JPH031946Y2 - - Google Patents

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JPH031946Y2
JPH031946Y2 JP4583884U JP4583884U JPH031946Y2 JP H031946 Y2 JPH031946 Y2 JP H031946Y2 JP 4583884 U JP4583884 U JP 4583884U JP 4583884 U JP4583884 U JP 4583884U JP H031946 Y2 JPH031946 Y2 JP H031946Y2
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floor
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beams
plate
ribs
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉄骨系住宅における床下収納庫に関
する新しい提案に係る。
柱、梁等の住宅構造材に型鋼材を用いる鉄骨系
住宅において、床下に収納庫を設けることについ
ては既知の技術であり、各種の考案が既に開示さ
れている処である。これら従来考案においては、
何れも鋼板その他の材料によつてボツクス状に形
成した収納庫を、床下スペース内に落とし込み状
に固定設置あるいは移動自在に設置するのが通例
である。例えば実開昭57−34275号に示されたも
のでは、型鋼床梁間にC型鋼による根太を直交状
に架設し、一対の根太間に収納庫を落とし込み状
に装入し、該収納庫の上端両側に付設した走行体
を一対の根太におけるC型鋼の下部リブ上に走行
自在に架装し、収納庫を移動自在に吊持させたも
のである。この他、具体例は省略するが型鋼によ
る床梁乃至は根太に添木等の保持部材を取付け、
該保持部材に収納庫の上端を固定保持させ、更に
は収納庫底面を床下地面上に設置した支承材によ
り受止めさせる等である。かかる従来手段では、
収納庫の別途製作が必要であるとともに、床梁乃
至根太に不可構造が必要とされ、構造の複雑化、
コストアツプを生じ、また床下空間に収納庫が突
出することは、床下通風の障害となると共に各種
配管の床下架設にあたつての邪魔となる点におい
て問題点が残る。
本考案は上記のような問題点を解決するために
成されたものであつて、このため本考案では、床
面の骨格構造となる床梁そのものを利用し、床梁
を収納庫一部とするとともに簡単な板材の添加に
よつて収納庫をきわめて簡易に構成できるように
し、1階、2階の階層を問わず容易に設置可能と
し、かつ骨格構造の脆弱化を生じないようにした
ものであり、従つてその特徴とする処は、鉄骨系
住宅における型鋼材による床梁と該床梁上面に敷
設される床板とによつて構成される床面下に収納
庫を設置するに当たり、収納庫設置位置において
ウエブ上下にリブを有する型鋼材による一対の床
梁を、両床梁の各上下リブが互いに向き合うよう
に平行架設し、両床梁の相対する下部リブ間に亘
つて収納庫用底板を敷設するとともに、両床梁の
相対する上部リブ間に亘つて収納庫蓋板を兼ねる
床板を開閉自在に敷設して収納庫とした点にあ
る。
以下図示の実施例に基づいて本考案を詳述する
と、第1図において、1,1は本考案の目的とす
る収納庫設置位置において用いる一対の床梁であ
つて、床梁1,1はこの図例ではC型鋼のように
ウエブ1aの上下両端に上部リブ1b下部リブ1
cが、何れもL形のように同方向に屈曲突出され
た型鋼材を用いるのであり、一対の床梁1,1を
その上下リブ1b,1cが互いに対向するように
平行に架設し、相対する下部リブ1c,1cに亘
つて収納庫用底板2を架装するとともに、相対す
る上部リブ1b,1bに亘つては、床梁1,1お
よび図示省略してあるが床梁1,1とともに用い
られる別の床梁の全上面に敷設される床板3と分
離形成された収納庫蓋板を兼ねる床板3aを開閉
自在に架装することにより、床梁1,1および底
板2床板3aによつて囲まれた収納庫Aを形成し
たものである。このさい収納庫兼用床板3aの上
部リブ1b,1b上面に対する架装に当たつて
は、図示のように床板3の側縁と床板3aの側縁
とが上部リブ1aを共通に占有支架されるように
折半状に架装するのである。また収納庫Aの容積
における高さは床梁1,1におけるウエブ1aの
高さであり、幅員は床梁1,1におけるウエブ1
b,1b間の間隔長さであり、これに対し長さは
床梁1,1の長手方向に亘る長さの一部または全
部を占めることとなる。
第2図に示した実施例は、第1図実施例におい
て床梁1,1として、C型鋼を用いた代わりに、
ウエブ1aの上下にリブ1b,1cがそれぞれT
形に突出形成されたH型鋼を用いたものであり、
両床梁1,1をその上下リブ1b,1cが相対向
するように平行架設すること、また収納庫用底板
2を下部リブ1c,1c間に亘つて架装し、収納
庫蓋板を兼ねる床板3aを上部リブ1b,1b間
に亘つて開閉自在に架装する構造は全く同様であ
り、H型鋼材を用いるため、上下リブ1b,1c
が第1図実施例に比しより広巾であることが相違
するのみである。また、H型鋼を用いることによ
り、収納庫Aを連続して形成できる。
本考案における前記実施例の床梁1,1と、他
の床梁との配置関係構造については、第3図乃至
第5図に例示するような実施例が考えられる。即
ち第3,,、第4図に示すように、床面を
構成するために複数本の床梁(C型鋼その他の型
鋼材)4を一方向に平行して配列し、所望位置に
おける2本の床梁4,4間において、図示のよう
に一対の床梁1,1を床梁4,4と直交状に架設
するのであり、両床梁1,1の相対する下部リブ
1c,1c間に亘つて収納庫用底板2を架装し、
上部リブ1b,1bの上面には、先に述べたよう
に収納庫蓋板兼用床板3aを架装して収納庫Aを
形成するのであり、床梁4は大梁、床梁1は小梁
に対応することになる。
これに対し第5,図実施例に示すように、
床梁4,4と平行に本考案の床梁1,1を配設
し、同様に底板2および蓋板兼用床板3aを用い
て収納庫Aを形成することも可能であり、要する
に本考案ではその床梁1,1を床面構成用の大梁
材としても、また小梁材としても用いることがで
きる。
第6図に示したものは、先に第1,2図に示し
た実施例において、1階床面下に設置する収納庫
側を示したものに代わり、2階床面下に収納庫を
設置する場合の実施例を示しており、この場合は
1階側の天井面を構成する天井梁を利用して、収
納庫容積を拡大することが可能である。即ち1階
の天井板5の張設に当たつては、天井梁に下地材
6を付設し、該下地材6に天井板5を張設する構
造を利用し、この位置において上下2段に本考案
における床梁1,1の1対組を重合状に配設し、
下位の床梁1,1組を天井梁としてその下部リブ
1c,1cに下地材6を付設して天井板5の取付
けを図るとともに、上位の床梁1,1組を2階の
床梁として用い、先に述べたように底板2収納庫
蓋板兼用床板3aを用いて収納庫Aを形成するの
である。この場合収納庫底板2は上下2段の床梁
1,1組における各下部リブ1c,1c,1c,
1c間に亘つて、図示のように上下2段に架装
し、上下2段構造の収納庫としてもよいし、また
下位の床梁1,1組の下部リブ1c,1c間にの
み架装してもよい。上下2段式とするさいは、上
位の床梁1,1組における下部リブ1c,1c間
に架装する底板2は、手掛り部7を形成して嵌脱
自在とするのであり、何れにしても収納庫Aの容
積はその高さの倍増によつて倍大化でき、利便で
ある。またこの図に例示するように収納庫蓋板を
兼ねる床板3aは、複数の板片に分割し、ヒンジ
部9等によつて屈折自在に連綴して開閉操作の便
を図つてもよいが、勿論この床板3aは収納庫A
の全長に亘つて1枚のもの、あるいは数枚に分割
したものでも同効であり、8は床板3aに形成す
る手掛り部である。この手掛り部8の構造は、第
7図,に例示するように凹孔、穿孔、あるい
は切欠等自由であり、また把手、金具等を用いる
場合は床板3aの上面より沈頭状とすることが必
要である。尚この2階構造における上下2段の床
梁1,1,1,1組の重合配列構造は、1階床面
においても適用可能である。またユニツト住宅に
おいては、ユニツトを構成する梁を床梁1,1と
して有効に利用できる利点がある。
本考案収納庫は、各実施例で明らかなように、
従来と相違し、床面の骨格構造材として用いる床
梁そのものを収納庫構成材料として兼用し、上下
にリブ1b,1cを具備したC型乃至H型鋼材に
よる一対の床梁1,1と、該床梁1,1の下部リ
ブ1c,1c上に亘つて渡架状に架装される収納
庫用底板2および収納庫蓋板兼用床板3aとによ
つて、収納庫Aを形成したので、ボツクス状の収
納庫等を別途調整する必要なく、きわめて簡単容
易にかつ所望の床面位置に収納庫Aを設けられる
のであり、しかもこれによれば床梁1,1を大梁
材、小梁材を問わず、床面構成用床梁として兼用
でき、骨格構造を強化することができる。このさ
い収納庫Aは床下に著しく突出するおそれなく、
扁平かつコンパクトな構成が得られ、その扁平化
による容積の小は、床梁1,1の全長を利用すれ
ば充分実用に支障なく、床下通風や各種配管施設
の支障となるおそれもないのであり、床梁1,1
のウエブ高さに限られる収納庫Aの底の浅いこと
は、各種物料の収納、出入には反つて利便であ
り、平面羅列の収容形態は一見して収容物料を容
易に視認でき、上下積層や詰め込みによる取出し
忘れや紛失等のトラブルを生じないのであり、ま
た重量も制限されることによつて偏荷重を生じて
梁構造の弱化を生じるおそれも全くなく、最少の
材料のみで足り、製作、加工の手間も全く生じな
いで、きわめて低コストによつて製作できるもの
で、各階層を問わず床下スペースを利用しての収
納庫として優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は何れも本考案実施例の要部側断面
図、第3図,,、第5図,は本考案床
梁配設実施例の各説明図、第4図は第3図実施
例による要部斜面図、第6図は2階床下における
本考案実施例の要部斜面図、第7図,は同収
納庫蓋板兼用床板の実施例斜面図である。 1,1,4……床梁、2……収納庫用底板、3
……床板、1a……ウエブ、1b,1c……上下
リブ、。A……収納庫。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄骨系住宅における型鋼材による床梁と該床梁
    上面に敷設される床板とによつて構成される床面
    下に収納庫を設置するに当たり、収納庫設置位置
    においてウエブ上下にリブを有する型鋼材による
    一対の床梁を、両床梁の各上下リブが互いに向き
    合うように平行架設し、両床梁の相対する下部リ
    ブ間に亘つて収納庫用底板を敷設するとともに、
    両床梁の相対する上部リブ間に亘つて収納庫蓋板
    を兼ねる床板を開閉自在に敷設して収納庫とした
    ことを特徴とする鉄骨系住宅における収納庫。
JP4583884U 1984-03-28 1984-03-28 鉄骨系住宅における収納庫 Granted JPS60157842U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4583884U JPS60157842U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 鉄骨系住宅における収納庫

Applications Claiming Priority (1)

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JP4583884U JPS60157842U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 鉄骨系住宅における収納庫

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Publication Number Publication Date
JPS60157842U JPS60157842U (ja) 1985-10-21
JPH031946Y2 true JPH031946Y2 (ja) 1991-01-21

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