JPH0320062Y2 - - Google Patents

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JPH0320062Y2
JPH0320062Y2 JP7155685U JP7155685U JPH0320062Y2 JP H0320062 Y2 JPH0320062 Y2 JP H0320062Y2 JP 7155685 U JP7155685 U JP 7155685U JP 7155685 U JP7155685 U JP 7155685U JP H0320062 Y2 JPH0320062 Y2 JP H0320062Y2
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positioning
jig base
tool
guide pin
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JP7155685U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は大物構造物にセツトされる部品に、該
部品を溶接、工作加工、検査等する装置を係合す
べく、これを所定位置に高精度に位置決めするに
好適な位置決め装置に関するものである。
〔従来の技術〕 大物板金構造物等には吊り上げ用、反転用など
のためのピース又は補強板の如き部品がセツトさ
れ、該部品を溶接、加工、検査等する必要があ
る。上記部品は上向姿勢にセツトされるのみなら
ず、下向、立向、横向き等の各姿勢にセツトされ
る。このようにセツトされる部品を例えば溶接す
る場合、人手による場合もあるが、自動溶接機に
よつて溶接する場合には上記部品と自動溶接機と
の相対位置を正しく芯出し位置決めすることが必
要となる。しかしながら、従来技術では上記の如
く部品が各姿勢にセツトされているため、この位
置決め作業に極めて多くの時間を必要とする欠点
が有ると共に、上記自動溶接機とこれを位置決め
する手段とが一体的構造に形成され、大重量とな
り動作が容易でなく、取扱が極めて不便である欠
点が有つた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記欠点を解決するもので、高精度位
置決めができると共に、取扱い簡便で位置決め作
業効率を向上し得る位置決め装置を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段と作用〕
本考案はこのために、磁性部材を有する治具ベ
ースを上記大物構造物に着脱可能に固定し、該治
具ベースに設けた位置決め案内ピンを介して、上
記構造物にセツトされた部品に係合する装置を塔
載した装置塔載具を着脱可能に装着すると共に、
上記治具ベースにレバー状の部材からなる位置決
め具を回動可能に支持し、所定回動位置にセツト
された上記位置決め具の先端と上記位置決め案内
ピンとを所定間隔に保持せしめ、上記位置決め具
を上記部品に当接して上記治具ベースを所定位置
決めした後に、上記装置塔載具を上記治具ベース
に装着すべく形成した位置決め装置を特徴とした
ものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図および第2図に示す如く、治具ベース1
は平板状部材から形成され、その両側端側には突
出する位置決め案内ピン2が固定される。またそ
の下面側には磁性部材たるマグネツト3が固定さ
れる。治具ベース1は大物構造物5にマグネツト
3を介し着脱可能に固定される。高さ調整具4は
マグネツト3により固定された治具ベースを大物
構造物5に対し平行に保持するためのものであ
り、マグネツト3と対峙する相対位置に設けられ
る。位置決め具6は1対のレバー状の部材から形
成され、第4図によく示す如く、その断面はチヤ
ンネル状に形成される。その一端側は治具ベース
1の中央部近傍にピン7により枢支され、回動可
能に保持される。位置決め具6は第1図に示す所
定回動位置に位置決めされた状態で、その先端6
aと位置決め案内ピン2の中心との距離Lが所定
間隔を保持すべく形成される。
上記所定回動位置にある位置決め具6の長手方
向にほぼ沿つて治具ベース1のピン7の図の上方
側(第1図)にはステー8の一端を治具ベース1
に枢支するピン9が固定され、ステー8の他端と
位置決め具6に固定される支持ピン10間にはス
プリング11が張架される。上記構造により、第
1図に示す如く、位置決め具6を図の2点鎖線の
位置に回動すると、スプリング11の張力により
位置決め具6は回動位置に収納セツトされると共
に、図の所定回動位置に比較的容易に回動位置決
めされる。なお図示していない保持手段を着脱可
能に係合せしめ上記所定回動位置にある位置決め
具6を固定保持するようにしてもよい。
装置塔載具12は第3図にも示す如く、例えば
自動溶接機の如き装置14を摺動自在に支持する
レール13と、これを保持する縁板15、縁板1
5を支承する下板16、剛性を保持するための補
強部材17等とからなる剛性構造体から形成され
る。下板16には位置決め案内ピン2に嵌合する
ガイド穴18が貫通形成される。なお、ガイド穴
18と装置14とは所定間隔を保持し、高精度に
位置決め形成される。また縁板15には装置塔載
具12を治具ベース1に固定するためのクランプ
19が配設される。
次に、本実施例の作用を説明する。
第1図および第2図に示す如く大物構造物5の
所定位置には、例えば吊上げ用のピース20がセ
ツトされる。装置塔載具12を取り外した治具ベ
ース1のみをピース20の近傍にセツトし、位置
決め具6を第1図に示す所定回動位置にセツト
し、その先端6aをピース20に当接せしめる。
接触を目視確認後、マグネツト3を作動させると
共に、高さ調整具4を調整し、治具ベース1を大
物構造物5に平行に保持せしめて固定する。その
後、位置決め具6は第1図の2点鎖線の位置に収
納される。
次に位置14を塔載した装置塔載具12のガイド
穴18を位置決め案内ピン2に挿入し、治具ベー
ス1上に載置し、クランプ19によりこれを固定
する。
以上により、装置塔載具12の装置14はピー
ス20と所定間隔を隔てた位置に高精度に位置決
めされ、自動溶接が高精度に、かつ効率的に行わ
れることになる。
本実施例は治具ベース1と装置塔載具12とが
分離されたもので、比較的軽い治具ベース1をピ
ース20に対して高精度に位置決めし、位置決め
後に装置塔載具12を装着するようにしたため、
取扱いが極めて容易となり、未熟練者でも高精度
位置決めが可能になる。また本実施例は位置決め
具6をピース20に当接せしめ、マグネツト3に
よつて治具ベース1を固定し、装置塔載具12を
ピン装着する構造のため、極めて効率的な位置決
めが可能となると共に、安全作業が確保される。
また従来技術に較べ小形、軽量に形成される。
本実施例では図示の如く、上向のピース20に
ついて説明したが、マグネツト3を使用する分離
型構造のためその他の姿勢のものにも治具ベース
1を容易に取着せしめることができる。また本実
施例は装置14として自動溶接機について説明し
たが、工作工具装置、検査工具装置、その他正確
な位置決めを必要とするその他の自動又は半自動
装置に対しても同様に適用される。
〔考案の効果〕
以上の説明によつて明らかな如く、本考案によ
れば高精度位置決めができると共に、取扱い簡便
で、位置決め作業効率を向上し得る効果が上げら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の平面図、第2図は第
1図の正面図、第3図は実施例の装置塔載具の一
部斜視図、第4図は位置決め具の詳細構造を示す
斜視図である。 主要部分の符号の説明、1……治具ベース、2
……位置決め案内ピン、3……マグネツト、4…
…高さ調整具、5……大物構造物、6……位置決
め具、6a……先端、7,9……ピン、8……ス
テー、10……支持ピン、11……スプリング、
12……装置塔載具、13……レール、14……
装置、15……縁板、16……下板、17……補
強部材、18……ガイド穴、19……クランプ、
20……ピース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大物構造物に下向、上向、立向、横向等の各姿
    勢にセツトされる部品と所定間隔を隔てた位置に
    該部品に係合する装置をセツトする位置決め装置
    において、上記構造物に着脱可能に取着する磁性
    部材を設けると共に、位置決め案内ピンを設けて
    なる治具ベースと、該治具ベースに回動可能に支
    持されるレバー状部材であつて、所定回動位置に
    おけるその先端部が上記位置決め案内ピンと所定
    間隔を保持すべく形成される位置決め具と、上記
    治具ベースに上記位置決め案内ピンを介して着脱
    可能に装着され、所定位置に上記該部品に係合す
    る装置を保持してなる装置塔載具とを有すること
    を特徴とする位置決め装置。
JP7155685U 1985-05-16 1985-05-16 Expired JPH0320062Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7155685U JPH0320062Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

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JP7155685U JPH0320062Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61190391U JPS61190391U (ja) 1986-11-27
JPH0320062Y2 true JPH0320062Y2 (ja) 1991-04-30

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