JP6471941B2 - ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 - Google Patents
ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6471941B2 JP6471941B2 JP2015183190A JP2015183190A JP6471941B2 JP 6471941 B2 JP6471941 B2 JP 6471941B2 JP 2015183190 A JP2015183190 A JP 2015183190A JP 2015183190 A JP2015183190 A JP 2015183190A JP 6471941 B2 JP6471941 B2 JP 6471941B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fusion
- sheet
- heat
- gas
- outer layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
(a)採取したガスの外部への透過がないこと(その一部の成分においても透過性があれば組成の変化を生じることとなる)、:非ガス透過性
(b)袋体内部において、サンプリングされたガスの吸着性がないあるいは非常に少ないこと、:非ガス吸着性
(c)袋体内部において、サンプリングされたガスとの反応性がないあるいは非常に少ないこと、:非反応性
(d)袋体自体からのガスの発生や湧き出しがないあるいは非常に少ないこと、:非放出性
(e)袋体外部からの紫外線や熱線等によって、サンプリングされたガスの変性がないあるいは非常に少ないこと、:遮光性
(f)ガス採取時から測定や分析が完了する所定の期間、上記(a)〜(e)の特性が維持されること:経時安定性
(i)上記特性(a)〜(d)および(f)の観点から、袋体自体は、耐熱、耐薬品性の効果が優れたポリエステルフィルム、例えばポリエチレンテレフタレート(以下「PET」という)フィルムが適し、シール性の高い袋体とするために、シートの端部に対して熱溶着(熱融着)処理が用いられる。このとき、こうしたポリエステルフィルムは、高融点であるとともに、高温条件で溶融したときに結晶化し易いことから、製袋の難度が高く、特にシール性の高い密封構造の袋体の作製には、端面に対する適切な温度管理と均一な加熱を確保することが非常に困難であった。特に、溶融温度で繰り返し加熱された部分は、局部的に白濁した結晶化現象が発生し、硬化しやすく、かつ脆くなる。このため、袋体として気体の封入・脱気を繰り返し、融着部分の膨張・収縮による負荷がかかった場合には、そのシール性が維持できなくなる可能性があった。
(ii)また、昨今微量成分の検出のための気体の収集量が多くなり、大きな容量の袋体の要請が強まっている。このとき、大きな袋体の長くなったシートの端部は、1つの熱融着処理によって全てのヒートシールを行うことは難しく、従来の方法では、均一に熱融着することが難しくなっている。また、非直線部分や折れ線状の部分については、1つの熱融着処理によって全てのヒートシールを行うことはできない。このため、シートの端部について、所定の距離の1次熱融着を行い、その後さらに続きで、あるいはセットし直して2次熱融着を行う必要が生じている。このとき、2度の熱融着処理において、部分的に重複箇所の発生を避けることはできず、こうした重複して熱融着処理された部分(融着接合部)は、上記(i)のように、長期間の使用あるいは繰り返しの使用に対するシール性の維持が難しくなる可能性があった。
該融着接合部を形成する一方のシートの端部外層が、同質のポリエステルフィルムからなり1つの面にアルミニウムまたはアルミニウム化合物の蒸着層を有する被覆フィルムによって被覆された状態で1次熱融着処理された後、前記融着接合部を形成する他方のシートの端部外層について、同様に、前記被覆フィルムによって被覆された状態で2次熱融着処理されて密封構造を形成することを特徴とする。
(1)ポリエステルフィルムのシートを折返しまたは複数枚重ね合わせ、内層同士を対向させた該シートの端面を合掌させる工程
(2)合掌したシートの端面について、予め、1次熱融着処理の範囲,2次熱融着処理の範囲、および該1次熱融着処理と2次熱融着処理が重複する融着接合部が設定される工程
(3)該融着接合部を形成する一方のシートの端部外層に、所定幅の同質のポリエステルフィルムからなり1つの面にアルミニウムまたはアルミニウム化合物の蒸着層を有する被覆フィルムを被覆する工程
(4)前記シートの端面について、前記被覆フィルムが被覆された融着接合部を含めて1次熱融着処理を行う工程
(5)前記融着接合部を形成する他方のシートの端部外層に、前記被覆フィルムを被覆する工程
(6)前記シートの端面について、前記被覆フィルムが被覆された融着接合部を含めて2次熱融着処理を行いヒートシール接着し、密封構造を作製する工程
を有することを特徴とする。
また、本発明は、上記ガスサンプリング用袋体の製造方法であって、前記工程(3)において、前記一方のシートの端部外層が、外層面にアルミニウムまたはアルミニウム化合物の蒸着層を有する前記被覆フィルムの内層面と内接した状態とし、
前記工程(5)において、前記他方のシートの端部外層が、前記被覆フィルムの内層面と前記端部外層が内接した状態とし、
前記1次熱融着処理および2次熱融着処理されて密封構造を形成することを特徴とする。
上記のように、本発明は、シートの端部(融着接合部)のいずれか一方の面に対して、片面にアルミニウム等の蒸着層を有する被覆フィルムが被覆された状態で、重複して熱融着処理することによって、融着接合部白濁した結晶化を防止し、単一の熱融着処理と同様の均一かつ強固なヒートシールを形成することが可能となった。このとき、シートの端部外層が、外層面にアルミニウム等の蒸着層を有する被覆フィルムの内層面と内接した状態で熱融着処理されることによって、同素材の端部外層と被覆フィルムの内層面が熱融着され、一体化されてより強固な結晶状態を形成するとの知見を得た。熱伝導度の高いアルミニウム等の熱分散機能により、熱融着処理されるシートの端部への加熱の集中を防止されるとともに、同素材の端部外層と被覆フィルムの内層面が一体的に融着されて均一な結晶が形成されることによって非ガス吸着性でガスの湧き出しがなく、長期間の使用あるいは繰り返しの使用に対する高いシール性を確保することが可能なガスサンプリング用袋体およびその製造方法を提供することが可能となった。
(7)前記シートの端部またはシート面上に、切り欠き部を設け、遮光性を有するガス吸排口を配設する工程
(8)該切り欠き部のシール処理を行う工程
を有することを特徴とする。
ガスサンプリング用袋体は、袋体自体とガスを袋体に注入するガス吸排口から構成され、ガス吸排口についても、上記(a)〜(f)とほぼ同様の機能が要求されるとともに、袋体との接合部のシール性およびサンプリング操作における他の部品との接続等の操作を伴う堅牢性が求められる。本発明においては、シートの端部またはシート面上に、切り欠き部を設け、例えば金属製のガス吸排口を配設することによって、こうした機能を確保しつつ、袋体内のサンプリングされたガスの安定性を確保することが可能となった。
上記のガスサンプリング用袋体の製造過程においては、複数のフィルムを重ねた端部がシール処理される。このとき、例えば2枚のフィルムが重なった1枚のシートを折返し処理して袋体を形成する場合には、折返し部または折返し辺の両端部には膨らみ部分が生じている。この状態で端部の熱融着処理を行った場合、その膨らみ部分において、フィルムの重なり合いのズレあるいは不十分な熱伝導部分が生じるおそれ、さらにこれに伴う熱融着が不十分あるいは未処理部分が生じるおそれがある。本発明は、予め超音波によるポイントシール処理を行うことによって、こうした可能性を排除し、折返し部または折返し辺の両端部に対して確実なシール処理を確保することを可能にした。また、ポイントシールを後工程のヒートシールの溶融が及ぶ範囲内とすることによって、最小範囲のシール部分の形成と、均一な高レベルヒートシールが確保される。
<本発明に係るガスサンプリング用袋体>
本発明に係るガスサンプリング用袋体(以下「本袋体」という)は、非ガス透過性かつ非ガス吸着性のポリエステルフィルムから構成され、該ポリエステルフィルムを折返しまたは複数枚重ね合せて形成されたシートの端部において熱融着処理によってヒートシール接着されるとともに、部分的に重複して熱融着処理された融着接合部を少なくとも1つ有し、該融着接合部を形成する一方のシートの端部外層が、同質のポリエステルフィルムからなり1つの面にアルミニウムまたはアルミニウム化合物(アルミニウム等)の蒸着層を有する被覆フィルムによって被覆された状態で1次熱融着処理された後、融着接合部を形成する他方のシートの端部外層について、同様に、被覆フィルムによって被覆された状態で2次熱融着処理されて密封構造を形成することを特徴とする。
図1(A)〜(D)は、本袋体の基本構成例を示す。本袋体は、ポリエステルフィルムからなるシート1によって形成される空間部2を有し、複数(本図においては2枚)のシート1を重ね合せて作製されたシート1の端部が熱融着処理によってヒートシール接着されて、密封構造となる袋体端部4(4a〜4d)を形成する。袋体の一端部4dには、空間部2と連通するガス吸排口3が設けられる。このとき、部分的に重複して熱融着処理された融着接合部5を少なくとも1つ有することを特徴とし、本構成例においては、本袋体端部の長辺4bに融着接合部5を有する構成を示す。融着接合部5を設け、安定的に均等な熱融着処理が可能な条件で作製された袋体端部4を連結することによって、強固なヒートシール接着が可能となり、長期間の使用あるいは繰り返しの使用に対する高いシール性を有する袋体を確保することができる。
本発明におけるガスサンプリング用袋体の製造方法(以下「本製造方法」という)は、以下の工程を有する。
(1)ポリエステルフィルムのシートを折返しまたは複数枚重ね合わせ、内層同士を対向させた該シートの端面を合掌させる工程
(2)合掌したシートの端面について、予め、1次熱融着処理の範囲,2次熱融着処理の範囲、および該1次熱融着処理と2次熱融着処理が重複する融着接合部が設定される工程
(3)該融着接合部を形成する一方のシートの端部外層に、所定幅の同質のポリエステルフィルムからなり1つの面にアルミニウム等の蒸着層を有する被覆フィルムを被覆する工程
(4)シートの端面について、被覆フィルムが被覆された融着接合部を含めて1次熱融着処理を行う工程
(5)融着接合部を形成する他方のシートの端部外層に、被覆フィルムを被覆する工程
(6)シートの端面について、被覆フィルムが被覆された融着接合部を含めて2次熱融着処理を行いヒートシール接着し、密封構造を作製する工程
ポリエステルフィルムのシートを折返しまたは複数枚(例えば2枚)重ね合わせ、内層同士を対向させた該シートの端面が合掌した状態を形成する。内層同士が接面を形成した状態で、合掌された端部を熱融着処理することによって、強固なシールを形成することができる。なお、折返しによって形成された端面については熱融着処理する必要がないが、袋体の整形のために行う場合がある。
合掌したシートの端面について、予め、1次熱融着処理の範囲,2次熱融着処理の範囲、および該1次熱融着処理と2次熱融着処理が重複する融着接合部が設定される。長辺の端部については重複する熱融着処理が必要となると同時に、ガス吸排口の配設および折返しによって形成された端面の配設等袋体を構成する熱融着処理の設計が必要となる。具体的には、例えば上記図1のようなC−C断面やD−D断面のように設定することによって、効率的で、シール性の高い最適な1次熱融着処理,2次熱融着処理の範囲および融着接合部を設定することができる。
このとき、シートを折返して端部に用いる場合、折返し部または折返し辺の両端部に生じる膨らみ部分に対して、予め超音波によるポイントシール処理を行うことが好ましい。膨らみ部分において、フィルムの重なり合いのズレあるいは不十分な熱伝導部分が生じるおそれ、さらにこれに伴う熱融着が不十分あるいは未処理部分が生じるおそれ可能性を排除し、折返し部または折返し辺の両端部に対して確実なシール処理を確保することを可能にした。また、ポイントシールを後工程のヒートシールの溶融が及ぶ範囲内とすることによって、最小範囲のシール部分の形成と、均一な高レベルヒートシールが確保される。
融着接合部を形成する一方のシートの端部外層に、所定幅の同質のポリエステルフィルムからなり1つの面にアルミニウム等の蒸着層を有する被覆フィルムを被覆する。熱伝導度の高いアルミニウム等の熱分散機能により、熱融着処理されるシートの端部への局部的な加熱の集中を防止され、均等に均一かつ強固なヒートシールを形成することができる。このとき、一方のシートの端部外層が、外層面にアルミニウム等の蒸着層を有する被覆フィルムの内層面と内接した状態として1次熱融着処理を行うことが好ましい。同素材の端部外層と被覆フィルムの内層面が熱融着され、一体化されてより強固な結晶状態を形成することができる。
シートの端面の1次熱融着処理を行う範囲について、被覆フィルムが被覆された融着接合部を含めて1次熱融着処理を行う。融着接合部については、被覆された被覆フィルムによって他の処理済み部位に比較して融着率は弱いが、十分に固定されて簡単に剥離できない状態であることが検証された。
上記工程(3)と同様に、融着接合部を形成する他方のシートの端部外層に、被覆フィルムを被覆する。このとき、上記工程(3)同様、他方のシートの端部外層が、被覆フィルムの内層面(アルミ蒸着層のない面)と内接した状態として2次熱融着処理を行うことが好ましい。
シートの端面の2次熱融着処理を行う範囲について、被覆フィルムが被覆された融着接合部を含めて2次熱融着処理を行う。融着接合部については、上記工程(4)に続いて熱融着処理されることによって、他の一度熱融着処理された部位とほぼ同等の処理状態を形成することができると推認することができ、シール性の高いヒートシール接着ができ、高い密封構造を作製することができる。
本袋体に設けられるガス吸排口は、シートの端部または面上に切り欠き部を設けて配設される。具体的には、上記図1(A)に例示するような端部4d、または端部4a〜4dが交わるエッジ部(図示せず)に切り欠き部(図示せず)を設けて配設される。ただし、これに限定されるものではなくシートの外層面上に配設することも可能である。切り欠き部は、端部またはエッジ部に沿って、ナイフ等にて多少融通性を持たせてガス吸排口を挿通し得る程度の寸法に切開する。
切り欠き部のシール処理に際し、ガス吸排口を切り欠き部に挿入する前に、切り欠き部6aの内周面と接するガス吸排口の外周面に、予め熱可塑性樹脂接着剤を塗着する。この接着剤は特定しないが、例えば常温で硬化するエポキシ系樹脂などが好ましい。ガス吸排口外周面に接着剤の層を形成した後、ガス吸排口を切り欠き部に挿入し、切り欠き部の内周面とガス吸排口の外周面とを完全密接させてシール処理を行う。
上記のように、大容量袋体の要請等の場合には、シートの端部において重複して熱融着処理が必要とされる。従前の方法では、後述するように、こうした重複処理がなされた部位については白濁した結晶化状態となり、シール性の劣化を招来した。本発明によって作製された袋体における重複処理部位(融着接合部)の状態について、従前の重複処理部位の状態と比較し、その技術的効果を検証した。
ポリエステルフィルムのシートを2枚重ね合わせ、以下の熱融着処理された場合について、(i)端部をカットした断面を拡大して目視し、(ii)各シートの非処理部から熱融着処理部位に対して引き裂き方向に引張り、その破壊強度を、(3a)の場合を基準にして、比較・検証した。
(3a)従前方法によって1回の熱融着処理によりヒートシール接着を行った場合
(3b)従前方法によって重複して熱融着処理を行った場合
(3c)本製造方法によって重複して熱融着処理を行った場合
図3(A)〜(C)に各端部の拡大図を例示する。
(i)目視の結果
(3b)においては、図3(B)に例示するように、図3(A)に例示する(3a)の場合と比較して、重複して熱融着処理された部位が明らかに白濁していた。一方(3c)においては、図3(C)に例示するように、接合部において各シートの境界が殆ど消滅し、(3a)の場合と殆ど差異がない程度の透明度を有して結晶化していることがわかった。
(ii)引張り強度について
(3b)においては、(3a)の場合と比較して約2/3〜1/2程度の引張り強度(例えば約5〜6kg)で破壊した。一方(3c)においては、(3a)の場合と比較して約6/5〜3/2程度まで破壊しなかった。
(iii)まとめ
以上のように、重複して熱融着処理を行った場合であっても本製造方法においては、通常の熱融着処理と同様の溶融(結晶)状態が目視され、引張り強度は、強化された結果を得た。結晶化されたポリエステル成分の増大およびアルミニウム等を含む結合状態の強化によると推察される。本製造方法あるいは本袋体について、従前にない優れた特性を得ることができることを実証することができた。
2 空間部
3 ガス吸排口
4a〜4d 端部
5 融着接合部
Claims (6)
- 非ガス透過性かつ非ガス吸着性のポリエステルフィルムから構成され、該ポリエステルフィルムを折返しまたは複数枚重ね合せて形成されたシートの端部において熱融着処理によってヒートシール接着されるとともに、部分的に重複して熱融着処理された融着接合部を少なくとも1つ有するガスサンプリング用袋体であって、
該融着接合部を形成する一方のシートの端部外層が、同質のポリエステルフィルムからなり1つの面にアルミニウムまたはアルミニウム化合物の蒸着層を有する被覆フィルムによって被覆された状態で1次熱融着処理された後、前記融着接合部を形成する他方のシートの端部外層について、同様に、前記被覆フィルムによって被覆された状態で2次熱融着処理されて密封構造を形成することを特徴とするガスサンプリング用袋体。 - 前記融着接合部を形成する一方のシートの端部外層が、外層面にアルミニウムまたはアルミニウム化合物の蒸着層を有する前記被覆フィルムによって被覆され、該被覆フィルムの内層面と前記端部外層が内接した状態で1次熱融着処理された後、前記融着接合部を形成する他方のシートの端部外層について、同様に、前記被覆フィルムによって被覆され、該被覆フィルムの内層面と前記端部外層が内接した状態で2次熱融着処理されて密封構造を形成することを特徴とする請求項1記載のガスサンプリング用袋体。
- 非ガス吸着性かつ非ガス吸着性のポリエステルフィルムから構成される袋体の製造方法であって、以下の工程、
(1)ポリエステルフィルムのシートを折返しまたは複数枚重ね合わせ、内層同士を対向させた該シートの端面を合掌させる工程
(2)合掌したシートの端面について、予め、1次熱融着処理の範囲,2次熱融着処理の範囲、および該1次熱融着処理と2次熱融着処理が重複する融着接合部が設定される工程
(3)該融着接合部を形成する一方のシートの端部外層に、所定幅の同質のポリエステルフィルムからなり1つの面にアルミニウムまたはアルミニウム化合物の蒸着層を有する被覆フィルムを被覆する工程
(4)前記シートの端面について、前記被覆フィルムが被覆された融着接合部を含めて1次熱融着処理を行う工程
(5)前記融着接合部を形成する他方のシートの端部外層に、前記被覆フィルムを被覆する工程
(6)前記シートの端面について、前記被覆フィルムが被覆された融着接合部を含めて2次熱融着処理を行いヒートシール接着し、密封構造を作製する工程
を有することを特徴とするガスサンプリング用袋体の製造方法。 - 前記工程(3)において、前記一方のシートの端部外層が、外層面にアルミニウムまたはアルミニウム化合物の蒸着層を有する前記被覆フィルムの内層面と内接した状態とし、
前記工程(5)において、前記他方のシートの端部外層が、前記被覆フィルムの内層面と前記端部外層が内接した状態とし、
前記1次熱融着処理および2次熱融着処理されて密封構造を形成することを特徴とする請求項3記載のガスサンプリング用袋体の製造方法。 - 前記工程(1)〜(6)によって作製された袋体に対して、
(7)前記シートの端部またはシート面上に、切り欠き部を設け、遮光性を有するガス吸排口を配設する工程
(8)該切り欠き部のシール処理を行う工程
を有することを特徴とする請求項3または4記載のガスサンプリング用袋体の製造方法。 - 前記工程(1)において前記シートを折返し処理する場合、該折返し部または折返し辺の両端部に生じる膨らみ部分に対して、予め超音波によるポイントシール処理を行うことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のガスサンプリング用袋体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015183190A JP6471941B2 (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015183190A JP6471941B2 (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017058253A JP2017058253A (ja) | 2017-03-23 |
JP6471941B2 true JP6471941B2 (ja) | 2019-02-20 |
Family
ID=58389936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015183190A Active JP6471941B2 (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6471941B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111766121B (zh) * | 2020-08-03 | 2023-01-17 | 四川洁承环境科技有限公司 | 用于空气检测的空气采集设备 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5223314B1 (ja) * | 1970-12-26 | 1977-06-23 | ||
US20070269350A1 (en) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Coyne Linda S | Gas Sampling Bag |
JP2009128223A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Fujimori Kogyo Co Ltd | 気体捕集袋 |
JP4856115B2 (ja) * | 2008-04-07 | 2012-01-18 | 圭亮 内本 | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 |
JP6454967B2 (ja) * | 2014-02-12 | 2019-01-23 | 大日本印刷株式会社 | ヒートシール装置および被シール体の製造方法 |
-
2015
- 2015-09-16 JP JP2015183190A patent/JP6471941B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017058253A (ja) | 2017-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4512892A (en) | Method and structure for sealing tubular filter elments | |
US8822005B2 (en) | Vacuum insulation board and method for producing the same | |
RU2449890C2 (ru) | Снабженная покрытием ткань из моноаксиально вытянутых полос из полимерного материала и изготовленный из такой ткани мешок | |
US4392958A (en) | Method and structure for sealing tubular filter elements | |
US8696857B2 (en) | Method for forming a filter mat | |
JP7138091B2 (ja) | 軟包材容器用中間材の製造方法、軟包材容器の製造方法及び軟包材容器包装体の製造方法 | |
JP4856115B2 (ja) | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 | |
JP2006329419A (ja) | 真空断熱材の製造方法及びその方法により製造した真空断熱材 | |
CN104428575A (zh) | 改善破裂不良的真空绝热材料及其制备方法 | |
JP5049537B2 (ja) | 自立袋 | |
JP6471941B2 (ja) | ガスサンプリング用袋体およびその製造方法 | |
JP6161362B2 (ja) | スパウト付きパウチ容器の製造方法、および、スパウト付きパウチ容器 | |
JP2007261608A (ja) | スタンディングパウチの製造方法およびその方法で製造されたスタンディングパウチ | |
JP2017217764A (ja) | 包装袋のシール方法及び包装袋 | |
WO2015012011A1 (ja) | パウチ容器及びその製造方法 | |
JP2007155135A (ja) | 真空断熱材及びその製造方法 | |
JP6688666B2 (ja) | ガゼット袋、及びガゼット袋の製造方法 | |
JP2001171688A (ja) | 二層袋 | |
JPH05111622A (ja) | フイルター要素の製造方法 | |
JP2009128223A (ja) | 気体捕集袋 | |
JP6626317B2 (ja) | スパウト付きガゼット袋およびその製造方法 | |
JPH11347378A (ja) | スパイラル型膜エレメントおよびそれを用いた膜モジュール | |
JP3871790B2 (ja) | ラミネートチューブの製造方法 | |
KR101056006B1 (ko) | 평막 엘리먼트 및 그 제조 방법 | |
JP2010173700A (ja) | 袋体およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180328 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20180328 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6471941 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |