JPH03194032A

JPH03194032A - バルコニーの据付構造

Info

Publication number: JPH03194032A
Application number: JP33349389A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Imamine; 今峰　博司; Atsushi Uetoko; 篤上床
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1989-12-22
Filing date: 1989-12-22
Publication date: 1991-08-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、建物本体一階の外側に据え付けられるバルコ
ニーの据付構造に関する。

（従来の技術）従来より、バルコニー付きの建物には、建物本体を組み
立てた後で、その外側にバルコニーを据え付けるといっ
た工法がしばしば適用されている。

そこで、このような工法を用いてバルコニーを建物本体
一階の外側に据え付ける場合には、例えば、特開昭５６
−８１７４５号公報に記載されているような据付構造が
知られている。この据付構造では、建物本体の外側に少
なくとも左右二本の支柱を立設させ、地面から所定高さ
持ち上げた位置で、予め組み立てておいたバルコニーの
床構造体を前記柱に固定させている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、このような従来の据付構造は。

建物本体の外側に立設させた支柱でバルコニーを支持す
る構造であるために、支柱を立設させる作業が現場で必
要となり、作業効率が悪いという問題があった。

また、支柱の上端が水平荷重によって移動可能な自由端
となっているために、バルコニーを水平方向に位置付け
するためには、別途、バルコニー建物本体の外壁に固定
させる作業が必要とな゛る。それによって更に作業効率
が悪化するという問題があった。

そこで、本発明のバルコニーの据付構造は、上記従来の
問題に着目し、現地での作業工数を減らし、効率良くバ
ルコニーを建物本体一階の外側に据え付けることができ
るようにすることを目的としている。

（課題を解決するための手段）本発明は、上述のような課題を解決することを目的とし
てなされたもので、この目的達成のために、本発明のバ
ルコニーの据付構造は、バルコニーを建物本体一階の外
側に据え付ける据付構造において、前記建物本体の外側
に延設されている基礎延長部にアンカーボルトを設け、
該アンカーボルトとナツトで基礎延長部に前記バルコニ
ーの床構造体を締結固定している。

（作　用）本発明のバルコニーの据付構造は、建物本体の外側に延
設されている基礎延長部にアンカーボルトを設け、該ア
ンカーボルトとナツトで前記バルコニーの床構造体を基
礎延長部に締結固定する構造であるので、別途、支柱等
の支持材を設けなくてもバルコニーを建物本体一階の外
側に据え付けることかできる。

また、バルコニーの床構造体を基礎延長部に締結固定す
るだけで、バルコニーを垂直方向に位置付けできると共
に、水平方向へも位置付けできる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面により詳述する。

まず、第１図及び第２図に基づいて実施例の構成を説明
する。

第１図及び第２図は、建物本体一階の外側に据え付けら
れるバルコニーの据付構造を示した図で、これらの図面
に示すように、建物本体１の外側に延設されている基礎
延長部２にアンカーボルト３．３が設けられ、該アンカ
ーボルト３，３とナツト４，４で前記基礎延長部２にバ
ルコニー５の床構造体５１が締結固定されている。

即ち、前記基礎延長部２は、建物本体１の外壁１１から
バルコニー５の奥行に相当する長さだけ外側に延設され
ており、前後各二箇所にアンカーボルト３．３が設けら
れている。また、基礎は、バルコニー５の幅に相当する
間隔を置いて設けられている。

また、バルコニー５は、床５１と壁５２とで構成されて
おり、前記床５１は、長辺と短辺を有する長方形に形成
され、壁５２は、床５１の長辺に等しい長さの前壁５２
ａと床５１の短辺に等しい長さの側壁５２ｂとで形成さ
れている。

前記床５１は、四本の床大梁５１１ａ、５１１ａ、５１
　ｌｂ、５１１　ｂを矩形に枠組みすると共に、複数本
の床小梁５１２，５１２．　　・・・を長辺側の床大梁
５１１ａ、５１１ａ間に架設して床構造体が構成されて
いる。そして、前記床小梁５１２．５１２．　　・・・
に直交して根太５１３．５１３が設けられ、該根太５１
３．５１３に対して床パネル５１４が固定されている。

壁５２は、腰壁の高さに形成されており、複数の支柱５
２１，５２１．　　・・・が一定の間隔置きに立設され
、該支柱５２１，５２１．　　・・・の上端に胴縁５２
２が設けられている。そして、前記支柱５２１．５２１
．　　・・・に対し、内壁パネル５２３と外壁パネル５
２４が固定されている。

そこで、バルコニー５を建物本体１一階の外側に据え付
ける際には、予めバルコニー５の床５１を組み立ててお
き、この床５１の短辺側の大梁５１１ｂ、５１１ｂが、
基礎延長部２と重なるようにバルコニー５を設置する。

また、前記大梁５１１ｂ、５１１ｂにはボルト穴を設け
ておき、基礎延長部２に設けられたアンカ−ボルト３，
３がこのボルト穴に差し込まれるようにする。そして、
このアンカーボルト３．３に対してナツト４，４を螺合
させ、これらのアンカーボルト３．３とナツト４．４で
バルコニー５の床構造体である床大梁５１１ｂ、５１１
ｂを基礎延長部２に締結固定することになる。尚、壁５
２は、床５１を基礎延長部２に固定した後に床５１に対
して組み付けてもよいし、予め工場内で床５１に組み付
けておいてもよい。

次に、本実施例の作用を説明する。

本実施例のバルコニーの据付構造は、建物本体１の外側
に延設されている基礎延長部２にアシカ−ポルト３．３
を設け、該アンカーボルト３，３とナツト４．４で前記
バルコニー５の床構造体である床大梁５１１ｂ、５１１
ｂを基礎延長部２に締結固定する構造であるので、別途
、支柱等の支持材を設けなくてもバルコニー５を建物本
体１一階の外側に据え付けることができる。

また、バルコニー５の床大梁５１１ｂ、５１１ｂを基礎
延長部２に締結固定するだけで、バルコニー５を垂直方
向に位置付けすることができると共に、水平方向へも位
置付けすることができる。

それらの結果、現地での作業工数を減らし、効率良くバ
ルコニー５を建物本体１一階の外側に据え付けることが
できる。

以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。

例えば、実施例では、床が長方形に形成されたバルコニ
ーの据付構造について説明したが、バルコニーの形状は
実施例に限られない。例えば、床がＬ字形状のバルコニ
ーであっても基礎延長部の長さ等を変更するだけで同様
の据付構造を適用することができる。

（発明の効果）以上説明してきたように、本発明のバルコニー据付構造
にあっては、支柱等の支持部材が必要でないし、また、
バルコニーの床構造体を基礎延長部に締結固定するだけ
で、バルコニーを垂直方向に位置付けできると共に、水
平方向へも位置付けできるので、現地での作業工数を減
らし、効率良くバルコニーを建物本体一階の外側に据え
付けることができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例のバルコニーの据付構造を示す斜
視図、第２図は前記据付構造を示す縦断面図である。１・・・建物本体２・・・基礎延長部３・・・アンカーボルト４・・・ナツト５・・・バルコニー１・・・床５１１ｂ・・・床大梁（床構造体）

Claims

【特許請求の範囲】

１）バルコニーを建物本体一階の外側に据え付ける据付
構造において、前記建物本体の外側に延設されている基
礎延長部にアンカーボルトを設け、該アンカーボルトと
ナットで基礎延長部に前記バルコニーの床構造体を締結
固定していることを特徴とするバルコニーの据付構造。