JPH0319814B2 - - Google Patents

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JPH0319814B2
JPH0319814B2 JP59124193A JP12419384A JPH0319814B2 JP H0319814 B2 JPH0319814 B2 JP H0319814B2 JP 59124193 A JP59124193 A JP 59124193A JP 12419384 A JP12419384 A JP 12419384A JP H0319814 B2 JPH0319814 B2 JP H0319814B2
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JP
Japan
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adhesive
molding
acrylic
group
polymer
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JP59124193A
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JPS616048A (ja
Inventor
Tatsuya Murachi
Takaharu Yoshimi
Juji Kuryama
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP12419384A priority Critical patent/JPS616048A/ja
Publication of JPS616048A publication Critical patent/JPS616048A/ja
Publication of JPH0319814B2 publication Critical patent/JPH0319814B2/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は自動車のボデイ側面、バンパー又は
他のモール表面等に装着されるモールに係り、詳
しくは非極性高分子材料に対するモールの取付構
造に関するものである。 (従来の技術) 自動車のサイドプロテクタモールやバンパーに
は、更に装飾用又は保護用の小モールが取付けら
れることがある。最近これらのサイドプロテクタ
モールやバンパーは、ポリプロピレン(PP)、ポ
リエチレン(PE)、エチレン−プロピレン非共役
ジエン三元共重合物(EPDM)、エチレンプロピ
レン共重合物(EPR)等の非極性高分子材料に
より形成されるものがふえてきている。しかし、
この非極性高分子材料は分子中にアクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン三元共重合物
(ABS)、ニトリルブタジエンゴム(NBR)にお
けるような極性基を持たないため、他物質との接
着が非常に困難である。 そのため、従来非極性高分子材料よりなるサイ
ドプロテクタモール等の被着体に装飾用その他の
モールを取付ける場合には、両面粘着テープを介
していた。しかし、両面粘着テープと非極性高分
子材料の被着体との粘着性は高くなく、接着性に
優れないという問題があつた。 (発明が解決しようとする問題点) 従つて、この発明はPP、PE、EPDM、EPR等
の非極性高分子材料よりなる被着体にモールを取
付ける場合において、接着力が欠け、モールが被
着体よりはく離するという問題を解決しようとす
るものである。 発明の構成 (問題を解決するための手段) 上述した問題点を解決するために本第一発明に
おいては、被着体1と両面粘着テープ8間に下記
(a)、(b)、及び(c)のいずれか一種以上の接着剤9を
介在させるという手段をとつた。 (a) 末端に少なくとも1個のOH基を有する主鎖
の飽和又は部分的に飽和した炭化水素系ポリマ
と塩素化ポリプロピレンを混合してなる接着
剤。 (b) 末端に少なくとも1個のOH基を有する主鎖
の飽和又は部分的に飽和した炭化水素系ポリマ
にアクリルポリマを混合するか、又は炭化水素
系ポリマ溶液中でアクリルモノマを重合した接
着剤。 (c) 塩素化ポリプロピレンの溶液にアクリルモノ
マを加え重合させた重合物100部に対して、末
端NCO基を有するウレタン300部以下を混合し
た接着剤。 また、本第二発明においては、被着体1と両面
粘着テープ8間に下記(a)、(b)、(c)及び(d)のいずれ
か一種以上の接着剤9を介在させ、さらに前記接
着剤9の被着体1側にはプライマ14を塗布形成
させるという手段をとつた。 (a) 末端に少なくとも1個のOH基を有する主鎖
の飽和又は部分的に飽和した炭化水素系ポリマ
と塩素化ポリプロピレンを混合してなる接着
剤。 (b) 末端に少なくとも1個のOH基を有する主鎖
の飽和又は部分的に飽和した炭化水素系ポリマ
にアクリルポリマを混合するか、又は炭化水素
系ポリマ溶液中でアクリルモノマを重合した接
着剤。 (c) 塩素化ポリプロピレンの溶液にアクリルモノ
マを加え重合させた重合物100部に対して、末
端NCO基を有するウレタン300部以下を混合し
た接着剤。 (d) 末端にNCO基を有するポリウレタンよりな
る接着剤。 (作用) 上記第一発明によれば、両面粘着テープ8と被
着体1との間に、上記(a)〜(c)に示す特定された接
着剤9のうちのいずれか一種以上が介在されるの
で、特に、両面粘着テープ8と被着体1との間の
接着力が高められる。 また、本第二発明によれば、両面粘着テープ8
と被着体1との間に、上記(a)〜(d)に示す特定され
た接着剤9のうちのいずれか一種以上が介在され
るので、特に、両面粘着テープ8と被着体1との
間の接着力が高められる。 また、上記作用に加え、接着剤9の被着体1側
に塗布形成されたプライマ14により、接着剤9
と被着体1との接着力がさらに優れたものとな
る。 第一実施例 以下、本第一及び第二発明を自動車のボデイ側
面に装着される非極性高分子材料のサイドプロテ
クタモール(以下単にサイドモールという)を被
着体1として、その上面に光輝モールを取付ける
構造に具体化した一実施例を図面に従つて説明す
る。なお、本第一発明を第三実施例、第四実施例
及び第五実施例に示し、本第二発明を第二実施例
に示した。 重量部率でPP77部、PE15部、EPR18部の配合
で形成されている非極性高分子材料のサイドモー
ル1は、断面くの字状の長尺体として形成されて
おり、その略中央部裏面側には掛止め部1aが一
体形成されている。同掛止め部1aの前方には係
止孔2が設けられている。さらにサイドモール1
の上端には外側突部3、下端には内側突部4が一
体形成されている。サイドモール1は、掛止め部
1aに係止されるねじ5によつて、自動車ボデイ
6に締付固定されている。 また、同サイドモール1の上端部の外側には装
飾用の光輝モール7が両面粘着テープ8とサイド
モール1の表面に塗布されている接着剤9によつ
て取付けられている。同光輝モール7はPVCに
てなる基部10とクロム調テドラフイルムにてな
る箔部11とを共押出することによつて形成され
ている。 前記両面粘着テープ8は、アクリルにて薄板状
に形成されたスポンジ12とその両面に塗布され
たアクリル粘着剤13とよりなつている。同アク
リル粘着剤13は、サイドモール1の非極性高分
子材料に対し粘着性が高くない。従つて、アクリ
ル粘着剤13とサイドモール1との間に粘着性を
向上させるための接着剤9が介在されている。同
接着剤9は末端にOH基を有するアクリル含有ウ
レタンと、末端NCO基を有するウレタンプレポ
リマを混合して形成されている。 同接着剤9については後で詳述するが、ここで
簡単に述べておくことにする。同接着剤9を形成
するアクリル含有ウレタンは、ポリオールとポリ
イソシアナートを反応させて末端にOH基を有す
るウレタンを合成し、さらに、アクリルとベンゾ
イルパーオキサイド(以下BPOという)を加え
て合成したものである。また、ウレタンプレポリ
マはポリオールとポリイソシアナートを反応して
得られる。 次に、本実施例のモール1,7、接着剤9等の
製造方法及びモールの取付方法について説明す
る。非極性高分子材料として重量部率でPP77部、
PE15部、EPR18部の配合物を200℃で射出成形
し、サイドモール1を形成する。さらにPVCと
クロム調デトラ箔を共押出しして、光輝モール7
を形成する。 続いて、前記サイドモール1の上端部の外側に
光輝モール7を取付ける。まず、サイドモール1
の光輝モール7の取付面に後述するようにアクリ
ル含有ウレタンとウレタンプレポリマーを混合し
てなる接着剤9を塗布し、さらに20分間風乾す
る。光輝モール7の接着面側に両面粘着テープ8
を貼り合わせた後、同光輝モール7を前記接着剤
9の乾燥面上に貼りつけることによつて、サイド
モール1に光輝モール7が取付けられる。 前記接着剤9の製造方法について詳述すると、
同接着剤9は、ポリオールとポリイソシアナート
を乾燥N2中80℃で3時間ウレタン反応させて、
末端にOH基を有するウレタンを合成し、トルエ
ンで20%溶液にする。その後、さらにアクリルと
BPOを加えてアクリル含有ウレタンを生成する。
次に、前記アクリル含有ウレタンにポリオールと
ポリイソシアナートをウレタン反応させて、末端
NCO基を有するウレタンポリマを混合し、ベン
ゼン、トルエンキシレン等の溶剤で溶解して形成
する。 アクリル含有ウレタンに使用されるポリオール
としては、ポリプロピレングリコール(PPG)、
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、
プロピレングリコール、オクタンジオール、グリ
セリントメチロールプロパン、ポリテトラエチレ
ングリコール等のエーテル系ポリオールおよびス
チレン、アクリル等を重合させたポリオールおよ
びポリエチレンアジペート(PEA)、ポリブチレ
ンアジペート、ポリエチレンブシレンアジペー
ト、ポリプロピレンアジペート等のエステル系ポ
リオールが使用できる。 一方、ポリイソシアナートとしては、1,5−
ナフタレンジイソシアナート、4,4′−ジフエー
ルメタンジイソシアナート、メリレンジイソシア
ナート、4,4′−ジフエニルエーテルジイソシア
ナート(MDI)、キシレンジイソシアナート、
1,6−ヘキサメチレンジイソシアナート等のジ
イソシアナート、およびこれらの誘導体、例えば
4,4′−ジフエニルメタンジイソシアナートの誘
導体としてはジフエニールメタンイソシアナート
の混合物が例示でき、又、4,4′,4″−トリフエ
ニルトリイソシアナート、4,4′−ジメテチルジ
フエニルメタン、2,2′,5,5′−テトライソシ
アナートなどの多官能イソシアナートが使用でき
る。 また、アクリル類は具体的にメタアクリル酸、
メチルメタアクリレート(MMA)の他、エチル
メタアクリレート(EMA)、プロピルメタアクリ
レート、ブチルメタアクリレート(BMA)、ヘ
キシルメタアクリレート、ヘプチルメタアクリレ
ート、オクチルメタアクリレート、ノニルメタア
クリレート、デシルメタアクリレート、ドデシル
メタアクリレート、アクリル酸、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、プロピルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレー
ト、ヘプチルアクリレート、オクチルアクリレー
ト、メニルアクリレート、デシルアクリレート、
ドデシルアクリレートが例示できる。 前記ウレタンプリポリマーのポリオールはエチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール等の低分子ポリオール
が使用でき、ポリイソシアナートは前記したもの
が使用できる。 また、必要に応じて前記ウレタン反応中に低分
子ポリオールを加えてもよく、低分子ジオールを
鎖延長剤として加えてもよい。 上記のようにして得られるOH基を有するアク
リル含有ウレタンとNCO基を有するウレタンと
の比は0.5:1ないしは1:0.5の範囲であり、い
ずれかが0.5以下であつては接着性が低下する。 さて、本実施例の効果を確認するため、次の表
1に示す重合部率で前記接着剤を配合して使用し
た具体例1〜4についてピーリング試験を行つ
た。
【表】
【表】 さらに比較検討するために、表2で示すように
前記接着剤9に代えてゴム系接着剤を用いた比較
例1〜5及び接着剤を用いない従来例1について
も同様のピーリング試験を行つた。
【表】 なお、比較例1〜3における接着剤はコニシ(株)
製の商品名であり、比較例4、5における接着剤
はセメダイン(株)製の商品名である。 180℃ピーリング試験は、上記各種接着剤をPP
よりなる板(以下PPフオームという)に塗布し、
この上に更に両面粘着テープを有するモールを貼
付けてから24時間後に室温下で速度200mm/分で
引張つて行つた。表3にその結果を両面粘着テー
プのフオーム破壊率(両面粘着テープのスポンジ
部が破壊して、PPフオームについた面積の全面
積に対する割合)で表した。
【表】 両面粘着テープ破壊率は、従来例及び比較例で
はスポンジ部が破壊せず、そのまま剥離したこと
を示す0%であるのに対し、本実施例の具体例は
70%台を示している。これは、両面粘着テープの
みや既存の接着剤に比較して、本実施例で使用し
た接着剤のPPフオームに対する接着性の高さを
あらわしている。 なお、本実施例における接着剤を配合する場
合、OH基を有するウレタン100部に対して、ア
クリル類は500部以下を反応させると接着性は向
上するが、500部以上を反応させても効果は望め
ない。 このような実施例では、非極性高分子材料のサ
イドモール1に光輝モール7を取付ける構造にお
いて、両面粘着テープ8の他、接着剤9を介在さ
せているので具体例からも明らかなように接着力
が向上した。 第二実施例 次に、この発明を具体化した第二実施例につい
て説明する。本実施例では、第3図に示すように
サイドモール1にプライマ14が塗布され、更に
その上面に接着剤9が塗布されている点において
第一実施例と相違している。 同プライマ14には塩素化ポリプロピレン(以
下Cl−PPという)をベンゼン、トルエン、キシ
レン等の溶剤に溶解したものが使用されている。
また、前記接着剤9としてポリオールとポリイソ
シアナートより得られる末端NCO基を有するポ
リウレタンが使用されている。 上記接着剤9に使用されるポリオールとポリイ
ソシアナートとしては、第一実施例において例示
したものと同様のものが使用できる。同接着剤9
はポリオールとポリイソシアナートをモル比でポ
リイソシアネート過剰に入れ、乾燥N2ガス中で
3時間反応させて得られる。 本実施例の効果を確認するために、次の表4に
示す重合部率で前記接着剤9を配合して使用した
具体例5〜9について、PPフオームにプライマ
を塗布後以下第一実施例と同様のピーリング試験
を行なつた。その結果を同じく表4に両面粘着テ
ープ破壊率として示す。 次頁破壊率を比較検討するために、比較例とし
て第二実施例で使用したプライマを単独で用いて
同様の試験を行なつた結果、プライマと両面粘着
テープのアクリル粘着剤の間で100%剥離によ
【表】 ート
り破壊した。 また、別の比較例として具体例5の接着剤を単
独で用い、同様の試験を行なつた結果、PPフオ
ームと接着剤の間で100%剥離により破壊した。 従つて、この実施例も第一実施例と同様の効果
を奏する外、上記の試験結果の通り、第一実施例
において両面粘着テープフオーム破壊率が70%台
であるのに対して、本実施例は80%台を示してい
ることからも明らかなように、本実施例は第一実
施例より接着力がさらに優れている。 なお、本実施例の接着剤9又はプライマ14を
各々片方単独で用いても上記の効果は奏しない。 第三実施例 次に、この発明を具体化した第三実施例につい
て説明する。この実施例は、接着剤9として末端
に少なくとも1個のOH基を有する主鎖の飽和又
は部分的に飽和した炭化水素系ポリマと塩素化ポ
リプロピレン(以下Cl−PPという)とを混合し
てなる接着剤組成物を使用した点において第一実
施例と相違している。 低分子ポリオレフインポリオール(以下HCP
という)は、末端に少なくとも1個の水酸基を有
する主鎖の飽和又は部分的に飽和した炭化水素系
ポリマーである。同HCPとしては、例えば三菱
化成工業株式会社の商品ポリテールH、ポリテー
ルHA等(ポリテールは同社の登録商標である)
を用いることができる。常温では、ワツクス状固
体又は液体である。常温で固体のものは加温によ
つて軟化し、融点(以下m、pという)以上に加
熱すると液状になるという性質を持つている。
(雑誌 工業材料、第29巻12号及び第30巻1号、
日刊工業新聞社発行に詳述されている。)また、
良好な機械的性質、電気絶縁性、耐薬性、耐水
性、耐オゾン性、熱安定性接着性を示す。 この実施例は上記の性質を利用したものであ
り、末端に少なくとも1個のOH基を有する主鎖
の飽和又は部分的に飽和したHCPとCl−PPを混
合した接着剤組成物である。 本実施例の効果を確認するため、次の表5に示
す重合部率で前記接着剤を配合して使用した具体
例10〜14について剥離試験を行なつた。 剥離試験は、上記接着剤を20倍発泡で厚さが2
mmのPE(以下PEフオームという)に塗布し、室
温硬化させ、その上面に別のPEフオームを貼り
付けて行なつた。その結果を同じく表5にハク離
強さ(PEフオームが破壊したときの値)として
示している。 なお、具体例13、14については、同接着剤を
PEフオームに塗布し、さらに末端NCO基を有す
るウレタンプリポリマを塗布し、室温で硬化させ
た後、別のPEフオームで貼り合わせて剥離試験
を行なつている。 なお、次頁剥離強さを比較検討するために、比
【表】 較例として前記ボンドG2又はG103を用いたもの
についても同様の試験を行なつた結果、剥離強さ
は0Kg/cmであつた。 本実施例の剥離試験は、前述したピーリング試
験と異なり、両面粘着テープを介していない。す
なわち、非極性高分子材料と接着剤の接着力を調
べているので、上記の試験結果の通り、この実施
例も第一実施例と同様の効果を奏する。 第四実施例 次に、この発明の第四実施例について説明す
る。この実施例は、接着剤9として末端に少なく
とも1個のOH基を有する主鎖の飽和又は部分的
に飽和した炭化水素系ポリマ(以下HCPという)
とアクリルポリマとを混合するか、又はHCP溶
液中でアクリルモノマを重合したものを使用した
点において、第一実施例と相違している。 HCPは第三実施例と同一のもので、アクリル
は第一実施例で例示してあるものと同様である。 さて、本実施例の効果を確認するため、次の表
6に示す重合部率で前記接着剤を配合して使用し
た具体例15〜19について、第三実施例と同様の剥
離試験を行なつた。その結果を同じく表6に表し
た。 なお、具体例18、19については、同接着剤PE
フオームに塗布し、さらに末端HCO基を有する
ウレタンプレポリマを塗布し、室温で硬化させた
後、別のPEフオームを貼り合わせて剥離試験を
行なつている。 次頁の試験結果の通り、この実施例も第一実施
例と同様の効果を奏する。 第五実施例 次に、この発明の第五実施例について説明す
る。この実施例は、接着剤9としてCl−PPの溶
液に第一実施例で例示したアクリルモノマを加え
て重
【表】 ヘ:グリシジルメタクリレート
合させた重合物100部に対し、末端HCO基を有す
るウレタン300部以下を混合したものを使用した
点において、第一実施例と相違している。 同接着剤9の製造方法は、まずCl−PPとトル
エン、アクリル類、BPOを固形分10%となるよ
うに、80℃で8時間反応させることにより、Cl−
PPとアクリルモノマの重合物を生成する。次に、
第一実施例で例示したポリオールとポリイソシア
ナートをポリイソシアナート過剰に混合し、80℃
にて3時間乾燥N2ガス中でウレタン反応させる
ことによりウレタンを生成する。 続いて、上記方法で得られる2つの重合物、す
なわちCl−PPとアクリルモノマの重合物とウレ
タンを混合させることによつて、接着剤9が得ら
れる。 なお、必要に応じて、第一実施例を同様にウレ
タン反応中に低分子ポリオールを加えても良く、
また低分子ジオールを鎖延長剤として用いてもよ
い。 本実施例の効果を確認するため、次の表7に示
す重合部率で前記接着剤を配合して使用した具体
例20〜23について、第一実施例と同様の180℃ピ
ーリング試験を行なつた。その結果を同じく表7
に表した。 この実施例も第一実施例と同様の効果を奏する
外、上記の試験の結果からも明らかなように、第
一実施例において両面粘着テープ破壊率が70%台
であるのに対して、本実施例は80%台を示してお
り、第一実施例よりもさらに接着力が優れる。
【表】 また、同様の破壊率を示す第三実施例では、プ
ライマ14を使用し、さらに接着剤を塗布するの
に対し、接着剤単独で同様の効果を示すので、工
程が簡単化できるという効果を奏する。 なお、上記接着剤9としてCl−PPにアクリル
モノマを加えて重合させた重合物100部に対し、
末端NCO基を有するウレタンを300部以上加える
と接着性が悪化するので好ましくない。 なお、本第一及び第二発明は以上の実施例に限
定されるものではなく、次のように具体化するこ
ともできる。 (1) 光輝モール以外に色彩モル等の装飾モールを
用いてもよい。 (2) 非極性高分子材料よりなる自動車ボデイに、
サイドモールを取付ける際にも本発明を具体化
することができる。 (3) 本第一及び第二発明のモールの取付構造は、
非極性高分子材料に他の部材を取付ける際に具
体化することができる。 (4) 接着剤9の乾燥を早くする場合は温度をかけ
てもよいが、100℃以下が好ましく、100℃以上
になると、両モール1,7や接着剤9が劣化す
る可能性がある。 (5) 接着剤9の硬化を速くするため一般ウレタン
製造において使用されているトリチルアミン、
トリエチレンジアミン、ジブチルチンジラウレ
ート等の触媒を使用してもよい。 (6) 接着剤9の塗布方法としては、はけぬり、デ
イプコート、スプレーコート等どのような方法
でもよく、何ら固定されるものではない。 (7) 両面粘着テープ8はアクリルのスポンジの両
面にアクリル粘着剤が取着されたものの他、ス
ポンジ12としてポリエチレン、クロロプレン
等を使用したものや粘着剤13としては、アク
リル系のブチレンアクリレート、ブチルメタク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート
等、又はゴム系のCR、NBR、NR、SBR系を
使用したものを採用することもできる。 効 果 以上詳述したように、本第一発明は非極性高分
子材料にモールを取付ける場合において、接着力
が十分に優れるという効果を奏し、モール取付構
造として優れている。 また、本第二発明は本第一発明の効果に加え、
接着剤と被着体との接着強度をさらに向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本第一及び第二発明を非極性高分子
材料のモールに光輝モールを取付ける構造に具体
化した断面図、第2図は本第一発明を示す第三、
四、五実施例の取付部分拡大断面図、第3図は本
第二発明を示す第二実施例の取付部分拡大断面図
である。 1:サイドモール、7:光輝モール、8:両面
粘着テープ、9:接着剤、14:プライマ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 非極性高分子材料よりなる被着体1に対しモ
    ール7が両面粘着テープ8を介して取付けられる
    構造において、 被着体1と両面粘着テープ8間に下記(a)、(b)及
    び(c)のいずれか一種以上の接着剤9を介在させた
    ことを特徴とするモールの取付構造。 (a) 末端に少なくとも1個のOH基を有する主鎖
    の飽和又は部分的に飽和した炭化水素系ポリマ
    と塩素化ポリプロピレンを混合してなる接着
    剤。 (b) 末端に少なくとも1個のOH基を有する主鎖
    の飽和又は部分的に飽和した炭化水素系ポリマ
    にアクリルポリマを混合するか、又は炭化水素
    系ポリマ溶液中でアクリルモノマを重合した接
    着剤。 (c) 塩素化ポリプロピレンの溶液にアクリルモノ
    マを加え重合させた重合物100部に対して、末
    端NCO基を有するウレタン300部以下を混合し
    た接着剤。 2 非極性高分子材料よりなる被着体1に対しモ
    ール7が両面粘着テープ8を介して取付けられる
    構造において、 被着体1と両面粘着テープ8間に下記(a)、(b)、
    (c)及び(d)のいずれか一種以上の接着剤9を介在さ
    せ、さらに前記接着剤9の被着体1側にはプライ
    マ14が塗布形成されていることを特徴とするモ
    ールの取付構造。 (a) 末端に少なくとも1個のOH基を有する主鎖
    の飽和又は部分的に飽和した炭化水素系ポリマ
    と塩素化ポリプロピレンを混合してなる接着
    剤。 (b) 末端に少なくとも1個のOH基を有する主鎖
    の飽和又は部分的に飽和した炭化水素系ポリマ
    にアクリルポリマを混合するか、又は炭化水素
    系ポリマ溶液中でアクリルモノマを重合した接
    着剤。 (c) 塩素化ポリプロピレンの溶液にアクリルモノ
    マを加え重合させた重合物100部に対して、末
    端NCO基を有するウレタン300部以下を混合し
    た接着剤。 (d) 末端にNCO基を有するポリウレタンよりな
    る接着剤。
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