JPH05111836A - 形鋼加工機 - Google Patents

形鋼加工機

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Publication number
JPH05111836A
JPH05111836A JP3272688A JP27268891A JPH05111836A JP H05111836 A JPH05111836 A JP H05111836A JP 3272688 A JP3272688 A JP 3272688A JP 27268891 A JP27268891 A JP 27268891A JP H05111836 A JPH05111836 A JP H05111836A
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JP
Japan
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hand
jig
welding
work
processing head
Prior art date
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Application number
JP3272688A
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English (en)
Inventor
Takeji Murakoshi
武治 村越
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05111836A publication Critical patent/JPH05111836A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2103/00Materials to be soldered, welded or cut
    • B23K2103/02Iron or ferrous alloys
    • B23K2103/04Steel or steel alloys

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マーキング加工をなくすと共にスコヤを使わ
ずに正確な段取り作業が行なえて、しかも段取り工数の
削減と省人化を図って、形鋼のウェブに溶接と穴明けを
行なえるようにした。 【構成】 形鋼Wを載置したワークテーブル3の一側
に、形鋼Wの長手方向へワークテーブル3と相対的に移
動可能な移動テーブル9を設け、この移動テーブル9上
に穴明けと溶接加工を行なうための加工機本体としての
ロボット11と、このロボット11の先端に着脱可能な
治具用、溶接ワーク用および熱切断加工ヘッド用の各ハ
ンド13,15,17と、溶接ワークWA と、治具19
と、熱切断加工ヘッド21をロボット11の作動領域内
に備えると共に、前記ワークテーブル3に形鋼Wを反転
せしめる反転装置5A,5Bを備えた形鋼加工機1とす
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、形鋼としての例えば
H形鋼のウェブに穴明け加工を行なうと共に、溶接用ワ
ークを溶接せしめる形鋼加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、形鋼としての例えばH形鋼のウェ
ブに各種の穴明け加工と、溶接用ワークを溶接する溶接
加工を行なうために、まずドリルでもって穴位置および
溶接位置用のマーキングを施している。そしてマーキン
グされた穴位置にドリルで各種の穴明け加工を行なって
いる。また、マーキングされた溶接位置に溶接用ワーク
を仮止めするとき、熟練者が直角をスコヤで見ながらセ
ットして溶接工が後で溶接加工を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の穴明け、溶接加工では、穴、溶接の位置にマーキン
グを行なっているが、このマーキングにかなりの手間が
かかっている。また、溶接する際にスコヤを使って正確
に仮止め作業を行なっており、この仮止め作業にもかな
りの手間がかかっている。したがって、これらのマーキ
ング、仮止め作業を含めて段取り作業に多くの手間と工
数がかかっているという問題がある。
【0004】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、マーキング加工をなくすと共にスコヤを使わずに
正確な段取り作業が行なえて、しかも段取り工数の削減
と、省人化を図って穴明け、溶接加工を行な得るように
した形鋼加工機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、形鋼を載置したワークテーブルの一側
に、形鋼の長手方向へワークテーブルと相対的に移動可
能な移動テーブルを設け、この移動テーブル上に、穴明
けと溶接加工を行なうための加工機本体と、この加工機
本体の先端に着脱可能な溶接ワーク用、治具用および熱
切断加工ヘッド用の各ハンドと、溶接ワークと、治具
と、熱切断加工ヘッドを設け、前記各ハンド,溶接ワー
ク,治具および熱切断加工ヘッドを加工機本体の作動領
域内に備なえて形鋼加工機を構成した。
【0006】前記形鋼加工機において、前記ワークテー
ブルに形鋼を反転せしめる反転装置を備えることが望ま
しい。
【0007】
【作用】この形鋼加工機を採用することにより、ワーク
テーブル上に形鋼としての例えばH形鋼を載置する。次
いで、加工機本体の先端に治具用ハンドを装着せしめ、
この治具用ハンドで治具を把持し、予めH形鋼のウェブ
に予め設定した溶接線に位置決めし、治具をこの溶接線
にセットする。次に、加工機本体の先端から治具用ハン
ドを取外すと共に、溶接ワーク用ハンドを装着し、この
溶接ワーク用ハンドで溶接ワークを把持し、溶接線にセ
ットした治具の側面に当接せしめてウェブ上にセットす
る。
【0008】さらに加工機本体の先端からワーク溶接用
ハンドを取外し、熱切断加工ヘッドを装着する。この熱
切断加工ヘッドの先端から穴明け用の熱切断ビームをウ
ェブの所定位置に照射せしめて穴明け加工を行なうと共
に、前記溶接ワークをウェブに溶接すべく熱切断加工ヘ
ッドの先端から溶接用の熱切断ビームを前記溶接用ワー
クとウェブの溶接部分に照射せしめて溶接加工が行なわ
れる。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて詳細に説明
する。
【0010】図1を参照するに、形鋼加工機1はX軸方
向(図1において上下方向)へ延伸したワークテーブル
3を備えており、このワークテーブル3上におけるX軸
方向には所定の間隔を置いてワークとしての形鋼である
H形鋼Wを反転せしめる一組のワーク反転装置5A,5
Bが設けられている。
【0011】前記ワークテーブル3の一側例えば左側に
は、X軸方向へ延伸した平行な複数のガイドレール7が
敷設されている。このガイドレール7にはX軸方向へ移
動自在な移動テーブル9が設けられている。この移動テ
ーブル9は図示省略されているが例えば駆動モータ、ボ
ールねじなどによってX軸方向へ移動されるようになっ
ている。
【0012】上記構成により、移動テーブル9は図示省
略の駆動モータを駆動せしめることによって、ボールね
じ、ナット部材を介して、ガイドレール7に案内されて
X軸方向へ移動されることになる。
【0013】前記移動テーブル9のほぼ中央部における
右側上には加工機本体としてのロボット11が設けられ
ていると共に、このロボット11の左側における移動テ
ーブル9上には治具用ハンド13、溶接ワーク用ハンド
15および熱切断加工ヘッド用ハンドとしてのレーザ加
工ヘッド用ハンド17が設けられている。
【0014】また、ロボット11の図1において上側に
おける移動テーブル9上にはH形鋼WのウェブWE 上に
溶接するプレート状の溶接ワークWA が積層されている
と共に、ロボット11の図1において下側における移動
テーブル9上には治具19と熱切断加工ヘッドとしての
レーザ加工ヘッド21とが置かれている。
【0015】前記移動テーブル9上に置かれた溶接用ワ
ークハンド13、治具用ハンド15、レーザ加工ヘッド
用ハンド17、溶接ワークWA 、治具19およびレーザ
加工ヘッド21は、前記ロボット11の先端部である手
首部が移動される移動領域内に置かれているものであ
る。
【0016】前記ロボット11は、図2に示されている
ように、前記移動テーブル9上に基台23を備えてお
り、この基台23の上部には台座25が固定されてい
る。この台座25上には回動自在な支持部材27が設け
られていると共に、この支持部材27の上端部に設けら
れた第1支軸29には第1アーム部材31の後部が回動
自在に支承されている。
【0017】この第1アーム部材31の先端部に設けら
れた第2支軸33には第2アーム部材35の後部が回動
自在に支承されている。この第2アーム部35の先端部
には回転自在な円筒部材37が支承されていると共に、
この円筒部材37の先端には第3支軸39を介して回動
自在な保持部材41が支承されている。
【0018】前記保持部材41に取付けるチャック43
は、図3に示されているように、中央部にチャック孔4
5が形成されている。このチャック孔45には例えば流
体シリンダの作動によって図3において左右方向へ移動
可能な一対の挾圧部材47が設けられている。したがっ
て、この一対の挾圧部材47がチャック孔45に対して
出没されるようになっている。また、チャック43の下
面には位置決め用孔49が形成されている。
【0019】前記治具用ハンド13は、図4に示されて
いるように、例えば角柱状のボディ51を備えており、
このボディ51の上端側には前記チャック43のチャッ
ク孔45に支持される取付片53が突設されている。ま
た前記ボディ51の上端側の前記位置決め用孔49に対
応する位置には位置決めピン55が突出されている。
【0020】前記ボディ59内には流体シリンダが設け
られており、この流体シリンダによって複数のチャック
爪55が開閉されるようになっている。なお、流体シリ
ンダによってチャック爪57が開閉される具体的な機構
はすでに公知であるから詳細な説明を省略する。
【0021】上記構成により、移動テーブル9上に置か
れている治具用ハンド13にロボット11が移動してロ
ボット11の保持部材41に取付けられたチャック43
が下降される。すると、チャック43の位置決め用孔4
9に治具用ハンド13におけるボディ51に突出された
位置決めピン55が位置決め用孔49に嵌まり込み位置
決めされると共に、チャック孔45に取付片53が装着
され、さらに挾圧部材47がチャック孔45に突出し
て、チャック43に治具用ハンド13が把持されること
になる。
【0022】前記溶接ワーク用ハンド15は、図5に示
されているように、例えば角柱状のボディ59を備えて
おり、このボディ59の上端側には、前記治具用ハンド
13と同様に、前記チャック43のチャック孔45に支
持される取付片61が突設されていると共に、前記位置
決め用孔49に対応する位置には位置決めピン63が突
出されている。
【0023】また、前記ボディ59の下端側には、電磁
石65が取付けられている。この電磁石65は図示省略
の電気回路によって電磁石65を励磁せしめると、後述
するプレート状の溶接ワークWを吸着すると共に、電磁
石65を消磁せしめると、溶接ワークWが解放されるよ
うになっている。
【0024】上記構成により、移動テーブル9上に置か
れている溶接ワーク用ハンド15にロボット11が移動
してロボット11の保持部材41に取付けられたチャッ
ク43が下降される。すると、チャック43の位置決め
用孔49に溶接ワーク用ハンド15におけるボディ59
に突出された位置決めピン63が位置決め用孔49に嵌
まり込み位置決めされると共に、チャック孔45に取付
片61が装着され、さらに挾圧部材47がチャック孔4
5に突出して、チャック43に溶接ワーク用ハンド15
が把持されることになる。
【0025】前記レーザ加工ヘッド用ハンド17は、図
6に示されているように、例えば角柱状のボディ67を
備えており、このボディ67の上端側には、前記治具用
ハンド13、溶接ワーク用ハンド15と同様に、前記チ
ャック43のチャック孔45に支持される取付片69が
突設されていると共に、前記位置決め用孔49に対応す
る位置には位置決めピン71が突出されている。
【0026】また、前記ボディ67の下端側には、複数
のクランプ部材73が上下方向へ延伸して設けられてお
り、この各クランプ部材73の内側には、流体シリンダ
などによって往復動するクランプ爪75が取付けられて
いる。したがって、レーザ加工ヘッド21のヘッド部が
クランプ、アンクランプされるようになっている。
【0027】上記構成により、移動テーブル9上に置か
れているレーザ加工ヘッド用ハンド17にロボット11
が移動してロボット11の保持部材41に取付けられた
チャック43が下降される。すると、チャック43の位
置決め用孔49にレーザ加工ヘッド用ハンド17におけ
るボディ67に突出された位置決めピン71が位置決め
用孔49に嵌まり込み位置決めされると共に、チャック
孔45に取付片69が装着され、さらに挾圧部材47が
チャック孔45に突出して、チャック43にレーザ加工
ヘッド用ハンド17が把持されることになる。
【0028】前記治具19は、図7に示されているよう
に、治具本体77を備えており、この治具本体77の下
部には電磁石79が取付けられている。治具本体77の
上部には治具用ハンド13のチャック爪57が係合する
複数の係合溝81が形成されている。この係合溝81内
にはスプリング83によって付勢されたスイッチ85が
設けられている。
【0029】上記構成により、治具用ハンド13のチャ
ック爪57が係合溝81に係合することによって、治具
用ハンド13で治具19がクランプされることになる。
また、チャック爪57が係合溝81に係合すると、チャ
ック爪57の先端部がスプリング83の付勢力に抗して
スイッチ85がONされる。このスイッチ85がONさ
れると電磁石79がOFFとなるように構成されてい
る。
【0030】前記レーザ加工ヘッド21は、図8に示さ
れているように、例えば円筒形状の加工ヘッド本体87
を備えており、この加工ヘッド本体87の下端部にはレ
ーザノズル89が設けられている。また、加工ヘッド本
体87内にはベンドミラー91、集光レンズ93が備え
られている。さらに、加工ヘッド本体87の上部にはヘ
ッド部95が一体化されており、このヘッド部95には
前記レーザ加工ヘッド用ハンド19のクランプ部材73
に設けられているクランプ爪75が係合する係合溝97
が形成されている。
【0031】前記加工ヘッド本体87の上部側壁には、
図示省略のレーザ発振器に接続された光ファイバ99の
一端が接続されていて、レーザ発振器から発振されたレ
ーザビームLBは光ファイバ99を経て加工ヘッド本体
87内のベンドミラー91へ向けて伝送される。このベ
ンドミラー91で折曲げられたレーザビームLBは集光
レンズ93で集光されてレーザノズル89から照射され
ることになる。
【0032】また、レーザ加工ヘッド用ハンド17のク
ランプ爪75がヘッド部95に形成された係合溝97に
係合されて、レーザ加工ヘッド用ハンド17にレーザ加
工ヘッド87がクランプされることになる。
【0033】前記ワークテーブル3上にはワーク反転装
置5A,5Bが適宜な間隔をあけて設けられている。こ
のワーク反転装置5Aと5Bは同一構造であるので、ワ
ーク反転装置5Aについて説明し、ワーク反転装置5B
については説明を省略する。
【0034】前記ワーク反転装置5Aとしては、図9に
示されているように、ワークテーブル3上にフレーム1
01が装着されており、このフレーム101には回動自
在に装着しかつ一部を開閉自在にリング状の回動体10
3が設けられている。
【0035】この回動体103に互いに接近離反自在に
第1、第2サポート105,107が装着されていて、
形鋼としての例えばH形鋼Wを挾持固定するものであ
る。前記回動体103の一部を開放するために前記フレ
ーム101に開閉機構109が装着されている。
【0036】前記フレーム101は、ほぼ円弧状に切り
欠いた円弧部111を形成した複数のメインプレート1
13を図9において左右方向に適宜に離隔すると共に、
両側板115やリブ117などにより連結した枠体構造
となっている。前記フレーム101内には、複数の支持
ローラ119が円弧部111に沿ってそれぞれのメイン
プレート113に回転自在に装着してあり、各支持ロー
ラ119には前記回動体103が、その外周面を支承さ
れて回動するものである。
【0037】前記メインプレート113のほぼ中央部付
近には、回動体103に装着した外接ギヤの内側に接触
して転動するローラがプレート121を介して取付けて
あると共に、メインプレート113にはモータのごとき
回動駆動装置123が取付てある。この回動駆動装置1
23の駆動軸は、ギアボックス125内に設けた図示し
ないウォームなどの歯車機構と連動連結してある。な
お、回動駆動装置123は、ギアボックス125に設け
た図示しない駆動ギヤを介して前記回動体103に装着
した外接ギヤと連動連結してある。
【0038】上記構成により、回転駆動装置123を駆
動せしめると、ギアボックス125を介して回動体10
3が回動されることになる。
【0039】前記第1サポート105は回動体103の
下部に設けられていると共に、回動体103の上下に
は、ボールねじ127が上下方向へ延伸して回転自在に
支承されていると共にボールねじ127には前記第1サ
ポート105,第2サポート107が螺合されている。
さらに、ボールねじ127はハンドル129に連動連結
されている。
【0040】上記構成により、ハンドル129を廻す
と、ボールねじ127が回転されることにより、第1サ
ポート105と第2サポート107が接近したり、ある
いは離反されることになる。
【0041】したがって、ハンドル129を廻してボー
ルねじ127を回転させることにより、第1サポート1
05と第2サポート107とが接近し、第1サポート1
05上に載置したH形鋼Wが、この第1サポート105
と第2サポート107によって挾圧固定される。次い
で、回転駆動装置123を駆動せしめると、ギアボック
ス125を介して回動体103が回動されることによ
り、H形鋼Wが反転されることになる。なお、ワーク反
転装置5A,5Bの具体的な構成は、すでに特開昭58
−74299号公報として公知であるため、詳細な説明
を省略する。
【0042】次に、H形鋼WにおけるウェブWE にプレ
ート状の溶接ワークWA を溶接する動作と、穴明けを行
なう動作について説明する。
【0043】まず、ワークテーブル3上に設けられたワ
ーク反転装置5A,5Bの第1サポート105上にH形
鋼Wを載置し、第1サポート105と第2サポート10
7とを互いに接近せしめて、第1、第2サポート10
5,107によってH形鋼Wを挾持固定する。
【0044】次に、ロボット11を制御して先端部の保
持部材41に取付けたチャック43を移動テーブル9上
に設けてある治具ハンド13の上方に位置決めすると共
に下降せしめてチャック43に治具ハンド13を装着せ
しめる。チャック43に装着された治具ハンド13を移
動テーブル9上に設けてある治具19の上方に位置決め
すると共に下降せしめて治具ハンド13に治具19を装
着せしめる。
【0045】治具ハンド13に装着された治具19が図
10に示されているように、H形鋼WにおけるウェブW
E の予め指定した位置の上方位置に位置決めした後、下
降せしめて、治具19をH形鋼WにおけるウェブWE
予め指定した位置に載置する。治具ハンド13のチャッ
ク爪57が治具19の治具本体77を解放すると、治具
19の電磁石79が励磁されて、治具19自体がH形鋼
WのウェブWE に位置決め固定される。
【0046】次いで、ロボット11のチャック43が移
動テーブル9に設けてある溶接ワーク用ハンド15の上
方に位置決めされて、下降することにより、チャック4
3に溶接ワーク用ハンド15が装着される。チャック4
3に装着された溶接ワーク用ハンド15が、移動テーブ
ル9上に設けてある溶接ワークWA の上方に位置決めさ
れて下降することにより、溶接ワーク用ハンド15の電
磁石65に溶接ワークWA が励磁されて把持される。
【0047】溶接ワーク用ハンド15に把持された溶接
ワークWA が、図11に示されているように、H形鋼W
におけるウェブWE に位置決め固定されている治具19
の側面に対応した位置に位置決めした後、溶接ワークW
A を治具19の側面に当接せしめ、治具19の電磁石7
9が励磁されているから、溶接ワークWA が治具19に
吸着して垂直状に位置決め固定される。而して、溶接ワ
ーク用ハンド15の電磁石65が消磁されて、溶接ワー
クWA が溶接ワーク用ハンド15から解放される。
【0048】溶接ワーク用ハンド15を装着したチャッ
ク43が、溶接ワーク用ハンド15があった元の上方位
置に位置決めされ下降することによって、溶接ワーク用
ハンド15が元の位置に戻される。
【0049】次に、チャック43を移動テーブル9上に
設けてあるレーザ加工ヘッド用ハンド17の上方位置に
位置決めされて下降せしめることによって、チャック4
3にレーザ加工ヘッド用ハンド17が装着される。チャ
ック43に装着されたレーザ加工ヘッド用ハンド17が
移動テーブル9上に設けてあるレーザ加工ヘッド21の
上方位置に位置決めされて下降することによってレーザ
加工ヘッド用ハンド17にレーザ加工ヘッド21が装着
される。
【0050】レーザ加工ヘッド用ハンド17に装着され
たレーザ加工ヘッド21が、図12に示されているよう
に、治具19に垂直状に把持されている溶接ワークWA
をH形鋼Wに溶接すべく、姿勢制御されてレーザノズル
89からレーザビームLBが照射されてレーザ溶接が行
なわれる。レーザ溶接が行なわれた後、レーザ加工ヘッ
ド21がH形鋼WのウェブWE に対して垂直状となるよ
うに制御されてウェブWE の予め指定された個所にレー
ザノズル89からレーザビームLBが照射されて穴加工
が行なわれる。
【0051】次いで、レーザ加工ヘッド21を元の位置
に戻した後、ワーク反転装置5A,5Bを作動せしめて
H形鋼Wを反転せしめる。反転されたH形鋼Wにおける
ウェブWE に、上述した動作と同様に溶接ワークWA
必要個所に溶接される。
【0052】次に、移動テーブル9をX軸方向の例えば
図1において上方向へ一定長さ移動して上述した動作を
繰返すことによって、連続してH形鋼Wにおけるウェブ
E に溶接ワークWA を溶接すると共に穴明けを行なう
ことができる。
【0053】したがって、従来のようにマーキングを行
なうことなく、かつスコヤを使わないで、正確な段取り
作業を行なって、レーザ加工ヘッド21でもって、形鋼
に溶接と穴明けを同時的に行なうことができると共に、
段取り工数の削減と省人化を図ることができる。
【0054】また、加工機本体としてのロボット11を
例えば図13に示されているように複数(3個)設け、
各ロボット11における先端の保持部材41にそれぞれ
溶接用ワークハンド13,治具用ハンド15およびレー
ザ加工ヘッド用ハンド17を専用に装着せしめる。そし
て、溶接用ワークハンド13には溶接用ワークWA を、
治具用ハンド15には治具19を、またレーザ加工ヘッ
ド用ハンド17にはレーザ加工ヘッド21を取付けてH
形鋼WのウエブWEに溶接加工や穴明け加工を行なうよ
うにすることができる。なお、各部品は上述したものと
同じであるので同一部品に同一符号を付し、構成の説明
を省略する。動作は各ハンドが個々に動作するだけが相
違するのみであるので説明を省略する。さらに効果も上
述した例の効果に対して、短時間で溶接,穴明けを行な
うことができる。
【0055】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。本実施例では、ワー
クテーブル3に対して移動テーブル9をX軸方向へ移動
せしめる例で説明したが、移動テーブル9を固定し、ワ
ークテーブル3をX軸方向へ移動せしめるようにしても
対応可能である。また、本実施例では熱切断加工ヘッド
としてレーザ加工ヘッド21を例にして説明したが、プ
ラズマビームを用いたプラズマ加工ヘッドなどであって
も対応可能である。
【0056】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明から理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、マーキングを行なわず、
かつ作業者でなく治具用ハンドで治具をセットし、熱切
断加工ヘッドから熱切断ビームを照射して穴明けと溶接
加工を容易に行なうことができると共に、段取り工数の
削減と省人化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した一実施例の形鋼加工機の平
面概略図である。
【図2】図1における加工機本体としてのロボットの拡
大正面図である。
【図3】図2におけるロボットの先端に取付けられるチ
ャックの拡大正面図である。
【図4】チャックに装着される治具用ハンドの正面概略
図である。
【図5】チャックに装着される溶接ワーク用ハンドの正
面概略図である。
【図6】チャックに装着されるレーザ加工ヘッド用ハン
ドの正面概略図である。
【図7】治具用ハンドに装着される治具の正面概略図で
ある。
【図8】レーザ加工ヘッド用ハンドに装着されるレーザ
加工ヘッドの正面概略図である。
【図9】ワーク反転装置の一例である斜視概略図であ
る。
【図10】ロボットの先端に治具用ハンドを装着して、
治具をH形鋼のウェブに固定する動作説明図である。
【図11】ロボットの先端に溶接ワーク用ハンドを装着
して、溶接ワークをH形鋼のウェブに仮止めするための
動作説明図である。
【図12】ロボットの先端にレーザ加工ヘッド用ハンド
を装着して、レーザ加工ヘッドで溶接ワークをH形鋼の
ウェブに溶接したり、あるいは穴明け加工するための動
作説明図である。
【図13】加工機本体としてのロボットを複数設けて溶
接,穴明けを行なう例の斜視図である。
【符号の説明】
1 形鋼加工機 3 ワークテーブル 5A,5B ワーク反転装置 9 移動テーブル 11 ロボット(加工機本体) 13 治具用ハンド 15 溶接ワーク用ハンド 17 レーザ加工ヘッド用ハンド(熱切断加工ヘッド用
ハンド) 19 治具 21 レーザ加工ヘッド(熱切断加工ヘッド) 41 保持部材 43 チャック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、形鋼を載置したワークテーブルの一側
あるいは両側に、形鋼の長手方向へワークテーブルと相
対的に移動可能な移動テーブルを設け、この移動テーブ
ル上に、穴明けと溶接加工をあるいは穴明け,溶接を個
々に行なうための適数の加工機本体と、この加工機本体
の先端に着脱可能な溶接ワーク用、治具用および熱切断
加工ヘッド用の各ハンドと、溶接ワークと、治具と、熱
切断加工ヘッドを設け、前記各ハンド,溶接ワーク,治
具および熱切断加工ヘッドを加工機本体の作動領域内に
備なえて形鋼加工機を構成した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、ロボット11の図1において上側に
おける移動テーブル9上にはH形鋼WのウェブWE 上に
溶接するプレート状の溶接ワークWA が積層されている
と共に、ロボット11の図1において下側における移動
テーブル9上には治具19と熱切断加工ヘッドとしての
レーザ加工ヘッド21とが置かれている。なお、上記溶
接ワークWA は複数でもよく、また形状などが異なって
いてもよいものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】前記ボディ59内には流体シリンダが設け
られており、この流体シリンダによって複数のチャック
爪5が開閉されるようになっている。なお、流体シリ
ンダによってチャック爪57が開閉される具体的な機構
はすでに公知であるから詳細な説明を省略する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】前記加工ヘッド本体87の上部側壁には、
本実施例においては図示省略のレーザ発振器に接続され
た光ファイバ99の一端が接続されていて、レーザ発振
器から発振されたレーザビームLBは光ファイバ99を
経て加工ヘッド本体87内のベンドミラー91へ向けて
伝送される。このベンドミラー91で折曲げられたレー
ザビームLBは集光レンズ93で集光されてレーザノズ
ル89から照射されることになる。なお、レーザビーム
LBを加工ヘッド本体87内へ導くための構成としては
前記光ファイバ99に限ることなく、適宜の公知の手段
を採用することが可能である。要は、レーザビームLB
をレーザノズル89から照射できれば良いものであるか
ら、レーザビームLBの導入手段のより詳細についての
説明は省略する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】また、加工機本体としてのロボット11を
例えば図13に示されているように複数(3個)設け、
各ロボット11における先端の保持部材41にそれぞれ
溶接用ワークハンド13,治具用ハンド15およびレー
ザ加工ヘッド用ハンド17を専用に装着せしめる。そし
て、溶接用ワークハンド13には溶接用ワークWA を、
治具用ハンド15には治具19を、またレーザ加工ヘッ
ド用ハンド17にはレーザ加工ヘッド21を取付けてH
形鋼WのウブWE に溶接加工や穴明け加工を行なうよ
うにすることができる。さらに、加工機本体としてのロ
ボット11を例えば図14に示されているように、2個
設け、一方のロボット11における先端の保持部材41
に溶接用ワークハンド13,治具用ハンド15を交換自
在に装着し、他のロボット11における先端の保持部材
41にレーザ加工ヘッド用ハンド17を装着せしめる。
そして、溶接用ワークハンド13,治具用ハンド15に
はそれぞれ溶接用ワークWA ,治具19を、レーザ加工
ヘッド用ハンド17にはレーザ加工ヘッド21を取付け
てH形鋼WのウェブWE に溶接加工や穴明け加工を行な
うようにすることができる。前記複数のロボット11が
前記移動テーブル9上に設けられていてもよく、あるい
は各ロボット11がワークテーブル3の両側に設けられ
た各移動テーブル9上に設けられていてもよいものであ
る。なお、各部品は上述したものと同じであるので同一
部品に同一符号を付し、構成の説明を省略する。動作は
各ハンドが個々に動作するだけが相違するのみであるの
で説明を省略する。さらに効果も上述した例の効果に対
して、短時間で溶接,穴明けを行なうことができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】加工機本体としてのロボットを複数(3個)
設けて溶接,穴明けを行なう例の斜視図である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図14
【補正方法】追加
【補正内容】
【図14】加工機本体としてのロボットを複数(2個)
設けて溶接,穴明けを行なう例の斜視図である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】追加
【補正内容】
【図14】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形鋼を載置したワークテーブルの一側
    に、形鋼の長手方向へワークテーブルと相対的に移動可
    能な移動テーブルを設け、この移動テーブル上に、穴明
    けと溶接加工を行なうための加工機本体と、この加工機
    本体の先端に着脱可能な溶接ワーク用、治具用および熱
    切断加工ヘッド用の各ハンドと、溶接ワークと、治具
    と、熱切断加工ヘッドを設け、前記各ハンド,溶接ワー
    ク,治具および熱切断加工ヘッドを加工機本体の作動領
    域内に備えてなることを特徴とする形鋼加工機。
  2. 【請求項2】 前記ワークテーブルに形鋼を反転せしめ
    る反転装置を備えてなることを特徴とする請求項1記載
    の形鋼加工機。
JP3272688A 1991-10-21 1991-10-21 形鋼加工機 Pending JPH05111836A (ja)

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