JP3043318U - 電磁波シールド材 - Google Patents
電磁波シールド材Info
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- JP3043318U JP3043318U JP1997003734U JP373497U JP3043318U JP 3043318 U JP3043318 U JP 3043318U JP 1997003734 U JP1997003734 U JP 1997003734U JP 373497 U JP373497 U JP 373497U JP 3043318 U JP3043318 U JP 3043318U
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- JP
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- wave shielding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁波の影響を有効に防止することができ、
衣服などに簡単で、かつ、きれいに取り付けることがで
きる電磁波シールドを提供する。 【解決手段】 電磁波シールド材1を、ポリエステルの
繊維2aに無電解めっき法により金属をめっきして織物
とした金属化繊維織物からなる平面状の電磁波シールド
繊維2の一面にポリアミド樹脂からなる熱溶融性の接着
剤3を被着して構成する。
衣服などに簡単で、かつ、きれいに取り付けることがで
きる電磁波シールドを提供する。 【解決手段】 電磁波シールド材1を、ポリエステルの
繊維2aに無電解めっき法により金属をめっきして織物
とした金属化繊維織物からなる平面状の電磁波シールド
繊維2の一面にポリアミド樹脂からなる熱溶融性の接着
剤3を被着して構成する。
Description
【0001】
この考案は電磁波シールド材に関し、特に、薄く、柔軟性を有し、衣服などに 容易に張り付けることができるものである。
【0002】
近年、電磁波の人体への影響が問題視されてきている。そこで、従来から、電 磁波を防止するための電磁波シールド繊維として金属化繊維織物が開発されてい る。このような金属化繊維織物は、妊婦、コンピュータ操作を行うオペレータ、 ペースメーカを使用する患者など長時間電磁波を浴びる人の人体を電磁波から防 止するといった利点がある。
【0003】
しかしながら、電磁波シールド繊維としての金属化繊維織物は、繊維に金属を めっきした構造であるため、縫製などの加工に難があり、工業用ミシンを用いな ければ仕上がりがきれいにならない。そして、この工業用ミシンを用いる必要性 から、電磁波シールド繊維に対して多数の加工を行うことは困難であり、衣服な どの装飾に用いることが困難であることはもちろん、大量生産にも不適であった 。そのため、電磁波シールド材の適用範囲は限定されていた。
【0004】 したがって、この考案の目的は、上述の不都合を解消し、衣服などに、簡単で 、かつ、きれいに取り付けることができる電磁波シールド材を提供することにあ る。
【0005】
上記目的を達成するために、この考案は、 繊維に金属をめっきした金属化繊維織物からなる電磁波シールド繊維の一面に 熱溶融性の接着剤を被着した ことを特徴とする電磁波シールド材である。
【0006】 上述のように構成されたこの考案による電磁波シールド材によれば、繊維に金 属をめっきした金属化繊維織物からなる電磁波シールド繊維の一面に熱溶融性の 接着剤を被着していることにより、衣服などに簡単できれいに取り付けることが できる。
【0007】
以下、この考案の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下 の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。 まず、この考案の一実施形態による電磁波シールド材1の構成について説明する 。
【0008】 すなわち、図1に示すように、電磁波シールド材1は、例えば矩形の電磁波シ ールド繊維2の一面に例えばポリアミド樹脂やポリオレフェン系樹脂などからな る接着剤3が被着されて構成されている。また、電磁波シールド材1の接着剤3 が被着されている面を覆うようにして、台紙としての接着セパレータ4が張り付 けられている。ここで、接着剤3は加熱されることによって接着性を生じる、い わゆる熱溶融性を有しており、接着セパレータ4は、例えば電磁波シールド材1 を運搬するときなどに、接着剤3が他の物体に接触して、例えば接着性の特性が 劣化することなどを防止するために張り付けられている。
【0009】 また、電磁波シールド繊維2は、図2および図3に示すように、例えばポリエ ステルなどの繊維2aの表面に例えば無電解めっき法などにより例えばNiなど の金属膜2bを成膜し、さらにその表面に例えばカーボンブラック2cを成膜し た金属化繊維2dを用いて織物としたものである。
【0010】 次に、上述のように構成された電磁波シールド材1の衣服などへの取付方法に ついて説明する。まず、図4に示すように、電磁波シールド材1を例えばハサミ などを用いて所望の形状(図4においては長方形)に裁断する。次に、接着剤3 を保護している接着セパレータ4を接着剤3から剥離させた後、例えば衣服やエ プロンなどの衣類5の面と接着剤3が被着されている面とが接するようにする。 ただし、図4においては簡単のため衣類5の一部を単に長方形で表している。次 に、例えばアイロンなどの加熱装置(図示せず)により、接着剤3が被着されて いない面に熱を加える。これによって、接着剤3が融解し、接着性が生じる。そ の後、加熱装置(図示せず)を電磁波シールド材1から離して自然に冷やすよう にすることによって、融解していた接着剤3が凝固し、衣類5に電磁波シールド 繊維2が固着される。ここで、加熱装置を用いて加熱を行う際に、必要に応じて 、電磁波シールド繊維2と加熱装置(図示せず)の発熱部との間に、加熱緩衝用 の布などを介在させてもよい。
【0011】 以上説明したように、この考案の一実施形態によれば、電磁波シールド材1を 、繊維に金属をめっきした金属化繊維織物からなる電磁波シールド繊維2の一面 に熱溶融性の接着剤3を被着して構成していることにより、電磁波シールド材1 を、アイロンなどの加熱装置を用いることで、簡単で、かつ、きれいに衣類5に 取り付けることができる。また、はさみなどを用いて電磁波シールド材1を任意 の形状に裁断することができるので、衣類5に張り付ける電磁波シールド材1の 形状を任意とすることができ、衣服などのあらゆる部分に容易に取り付けること ができる。
【0012】 以上、この考案の実施形態について具体的に説明したが、この考案は、上述の 実施形態に限定されるものではなく、この考案の技術的思想に基づく各種の変形 が可能である。
【0013】 例えば、上述の実施形態において挙げた材料はあくまでも例に過ぎず、必要に 応じてこれと異なる材料を用いてもよい。
【0014】 また、例えば上述の一実施形態においては、電磁波シールド繊維2を構成する 繊維2aの材料としてポリエステルを用いているが、必要に応じて、ポリエステ ルの代わりにテトロンを用いてもよい。また、上述の一実施形態においては、繊 維2aの表面に成膜する金属としてNiを用いているが、Niの代わりに、銅( Cu)を用いてもよく、また、CuとNiとの積層膜を用いてもよい。
【0015】 また、例えば上述の一実施形態においては、接着剤3の材料としてポリアミド 樹脂を用いているが、加熱されることによって接着性を生じるような材料であれ ば、必ずしもポリアミド樹脂に限らない。
【0016】 また、例えば上述の一実施形態においては、電磁波シールド材1を衣類5に取 り付けるようにしているが、加熱することによって不具合が生じないものであれ ば、必ずしも衣類に限らない。
【0017】 また、例えば上述の一実施形態においては、電磁波シールド材1を平面状とし ているが、これは必ずしも平面状に限るものではなく、例えば、電磁波シールド 材1をロール状とし、電磁波シールド材1を使用する際に任意の長さにカットし て使用することができるようにしてもよい。
【0018】
以上説明したように、この考案によれば、繊維に金属をめっきした金属化繊維 織物からなる電磁波シールド繊維の一面に熱溶融性の接着剤を被着していること により、電磁波シールド材を、一般に使用されているアイロンなどの加熱装置を 用いて衣類などに簡単に取り付けることができる。また、電磁波シールド材の形 状を任意とすることができるので、衣服などのあらゆる部分にきれいに取り付け ることができる。
【図1】この考案の一実施形態による電磁波シールド材
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】この考案の一実施形態による電磁波シールド繊
維を示す平面図である。
維を示す平面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿った拡大断面図で
ある。
ある。
【図4】この考案の一実施形態による電磁波シールド材
の取付方法を説明するための斜視図である。
の取付方法を説明するための斜視図である。
1・・・電磁波シールド材、2・・・電磁波シールド繊
維、2a・・・繊維、2b・・・金属膜、2c・・・カ
ーボンブラック、2d・・・金属化繊維、3・・・接着
剤、4・・・接着セパレータ、5・・・衣類
維、2a・・・繊維、2b・・・金属膜、2c・・・カ
ーボンブラック、2d・・・金属化繊維、3・・・接着
剤、4・・・接着セパレータ、5・・・衣類
Claims (2)
- 【請求項1】 繊維に金属をめっきした金属化繊維織物
からなる電磁波シールド繊維の一面に熱溶融性の接着剤
を被着したことを特徴とする電磁波シールド材。 - 【請求項2】 上記電磁波シールド繊維の上記接着剤が
被着された一面に上記接着剤を被覆する台紙が設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の電磁波シールド
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997003734U JP3043318U (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 電磁波シールド材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997003734U JP3043318U (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 電磁波シールド材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3043318U true JP3043318U (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=43177780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997003734U Expired - Lifetime JP3043318U (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 電磁波シールド材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3043318U (ja) |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP1997003734U patent/JP3043318U/ja not_active Expired - Lifetime
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