JPS5930191B2 - 合成樹脂製モ−ル用接着剤 - Google Patents

合成樹脂製モ−ル用接着剤

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JPS5930191B2
JPS5930191B2 JP4146480A JP4146480A JPS5930191B2 JP S5930191 B2 JPS5930191 B2 JP S5930191B2 JP 4146480 A JP4146480 A JP 4146480A JP 4146480 A JP4146480 A JP 4146480A JP S5930191 B2 JPS5930191 B2 JP S5930191B2
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JP
Japan
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adhesive
nco
urethane polymer
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molding
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達也 村知
光一 太田
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、合成樹脂製モール用接着剤に関し特に、合
成樹脂製の自動車用モールを車体の板金部へ取り付ける
のに適した接着剤に関する。
車体へ取付後の自動車用モールは、酷暑・酷寒等の屋外
雰囲気下にさらされ、また、給油の際等に接着部分にガ
ソリンがかかることが多い。また、自動車用モールは、
外気温の影響を直接受け、特に昼間と夜間、夏期と冬期
においてはその温度差が大きく、モールが板金部との間
に膨張・収縮差を生じる。このため、自動車用モールの
接着剤は、耐熱・耐寒性等が要求されるとともに、モー
ルと板金部の膨張・収縮差を克服できる接着強さが要求
される。
従来の自動車用モールの車体への取付けは、両面粘着テ
ープ単独若しくは両面粘着テープとシリコーン接着剤の
併用、又は一般のゴム系接着剤を併用して行なつていた
しかし、両面粘着テープを用いる場合は、耐熱性、耐油
性等の要求はある程度満たすが、モールと板金部の膨張
・収縮差を克服できる接着強さがなく問題があつた。
両面粘着テープとシリコーン接着剤を併用する場合は、
硬化時間が非常に長く取付作業性に問題があつた。また
、ゴム系接着剤の場合は、モールと板金部の膨張・収縮
差はゴムの柔軟性により、ある程度克服できるが、耐熱
性、耐油性等の問題があつた。特に、これらの問題点は
、自動車用モールを車体のコーナ部に取り付けた際、モ
ールの反撥弾性のため顕著にあられれた。この発明は、
上記にかんがみて、合成樹脂製モールの板金部等へ取り
付けに使用した場合、酷暑等の高温雰囲気下で、また、
ガソリン等がかかつても接着力が低下せず、しかも、外
気の温度差によるモールと板金部との間に膨張・収縮差
を克服できる接着強さを有し、モールと板金部との間の
良好な接着状態を長期間繊持できる合成樹脂製モール用
接着剤を提供することを目的とする。以下、この明細書
で「部」とは「重量部」を指す。この発明の合成樹脂製
モール用接着剤は、両端に0H基をもつポリアルキレン
アジペートに、4・4′−ジフエニルメタンジイソシア
ナートを反応させて得られる両端に0H基をもつウレタ
ンポリマ100部に対してアクリルモノマ1〜50部を
グラフト重合させて得られるアクリルウレタンポリマと
、ポリプロピレングリコールとトルエンジイソシアナー
トを反応させて得られる両端にNCO基をもつウレタン
プレポリマとを反応させて得られる両端にNCO基をも
つウレタンポリマを溶剤に溶かしたものである。
さらに、詳しくこの発明の接着剤について説明する。
下記0H基を両端にもつアクリルウレタンポリマ(4)
と下記NCO基を両端にもつウレタンプレポリマ(Bと
を、0Hに対するNCOのモル比を1を超え5未満の範
囲で有機溶剤に溶かし、所要によ :り重合触媒を添加
して、約80℃で3h反応されたものである。
ここで用いる有機溶剤は、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類、及びメチルエチルケトン(以
下「MEK」と略す)、メチルイソ ニブチルケトン(
以下「MIK」と略す)等のケトン類が例示できる。
なお、有機溶剤は、芳香族炭化水素類又はケトン類単独
で用いるより、芳香族炭化水素類/ケトン類=60〜4
0/40〜60(重量比)の割合 ,で混合して用いる
のが接着剤溶液の安定性の見地から望ましい。
またこの接着剤溶液には、必要に応じて、着色のため、
カーボンブラック、染料、顔料を加えてもよい。また、
上記重合触媒としては、トリエチレンジ 3アミン、N
−メチルモルホリン、メチルヘキシルアミン、ジメチル
ベンジルアミン等の第3級アミン類、及びジブチル錫ジ
アセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジメチルオクチ
ル錫、ジ一2−エチルヘキシル錫−ビス(モノブチルマ
レエート) 4等の有機錫化合物類が例示できる。
(4)アクリルウレタンポリマ このアクリルウレタンポリマは、下記両端に0H基をも
つウレタンポリマ(1)100部に対してアクリルモノ
マ(2)1〜50部の割合で前述の有機溶剤に溶かし過
酸化物系触媒を添加し、80〜85℃で5h攪拌を続け
て得られる重合率95%以上のものである。
ここで、アクリルモノマ(2)の混合比が1部以下であ
ると、接着剤が柔らかくなりすぎ、また50部以上であ
ると接着剤が硬くなりすぎ、いずれも接着力低下の一因
となる。
上記過酸化物系触媒としては、ベンゾイルパーオキサイ
ド(以下「BPO」と略す)、ラウロイルパーオキサイ
ド、第3ブチルパーオキサイド等が例示できる。
また、有機溶剤としては、前述の芳香族炭化水素類及び
ケトン類が使用できる。
(1)ウレタンポリマ このウレタンポリマは、ポリアルキレンアジペート(以
下「PAA」と略す)に4・4′ジフエニルメタンジイ
ソシアナート(以下「MDI」と略す)を0H:NCO
−1:1〜0.85のモル比で反応させて得られる両端
に0H基をもつものである。
このとき、NCOのモル比が1以上であると、両端に0
H基を有するウレタンポリマが得られず、また、NCO
のモル比が0.85以下であると十分な接着力が得られ
ない。
上記において、PAAは、エチレングリコール、1・4
−ブタンジオールの1種又は2種の混合物とアジピン酸
とを反応させて得られる両端に0H基をもつものであり
、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート(
以下「PBA」と略す)等が例示できる。
PAAは、分子量500〜6000、好ましくは150
0〜3000のものを用いる。このとき、分子量500
以下であると、接着剤が硬くてもろいものとなり、また
、分子量6000以上であると接着剤が軟らかくなりす
ぎ、いずれも接着力低下の一因とな る。
(2)アクリルモノマ メタクリル酸若しくはアクリル酸の低級アルコールエス
テルの一群、又は、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト(以下「HEMAJと略す)、アクリルアミドの一群
のいずれかの群から選ばれる1種又は2種以上の混合物
を用いる。
後者の群を用いた接着剤は、線状分子間で架橋反応が起
こり、架橋反応をしない前者の群を用いた接着剤に比し
て耐熱性が向上する。
上記低級アルコールエステルとしては、メ .・チルメ
タクリレート(以下「MMA」と略す)、エチルメタク
リレート、プロピルメタクリレート、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、プロピルアクリレート等が例
示できる。(B)ウレタンプレポリマ
1このウレタンプレポリマは、ポリプロピレン
グリコール(以下「PPG」と略す)とトルエンジイソ
シアナート(以下「TDI」と略す)を0H:NCO=
1:2のモル比で反応させて得られる両端にNCO基を
もつ分子量850〜 14350のものである。PPG
は、分子量約500〜40001好ましくは1000〜
2000のものを用いる。
このとき、分子量500以下であると、接着剤が硬くな
りすぎ、また、4000以上になると軟 乏らかくなり
すぎ、いずれも接着力が低下する。このウレタンプレポ
リマの重合触媒としては、前述の第3級アミン類及び有
機錫化合物類が使用できる。以上のようにして調整した
接着剤を、自動車用 乏モール等の裏面に、デップコー
ト、スプレーコート、刷毛塗り、ナイフコート、ロール
コート等の方法により塗布し、モールを車体の板金部等
へ圧着して、室温で数時間の放置、又は60〜100℃
の温度で数分間加熱すれば、モールと板金部と 5の間
に強力な接着剤層が形成される。
このとき、100℃以上の湿度で加熱すると、モール及
び板金部の変形又は熱劣化のおそれがあり好ましくない
この発明の接着剤は、上記のような構成により、5合成
樹脂製モールの板金部等への取り付けに使用した場合、
酷暑等の高温雰囲気下で、また、ガソリン等がかかつて
も接着力が低下せず、しかも、外気の温度差によるモー
ルと板金部との間の膨張・収縮差を克服できる接着強さ
を有し、モールと板 4金部との間の良好な接着状態を
維持できる。
以下、この発明の実施例を示すとともに、その接着性を
各比較例とともに試験して、この発明の効果を確認する
。各実施例の接着剤は、第1表に示す各化合物、各部を
下記の如く反応させて得たものである。
(1)アクリルウレタンポリマは、表中(A)欄に示す
各化合物、各部の混合物を乾燥窒素ガス中で80℃×3
h反応させて得たウレタンポリマに、表中に示すアクリ
ルモノマ、各部を混合し、重合開始剤としてBPOO.
5部添加して、乾燥窒素ガス中で80℃×5h攪拌して
得た。(2)ウレタンプレポリマは、表中(B)欄に示
す各化合物、各部の混合物に、重合触媒としてDBTD
LO,OOl部を添加して乾燥窒素ガス中で80℃×3
h反応させて得た。
(3)上記(1)で得たアクリルウレタンポリマと(2
)で得たウレタンポリマを、乾燥窒素ガス中で80℃×
3h反応させて、各実施例の接着剤を得た。
また、比較例の接着剤は下記の如くである。比較例 1
PBA(分子量約2000)200部とMDI25部、
トルエン480部、MEK32O部を乾燥窒素ガス中で
80℃X3h反応を行ない得たウレタンポリマに、さら
にMMAl28部、グリシジルメタクリレート19.2
部、BPOO.5部を加え、乾燥窒素ガス中で80℃×
5h攪拌を続けて接着剤を合成した。
比較例 2 両面粘着テープ561(商品名:日東電気工業〔株〕製
造)比較例 3 トスシールRT−382(東芝シリコーン〔株〕製造) 各試験例において使用するモールは次のようにして製造
した。
(a)ウレタン製モール 熱可塑性ウレタン「パンデックス」(商品名:大日本イ
ンキ化学工業〔株〕製造)を185〜200℃で押出機
から押出して製造した。
(b)ポリ塩化ビニル製モール 下記配合物を150〜170℃で押出機から押出して製
造した。
また、接着体は、板金に塩化ゴム−ウレタン系プライマ
及びウレタン塗料R−258H(商品名;日本ビーケミ
カル〔株〕製造)を塗布後75℃で1時間乾挟したもの
を使用した。
各試験例におけるテストピースは、第2表に示す各モー
ルに、各実施例又は比較例の接着剤を塗布又は貼着後、
ただちにそのモールを上記被着体 1に貼合せて指圧を
15秒間行ない、室温で3日間放置して作成した。
接着性は、上記のようにして作成したテストピースを用
いて、下記条件で剪断強さ及び割裂強さを測定し、それ
らの結果を第2表に記載する。
剪断強さ及び割裂強さの測定は、引張り試験機「TEN
SILON/0TM/5000−W(商品名;東洋測器
〔株〕製造)」を使用し、引張り*:(速度50m1L
/―行なつた。接着面積は剪断試験では2crA(縦2
CrrL×幅1礪)、割裂試験では10cd(縦10c
m×幅1cm)である。なお、剪断試験はモールと被着
体を平行に互に逆方向に引張りその時の剪断する力を測
定するものであり、割裂試験は被着体を水平に固定し、
モールの端部を垂直方向に引つ張り上げて接着面が割裂
する力を測定するものである。
耐水試験;40℃の恒温水槽に72h浸漬後、室温で3
d放置した。
耐ガソリン試験;市販ガソリンに1h浸漬後、室温で1
d放置した。
耐熱試験;80℃の恒温槽中に300h放置後、室温で
3h放置した。
第2表の結果から、この発明の接着剤は、いずれの試験
においても、比較例の接着剤に比して、格段に強い接着
強さを示すことがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記アクリルウレタンポリマ(A)と下記ウレタン
    プレポリマ(B)とを反応させて得られる両端にNCO
    基をもつウレタンポリマを溶剤に溶かした合成樹脂製モ
    ール用接着剤。 (A)両端にOH基をもつポリアルキレンアジペート(
    但しアルキレンの炭素数は2及び4)に、4・4′−ジ
    フェニルメタンジイソシアナートをOH:NCO=1:
    1〜0.85のモル比で反応させて得られる両端にOH
    基をもつウレタンポリマ100重量部に対して、アクリ
    ル酸若しくはメタクリル酸の低級アルコールエステルの
    一群、又は、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ア
    クリルアミドの一群のいずかの群から選ばれる1種又は
    2種以上のアクリルモノマ1〜50重量部をグラフト重
    合させて得られるアクリルウレタンポリマ。 (B)ポリプロピレングリコールとトルエンジイソシア
    ナートとをOH:NCO=1:2のモル比で反応させて
    得られる両端にNCO基をもつウレタンプレポリマ。
JP4146480A 1980-03-31 1980-03-31 合成樹脂製モ−ル用接着剤 Expired JPS5930191B2 (ja)

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JPS61200185A (ja) * 1985-03-01 1986-09-04 Toyoda Gosei Co Ltd 粘着剤
WO2011027210A1 (en) * 2009-09-04 2011-03-10 Stellenbosch University A general purpose solvent-based adhesive

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