JP2000154409A - 肩凝り防止用衣類 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】衣類の内側で肩の筋肉に当たる部分に、少
なくとも一枚の屈曲性を有するシート状磁石が取り付け
られ、磁石の外面が防湿性皮膜で被覆されてなる、肩凝
り防止用衣類である。ここで、衣類がブラジャーであ
り、その肩掛け紐の内側で肩の筋肉に接触する部分に沿
って、シート状磁石が取り付けられている態様、また
は、婦人用下着の内側で肩の筋肉に接触する部分に、シ
ート状磁石が取り付けられている態様がより好ましく、
或いは、肩当てパット等も含めた上着の内側で肩の筋肉
に当たる部分に、シート状磁石が取り付けたものも含ま
れる。また下着等の内側に脱着可能に取り付けられるシ
ート状磁石を含む肩当てパットも含まれる。 【効果】本発明の衣類を着用すれば常に肩凝りを治す効
果を有すると共に磁力が作用して、肩凝りの防止作用が
ある。肩凝りのたびごとに磁石を首筋や肩の筋肉に貼る
煩わしさを解消できる効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は肩こり防止用衣類に
関するもので、更に詳しく述べると主としてブラジャ
ー、下着、ブラウス等の内側で肩の筋肉に当たる部分
に、屈曲性を有する薄いシート状磁石を取り付けて筋肉
の血行を促進し、肩凝りを防止する効果を有する衣類で
ある。

【０００２】

【従来の技術】以前から磁石には血行を促進する作用が
あることが認められ、肩凝り状態を治すために粒状の磁
石を、絆創膏で肩や首の筋肉の部分に貼り付けることが
なされている。しかし、下着等の衣類に直接磁石を埋め
込んだり或いは縫い付けて使用することは知られていな
い。

【０００３】肩が凝った時磁石を使用して血行を促進さ
せ肩こりを治すためには、小さな粒状の磁石を幾つか絆
創膏や接着テープ等で首や肩の筋肉の部分に貼り着ける
必要がある。しかし、肩凝りのたびごとに何枚かの磁石
が付いた絆創膏等を貼るのは煩わしい上に、同じ部分に
長期間連続して絆創膏を貼っておくと、夏期には皮膚が
炎症をおこすことがある。

【０００４】また、磁石は通常鉄を含むため皮膚や衣類
に接触した状態で使用すると錆が発生して衣類が汚染さ
れ易い。鉄錆で汚染された衣類は洗濯でも容易に除去さ
れずしみとして残ることが多いため、衣類の損傷が大き
い。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】前述の様な問題点にか
んがみ肩凝りを防止するために、衣類主として、ブラジ
ャー、下着、ブラウス等の内側で肩の筋肉に接触する部
分に、直接磁石を取り付けた衣類をつくり、これらの衣
類を着ている時は常に肩の筋肉に磁力が作用して、肩が
凝ることを防止できる衣類を提供しようとするものであ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明者は肩凝りのたび
ごとに磁石を首筋や肩の筋肉に貼る煩わしさを解消する
ためには、予め肩の筋肉に接触する部分に磁石を取りつ
けたブラジャーやブラウスを着ていれば、肩凝りが起こ
るのを防止する最も効果的な方法であるとの着想を得
た。磁石が取り付けられたブラジャーやブラウスを着て
いるときは、常に肩の筋肉に磁力が作用して血行が促進
されて肩凝りが起こることが防止できるからである。

【０００７】磁石を衣類に取り付けるためには屈曲性を
有する必要があり、また、ブラジャーの紐やブラウスの
肩の部分等に取り付けるためには、シート状である必要
である。この様な広い面積を有する磁石を使用すれば磁
力がそのシート全面から発生して広範囲に及ぶため、磁
力がその粒子周辺の小範囲に限られる粒子状磁石より血
行の促進効果が大きくなる。また殆どの磁性材料には鉄
が含まれているため、衣類に接触した状態で使用すると
錆が発生して衣類が汚染されるが、シート状磁石を防湿
性皮膜で被覆すれば錆の発生が防止できるとの知見に基
づいて本発明に到達した。

【０００８】すなわち、衣類の内側で肩の筋肉に当たる
部分に、少なくとも一枚の屈曲性を有するシート状磁石
が取り付けられ、磁石の外面が防湿性皮膜で被覆されて
なる、肩凝り防止用衣類である。ここで、衣類がブラジ
ャーであり、その肩掛け紐の内側で肩の筋肉に接触する
部分に沿って、シート状磁石が取り付けられている態
様、または、婦人用下着の内側で肩の筋肉に接触する部
分に、シート状磁石が取り付けられている態様がより好
ましく、更に、肩当てパット等も含めた上着の内側で肩
の筋肉に当たる部分に、シート状磁石が取り付けられて
いる態様も本発明に含まれている。

【０００９】更に、シートの表面には少なくとも一枚の
屈曲性を有するシート状磁石が取り付けられ、磁石の外
面が防湿性皮膜で被覆され、シートの裏面にマジックテ
ープのフックを有する面が取り付けられ、下着の内側の
肩の筋肉に接触する部分または、その部分に取りつけら
れたマジックテープのループを有する面に、脱着可能に
取り付けられる肩凝り防止用シートも本発明に含まれて
いる。またシート状磁石には複数の小さな球状磁石から
なり、平面状で一層に並べられ屈曲性を有する態様も含
まれている。

【００１０】以下、本発明について詳しく説明する。

【００１１】本発明の肩凝り防止用衣類は衣類内側の肩
の筋肉に当たる部分に磁石を取り付けたものである必要
がある。肩凝りは肩の筋肉が鬱血した状態であり、血液
中のヘモグロビンの分子には鉄の原子が含まれているた
め、ヘモグロビンは磁場の中では磁気に感応して血行を
促進し鬱血を解消する作用があるとされている。このた
め以前から磁石によって肩凝りを治す治療方法が行われ
ていた。また、鬱血し易い筋肉に磁石を接触させ磁場を
かけておけば、血行が促進されるため筋肉が鬱血するこ
とが防止され、筋肉が凝ることを防止できる効果がある
とされている。

【００１２】本発明に適用される衣類は特に限定しない
が、肩凝り防止用衣類であるから肩の部分を含むもの、
すなわち、上半身に着用するものである必要があり、例
えば、ブラジャー、下着、ブラウス、シャツ類、また婦
人用、紳士用の上着更には、背広の上着の肩当パット等
も含まれる。しかして、磁石はそれらの衣類が肩の筋肉
に当たる部分に取り付けられている必要がある。磁石か
ら発生する磁力は距離が離れると距離の２乗に反比例し
て急激に減少するから、磁石が取り付けられる位置は衣
類の内側が好ましく、皮膚に接触する状態がより好まし
い。特に、ブラジャー、下着、シャツ等直接皮膚に接触
する衣類の場合には、磁石は肩の筋肉に直接接触する位
置に貼付することがより好ましい。その他、衣類に縫い
付けたりまたは繊維組織内に埋め込んで使用することも
可能である。

【００１３】本発明で使用される磁石は少なくとも一枚
の屈曲性を有するシート状である必要がある。衣類の肩
の筋肉に当たるブラジャーの紐やブラウスやシャツの肩
の部分等に取り付けるためには、磁石が屈曲性を有する
必要があり、その形状がシート状であることが必要であ
る。更に、この様な形状の磁石を使用すれば磁力がその
シート全面から発生して広範囲に及ぶ効果も大きい。従
来使用されていた粒状磁石を数ケ所に貼付する方法では
磁力が及ぶ範囲はその粒子周辺の小部分に限定される
が、シート状の磁石を使用すれば磁力が広範囲に及ぶた
め血行の促進効果も一層高められる。

【００１４】近年磁性材料が急速に進歩して以前の鋼鉄
磁石とは比較なならぬ程強力な磁力を有する多種類の磁
石が開発されている。現在使用されている強力な磁石は
主としてアルニコ系及び、フェライト系、希土類系であ
るが、これらの磁石の小粒子或いは微粒子をプラスチッ
ク或いはゴム等をバインダーとして成形した、プラスチ
ック磁石或いはゴム磁石等のボンド磁石が使用可能であ
る。これらの磁石は極めて残留磁気が高い磁性材料がつ
くられているため、使用する磁性材料及び粒径、シート
内の粒子の含有密度を選択することにより、磁石粒子が
シート内に分散された状態となっていても充分強力な磁
力が得られる。

【００１５】プラスチック磁石或いはゴム磁石はかなり
高い屈曲性を有するが、請求項において少なくとも「一
枚の」屈曲性を有するシート状磁石と規定したのは、複
数のシート状磁石の小片を散在して取り付けて使用する
場合も本発明に含まれる趣旨である。一枚のシート状磁
石のみでも肩の筋肉のかなり広い範囲をカバーすること
が可能であるが、衣類の柔軟性は内側にシート状磁石を
取り付けることによって低下するため、シート状磁石を
複数に分割してそれぞれの大きさ及び配置を工夫するこ
とにより、柔軟性の低下を可及的に防止するためであ
る。

【００１６】その他、比較的大きな磁石の粒子またとボ
タン状磁石が散在する様に、プラスチックシートまたは
繊維組織に埋め込んだ状態で使用してもよく、或いは粒
子の一部分がシート面から突出している状態に保持し
て、磁気による血行の促進効果と共に粒子により肩の筋
肉を指圧する効果も併用させることができる。

【００１７】更に、磁石が多数の小さな球状磁石粒子か
らなり、平面状に一層に並べ屈曲性を有する一枚のシー
ト状に配列させた磁石も本発明に含まれている。平面状
で一層に並べた個々の球状磁石は相互に一点で回転可能
な状態に吸着されているから屈曲可能である。しかし、
平面状に一層に並べた球状磁石粒子はそのままの状態で
使用すると粒子が相互に接着して全体の粒子が塊状とな
るため、粒子が一層の平面状配置から脱落しない様にす
る必要がある。このため、例えば、磁石の球状粒子を平
面状に一層に並べその上面または下面に、屈曲性を有す
る薄いボンド磁石のシート或いは通常のシートを接着剤
で接着して、磁石粒子の脱落を阻止することにより球状
の磁石粒子を平面状に保持できる。

【００１８】この様な構造のシート状磁石はプラスチッ
ク磁石及びゴム磁石等のボンド磁石と較べて、大きな磁
力が得られるので肩凝りの治療または防止効果を大幅に
高めることができる。

【００１９】本発明で使用される磁石は鉄錆の発生を防
止するために、その外側を防湿性皮膜で被覆する必要が
ある。磁性材料の種類は非常に多いがその成分には殆ど
鉄が含まれている。従って、衣類に接触した状態で使用
すれば汗等の影響等で錆が発生し易く衣類が汚染され
る。また、鉄錆による衣類の汚染は洗濯をしても容易に
除去されず、しみとして残ることが多いため衣類の損傷
が大きいからである。

【００２０】防湿性皮膜の材料は磁石の表面を外気から
遮断できる皮膜を形成できるものであれば使用可能であ
り、更に防錆性を有する材質であればより好ましい。皮
膜は例えば、防錆性塗料、ポリマーコート、プラスチッ
クまたはゴムによる被覆等の方法が適用できる。また、
プラスチック磁石或いはゴム磁石等のボンド磁石の場合
には、通常は微粒子または粒子状磁石は防湿性材料によ
って外気と遮断されているが、粒子状の磁石の一部が外
部に露出している場合には前記の様な防湿性物質でコー
トする必要がある。

【００２１】本発明には更に、衣類の裏側に貼り付けて
使用する肩凝り防止用シートも含まれている。シートの
形状は肩凝りを起こす筋肉に接触できるものであればよ
く、特に形状は限定しないが肩の筋肉をカバーできる様
な形状が好ましい。そのシートの表面には少なくとも一
枚の屈曲性を有するシート状磁石が取り付けられ、磁石
の外側が防湿性皮膜で被覆されている必要がある。ここ
で、シート状磁石の詳細及び磁石外面の防湿性皮膜によ
る被覆については前述のとおりである。

【００２２】また、シートの裏面にはマジックテープの
フックを有する面が取り付けられている必要がある。マ
ジックテープは硬いフィラメントでつくられたフックが
高密度で植えられたフック面と、比較的柔らかいフィラ
メントでつくられたループが高密度で植えられたループ
面とからなっている。フック面は皮膚に接触すると痛く
感じられるが、ループ面は通常の織物や編み物の感触と
ほぼ同じである。このシートを使用する場合下着の内側
の肩の筋肉に接触する部分に、マジックテープのループ
面が取り付けられている。シートはフック面によって下
着の内側に取りつけられたループ面に脱着可能に取り付
けられて使用される。

【００２３】また、このシートを取り付ける場合、衣類
の繊維組織によっては或る程度のループ状の構造を有す
るものがあり、その場合はマジックテープのループ面と
同様な機能があるため、マジックテープのフック面を圧
着すればループ面と同様に取り付けることができる。従
って、この様な衣類にはマジックテープのループ面を取
り付けておく必要がない。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。

【００２５】（実施例１）図１に肩凝り防止用衣類の一
態様である、ブラジャーの肩かけ紐の内側で紐が肩の筋
肉に接触する部分にシート状磁石を取り付けた、ブラジ
ャーの斜視図を示す。図２にはシート状磁石を取り付け
た部分の拡大図を示す。

【００２６】シート状磁石は、アルニコ系磁石の微粉末
をバインダーとして合成ゴムを使用してシート状に成形
したものである。ここではシートを更に矩形の小片に切
断して図２に示す様に、数枚をブラジャーの肩かけ紐の
内側に沿って取り付けている。

【００２７】前記のシート状磁石を取り付けたブラジャ
ーと、シート状磁石を取り付けない同じ仕様のブラジャ
ーを同一条件で着用試験をした結果、シート状磁石を取
り付けたブラジャーは肩凝りを治すのみでなく、予め肩
凝りを防止する効果が認められた。

【００２８】（実施例２）図３に肩凝り防止用衣類の一
態様である婦人用下着の正面図を、図４に下着の内側で
肩の筋肉に接触する位置に、シート状磁石を取り付けた
状態を拡大した正面図を示す。

【００２９】磁石は希土類系の残留磁気が大きい磁石の
微粒子を、合成ゴムをバインダーとしてシート状に成形
し、矩形の小片に切断したものである。シート状磁石の
小片は図４に示す様に肩の筋肉に接触する部分にマトリ
ックス状に配置されている。

【００３０】（実施例３）図５に肩凝り防止用衣類の一
態様である、シャツの正面図を、図６にシャツの内側で
肩の筋肉に当たる位置にシート状磁石を取り付けた部分
の拡大図を示す。

【００３１】磁石はフェライト系磁石の粒子でその表面
に防錆用塗料を焼付けたもので、プラスチックシートに
散布された状態で埋め込まれ、粒子の一部がシートの表
面上に露出した状態に成形されている。シートを矩形の
小片に裁断した磁石は図６に示す様に肩の筋肉に当たる
部分にマトリックス状に配置されている。

【００３２】前記のシート状磁石を取り付けたシャツ
と、シート状磁石を取り付けない同じ仕様のシャツを同
一条件で着用試験をした結果、シート状磁石を取り付け
たシャツは指圧効果と肩凝りを防止する効果があること
が認められた。

【００３３】（実施例４）図７に肩凝り防止用衣類の一
態様である、背広の上着の肩当パット内側の位置で肩の
筋肉に接触する部分にシート状磁石を取り付けた、肩当
パットの斜視図を示す。

【００３４】磁石はフェライト系の平たいボタン状磁石
でその表面に防錆用塗料を焼付けたものを使用し、肩当
パット内部のパッキングの表面にリング状に配置した。
その上に肩当パットの薄いカバーを当てて、ボタン状磁
石をパッキングとカバーの間に固定した構造のシート状
磁石である。尚、ボタン状磁石は肩当パットの内側に布
の上にリング状にポットメルト接着剤で貼付し、磁石が
外部に露出した構造のシート状磁石として使用してもよ
い。

【００３５】（実施例５）図８に肩凝り防止用シートの
一態様の正面図を、図９に背面図を示す。シートは肩の
筋肉をカバーする形状のシート状ゴム磁石を、アルニコ
系の小さな球状磁石を一層の平面状に並べた上に吸着さ
せたものである。要すれば更に薄い布を平面状に配列し
た磁石層の上に取り付け、シート状ゴム磁石とサンドイ
ッチ状として保持してもよい。

【００３６】シートの裏側にはマジックテープのフック
面が取り付けられ、衣類の肩の部分に取り付けられたマ
ジックテープのループ面に、脱着可能に取り付けられる
様になっている。尚マジックテープのループ面は衣類の
肩の内側で、マジックテープのフック面と対向する位置
に取り付けられている。

【００３７】

【発明の効果】本発明の肩凝り防止用衣類及びシートは
主として、ブラジャー、下着、ブラウス等の衣類の内側
で肩の筋肉に接触する部分に、直接磁石を取り付けたも
のである。このためこの衣類を着れば肩凝りを治す効果
を有すると共に、この衣類を着ている時は常に肩の筋肉
に磁力が作用して、肩凝りの防止作用があり、肩凝りの
たびごとに磁石を首筋や肩の筋肉に貼る煩わしさを解消
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の肩凝り防止用衣類の一態様であるブラ
ジャーの斜視図を示す。

【図２】図１に示したブラジャーにシート状磁石を取り
付けた部分を拡大した斜視図を示す。

【図３】本発明の肩凝り防止用衣類の一態様である婦人
用下着の正面図を示す。

【図４】図３に示した婦人用下着にシート状磁石を取り
付けた部分を拡大した正面図を示す。

【図５】本発明の肩凝り防止用衣類の一態様であるシャ
ツの正面図を示す。

【図６】図５に示したシャツにシート状磁石を取り付け
た部分を拡大した正面図を示す。

【図７】本発明の肩凝り防止用衣類の一態様である背広
の上着の肩当パットの斜視図を示す。

【図８】本発明の肩凝り防止用シートの一態様の正面図
を示す。

【図９】図９に示した肩凝り防止用シートの背面図を示
す。

【符号の説明】

1 ブラジャー 2 肩かけ紐 3 シート状磁石 4 婦人用下着 5 肩の部分 6 シャツ 7 背広の上着の肩当てパット 8 ボタン状磁石 9 肩凝り防止用シート 10 マジックテープのフック面

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 衣類の内側で肩の筋肉に当たる部分に、
   少なくとも一枚の屈曲性を有するシート状磁石が取り付
   けられ、磁石の外面が防湿性皮膜で被覆されてなる、肩
   凝り防止用衣類。
2. 【請求項２】 衣類がブラジャーであり、その肩掛け紐
   の内側で肩の筋肉に接触する部分に沿って、シート状磁
   石が取り付けられている請求項１または２に記載の肩凝
   り防止用下着。
3. 【請求項３】 婦人用下着の内側で肩の筋肉に接触する
   部分に、少なくとも一枚の屈曲性を有するシート状磁石
   が取り付けられ、磁石の外面が防湿性皮膜で被覆されて
   なる、肩凝り防止用婦人下着。
4. 【請求項４】 上着の内側で肩の筋肉に当たる部分に、
   少なくとも一枚の屈曲性を有するシート状磁石が取り付
   けられ、磁石の外面が防湿性皮膜で被覆されてなる、肩
   凝り防止用衣類。
5. 【請求項５】 シートの表面には少なくとも一枚の屈曲
   性を有するシート状磁石が取り付けられ、磁石の外面が
   防湿性皮膜で被覆され、シートの裏面にマジックテープ
   のフックを有する面が取り付けられ、下着の内側の肩の
   筋肉に接触する部分または、その部分に取りつけられた
   マジックテープのループを有する面に、脱着可能に取り
   付けられる肩凝り防止用シート。
6. 【請求項６】 磁石が複数の小さな球状磁石からなり、
   平面状で一層に並べられ屈曲性を有する一枚のシート状
   となっている、請求項１記載の肩凝り防止用衣類または
   請求項５記載の肩凝り防止用シート。