JPS62100259A - こく味調味料の製法 - Google Patents

こく味調味料の製法

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JPS62100259A
JPS62100259A JP60239114A JP23911485A JPS62100259A JP S62100259 A JPS62100259 A JP S62100259A JP 60239114 A JP60239114 A JP 60239114A JP 23911485 A JP23911485 A JP 23911485A JP S62100259 A JPS62100259 A JP S62100259A
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要一 上田
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川尻 秀雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブランチング処理したにんにく地上部を水抽
出、あるいは抽出後脱臭することにより、こぐ味増強効
果を有するこく味r法科(又は素材)を製造する方法に
関する。
〔従来の技術〕
代表的な旨味調味料であるL−グルタミン酸ナトリウム
(MSG)、5′−イノシン酸ナトリウム(IMF)、
5′−グアニル酸ナトリウム(GMP)の呈味付与機能
は広く知られており、MSG 、 IMF 、 GMP
を中心に、用途に応じて蛋白加水分解物(HVP 、 
HAP 、酵母エキス)、アミノ酸等を組み合わせた各
種の調味料が旨味やこぐ味等の官能特性全増強する目的
で普及、使用されている。
旨味調味料の機能は、食品の旨味の付与増強が主体であ
り、塩味、甘味、酸味或いは香味等の他の味、風味付与
機能が強まることは、添加対象となる食品の呈味バラン
スを失する場合もあり、汎用性旨味調味料としては必ず
しも好ましくない。
一方旨味調味料が広く普及、利用されている中を、塩味
、甘味、酸味等との組み合わせによる効果とは別の観点
を、厚み、広がり、持続性等のいわゆるこく味付与機能
の拡大を求め、嗜好性を更に高めようとする要請が存在
する。
本発明者らはにんにくの呈味性に関する研究を行なうな
かを、にんにくが含有するアリイン、シクロ71Jイン
、γ−グルタミンー8−アリルシスティン等の金儲アミ
ン酸、金儲硬ゾチドその個含硫化合物が呈味を有するこ
とを発見しまた。さらに本発明者らはそれらの呈味に関
する研究を重ね、これら金儲成分がMSG 、核酸系呈
味物質、又はそれらの混合物の共存下で強いこぐ味を発
現するとの知見を得、種々のグルタミン酸、グルタミン
酸塩類、又は核酸系呈味物質とこれら金儲化合物および
にんにくより各種の脱臭、濃縮法を用いて得られる抽出
物について組み合わせ配合を検討した。
その結果、それらが広い範囲でこぐ味増強に有効である
ことを確認し、これら旨味物質と各種金儲化合物および
上述のにんにく処理物との新規なこぐ法制法科及び食品
の可能性を見い出した(特開昭59−210864 、
特願昭59−89017 、特願昭59−190169
)。
〔発明の目的〕
本発明は、上記こく法制法科よりも経済性の高いこく味
付与素材の取得を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記課題の解決につき鋭意研究を重ねた
結果、従来利用価値の少なかったにんにく地上部を水抽
出することによシ、高力価のこく法制法科が得られると
の知見に至り、本発明を完成したものである。
本発明法中のにんにく地上部水抽出液(脱臭工程を施こ
さないもの)中の成分は高速液体クロマトグラフ等の分
析結果から、鱗茎中に含有されるアリイン等の金儲化金
物を全て含有している。また鱗茎より得られる同様の水
抽出物に比べて多糖類等非金儲成分の存在比は小さい。
すなわち相対的に金儲こく味成分の存在比が大きい。
一方現在にんにくは一般には鱗茎のみが生食用、各種加
工用に供されている。にんにくの生産地においてはにん
にくの地上部(葉、茎など)が未だ枯死しないうちにこ
れを刈り取り、鱗茎部を適宜乾燥場せ、出荷するのが通
常を、刈り取られた地上部は廃棄されている。
以上のように本発明法によって得られる地上部水抽出物
は1)鱗茎から得られるものよりも多糖類等の非金儲コ
ク味成分含量が少なく、膜処理等の脱臭処理が容易であ
り2)廃棄物の有効利用が期待できるという利点を有し
ている。
実験例1 (1)アリイン、(2)シクロアリイン並びに(3)完
熱前(地上部が全て枯死する前)の鱗茎以外を除いたに
んにく地上部90℃30分煮熟後、60分間熱水抽出し
、濾液を強酸性陽イオン交換樹脂(″Dowex50’
ダウケミカル社製)処理をし、吸着溶離液を濃縮し活性
炭により脱色し次いで濃縮乾燥して得たにんにく地上部
抽出物(4) (3)と同一条件で煮熟、熱水抽出し、
強酸性陽イオン交換樹脂処理し、非吸着液全濃縮し、活
性炭により脱色し、濃縮乾燥して得たにんにく地上部を
用い、(1)〜(4)の各単独0.2チ水浴液の系並び
に該0.2チ水溶液にMSG O,05チ及びIMPQ
、Q5チを添加溶解した水溶液の系をサンプルとし、官
能評価を実施した。
第2表 MSG O,05チ、IMPQ、Q5≠及び各
試料02チ水溶液の官能評価結果      N−20
□にんにく地上部抽出物(非吸着部)I    十  
:  升   。
÷ 実験例2 (1)アリイン、(2)シクロアリインならびに(3)
にんにくの鱗茎を90℃30分間煮熟後、60分間熱水
抽出し、濾液を活性炭により脱色し次いで濃縮乾燥して
得た鱗茎抽出物(4)完熟前のにんにく地上部を(3)
と同一条件で抽出、脱色、濃縮。
乾燥して得たにんにく地上部抽出物を用い実験例1と同
一の方法で官能評価を実施した。
第3表 MSG Q、Q 5チ、 IMP O,05チ
及び各試料0.2チ水溶液の官能評価結果      
N=20本発明法ではにんにく地上部を水抽出前にブラ
ンチングに行なう。にんにく臭はS−アルキル−システ
ィンスルホキシド等の合流化合物が前駆体となり、その
ままでは強いにんにく臭を発現しないが、予め粉砕して
酵素作用が充分進行する条件下で水抽出する場合にはに
んにく特有の強い臭気を伴う。そして−且アリナーゼの
作用を受けて発生したにんにく臭は、後の脱臭工程にお
いても、もはや十分な除去が困難となり、結局、にんに
く臭を伴う最終製品しか得られなくなる。従って、予め
にんにく地上部を丸ごとブランチングするか、或いはに
んにく地上部を細砕処理する場合には、処理後少なくと
も6時間以内にブランチングを行なう(水抽出の際、酵
素活性阻害剤等の併用により、酵素作用を封じることが
できる場合には必ずしも水抽出前のブランチングは行な
わなくてよい。
即ち、予めブランチング全行なうことは、水抽出時に酵
素作用が行なわれないような条件下で抽出可能ないずれ
の方法の適用も含まれる)ことは、にんにく臭を伴わな
い汎用こぐ法制法科の製造において必須の前工程を構成
する。尚、」二記細砕処理には磨砕、粉砕等の処理に限
らず、酵素反応が進行するような物理的処理すべてが含
まれる。
ブランチングは、いずれの方法によってもよいが、具体
的には、にんにく地上部を丸のままで加熱する方法が効
率的である。加熱方法は、煮る、焼く、炒める、揚げる
、蒸す等の方法により、加熱条件に、80℃、30分以
上の加熱に相当する加熱条件を採用することにより、酵
素全十分に失活させる。ただし、苛酷な加熱条件を採用
することにより逆に焦げ臭が発生することは好ましくな
いことは言うまでもない。
水抽出法としては、ブランチングしだにんにく地上部(
そのままでも、乾燥、凍結等を行なったものでもよい)
を、例えば粉砕してから水に投入し、均一に分散させた
後、濾過すれば水抽出液が得られる。粉砕は水に投入前
に行うのでなく、そのまま投入し、水中でホモケ゛ナイ
ザー等で政断してもよい。またブランチング前に粉砕処
理した場合には、そのまま水抽出可能である。抽出の際
の加温の有無は問わないが、加温することが望ましく、
水温としては40〜100℃程度が適当を、抽出時間は
最低10分間は必要である。
抽出後は、濾過、遠心分離等により水不溶成分を分離し
、更に必要に応じ清澄濾過を行う。尚、この分離工程を
、−調整剤の併用でペクチン等の酸性多糖類などを分離
除去することが、こぐ味以外の刺激的な味乃至は異味を
排除し、かつ、後の脱臭工程の効率を向上する点で好ま
しい。この場合、PHは無機酸又は有機酸によりpH3
以下に調整すればよい。
このようにして得られたにんにく地上部水抽出物は、更
て脱臭・濃縮処理を行なうことにより、完全乃至はほぼ
完全に無臭化すると同時ににんにく水抽出物中のこく味
付与効果を有する成分を分画し、かつ濃縮する。具体的
には以下の方法によることが望ましい。
(1)強酸性陽イオン交換樹脂による分画:r Dow
ex 50W J (ダウ・ケミカル社製)、r Du
olite C−25D J (ダイヤモンド・ジャム
ロック社製)、r Amberlite IR−] 2
0 J (ローム・アンド・ハース社製)、「ダイヤイ
オン−8K −IB」(三菱化成社製)等の樹脂を用い
て、遊離型、いわゆるH型としてにんにく地上部水抽出
物と接触させる。イオン交換樹脂の使用量は樹脂の種類
等により異なるのでその都度最適使用量を設定するよう
にする。イオン交換樹脂をにんにく地上部水抽出物に接
触させる方法は、イオン交換樹脂を塔に充填]−を、そ
こににんにく地上部水抽出物を通液する方法、イオン交
換樹脂をにんにく地上部水抽出物中に投入する方法など
による。この方法の場合、こく味付各成分は、吸着画分
に存在し5、非吸着画分には4を味、酸味成分は存在す
るが、こく味付与効果はない。
従って、好ましくは、非吸着液を予め分離除去し、@肩
部をアルカリ剤により溶出させた吸着溶離液を採取し、
これを膜濃縮、蒸留濃縮等の適当な方法により濃縮する
。濃縮率は、目的とする調味料の種類に応じ異なるのを
、一般的基準はない。また液状調味料等では、この濃縮
を省略できる場合もある。尚、脱臭・濃縮工程の前後に
更に活性炭による脱色処理を組み合わぜることも可能で
ある。脱臭濃縮液又は脱臭・脱色濃縮液は必要に応じ、
凍結乾燥等の方法により乾燥・粉末化してもよい。
(2)分子ふるい膜処理による分画: r SPECTRUM Par、 6.132640 
J (メディカル・インダストリー社製)、  r T
/、215 J (帝人工ンノニアリング社製)等の分
子量カットが800〜2000の透析膜、限外濾過膜、
或いは蔗糖の阻止率が5〜80%の逆浸透膜等の分子量
分画可能な膜を用いて分画する。この場合、こぐ味成分
は低分子画分に存在するのを、膜処理を繰り返す、或は
他の分画法と組み合わせることにより、低分子画分を採
取し、これを(1)と同様に濃縮(及び必要に応じて脱
色・乾燥)する。
(3)水蒸気蒸留による分画:常圧又は減圧水蒸気蒸留
により、香気成分全分離除去する。こぐ味付各成分は残
液部に存在するのを、(1)と同様の方法により、この
残液を濃縮(及び必要に応じ脱色・乾燥)する。
以上の方法等により、にんにく地上部水抽出物全脱臭・
濃縮するが、脱臭方法については上記に開示した方法に
限定されない。また脱臭を繰り返し行う、或いは2種以
上の方法を組み合わせる等により、可及的に香りの部分
全除去し、無臭のかつこく味付各成分を主体とする区分
を分画するようにすることが望ましい。
かくして得られたこぐ味付与成分含有にんにく地上部抽
出物は、必要に応じPH調整を行ない、水溶液、ぜ−ス
ト、粉末、顆粒等の形態で調味料又は調味素材として提
供される。
本発明方法により得られる製品はほぼ乃至は完全に無臭
でにんにく臭が感じられない。これを単品で味わった場
合、MSG、核酸系呈味成分、或は両者を組み合わせた
もの等のような強い呈味力はなく、食品等に添加した場
合、即ち、食品中の呈味成分の共存下において、はじめ
て顕著なこぐ味増強効果を発現する。具体的には、MS
GとIMP、GMP等の核酸系呈味成分との混合系に添
加した場合、例えばMSGに対するIMP 、 GMP
の如き呈味力の相乗的増加効果はないが、呈味の広がり
、厚みが増し、かつ呈味が長く持続して、いわゆるこく
が増強されることが明確に感知できる。従って、本発明
製品をそのまま調味料として(必要に応じ賦形剤等を組
み合わせて)食品に添加すれば、食品中の他の呈味成分
に対し、呈味力(味の強さ)は変えることなく、こくを
増強して嗜好性を高めることができる。また、他の呈味
調味料、例えばMSGその他のグルタミン酸(カリウム
塩、カルシ他のアミノ酸(塩)、有機酸(塩)、蛋白加
水分解物(I(VP 、 HAP 、酵母エキス等)、
動植物エキス、食塩、塩化カリウム、糖類等を組み合せ
たり、或いは、風味成分、香辛料、香料等を併用するこ
とにより、各種の調味料を調製できる。これらの中、M
SG等のグルタミン酸塩、IMP 、 GMP等の5′
−リ?ヌクレオタイド塩は旨味付与調味料として汎用性
があるのを、これらと本発明製品との組合せが好ましく
、就中、MSG (!: IMP及び/著しくはGMP
との混合系に本発明製品を組み合わせた場合、MSG単
品、IMF及び/若しくはGMP 、或いはMSGとI
MF 、 GMPの組み合わせのいずれの系でも得られ
ない、呈味の厚み、広がり、持続性等いわゆるこぐ味の
強化が得られる。この場合、MSG 。
IMF及び/若しくはGMPに対する本発明製品との配
合比率は、MSGとIMF(及び/若しくはGMP )
混合物重量100に対して5以上であれば、こぐ味は発
現されるが、呈味全体のバランス上好ましくは10〜2
00の範囲である。
第4表 MSG溶液、IMF溶液又はMSG−IMF混
合溶液に対する本発明品の添加効果 N=16 第5表 MSG O,05%及びIMPo、05%溶液
に対する添加量とこぐ味の強さの関係 N=20 □ *試料無添加に対する強さ 次に実施例により本発明を更に説明する。
実施例1 完熟前のにんにくより鱗茎部を除去したにんにく地上部
xookyをオートクレーブ中で110℃、40分間加
熱し、酵素を失活させた。オートクレーブ処理したにん
にく地上部を1501の水と共にレオニーダ−で90℃
、30分間煮熟抽出した。
次いで圧搾機によりこの煮熟液2101t−1次分離し
、残渣40klFを除去した。得られた1次分離液を塩
酸によりpi(2,0に調整して室温で一夜放置した後
、濾過除剤「ラノオライ)+600J’に0.5チ添加
し、加圧濾過で2次分離を行ない、酸性多糖類を除去し
た。この2次分離液2001を強酸性陽イオン交換樹脂
r Duolite C−25D J (ダイヤモンド
・ジャムロック社製)801(水膨潤状態)を充填した
樹脂塔と弱酸性陽イオン交換樹脂r Amberlit
e IRC−50J (ローム・アンド・ハース社製)
81(水膨潤状態)を充填した樹脂塔を連結させたもの
に流速161/時で流し、吸着せしめ、その後、240
1!の水で水洗し、次いを、吸着成分を0.5 N水酸
化ナトリウムにより溶離液全体のPHが6.8になるま
で溶離した。この吸着溶離g!i、を逆浸透膜装置によ
り圧力50k197′釧2、温度50℃で予備濃縮した
。この予備濃縮液401を更ニo−1xリーエパポレー
ターにより101迄濃縮した後、濃縮液中の固形分に対
し2.0%の活性炭を投入し、ときどき攪拌しながら一
夜放置後、活性炭を濾別した。この活性炭脱色液を凍結
乾燥し、白色を、はぼ無臭の乾燥品500gを得た(本
発明品)。
対照としてにんにくの鱗茎を本発明品と同一の方法で得
た乾燥品(対照区(1))、上記本発明品と同一方法で
ブランチングを省略し、予め細砕したにんにく地上部を
レオニーダ−で1501の水ト共に90℃、30分煮熟
後、遠心分離により不溶性残渣を分離除去した濾液を濃
縮・凍結乾燥した乾燥品(対照区(2))、ブランチン
グ後細砕したにんにく地上部を1501の水と共に90
℃、30分煮熟後、遠心分離により不溶性残渣を分離除
去した濾液を濃縮・凍結乾燥した乾燥品(対照区(3)
)、並びに本発明品と同一方法でブランチングのみを省
略して得た乾燥品(対照区(4))全調製した。
得られた5種類の如んにく地上部、鱗茎抽出物乾燥品を
用い、各試料02%水浴液並びにMSGO105%、I
MP Q、 Q 5%、各試L+ 0.05%の混合水
溶液において、よく訓練された味覚・!ネル16名金用
いゾロファイル法による官能評価を行なった。結果を第
6表及び第7表て示す。
第6表及び第7表の結果より、本発明品は、香、風味、
甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の強さを増強することな
く、こぐ味のみを増強することが明らかである。
実施例2 完熟前のKんにく地上部500gを沸トウ水中に投入し
、60分間加熱した後にホモケ゛ナイズして90℃、3
0分間煮熟し、次いで遠心分離により不溶性残置を除去
し約36のにんにく地上部抽出液を得た。この抽出液の
固形分濃度を13チ、PH5,8に調整したもの500
 mlを強酸性陽イオン交換樹脂rDowex50WX
8J (ダウ・ケミカル社(1500miを充填した樹
脂塔に流し、更に1000m/!の水で水洗し、非吸着
区分水溶液約tsoomJ(pi(2,6)を中和、凍
結乾燥したところ、16.33.!i’の乾燥物が得ら
れた。一方、吸着区分については、0、IN水酸化ナト
リウムで脱着液の−が13になるまで溶出した後、pH
7,0に中和し、凍結乾燥して1.17gの乾燥物を得
た。
得られた吸着成分乾燥物及び非吸着成分乾燥物の芥(]
11%水溶を調製し、味覚・ンネル20名により、呈味
力及び香りの強さについてプロファイル法による官能評
価を行なった。結果を第8表に示す。
第  8  表 * 試料無添加に対する強さ 実施例3 実施例1と同一の方法、条件で得だにんK <地上部抽
出物2次分離液1400m1(固形分濃度2.5チ)を
逆浸透膜r Tt 215」(帝人エンジニアリング製
)を用いて処理し、外液10100Oを分離除去した。
この内液に10100Oの水を加え逆浸透膜で透水させ
、外液10100Oを除去して得た内液に更に加水10
100Oを行ない、逆浸透膜処理して得た外液及び内液
をそれぞれ凍結乾燥し、外液からは11ソ、内液からは
24gの乾燥物を得た。
得られた2種類の乾燥物を試料とし、(1)試料02係
の水溶液、(2)試料0,05チ、 MSG O,05
チ及びIMP O,05%の水溶液における官能評価を
実施した。
結果を第10表に示すが、内液(高分子化合物区分)に
は、こく味付与効果がほとんどないのに対し、外液(低
分子化合物区分)は、こぐ味付与効果が認められた。
実施例4 実施例3と同一の方法、条件の下で3回逆浸透膜処理し
て得た外液3000mlに強酸性陽イオン交換樹脂「D
uolite C−25DJ350 !iを用いて、実
施例1と同一の方法、条件により、吸着樹脂処理、濃縮
、凍結乾燥したもの(1,5,9)を試料とし、0.2
%水溶液及びMSG O,05%、IMP O,05%
、試料0.05%混合水溶液の官能を評価したところ、
実施例1、瓜3で得た本発明品と同様のこく味付与効果
を、にんにくの香りを伴わないことが確認された。
実施例5 細砕後、空気中に1時間放置したにんにく地上部soo
gを2tの水と混合し、90℃で90分間煮熟せしめた
後、遠心分離で粕を除去して、抽出成約2.2tを得た
この抽出液を減圧水蒸気蒸留法(条件40!+llll
Hg下35℃)にて蒸留液が約20tになるまで蒸留を
行ない、脱臭せしめた液2.5tを得た。
この時の脱臭率は、香りの強さで脱臭前液と比較して約
97チであり(原液に対する主観的等価値(PSI)測
定結果)、殆んど香りは、除去する事ができた。
こうして得られた脱臭液の凍結乾燥物は、脱臭処理を施
さない、すなわち、単に煮熟分離後、凍結乾燥して得た
もの(対照)と比較して、香りは、殆んど認められない
にもかかわらず、MSG O,05%、INo、05%
、試料0.05%の系において、同様に強いこぐ味を発
現した。
第  11  表 実施例6 実施例1で得た本発明品を用い、次の配合に従い、成分
を混合し調味料A〜■(を調製した。
上記で得た調味料A−Hを試料とし、(1)試料0.2
%水溶液、(2)かつおだし汁、食塩0.3%及び試料
0.05%のすまし汁の各基における官能評価を実施し
た結果を第13表に示す。
利用例1 実施例6で得た調味料C,E及びF並びに対照として、
実施例1の対照区(1)と同一の製法で得だにんにく地
上部抽出物を試料とし、常法により調製したカレーに各
試料を添加し、官能評価を行なった。結果を第14表に
示す。
利用例2 実施例6の調味料C(以後■とする)および実施例1の
対照区(1)(以後■とする)と同一製法で得た、にん
にく地上部抽出物を試料として、常法により試料添加か
まほこ、ンーセー・ゾ、スープ及び漬物を調製し、官能
評価した。
官能評価は、無添加品を対照として、 下表に示す評価項目について、強い方、あるいは好まし
い方をチョイスする方法で行なった(N=20)。結果
は第15〜18表に示されるように本発明品による調味
料添加品が対照に比べ、にんにく臭がなく、こぐ味の強
さが有意に識別され、総合評価においても有意に好まれ
た。
かまぼこ 冷凍すりみ        10100(塩     
             35みりん    3.0 砂    糖             1゜澱   
 粉              5.0卵     
白                30水     
              7.5M5G     
                 O,5IN   
                   Q、5第15
表 官能評価結果 ソーセージ レシピ− 豚    肉               1001
00(豚   脂              10澱
   粉               4水    
              30M5G     O
・I IN     0.1 スパイス          0.5 試   料               0.5第1
6表 官能評価結果 スープ レシピ− 塩                 10.25  
 <9>MSG             O,93「
岬」(味の素社製)          0.023ビ
ーフエキス         2.33ビーフフアツト
       2.1 スノぐイス             0.4乳  糖
                 597水    
            1000試  料     
            0.22第17表 官能評価
結果 漬   物 レシピ− 水洗・塩抜きゅうり     100 アミノ酸液        16.2 MgG             2 ソルビトール          2 みりん          24 クエン酸         0・3 50チ乳糖           0.65塩    
              1.2試  料    
           1.0第18表 官能評価結果 手続補正層 昭和60年1171iaB 1、事件の表示     /、o−z−7F7/y昭和
60年10月25日付特許願 2、発明の名称 ごく株制法科の製法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所   東京都中央区京橋−丁目5番8号6、補正の
対蒙   明細書の特許請求の範囲の欄および発明の詳
細な説明の欄 7、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙のとおり補正する。
(2)明細占第7頁第3行、「鱗茎以外を」を「鱗茎を
Jと補正する。
く3)明細書第37頁下から第2行目(第16表のコク
味の強さの欄)r3:I=   *17Jをr3**1
7Jと補正する。
2、特許請求の範囲 1、予めブランチングした、乃至は細砕処理してから6
時間以内にブランチングしたにんにくの葉、茎、珠芽等
の地上部あるいは根等の通常市販されない鱗茎以外の部
位(以下にんにく地上部と称す)L水抽出プる、あるい
は得られ&抽出液を更に濃縮r8埋もしくは脱臭・濃縮
処理することを特徴とするごく株制法科の製造法。
2.1ランチングが80℃ 、30分以上の加熱に相当
する加熱処理によるものであることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載のごく株制法科の製′)方法。
3、脱臭処理が、樹脂処理、膜処理、活性炭も理及び水
蒸気蒸留の中から選ばれた1以上の方法によるものであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のごく株
制法科の製造法。
4、樹脂処理が遊離型陽イオン交換樹脂及び/′又はポ
ーラス樹脂によるものであることを特徴とする特許請求
の範囲第3項記載のこく株制法科の製造法。
5、加熱処理したにんにく地上部水抽出物を強酸性陽イ
オン交換樹脂と接触させて得た吸着液を、必要に応じ更
に脱臭処理を組み合わせて得た、呈味成分を主体とする
画分を濃縮することを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のこく株制法科の人造法。
6、加熱処理したKんに〈地上部水抽出物を分子ふるい
膜処理して得た低分子画分を、必要に応じ更に脱臭処理
を組み合わせて得た、呈味成分を主体とする画分を濃縮
することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のこく
株制法科の製造法。
7、 加熱処理したにんに〈地上部水抽出物を水蒸気蒸
留して得た残液を、必要に応じ更に脱臭処理を組み合わ
せて得た呈味成分を主体とする画分を1.縮することを
特徴とする特許請求の範囲第1頂記載のこく株制法科の
製造法。
8、  (1)予めブランチングしたにんにく地上部水
抽出液上さらにa縮あるいは脱臭後a膜処理して得たこ
ぐ株制法科と(2)グルタミン酸塩及び/又は5′−リ
?ヌクレオタイド塩とを含有することを特徴とするこく
線調法科の製造法。
9、 こぐ味請来料:グルタミン酸塩及び/又は5′−
リゲヌクレオタイド塩のN量比率が5〜200:100
であること全特徴とする特許請求の範囲第8項記載のこ
く株制法科の製造法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、予めブランチングした、乃至は細砕処理してから6
    時間以内にブランチングしたにんにくの葉、茎、珠芽等
    の地上部あるいは根等の通常市販されない鱗茎以外の部
    位(以下にんにく地上部と称す)から水抽出して得た抽
    出液を更に濃縮処理もしくは脱臭・濃縮処理することを
    特徴とするこく味調味料の製造法。 2、ブランチングが80℃、30分以上の加熱に相当す
    る加熱処理によるものであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のこく味調味料の製造法。 3、脱臭処理が、樹脂処理、膜処理、活性炭処理及び水
    蒸気蒸留の中から選ばれた1以上の方法によるものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のこく味
    調味料の製造法。 4、樹脂処理が遊離型陽イオン交換樹脂及び/又はポー
    ラス樹脂によるものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項記載のこく味調味料の製造法。 5、加熱処理したにんにく地上部水抽出物を強酸性陽イ
    オン交換樹脂と接触させて得た吸着液を、必要に応じ更
    に脱臭処理を組み合わせて得た、呈味成分を主体とする
    画分を濃縮することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のこく味調味料の製造法。 6、加熱処理したにんにく地上部水抽出物を分子ふるい
    膜処理して得た低分子画分を、必要に応じ更に脱臭処理
    を組み合わせて得た、呈味成分を主体とする画分を濃縮
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のこく
    味調味料の製造法。 7、加熱処理したにんにく地上部水抽出物を水蒸気蒸留
    して得た残液を、必要に応じ更に脱臭処理を組み合わせ
    て得た呈味成分を主体とする画分を濃縮することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のこく味調味料の製造
    法。 8、(1)予めブランチングしたにんにく地上部水抽出
    液をさらに濃縮あるいは脱臭後濃縮処理して得たこく味
    調味料と(2)グルタミン酸塩及び/又は5′−リボヌ
    クレオタイド塩とを含有することを特徴とするこく味調
    味料の製造法。 9、こく味調味料:グルタミン酸塩及び/又は5′−リ
    ボヌクレオタイド塩の重量比率が5〜200:100で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載のこく
    味調味料の製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5401526A (en) * 1993-04-27 1995-03-28 Tomita; Mieko Jelly health foods containing odorless garlic and process for manufacturing same
WO2011092511A1 (en) 2010-01-28 2011-08-04 Natures Laboratory Limited Propolis and process for the treatment thereof and end products formed therefrom.
JP2020115849A (ja) * 2019-01-18 2020-08-06 味の素株式会社 魚介風味増強剤
JP2020129993A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 株式会社アセラ 風味改良剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011092511A1 (en) 2010-01-28 2011-08-04 Natures Laboratory Limited Propolis and process for the treatment thereof and end products formed therefrom.
JP2020115849A (ja) * 2019-01-18 2020-08-06 味の素株式会社 魚介風味増強剤
JP2020129993A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 株式会社アセラ 風味改良剤

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