JP2009250800A - ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 - Google Patents
ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009250800A JP2009250800A JP2008099528A JP2008099528A JP2009250800A JP 2009250800 A JP2009250800 A JP 2009250800A JP 2008099528 A JP2008099528 A JP 2008099528A JP 2008099528 A JP2008099528 A JP 2008099528A JP 2009250800 A JP2009250800 A JP 2009250800A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- gas sampling
- sheet
- bag
- outer layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Bag Frames (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
Abstract
【解決手段】 非ガス透過性かつ非ガス吸着性の高密度高純度のポリエステルフィルムからなる内層1と、遮光機能を有する低密度低純度のポリエステルフィルムからなる外層2とを含む複数のポリエステルフィルムによって構成されるとともに、内層1と外層2を重ね合せて作製されたシートSの端部4(4a〜4d)が熱融着処理によってヒートシール接着されて、密封構造を形成することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
(a)採取したガスの外部への透過がないこと(その一部の成分においても透過性があれば組成の変化を生じることとなる)、
(b)袋体内部において、サンプリングされたガスとの反応性がないあるいは非常に少ないこと、
(c)袋体自体からのガスの発生がないあるいは非常に少ないこと、
(d)袋体外部からの紫外線や熱線等によって、サンプリングされたガスの変性がないあるいは非常に少ないこと、
(e)ガス採取時から測定や分析が完了する所定の期間、上記(a)〜(d)の特性が維持されること
などが求められる。
(1)前記内層と外層を重ね合わせて、シートを作製する工程
(2)前記シートを折返しまたは複数枚重ね合わせて端部を合わせる工程
(3)重ね合わせた前記シートの端部を、クランプによって、その熱融着処理に係る部分を余して挟持する工程
(4)該クランプと平行に走行可能な刃物、または刃物と平行に走行可能な前記クランプによって、前記シートの端部を切断する工程
(5)該シートの端部を熱融着処理によってヒートシール接着し、密封構造の袋体を作製する工程
(6)前記シートの端部またはシート面上に、切り欠き部を設け、遮光性を有するガス吸排口を配設する工程
(7)該切り欠き部のシール処理を行う工程
を有するとともに、
複数箇所のヒートシール接着処理を必要とする場合には、工程(3)から(5)を繰り返して密封構造の袋体を作製することを特徴とする。
<本発明に係るガスサンプリング用袋体>
本発明に係るガスサンプリング用袋体(以下「本袋体」という)は、非ガス透過性かつ非ガス吸着性の高密度高純度のポリエステルフィルムからなる内層と、遮光機能を有する低密度低純度のポリエステルフィルムからなる外層とを含む複数のポリエステルフィルムによって構成されるとともに、該内層と外層を重ね合せて作製されたシートの端部が熱融着処理によってヒートシール接着されて、密封構造を形成することを特徴とする。
図1(A)および(B)は、本袋体の第1構成例として、非ガス透過性かつ非ガス吸着性の高密度高純度のポリエステルフィルムからなる内層1と、片面にアルミニウムの蒸着層3を有する低密度低純度のポリエステルフィルムからなる外層2とを含む複数のポリエステルフィルムによって構成され、蒸着層3が最外側となるように構成されるとともに、内層1と外層2を重ね合せて作製されたシートの端部4(4a〜4d)が熱融着処理によってヒートシール接着されて、密封構造を形成する袋体を示す。袋体の一端部4dには、内層1によって形成された空間部5と連通するガス吸排口6が設けられる。以下、特に限定のない場合においては、ポリエステルフィルムとして「PET」を用いた場合について説明する。
図1(E)は、本袋体の第2構成例として、上記アルミニウムの蒸着層3を有する低密度低純度のポリエステルフィルムからなる外層2に代え、遮光機能を有する試剤を含有するポリエステルフィルム(PETを素材とする場合には、遮光PETフィルム)からなる外層2aを用いた袋体を示す。遮光機能を有する試剤としては、例えばカーボンブラックや酸化チタンなどの細粒子や微粒子が挙げられる。外層2aを形成するフィルム自体に遮光機能を保有させることができ、複数の遮光PETフィルムによって、その遮光機能の強さを調整することができる。また、内層1と外層2aを重ね合せて作製されたシートの熱融着処理も容易に行うことができ、密封度の高い構造を有する袋体を作製することができる。
本発明におけるガスサンプリング用袋体の製造方法(以下「本製造方法」という)は、以下の工程、
(1)内層と外層を重ね合わせて、シートを作製する工程
(2)該シートを折返しまたは複数枚重ね合わせて端部を合わせる工程
(3)重ね合わせたシートの端部を、クランプによって、その熱融着処理に係る部分を余して挟持する工程
(4)該クランプと平行に走行可能な刃物、または刃物と平行に走行可能なクランプによって、シートの端部を切断する工程
(5)該シートの端部を熱融着処理によってヒートシール接着し、密封構造の袋体を作製する工程
(6)シートの端部またはシート面上に、切り欠き部を設け、遮光性を有するガス吸排口を配設する工程
(7)該切り欠き部のシール処理を行う工程
を有するとともに、工程(3)から(5)を繰り返して複数箇所のヒートシール接着処理を行い、密封構造の袋体を作製する。
袋体の作製に先立ち、PETフィルム、S−PETフィルムおよびアルミPETフィルムについて、その熱融着処理を行ったときのフィルムの溶融接着部の状態あるいはフィルム形状の変化などを検証した結果、以下の知見を得た。
(ア)PETフィルムおよびS−PETフィルムの溶融接着部は、丸状あるいは棒状の形状を呈し、接着力は強い。
(イ)PETフィルムおよびS−PETフィルムは、延伸縦軸方向の溶着は溶融が極めて安定するが、横軸方向は熱収縮から溶融の段階で若干の波状を呈するため、溶融接着部の不安定要因となる。縦軸と横軸の延伸比率の差によって生じるものと推定される。
(ウ)アルミPETフィルムの溶融接着部は扁平状を呈する。
(エ)アルミPETフィルムの熱溶融収縮の幅は、PETフィルムより小さく、強度はPETフィルムの1/3程度であるが、均一性にすぐれる。
(オ)アルミPETフィルムは、基材のPETと蒸着層との熱収縮の差からPET側にカールする。これが両フィルムの密着力となり均一性を生む要因となる。
(カ)アルミPETフィルムの熱融着単位加熱量は、同厚のPETフィルムの熱融着単位加熱量より小さいことから、アルミPETフィルムの熱劣化は小さい。
図2(A)に例示するように、内層1および外層2を各原反ロールR1,R2から連続的に供給し、両者を重ね合わせて、シートSを作製する。このとき、外層2を片面に蒸着層3を有するアルミPETフィルムで構成する場合においては、蒸着層3を最外層となる(PETフィルムが、内層1を構成するS−PETフィルムと接する)ように重ね合わせることが好ましい。充填されたガスの変質を防止するとともに、熱融着処理時のS−PETフィルムとの融着性が高く強固なシールSを形成することができる。このとき、原反ロールR1,R2は、巻き方向とPETフィルムの延伸比率の高い軸方向が同一であることが好ましい。上記知見(イ)のように、図1(A)に示す端部4aおよび4cに対するヒートシール接着処理を延伸比率の高い軸方向と同じ方向に行うことによって、PETフィルムの端部4aおよび4cでの安定した溶融を生じさせ、均一かつ確実な溶融接着を行うことができる。
図2(B)に例示するように、シートSをカッタKによって定尺に切断し、図2(C)のように、シートS1,S2を複数枚重ね合わせて端部41,42を合わせる。また、図2(D)は、定尺のシートSを折返して重ね合わせた場合を例示する。このとき、外層(21,22,2)を、片面に蒸着層(31,32,3)を有するアルミPETフィルムで構成する場合においては、蒸着層(31,32,3)を最外層となるように重ね合わせることが好ましい。充填されたガスの変質を防止するとともに、熱融着処理時のS−PETフィルムとの融着性が高く強固なシールを形成することができる。
図3(A)に例示するように、熱融着処理を行う処理部分4hおよびカット処理部分4eを余した状態で、重ね合わせたシートSの端部4をクランプP1,P2によって挟持する。このとき、シートSを折返し処理する場合、図3(B)に例示するように、折返される端部4b’またはその両端部4ab’および4bc’に生じる膨らみ部分(本工程においてはさらに処理部分4hおよびカット処理部分4eを含む)に対して、予め超音波によるポイントシール処理PSを行うことが好ましい。後工程で、部分シールを行う方法やホットメルト接着剤でシールする方法等を用いることが可能であるが、シール前にポイントシールを行うことによって、膨らみ部分を含めた端部4b’を確実にかつ均等に挟持することができ、フィルムSの重合いのズレあるいは不十分な熱伝導を防止し、確実な熱融着処理を行い、端部4a,4cおよび両端部4ab’および4bc’に対して確実なシール処理を確保することができる。特に、両端部4ab’および4bc’は未シール部が生じやすいため、予め数ミリ角を超音波によるポイントシール処理による予備シールを行い、その後全長のシールを行うことが好ましい。また、ポイントシールは、後工程(5)におけるヒートシールの溶融が及ぶ範囲内とすることが好ましい。これによって、成形後の袋体におけるシール部分を最小範囲とし、後工程のヒートシールレベルでシール全長を均一化することができる。
図3(C)に例示するように、シートSの端部であるカット処理部分4eをカッタK1,K2(刃物に相当)によって切断する。このとき、図3(D)に例示するように、カッタK1,K2をクランプP1,P2と平行に走行させることによって、カット処理部分4eに対して均質な切断面を形成することができる。また、カッタK1,K2を固定し、クランプP1,P2をカッタK1,K2と平行に走行させることによっても同様の処理を行うことができる。
図3(E)に例示するように、シートSの処理部分4hに加熱部Hを近接させ、PETフィルム(内層1および外層2)を熱融着処理することによってヒートシール接着し、密封構造の袋体を作製する。図3(F)に例示するように、加熱部HをクランプP1,P2と平行に走行させることによって、処理部分4hに対して均等な熱融着処理を行うことができる。このとき、加熱部Hの走行速度を、シートSの熱収縮速度または加熱溶融による収縮速度とほぼ同等、あるいはそれを上回らない速度とすることが好ましい。重なり合う樹脂層の端部に対しては、処理部分4hと加熱部Hの空隙距離が重要な指標となり、これを指標として加熱部Hの走行速度を制御することによって、均一でかつ確実な熱融着処理を行うことが可能となった。また、加熱部Hを固定し、クランプP1,P2を加熱部Hと平行に走行させることによっても同様の処理を行うことができる。
本袋体に設けられるガス吸排口6は、加工性から、図4(A),(B)に示すように、シートSの端部4d、またはその両端部4adあるいは4cdに金属製のガス吸排口6を配設する。ただし、ガス吸排口6の配設位置は、これに限定されるものではなくシートSの面上も可能である。また、ガス吸排口6は、ポリエステルフィルムとの接合部のシール性およびサンプリング操作における他の部品との接続等の操作を伴う堅牢性から、金属例えばステンレス鋼など耐食性の管状体が好ましい。切り欠き部6aは、端部4dまたはその両端部4adあるいは4cdに沿って、ナイフ等にて多少融通性を持たせてガス吸排口6を挿通し得る程度の寸法に切開する。
切り欠き部6aのシール処理に際し、ガス吸排口6を切り欠き部6aに挿入する前に、切り欠き部6aの内周面と接するガス吸排口6の外周面に、予め熱可塑性樹脂接着剤6bを塗着する。この接着剤6bは特定しないが、例えば常温で硬化するエポキシ系樹脂などが好ましい。図4(A),(B)に示すように、ガス吸排口6外周面に接着剤6bの層を形成した後、ガス吸排口6を切り欠き部6aと直交する方向に挿入して、ガス吸排口6の接着剤6b塗着部分を切り欠き部6a内周面に添わせ、切り欠き部6aの内周面とガス吸排口6の外周面とを完全密接させてシール処理を行う。このとき、図4(A)のように、ガス吸排口6を偏心させることにより、ガス吸排口6の外周に接する切り欠き部6a内周面の面積が広くさせることができ、切り欠き部6aは確実にガス吸排口6の外周面に密接する。この状態を所定時間維持することにより、切り欠き部6aとガス吸排口6とは確実に接着されることとなる。
(1)実験用袋体
下表1に示す袋体Fa〜Feについて実験を行った。袋体FaはPETフィルム(東レ社製、型式ルミラー(TM))、袋体Fbはフッ素樹脂(FEP)フィルム(ダイキン社製、ネオフロン(TM))、袋体Fcはポリフッ化ビニル樹脂(PVF)フィルム(デュポン社製、テドラー(TM))を用いた。本袋体FdおよびFeとして、内層にS−PETフィルム(東レ社製、型式ルミラー(TM))、外層にアルミPETフィルム(東レ社製、型式ルミラー(TM))を用いて形成された袋体を用いた。各袋体の内容量は20Lとした。
京都市内の1地点で採取した大気を試料ガスとし、その経時変化を追跡した。
(3−1)測定項目
中間を含む経過時間0〜75hrにおける、試料ガス中のメタン(CH4)、NMHC、全炭化水素(THC)および一酸化炭素(CO)の濃度を測定した。
(3−2)暴露条件
袋体Fa〜Feについて、下表2の条件で暴露した。屋内の場合は室温18〜25℃とし、屋外の場合は環境温度7〜22℃であった(日光照射に伴う温度上昇がある)。
CH4、NMHCおよびTHCについては、大気汚染監視用HC濃度測定装置(堀場製作所社製、APHA−370)を用いて測定し、COについては毒ガス検知器(一酸化炭素計)(新コスモス電機社製、XC−2200)を用いて測定した。
図5(A)〜(D)に示すような結果を得た。
(4−1)CH4
図5(A)に示すように、PVFフィルム(Fc)においてCH4の変動が大きく、FEPフィルム(Fb)の各時点においてやや高めの値となった。本袋体を含む他のフィルムについては、少し変動があるものの、その動きは全て同様であった。
(4−2)NMHC
図5(B)に示すように、PVFフィルム(Fc)においてNMHCの変動が大きく、PETフィルム(Fa)においてやや高めの値となった。本袋体を含む他のフィルムについては、少し変動があるものの、その動きは全て同様であった。
(4−3)THC
図5(C)に示すように、PVFフィルム(Fc)においてTHCの変動が大きく、PETフィルム(Fa)において徐々に上昇する傾向が見られた。本袋体を含む他のフィルムについては、全てほとんど変動がなかった。
(4−4)CO
図5(D)に示すように、PETフィルム(Fa)において徐々に上昇する傾向が見られた。本袋体(Fe)については、変動がなかった。
以上のように、従来品であるPETフィルム(Fa),FEPフィルム(Fb)およびPVFフィルム(Fc)は遮光機能を有しておらず、上記の測定項目のいずれかにおいて変動要素を有する結果となった。対して本袋体においては、そうした傾向は全く見られず、充填されたガスの変質がなく、さらに外部からの紫外線や熱線などを遮断する機能が十分であることが証明された。
2,21,22 外層
3,31,32 蒸着層
4,4a,4b,4b’,4c,4d,4ab’,4bc’,41,42 端部
4e カット処理部分
4h 処理部分
5 空間部
6 ガス吸排口
6a 切り欠き部
6b 接着剤
K,K1,K2 カッタ(刃物)
H 加熱部
P,P1,P2 クランプ
PS ポイントシール処理
R1,R2 原反ローラ
S,S1,S2 シート
Claims (11)
- 非ガス透過性かつ非ガス吸着性の高密度高純度のポリエステルフィルムからなる内層と、遮光機能を有する低密度低純度のポリエステルフィルムからなる外層とを含む複数のポリエステルフィルムによって構成されるとともに、該内層と外層を重ね合せて作製されたシートの端部が熱融着処理によってヒートシール接着されて、密封構造を形成することを特徴とするガスサンプリング用袋体。
- 前記外層が少なくとも片面にアルミニウムの蒸着層を有するポリエステルフィルムからなるとともに、該蒸着層が最外側となるように構成されることを特徴とする請求項1記載のガスサンプリング用袋体。
- 前記外層が遮光機能を有する試剤を含有するポリエステルフィルムからなることを特徴とする請求項1記載のガスサンプリング用袋体。
- 前記内層を構成するポリエステルフィルムが、高密度高純度のポリエチレンテレフタレートからなり、前記外層を構成するポリエステルフィルムが、これよりも低密度低純度のポリエチレンテレフタレートからなることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のガスサンプリング用袋体。
- 前記外層の少なくとも一部に、さらにエポキシ系樹脂による被覆層を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガスサンプリング用袋体。
- 非ガス透過性かつ非ガス吸着性の高密度高純度のポリエステルフィルムからなる内層と、遮光機能を有する低密度低純度のポリエステルフィルムからなる外層とを含む複数のポリエステルフィルムによって構成される袋体の製造方法であって、以下の工程、
(1)前記内層と外層を重ね合わせて、シートを作製する工程
(2)前記シートを折返しまたは複数枚重ね合わせて端部を合わせる工程
(3)重ね合わせた前記シートの端部を、クランプによって、その熱融着処理に係る部分を余して挟持する工程
(4)該クランプと平行に走行可能な刃物、または刃物と平行に走行可能な前記クランプによって、前記シートの端部を切断する工程
(5)該シートの端部を熱融着処理によってヒートシール接着し、密封構造の袋体を作製する工程
(6)前記シートの端部またはシート面上に、切り欠き部を設け、遮光性を有するガス吸排口を配設する工程
(7)該切り欠き部のシール処理を行う工程
を有するとともに、
複数箇所のヒートシール接着処理を必要とする場合には、工程(3)から(5)を繰り返して密封構造の袋体を作製することを特徴とするガスサンプリング用袋体の製造方法。 - 前記工程(1)において、内層を構成する高密度高純度のポリエチレンテレフタレートフィルムおよび外層を構成する低密度低純度のポリエチレンテレフタレートフィルムを、各原反ロールから連続的に供給し、前記シートを作製することを特徴とする請求項6記載のガスサンプリング用袋体の製造方法。
- 前記工程(2)において前記シートを折返し処理する場合、該折返し部または折返し辺の両端部に生じる膨らみ部分に対して、予め超音波によるポイントシール処理を行うことを特徴とする請求項6または7記載のガスサンプリング用袋体の製造方法。
- 前記工程(5)において、前記加熱部によって加熱される前記端部の温度が、ポリエステルフィルムの溶融温度領域内にあるように、前記シートの端面と加熱部の間に空隙を設けるとともに、該空隙距離を維持しながら、前記クランプまたは/および加熱部を走行させて該端部を徐々に溶融一体化させることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のガスサンプリング用袋体の製造方法。
- 前記工程(4)および(5)において、前記クランプまたは/および加熱部の走行速度を、前記シートの熱収縮速度または加熱溶融による収縮速度とほぼ同等、あるいはそれを上回らない速度とすることを特徴とする請求項9記載のガスサンプリング用袋体の製造方法。
- 前記工程(4),(5)または(7)のいずれかの後工程において、前記袋体の少なくとも一部を、温度条件130〜140℃においてエポキシ系樹脂による被覆処理を行うことを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載のガスサンプリング用袋体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008099528A JP4856115B2 (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008099528A JP4856115B2 (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009250800A true JP2009250800A (ja) | 2009-10-29 |
JP4856115B2 JP4856115B2 (ja) | 2012-01-18 |
Family
ID=41311671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008099528A Active JP4856115B2 (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4856115B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012020784A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Osaka Zosen Dock:Kk | ガス捕集袋用積層材および該積層材を用いたガス捕集袋 |
KR101357151B1 (ko) * | 2013-05-25 | 2014-02-05 | 주식회사 아셀 | 배리어성 복합필름을 외피재로 한 수도 계량기 동파방지용 체적팽창 흡수부재 및 그 제조방법 |
JP2017058253A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | 圭亮 内本 | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 |
CN113029711A (zh) * | 2021-03-26 | 2021-06-25 | 四川云辰园林科技有限公司 | 一种自动气体采样装置 |
JP7496570B1 (ja) | 2023-09-21 | 2024-06-07 | 日本アクア株式会社 | 捕集袋及び分析方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101521538B1 (ko) * | 2013-11-19 | 2015-05-20 | 국방과학연구소 | 화학 및 생물 독성물질 흡착 샘플러의 제작방법 및 그 성능평가방법 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0319948A (ja) * | 1989-06-15 | 1991-01-29 | Toshio Moro | 磁性不織布およびその製造方法 |
JPH03147837A (ja) * | 1989-11-04 | 1991-06-24 | Yoshiaki Uchimoto | 連続ポリエステルフイルムから自動的に製袋する方法 |
JPH091684A (ja) * | 1995-06-21 | 1997-01-07 | Mitsubishi Chem Corp | 遮光性ポリエステルシート |
JPH10237180A (ja) * | 1996-12-27 | 1998-09-08 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 樹脂組成物及びそれからなるガスバリヤー性フィルム |
JPH11348909A (ja) * | 1998-06-13 | 1999-12-21 | Sangyo Kiki Kenkyusho:Kk | 蓋嵌合容器の超音波式自動シール装置 |
JP2001009976A (ja) * | 1999-04-28 | 2001-01-16 | Tokuyama Corp | 積層フィルム |
JP2004202906A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Dainippon Printing Co Ltd | バリアフィルムとこれを用いた積層材、包装用容器、画像表示媒体およびバリアフィルムの製造方法 |
-
2008
- 2008-04-07 JP JP2008099528A patent/JP4856115B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0319948A (ja) * | 1989-06-15 | 1991-01-29 | Toshio Moro | 磁性不織布およびその製造方法 |
JPH03147837A (ja) * | 1989-11-04 | 1991-06-24 | Yoshiaki Uchimoto | 連続ポリエステルフイルムから自動的に製袋する方法 |
JPH091684A (ja) * | 1995-06-21 | 1997-01-07 | Mitsubishi Chem Corp | 遮光性ポリエステルシート |
JPH10237180A (ja) * | 1996-12-27 | 1998-09-08 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 樹脂組成物及びそれからなるガスバリヤー性フィルム |
JPH11348909A (ja) * | 1998-06-13 | 1999-12-21 | Sangyo Kiki Kenkyusho:Kk | 蓋嵌合容器の超音波式自動シール装置 |
JP2001009976A (ja) * | 1999-04-28 | 2001-01-16 | Tokuyama Corp | 積層フィルム |
JP2004202906A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Dainippon Printing Co Ltd | バリアフィルムとこれを用いた積層材、包装用容器、画像表示媒体およびバリアフィルムの製造方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012020784A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Osaka Zosen Dock:Kk | ガス捕集袋用積層材および該積層材を用いたガス捕集袋 |
KR101357151B1 (ko) * | 2013-05-25 | 2014-02-05 | 주식회사 아셀 | 배리어성 복합필름을 외피재로 한 수도 계량기 동파방지용 체적팽창 흡수부재 및 그 제조방법 |
JP2017058253A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | 圭亮 内本 | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 |
CN113029711A (zh) * | 2021-03-26 | 2021-06-25 | 四川云辰园林科技有限公司 | 一种自动气体采样装置 |
JP7496570B1 (ja) | 2023-09-21 | 2024-06-07 | 日本アクア株式会社 | 捕集袋及び分析方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4856115B2 (ja) | 2012-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4856115B2 (ja) | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 | |
JP3584855B2 (ja) | エアフィルター濾材 | |
US7875177B2 (en) | Membrane leaf packet with reinforced fold | |
US8388843B2 (en) | Integrity testable multilayered filter device | |
KR101301504B1 (ko) | 진공단열재 및 그 제조방법 | |
TW200927267A (en) | Filter unit panel | |
JP5990556B2 (ja) | 酸性ガス分離用積層体および該積層体を備えた酸性ガス分離用モジュール | |
JP5990225B2 (ja) | 酸性ガス分離用積層体および該積層体を備えた酸性ガス分離用モジュール | |
TW201517976A (zh) | 酸性氣體分離模組 | |
TWI601567B (zh) | 過濾濾材及過濾單元 | |
JP6471941B2 (ja) | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 | |
JP2007155135A (ja) | 真空断熱材及びその製造方法 | |
DK1355103T3 (en) | Preinsulated pipe | |
JP4066913B2 (ja) | エアフィルターパックおよびエアフィルターユニット | |
US6391075B1 (en) | Packaged air filter part and method of packaging the air filter part | |
WO2000044481A1 (en) | Method for sealing axial seam of spiral wound filtration modules | |
WO2012120539A1 (en) | Spiral cut liquid adhesive laminated film | |
JP5999844B2 (ja) | 酸性ガス分離用モジュール | |
JP2010173700A (ja) | 袋体およびその製造方法 | |
JP5101553B2 (ja) | プリーツ成形体の製造方法及びプリーツ成形体 | |
JP5356882B2 (ja) | プリーツ成形体の製造方法及びプリーツ成形体 | |
JP5204266B2 (ja) | ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜の製造方法およびバグフィルタ用濾材の製造方法 | |
CN219286528U (zh) | 一种铝塑膜及软包电池 | |
JP2010046830A (ja) | ガスバリアフィルムの製造方法、ガスバリアフィルム及びガスバリアバッグ | |
JPH10216403A (ja) | 脱気装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091022 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110803 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110929 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111019 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111027 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4856115 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |