒドロキシピリドンは比較的無毒な化合物であり、上記
の割合でヒドロキシピリドンにより安定化されたペプチ
ド又はタンパク質が活性成分である医薬品であり、通常
直接使用に極めて適している。
従って、本発明は、更に、治療用化合物をも含むもので
あって、生理学的に活性名ペプチド又はタンパク質及び
ヒドロキシピリドンの混合物からなり、 (1)3−ヒドロキシピリド−2−オンスは3一ヒドロ
キシピリド−4−オン又はこれらの塩であって、窒素原
子に結合した水素原子が脂肪族アシル基;脂肪族炭化水
素基;又は脂肪族アシルアルコキシ、シクロアルコキシ
、脂肪族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン及びヒドロ
キシ基から選択した1種以上の置換基により置換された
脂肪族炭化水素基によって置換されており、更に必要に
応じて、環の炭素原子に結合した1個以上の水素原子が
脂肪族アシル、アルコキシ、シクロアルコキシ、脂肪族
アミド、脂肪族エステル、ハロゲン又はヒドロキシ基:
脂肪族炭化水素基;又はアルコキシ、シクロアルコキシ
、脂肪族エステル、ハロゲン又はヒドロキシ基により置
換されており、(2)l−ヒド口キシビリド−2−オン
及びその塩であって、環の炭素原子に結合した水素原子
が、脂肪族アシル、脂肪族アミド、シアノ、脂肪族エス
テル、ハロゲン及びヒドロキシ基;アルコキシ及びシク
ロアルコキシ基、及びアルコキシ、シクロアルコキシ、
脂肪族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン又はヒドロキ
シ基により置換されたアルコキシ基及びシクロアルコキ
シ基;並びに脂肪族炭化水素基及びアルコキシ及びシク
ロアルコキシ、脂肪族エステル、ハロゲン又はヒドロキ
シ基により置換された炭化水素基から選択した置換基に
より置換されているが、上記の水素原子の置換が脂肪族
炭化水素基、ハロゲン基及びハロゲン基により置換され
た脂肪族炭化水素基から選択した置換基のみにより為さ
れる化合物を除外する、又は(3)3−ヒドロキシピリ
ド−2−オン、3−ヒドロキシピリド−4−オン及び1
−ヒドロキシピリド−2−オンから選択した、2以上の
環を有する化合物であって、隣接するヒドロキシ及びオ
キソ基を保有する環と共有結合したものであって、更に
、生理学的に許容される希釈剤及び担体も含まれる。
本発明の化合物は、所望の生理学的効果を得るのに適切
であると文献に記載されている、治療効果を発揮する量
の上記のペプチド及びタンパク質を一般的に含有してい
る. 混合物の製造にあたって、ヒドロキシピリドン及びペプ
チド若しくはタンパク質成分を、安定化する混合物の物
理的性質に応じて固体の状態又は溶液の形で混合するこ
とができ、標準的な混合方法が便宜に使用できる。しか
しながら、非常に多くの場合、ペブチド若しくはタンパ
ク質/ヒドロキシピリドン混合物を含有する安定化され
た治療薬の最終製品は溶液の形で保存されるが、フリー
ズドライされる場合もある。溶液の形ではペプチド及び
タンパク質は安定性に欠けるため、ペプチド及びタンパ
ク質をフリーズドライすることは極めて一般的ではある
が、本発明により通常は凍結乾燥される物質を、ヒドロ
キシピリドン化合物の安定化効果により溶液の形での製
造を可能とした.更に安定化効果に加えて、ヒドロキシ
ピリドンは一定の条件下では別の利点をも有する。合成
及び生化学( bioenFiineer)的方法によ
るペプチド及びタンパク質のいずれもが、HPLC精製
法により、鉄、ニッケル、亜鉛及びアルミニウムで汚染
されるという潜在的な問題が存在する。これらの金属は
、ベブチド又はタンパク質よりもヒドロキシピリドンと
選択的に結合するが、処理を行う場合には、汚染された
ペプチド又はタンパク質も許容できる.著しく汚染され
た場合には、ヒドロキシピリドン:ペプチド又はタンパ
ク質の割合を増加させることが適切である。
本発明を以下の実施例により更に詳細に説明する. [実施例] 罠旌透ユ :   が  t ンシュリンの無菌状態に
て、殺菌した、発熱物質を含有しない水中に以下に記載
の濃度の以下の成分を溶解して、 重炭酸ナトリウム    (12輪M)燐酸ナトリウム
     (54mM)7z/ −ル      (0
.2%  W/V)グリセロール     (1.6%
 −/V)インシュリン   (牛、豚又は人間−10
単位/噛1;約10 M) 3−ヒドロキシ−1−(2’−メトキシエチル)−2−
メチルピリド−4−オン 〈100μM〉 を含有する、pHが7.0の殺菌した、発熱物質を含ま
ない水溶液を製造し、注射の可能なインシュリンを提供
した。
注:インシュリンの処方の別の形としては、他の標準的
なタイプのものがあり、例えば速効性(prompt)
インシュリン亜鉛懸濁液、グロビン亜鉛インシュリン注
射液、イソファンインシュリン懸濁液、インシュリン亜
鉛懸濁液及びブロタミン亜鉛インシュリンが挙げられる
が、更に追加成分としての3−ヒドロキシ−1−(2゜
−メトキシエチル)−2−メチルピリド−4−オンを含
有する。
実施例1の記載に対応して、発熱物質を含まないが殺菌
していない豚のインシュリンを含有する溶液を製造した
.比較のために、ヒドロキシピリドンの代わりに別のキ
レート剤である3−ヒドロキシ−2−メチル−4−ビロ
ンを含有する溶液を製造した. この溶液を4℃又は37℃で培養し、セイプゲ等(Se
ipke et al)が^ngew. Chew. 
Int, Ed. Engl., 1986, 25,
 535−552に、及びグラウ( Grau )がD
iabetologia, 1985, 28, 45
8−463に記載した逆転相HPLC法を使用して、イ
ンシュリンの安定性を12週間にわたって測定した.4
周、8周及び12周後に溶液中に存在したインシュリン
の量を、元の量の百分率として計算した。
その結果を添付の図面に示す。図面より、3−ヒドロキ
シ−2−メチル−4−ビロンではインシュリンは37℃
及び4℃のいずれの場合も安定化できなかったのに対し
て、3−ヒドロキシ−1−(2゜−メトキシエチル)−
2−メチルピリド−4−オンを使用した場合には、37
℃ではインシュリンをある程度安定化した程度であった
が,しかし、4℃では12週間にわたって劣化は観察さ
れなかった.
【図面の簡単な説明】
図は実施g742におけるインシュリンの安定化効果を
示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ペプチドまたはタンパク質ならびにヒドロキシピリ
    ドンの組成物であつて、ヒドロキシピリドンが (1)3−ヒドロキシピリド−2−オンまたは3−ヒド
    ロキシピリド−4−オンまたはこれらの塩であって、窒
    素原子に結合した水素原子が脂肪族アシル基;脂肪族炭
    化水素基;または脂肪族アシル、アルコキシ、シクロア
    ルコキシ、脂肪族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン、
    およびヒドロキシ基から選択された1個以上の置換基に
    より置換された脂肪族炭化水素基によって置換されてお
    り、更に必要に応じて、環の炭素原子に結合した1個以
    上の水素原子が脂肪族アシル、アルコキシ、シクロアル
    コキシ、脂肪族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン、ま
    たはヒドロキシ基に;脂肪族炭化水素基に;またはアル
    コキシ、シクロアルコキシ、脂肪族エステル、ハロゲン
    、またはヒドロキシ基により置換された脂肪族炭化水素
    基に置換されたもの、 (2)1−ヒドロキシピリド−2−オンおよびその塩で
    あって、環の炭素原子に結合した1個以上の水素原子が
    、脂肪族アシル、脂肪族アミド、シアノ、脂肪族エステ
    ル、ハロゲン、およびヒドロキシ基;アルコキシ、およ
    びシクロアルコキシ基、およびアルコキシ、シクロアル
    コキシ、脂肪族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン、ま
    たはヒドロキシ基により置換されたアルコキシ基および
    シクロアルコキシ基;ならびに脂肪族炭化水素基および
    アルコキシおよびシクロアルコキシ、脂肪族エステル、
    ハロゲン、またはヒドロキシ基により置換された炭化水
    素基から選択した置換基により置換されているが、上記
    の水素原子の置換が脂肪族炭化水素基、ハロゲン基およ
    びハロゲン基により置換された脂肪族炭化水素基から選
    択した置換基のみによりなされる化合物を除外したもの
    、または (3)3−ヒドロキシピリド−2−オン、3−ヒドロキ
    シピリド−4−オンおよび1−ヒドロキシピリド−2−
    オンから選択した、2個以上の環を有する化合物であっ
    て、隣接するヒドロキシおよびオキソ基を保有する環と
    共有結合したものであって、生体内に存在する混合物を
    除外したもの、である上記組成物。 2、ペプチドまたはタンパク質がホルモン、イミュノグ
    ロブリン、血液凝固因子、酵素もしくは酵素阻害剤、ま
    たはそれらの一部である請求項1に記載の組成物。 3、ペプチドまたはタンパク質がインシュリンまたはそ
    れらの一部である請求項2に記載の組成物。 4、ヒドロキシピリドンが(1)のタイプの3−ヒドロ
    キシピリド−4−オンである請求項1、2または3に記
    載の組成物。 5、各3−ヒドロキシピリド−4−オンの環の炭素原子
    が置換されていない、または脂肪族炭化水素基により置
    換されており、窒素原子が脂肪族炭化水素基またはヒド
    ロキシ基またはアルコキシ−置換脂肪族炭化水素物基に
    より置換されている請求項4に記載の組成物。 6、3−ヒドロキシピリド−4−オンが、 3−ヒドロキシ−1,2−ジメチルピリド−4−オン、
    1−エチル−3−ヒドロキシ−2−メチルピリド−4−
    オン、 1,2−ジエチル−3−ヒドロキシピリド−4−オン、
    3−ヒドロキシ−1−(2′−ヒドロキシエチル)−2
    −メチルピリド−4−オン、 3−ヒドロキシ−1−(2′−ヒドロキシ−1′−メチ
    ルエチル)−2−メチルピリド−4−オン、3−ヒドロ
    キシ−1−(3′−ヒドロキシプロピル)−2−メチル
    ピリド−4−オン、 3−ヒドロキシ−1−(2′−メトキシエチル)−2−
    メチルピリド−4−オン、 3−ヒドロキシ−1−(2′−メトキシ−1′−メチル
    エチル)−2−メチルピリド−4−オン、3−ヒドロキ
    シ−1−(3′−メトキシプロピル)−2−メチルピリ
    ド−4−オン、 1−(2′−エトキシエチル)−3−ヒドロキシ−2−
    メチルピリド−4−オン、 1−(2′−エトキシ−1′−メチルエチル)−3−ヒ
    ドロキシ−2−メチルピリド−4−オン、1−(3′−
    エトキシプロピル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリ
    ド−4−オン、およびこれらの塩類から選択されたもの
    である請求項5に記載の組成物。 7、3−ヒドロキシピリド−4−オンが3−ヒドロキシ
    −1−(2′−メトキシエチル)−2−メチルピリド−
    4−オンまたはその塩である請求項6に記載の組成物。 8、ヒドロキシピリドンがタイプ(2)の化合物である
    請求項1、2または3に記載の組成物。 9、ヒドロキシピリドン:ペプチドまたはタンパク質の
    重量比が0.1:1ないし10:1の範囲である請求項
    1ないし8に記載の組成物。 10、生理学的に活性なペプチドまたはタンパク質なら
    びにヒドロキシピリドンの混合物からなる医薬組成物で
    あって、ヒドロキシピリドンが(1)3−ヒドロキシピ
    リド−2−オンまたは3−ヒドロキシピリド−4−オン
    またはこれらの塩であって、窒素原子に結合した水素原
    子が脂肪族アシル基;脂肪族炭化水素基;または脂肪族
    アシル、アルコキシ、シクロアルコキシ、脂肪族アミド
    、脂肪族エステル、ハロゲン、およびヒドロキシ基から
    選択された1個以上の置換基により置換された脂肪族炭
    化水素基によって置換されており、更に必要に応じて、
    環の炭素原子に結合した1個以上の水素原子が脂肪族ア
    シル、アルコキシ、シクロアルコキシ、脂肪族アミド、
    脂肪族エステル、ハロゲン、またはヒドロキシ基に;脂
    肪族炭化水素基に;またはアルコキシ、シクロアルコキ
    シ、脂肪族エステル、ハロゲン、またはヒドロキシ基に
    より置換された脂肪族炭化水素基に置換されたもの、 (2)1−ヒドロキシピリド−2−オンおよびその塩で
    あって、環の炭素原子に結合した1個以上の水素原子が
    、脂肪族アシル、脂肪族アミド、シアノ、脂肪族エステ
    ル、ハロゲン、およびヒドロキシ基;アルコキシ、およ
    びシクロアルコキシ基、およびアルコキシ、シクロアル
    コキシ、脂肪族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン、ま
    たはヒドロキシ基により置換されたアルコキシ基および
    シクロアルコキシ基;ならびに脂肪族炭化水素基および
    アルコキシおよびシクロアルコキシ、脂肪族エステル、
    ハロゲン、またはヒドロキシ基により置換された炭化水
    素基から選択した置換基により置換されているが、上記
    の水素原子の置換が脂肪族炭化水素基、ハロゲン基およ
    びハロゲン基により置換された脂肪族炭化水素基から選
    択した置換基のみによりなされる化合物を除外したもの
    、または (3)3−ヒドロキシピリド−2−オン、3−ヒドロキ
    シピリド−4−オンおよび1−ヒドロキシピリド−2−
    オンから選択した、2個以上の環を有する化合物であっ
    て、隣接するヒドロキシおよびオキソ基を保有する環と
    共有結合したものであるヒドロキシピリドンであって、 生理学的に許容される希釈剤または担体をともに有する
    上記組成物。 11、インシュリンまたは血液製品からなり、またはワ
    クチンである請求項10に記載の医薬組成物。 12、ヒドロキシピリドンが請求項4ないし8のいずれ
    かに記載のヒドロキシピリドンである請求項10または
    11に記載の医薬組成物。 13、ペプチドまたはタンパク質ならびにヒドロキシピ
    リドンの治療用の混合物であって、ヒドロキシピリドン
    が、 (1)3−ヒドロキシピリド−2−オンまたは3−ヒド
    ロキシピリド−4−オンまたはこれらの塩であって、窒
    素原子に結合した水素原子が脂肪族アシル基;脂肪族炭
    化水素基;または脂肪族アシル、アルコキシ、シクロア
    ルコキシ、脂肪族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン、
    およびヒドロキシ基から選択された1個以上の置換基に
    より置換された脂肪族炭化水素基によって置換されてお
    り、更に必要に応じて、環の炭素原子に結合した1個以
    上の水素原子が脂肪族アシル、アルコキシ、シクロアル
    コキシ、脂肪族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン、ま
    たはヒドロキシル基に;脂肪族炭化水素基に;またはア
    ルコキシ、シクロアルコキシ、脂肪族エステル、ハロゲ
    ン、またはヒドロキシ基により置換された脂肪族炭化水
    素基に置換されたもの、 (2)1−ヒドロキシピリド−2−オンおよびその塩で
    あって、環の炭素原子に結合した1個以上の水素原子が
    、脂肪族アシル、脂肪族アミド、シアノ、脂肪族エステ
    ル、ハロゲン、およびヒドロキシ基;アルコキシ、およ
    びシクロアルコキシ基、およびアルコキシ、シクロアル
    コキシ、脂肪族アミド、脂肪族エステル、ハロゲン、ま
    たはヒドロキシ基により置換されたアルコキシ基および
    シクロアルコキシ基;ならびに脂肪族炭化水素基および
    アルコキシおよびシクロアルコキシ、脂肪族エステル、
    ハロゲン、またはヒドロキシ基により置換された炭化水
    素基から選択した置換基により置換されているが、上記
    の水素原子の置換が脂肪族炭化水素基ハロゲン基および
    ハロゲン基により置換された脂肪族炭化水素基から選択
    した置換基のみによりなされる化合物を除外したもの、
    または(3)3−ヒドロキシピリド−2−オン、3−ヒ
    ドロキシピリド−4−オンおよび1−ヒドロキシピリド
    −2−オンから選択した、2個以上の環を有する化合物
    であって、隣接するヒドロキシおよびオキソ基を保有す
    る環と共有結合したもの、である上記組成物。 14、ペプチドまたはタンパク質が請求項2または3に
    記載のペプチドまたはタンパク質である請求項13に記
    載の組成物。 15、ヒドロキシピリドンが請求項4ないし8のいずれ
    かに記載のヒドロキシピリドンである請求項13に記載
    の組成物。
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