JP2605484B2 - 建築工事における鉄骨建方方法 - Google Patents
建築工事における鉄骨建方方法Info
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- JP2605484B2 JP2605484B2 JP32242890A JP32242890A JP2605484B2 JP 2605484 B2 JP2605484 B2 JP 2605484B2 JP 32242890 A JP32242890 A JP 32242890A JP 32242890 A JP32242890 A JP 32242890A JP 2605484 B2 JP2605484 B2 JP 2605484B2
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Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、建物などの建築工事におい地下部分から
本体の鉄骨建方工事を行う方法に関し、特に、鉄骨建方
工事を基礎工事に先行して行う方法の改良に関する。
本体の鉄骨建方工事を行う方法に関し、特に、鉄骨建方
工事を基礎工事に先行して行う方法の改良に関する。
≪従来の技術≫ 鉄骨建方工事の基礎工事に先行して行う施工方法とし
ては特公昭60−6427号公報（E04B 1/35）に記載された
方法が代表的である。
ては特公昭60−6427号公報（E04B 1/35）に記載された
方法が代表的である。
この従来方法では、鉄骨建方工事の施工位置上に鉄骨
建方用架台を据え付け、この架台上に鉄骨柱を固定して
鉄骨建方工事を行う。
建方用架台を据え付け、この架台上に鉄骨柱を固定して
鉄骨建方工事を行う。
《発明が解決しようとする課題》 前述した従来の鉄骨建方方法では次のような欠点があ
った。
った。
鉄骨建方用架台は、鉄骨底板を受ける受梁と、受梁を
支持する複数の柱材および柱材下端に設けられたレベル
調整機構からなっており、非常に複雑な構成であるため
にその製作に要する費用と時間が大きい。
支持する複数の柱材および柱材下端に設けられたレベル
調整機構からなっており、非常に複雑な構成であるため
にその製作に要する費用と時間が大きい。
前記の架台を施工現場にて架台据え付け用プレートを
介して基礎部分に固定し、基礎に固定した架台上に鉄骨
柱を固定する。この二段階の固定工事がいずれも現場で
行なわれるため、現場作業の能率が悪い。
介して基礎部分に固定し、基礎に固定した架台上に鉄骨
柱を固定する。この二段階の固定工事がいずれも現場で
行なわれるため、現場作業の能率が悪い。
この発明は前述した従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、基礎工事に先行して鉄骨建方工事を行
う方法において、前記の欠点を解消してより合理的
に工事を行えるようにすることにある。
で、その目的は、基礎工事に先行して鉄骨建方工事を行
う方法において、前記の欠点を解消してより合理的
に工事を行えるようにすることにある。
《課題を解決するための手段》 そこでこの発明では、鉄骨柱の下端に単一の柱状部材
からなる仮柱を予め連結しておき、その仮柱の下端を施
工現場の基礎部分に固定して鉄骨建方工事を行うように
した。
からなる仮柱を予め連結しておき、その仮柱の下端を施
工現場の基礎部分に固定して鉄骨建方工事を行うように
した。
《作 用》 本発明の方法における前記仮柱は従来方法における鉄
骨建方用架台に相当することになるが、この仮柱は単一
の柱柱部材からなる非常に簡単で小型の部材である。し
かも、この仮柱は前記鉄骨柱の下端に予め連結されてい
るので、施工現場では仮柱の下端を基礎部分に固定する
工事だけを行えば鉄骨建方工事に進むことができる。
骨建方用架台に相当することになるが、この仮柱は単一
の柱柱部材からなる非常に簡単で小型の部材である。し
かも、この仮柱は前記鉄骨柱の下端に予め連結されてい
るので、施工現場では仮柱の下端を基礎部分に固定する
工事だけを行えば鉄骨建方工事に進むことができる。
《実施例》 第１図および第２図に本発明による鉄骨建方方法を採
用した建築工事の例を示している。図において、１は施
工現場の地盤中に構築された地下連続壁あるいは杭から
なるコンクリート基礎、２は建物本体部分の鉄骨柱、３
は鉄骨柱と組み合わされて建物本体部分の鉄骨を構成す
る鉄骨梁、４はＨ型鋼からなる仮柱である。
用した建築工事の例を示している。図において、１は施
工現場の地盤中に構築された地下連続壁あるいは杭から
なるコンクリート基礎、２は建物本体部分の鉄骨柱、３
は鉄骨柱と組み合わされて建物本体部分の鉄骨を構成す
る鉄骨梁、４はＨ型鋼からなる仮柱である。
仮柱４は鉄骨柱２および鉄骨梁３を施工現場に据え付
ける前に、例えば工場などにおいて鉄骨柱２の下端に予
め連結しておく。鉄骨柱２に仮柱４を連結する手段とし
ては、溶接やボルト止めなどの方法を用いる。
ける前に、例えば工場などにおいて鉄骨柱２の下端に予
め連結しておく。鉄骨柱２に仮柱４を連結する手段とし
ては、溶接やボルト止めなどの方法を用いる。
仮柱４を下端に連結した鉄骨柱２を施工現場に据え付
け、仮柱４の下端をコンクリート基礎１の所定位置に固
定する。仮柱４の下端を基礎１に固定する手段として
は、例えば基礎１にアンカーボルトを埋設しておき、そ
のボルトを用いて固定する。
け、仮柱４の下端をコンクリート基礎１の所定位置に固
定する。仮柱４の下端を基礎１に固定する手段として
は、例えば基礎１にアンカーボルトを埋設しておき、そ
のボルトを用いて固定する。
このように仮柱４とともに鉄骨柱２を施工現場の基礎
１上に据え付けて固定し、この鉄骨柱２に鉄骨梁３等を
組み合わせて鉄骨建方工事を進める。この鉄骨建方工事
は、第２図に示すように、仮柱４を埋め込んだ形で構築
する基礎梁５や、地盤上の耐圧盤６、それに地下階床７
などの基礎躯体や地下階躯体のコンクリート工事と並行
してあるいは先行して行うことになる。
１上に据え付けて固定し、この鉄骨柱２に鉄骨梁３等を
組み合わせて鉄骨建方工事を進める。この鉄骨建方工事
は、第２図に示すように、仮柱４を埋め込んだ形で構築
する基礎梁５や、地盤上の耐圧盤６、それに地下階床７
などの基礎躯体や地下階躯体のコンクリート工事と並行
してあるいは先行して行うことになる。
なお前記の実施例では仮柱４としてＨ型鋼を用いた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、単一の柱
状部材で適当な材料を用いることができる。
が、本発明はこれに限定されるものではなく、単一の柱
状部材で適当な材料を用いることができる。
また、仮柱４の下端を基礎１に固定する手段として
は、アンカーボルトだけではなく、より強固に、より正
確な位置に仮柱４を固定するための他の手段を講じても
よい。
は、アンカーボルトだけではなく、より強固に、より正
確な位置に仮柱４を固定するための他の手段を講じても
よい。
《発明の効果》 以上詳細に説明したように、この発明による鉄骨建方
方法では、鉄骨柱の下端に仮柱を予め連結しておき、そ
の仮柱の下端を施工現場の基礎部分に固定して鉄骨建方
工事を行うようにしたので、施工現場では予め連結され
た鉄骨柱と仮柱とを据え付けて固定すればよく、現場作
業が能率的に行える。また、仮柱としては単一の柱状部
材を用いたので、従来技術における複雑な構造の鉄骨建
方用架台に比べて、その製作に要する費用や時間は大幅
に少なくなる。
方法では、鉄骨柱の下端に仮柱を予め連結しておき、そ
の仮柱の下端を施工現場の基礎部分に固定して鉄骨建方
工事を行うようにしたので、施工現場では予め連結され
た鉄骨柱と仮柱とを据え付けて固定すればよく、現場作
業が能率的に行える。また、仮柱としては単一の柱状部
材を用いたので、従来技術における複雑な構造の鉄骨建
方用架台に比べて、その製作に要する費用や時間は大幅
に少なくなる。
第１図および第２図は本発明による鉄骨建方方法を採用
した建築工事の施工過程の一例を示す図である。 １……コンクリート基礎 ２……鉄骨柱 ３……鉄骨梁 ４……仮柱 ５……基礎梁 ６……耐圧盤 ７……地下階床
した建築工事の施工過程の一例を示す図である。 １……コンクリート基礎 ２……鉄骨柱 ３……鉄骨梁 ４……仮柱 ５……基礎梁 ６……耐圧盤 ７……地下階床
Claims (1)
- 【請求項１】鉄骨柱の下端に単一の柱状部材からなる仮
柱を予め連結しておき、その仮柱の下端を施工現場の基
礎部分に固定して鉄骨建方工事を行うことを特徴とする
建築工事における鉄骨建方方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32242890A JP2605484B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 建築工事における鉄骨建方方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32242890A JP2605484B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 建築工事における鉄骨建方方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04194275A JPH04194275A (ja) | 1992-07-14 |
| JP2605484B2 true JP2605484B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=18143560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32242890A Expired - Fee Related JP2605484B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 建築工事における鉄骨建方方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2605484B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP32242890A patent/JP2605484B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04194275A (ja) | 1992-07-14 |
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