JPH03196509A - 自立型電気部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、主として電子機器の印刷配線基板上の表面実
装などに供せられる自立型電気部品に関する。

［従来の技術］ 自立型電気部品は、たとえば電解コンデンサーなどの部
品を印刷配線基板上へ挿入して実装するときの電解コン
デンサーを組み込んだ部品として使用されている。

従来の表面実装形の電気部品を、第６図に示す。

第６図において、１は部品本体、２は台座、３はリード
線である。

かかる構成からなる従来の表面実装形の電気部品につい
て、その詳細は次のとおりである。部品本体１の下部に
、射出成形または圧縮成形などで成形した台座２を一体
化し、台座２に予め設けられている欠き取り部にリード
線を嵌合させ、台座２の下の面が平坦になるように形成
する。

例えばリード線と台座の平坦性を維持する為には台座下
面に欠き取り部を予め形成し、その欠き取り部にリード
線を嵌合させることで目的を達していた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら前記従来技術で用いていた射出成形、圧縮
成形などによる成形法では、−品づつ樹脂を成形するの
で、台座の製造コストが高くなるという課題があった。

加えて、その組み立てに際しても工数がかかり、さらに
台座下面とリード線との平坦性確保など、精度的に比較
的困難を伴いコスト高となるという課題もあった。

本発明は、前記した従来技術の課題を解決するため、樹
脂の押出成形品を使用して、特定の形状に処理した台座
とすることにより、表面実装タイプの電気部品の製造お
よび加工コストを大幅に安くできる自立型電気部品を提
供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 前記目的を達成するため本発明は下記の構成からなる。

すなわち本発明は、電子部品本体とこの本体から引き出
されたリード線と、リード線が貫通する孔又は切り欠き
を有する電気絶縁性耐熱合成樹脂製の台座で構成される
自立型電気部品であって、前記リード線が台座面でほぼ
直角方向に折曲されるとともに、台座下面よりリード線
が台座下面内にくい込み、台座下面と平坦状に露出形成
されてなることを特徴とする自立型電気部品である。

［作用コ 前記した本発明の構成によれば、リード線が台座面でほ
ぼ直角方向に折曲されるとともに、台座下面よりリード
線が台座下面内にくい込み、台座下面と平坦状に露出形
成したことにより、台座下面は平坦面となり、実装する
際にもその自立性は非常に安定したものとなる。また、
リード線は台座で完全に固定された形となって極めて寸
法精度の点でも優れたものとすることができる。また、
従来のリード付電解コンデンサーをそのまま面実装型に
活用できるという特徴も持つ。

［実施例］ 以下本発明の一実施例を用いて具体的に説明する。

まず電解コンデンサーの例を第１図に示す。第１図は全
体斜視図である。第１図において、１は電子部品本体、
２は台座、３はリード線である。

次に、第１図に示す実施例について、以下その作用を説
明する。すなわち第１図の自立型電気部品は、電子部品
本体１とこの本体から引き出されたリード線３と、リー
ド線３が貫通する孔を有する電気絶縁性耐熱合成樹脂製
の台座２で構成され、前記リード線３が台座２の底面で
ほぼ直角方向に折曲されるとともに、台座２の下面より
リード線３が台座２の下面内にくい込み、台座下面と平
坦状に露出形成されている。

尚、台座に用いる電気絶縁性耐熱合成樹脂とは、リフロ
ーハンダ付けに耐えられる耐熱性を有する合成樹脂をい
う。具体的にはポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、ナイロン
６、ナイロン６．６などのポリアミド、ポリアセタール
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンオキサイ
ド樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリイミ
ドアミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリ
エーテルエーテルケトン樹脂などである。

そして、前記電気絶縁性耐熱合成樹脂製の台座は、押し
出し成型品を所定厚さにスライスするか、又は押し出し
成型シートにプレス孔加工することにより得ることがで
きる。

次に第２図は、第１図の自立型電解コンデンサーを平坦
な部材の上に設置したものである。第１図の自立型電解
コンデンサーの下の面は平らであるので、自立性がよい
。

次に第３図は、部品本体１に台座２を一体化する図であ
る。部品本体１と台座２の一体化は、接着剤を用いても
良いし、はめ込み型にしても良いし、熱融着などを採用
することができる。

次に第４図は、本実施例の自立型電解コンデンサーの製
造プロセスを示す。

まず、部品本体１と、リード線３と、予めリード線３が
通る孔のあいた角型の合成樹脂の押し出し成型したもの
を１〜２ｍｍの厚さにスライスしたもの又はシート状か
ら打ち抜き加工したものを台座３として準備する。次に
、台座２の孔にリード線３を挿入した後（第４図（ａ）
’）　、リード線３を台座下面に沿ってほぼ直角に折曲
する（第４図（ｂ））と同時に、台座２がやや熱軟化す
る程度の温度で、台座２下面より熱盤で圧締しリード線
３から伝わった熱で台座２のリード線接触部が熱軟化し
、台座内にリード線３がくい込ませた後（第４図（Ｃ）
）、冷却し、その組み立て加工を完成するものである。

第５図（ａ）は、本発明の他の実施例の台座平面図、第
５図（ｂ）は同組立状態斜視図である。

すなわち、台座２にリード線挿入用の切り欠き（スリッ
ト孔）を設けた例である。前記第３図及び第４図で台座
２にリード線挿入用の孔（穴）を設けたが、第５図のよ
うに切り欠き（スリット孔）でも同様に使用することが
できる。

以上本実施例の説明の通り、台座として孔の開いた押し
出し成型品を所定厚さにスライスしたもの又は押し出し
成型シートにプレス孔加工したものを供し、下面のリー
ド線と台座底面との平坦性は下面より熱圧し、リード線
を台座内にくい込ませて埋没させることにより、リード
線が台座面でほぼ直角方向に折曲されるとともに、台座
下面よりリード線が台座下面内にくい込み、台座下面と
平坦状に露出形成することができ、台座下面は平坦面と
なり、実装する際にもその自立性は非常に安定したもの
となる。また、リード線は台座で完全に固定された形と
なって極めて寸法精度の点でも優れたものとすることが
できる。また、従来のリード付電解コンデンサーをその
まま面実装型に活用できるという好ましい効果を達成で
きる。

［発明の効果］ 本発明によれば、リード線が台座面でほぼ直角方向に折
曲されるとともに、台座下面よりリード線が台座下面内
にくい込み、台座下面と平坦状に露出形成したので、台
座下面は平坦面となり、実装する際にもその自立性は非
常に安定したものとなり、リード線は台座で完全に固定
された形となって極めて寸法精度の点でも優れたものと
することができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の自立型電気部品の斜視図、
第２図は本発明の一実施例の側面図、第３図は本発明の
一実施例の台座の斜視図、第４図（ａ）〜（Ｃ）は本発
明の一実施例の組立プロセス図、第５図（ａ）は本発明
の他の実施例の台座平面図、第５図（ｂ）は同組立状態
斜視図、図は従来例の側面図である。 に部品本体　　　　　２：台座 ３：リード線　　　　　４：熱圧盤 第６ 第４図 ２：台座 ３：リード線 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）電子部品本体とこの本体から引き出されたリード
   線と、リード線が貫通する孔又は切り欠きを有する電気
   絶縁性耐熱合成樹脂製の台座で構成される自立型電気部
   品であって、前記リード線が台座面でほぼ直角方向に折
   曲されるとともに、台座下面よりリード線が台座下面内
   にくい込み、台座下面と平坦状に露出形成されてなるこ
   とを特徴とする自立型電気部品。