JPS59210864A - こく味調味料の製造法 - Google Patents

こく味調味料の製造法

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JPS59210864A
JPS59210864A JP58082169A JP8216983A JPS59210864A JP S59210864 A JPS59210864 A JP S59210864A JP 58082169 A JP58082169 A JP 58082169A JP 8216983 A JP8216983 A JP 8216983A JP S59210864 A JPS59210864 A JP S59210864A
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誠 坂口
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要一 上田
Yoshimasa Terasawa
寺沢 由雅
Kazuo Hirayama
和雄 平山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ブランチング処理lしたにんにくの水抽出物
を脱臭することにより、こく味増強効果を有するこく味
調味不−1(又は素A′)I)を製造する方法に関する
代表的な旨味調味A1であるし一りルタミン酸すl・リ
ウム(MSG)、51−イ//ン酸すl・リウノ、(I
N・IP)、53−ファニル1□1夕す[・リウl\(
G M I−’ )の呈味イ・]与機能は広く知られて
おり、1〜’I S GN  l ;VI P、Gi\
4Pを中心(lこ、用途に応じて、蛋白加水分解物(1
−I V P、l−I A P、酵母エギス)、アミノ
酸等を組合せた各行の調味′11か旨味やこぐ味等の官
能性1/1をi<<H強する目的て洸及、使用されてい
る。
一方、旨味調味料が広く普及、利用されている中て、塩
味、甘味、酸味等との組合せによる効果とは別の観点で
、厚み、広がり、持続性等のいわゆるこく味付与機能の
拡大を求め、嗜好性を更に高めようとする要請が存在す
る。
本発明者らは、従来の調味料の機能を更に広げ、広がり
、厚み、持続性等のこく味機能を高めた汎用性のある調
味料の開発を目的として、就中、各種食品累月に固有の
呈味機能を追求する中て、にんンこくり有する官能特性
に着目した。従来、にんにくは、特有の強い香味、特に
油と共tこ加熱した時に発生ずる香ばしい香りが好まれ
、香辛料として広く利用されている。にんにくの有する
機能に関し、その香気成分、抗菌性、生理活性、含硫化
合物、γ−クルタきルペプチド等の多くの研究がある一
方、にんにくの呈味に関する知見は、以下の例を除き、
はとんど知られていない。特開昭52−7468には、
S−アリルノ′ステイ)慈こんにく又はたまねぎ様の呈
味な増強する旨の記載があり、特公昭47−49708
には酵素失活させたにんtこくのアルコール抽出液から
l’TWJ性蛋白を除蛋白た後、重金属塩として沈澱さ
せた做液中の成分を精製して得た結晶かにんにくの味と
香りをネコすることを開示しているが、前者については
、にんにく様の呈味を有するものの、呈味力は弱い。
また後者は、シこんにくの呈味に香りが共存しており、
香りと切りri+ll した呈味のみの効果を得ること
ばてきない。
ンこん)′こく中の含硫アミノ酸・ベブタイド及びγ−
クルクミルペブタイドについては、7ステイン、S−メ
チルノステイン、メチオニン、S−メチル−L−7ステ
イ/スルホキノl−1S−アリルメスティ/、S−エチ
ル−し−/ステイノスルホキン1、メチオニノスルホキ
7F、5−−jロピル−し−7スデイノスルホギ/I・
、アリーノ、S−プロヘニルー■、−7ステインスルホ
キノド、S−アリルメルカフト−L−7ステイン、5−
(2−カル、−j−キノソロビル)/スティン、γ−グ
ルタミルー5−メチルーL−7ステイン、γ−グルクミ
ルー8−アリルンステイン、γ−グルクミルー5−プロ
ピルンステイン、γ−グルクミルー8−アリル/スティ
ン、γ−グルタミルフェニルアラニン、グルクチオン、
5−(2−カルホキンプロピル)クルクチオン、γ−グ
ルタミルー8−β−カルホキシーβ−メチルエチル/ス
テイニルグリノン等が知られており、にんにくのフレー
バーの特徴的成分としては、/アリルジスルフィドや、
辛味物質としてのアリノン、フレーノ・−前駆体として
のγ−ダルタミルーS−アリルンステイン等カ関与して
いることが知られているが、これらの成分と呈味との関
係については、わずかに上記S−アリルノステイノに関
する知見を除き、はとんど知られていない。例えば、に
んにくに0.8〜0.9%含まれ、代表的成分とされる
アリーンについて、それが果して呈味機能を有するか否
かについての知見さえも存在しない(尚、本発明者らは
、アIJ−ンが呈味力を有すること並びに、アリ−/の
みかにんeこく中の呈味成分とはいえない点を確認して
いる)。
一方、本発明方法により得られるにんにく成分は、NM
Rにより、アミノ酸、ペプチドを主体に構成されると推
定されるか、にんVこくの香りを伴わすtこ独自の呈味
効果を奏する。特に本成分は、史に他の呈味成分との混
合系において、併存する成分の呈味に、更に広がり、厚
み、持続性等のいわゆるこくが加わる。例えば、へI[
SGとl Ivj Pの混合水溶液に本発明方法の生成
物を添加した場合呈味力の相乗的強化はないが、呈味そ
のものの広がり、厚み、持続性か明確に感知され、MS
G及びI IVI Pのみの場合とは明らかに異なるこ
く味が加わり、呈味の持続がもたらされる。
実施例 tll S−メチルンステイ7、+215−エチルシス
ティン並ひに(3)にんにくを剥皮し、90℃30分間
煮熟後、60分間熱水抽出し、d?、j液を強酸性陽イ
オン交換樹脂(” DuoliieC−251) ”ダ
イヤモンド・7ヤムロンク[有]′3製)処理し、吸着
溝1加液を濃縮し活性炭ンこより脱色し次いて濃縮乾燥
して得たにんにく抽出物、t、fl fil)と同一の
条件て煮熟、熱水出し、強酸性陽イオン交換樹脂処理し
、非吸着液を濃縮し、活性炭により脱色し、濃縮乾燥し
て得たにんにく抽出物を用い、fl)〜(4)の各単独
0.296水溶液の系並びに該0.2%水溶液にM S
 G O,05%及びl M P 0.05%を添加溶
解した水溶液の系をサンプルとし、官能評価を実施した
第1表 各試料崖独0.2%水溶液の官能評価結果N=
20 第2表 MSGo、05%、1MP0.05%及び各試
料0.2%水溶液の官’t+断「価結果N=20 本発明方法てシ月・こん1・こくを水抽出する1iiJ
にブランチングを行う。予めにんにくを粉砕して酵素作
用が充分進行する条件下で水抽出する場合には、ブラン
チングして酵素を失活せしめないと、安定した呈味力を
有する最終製品を得ることが、困つ)11となる。従っ
て、」−めVこんにくe丸ごとブランチングするか、或
いは、にんeこくな細砕処理する場合には、処理後少く
とも6時間以内にブランチング クあるいは、すみやかに冷蔵ないしは冷凍し抽出活性阻
害剤等の併用により、酵素作用を封じることができる場
合には、必ずしも水抽出前のブランチングは行わなくて
よい。即ち、予めブランチングを行うとは、水抽出時に
酵素作用が行われないような条件下て抽出可能ないずれ
の方法の適用も含まれる)ことは、安定した呈味質、呈
味力を持つ汎用こく味調味料の製造において必須の前工
程を構成する。尚、上記細砕処理には磨削、粉細等の処
理に限らず、酵素反応が進行するような物理的処理のす
べてが含まれる。
ブランチングは、いずれの方法によってもよいか、具体
的には、にんにくを丸のままで加熱する方法が効率的で
ある。加熱方法は、煮る、焼く、炒める、揚げる、蒸す
等の方法により、加熱条件は、80℃、30分以上の加
熱に相当する加熱条件を採用することにより、酵素を十
分に失活させる。ただし、苛酷な加熱条件を採用するこ
とにより逆に焦げ臭が発生することは好ましくないこと
はいうまでもない。
水抽出方法としては、ブランチングしたにんにく(その
ままでも、乾燥、凍結等を行ったものでもよい)を、例
えば、粉砕してから水に投入し、均一に分散させた後、
濾過すれば水抽出液が得られる。粉砕は、水に投入前に
行うのてなく、塊のまま投入し、水中でホモゲナイザー
等て裁断してもよい。また、ブランチング1)1■に粉
砕処理した場合には、そのまま水抽出可fjヒである。
抽出の際の加温の有無は問わないか、加温することが望
ましく、水温としては40〜100℃程度が適当て、抽
出時間は最低10分間は必要である。
抽出後は、濾過、遠心分離等により水不溶成分を分則し
、1更に必要に応じ7^澄4δ過を行う。尚、この分離
」二程で、p H’N:“j粘剤の併用でペクチン等の
酸性多糖類などを分離除去することが、こく味以外の!
l1tl 6*的な味乃至は異味を排除し、かつ、後の
脱臭工程の効率を向上する点て好ましい。この場合、p
 Hは無に酸又は有機1惰によりpH3以下に調整すれ
ばよい。
このようにして得られたにんにく水抽出物は、更に脱臭
・濃縮処理を行うことeこより、完全乃至はほぼ完全に
無臭化すると同時ににんにく水抽出物中のこく味伺与効
果を有する成分を分画し、かつ濃縮する。具体的には以
下の方法によることが望ましい。
fil  強酸性陽イオン交換樹脂による分画。
r Dowex 50 W J (ダウ・ケミカル社製
)、rDuo1口eC−25DJ’(ダイヤモンド・ン
ヤムロノク社製)、「Amberlite IR−12
0J (ローム・アンド・ハース社製)、「ダイヤイオ
ン−5K−+Bj (三菱化成社製)等の樹脂を用いて
、遊離型、いわゆるH型としてにんにく水抽出物と接触
させる。イオン交換樹脂の使用量は樹脂の種類等により
異なるのでその都度最適使用量を設定するようにする。
イオン交換樹脂なにんに(水抽出物に接触させる方法は
、イオン交換樹脂を塔に充填して、そこににんにく水抽
出物を通液する方法、イオン交換樹脂をにんにく水抽出
物中に投入する方法などtこよる。この方法の場合、こ
く味付与成分は、吸着画分に存在し、非吸着画分には甘
味、酸味成分は存在するカー、こく味付与効果はない。
従って、好ましくをよ、非吸着液を予め分離除去し、吸
着部をアルシソJり剤により溶出させた吸着溶離液を採
取し、これを膜濃縮、蒸留濃縮等の適当な方法により濃
縮する。濃縮率は、目的とする調味11の種類に応じ異
なるので、一般的基準はない。また、液状調味料等ては
、この濃縮を省略できる場合もある。尚、脱臭・濃縮工
程の前後に更に活性炭等による脱色処理を組合せること
も可能である。
脱臭濃縮液又は脱臭・脱色濃縮液は必要しこ応じ、凍結
乾燥等の方法により乾燥・粉末化してもよい0 (2)  分子ふるい膜処理tこよる分画; r 5P
ECT’RIJMPor 6.132640j (メゾ
イカ/lz ・インダストリー社製)、[TI 2]5
J (音大エンジニアリング社製)等の分子量カントが
800〜2000の透析膜、限外濾過膜、或いは蔗糖の
阻止率が5〜8096の逆浸透模等の分子量分画可能な
膜を用いて分画する。この場合、こく味成分は低分子両
分(平均分子量2000以下、望ましくは800以下)
に存在するので、膜処理を繰り返す、或いは他の分画法
と組合せることにより、低分子画分を採取し、これを(
1)と同様シこ濃縮(及び必要に応じて脱色・乾燥)す
る。
(3)  水蒸気蒸留による分画、常圧又は減圧水蒸気
蒸留により、香気成分を分離、除去する。こく味付与成
分は残液部しこ存在するので、(1)と同様の方法によ
り、この残液を濃縮(及び必要に応じ脱色・乾燥)する
以上の方法等により、にんにく水抽出物を脱臭・濃縮す
るが、脱臭方法については、上記tこ開示した方法eこ
限定されない。また、脱臭を繰返し行う、或いは2種以
上の方法を組合せる等により、可及的に香りの部分を除
去し、無臭のかつこく味付与成分を主体とする区分を分
画するようにすることが望ましい。尚、従来のにんにく
の脱臭法においては、上記の如きイオン交換樹脂、膜処
理等により、酵素失活処理後更に脱臭を組合せるものは
なく、また、こく味付与効果を確認し、かっこく味付与
成分を主体とする両分を分画し、調味料又は調味おト素
材とした例はない。
かくして得られたこく味付与成分含有ンこんにく抽出物
は、必要に応じp H調整を行い、水溶液、イースト、
粉末、顆粒等の形態で調味料又は調味素材として提供さ
れる。
本発明方法により得られる製品はほぼ乃至は完全に無臭
でeこんにく臭が感じられない。これを単品で味わった
場合、MSG、核酸系呈味成分、或いは両者を組合せた
もの等のような弾いうまみはなく、食品等に添加した場
合、即ち、食品中の呈味成分の共存下において、はじめ
て顕著なこく味増強効果を発現する。具体的には、MS
GとIMl)、GIV・冊〕等の核酸系呈味成分との混
合系に添加した場合、例えばM S Gに対するI M
 l)、GMP。
の如き呈味力の相乗的増強効果はないが、呈味の広がり
、厚みが増し、かつ呈味が長く持続して、いわゆるこく
が増強されることが明確に感知できる。従って、本発明
製品をそのまま調味料として(必要に応じ賦形剤等を組
合せて)食品に添加すれば、こくを増強して嗜好性を高
めることができる。
また、他の呈味調味料、例えばMSGその他グルタミン
酸(カリウム塩、カルシウム塩等)、IMP、GMPそ
の他の51−リポヌクレオタイド塩(カリウム塩、カル
/ラム塩等)、その他のアミノ酸(塩)、有機酸(塩)
、蛋白加水分解物(MV P、 HA P、酵母エキス
等) 、動植物エキス、食塩、塩化カリウム、糖類等を
組合せたり、或いは、風味成分、香辛料、香料等を併用
することにより、各種の調味料を調製できる。
こ、l−Lうの中、MSG等のグルタミン酸塩、IMF
GMP等の51−リポヌクレオタイド塩は旨味付与調味
料として汎用性があるので、これらと本発明製品との組
合せが好ましく、就中、MSGとIMP及び/J’L<
はGMPとの混合系に本発明製品を組合せた場合、MS
G単品、IMF及び/若しくはGMP、或いはM’SG
とIMPの組合せのいずれの系でも得られない、呈味の
厚み、広がり、持続性等いわゆるこく味の強化が得られ
る8この場合、MSG、IMF及び/若しくはGMPに
り゛・]する本本発明品との配合比率は、MSGとIM
P(及び/若しくはGMP)混合物重量100に7.l
して5以」二であれば、ごく味は発現されるが、呈味全
体のバランス」二好ましくは10〜200の範囲である
第3表 MSG溶液、IMP浴液又はIvI S G 
−IMF混合溶液に幻する本発明品の添 加効果 −16 N=20 ※ 試料無添加に対する強さ 次に実施例により本発明を更に説明する。
実施例1 にんに< ] OOkりの芯を除去し、この芯なしガー
リンク” 81<7をオートクレーブ中で11.5℃、
40分間加熱し、蒸煮と同時に酵素を失活させた。
オートクレーブ処理したにんにくを15olの水と共に
レオニーダ−で90℃、30分間煮熟抽出した。次いで
圧搾機によりこの煮熟液23o4を1次分離し、残渣5
0kgを除去した。得られた1次分離液を塩酸によりp
H1,0に調整して室温で一夜放置した後、濾過助剤「
ラジオライト≠600 Jを0.596添加し、加圧濾
過で2次分離を行い、酸性多糖頌を含む残渣を除去した
。この2次分離液1801を強酸性陽イオン交換樹脂r
DuoliLeC−251)J (ダイヤモンド・ンヤ
ムロノク?1−M)80e(水膨潤状態)全充填した樹
脂塔と弱酸性陽イオン交換kM脂[Amber+ite
 IRC−50j (ローム・アン]・ ハース社製)
81(水膨潤状態)を充填した樹脂塔を連結させたもの
に流速161/時て流し、吸着せしめ、その後、240
1の水で水洗し、次いて、吸着成分を0.5N水酸化す
l・リウムにより、溶1第11液全体のp Hが6.8
になるまで溶rs+r した。この吸箔溶1ハ1[液を
逆浸透膜装置により圧力5 Q l<7 / Cn+、
(:jV度50’Cて予備濃縮L タ。コノ予備f% 
M6 f(140I3を更に1コークリーエバボレ−り
−によ’l) l O/?迄濃縮した後、濃縮液中固形
分にλl’L2.o%の活性炭を投入し、ときとき攪拌
しながら一夜放1d後、活性炭をイ;・υ別した。この
活1ソ1−炭脱色液を凍結乾燥し、白色で、はぼ無臭の
乾燥品500グを得た(本発明品f1))。
また予め細砕した芯なしにんなこ< 981<7をオー
トクレーブ処理せず的接レオニーダ−で+sogの水と
共に90℃、90分間煮熟後、遠心分離により不溶性残
渣を分離除去した濾液な吸着tit脂処理し更に濃縮・
凍結乾燥した乾燥品(本発明品(2))上記本発明品(
1)と同一の方法で、吸着樹脂処理のみな省略して得た
乾燥品(文j照区)を調製した。
得られた3種類のにんにく抽出物乾燥品を用い、各試着
0゜2%水溶液並ひにIVI S G 0.05%、I
 M PO005%、 各試料0.05%の混合水溶液
において、よく訓練された味覚パネル16名を用い、プ
ロファイル法による官能評価を行った。結果を第5表及
び第6表に示す。
第5表 各試オ′」枦独0.2%水溶液の呈味5・14
価(試料無添加に&=lする強さ) 第6表 MSGo、05%、Iへ4P0.05%及び試
λ′−10,05%混合水溶液の呈味評価 (試オーI無添加に久jする強さ) 第5表及び第6表の結果より、本発明品は、香、風味、
甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の強さを増強すルことな
く、こく味のみを増強することが、明らかである。
実施例2 剥皮したにんに(500?を沸トウ水中に投入し、60
分間加熱した後にホモゲナイズして90℃、30分間煮
熟し、次いて遠心分離により不溶性残渣を除去し約31
′!のにんにく抽出液を得た。
この抽出液の固形分濃度を20%、pH5,8に調ル°
1イしたもの500 ml、を強酸性陽イオン交換樹脂
「Dowex 50WX8 J (ダウ・ケミカル社(
製))500 m(!を充填した樹脂塔に流し、更に1
0100Oの水て水洗し、非吸着区分水洗成約1.50
Qm5(1)H2,6)を中和、凍結乾燥したところ、
8]、、67ii’の乾燥物が得られた。一方、吸着区
分しこついては、O,]lN水酸化ナトリウムで脱着液
のpHが13になるまで溶出した後、pH7,0に中和
し、凍結乾燥して2.69 fの乾燥物を得た。
得られた吸箔成分乾燥物及び非吸着成分乾燥物の各0.
1%水溶液を調製し、味覚パネル20名により、呈味力
及び香りの強さについてプロファイルa、にJ:る官能
評価を行った。結果な第7表(・こ示す。
第  7  表 ※ 試わ1無添加tこ勾する強さ 実施例3 実施例1と同一・の方aく、条件て青たにんにく抽出物
2次分離液1.400m1(固形分濃度5%)を逆浸透
lu r T+  21 s 」(奇人エン/ニアリン
ク製)な用いて処理し、外液]、00Q+R4を分離除
去した。この内液に1.OOQ+V!の水を加え、逆浸
透膜で透水させ、外液1. OOQ、mlを除去して得
た内液(・こ更に加水]、000m1を行い、逆浸透膜
処理して得た外液及び内液をそれぞれ凍結乾燥し、外液
から357、内液からも357の乾燥物を得た。
得られた2種類の乾燥物を試料とし、fi1試料0.2
%の水溶液、(2)試わ[O,O5形、M S G O
,05%及びI M P 0.05%の水溶液における
官能評価な実於」シた。結果を第9表に示すが、内液(
高分子化合物区分)には、こく味付与効果がほとんどな
いのに対し、外液(低分子化合物区分)は、こく味イ・
]与効果が認、められた。
第8表 抽出物 外液・内液の分析結果第   9  
 表 ※ 試才」無添加に対する強さ 実施例4 実施例3と同一の方法、条件の下で3回逆浸透膜処理し
て得た外液3. OOOmlに強酸性陽イオン交換樹脂
r Duolite C−25D J 35 Q ?を
用いて、実施例1と同一の方法、条件により、吸着樹脂
処理、濃縮、凍結乾燥したもの(3,52)を試才」と
し、0.2%水溶液及びMSGO105%、I M P
 0.05%、試訓0.05%混合水溶液の官能を評価
したところ、実施例1.2.3て得た本発明品と同様の
こく味イ・]与効果て、にん番こくの香りを伴わないこ
とか確認さ丸た。
実施例5 剥皮、細砕後、空気中に1時間放置した二/二り500
りを21の水と混合し、90℃で90分間煮熟せしめた
後、遠心分離て粕を除去して、抽出成約21を得た。
この抽出液を減圧水蒸気蒸留法(条件40 mmHf1
下35℃)eこて蒸留液が約201になるまで蒸留を行
ない、脱臭せしめた液2.54を得た。
この哨の脱臭率は、香りの強さで脱臭前液と比較して約
95%であり(原液に対する主観的等価値(psT)測
定結果)、殆んど香りは、除去する事かてきた。
こうして得られた脱臭液の凍結乾燥物は、脱臭処理を施
さない、すなわち、単に煮熟分離後、凍結乾燥して得た
もの(対照)と比較して、香りは、殆んど認められない
eこもかかわらず、MSGO105%、I N O,0
5%、試料0.05%の系において同様に強いごく味を
発現した。
第10表 n−1゜ 実施例6 市販if −IJラックースト(飯野香辛相社製)10
1(りを+51の水と混合し、90℃て30分間汽熟・
抽出した後、圧搾i1Q過により粕を除去し、抽出成約
191を得た。
この抽出液を以下実施例1と同様の処理を行い即ち、塩
酸VこてpH1に調整し、酸性多糖類を含む残渣を加圧
濾過により除去し、更に吸着樹脂処理、中和、濃縮、脱
色、乾燥の処理を施して、白色の、はぼ無臭の乾燥品、
50?を得た。
得られた乾燥物0.2%水溶液及び、M S G O,
05%、I M P 0.05%、乾燥物0.05%混
合水溶液の官能を評価したところ、実施例1. 2. 
3. 4で得た、本発明品と同様のこく味付与効果て、
にんにくの香りを伴わないことが確認された。
実施例7 実施例1て得た本発明品+23を用い、次の配合に従い
、成分を混合し調味料A−Hな調整した。
第  1 ]  表 上記で得た調味料A −Hを試料とし、(1)試料0.
2%水溶液、(2)かつおだし汁、食塩0.3%及び試
料0゜05%のすまし71の各県eこおける官能5゛1
ζ価を実施した結果を第12表をこ示す。
第12表 利用例1 実施例6で得た調味料C,E及びF並び1こ対照として
、実施例1の対照区(11と同一の製法で得たVこんに
く抽出物を試料とし、常法Vこより調製したカレー1こ
各試料を添加し、官能評価を行った。結果を第13表に
示す。
(試料無添加1こ対する強さ)N=20利用例2 実施例6の調味料C(以後■とする)および実施例1の
り・]照区(1)(以後■とする)と同一製法で得た、
ンこんンこく抽用物を試料として、常法によI)試料添
加かまぼこ、ソーセージ、スープ及び漬物を調製し、官
能評価した。
官能J・l’ (+lliは、無添加品を対照として、
で、下表に示す評価項目について、強い方、あるいは好
ま1.い方をチョイスする方法て?0iなった(N=2
0)。結果は、第14ル17 るようンこ本発明による調味料添加品かり・]照ンこ比
べ、Fこんにく臭がなく、こく味の強さが有意ンこ識別
され、総合評価においても有,ハ?こ好まれた。
か  ま  ぼ  こ レンピー 冷凍すりみ         Ioo(r)塩    
                  3.5みりん 
          3.0 砂糖      1.0 澱  粉                    5
.0卵  白                   
     3.0水                
      7.5M5G             
            O.5IN        
                   0.5試料 
     1.0 第14表 官能評価結果 ソーセール シピー 豚  脂                   10
i1.、j.Q   1分             
               1水        
               30M S G   
                  O.II  N
                      O.1
スパイス             0.5試(′40
.5 第15表 官能評価結果 ス   ー   プ 塩                    1 0.
2 5(F)M S G       O.9 3 1〜v p J (味の素社製)      0.0 
2 3ビーフエキス          2.33ヒー
フフアノト         21スハイス     
       0.4乳糖      5.97 水                   1 000
試料      0.22 第16表 官能評価結果 ム・、物 アミノ酸液            16.2h=l 
S G                 2ノルヒト
−ル           2みりん        
  24 クエン酸             0350 係乳1
ノ山                      0
.6 5塩                    
   12第17表 官能5・Iζ価結果

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予め丸ごとブランチングした層にんにく又は細砕処
    理してから6時間以内にブランチングした乃仝は口細砕
    処理した後ロチルドφ乃至は@冷凍で長期保存した後ブ
    ランチソゲしたにんにくを水抽出して得た抽出液を更に
    脱臭・濃縮処理することを特徴とするこく味+i!!1
    味料の製造法。 2 ブランチングか、80℃、30分以」二の加熱に相
    当する加熱処理によるものであることな特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のこく体調味IIの製造法。 3 脱臭処理が、樹脂処理、膜処理、活性炭処理及び水
    7?i気蒸留の中から選ばれた1以」二の方法によるも
    のであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記賎の
    こく味調味料の製造法。 4 樹脂処理が遊離型陽イオン交換樹脂及び/又はポー
    ラス樹脂によるものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項記載のこく味読味オ′4の製造法。 5 加熱処理したにんeこくの水抽出物を強酸性イオン
    交換樹脂と接触させて得た吸着液を、必要に応じ更に脱
    臭処理を組合せて得た、呈味成分を主体とする両分を濃
    縮することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のこ
    く味調味刺の製造法。 6 加熱処理したにんにくの水抽出物を分子ふるい膜処
    理して得た平均分子量2. OQ O以下の低分子画分
    を、必要に応じ更に脱臭処理を組合せて得た、呈味成分
    を主体とする両分を濃縮することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記]1ダのごく味調味料の製造法。 7 加熱処理したにんにくの水抽出物を水蒸気蒸留して
    得た残液を、必要に応じ更に脱臭処理を組合せて得た、
    呈味成分を主体とする両分を濃縮することを特徴とする
    特許請求の範間第1項2職のこぐ味調味料の製造法。 8(1)予めプランチンクしたンこんtこくを水抽出し
    て得た抽出液を更に脱臭・濃縮処理して得たごく味a1
    .]味4′−1と(2)グルタミン酸塩及び/又は51
    −リホヌクレオタイド塩とを含有することを1“I徴と
    するこく味調味A′1の製造法。
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