JPH0319948A - 磁性不織布およびその製造方法 - Google Patents

磁性不織布およびその製造方法

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JPH0319948A
JPH0319948A JP1153073A JP15307389A JPH0319948A JP H0319948 A JPH0319948 A JP H0319948A JP 1153073 A JP1153073 A JP 1153073A JP 15307389 A JP15307389 A JP 15307389A JP H0319948 A JPH0319948 A JP H0319948A
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magnetic material
magnetic
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synthetic resin
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Toshio Moro
茂呂 年雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、不織布に本来固有の柔軟性、裁断・縫製等の
加工性、および軽量性等の特性を損なうことなく、磁化
された磁性材料をその内部に均一にかつ安定的に挾持し
て成る磁性不織布を提供するものである。
[従来の技術] 従来より可撓性のあるシート状永久磁石としては、着磁
した磁性粉を練り込んで一体化したゴム又は合成樹脂材
料から或るものが知られている.しかし、不織布や布地
等の繊維材料と磁性材料を一体としたものは殆ど知られ
ておらず、せいぜいか繊維材料に永久磁石を接着剤によ
って貼りつけるとか、繊維材料にポケットを設け、これ
に永久磁石を格納するという程度のものであった.[発
明が解決しようとする課題] 従来技術の繊維材料と磁性材料の一体化においては、繊
維材料の柔軟性、加工性、軽量性等の特性が著しく損な
われるのが普通であって、それ故に磁性材料と一体とな
った繊維材料の用途は極めて限定されていた。本発明は
、かかる問題点を解決する磁性不織布を提供するもので
ある.[課題を解決するための手段] 本発明は、ホットメルト型不織布に磁性材料が実質的に
均一に分布し、該磁性材料は着磁可能物質と該着磁可能
物質の担体として合或樹脂とから構成され、未着磁の状
態で前記不織布とホットメルト・ロールによって加熱一
体化され、且つかかる一体化を行った後に磁化されるこ
とを特徴とし、かかる手段によって不織布に本来固有の
柔軟性、加工性、軽量性等の特徴を損なうことなく磁性
不織布を提供する. そのため、本発明においては,従来公知のフエライト等
の永久磁石として利用可能な着磁可能物質の微細粒子と
、該粒子の担体としての合成樹脂とを組合せたものを磁
性材料として用いる。前記着磁可能物質の微細粒子は、
未着磁の状態で、公知の方法によって合成樹脂フィルム
にコーティングするとか,合成樹脂に練り込み、顆粒そ
の他適宜の形状に賦型して使用することができる。殊に
前記着磁可能物質の微細粒子をコーティングした合成樹
脂フィルムの場合は、これを適宜細かく裁断したり、破
砕した後に磁性材料として用いるのが好都合である。
前記合成樹脂は、その溶融温度を後述するホットメルト
型不織布の素材とほぼ同じくすることが好ましい。ここ
で溶融温度をほぼ同じくすることとは、後述するホット
メルト・ロールによる加熱圧着が可能となる溶融状態を
示すことを意味する。
また、前記合成樹脂には、必要に応じ帯電防止処理等の
本発明実施に当っての加工性を向上させる適宜の処理を
施しておくこともできる。
不織布を製造する方法は、例えば本出願人の出願にかか
る特開昭61−119724号公報に開示されている如
き従来公知のオーブン精紡を利用することができる。該
開示内容に従えば、本発明の場合において、不織布とな
すべき解繊された繊維からなる層状体の形成を2回にわ
けて行い、(1)第一の層状体を形成する工程、(2)
該層状体の上に未着磁の磁性材料を散布する工程、およ
び(3)該磁性材料を挾持するように前記第一の層状体
の上に第二の層状体を形成する工程を順次に設ける。
ここで前記磁性材料は、未着磁の状態で散布されるから
,磁力の影響を受けることなく前記第一の層状体の所望
の部位に均一に分布せしめることができる。前記磁性材
料を挾持した前記第一の層状体と第二の層状体とからな
るサンドイッチ構造物は、さらにその後ホットメルト・
ロールによって加熱圧着され、不織布とするが、この時
,着磁可能物質の担体である合或樹脂もホットメルト・
ロールによって不織布素材と加熱圧着されて一体化する
。その後においては、たとえ不織布を裁断したりしても
磁性材料は不織布内部から離脱することもなく極めて安
定的に挾持されていることになる。得られた前記不織布
は着磁機内において、磁性材料に対する着磁を行う。
[作用] 未着磁状態の着磁可能物質が、合成樹脂を担体として、
不織布内部の所望の部位に均一に分布するよう散布され
、さらにホットメルト・ロールによる加熱圧着で不織布
と一体化し、該手織布の内部に安定的に挾持される。ま
た,着磁可能物質は磁性材料として顆粒や合成樹脂フィ
ルムの裁断・破砕片等の形態をとるがゆえに、不織布に
本来固有の特性を損なうこともない. [実施例] 次に図示の実施例を参照して本願発明の特徴とするとこ
ろを説明する. 第1図は本発明の構成図で、第一精紡ユニット1と第二
精紡ユニット2が設置され、該2台のユニット1.2の
間には、磁性材料10の散布機9が設置されている。前
記第二精紡ユニット2に続いてホットメルト・ロール1
2と着磁機14が設置されている。
一方、前記オープン精紡ユニット1.2の下端にはエン
ドレス・メッシュ・ベルト8が、前記第一精紡ユニット
1,磁性材料散布機9、第二精紡ユニット2およびホッ
トメルト・ロール12をつなぐかたちで走行している。
該ベルト8の裏側には,バキューム装置18が設けられ
、コーミング・ロール4によってホットメルト型不織布
の素材3、3′が解繊されてできる繊維19をバキュー
ム手段によって該ベルト8上に吸釘沈着させて第一の層
状体7、および第二の層状体1lを形或できるようにな
っている。前記層状体7は、メッシュ・ベルト8と共に
移動して、磁性材料散布機9に至り,該散布機9によっ
て未着磁の磁性材料lOが前記第一の層状体7の上に均
一に散布される。該磁性材料10の例としては、ポリエ
ステルフィルムの片面にフエライト微粉末をコーティン
グした市販の磁気テープを長さ工〜20mm.好ましく
は3〜5開に切断した短冊片が使用できる。該短冊片と
しては、切断前の磁気テープの状態において、該テープ
の長手方向に5〜200%好ましくはlO〜100%の
加熱延伸を加え、フエライトコーティング面を外側にし
たパイプ状物に熱変形させたものを切断して用いること
もできる.このように前記短冊片を変形させておくこと
によって、該パイプ状物の外周全表面をフエライト微粉
末のコーティング面にすることができ、好都合である。
前記散布機9は大きさ、設置位置およびその他の条件の
適宜の選択によって、磁性材料10を第一の層状体7の
所望の部位にのみ散布することも可能である。このよう
に散布された未着磁の磁性材料10を挾持するように前
記第一の層状体7の上に前記第二の層状体1lが第二オ
ーブン精紡ユニット2によって形成されてサンドイッチ
構造物となるが、該層状体7,11を形或するための素
材3と3′は必ずしも同一である必要はない. 続いて前記磁性材料10、第一の層状体7および第二の
層状体l1からなる前記サンドイッチ構造物はホットメ
ルト・ロール12に至り、加熱圧着されて不織布l3を
形成する。この時磁性材料10が、不織布13の素材3
および/または3′と溶m温度をほぼ同じくする合成樹
脂を担体とするから、索材3および/または3′と加熱
圧着によって一体となすことができる。ホットメルト・
ロールl2を出た不織布13は、着磁機14において磁
性材料10に着磁を行う。該着磁機14は不織布13の
製造工程と連続していることは必ずしも必要ではなく、
不織布l3に裁断その他の二次処理を施した後であって
も差支えない.着磁M&14の後に設けられたノズル1
5は,不織布13に撥水性、親水性、帯電防止性等の特
性を付与するための処理液スプレー用のノズルであって
、必要に応じ適宜設置されるべきものである。
[発明の効果コ 本発明において磁性材料は不織布の所望の部位に均一に
分布するよう散布され、また該磁性材料が加熱圧着によ
って不織布内部に安定的に挾持されるので不織布から離
脱するのを極めて効果的に防止できる。さらには、磁性
材料は微細な顆粒、合成樹脂フィルムの切断片、破砕片
等の形状で不織布内部に挾持されるから、不織布に固有
の柔軟性、加工性、軽量性等の特性を損なうこともない
【図面の簡単な説明】
第l図は本発明の一実施例を示す構或図、第2図は、本
発明の実施によって得られる磁性不織布の断面図の一例
である。 ■・・・・・・・・・・・・・・・第一オープン精紡ユ
ニット2・・・・・・・・・・・・・・・第二オープン
精紡ユニット3、3′・・・・・・素材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ホットメルト型不織布に磁性材料が実質的に均一
    に分布し、該磁性材料は着磁可能物質と該着磁可能物質
    の担体としての合成樹脂とから構成され、未着磁の状態
    で前記不織布とホットメルト・ロールによって加熱一体
    化され、且つかかる一体化を行った後に磁化されること
    を特徴とする磁性不織布。
  2. (2)前記担体としての合成樹脂が、ホットメルト型不
    織布とその溶融温度をほぼ同じくするものである請求項
    1記載の磁性不織布。
  3. (3)前記担体としての合成樹脂が合成樹脂フィルムで
    ある請求項1記載の磁性不織布。
  4. (4)請求項3記載の合成樹脂フィルムは、前記磁性材
    料がコーティングされているものである請求項1記載の
    磁性不織布。
  5. (5)ホットメルト型不織布の製造方法であって、(イ
    )解繊された繊維からなる第一の層状体を形成する工程
    、 (ロ)該第一の層状体の所望の部位に未着磁の磁性材料
    を散布する工程、 (ハ)該磁性材料を挾持するように前記第一の層状体の
    上に解繊された繊維からなる第二の層状体を形成する工
    程、 (ニ)前記磁性材料を挾持した前記第一の層状体と前記
    第二の層状体とからなるサンドイッチ構造物をホットメ
    ルト・ロールによって加熱圧着して不織布となす工程、
    および (ホ)該不織布を着磁機において、前記磁性材料に着磁
    を行う工程 とから成ることを特徴とする磁性不織布の製造方法。
  6. (6)前記磁性不織布に撥水性、親水性、帯電防止性等
    の性能を付与するための工程を含む請求項5に記載の磁
    性不織布の製造方法。
JP1153073A 1989-06-15 1989-06-15 磁性不織布およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0665784B2 (ja)

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