JPH0319B2 - - Google Patents

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JPH0319B2
JPH0319B2 JP61103709A JP10370986A JPH0319B2 JP H0319 B2 JPH0319 B2 JP H0319B2 JP 61103709 A JP61103709 A JP 61103709A JP 10370986 A JP10370986 A JP 10370986A JP H0319 B2 JPH0319 B2 JP H0319B2
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Furanshisukasu Maria De Rooiju Yohanesu
Edoin Miikinzu Suchiibun
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Unilever NV
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    • A23J1/14Obtaining protein compositions for foodstuffs; Bulk opening of eggs and separation of yolks from whites from leguminous or other vegetable seeds; from press-cake or oil-bearing seeds
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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
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    • A23L23/00Soups; Sauces; Preparation or treatment thereof
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良タン白加水分解物、さらに詳細に
は食塩およびロイシン、イソロイシ、バリン、フ
エニルアラニンなどのようないわゆる非極性アミ
ノ酸の含量低減により管能性が改良されたタン白
加水分解物に関する。
加水分解タン白は周知であり、主として風味の
良いフレーバとして使用される。一般にこれらは
タン白材料、例えばカゼイン、グルテンおよび大
豆タン白を約6N塩酸と共に煮沸して加水分解し、
その後苛性ソーダにより中和して製造される。一
般に加水分解液の約50%の乾物含量は食塩であ
る。従つて味は塩からく、そしてロイシン、イソ
ロイシン、バリンおよびフエニルアラニンのよう
な非極性アミノ酸が存在するためにがい。
高食塩含量の不利を軽減するためにタン白を加
水分解する他の手順、例えば酵素加水分解および
硫酸による加水分解−その後サルフエート イオ
ンは沈澱させて除去−が研究された、内酵素およ
び外酵素を組み合せた場合でさえ酵素加水分解は
高ペブチド含量を有し、フレーバ性の乏しい加水
分解物を生成し、一方硫酸加水分解は加水分解物
に非常に望ましくない異臭を生ずる。
こうして、タン白加水分解物を改良する試みが
なされた。東独特許公開明細書第157258号(Dr
−Ing.L.Baerbel,Dr−Ing.K.Gerd,Minist.F.
Land−Fovst Nahrungwintsch・Inst.
Milchwirtsch.,Oranienburg,GDR)はPH2.5〜
6.0を有する加水分解物の水性溶液から120μm以
下の平均孔径を有する分子篩材料上でゲル濾過に
より塩およびフエニルアラニンを除去し、その後
濃縮することによるタン白加水分解物の改良方法
を記載している。この方法は、120マイクロメー
ター(=12×10-5m)未満の平均孔径、即ち
1.10-8mの孔径を有する分子篩材料を用いて上記
の方法をくり返すことによつて立証されたが、も
しあつたとしても極くわずかな改善しか得られな
かつた。
又、英国特許公開明細書第2066265号(キノイ
ン)から加水分解物をベータ−シクロデキストリ
ンポリマーを充填したカラム上でクロマトグラフ
イにかけることによりタン白加水分解物のフエニ
ルアラニン含量を減少させることは既知である。
最後に米国特許発明明細書第4243369号(モー
レンカンプ)は塩化カリウムにより中和された酸
加水分解タン白、ニユークレオチド、リン酸カリ
ウム、糖および塩化カリウムを含むナトリウムを
含まない塩置換混合物を開示する。
0.5〜2.5ナノメーター(10−9m)の平均孔径を
有する分子篩を使用することにより、水性媒体中
のタン白加水分解物溶液のゲル濾過は通例食塩お
よび非極性アミノ酸の実質的除去を生ずることが
わかつた。
従つて本発明は、非極性アミノ酸及び食塩含量
の低減されたタパク質加水分解物であつて、 (a) 0〜35%w/wのNaClを含むこと、 (b) 25〜100%w/wの遊離アミノ酸を含むこと、 (c) 8〜60%のグルタミン酸(w/w、乾物して
計算)を含むこと、 (d) 全アミノ酸に基づく非極性アミノ酸含量が元
の加水分解物の値の少なくとも20%低減されて
いること、及び (e) 加水分解物の0〜75重量%のサツカライド、
キヤリアを含むこと、 を特徴とするタンパク加水分解物を提供する。適
切に溶離を行うことによつて実質的に食塩を含ま
ないフラクシヨンを得ることもできる。また、フ
ラクシヨンの大きさを増すことにより、20%以下
又は35%以下(w/w、乾燥タン白加水分解物で
計算)のNaCl含量を有する生成物を得ることが
できる。出発材料の加水分解度により、100%
w/wまでの遊離アミノ酸を含む改良したタン白
加水分解物は、例えば長時間の加水分解で
6NHClによる小麦グルテンからの加水分解物を
使用する場合、得ることができる。通例、生成物
は少なくとも25%、むしろ少なくとも40%w/w
の遊離アミノ酸および勿論任意にはキヤリア材料
を含む。適当なキヤリア材料は例えばアラビアガ
ム、マルトデキストリン、澱粉(任意には加工)、
セルロース、デキストランおよび乳糖のようなサ
ツカライドである。
ゲル濾過技術の結果として、塩を含まない、ア
ミノ酸を含まない化合物(炭水化物誘導体、例え
ばフミンのような)も20%w/w以下、好ましく
は10%以下のレベル(すべてタン白加水分解物基
準で計算、従つて含まれる任意のキヤリ材料は除
く)に減少する。
最後に、上記規定の苦味を付与しやすい非極性
アミノ酸の%は出発物質の分量と比較した場合、
20%まで、好ましくは少なくとも50%、一層好ま
しくは少なくとも70%まで減少した、上記論議の
キヤリア材料は0〜75%、好ましくは5〜50%の
量で含まれ、残部は本発明による改良した加水分
解物である。
上記のように、本発明による改良したタン白加
水分解物は2.0〜8.0のPHおよび45%までの乾物含
量を有する酸加水分解タン白の水性溶液を0.5〜
2.5、好ましくは0.5〜1.5nmの平均孔径を有する
分子篩にかけ、適当なフラクシヨンを溶離し、次
に通常濃縮し乾燥することにより製造することが
できる。特に適当な分子篩はセフアデツクス10お
よび15(フアーマシアABの商品名、アツプサラ、
スエーデン)のような架橋結合デキストランであ
る。しかしセフアデツクス25および100は無効で
あることがわかつた。
従つて、本発明はまた、塩酸で加水分解された
タンパク質を水に溶解し、この溶液を多孔性材料
上でゲル濾過におけることを含む加水分解タンパ
クの製造方法において、多孔性材料が0.5〜2.5nm
の平均孔径を有し、 (a) 0〜35%w/wのNaCl含量、 (b) 25〜100%w/wの遊離アミノ酸含量、 (c) 8〜60%のグルタミン酸含量(w/w、乾物
として計算) (d) 初めよりも少なくとも20%低減された、全ア
ミノ酸に基づく非極性アミノ酸含量、及び、 (e) 加水分解物の0〜75重量%のサツカライド、
キヤリア含量、 を有するフラクシヨンを溶離させることを特徴と
する方法を提供する。
本発明によるタン白加水分解物は風味のよいフ
レーバとして、スープ、ビーフバーガー、ソーセ
ージ、ソース、グーラツシユなどのような食品に
有利に使用することができる。又、通例の成分と
一緒にNaCl−置換物に有利に使用することもで
きる。
さらに特に、改良したタン白加水分解物は塩化
カリウム、塩化アンモニウム、アジピン酸カリウ
ムなどのような既知NaCl−置換物と有利には組
み合せ、すぐれた味のよい生成物を得ることがで
きる。
本発明による改良した加水分解物はモノ−およ
びジ−サツカライド、システイン/シスチン、チ
アミンなどと反応させる反応フレーバの製造に対
するすぐれた出発材料であり、反応フレーバでは
出発アミノ酸の主要部分は未変化で残る。
本発明は次例により例示される。
例 1 長さ100mmおよび内径50mmの温度調節つきゲル
−濾過カラムに87cmの高さまで0.5〜1.5nmの平均
孔径を有する予め膨潤させたセフアデツクス G
−10 レジン(フアーマシアABからの架橋結合
デキストラン、アツプサラ、スエーデン)を満た
した。カラム温度は50℃に上げ、レジンは2時間
500ml/時間の流速で温(50℃)脱イオン、脱気
水で洗滌した、その後流速は正確に200ml/時間
に調整した。HCl加水分解小麦グルテン タン白
供給原料は2重量部の41%固形を有する小麦グル
テン加水分解物(47%は食塩および46.9%はアミ
ノ酸)と1部の脱イオン、脱気水と混合すること
により製造した。この供給原料試料(PH5.8)は
1時間200/時間でカラムに通し、次いで同じ
流速で3時間脱イオン、脱気水を通した。3時間
経過後、加水分解グルテンの別の試料をカラムに
通し次いで同じ流速で3時間脱イオン、脱気水を
通した。3時間経過後、タン白加水分解物の別の
試料をカラムに通し、次いで最初のサイクルに対
するのと同じ流速および時間脱イオン、脱気水を
通した。この操作の循環パーンによりNaClおよ
びアミノ酸を連続的に分離することができた。こ
れらのサイクルを通してカラム温度は50℃に維持
した。
カラムからの溶離液は20ml毎の複数のフラクシ
ヨンとして集め、これはNaClおよびアミノ酸含
量に対し分析した。しかし、試験の出発時には溶
離液はアミノ酸、NaCl又は他のグルテン加水分
解物成分を含まなかつたので3時間は試料の採取
を行なわなかつた。
1つの完全な4時間サイクル中に集めたフラク
シヨンの分析は次の結果を示した: 合せたフラクシヨン1〜14は初めの乾物の32.7
%を含有した。この乾物は98.5%のアミノ酸から
成つていた(ロイシン、イソロイシン、バリンお
よびフエニルアラニンはアミノ酸組成の2.5%で
あることが証明されたが、始めには12.4%が存在
した)。NaCl%は0.1%以下であつた。合せたフ
ラクシヨン1〜14は25%固形まで濃縮し、15%
w/wのマルトデキストリンを添加し、噴霧乾燥
した。フラクシヨン15〜40は初めの乾物の67.3%
を含有した、この乾物は20.4%のアミノ酸および
69.8%のNaClから成つていた。
例 2 例1に十分に記載の手順に従つた。しかし、脱
脂大豆加水分解物(HCl)を供給原料として使用
した。この大豆タン白加水分解物は40.4%の固形
含量を有し、その40〜1%はNaClで、31.2%は
アミノ酸である。
合せたフラクシヨン1〜14は初めの乾物の33%
をを含有した。この乾物は68.8%のアミノ酸から
成り、その22.3%はグルタミン酸であつた、非極
性アミノ酸はアミノ酸の2.4%であることが証明
されたが、初めには11.8%が存在した、NaCl%
は0.1%以下であつた(クロリド イオンとして
測定)。フラクシヨン1〜14は25%固形まで濃縮
し、15%w/w澱粉を添加し、噴霧乾燥した。合
せたフラクシヨン15〜40は初めの乾物の67%を含
有した。この乾物は13%のアミノ酸および70%の
NaClから成つていた(37.5%澱粉キヤリアを除
いて)。
例 3 例1に十分に記載の手順に従つた。しかし、メ
イズ グルテン(コーン タン白)HCl加水分解
物を供給原料として使用した。この加水分解物は
固形含量41%を有し、この47.7%はNaClで、45.3
%はアミノ酸であつた。
合せたフラクシヨン〜23は初めの乾物の62.1%
を含有した、この乾物は38.0%のアミノ酸から成
り、その11.3%はグルタミン酸であつた。NaCl
%は21.1であつた。非極性アミノ酸は全アミノ酸
組成の2.7%であることが証明されたが、初めに
は8.3%が存在した。
フラクシヨン1〜23は60%乾物のペーストに濃
縮した。
合せたフラクシヨン24〜40は初めの乾物の37.9
%を含有した。この乾物は7.3%のアミノ酸およ
び26.6%のNaClから成つていた。
例 4 食塩に見せかけるために使用する呈味化合物の
混合物(NaCl−置換物)は 90gの塩化カリウム 5gのクエン酸/カリウム 5gのグルタミン酸/カリウム から成つていた。
この混合物は例1の脱塩小麦グルテン加水分解
物と1:2w/w比で混合した。
水中の1%の用量レベルで熟練パネルによる評
価により、NaCl−置換物/脱塩小麦グルテン加
水分解物混合物は風味のよい、塩味印象を有し
(加水分解物の場合を除く)それ自体でNaCl−置
換物混合物よりすぐれていた。脱塩タン白加水分
解物はカリウム塩に固有の苦味、木でもかんでい
るように風味(woody)、異物をマスクすること
が明らかであつた。
例 5 反応フレーバ100℃で3時間次の混合物を加熱
することにより製造した。
1gのチアミン塩酸塩、 8gのグルコース、 4gのグルタミン酸1ナトリウム、 0.5gのシステインHCl H2O、 0.4gの乳酸、 10gの脱塩脱脂大豆加水分解物(例2)、 20gの水。
第2のフレーバは今回初めの加水分解物を使用
したことを除いて同一方法で製造した。
熱水中の2%液体フレーバ物質の用量レベルで
の評価により、脱脂大豆加水分解物に基づくフレ
ーバは熟練パネルにより選択され(n=6)をし
て初めの加水分解物から製造した同じ調整物より
豊かな味で、すつきりとしており、不快な苦みや
からみが少ないと評価された。
例 6 5gの低NaClメイズ グルテン加水分解物(例
3)を次のスープミツクス: 10gの食塩 2gのグルタミン酸の1ナトリウム 5gの牛脂 20gのパーミセリ 3gの乾燥タマネギ 1gの乾燥ニンジン 0.25gのハーブ ミツクス を含む1の水に添加した。
全組成物を20分間沸騰した。対照試料は出発メ
イズ グルテン加水分解物(食塩および非極性ア
ミノ酸を一層多く含む)を含有した。
専門家パネルは脱塩タン白加水分解物を含むス
ープを選択した、これは対照品より豊かな味で、
スープの様であると評価された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 非極性アミノ酸及び食塩含量の低減されたタ
    ンパク質加水分解物であつて、 (a) 0〜35%w/wのNaClを含むこと、 (b) 25〜100%w/wの遊離アミノ酸を含むこと、 (c) 8〜60%のグルタミン酸(w/w、乾物とし
    て計算)を含むこと、 (d) 全アミノ酸に基づく非極性アミノ酸含量が元
    の加水分解物の値の少なくとも20%低減されて
    いること、及び (e) 加水分解物の0〜75重量%のサツカライド、
    キヤリアを含むこと、 特徴とするタンパク加水分解物。 2 NaCl含量は25%以下である、特許請求の範
    囲第1項記載のタンパク加水分解物。 3 アミノ酸含量は40〜90%w/wである、特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載のタンパク加水
    分解物。 4 全アミノ酸に基づく非極性アミノ酸(ロイシ
    ン、イソロイシン、バリン、フエニルアラニン)
    含量が元の加水分解物の値の少なくとも50%低減
    されている特許請求の範囲第1項乃至第3項のい
    ずれか1項に記載のタンパク加水分解物。 5 NaCl以外及びアミノ酸以外の化合物(炭水
    化物誘導体)の含量は20%以下である、特許請求
    の範囲第1項乃至第4項のいずれか1項に記載の
    タンパク加水分解物。 6 塩酸で加水分解されたタンパク質を水に溶解
    し、この溶液を多孔性材料上でゲル濾過にかける
    ことを含む加水分解タンパクの製造方法におい
    て、多孔性材料が0.5〜2.5nm平均孔径を有し、 (a) 0〜35%w/wのNaCl含量、 (b) 25〜100%w/wの遊離アミノ酸含量、 (c) 8〜60%のグルタミン酸含量(w/w、乾物
    として計算) (d) 初めよりも少なくとも20%低減された、全ア
    ミノ酸に基づく非極性アミノ酸含量、及び、 (e) 加水分解物の0〜75重量%のサツカライド、
    キヤリア含量、 を有するフラクシヨンを溶離させることを特徴
    とする方法。 7 孔径は0.5〜1.5nmである特許請求の範囲第6
    項記載の方法 8 多孔性材料は架橋結合デキストランである特
    許請求の範囲第6記又は第7項記載の方法。 9 適当な多孔性材料を充填したカラム上で行
    い、タンパク質加水分解物及び水を交互に溶離さ
    せることを含む特許請求の範囲第6項乃至第8項
    のいずれか1項に記載の方法。 10 初めよりも少なくとも50%低減された、全
    アミノ酸に基づく非極性アミノ酸含量を有するフ
    ラクシヨンを溶離させる特許請求の範囲第6項乃
    至第9項のいずれか1項に記載の方法。
JP61103709A 1985-05-06 1986-05-06 タン白加水分解物およびその製造法 Granted JPS61268139A (ja)

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EP85200704.6 1985-05-06
EP85200704 1985-05-06

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KR (1) KR890003092B1 (ja)
AU (1) AU575725B2 (ja)
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DE (1) DE3664715D1 (ja)
DK (1) DK205986A (ja)
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