JP2581862Y2 - 熱切断加工機のワーク位置決め装置 - Google Patents

熱切断加工機のワーク位置決め装置

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JP2581862Y2
JP2581862Y2 JP1993033941U JP3394193U JP2581862Y2 JP 2581862 Y2 JP2581862 Y2 JP 2581862Y2 JP 1993033941 U JP1993033941 U JP 1993033941U JP 3394193 U JP3394193 U JP 3394193U JP 2581862 Y2 JP2581862 Y2 JP 2581862Y2
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work
positioning
axis
axis direction
cutting machine
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憲二 表
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はレーザ加工機のような
熱切断加工機のワーク位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来レーザ加工機やプラズマ加工機のよ
うな熱切断加工機においては、ワークテーブル上に搬入
されたワークを位置決めしてからクランパによりクラン
プし、所定の方向へ移動させてワークの加工を行うよう
に構成されている。このため、ワークを位置決めする位
置決め装置が特開昭63−264290号や、実開平3
−51927号、特公昭59−34454号公報などで
提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし特開昭63−2
64290号公報のようにクランパの基準面にワークを
押付けて位置決めするものでは、ワークにバリや反りな
どがあった場合、クランパの上下爪の間にワークがスム
ーズに挿入できず、ワークの位置決めができなかった
り、不十分になるなどの不具合があった。また実開平3
−51927号公報の位置決め装置では、クランパの基
準面へワークを押付ける装置が大掛りなため、装置が高
価になると共に、特開昭59−34454号公報のよう
に、加工ヘッドとクランパの干渉を防止するため、クラ
ンパを自動退避させるようにしたものでは、可動部が大
きくなったり、退避させるために後方に大きなスペース
を必要とするなどの不具合があった。この考案はかかる
従来の不具合を改善するためになされたもので、ワーク
の位置決めが容易かつ確実に行える熱切断加工機のワー
ク位置決め装置を簡単な構成で提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために、ワークテーブル上に載置されたワークを
X軸方向へ移動させながら、上記X軸と直交するY軸方
向へ移動自在な加工ヘッドでワークを加工する熱切断加
工機において、上記ワークテーブルの一端側に、クラン
プシリンダにより上下方向へ開閉し、かつ引込みシリン
ダによりX軸方向へ移動自在な複数のクランパと、これ
らクランパの近傍に、ワークをX軸方向へ位置決めする
X軸ストッパを設け、またワークテーブルの両側には、
ワークをY軸方向へ位置決めする複数のY軸方向位置決
めピンをワークテーブルの上面より出没自在に設けると
共に、上記ワークテーブル内に、ワークの位置決め時ワ
ークを下方より移動自在に支持するワークリフタを設け
たものである。
【0005】
【作 用】上記構成によりワーク搬入時、ワークにバ
リや反りがあってもクランパの上爪と下爪の間にワーク
を確実に挿入できると共に、上爪と下爪の間でクランプ
したワークを退避手段を使用してX軸ストッパに当接さ
せることによりX軸方向の位置決めを行うようにしたこ
とから、位置決めが確実に行える。
【0006】
【実 施 例】この考案の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1は熱切断加工機の平面図、図2は同正面図
で、これら図において1は本体、2は切断すべきワーク
3を載置するワークテーブルを示す。上記本体1は門型
のコラム1aを有していて、このコラム1aにY軸方向
へ移動自在な加工ヘッド4が設けられている。上記ワー
クテーブル2はワーク載置部が上記Y軸と直交するX軸
方向へ回転自在なチェーンコンベヤ5により構成されて
いて、チェーン5aの間に横架された多数のワーク支持
棧5b上にワーク3を載置するようになっており、ワー
ク支持棧5bの間からワークリフタ6がワーク支持棧5
bの上面より上方へ突出できるようになっている。
【0007】上記ワークリフタ6はX軸方向に設けられ
た複数本のリフトバー6aに複数突設されていて、先端
部にワーク3の移動を容易にするフリーボールベアリン
グ6bが設けられていると共に、各リフトバー6aの端
部に固着されたスプロケット6cに図4に示すように駆
動チェーン6dが捲装されており、このチェーン6dを
リフトシリンダ6eによりけん引することにより、各リ
フトバー6aがほぼ90°回転できるようになってい
る。
【0008】一方上記ワークテーブル2の一端側には、
複数個のクランパ8と、各クランパ8の近傍にX軸スト
ッパ9が、そしてワークテーブル2の両側に計4個のY
軸方向位置決めピン10bがそれぞれ設けられている。
上記クランパ8は、図7の(イ)に示すように、下端が
基板8aに枢着されたレバー8bの上端に上爪8cと下
爪8dが枢着されており、これら上爪8cと下爪8dの
後端間にクランプシリンダ8eが設けられていて、この
クランプシリンダ8eにより上爪8cと下爪8dの先端
が上下方向に開閉自在となっている。上記下爪8dはバ
ランススプリング8fにより下方へ付勢されていて、レ
バー8dより突設されたストッパ8gに当接することに
より上下方向の位置決めがなされていると共に、レバー
8dの上端と基板8aの間に斜めの引込みシリンダ8h
が設けられていて、この引込みシリンダ8hによりクラ
ンパ8を退避できるようになっている。
【0009】またY軸方向位置決めピン10は、図5及
び図6に示すようにガイドブッシュ10aにより上下動
自在なストッパピン10bを有している。このストッパ
ピン10bは、上下駆動シリンダ10cにより上下動さ
れるようになっていて、ワーク3をY軸方向へ位置決め
する場合に、図6に示すように上端がワーク支持機5b
の上方へ突出されるようになっている。
【0010】次に図8に示すタイミングチャートを参照
して作用を説明すると、ワーク3を位置決めするに当っ
てY軸方向位置決めストッパ10の各ストッパピン10
bが上下駆動シリンダ10cにより上昇され、クランパ
8の上爪8cと下爪8dはクランプシリンダ8eにより
アンクランプ状態に保持される。次にリフトシリンダ6
eによりワークリフタ6が直立されて各ワークリフタ6
上端のフリーボールベアリング6bがワーク支持機5b
より上方へ突出した状態でクランパ8と反対の方向から
ワーク3が搬入され、各ストッパピン10bによりY軸
方向の位置決めがなされると共に、X軸方向はラフに位
置決めされる。
【0011】またこのときクランパ8の上爪8cと下爪
8dの間は、図7(イ)の仮想線で示すように上下方向
へ開放しているため、ワーク3にバリや反りがあって
も、何等支承なく上爪8cと下爪8dの間に進入する。
その後ワーク3を上爪8cと下爪8dがクランプした
ら、図7の(ロ)に示すように引込みシリンダ8hによ
りレバー8bの上端を引き込んでワーク3の端部をX軸
ストッパ9へ当接させ、X軸方向の位置決めを行う。そ
してX軸方向の位置決めが完了したら、一旦ワーク3を
アンクランプすると共に、ワークリフタ6を下降させて
ワーク3をワーク支持棧5b上に載置する。
【0012】そしてこの状態で引込みシリンダ8hによ
り図7の(ハ)に示すように上爪8cと下爪8dを元の
位置まで前進させて再びワーク3をクランプすると共
に、Y軸方向位置決めピン10を下降させて、加工ヘッ
ドによりワーク3の加工を開始する。また加工中加工ヘ
ッド4がクランパ8と干渉する位置へ達したら、図7の
(ニ)に示すように引込みシリンダ8hによりクランパ
8を退避させて上下爪8c,8dと加工ヘッド4が加工
するのを防止する。
【0013】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、ワーク
搬入時クランパの上爪と下爪が上下に開放されているた
め、ワークにバリや反りがあっても上下爪の間に確実に
挿入できると共に、一旦ワークをクランプした後、X軸
方向ストッパに当接させてX軸方向位置決めを行うよう
にしたことから、ワークの位置決めが正確に行える。ま
た加工ヘッドがクランパの干渉領域に達すると、引込み
シリンダによりクランパが退避されるため、両者が干渉
して破損する虞がないと共に、クランパを退避させるた
めのスペースをクランパの後方に設ける必要がないと共
に、ワークをX軸方向へ位置決めする際の引込み機構と
退避機構を兼用させたことから、これらを別個に設けた
ものに比べ構成が簡単で、かつ安価に実施することがで
きる。またワークの位置決めが自動的に行えるため、熱
切断加工機の自動運転や無人化運転も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になる熱切断加工機の平面
図である。
【図2】この考案の一実施例になる熱切断加工機の正面
図である。
【図3】この考案の一実施例になるワーク位置決め装置
の斜視図である。
【図4】この考案の一実施例になるワーク位置決め装置
に設けられたワークリフタの詳細図である。
【図5】この考案の一実施例になるワーク位置決め装置
のY軸方向位置決めピンの平面図である。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】(イ)ないし(ニ)はこの考案の一実施例にな
るワーク位置決め装置に設けられたクランパの作用図で
ある。
【図8】この考案の一実施例になるワーク位置決め装置
の作用を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
2…ワークテーブル、3…ワーク、4…加工ヘッド、6
…ワークリフタ、8…クランパ、8e…クランプシリン
ダ、8h…引込みシリンダ、9…X軸ストッパ、10…
Y軸方向位置決めピン。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 26/00 - 26/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークテーブル2上に載置されたワーク
    3をX軸方向へ移動させながら、上記X軸と直交するY
    軸方向へ移動自在な加工ヘッド4でワーク3を加工する
    熱切断加工機において、上記ワークテーブル2の一端側
    に、クランプシリンダ8aにより上下方向へ開閉し、か
    つ引込みシリンダ8hによりX軸方向へ移動自在な複数
    のクランパ8と、これらクランパ8の近傍に、ワーク3
    をX軸方向へ位置決めするX軸ストッパ9を設け、また
    ワークテーブル2の両側には、ワーク3をY軸方向へ位
    置決めする複数のY軸方向位置決めピン10をワークテ
    ーブル2の上面より出没自在に設けると共に、上記ワー
    クテーブル2内に、ワーク3の位置決め時ワーク3を下
    方より移動自在に支持するワークリフタ6を設けてなる
    熱切断加工機のワーク位置決め装置。
JP1993033941U 1993-06-23 1993-06-23 熱切断加工機のワーク位置決め装置 Expired - Lifetime JP2581862Y2 (ja)

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EP2346641B1 (en) * 2008-11-18 2018-04-11 L'Air Liquide Société Anonyme pour l'Etude et l'Exploitation des Procédés Georges Claude Support table frame for high speed laser blanking
CN102216022A (zh) * 2008-11-19 2011-10-12 乔治洛德方法研究和开发液化空气有限公司 用于激光切割金属板的方法

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