JPH03194582A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、複写機、プリンター等の画像形成装置におい
て、現像装置あるいはクリーニング装置からのトナー飛
散を防止するためのシール部材に関する。

〈従来技術〉 従来、複写機やプ１ノンター等の画像形成装置で使用さ
れるシール部材は、支持板等を介して感光体の表面に接
触するよう取付けられており、現像装置からのトナー飛
散を防止するものや、クリーニングブレードにより感光
体表面から除去されたトナーを回収してトナー飛散を防
止するものである。

そして、負帯電用の有機光半導体からなる感光体が搭載
され、プラス帯電のトナーを用いる画像形成装置では、
シール部材はポリウレタンからなり、感光体との摩擦帯
電によりトナーと逆極性に帯電される。

〈　発明が解決しようとする課題　〉 しかしなが族シール部材が感光体との摩擦帯電により、
トナーと逆極性に帯電した場合、次のような問題点を引
き起こす。

（１）シール部材の感光体との接触部分にトナーが集中
して堆積され、トナー回収効果、トナー飛散防止効果が
低下する。

（２）この堆積されたトナーが、複写機停止中に空気中
の水分を吸収する等により、感光体上に固着し、クリー
ニングブレードでもクリーニングされにくくなり、コピ
ー不良を起こす。

（３）堆積したトナーが、感光体表面を損傷させこれに
対し、特開昭６２−１０２２７１号公報では、熱可塑性
フィルムのシールブレードの表面に導電被覆塗膜を設け
、シールブレード表面を除電することにより上記問題点
を解決しようとする技術が開示されているが、この方法
では、（１）熱可塑性フィルムに導電被膜処理をするの
は技術的にむずかしい（フィルムのそり、うねりを抑え
るのが困難であり、かつコストが高い）。

（２）導電性であるため感光体上の静電潜像を乱すので
、現像装置上部の感光体回転方向上流側に配することが
できない。

本発明は、上記に鑑み、安価でトナーの堆積を防ぐこと
ができるシール部材を備えた画像形成装置の提供を目的
とする。

く　課題を解決するための手段　〉 本発明による課題解決手段は、第１図の如く、感光体１
の表面に接触して現像装置４および（または）クリーニ
ング装置７からのトナー飛散を防止するだめのシール部
材１０．１１が設けられ、該シール部材１０．１１は感
光体１との摩擦帯電によりトナーと同極性に帯電する材
料からなるものである。

〈作用〉 上記課題解決手段において、現像装置４では、搬送され
たトナーは、舞い上がって飛散するが、シール部材１０
によって現像装置４からの漏出が防止される。このとき
、シール部材１０は感光体１との摩擦帯電によリトナー
と同極性に帯電されているので、シール部材１０とトナ
ーとは反発し合って、感光体１とシール部材１０との接
触部分にはトナーが堆積しない。

また、クリーニング装置７においても同様に、感光体１
から掻き落とされたトナーは、シール部材１１と反発し
合うので、シール部材１１の上に溜まることはない。

したがって、シール部材１０．１１をトナーと同極性に
帯電する材料とすることにより、安価でしかもシール部
材１０．１１と感光体１との接触部分にトナーが堆積す
ることを防ぐことができる。

そのため、トナーの堆積によるトナー飛散防止性能やト
ナー回収性能の低下を防止し、かつ感光体１表面の損傷
も防止することができる。

〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
１図は本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略図で
ある。

本実施例の画像形成装置は、図示の如く、有機光半導体
（ＯＰＣ）からなる回転自在な感光体１の周囲に、感光
体１表面をマイナスに帯電させるコロナ帯電器２と、原
稿からの反射光をレンズを通して感光体１上に露光して
静電潜像を形成する露光部３と、静電潜像にプラス帯電
したトナーを付着させてトナー像を形成する現像装置４
と、トナー像を被記録体５に転写する転写装置６と、転
写後感光体１上に残留したトナーを除去するクリーニン
グ装置７と、感光体１上の残留電荷を除去する除電器８
とが配されたものである。なお、図中、９は被記録体５
を転写装置６に搬送するための搬送ローラである。

そして、感光体１の表面に接触して現像装置４およびク
リーニング装置７からのトナー飛散を防止するためのシ
ール部材、１０．１１が設けられ、該シール部材１０．
１１は感光体１との摩擦帯電によりトナーと同極性に帯
電する材料からなるものである。

前記現像装置４は、現像槽１２に現像ローラ１３が内装
されたものであり、前記クリーニング装置７では、クリ
ーニングブレード１４が感光体１の表面を摺擦するよう
保持板１５に取付けられている。

前記シール部材１０．１１は、現像槽１２上部の感光体
１回転方向上流側に取付けられた現像装置用シール部材
１０と、クリーニングブレード１４の下方でクリーニン
グブレード１４により掻き落とされたトナーを受は止め
るように支持板１６を介して取付けられたクリーニング
装置用シール部材１１とからなる。

シール部材１０．１１の材質は、ｏＰＣ感光体１に対し
て摩擦帯電列がプラス側にあるもので、○ＰＣ感光体１
の表面層はポリカーボネートからなるためナイロンフィ
ルムが使用される。

−ト記構成において、コロナ帯電器２の負コロナにより
感光体１をマイナスに帯電する。そして、露光部３によ
り原稿像が露光されて静電潜像が形成され、現像ローラ
１３からプラスに帯電したトナーが感光体１上に吸着し
てトナー像が形成される。このトナー像は、転写装置６
において搬送されてきた被記録体５に転写される。

また、転写後、感光体１上に残留したトナーはクリーニ
ングブレード１４により掻き取られ、下方に落下してい
き回収される。その後、感光体１は、除電器８により除
電される。

ここで、現像装置４において、現像ローラ１３により搬
送されたトナーは、舞い上がって飛散するが、シール部
材１０によって現像槽１２からの漏出が防止される。こ
のとぎ、シール部材１０は感光体１との摩擦帯電により
トナーと同極性のプラスに帯電されているので、シール
部材１０とトナーとは反発し合って、感光体１とシール
部材１０との接触部分にはトナーが堆積しない。

また、クリーニング装置７においても同様に、クリーニ
ングブレード１．４により掻き落とされたトナーは、シ
ール部材１１と反発し合うので、シール部材１１の上に
溜まることはない。

したがって、シール部材１０．１１をトナーと同極性に
帯電する材料とすることにより、安価でしかもシール部
材１０．１１と感光体１との接触部分にトナーが堆積す
ることを防ぐことができる。

そのため、トナーの堆積によるトナー飛散防止性能やト
ナー回収性能の低下を防止し、かつ感光体１表面の損傷
も防止することができる。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

上記実施例では、シール部材を現像装置およびクリーニ
ング装置の両方に設けられているが、どちらが一方だけ
でもよい。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明によると、感光体
の表面に接触して現像装置および（または）クリーニン
グ装置からのトナー飛散を防止するためのシール部材が
設けられ、該シール部材は感光体との摩擦帯電によりト
ナーと同極性に帯電する材料とすることにより、安価で
しかもシール部材と感光体との接触部分にトナーが堆積
することを防ぐことができる。そのため、トナーの堆積
によるトナー飛散防止性能やトナー回収性能の低下を防
止し、かつ感光体表面の損傷も防止することができると
いった優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略図
である。 １：感光体、４：現像装置、７：クリーニング装置、１
０，１１：シール部材。 出　願　人　　シャープ株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感光体の表面に接触して現像装置および（または）クリ
   ーニング装置からのトナー飛散を防止するためのシール
   部材が設けられ、該シール部材は感光体との摩擦帯電に
   よりトナーと同極性に帯電する材料からなることを特徴
   とする画像形成装置。