JPH11347378A - スパイラル型膜エレメントおよびそれを用いた膜モジュール - Google Patents

スパイラル型膜エレメントおよびそれを用いた膜モジュール

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JPH11347378A
JPH11347378A JP10164697A JP16469798A JPH11347378A JP H11347378 A JPH11347378 A JP H11347378A JP 10164697 A JP10164697 A JP 10164697A JP 16469798 A JP16469798 A JP 16469798A JP H11347378 A JPH11347378 A JP H11347378A
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JP
Japan
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spiral
membrane element
membrane
outer peripheral
peripheral surface
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JP10164697A
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Makoto Himeno
誠 姫野
Akira Otani
明 大谷
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤を用いずに製造可能で、かつ、十分な
シール性が確保された高信頼性のスパイラル型膜エレメ
ントおよびそれを用いたスパイラル型膜モジュールを提
供する。 【解決手段】 スパイラル状膜要素2は、透過液流路材
24の両面に多孔質PTFE樹脂からなる分離膜23を
重ね合わせて、3辺を熱融着することにより封筒状膜2
2を形成し、その封筒状膜22の開口部を集液管21に
取り付け、原液流路材25とともに集液管21の外周面
にスパイラル状に巻回することにより構成される。さら
に、スパイラル状膜要素2の外周面は外装材3で被覆さ
れており、スパイラル状膜要素2の両端面にシール材取
り付け用リング41およびエンドプレート42が取り付
けられ、外装材3の外周面に各々熱融着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体中の成分の分
離操作、または液体への気体溶解もしくは液体からの気
体放散といった気液接触操作に用いられるスパイラル型
膜エレメントおよびこれを用いたスパイラル型膜モジュ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】液体に含有する特定成分を分離する濾過
操作に膜モジュールが用いられている。例えば、逆浸透
膜技術として水中の塩分の分離、限外濾過膜技術として
液中に分散している菌体類の分離、精密濾過膜技術とし
て混濁液中の固体濁質成分の分離等が挙げられる。
【0003】また、液体へのガス溶解あるいは液体から
のガス放散といった気液接触操作にも膜モジュールが用
いられている。例えば、ガス溶解として、医薬品分野等
における微生物培養液への酸素供給、あるいはNO
X (窒素酸化物)やSOX (硫黄酸化物)等の排ガス処
理が挙げられ、また、ガス放散としては、純水製造にお
ける脱炭酸処理が挙げられる。
【0004】このような濾過用および気液接触用に用い
られる膜モジュールとしては、用途や目的に合わせて、
スパイラル型、中空糸型、プレート・アンド・フレーム
型、回転平膜型、平膜積層型など各種形式の膜モジュー
ルが存在する。中でも、スパイラル型膜モジュールは、
活性薄膜化が比較的容易なシート状分離膜を用いてお
り、耐圧性に優れ、しかも比較的安価に製造できるとい
う利点を有する。
【0005】スパイラル型膜モジュールは、スパイラル
型膜エレメントをハウジング(圧力容器)内に収納して
なる。このスパイラル型膜エレメントは、例えば、濾過
用スパイラル型膜エレメントの場合、透過液流路材の両
面に分離膜を重ね合わせて3辺を接着することにより封
筒状膜(袋状膜)を形成し、その封筒状膜の開口部を有
孔中空管からなる集液管に取り付け、ネット状(網状)
の原液流路材とともに集液管の外周面にスパイラル状に
巻回することにより構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】濾過用膜モジュールの
用途の1つに、薬液精製がある。しかし、通常の接着剤
は耐薬品性が低いため、接着剤を用いて製造されたスパ
イラル型膜エレメントを薬液精製用膜モジュールに適用
すると、接着剤からの不純物溶出による薬液汚染が生じ
るおそれがある。
【0007】また、気液接触用膜モジュールの用途とし
て、オゾン濃度が10ppmを超えるオゾン水の製造
や、超純水レベルの清浄度が要求される半導体処理用の
オゾン水の製造などがある。このような用途では、オゾ
ン水への分離膜の材料の溶出量が極めて低いことが必要
であるため、分離膜の材料としてはフッ素樹脂だけが使
用可能である。通常、スパイラル型膜エレメントを構成
する部材間のシールおよび接合には、接着材が用いられ
ている。しかし、フッ素樹脂は接着剤を用いて接着する
ことが困難であるという問題がある。したがって、フッ
素樹脂からなるスパイラル型膜エレメントを、接着剤を
用いて製造することは困難である。
【0008】実開平7−13429号公報には、接着剤
を用いずに膜モジュールを製造する方法として、膜モジ
ュールの各部材間を添着によりシールすることが開示さ
れている。しかしながら、この方法では、流体供給側と
排出側とが十分に液密にシールされないため、濾過用に
は無論使用できないが、気液接触用においても、ガス溶
解液中に気泡が多数混入することが十分予想され、用途
によっては使用できない。
【0009】本発明の目的は、接着剤を用いずに製造可
能で、かつ、十分なシール性が確保された高信頼性のス
パイラル型膜エレメントおよびそれを用いたスパイラル
型膜モジュールを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
に係るスパイラル型膜エレメントは、有孔中空管の外周
面に透過性膜が巻回されてスパイラル状膜要素が形成さ
れ、スパイラル状膜要素の両端面を閉塞する第1および
第2の端面閉塞部材がスパイラル状膜要素に熱融着によ
り取り付けられたものである。
【0011】本発明に係るスパイラル型膜エレメントに
おいては、第1および第2の端面閉塞部材がスパイラル
状膜要素に熱融着により取り付けられているので、接着
剤を用いずに製造可能で、かつ十分なシール性を確保す
ることができる。したがって処理流体への接着剤の溶出
による不純物の混入の問題が発生せず、高い信頼性が確
保できる。また、第1および第2の端面閉塞部材および
透過性膜の材質として接着剤による接着性が低い材質を
用いることができる。
【0012】透過性膜がフッ素樹脂からなってもよい。
また第1および第2の端面閉塞部材がフッ素樹脂からな
ってもよい。本発明に係るスパイラル型膜エレメントで
は、第1および第2の端面閉塞部材がスパイラル状膜要
素に熱融着により取り付けられるので、透過性膜、第1
および第2の端面閉塞部材の材質として接着剤による接
着性が低いフッ素樹脂を用いることができる。この場
合、フッ素樹脂は処理流体への溶出度が低いので、薬液
処理や高純度が要求される処理に適用することができ
る。
【0013】第1および第2の端面閉塞部材の各々は、
スパイラル状膜要素の外周面の端部を覆う環状突出部を
有し、環状突出部がスパイラル状膜要素の外周面に熱融
着されてもよい。この場合、第1および第2の端面閉塞
部材の環状突出部をスパイラル状膜要素の外周面に熱融
着することにより、第1および第2の端面閉塞部材をス
パイラル状膜要素の両端面に容易にかつ液密に取り付け
ることができる。
【0014】第1および第2の端面閉塞部材の環状突出
部が、先端方向に漸次薄くなっていることが好ましい。
特に、第1および第2の端面閉塞部材の環状突出部の厚
さが0.5mm以下であることが好ましい。それによ
り、第1および第2の端面閉塞部材の環状突出部の先端
部のみを容易に溶融させてスパイラル状膜要素の外周面
に熱融着することができる。
【0015】第1および第2の端面閉塞部材の材質の融
点が、透過性膜の材質の融点以下であることが好まし
い。これにより、透過性膜を溶融させることなく第1お
よび第2の端面閉塞部材の接合箇所を溶融させることが
できる。
【0016】透過性膜は熱融着により形成された封筒状
分離膜であり、封筒状分離膜が透過液流路材を内側に挟
んでかつ原液流路材を外側に重ねて有孔中空管の外周面
に巻回されることによりスパイラル状膜要素が形成さ
れ、スパイラル状膜要素の外周面が外装材で被覆され、
第1の端面閉塞部材に原液入口が設けられてもよい。
【0017】この場合、原液は第1の端面閉塞部材の原
液入口からスパイラル状膜要素内に供給され、原液流路
材に沿って流れる。封筒状分離膜を透過した液は、透過
液として封筒状分離膜内の透過液流路材に沿って流れ、
有孔中空管に流れ込む。このように、このスパイラル型
分エレメントは濾過用に適用することができる。
【0018】第1の端面閉塞部材の外周部にシール材が
装着されてもよい。この場合、スパイラル型膜エレメン
トをハウジング内に装着したときに、第1の端面閉塞部
材の外周部とハウジングの内周面との間がシール材によ
りシールされる。
【0019】透過性膜は気液接触膜であり、気液接触膜
が内側に第1流路材を挟んでかつ外側に第2流路材を重
ねて有孔中空管の外周面に巻回されることによりスパイ
ラル状膜要素が形成され、第1流路材により有孔中空管
からスパイラル状膜要素の外周面に至るスパイラル状の
流路が形成されるとともに第2流路材によりスパイラル
状膜要素の一端面から他端面に至る軸方向の流路が形成
されるように気液接触膜間が熱融着され、第1の端面閉
塞部材に流体入口が設けられ、第2の端面閉塞部材に流
体出口が設けられてもよい。
【0020】この場合、第1流体は有孔中空管内を通
り、第1流路材に沿ってスパイラル状膜要素の外周面に
至るスパイラル状の流路内を流れる。一方、第2流体は
第1の端面閉塞部材の流体入口からスパイラル状膜要素
内に供給され、第2流路材に沿ってスパイラル状膜要素
の一端面から他端面に流れ、第2の端面閉塞部材の流体
出口から排出される。この過程で第2流体は気液接触膜
を介して第1流体と接触し目的成分の透過作用が行われ
る。このように、このスパイラル型膜エレメントは気液
接触用に適用することができる。
【0021】第1および第2の端面閉塞部材の外周面に
シール材が装着されてもよい。この場合、スパイラル状
膜要素をハウジング内に装着したときに、第1および第
2の端面閉塞部材の外周部とハウジングの内周面との間
がシール材によりシールされる。
【0022】本発明に係るスパイラル型膜エレメントを
ハウジング内に収容してスパイラル型膜モジュールとし
てもよい。この場合、処理流体への接着材の溶出による
不純物の混入が起きることなく、濾過操作および気液接
触操作を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1(a),(b),(c)は本
発明の第1の実施例におけるスパイラル型膜エレメント
のそれぞれ軸方向の断面図、一方の側面図および他方の
側面図である。また、図2は図1のスパイラル型膜エレ
メントにおけるスパイラル状膜要素の一部切欠き斜視図
である。本実施例では、本発明のスパイラル型膜エレメ
ントを濾過用膜モジュールに適用する場合を説明する。
【0024】まず、図2に示すように、スパイラル状膜
要素2は、フッ素樹脂からなる透過液流路材24の両面
に、多孔質PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹
脂からなる分離膜23を重ね合わせて、3辺をニクロム
線、赤外線ヒータ、トーチ等のヒータで熱融着すること
により封筒状膜(袋状膜)22を形成し、その封筒状膜
22の開口部を有孔中空管からなる集液管21に取り付
け、封筒状膜22と同じ幅のフッ素樹脂からなる原液流
路材25とともに集液管21の外周面にスパイラル状に
巻回することにより構成される。なお、透過液流路材2
4および原液流路材25に用いるフッ素樹脂としては、
PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキ
ルビニルエーテル共重合体)が好ましい。
【0025】図1に示すように、集液管21の一方の端
部は閉塞され、また、スパイラル状膜要素2の外周面は
外装材3で被覆されている。外装材3としては、例え
ば、フッ素樹脂からなるフィルムまたは熱収縮チューブ
が用いられる。なお、フッ素樹脂としてPFAを用いる
ことが好ましい。
【0026】スパイラル状膜要素2の一方の端面には、
集液管21の閉塞された端部を覆うようにシール材取り
付け用リング41が取り付けられている。一方、スパイ
ラル状膜要素2の他方の端面には、集液管21の開口側
の端部が貫通する孔部を有するエンドプレート42が取
り付けられている。また、集液管21の開口側の外周面
には環状溝が設けられ、その環状溝内にOリング51が
装着されている。さらに、シール材取り付け用リング4
1の外周部にも環状溝が設けられ、その環状溝内にOリ
ング52が装着されている。このようにして、スパイラ
ル型膜エレメント1aが構成されている。
【0027】図3(a)は図1のスパイラル型膜エレメ
ント1aにおけるシール材取り付け用リング41の断面
図、図3(b)は図3(a)のシール材取り付け用リン
グ41の部分拡大断面図である。
【0028】図3(a)に示すように、シール材取り付
け用リング41は、円板41aと環状突出部41bとが
一体形成されてなる。円板41aの中央部には、集液管
21の端部が嵌合する凹部41cが設けられ、その凹部
41cの周囲に複数の原液入口11が形成されている。
また、図3(b)に示すように、環状突出部41bは先
端方向に漸次薄くなる形状をしている。
【0029】このシール材取り付け用リング41が図1
のスパイラル状膜要素2の端部に取り付けられた後、環
状突出部41bの先端部がニクロム線、赤外線ヒータ、
トーチ等のヒータを用いて外装材3の外周面に熱融着さ
れる。この場合、環状突出部41bが先端方向に漸次薄
くなっているので、加熱箇所である先端部分の熱容量が
小さく、容易に融点まで加熱できる。
【0030】なお、シール材取り付け用リング41の環
状突出部41bを、外装材3に容易に熱融着するために
は、環状突出部41bの先端部の厚さtを0.5mm以
下にすることが好ましい。
【0031】図1のエンドプレート42は、環状板42
aと環状突出部42bとが一体形成されてなる。エンド
プレート42の環状突出部42bの形状および厚さは、
図3(b)に示したシール材取り付け用リング41の環
状突出部41bの形状および厚さと同様である。
【0032】エンドプレート42もシール材取り付け用
リング41と同様にニクロム線、赤外線ヒータ、トーチ
等のヒータを用いて外装材3の外周面に熱融着される。
【0033】シール材取り付け用リング41およびエン
ドプレート42の融点が分離膜23および外装材3の融
点よりも高い場合、シール材取り付け用リング41の環
状突出部41bおよびエンドプレート42の環状突出部
42bを外装材3に熱融着する際に、分離膜23および
外装材3の一部が溶融して孔が開くなどの不具合が発生
する。したがって、シール材取り付け用リング41およ
びエンドプレート42の材質としては、分離膜23およ
び外装材3よりも融点が低い材質を用いるか、あるい
は、外装材3と同様の材質で、分離膜23よりも融点が
低い材質を用いることが好ましい。
【0034】また、シール材取り付け用リング41およ
びエンドプレート42の材質は、原液に対し耐久性があ
り、かつ用途に対応した材質でなければならない。本実
施例では、シール材取り付け用リング41およびエンド
プレート42の材質には、PTFE、PFA等のフッ素
樹脂を用いる。
【0035】なお、熱融着する際、ニクロム線、赤外線
ヒータ、トーチ等のヒータを直接環状突出部41b,4
2bに接触させるのではなく、シール材取り付け用リン
グ41およびエンドプレート42の材質より融点の高い
材質のフィルムをヒータと環状突出部41b,42bと
の間に介在させることが好ましい。
【0036】図4は、図1のスパイラル型膜エレメント
2を用いた濾過用膜モジュールの軸方向の断面図であ
る。
【0037】図4において、フッ素樹脂からなるハウジ
ング71a内にスパイラル型膜エレメント1aが装填さ
れ、ハウジング71aの開口端がフッ素樹脂からなる蓋
部材72aで閉塞される。ハウジング71aの端部には
透過液排出口12aが設けられ、蓋部材72aには原液
供給口11aおよび空気抜け孔16aが設けられてい
る。なお、ハウジング71aおよび蓋部材72aに用い
るフッ素樹脂としては、PTFEもしくはPFAが好ま
しい。
【0038】ハウジング71aの内周面とシール材取り
付け用リング41の外周面との間はOリング52でシー
ルされる。なお、これらのOリング51,52はフッ素
ゴム、またはPFAもしくはFEP(テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)被覆フッ
素ゴム芯のOリングである。
【0039】本実施例では、ハウジング71aおよび蓋
部材72aの材質にフッ素樹脂を用いているが、原液に
対して耐久性があり、かつその用途に適した材質であれ
ば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、
PVC(ポリ塩化ビニール)等の他の材質を用いてもよ
い。
【0040】図4の濾過用膜モジュールの運転時には、
原液61aが蓋部材72aの原液供給口11aを通って
スパイラル型膜エレメント1aの原液入口11に達す
る。その後、この原液61aは、図2に示すように、原
液流路材25に沿って軸方向に流れる。その過程で分離
膜23を透過した透過液62aは、透過液流路材24に
沿って流れ、集液管21の透過液集液孔21aを通って
集液管21の内部に流れ込み、図4の透過液出口12お
よび透過液排出口12aを通って外部へ排出される。
【0041】以上のように、本実施のスパイラル型膜エ
レメント1aでは、シール材取り付け用リング41、エ
ンドプレート42、外装材3、分離膜23、透過液流路
材24、原液流路材25およびOリング51,52がフ
ッ素樹脂により形成される。そして、封筒状膜22の3
辺のシール、外装材3とシール材取り付け用リング41
との接合および外装材3とエンドプレート42との接合
が、接着剤ではなく熱融着によってなされる。
【0042】これによって、液漏れが十分に防止でき、
かつ、接着剤の溶出の問題も発生しない。したがって、
本実施例のスパイラル型膜エレメント1aは、薬液精製
用などの濾過用膜モジュールに適用できる。
【0043】図5(a),(b),(c)は本発明の第
2の実施例におけるスパイラル型膜エレメントのそれぞ
れ軸方向の断面図、一方の側面図および他方の側面図で
ある。また、図6は図5のスパイラル型膜エレメント1
bにおけるスパイラル状膜要素2aの一部切欠き斜視図
である。さらに、図7は図5中のA−A線断面図、図8
は図5のスパイラル型膜エレメント1bの端部の拡大断
面図である。本実施例では、本発明のスパイラル型膜エ
レメントを気液接触用膜モジュールに適用する場合を説
明する。
【0044】まず、図6に示すように、スパイラル状膜
要素2aは、フッ素樹脂からなる液体流路材25aの両
面に、多孔質PTFE樹脂からなる気液接触膜23aを
重ね合わせ、さらに気液接触膜23aの一方の表面にフ
ッ素樹脂からなるガス流路材24aを重ね合わせ、これ
らを有孔中空管からなるガス供給管21bの周りにスパ
イラル状に巻回することにより構成される。
【0045】図7に示すように、液体流路材25aを挟
んだ気液接触膜23a間のスパイラル状の空間が液体流
路63cを構成する。また、スパイラル状の液体流路6
3cの内周側の側部(ガス供給管21bに平行な辺)お
よび外周側の側部は、液体流路材25aを挟む気液接触
膜23a同士をニクロム線、赤外線ヒータ、トーチ等の
ヒータで熱融着することにより封止されている。これに
より、液体流路63cの内周側の側部および外周側の側
部にそれぞれ内周側封止部8bおよび外周側封止部8a
が形成される。したがって、液体流路63cは、液体が
スパイラル型膜エレメント1bの軸方向に流動可能な空
間になる。
【0046】なお、本実施例では、2枚の気液接触膜2
3a間に液体流路材25aを挟んで両方の側部を熱融着
しているが、1枚の気液接触膜23aを折り畳んでその
間に液体流路材25aを挿入し、一方の側部を熱融着し
てもよい。
【0047】ガス流路材24aを挟んだ気体接触膜23
a間のスパイラル状の空間がガス流路63bを構成す
る。また、図8に示すように、スパイラル状のガス流路
63bの軸方面の端面は、ガス流路材24aを挟む気液
接触膜23a同士をニクロム線、赤外線ヒータ、トーチ
等のヒータで熱融着することにより封止される。これに
より、ガス流路63bの両端部に封止部9bが形成され
る。したがって、ガス流路63bは、気体がスパイラル
型膜エレメント1bのスパイラル方向に流動可能な空間
となる。
【0048】このように、スパイラル状膜要素2aの両
端部の封止部9bを除く気液接触部9aにおけるガス流
路63bと液体流路63cとは、気体接触膜23a、外
周側封止部8a、内周側封止部8bおよび封止部9bに
よって、分離された構成となる。
【0049】図5に示すように、スパイラル状膜要素2
aの両方の端面にはガス供給管21bの端部が貫通する
孔部を有するシール材取り付け用リング43,44が取
り付けられている。また、ガス供給管21bの一方の端
部は閉塞されており、他方の端部は開口されている。そ
して、ガス供給管21bの開口側の外周面には環状溝が
設けられ、その環状溝内にOリング51が装着されてい
る。さらに、シール材取り付け用リング43,44の外
周部にも環状溝が設けられ、その環状溝内にOリング5
3が装着されている。このようにして、スパイラル型膜
エレメント1bが構成されている。ただし、スパイラル
状膜要素2aの外周面は、外装材で被覆されていない。
【0050】図9(a)は図5のスパイラル型膜エレメ
ント1bにおけるシール材取り付け用リング44の断面
図、図9(b)は図9(a)のシール材取り付け用リン
グ44の部分拡大断面図である。
【0051】図9(a)に示すように、シール材取り付
け用リング44は、円板44aと環状突出部44bとが
一体形成されてなる。円板44aの中央部には、ガス供
給管21bの端部が貫通する孔部44cが設けられ、そ
の孔部44cの周囲に複数のガス溶解液出口15が形成
されている。また、図9(b)に示すように、環状突出
部44bは先端方向に漸次薄くなる形状をしている。
【0052】シール材取り付け用リング44が図5のス
パイラル状膜要素2aの一端部に取り付けられた後、環
状突出部44bの先端部がニクロム線、赤外線ヒータ、
トーチ等のヒータを用いてスパイラル状膜要素2aの外
周面に熱融着される。この場合、環状突出部44bが先
端方向に漸次薄くなっているので、加熱箇所である先端
部分の熱容量が小さく、容易に融点まで加熱できる。
【0053】なお、シール材取り付け用リング44の環
状突出部44bを、スパイラル状膜要素2aの外周に容
易に熱融着するためには、環状突出部44bの先端部の
厚さtを0.5mm以下にすることが好ましい。
【0054】図5のシール材取り付け用リング43の構
成は、シール材取り付け用リング44の構成と同様であ
り、シール材取り付け用リング43の中央部の孔部の周
囲に複数の液体入口14が形成されている。シール材取
り付け用リング43の環状突出部43bの形状および厚
さは、図9(b)に示したシール材取り付け用リング4
4の環状突出部44bの形状および厚さと同様である。
【0055】シール材取り付け用リング43も、シール
材取り付け用リング44と同様に、ニクロム線、赤外線
ヒータ、トーチ等のヒータを用いてスパイラル状膜要素
2aの外周面に熱融着される。
【0056】シール材取り付け用リング43,44の融
点が気液接触膜23aの融点よりも高い場合、シール材
取り付け用リング43,44の環状突出部43bおよび
44bをスパイラル状膜要素2aの外周面に熱融着する
際に、気液接触膜23aの一部が溶融して孔が開くなど
の不具合が発生する。したがって、シール材取り付け用
リング43,44の材質としては、気液接触膜23aよ
りも融点が低い材質を用いるか、あるいは、気液接触膜
23aと同様の材質を用いることが好ましい。
【0057】また、シール材取り付け用リング43,4
4の材質はガス61b,液体61cおよびガス溶解液6
2bに対し耐久性があり、かつ用途に対応した材質でな
ければならない。本実施例では、シール材取り付け用リ
ング43,44の材質には、PTFE、PFA等のフッ
素樹脂を用いる。
【0058】なお、熱融着する際、ニクロム線、赤外線
ヒータ、トーチ等のヒータを直接環状突出部43b,4
4bに接触させるのではなく、シール材取り付け用リン
グ43,44の材質より融点の高い材質のフィルムを、
ヒータと環状突出部43b,44bとの間に介在させる
ことが好ましい。
【0059】図10は、図5のスパイラル型膜エレメン
ト1bを用いた気液接触用膜モジュールの軸方向の断面
図である。
【0060】図10において、ハウジング71b内にス
パイラル型膜エレメント1bが装填され、ハウジング7
1bの開口端が蓋部材72bで閉塞される。ハウジング
71bの端面にはガス溶解液排出口15aが設けられ、
また、側面にはガス出口17aが設けられている。ま
た、蓋部材72bの内側中央部には、ガス供給管21b
の端部が嵌合する凹部が設けられ、凹部の中央にはガス
供給口13aが設けられている。さらに、蓋部材72b
の凹部外側には液体供給口14aが設けられている。
【0061】ガス供給管21bの外周面と蓋部材72b
の凹部内周面との間は、Oリング51でシールされる。
また、ハウジング71bの内周面とシール材取り付け用
リング43,44の外周面との間はOリング53でシー
ルされる。なお、これらのOリング51,53はフッ素
ゴムまたはPFA被覆フッ素ゴム芯のOリングである。
【0062】ハウジング71bおよび蓋部材72bの材
質は、液体61b、ガス61cおよびガス溶解液62b
に対して耐久性があり、かつその用途に適した材質であ
れば、例えば、PTFE、PFA、FEP、PVDF
(ポリビニリデンフルオライド)等のフッ素樹脂、P
P、PE、PVC、PC(ポリカーボネート)等の他の
樹脂を用いてもよい。
【0063】図10の気液接触用膜モジュールの運転時
には、液体61cは、蓋部材72bに設けられた液体供
給口14aを通ってスパイラル型膜エレメント1bの液
体入口14に達する。その後、図8に示すように、液体
61cは、液体流路63c内を流体流路材25aに沿っ
て軸方向に流れる。本実施例では、液体61cを超純水
とする。
【0064】一方、ガス61bは、図10に示すよう
に、蓋部材72bに設けられたガス供給口13aを通っ
てスパイラル型膜エレメント1bのガス入口13に達し
た後、ガス供給管21bのガス供給孔21cを通って図
7のガス流路63b内に入る。その後、ガス61bは、
ガス流路63b内をガス流路材24aに沿ってスパイラ
ル状に流れた後、図10のガス出口17aから排出され
る。本実施例では、ガス61bをオゾンとする。
【0065】図5に示す気液接触部9aでは、ガス供給
管21bにほぼ直交する方向にスパイラル状に流動する
ガス61bと、ガス供給管21bの軸方向に流動する液
体61cとが気液接触膜23aを介して接触する。これ
により、ガス61bの目的成分が気液接触膜23aを透
過して液体61c中に溶解し、ガス溶解液62bとな
る。本実施例では、ガス溶解液62bはオゾン水であ
る。
【0066】また、図10に示すように、ガス溶解液6
2bは、ガス溶解液出口15およびガス溶解液排出口1
5aを通って外部へ排出される。
【0067】以上のように、本実施のスパイラル型膜エ
レメント1bでは、シール材取り付け用リング43,4
4、気液接触膜23a、Oリング51,53、ガス流路
材24aおよび液体流路材25aがフッ素樹脂により形
成される。そして、スパイラル状に巻回された気液接触
膜23aの内周側の側部のシール、外周部の側部のシー
ル、および軸方向端面のシールは、接着剤ではなく熱融
着によってなされる。また、シール材取り付け用リング
43,44とスパイラル状膜要素2aの外周面との接合
も熱融着によってなされる。
【0068】これによって、液漏れが十分に防止でき、
かつ、接着剤の溶出の問題も発生しない。したがって、
本実施例のスパイラル型膜エレメント1bは、気液接触
用膜モジュールに適用できる。特に、本実施例のスパイ
ラル型膜エレメント1bはフッ素樹脂により形成されて
いるので、フッ素樹脂以外の材料の使用が困難な、例え
ば、オゾン濃度が10ppmを超えるオゾン水の製造
や、超純水レベルの清浄度が要求される半導体処理用の
オゾン水を製造する場合に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるスパイラル型膜
エレメントの軸方向の断面図、一方の側面図および他方
の側面図である。
【図2】図1のスパイラル型膜エレメントにおけるスパ
イラル状膜要素の一部切欠き斜視図である。
【図3】図1中のシール材取り付け用リングの断面図お
よび部分拡大断面図である。
【図4】図1のスパイラル型膜エレメントを用いた濾過
用膜モジュールの軸方向の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例におけるスパイラル型膜
エレメントの軸方向の断面図、一方の側面図および他方
の側面図である。
【図6】図5のスパイラル型膜エレメントにおけるスパ
イラル状膜要素の一部切欠き斜視図である。
【図7】図5のスパイラル型膜エレメントのA−A線断
面図である。
【図8】図5のスパイラル型膜エレメントの端部の拡大
断面図である。
【図9】図5中のシール材取り付け用リングの断面図お
よび部分拡大断面図である。
【図10】図5のスパイラル型膜エレメントを用いた気
液接触用膜モジュールの軸方向の断面図である。
【符号の説明】
1a スパイラル型膜エレメント 1b スパイラル型膜エレメント 2 スパイラル状膜要素 2a スパイラル状膜要素 21 集液管 22 封筒状膜(袋状膜) 23 分離膜 24 透過液流路材 25 原液流路材 21b ガス供給管 23a 気液接触膜 24a ガス流路材 25a 液体流路材 3 外装材 41 シール材取り付け用リング 41b 環状突出部 42 エンドプレート 42b 環状突出部 43 シール材取り付け用リング 43b 環状突出部 44 シール材取り付け用リング 44b 環状突出部 52 Oリング 53 Oリング 63b ガス流路 63c 液体流路 71a ハウジング 72a 蓋部材 71b ハウジング 72b 蓋部材 8a 外周側封止部 8b 内周側封止部 9b 封止部 11 原液入口 14 液体入口 15 ガス溶解液出口

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有孔中空管の外周面に透過性膜が巻回さ
    れてスパイラル状膜要素が形成され、前記スパイラル状
    膜要素の両端面を閉塞する第1および第2の端面閉塞部
    材が前記スパイラル状膜要素に熱融着により取り付けら
    れたことを特徴とするスパイラル型膜エレメント。
  2. 【請求項2】 前記透過性膜がフッ素樹脂からなること
    を特徴とする請求項1記載のスパイラル型膜エレメン
    ト。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の端面閉塞部材がフ
    ッ素樹脂からなることを特徴とする請求項1または2記
    載のスパイラル型膜エレメント。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の端面閉塞部材の各
    々は、前記スパイラル状膜要素の外周面の端部を覆う環
    状突出部を有し、前記環状突出部が前記スパイラル状膜
    要素の外周面に熱融着されたことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載のスパイラル型膜エレメント。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の端面閉塞部材の環
    状突出部が、先端方向に漸次薄くなっていることを特徴
    とする請求項4記載のスパイラル型膜エレメント。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の端面閉塞部材の環
    状突出部の先端部の厚さが0.5mm以下であることを
    特徴とする請求項4または5記載のスパイラル型膜エレ
    メント。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の端面閉塞部材の材
    質の融点が、前記透過性膜の材質の融点以下であること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のスパイラ
    ル型膜エレメント。
  8. 【請求項8】 前記透過性膜は熱融着により形成された
    封筒状分離膜であり、前記封筒状分離膜が透過液流路材
    を内側に挟んでかつ原液流路材を外側に重ねて前記有孔
    中空管の外周面に巻回されることにより前記スパイラル
    状膜要素が形成され、前記スパイラル状膜要素の外周面
    が外装材で被覆され、前記第1の端面閉塞部材に原液入
    口が設けられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    かに記載のスパイラル型膜エレメント。
  9. 【請求項9】 前記第1の端面閉塞部材の外周部にシー
    ル材が装着されたことを特徴とする請求項8記載のスパ
    イラル型膜エレメント。
  10. 【請求項10】 前記透過性膜は気液接触膜であり、前
    記気液接触膜が内側に第1流路材を挟んでかつ外側に第
    2流路材を重ねて前記有孔中空管の外周面に巻回される
    ことにより前記スパイラル状膜要素が形成され、前記第
    1流路材により前記有孔中空管から前記スパイラル状膜
    要素の外周面に至るスパイラル状の流路が形成されると
    ともに前記第2流路材により前記スパイラル状膜要素の
    一端面から他端面に至る軸方向の流路が形成されるよう
    に前記気液接触膜間が熱融着され、前記第1の端面閉塞
    部材に流体入口が設けられ、前記第2の端面閉塞部材に
    流体出口が設けられたことを特徴とする請求項1〜7の
    いずれかに記載のスパイラル型膜エレメント。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2の端面閉塞部材の
    外周面にシール材が装着されたことを特徴とする請求項
    10記載のスパイラル型膜エレメント。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載のス
    パイラル型膜エレメントをハウジング内に収容したこと
    を特徴とするスパイラル型膜モジュール。
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