JP3009008U

JP3009008U - 衣服用ベルト

Info

Publication number: JP3009008U
Application number: JP1994012490U
Authority: JP
Inventors: 玄一長井
Original assignee: 株式会社トーリン
Priority date: 1994-09-14
Filing date: 1994-09-14
Publication date: 1995-03-28
Anticipated expiration: 2000-09-14

Abstract

(57)【要約】【目的】ズボンやスカートのズレ落ちを防止し、ある
いはファッションのための通常のベルトに磁石を内蔵す
ることにより、腹帯のような嵩張ることなく自然な状態
で磁力線を身体に及ぼすことができるものである。【構成】表皮１と裏皮２との間に介在する芯材３に複
数の孔３ａを開口し、この孔内に磁石６を挿入し、表皮
と裏皮の側縁を縫着してなる衣服用ベルトものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はズボンやスカート等に使用する磁石を内蔵したベルトに関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、都市化が進んでアスファルト道路や鉄筋の建造物等によって地磁気が人体に影響し難くなっている。人体にとって磁力線は腰痛、月経痛、冷帯下症等の症状にとって有益であることは周知である。

【０００３】そこで、従来にあっては、前記した症状を治療する目的で、磁石を内蔵した腹帯が市販されている。そして、この腹帯を腰の回りに巻き付けて着用することによって、血行の促進が図られ前記症状の軽減が図られている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、このような腹帯にあっては、厚みも厚く、幅も広いものであることから、これを着用した場合には、胴回りが太くなり嵩張ったりするため、特に、若い女性には不向きであるといった問題があり、また、屈むことが困難となり運動性に欠けるといった問題点があった。

【０００５】本考案は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、ズボンやスカートのズレ落ちを防止し、あるいはファッションのための通常のベルトに磁石を内蔵することにより、腹帯のような嵩張ることなく自然な状態で磁力線を身体に及ぼすことができる衣服用ベルトを提供せんとするにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の衣服用ベルトは前記目的を達成せんとするもので、その手段は、表皮と裏皮との間に介在する芯材に複数の孔を開口し、この孔内に磁石を挿入し、表皮と裏皮の側縁を縫着したものである。

【０００７】また、前記表皮と芯材、芯材と裏皮との間に接着剤を含浸した貼着布を介在してもよく、さらに、前記芯材に形成する孔を長手方向の中央部に形成し、装着状態で腰部に磁石が位置することが望ましく、また、前記裏皮の前記磁石が位置する部分に磁力線を通すための小孔を形成することが望ましいものである。

【０００８】

【作用】

前記したように構成した本考案の衣服用ベルトは、これを腰の回りに装着することにより、磁力線が人体に作用すると共に、腰に当たる位置に磁石を内蔵することにより、腰痛や月経痛および冷帯下症等の治療に効果的であり、さらに、ベルトの裏皮に磁力線を通過させるための小孔を形成したことにより、磁力線が増大するものである。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案に係る衣服用ベルトの実施例を図面と共に説明する。１，２は皮革、合成皮革等による表皮および裏皮にして、３はスポンジ、厚布等による芯材を内包した状態で両側縁が縫着されている。この構成は公知のベルトと何ら変わるものではない。

【００１０】そして、この芯材３における長手方向の中心部分には、複数個（実施例では７個）の孔３ａが開口されている。４、５は前記芯材３の両面に貼着された接着剤を含浸した貼着布、６はリング状の磁石にして、前記芯材３の孔３ａ内に収納される大きさに形成されている。

【００１１】なお、前記した裏皮２の前記磁石６が位置する部分に、該磁石６からの磁力線を通過させるための小孔２ａが多数個（実施例では４個）開口されている。また、７は留め金具である。

【００１２】このように構成した衣服用ベルトにあっては、これをズボンやスカートのズレ止め、あるいはファッションのために腰の回りに装着すると、磁石６よりの磁力線が小孔２ａを介して身体に照射されるので、この磁力線が腰部の血行を促進して、腰痛、月経痛、冷帯下症等の症状を和らげると共に、疲労を除去してすこぶる快適に過ごせるものである。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は前記したように、ベルトの腰に当たる部分に、磁石を内蔵したことにより、ベルトを装着中に、磁石より出る磁力線が腰の内部に浸透し、血行を促進するものである。

【００１４】よって、長時間同じ姿勢で仕事をする職業人にとって、腰に掛かる重量によって血液の流れが悪くなるために生じる腰痛等を、未然に防止できると共に月経痛や冷帯下症等の症状に対して効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る衣服用ベルトの一実施例を示す斜
視図である。

【図２】同上の長手方向の要部断面図である。

【図３】同上の縦断面図である。

【図４】磁石の斜視図である。

【符号の説明】

１表皮２裏皮２ａ小孔３芯材３ａ孔４，５貼着布６磁石

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】表皮と裏皮との間に介在する芯材に複数
の孔を開口し、この孔内に磁石を挿入し、表皮と裏皮の
側縁を縫着してなる衣服用ベルト。
【請求項２】前記表皮と芯材、芯材と裏皮との間に接
着剤を含浸した貼着布を介在したことを特徴とする請求
項１記載の衣服用ベルト。
【請求項３】前記芯材に形成する孔を長手方向の中央
部に形成し、装着状態で腰部に磁石が位置するようにし
たことを特徴とする請求項１記載の衣服用ベルト。
【請求項４】前記裏皮の前記磁石が位置する部分に磁
力線を通すための小孔を形成したことを特徴とする請求
項１記載の衣服用ベルト。