JPH03194297A - ライニング管と分岐管との連通部における止水方法 - Google Patents

ライニング管と分岐管との連通部における止水方法

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JPH03194297A
JPH03194297A JP1333854A JP33385489A JPH03194297A JP H03194297 A JPH03194297 A JP H03194297A JP 1333854 A JP1333854 A JP 1333854A JP 33385489 A JP33385489 A JP 33385489A JP H03194297 A JPH03194297 A JP H03194297A
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lining
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Kozo Hirayama
平山 弘三
Kenichi Morikawa
森川 憲一
Yasushi Kitayama
康 北山
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、下水管等の埋設管を合成樹脂製のライニング
管にて更生する際に、該埋設管から分岐した分岐管とラ
イニング管との連通部を止水する方法、およびその止水
方法に使用されて、分岐管内にシール材が流入すること
を防止するシール材3− 一 流入防止栓に関する。
(従来の技術) 」二水道や下水道として使用される埋設管には、古くか
ら金属管やヒユーム管が使用されている。
このような埋設管は、長期の使用によって老朽化し、腐
食による損傷、ひび割れ等が生じて漏水するおそれがあ
る。このため、最近では、老朽化した埋設管に合成樹脂
製の管を挿入して該合成樹脂管にて埋設管内周面をライ
ニングすることが行われている。
通常、下水道等の埋設管の本管には、多数の分岐管が分
岐しており、各分岐管から該本管に下水等が流入してい
る。このため、上述したように本管を合成樹脂製のライ
ニング管にて更生する方法では、各分岐管から流入する
下水等が本管内に流入しないように、各分岐管と本管と
の連通部を止水する必要がある。また、ライニング管を
本管に挿入した後には、該ライニング管内と分岐管内と
を連通させるために、ライニング管に開口部を形成しな
ければならない。このとき、ライニング管に開口部を形
成して該ライニング管内と分岐管内とを連通させると、
該ライニング管の開口部が分岐管の端面とは間隙を有し
た状態になっているために、分岐管を通流する下水が、
その間隙から、ライニング管と本管との間に流入するお
それがある。このために、ライニングと分岐管との連通
部であるライニング管における開口部の周縁部と分岐管
の周縁部である本管内周面との間を止水する必要がある
従来のライニング管と分岐管との連通部の止水方法の一
例を説明すると、まず、本管内に装着されたライニング
管における分岐管との対向部に開口部を形成し、該ライ
ニング管と分岐管とを連通状態とする。そして、形成さ
れた開口部と分岐管端部との間にわたって止水栓を装着
する。次いで、該ライニング管における止水栓が装着さ
れた開口部の周縁近傍に小孔を開設し、該小孔から、止
水栓の周縁部におけるライニング管と本管との間にシー
ル材を充填する。そして、該シール材が硬化した後に、
止水栓を取り外す。これにより、ライ− 6− ニング管の開口部周縁部と分岐管の端面周縁部である本
管内周面との間がシール材によりシールされ、ライニン
グ管と分岐管との連通部が止水される。
〈発明が解決しようとする課題) このような止水方法では、ライニング管に、止水栓を装
着するために開口部を開設する必要があるが、該開口部
は真円状に開設することが困難であり、しかも、開設さ
れた開口部の周縁は、円滑な円弧状にならずに凹凸状に
なるおそれがある。
このため、止水栓をライニング管の開口部に装着しても
、該開口部が完全に止水することができない。該開口部
が分岐管の端面に対して、ずれた状態になっていると、
止水栓は、該開口部と分岐管との両者の間にわたって装
着できない。また、該開口部とは別に、シール材を充填
するための小孔を開設しなければならず、しかも、該小
孔は、充填するシール材によりシールしなければならな
いために、作業性が悪いという問題がある。さらに、開
口部の周縁近傍の小孔からシール材を充填するために、
該シール材が止水栓の周縁部に完全に回り込まず、止水
性が損なわれるおそれがある。特に、ライニング管が本
管内周面に密着している場合には、シール材が止水栓の
周縁部に完全に充填することは困難である。シール材を
止水栓の周囲に完全に充填するために、シール材の充填
量を増加させると、経済性を損なう。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、その目
的は、ライニング管と分岐管との連通部におけるライニ
ング管外周面と本管内周面との間を確実にかつ効率よく
止水する方法、およびその止水方法に好適に使用し得る
シール材流入防止栓を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の止水方法は、本管から分岐した分岐管の該本管
に連通ずる端部開口に、該端部開口を覆い得る拡径可能
な円筒状のシール材流入防止栓を、該分岐管内へのシー
ル材の流入を防止するへく、該端部開口を覆ってその周
縁部に密着するように装着する工程と、 該本管内周面をライニング管によりライニングする工程
と、 該ライニング管における分岐管の端部開口と対向する部
分に貫通孔を形成する工程と、該貫通孔から、ライニン
グ管外周面と、本管内周面および前記止水栓との間にシ
ール材を充填する工程と、 該シール材が硬化した後にその硬化したシール材および
ライニング管における分岐管の端部開口と対向する部分
を切削して開口部を形成する工程と、 を包含してなり、そのことにより上記目的が達成される
また、本発明のシール材流入防止栓は、本管から分岐し
た分岐管の該本管に連通ずる端部開口を覆うように装着
されて、本管内周面をライニングするライニング管と該
本管との間隙内に充填されるシール材の分岐管内への流
入を防止するシール材流入防止栓であって、 前記分岐管の本管に連通ずる端部開口を覆い得る大きさ
の薄板状で、かつ、本管内周面に沿うように円弧状に湾
曲されており、一部が相互に重なり合った状態で円筒状
に巻回され、係止機構により、拡径方向へのみ移動可能
状態で相互に係止する一対のバンド部を有する栓体と、 該栓体における略中央部に取り付けられており、所定の
センサにより検出される被検知体と、該栓体が分岐管の
端部開口を覆った際に該分岐管の端部開口の周縁部に液
密状に当接するように、該栓体に設けられた環状の止水
部材と、を具備してなり、そのことにより上記目的が達
成される。
さらに、本発明の止水栓防止栓は、本管から分岐した分
岐管の該本管に連通ずる端部開口を覆うように装着され
て、本管内周面をライニングするライニング管と該本管
との間隙内に充填されるシール材の分岐管内への流入を
防止するシール材流入防止栓であって、 前記分岐管の本管に連通ずる端部開口を覆い得る大きさ
の薄板状で、かつ、本管内周面に沿うよ9− 10− うに円弧状に湾曲されており、しかも、略中央部に前記
分岐管の内径よりも大きな外径を有して外方へ突出する
外方突出段部を有するとともに、該外方突出段部の外周
縁部に複数の貫通孔を有しており、一部が相互に重なり
合った状態で円筒状に巻回され、係止機構により、拡径
方向へのみ移動可能状態で相互に係止する一対のバンド
部を有する栓体と、 該栓体における略中央部に取り付けられており、所定の
センサにより検出される被検知体と、を具備してなり、
そのことにより、上記目的が達成される。
さらにまた、本発明のシール材流入防止栓は、本管から
分岐した分岐管の該本管に連通ずる端部開口を覆うよう
に装着されて、本管内周面をライニングするライニング
管と該本管との間隙内に充填されるシール材の分岐管内
への流入を防止するシール材流入防止栓であって、 本管内周面に沿うように円弧状に湾曲されて、前記分岐
管の本管に連通ずる端部開口を覆い得る大きさの薄板状
の栓体を具備しており、該栓体が、 該分岐管の端部開口内に嵌合されるように中空状態で突
出されて、その基端が開放された突出部と、 該突出部の基端の開放された部分の内周縁部を覆う環状
の邪魔板と、を有していることを特徴としてなり、その
ことにより、上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明の止水方法は、第1図(a)に示すように、例え
ば老朽化した下水管である本管81を合成樹脂製のライ
ニング管にてライニングする際に、該本管81から分岐
する分岐管82とライニング管との連通部を止水するた
めに実施される。
本発明の止水方法には、第1図(a)〜<c>に示すシ
ール材流入防止栓10が使用される。該シール材流入防
止栓10は、例えば、分岐管82の本管81に連通する
端部開口を覆い得る大きさの透明な1l− 一12= プラスチック製の薄板を、本管81内周面にほぼ沿うよ
うに、円弧状に湾曲されて形成された栓体11を有する
。該栓体11の外周面には、止水部材12が設けられて
いる。この止水部材12は、例えば、弾力性を有する材
質により構成されており、栓体11が分岐管82の端部
開口を覆うように所定の位置に設けられた場合に、該分
岐管82の端部開口の周縁部に液密状に当接し得るよう
になっている。該止水部材12は、例えば、栓体11の
外周面に、シーラント等を塗布することにより形成され
る。栓体11の中央部には、その部分の透明性を阻害し
ないように、止水部材12を設けないことが望ましい。
該止水部材12としては、シーラントのほか、粘着ゴム
、ウレタン等を塗布あるいは張り付けにより設けられる
また、該栓体11の内周面には、本管81の軸心方向に
延びる複数の溝部Ha、lla・・・が、周方向に適当
な間隔をあけて設けられている。そして、該栓体11の
内周面の中央部には、該栓体Ifの位置を検出するため
に使用される所定のセンサの被検知体13が設けられて
いる。
該栓体11は、その軸心方向の一方の端部に、それぞれ
の各基端部が取り付けられた帯状のベルト部11dおよ
びlidを有している。各ベルト部11.dは、それぞ
れの先端部同士が相互に重なった状態の円筒状に巻回さ
れる。そして、円筒状に重なり合う各ベルト部11dの
先端部には、その重なり合った部分が拡径方向へのみ相
対的に移動が可能であって、縮径方向へは相対的に移動
しないようになった、係止機構lieが設けられている
。各係止機構lieは、例えば、第1図(b)に示すよ
うに、相互に重なり合った場合に外周側に位置するベル
ト部lidの先端部に、周方向に所定の間隔をあけて形
成された複数の角穴状の係合孔11fと、内周側に位置
されるベルト部lidの先端部に、内方に突出するよう
に設けられた1つの爪部11. gとを有する。該爪部
11gは、各係合孔iir内に嵌合し得る大きさである
。該爪部11gは、拡径する方向側の側面が、テーパー
状になっており、各係合孔用f内に嵌入した状態で拡径
方向に力が加わると、該爪部11gが、そのテーパー面
3− 14 に沿って係合孔11.fから抜けるようになっている。
栓体11は、本管81の軸心方向の他方の端部に、同様
の構成の係止機構lieが設けられた一対のベルト部1
1.dおよび11.dを有している。
このような構成の7−ル材流入防止栓10は、老朽化し
た下水管である本管81を、例えば、合成樹脂製の螺旋
管にて更生するライニング工法に使用される。該シール
材流入防止栓10は、このライニング工法において、本
管81内に螺旋管を挿入する工程に先立ち、分岐管にお
ける本管に連通ずる端部内に装着される。
該シール材流入防止栓10の分岐管内への装着に際し、
シール材流入防止栓取付装置が使用される。
該シール材流入防止栓取付装置は、例えば、第2図に示
すように、本管81内をその軸心方向に沿って移動し得
る駆動部20を有する。該駆動部20は、本管81内周
面に摺接するソリ21上に旋回用モーター22が取り付
けられている。該旋回用モーター22上には、例えばゴ
ム製の伸縮可能な袋体でなる固定部材23が設けられて
いる。該固定部材23は、内I5− 部にエアが供給されて膨張することにより、本管内周面
に圧接され、旋回モーターz2を本管81内の所定位置
に固定する。
該旋回モーター22の出力軸には、水平状の支持軸31
の基端部が連結されている。該支持軸31の先端部は、
軸受は体40に支持されている。該軸受は体40は、本
管8I内周面を摺動するソリ41上に軸受け42が設け
られており、該軸受け42に支持軸31の先端部が回転
可能に支持されている。該軸受は体40には、牽引ロー
ブ50の一端が取り付けられており、該牽引ローブ50
によりシール材流入防止栓取付装置全体が、本管81内
を移動される。
該支持軸31には、一対の円筒状の拡径部材32および
32が、該支持軸31の軸心方向に適当な間隔をあけて
取り付けられている。各拡径部材32は、例えば、ゴム
製の環状の袋体であり、各拡径部材32内にエアを注入
することにより、該拡径部材32は膨張して、その外周
面が外方へと膨出する。前述した本発明のシール材流入
防止栓lOにおける栓体11は、両波径部材32間にわ
たって装着される。
16− 両拡径部材32の間には、両波径部材32間にわたって
装着されるシール材流入防止栓10における栓体11の
状態を監視するために、テレビカメラ33が、支持軸3
1に取り付けられた状態で設けられている。
テレビカメラ33に接続されたケーブル、各拡径部材3
2および固定部材22にエアを供給するためのチューブ
は、駆動部20から牽引ローブ50の牽引方向とは反対
方向へ延出されている。
このような構成の液体流入防止取付装置により、本発明
のシール材流入防止栓IOが、本管81内の分岐管82
の端部が連結された部分に取り付けられる。
まず、シール材流入防止栓10をシール材流入防止栓取
付装置における各拡径部材32間にわたって装着する。
この場合には、各拡径部材32を若干収縮した状態とし
、両波径部材32間にシール材流入防止栓10の栓体1
1を載せる。このとき、栓体11の中央部における止水
部材12が設けられていない部分が、各拡径部材32間
に位置するテレビカメラ33に対向される。そして、栓
体11の各ベルト部lidおよびlidを一方の拡径部
材32に巻き付けて、その各先端部における係止機構1
1eの爪部11gを、各拡径部材32の外周面に密着し
た縮径状態となるように、所定の係合孔11fに係止さ
せる。他方の一対のベルト部11dおよびlidも、他
方の拡径部材32に巻き付けて、係止機構lieにより
該拡径部材32に密着した状態にする。これにより、栓
体IIは、各拡径部32間に架設された状態で保持され
る。
このような状態で、シール材流入防止栓取付装置が本管
81内に導入され、該本管81内を、牽引ローブ50に
より牽引されて、分岐管82が分岐している位置まで移
動される。このとき、テレビカメラ33により、シール
材流入防止栓10の透明な栓体11の中央部を介して、
分岐管82の位置が確認され、各拡径部材32間に架設
されたシール材流入防止栓10の栓体11が、分岐管8
2の端部の下方に位置される。次いで、駆動部2oの固
定部材23にエアを注入して、該固定部材23を膨張さ
せる。これにより、該固定部材23が本管内周面に圧接
されて、駆動部20全体が本管81内に固定される。
駆動部20全体が本管8I内に固定されると、テレ−1
7= 18− ビカメラ33により、分岐管82の開口部とシール材流
入防止栓110における栓体11との位置を監視しつつ
、駆動部20における旋回モーター22を駆動させて、
その出力軸を所定方向へ回転させる。これにより、支持
軸31が所定方向へ回転されて、各拡径部32およびテ
レビカメラ33が一体的に所定方向へ回動し、各拡径部
材32に装着されたシール材流入防止栓10が、本管8
1に対して周方向に移動する。
そして、シール材流入防止栓10における栓体11が、
分岐管82の開口部に対向するまで、旋回モーター22
が駆動されて、該栓体11が、分岐管82の開口部に対
向される。
このような状態になると、旋回モーター22の駆動が停
止されて、各拡径部材32内にエアが注入される。円筒
状の各拡径部材32は、内部にエアが注入されることに
より、その外周面が外方へ広がるように膨張する。各拡
径部材32の外周面に密着した状態の栓体11は、各拡
径部材32が拡径されることにより、対をなすバンド部
11.dおよびlidに設けられた各係止機構1.1e
の爪部11gが、係合孔11fから19 抜は出して、拡径方向に隣接する係合孔11fに順次嵌
合して拡径される。そして、各拡径部材32の拡径に伴
って、該栓体工1が拡径されることにより、該栓体11
が、分岐管81の端部開口を覆った状態で、該栓体11
の外周面に設けられた止水部材12が、該分岐管81の
周縁部である本管81内周面に密着される。このとき、
一方の対を成すベルト部lidおよびlidにおける係
止機構lieの爪部11gは、所定の係合孔11f内に
嵌合されているために、円筒状の両ベルト部lidは縮
径されるおそれがない。他方の一対のベルト部lidお
よびlidも同様に縮径するおそれがない。
このような状態で、各拡径部材32内のエア、および駆
動部20における固定部材23内のエアを抜いて、各拡
径部材32および固定部材23を収縮させる。
シール材流入防止栓10の一方の各ベルト1部lidお
よびlid同士は係止機構11eにより縮径されるおそ
れがなく、他方のベルト部lidおよびlid同士も、
縮径されるおそれがないために、該栓体11は、分岐管
82の端部開口を覆った状態で、しかも止水部20 材12が本管81内周面に密着した状態で、固定されて
いる。そして、各拡径部材32および固定部材23が収
縮されると、ンール材流入防止栓取付装置全体が牽引ロ
ーブ50により牽引されて本管81から搬出される。
このようにして、シール材流入防止栓10が分岐管82
内に装着されると、該本管8]内に合成樹脂製のライニ
ング管が挿入される。
該ライニング管としては、例えば、該本管81の一端部
が連結されたマンホール内に設置される製管機により製
造される螺旋管が使用される。該製管機には、合成樹脂
製の帯状体が順次導入され、該製管機は、導入される帯
状体を螺旋状に巻回して、巻回された帯状体の相隣する
側縁部同士を、その側縁部間に線材を係止させることに
より係止して、本管81の内径に対して比較的小径の螺
旋管を製造する。帯状体には、螺旋管とされた場合にお
ける外周面となる面に、軸心方向に適当な間隔をあけて
、断面T字状のリブが形成されている。
そして、該製管機により製造された螺旋管が、直接、本
管81内へ挿入される。
このとき、分岐管に装着されたシール材流入防止栓10
は、栓体11が分岐管の端部開口を覆うとともに、各ベ
ルト部lidが、本管81内周面に密着した状態になっ
ているために、該本管内に挿入される螺旋管は、栓体1
1およびそれぞれのベルト部lidに引っかかることな
く、円滑に該本管81内に挿入される。
線材が係止された小径の螺旋管が本管81内に挿入され
た状態になると、マンホール内に設置された製管機を駆
動して、該螺旋管に順次帯状体を送給しつつ、該螺旋管
に係止された線材を、該螺旋管の先端から順次離脱させ
る。これにより、螺旋管は、線材が離脱されることによ
り該螺旋管を構成する帯状体の隣接する側縁部同士が、
該帯状体に製管機により推進力が付与されていることに
より滑動し、該螺旋管は、線材が離脱した部分から順次
拡径される。これにより、螺旋管は、断面T字状のリブ
が本管81内周面に密着した状態のライニング管となる
一21= 22− このように、本管81が、その内周面に密着した状態の
ライニング管によりライニングされると、該ライニング
管内に、シール材流入防止栓10に取り付けられた被検
知体13を検出するセンサを有する穿孔機が導入される
。該穿孔機は、螺旋管のみに所定径の貫通孔を形成する
ように、例えば、第3図に示すように、モータにより回
転される円筒状の回転やすり61を有する。該回転やす
り61は、その外周面が、箱状のストッパー62から、
螺旋管を構成する帯状体の厚さよりも若干大きく突出さ
れている。そして、回転やすり61が回転された状態で
、スI−ツバ−62全体が上昇されて、回転やすり61
が螺旋管を摺接することにより、該螺旋管を切削して、
該螺旋管にのみ、貫通孔を形成する。
該穿孔機は、地表にて操作され、該穿孔機に取り付けら
れたセンサがシール材流入防止栓10に取り付けられた
被検知体13を検出すると、穿孔機は停止される。そし
て、シール材流入防止栓10が装着された分岐管82の
略中心部に、回転やすり61の外周面を対向させて、該
回転やすり61を回転させ一23= つつ上昇させる。これにより、回転やすりは、螺旋管に
おける分岐管82の軸心位置に略対向する位置に貫通孔
を形成する。回転やすり61は、螺旋管にのみ貫通孔を
形成すると、スト、バー62が螺旋管内周面に当接して
、該回転やすり61はシール材流入防止栓IOには当接
されない。このようにして、貫通孔が形成されると、穿
孔機は、ライニング管から搬出される。
次いで、螺旋管内にシール材注入機(図示せず)が搬入
される。該シール材注入機は、分岐管82の軸心位置に
ほぼ対向して形成された螺旋管の貫通孔位置まで走行さ
れ、注入ノズルの先端が該貫通孔の近傍位置に対向する
ように、シール材注入機が停止される。このような状態
で、注入ノズルの先端部を貫通孔内に挿入して、該注入
ノズル先端から、例えば、熱硬化性樹脂を用いたシール
材が吐出される。これにより、シール材は、分岐管82
に装着されたシール材流入防止栓10における栓体II
と螺旋管外周面との開に充填される。シール材は、栓体
11の内周面に設けられた各溝部11. a内を通=2
4− って、軸心方向に流動するために、栓体11と螺旋管と
の間隙が、確実にシール材にてシールされる。
このようにしてシール材が充填されると、シル材充填機
は、螺旋管から搬出され、シール材が硬化した後に、該
螺旋管内には、削孔機が搬入される。そして、該削孔機
により、螺旋管における貫通孔の周囲を切削し開口部を
形成する。このとき、同時に、シール材流入防止栓1o
における栓体11内が切削されて、螺旋管内部と分岐管
82とを、開口部を介して連通状態とする。螺旋管の開
口部およびシール材を分岐管82内周面に沿った状態に
切削し、またシール材流入防止栓10を分岐管82がら
除去すると、螺旋管10に開設された開口部の周縁部と
分岐管82の端面の周縁部との間が、硬化したシール材
により止水された状態になる。また、分岐管の端部開口
の周縁部には、シール材流入防止栓10の栓体11外周
面が、止水部材12を介して密着されているために、栓
体11と分岐管の端部開口の周縁部との間も確実に止水
される。
また、シール材が栓体11の内周面に設けられた各溝部
11aを通って、螺旋管10と本管81との間隙、つま
り、栓体11の軸方向端縁の外側まで到達し、この部分
で硬化すると、栓体11と分岐管の端部開口の周縁部と
の止水はより一層確実なものとなる。
これにより、本管81は、合成樹脂製の螺旋管にてライ
ニングされて、該螺旋管と分岐管82とが、シール材に
て止水された状態で連通される。
なお、上記実施例のシール材流入防止栓1oは、栓体1
Lの内周面に、本管81の軸心方向に延びる複数の溝部
11aを設けたが、このような溝部11aに替えて、同
様の方向に延びる複数の突条を設けるようにしてもよい
。この場合にも、各突条により、栓体11の分岐管82
端部開口を覆う部分の内周面は、ライニング管外周面と
は、適当な間隔が形成されて、シール材が、本管81の
軸心方向へと流動し得る。
第4図(a)〜(c)に、本発明方法に使用されるシー
ル材流入防止栓の他の実施例を示す。本実施例のシール
材流入防止栓ioは、分岐管の端部開口を覆い得る栓体
11の中央部に、外方へ突出し25− 6− た外方突出段部11hと、該外方突出段部11hの中央
部にさらに外方へ突出し得る突出部11kが設けられて
いる。該突出部11には、分岐管82の端部開口内に嵌
合される大きさになっている。前記外方突出段部11h
の周縁部は、突出部11kが分岐管82内に嵌合された
状態では、該分岐管の端部開口周縁部に当接され得る大
きさになっている。
該突出部11にの中央部には、円形状の開口部11mが
形成されており、突出部11にの下面には該開口部11
mを覆う逆止弁11nが設けられている。該逆止弁11
、nは、分岐管82内を通流する下水等により、開口部
11mを開放されてその下水等を通過させ得るが、本管
81から分岐管82内へ、シール材等が流入しようとす
る場合には、該開口部11mを閉塞し、シール材等を分
岐管内に流入させない。突出部月にの上面には、前記実
施例と同様の被検知体13が取り付けられている。
栓体11における外方突出段部11h外周縁部には、多
数の貫通凡用pが、該外方突出段部11+1とは同心円
上に、適当な間隔をあけて設けられている。
=27− また、栓体11における外周面には、外方突出段部11
hを取り囲むように、環状の止水部材12が設けられて
いることが好ましい。
栓体11は、その各端部にそれぞれ一対のベルI・部1
.ldを有しており、対をなすベルト部lidおよびl
idには、係止機構lieが設けられていること等は、
前記実施例のシール材流入防止栓と同様である。
本実施例のシール材流入防止栓は、前記実施例と同様に
して、本管81内に装着されると、第5図(a)および
(b)に示すように、突出部11kが分岐管82内に嵌
合された状態になり、外方突出段部11hの外周縁部が
、分岐管82における端部開口の周縁部に当接した状態
になる。この場合、止水部材12は、分岐管81の端部
開口を取り囲む本管81内周面に液密状態で当接してい
る。
このような状態で、前記実施例と同様に、ライニング管
として螺旋管83が、本管81内に挿通され、その外周
面が該本管81内周面とは密着した状態になる。このよ
うな作業時において、分岐管82内を下水等が通流して
も、その下水は、逆止弁11nによ28− リ、本管81内へと通流される。
螺旋管83が本管81内に装着されると、前記実施例と
同様に、分岐管81の端部開口の中心部に対向する螺旋
管83部分のみが、穿孔機により穿孔され、貫通孔が形
成される。そして、該貫通孔からシール材が注入される
と、注入されたシール材は、螺旋管83とシール材流入
防止栓における栓体11との開の空間内に浸入し、該空
間内に充填される。その空間内に充填されるシール材は
、逆止弁11nにより、分岐管82内に流入するおそれ
がない。
その後に、シール材は、栓体11の各貫通孔11. p
を通って、栓体1】の外周側へ流動する。このとき、栓
体11の外方突出段部1. l hの外周縁部が、分岐
管82の端部開口の周縁部に当接した状態になっている
ために、シール材は、分岐管82内には流入せず、分岐
管82から離れる方向へと流動する。本管81内周面に
は、栓体IIに取り付けられた止水部材12が液密状態
で当接していると、シール材は、該止水部材13にて囲
まれた領域内に、分岐管82内に流入することなく充填
されるので、好ましい。
その後、シール材が硬化されると、螺旋管81内と分岐
管82とが連通ずるように、開口部が形成される。これ
により、分岐管82の端部開口の周縁部における螺旋管
83の外周面と本管81内周面との間が、硬化したシー
ル材にて確実にンールされた状態とされる。
シール材流入防止栓は、このような構成に限定されず、
例えば、第6図(a)〜(C)に示すように、栓体11
における外方突出段部11h内周面に、軸心方向に延び
てこの外方突出段部11hを挿通する複数本の溝部It
sを形成してもよく、また、第7図(a)〜(c)に示
すように、ベルト部lidが栓体11の各端部のみなら
ず、栓体11の軸方向全体に設けられた構成であっても
よい。
第8図(a)〜(c)は、本発明のシール材流入防止栓
のさらに他の実施例を示している。本実施例のシール材
流入防止栓は、本管81内をライニングするライニング
管として、ある程度の可撓性を有する熱硬化性樹脂含浸
布性チューブ等が使用される工法、特に、該重性チュー
ブを本管内に挿29− 30− 通した後に、該重性チューブをその端部から順次反転さ
せて本管内周面に密着させる工法に好適に使用される。
本実施例のシ一部材流入防止栓は、中空状態の外方突出
断部+、ihおよび突出部1.1 kの基端部における
開放された部分を覆う邪魔板11wが設けられている。
該邪魔板11.wの中心部には、円形状の開口が形成さ
れており、従って、該邪魔板11wは、突出部]、 l
 kおよび外方突出断部11hの開口の内周縁部を覆っ
ている。その他の構成は、第4図に示すシ一部材流入防
止栓と同様である。
本実施例のソ一部材流入防止栓は、可撓性を有するライ
ニング管が、本管81内周面に密着された状態になると
、邪魔板11wの内周面に密着し、ライニング管の一部
が邪魔板11wの開口から外方へ突出した状態になる。
従って、外方突出段部11hおよび突出部11. k内
周面全体に、ライニング管が密着することがなく、ライ
ニング管と突出部11に内との間には、適当な空間が形
成された状態になる。その結果、ライニング管に貫通孔
を形成して、シール材を充填する際に、突出部11に内
周面および外方突出段部11h内周面にライニング管が
密着されず、その/一部材の充填が、容易にかつ確実に
行える。
(発明の効果) 本発明方法は、このように、ライニング管内と分岐管と
が該ライニング管に開設された開口部を介して、連通状
態とされ、しかも、その連通部をシール材により確実に
シールすることができる。
ライニング管が本管内周面に密着した状態になっていて
も、シール材は、止水栓が装着された分岐管内からライ
ニング管と本管との間隙内に確実に充填される。
本発明の分岐管のシ一部材流入防止栓は、円筒状のバン
ド部が拡径されることにより、本管の所定位置に確実に
装着されるために、分岐管内へのシ一部材の流入を確実
に防止するとともに、シール材を本管と分岐管との連通
部における所定位置へと確実に充填されるように案内し
得る。しかも、本管内へ搬入する場合には、栓体は、縮
径した状態とすることができるために、本管が小径の場
合にも、支障なく装着できる。さらに、本発明の/1 32− 一ル材流人防止栓は、ライニング管が可撓性を有してい
て、本管内周面に密着される場合にも、シール材が充填
される間隙を確実に形成し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシ一部材流入防止栓の一例を示してお
り、(a)はその一部破断側面図、(b)はその横断面
図、(c)はその平面図である。第2図はシ一部材流入
防止栓取付装置の一例を示す側面図である。第3図はラ
イニング管に貫通孔を形成する穿孔機の要部の斜視図で
ある。第4図は本発明のシ一部材流入防止栓の他の実施
例を示しており、 (a)はその一部破断側面図、 (
b)はその横断面図、 (C)はその平面図である。第
5図はそのシール材を使用した本発明方法の実施状態の
一例を示しており、 (a)は本管の横断面図、(I)
)はその縦断面図である。第6図〜第8図はそれぞれ本
発明のシ一部材流入防止栓の池の実施例を示しており、
それぞれの図における(a)はその実施例におけるシ一
部材流入防止栓の一部破断側面図、(b)はその横断面
図、(c)はその平面図である。 IO・・・シ一部材流入防止栓、11・・・栓体、11
. a・・・溝部、11b・・・止水部材、lid・・
・バンド部、lie・・・係止機構、11f・・・係合
孔、l1g・・・爪部、llb・・・外方突出段部、1
1k・・・突出部、lln・・・逆止弁、llp・・・
貫通孔、IIs・・・溝部、Ilw・・・邪魔板、12
・・・被検知体、13・・・止水部材。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、本管から分岐した分岐管の該本管に連通する端部開
    口に、該端部開口を覆い得る拡径可能な円筒状のシール
    材流入防止栓を、該分岐管内へのシール材の流入を防止
    するべく、該端部開口を覆ってその周縁部に密着するよ
    うに装着する工程と、該本管内周面をライニング管によ
    りライニングする工程と、 該ライニング管における分岐管の端部開口と対向する部
    分に貫通孔を形成する工程と、 該貫通孔から、ライニング管外周面と、本管内周面およ
    び前記止水栓との間にシール材を充填する工程と、 該シール材が硬化した後にその硬化したシール材および
    ライニング管における分岐管の端部開口と対向する部分
    を切削して開口部を形成する工程と、 を包含するライニング管と分岐管との連通部における止
    水方法。 2、本管から分岐した分岐管の該本管に連通する端部開
    口を覆うように装着されて、本管内周面をライニングす
    るライニング管と該本管との間隙内に充填されるシール
    材の分岐管内への流入を防止するシール材流入防止栓で
    あって、 前記分岐管の本管に連通する端部開口を覆い得る大きさ
    の薄板状で、かつ、本管内周面に沿うように円弧状に湾
    曲されており、一部が相互に重なり合った状態で円筒状
    に巻回され、係止機構により、拡径方向へのみ移動可能
    状態で相互に係止する一対のバンド部を有する栓体と、 該栓体における略中央部に取り付けられており、所定の
    センサにより検出される被検知体と、該栓体が分岐管の
    端部開口を覆った際に該分岐管の端部開口の周縁部に液
    密状に当接するように、該栓体に設けられた環状の止水
    部材と、 を具備するシール材流入防止栓。 3、本管から分岐した分岐管の該本管に連通する端部開
    口を覆うように装着されて、本管内周面をライニングす
    るライニング管と該本管との間隙内に充填されるシール
    材の分岐管内への流入を防止するシール材流入防止栓で
    あって、 前記分岐管の本管に連通する端部開口を覆い得る大きさ
    の薄板状で、かつ、本管内周面に沿うように円弧状に湾
    曲されており、しかも、略中央部に前記分岐管の内径よ
    りも大きな外径を有して外方へ突出する外方突出段部を
    有するとともに、該外方突出段部の外周縁部に複数の貫
    通孔を有しており、一部が相互に重なり合った状態で円
    筒状に巻回され、係止機構により、拡径方向へのみ移動
    可能状態で相互に係止する一対のバンド部を有する栓体
    と、 該栓体における略中央部に取り付けられており、所定の
    センサにより検出される被検知体と、を具備するシール
    材流入防止栓。 4、本管から分岐した分岐管の該本管に連通する端部開
    口を覆うように装着されて、本管内周面をライニングす
    るライニング管と該本管との間隙内に充填されるシール
    材の分岐管内への流入を防止するシール材流入防止栓で
    あって、 本管内周面に沿うように円弧状に湾曲されて、前記分岐
    管の本管に連通する端部開口を覆い得る大きさの薄板状
    の栓体を具備しており、 該栓体が、 該分岐管の端部開口内に嵌合されるように中空状態で突
    出されて、その基端が開放された突出部と、 該突出部の基端の開放された部分の内周縁部を覆う環状
    の邪魔板と、を有していることを特徴とするシール材流
    入防止栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5765492A (en) * 1980-10-09 1982-04-21 Hakko Co Leakageproofing method of buried pipe
JPH01234690A (ja) * 1988-03-14 1989-09-19 Iseki Tory Tech Inc 枝管の管口閉塞用パッカー

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5765492A (en) * 1980-10-09 1982-04-21 Hakko Co Leakageproofing method of buried pipe
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