JPH03196287A - 検札システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乗合バス等に使用されるプリペイドカードの検
札システムに関し、特に、短時間で検札を行うことがで
きる検札システムに係る。

〔従来技術〕

現在、多区間を運行する乗合バスでは、整理券の発行に
よりその整理券の番号に応した運賃を乗客が計算して支
払う整理券方式の他に、プリペイドカード（料金前払カ
ード）を利用して運賃を自動的に収受するプリペイドカ
ード方式が行われている。プリペイドカード方式は、乗
車口及び降車口にそれぞれ乗車口側検札部、降車口側検
札部が設けられ、両検札部でプリペイドカードを検札し
運賃使用額を減額して記録するものである。

このプリペイドカードの検札は次のように行われる。乗
車口検札部では、挿入部にプリペイドカードが挿入され
ると、まず、プリペイドカードの内容（正規のカードで
あるか、どのハス会社のカードであるか等）をカードリ
ーグにより読み取り、次いでカードライタにより乗車地
点コードを記録し、さらに、記録された情報をカードリ
ーグにより読み取り、確認部で確認した後、排出部から
排出する。一方、降車口検札部では、バスの走行につれ
て乗車地点の更新が常時行われており、挿入部にプリペ
イドカードが挿入されると、まず、プリペイドカードに
記録された乗車地点コードをカードリーグにより読み取
り、読み取った情報と地点管理部で管理される降車地点
コードとを照合部で照合させ、照合の結果により乗車地
点から降車地点までの使用額を計算部で計算し、算出さ
れた使用額を減額してカードライクでプリペイドカドに
記録した後、排出部から排出する。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記のものは乗車口でプリペイドカードの検
札を行うときには、プリペイドカードの内容の読み取り
一乗車地点の書き込み−書き込まれた情報の確認−の各
作業を行う。一方、上記の整理券方式では、乗車口では
整理券を受は取るだけである。すなわち、従来のプリペ
イドカード方式では、ペリベイトカードの内容の読み取
りだけでなく、乗車地点コードの書き込み及び書き込ま
れた情報のｆ１認の作業を行うため、整理券方式に比較
して手順を多く要する。このため、プリペイドカード方
式では、整理券方式（約０．７秒）に対して時間が倍以
上（約１，５秒）かかるので、乗車口に乗客が滞留し乗
客に迷惑がかかるばかりでなく、バスの定時運行に支障
を来す恐れがある等の課題がある。

本発明は上記実情に鑑みて創案されたものであって、乗
車時にプリペイドカード方式でも、整理券方式と同様に
短時間で検札することができるプリペイドカード方式の
検札装置を提供しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、乗車口及び降車口
に乗車口検札部及び降車口検札部が設けられ、両検札部
で料金前払カードの情報を読み取り、乗車時に前記乗車
口検札部で読み取った前記料金前払カードの情報を記憶
しておき、降車時に前記降車口検札装置が読み取った前
記料金前払カードの情報と記憶している乗車時の情報と
を照合し、乗車地点から降車地点までの使用額を減額し
て前記料金前払カードに記録する構成とした。

また、乗車口及び降車口にそれぞれ乗車口検札部、降車
口検札部が設けられ、両検札部で料金前払カードを検札
し乗車地点から降車地点までの使用額を減額して記録す
る検札装置であって、上記乗車口検札部又は降車口検札
部には、乗車地点及び降車地点を管理する地点管理部が
備えられ、乗車口検札部には、料金前払カードを挿入し
て排出する搬送装置と、搬送装置に搬送される料金前払
カードの情報を読み取る読取部と、読み取った情報を降
車口検札部側に送信する送信部とを備える一方、降車口
検札部には、料金前払カードを挿入して排出する搬送装
置と、上記送信部からの情報を受信する受信部と、受信
部で受信した情報を記憶する記憶部と、搬送装置に搬送
される料金前払カードの情報を読み取る読取部と、技、
取部が読み取る情報、記憶部に記憶された情報及び地点
管理部が管理する情報を照合させる照合部と、照合の結
果により乗車地点から降車地点までの使用額を計算する
計算部と、計算された使用額を減額して料金前払カード
に記録する記録部とを備えて構成されることが好ましい
。

〔作用〕

本発明の構成によれば、乗車口及び降車口にそれぞれ設
けられた乗車口検札部、降車口検札部で料金前払カード
の情報を読み取り、乗車時に前記乗車口検札部で読み取
った前記料金前払カードの情報を記憶しておき、降車時
に前記降車口検札装置が読み取った前記料金前払カード
の情報と記憶している乗車時の情報とを照合し、乗車地
点から降車地点までの使用額を減額して前記料金前払カ
ードに記録する。

また、乗車口検札部では、挿入された料金前払カードが
搬送装置により搬送され、読取部を通過する際に、その
情報が読み取られ、この読み取られた情報は送信部から
降車口検札部側に送信されるとともに、料金前払カード
は搬送装置によりさらに搬送されて排出される一方、降
車口検札部では、乗車口検札部から送信された情報を受
信部で受信して記憶部に記憶しておくが、挿入された料
金前払カードが搬送装置により搬送され、読取部を通過
する際に、その情報が読み取られ、この読み取られた情
報、記憶部が記憶する情報及び地点管理部が記憶する情
報が照合部でされ、照合の結果により乗車地点と降車地
点との間の使用額が計算部に計算され、計算された使用
額を減額して記録部により料金前払カードに記録が行わ
れる。

〔実施例〕

本発明の構成を図面に示された一実施例に基づいて説明
する。

第１図は回路構成図、第２図は乗車口検札部の車内配置
図、第３図は降車口検札部の車内配置図、第４図は乗車
口検札部の内部配置図、第５図は降車口検札部の内部配
置図、第６図は乗車口検札部の制御動作を示すフローチ
ャート、第７図は降車口検札部の制御動作を示すフロー
チャートである。

この検札装置は、第２図及び第４図に示すように、多区
間を運行する乗合バスの乗車口階段及び降車口階段に対
になって設けられており、乗車口検札部１及び降車口検
札部１１により構成される。

乗車口側検札部１及び降車口側検札部１１にはそれぞれ
ブリへイドカードＰＣを挿入する乗車口挿入部３、降車
口挿入部１３が設けられている。乗車口挿入部３は挿入
口３ａ、排出口３ｂがそれぞれ乗車口階段の下段及び上
段に位置する一方、降車口挿入部１３は挿入口１３ａ、
排出口１３ｂがそれぞれ降車口階段の上段及び下段に位
置しており、それぞれ乗客の乗降経路に沿って円滑な検
札ができるようになっている。

上記乗車口検札部１は第３図に示すように、ケース２内
に、プリペイドカードＰＣを挿入する挿入部３が形成さ
れるとともに、挿入部３に沿ってプリペイドカードＰＣ
を搬送する搬送装置４及びプリペイドカードＰＣに記録
されている内容を読み取るカードリーダ５が設けられ、
さらに、本体６が設けられている。本体６には送信回路
７及び制御ユニット８が設けられている。

乗車口検札部ｌの回路構成は第１図に示すように構成さ
れており、本体６の制御ユニット８には搬送装置４、送
信回路７及びカードリーダ５が接続されている。カード
リーダ５により読み取られたプリペイドカードＰＣの内
容は制御ユニット８に制御されて送信回路７により後述
する降車口検札部１１の受信回路１７に向けて送信され
る。なお、送信回路７及び受信回路１７の間は有線によ
り接続されているが、無線により接続してもよい。

一方、降車口検札部１１は第３図に示すように、ケース
１２内に、プリペイドカードＰＣを挿入する挿入部１３
が形成されるとともに、挿入部１３に沿ってプリペイド
カードＰＣを搬送する搬送装置Ｉ４、プリペイドカード
ＰＣに記録されている内容を読み取るカードリーダ１５
、残額を記録するカードライタ１５Ａ、乗車地点コード
及び降車地点コード等の路線情報が記憶されたＩＣカー
ドＲＣの情報を読み込む路線記憶ＩＣカードリーダ１９
、料金等を表示する表示装置２０が設けられ、さらに、
本体１６が設けられている。本体１６には受信回路１７
及び制御ユニット１日が設けられている。

降車口側検札部１１の回路構成は第１図に示すように構
成されており、本体１６の制御ユニット１８には搬送装
置１４、上記送信回路７からの情報を受信する受信回路
１７、カードリーダ１５、カードライタ１５Ａ、路線記
憶ＩＣカードリーダ１９、表示装置２０がそれぞれ接続
されている。

次に上記制御ユニット８．１８の制御動作を第６図及び
第７図に示すフローチャートに基づいて説明する。

まず、乗客が乗車するにあたりプリペイドカードＰＣを
乗車口側検札部１のカード挿入口３ａに挿入すると、プ
リペイドカードＰＣは搬送装置４により挿入部３内を搬
送される（ステップ１０１）。搬送の過程でプリペイド
カードＰＣがカードリーダ５の位置を通過するときに、
プリペイドカードＰＣの内容が読み込まれる（ステップ
１０２）。内容が読み込まれたプリペイドカードＰＣは
、搬送装置４によりさらに挿入部３内を搬送され、カー
ド排出口３ｂから排出され、この排出動作と合わせて、
読み込まれたプリペイドカードＰＣの情報は送信回路７
から降車口側検札部１１の受信回路１７に向けて送信さ
れる（ステップ１０３）。

一方、降車口側検札部１１では、受信回路１７が上記送
信回路７からの情報を受信する（ステップ２０１）と、
−旦その情報を記憶させる（ステップ２０２）。この記
憶の際には、路線記憶ＩＣカードリーダ１９により読み
込まれた乗車地点コードが付されて記憶される。そして
、乗客が降車するにあたり、プリペイドカードＰＣをカ
ード挿入口１３ａから挿入部１３内に挿入すると、搬送
装置１４により搬送が行われる（ステップ２０３）。そ
して、プリペイドカードＰＣがカードリーダ１５の位置
まで搬送されると、その内容が読み取られる（ステップ
２０４）。プリペイドカードＰＣの内容が読み取られる
と、その内容と、上記受信回路１７により受信されて記
憶されている情報と、路線記憶ＩＣカードリーダ１９か
ら読み取られる降車地点コードとの照合が行われる（ス
テップ２０５）。照合が終了すると乗車地点から降車地
点までの運賃が計算される（ステップ２０６）。運賃が
計算されると、運賃は表示装置２０に表示される一方で
、プリペイドカードＰＣは、搬送装置１４によりさらに
挿入部１３内を搬送され、カードライタ１５Ａの位置を
通過するときに、算出された運賃を減額した残額が記録
され、記録の終了後に排出口１３ｂから排出される（ス
テップ２０７）。

このように、乗車口では、乗車地点コード等はプリペイ
ドカードＰＣに書き込むことなく、プリペイドカードＰ
Ｃの内容の読み取りだけを行い、読み取りが終了すると
直ちに排出するので、乗車時の検札を短時間に行うこと
ができ、これにより、乗客の滞留が防止できるとともに
、定時運行等を確保することができる。

なお、上記実施例では、乗車地点コード及び降車地点コ
ードを記憶する路線記憶ＩＣカードリーダ１９は降車口
検札部１１に配置したものを示したが、乗車口検札部１
に配置するものでもよい。

この場合は、例えば、乗車時には、プリペイドカードＰ
Ｃの内容及び乗車地点コードはともに送信回路７から受
信回路１７に向けて送信して降車口検札部１１側で記憶
させておき、降車時にはこの記憶情報の読み取りと同期
させて乗車口検札部ｌ側から降車地点コードを読み出し
て送信させ、乗車地点から降車地点までの運賃を計算す
るようにすればよい。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、乗車
口検札部では料金前払カードの内容の読み取りだけを行
い、乗車地点等の書き込み等を省略することができるの
で、乗車時の検札を短時間で行うことができ、乗客の滞
留等を防止して円滑な乗車、定時運行等を行うことがで
きる。

し、第１図は回路構成図、第２図は乗車口検札部の車内
配置図、第３図は降車口検札部の車内配置図、第４図は
乗車口検札部の内部配置図、第５図は降車口検札部の内
部配置図、第６図は乗車口検札部の制御動作を示すフロ
ーチャート、第７図は降車口検札部の制御動作を示すフ
ローチャートである。

（主要部分を示す図面の簡単な説明） ■・・乗車口検札部　　　３・・挿入部３ａ ４　・ ６　・ ８　・ １１　・ ３ａ １４　・ １．５Ａ １７　・ １９　・ ＰＣ・ ・・挿入口　　　　　３ｂ・・排出口 ・搬送装置　　　　　５・・カードリーグ・本体　　　
　　　　７・・送信回路 制御ユニ、ト ・降車口検札部　　１３・・挿入部 ・・挿入口　　　　１３ｂ・・排出口 ・搬送袋ぽ　　　　１５・・カードリーダ・カードライ
ク　　　　１６・・本体 ・受信回路　　　　１８・・制御ユニット・路線記１．
０Ｉｃカードリーグ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）乗車口及び降車口に乗車口検札部及び降車口検札
   部が設けられ、両検札部で料金前払カードの情報を読み
   取り、乗車時に前記乗車口検札部で読み取った前記料金
   前払カードの情報を記憶しておき、降車時に前記降車口
   検札装置が読み取った前記料金前払カードの情報と記憶
   している乗車時の情報とを照合し、乗車地点から降車地
   点までの使用額を減額して前記料金前払カードに記録す
   ることを特徴とする検札システム。
2. （２）乗車口及び降車口にそれぞれ乗車口検札部、降車
   口検札部が設けられ、両検札部で料金前払カードを検札
   し乗車地点から降車地点までの使用額を減額して記録す
   る検札システムであって、上記乗車口検札部又は降車口
   検札部には、乗車地点及び降車地点を管理する地点管理
   部が備えられ、乗車口検札部には、料金前払カードを挿
   入して排出する搬送装置と、搬送装置に搬送される料金
   前払カードの情報を読み取る読取部と、読み取った情報
   を降車口検札部側に送信する送信部とを備える一方、降
   車口検札部には、料金前払カードを挿入して排出する搬
   送装置と、上記送信部からの情報を受信する受信部と、
   受信部で受信した情報を記憶する記憶部と、搬送装置に
   搬送される料金前払カードの情報を読み取る読取部と、
   読取部が読み取る情報、記憶部に記憶された情報及び地
   点管理部が管理する情報を照合させる照合部と、照合の
   結果により乗車地点から降車地点までの使用額を計算す
   る計算部と、計算された使用額を減額して料金前払カー
   ドに記録する記録部とを備えて構成されたことを特徴と
   する検札システム。