JPH0319175Y2 - - Google Patents

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JPH0319175Y2
JPH0319175Y2 JP1990000004U JP490U JPH0319175Y2 JP H0319175 Y2 JPH0319175 Y2 JP H0319175Y2 JP 1990000004 U JP1990000004 U JP 1990000004U JP 490 U JP490 U JP 490U JP H0319175 Y2 JPH0319175 Y2 JP H0319175Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子機器のコネクタ用接触子に関
し、特に、フレキシブルプリント配線基板、もし
くは、フレキシブルフラツトリボンケーブル等に
適するコネクタの接触子に関する。
(従来の技術) 従来、プリント配線基板接続用コネクタは、ベ
ークライト、ガラスエポキシ等をベース材とする
比較的厚肉(3mm程度)のプリント配線基板に適
する接触子を備えており、その標準的な端子間ピ
ツチは、2.54mm(1/10インチ)であり、各接触子
は、個々に加工できる大きさとなつていた。
しかし、最近は、プリント配線基板の加工精度
の向上と、回路の高集密度化に伴い、集積回路素
子の端子間ピツチが、1.27mm(1/20インチ)と小
さくなる傾向にあり、それに応じて、プリント配
線基板の接続端子ピツチも、1.27mmもしくはそれ
に近い1.25mmものが要求されるようになつてい
る。
さらに、マイクロプロセツサ並びに電子回路利
用の小型機械、例えば、電子制御スチルカメラ、
同8ミリカメラ、ビデオテープレコーダ、携帯用
(ポケツト型)カセツトレコーダ、並びに、車載
用小型電子機器等に、小型化が容易で、柔軟性の
高いフイルムベースプリント配線基板が利用され
るようになり、接続端子間ピツチのより小さいも
の、例えば、1mm以下のものが要求されるように
なつている。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように、端子間ピツチの小さいプリント
配線基板を適正に接続するためのコネクタ用の接
触子を、従来の構造のままで、小さく作ることは
困難であるため、実際には、上記ピツチは、1.25
mm程度が限度とされている。
また、従来のコネクタは、厚肉のベース基板に
適した接触子を備えているため、この接触子を、
板厚0.2mm以下の可撓性のあるベース材に適用し
た際に、必要な接触圧を得ようとすれば、着脱が
困難となり、また、着脱を容易とすれば、接触圧
が不足することとなる。
本考案の目的は、端子間ピツチを極力小さくし
うるとともに、複数の接触片をもつ接触子を一体
構造のものとすることにより、極小型のコネクタ
を容易に組み立てうるようにし、かつ、プリント
配線基板との接続に際して、治具等の専用接続用
具を用いることなく使用することができ、しかも
容易かつ安価に製造しうるフラツトケーブル用コ
ネクタの接触子を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案においては、
互いに平行をなす複数の針金状導電材の一方の端
部と、中間部の1個所以上とを、絶縁性合成樹脂
材をモールド成型した、各導電材と直交する横棒
状の保持杆で固定してなり、かつ先端部保持杆
は、弾性を備えていることを特徴としている。
(実施例) 第1図は、本考案に係る接触子を備えるコネク
タAの一例を分解して示すもので、コネクタA
は、本考案による接触子10と第1の基体20と
第2の基体30とからなつている。
接触子10は、複数本の針金状導電材11を平
行に整列し、各導電材11の一方の端部(実施例
では右端部)と中間部とを、各導電材11と直交
するように、絶縁性合成樹脂材をモールド成型し
た、連結部材12をもつて固定したものである。
先端部保持杆12aは、コネクタAの組み立て
前において、接触子10を部品として取り扱うと
き、各導電材11間ピツチを保ち、かつ、後述す
る接触部11aの変形を防止するためのもので、
ゴム又は軟質プラスチツクを成形した弾性を有す
るものである。
中間部保持杆12bは、導電材11間のピツチ
を精度良く保つとともに、接触子10を偏平に保
つて、その取り扱いを容易なものとするためのも
ので、先端部保持杆12aに比べて、太くかつ丈
夫なものとしてある。
先端部と中間部の両保持杆12a,12b間に
おいて各導電材11は、コネクタに使用されると
きの接触部11aとなり、この部分には、必要に
応じ、金メツキ等の表面処理が施される。
各導電材11のための導電素材11′としては、
電気的に良導体で、しかも弾性のある線材、例え
ば、鱗青銅の針金が好ましく、その断面形は、円
形、楕円形、三角形、正方形、長方形、台形、ま
たは、偏平な長方形等のいずれでもよく、実施例
では円形としてある。
方形をなす第1の基体20の上面のやや左寄り
には、接触子10の中間部保持杆12bの下半部
が嵌合しうる凹条21と、この凹条21の左右両
側方において、各導電材11の下半分が嵌入しう
る多数の細溝22,23が設けられている。
右側の各細溝23のやや右方には、細溝23と
直交するやや大寸の凹条24が設けられ、凹条2
4の上縁には、互いに対向し、かつ内端同士が若
干の間隔をもつて離隔して左右に対をなす弾性片
25a,25bが、多数対設けられている。(第
2図参照)。
さらに、各細溝23の右方延長線上、すなわち
右側の各弾性片25bの右方には、各弾性片25
bの基端部から右方へ延びる細溝26が設けら
れ、各細溝26の右端は、第1の基体20の右端
部に、凹条21,24と平行に設けた凹条27の
左側面27aで終つている。
各細溝26の底は、右方へ向かつて、やや急傾
斜で深くなつている。
凹条27の右側面27bの下半部は、細溝26
の底とほぼ同一確度の傾斜面27cをもつて、右
下方へ拡開している。
第1の基板20は、偏平な長方形をなし、その
四隅には、第2の基体30の四隅における連結脚
38aが上方から係合しうるL形切込み28aが
設けられ、L形切込み28aの下部には、連結脚
38aの下端の内向きの係合爪38bが係止しう
る係合段部28bが設けられている。
第2の基体30は、第1の基体20に重ね合わ
せたとき、互いの対向表面同士を密着させるよう
になつており、その密着状態を維持するために、
第2の基体30の四隅には、前記のように、第1
の基体20と係合する連結脚38aと係合爪38
bとが設けられている。なお、この結合は、ねじ
止めでもよい。
第2の基体30の下面には、これを第1の基体
20に重ね合わせたとき、第1の基体20の凹条
21と細溝22,23と対向する処に、それぞれ
対応する凹条31と細溝32,33が設けられて
いる。
また、第2の基体30における第1の基体20
の弾性片25a,25bと対向する処には、フイ
ルムベースのプリント配線基板、もしくは、可撓
性のあるフラツトリボンケーブル40等の接続端
部41の板厚より若干深めの凹部34が設けられ
ている。
凹部34の右側部は、第2の基体30の右端面
30aにおいて、側方へ開口している。 上記の
ような接触子10と第1の基体20と第2の基体
30からなるコネクタAは、第2図に示すごと
く、その接触子10とフラツトリボンケーブル4
0を、第1と第2の基体20,30間に挟んでサ
ンドイツチ状に組み立てて使用される。
以下、第2図に示す組み立てた使用状態につい
て説明する。
接触子10の中間部保持杆12bは、両基体2
0,30の凹条21,31に嵌合され、かつ中間
部保持杆12bから両側に突出する導電材11
は、それぞれ細溝22,23,32,33に嵌合
され、中間部保持杆12b、並びにその近辺の導
電材11の部分は、両基体20,30に押圧され
固定されている。
各細溝23,33から右方へ延出する接触子1
0の接触部11aは、弾性片25a,25bの対
向する先端を跨いで湾曲して、細溝26に嵌合
し、接触部11aの右方に位置する先端部保持杆
12aは、凹条27の斜面27aに当接してい
る。
弾性片25a,25bを跨いでいる接触部11
aと、第2の基体30における凹部34の底壁3
4aとの間には、フラツトリボンケーブル40の
接続端部41が、その導電箔42を接触部11a
側に向けて挿入され、この部分で、接触部11a
と導電箔42の電気的接続がなされている。
接触部11aには、それ自体にも導電箔42と
圧接する弾性力がある。
弾性片25a,25bは、接触部11aの弾性
力を補助し、接触部11aと導電箔42との接触
圧を高めている。
接触部11aは、細溝23と26とに嵌合して
いるため、導電箔42と接触する部分の位置(ピ
ツチ)が確保され、接触部11aが導電箔42の
幅方向へ逃げるような動きは防止されている。
これにより、フラツトリボンケーブル40にお
ける導電箔42のピツチが小さくて、導電箔42
の幅が狭くても、接触圧を得るために加圧された
接触部11aが、導電箔42から逃げて外れるこ
とはなく、接触は確実になされることとなる。
第3図及び第4図は、接触子10の製造方法を
説明するための概略図で、同一軸線上に並置され
た複数の巻枠50に巻回された複数本の針金状導
電素材11′は、適宜の案内部材51を介して、
線間ピツチを一定として整列され、かつ平行をな
して、成型用上型52aと下型52bの間を通
り、巻枠53に巻かれる。
上型52aと下型52bの間において、各導電
素材11′と直交する前記連結部材12が、絶縁
性合成樹脂材でモールド成型される。
すなわち、上型52aと下型52bの間におい
て、連結部材12における先端部保持杆12aと
中間部保持杆12bとは、同時に成型され、1回
成型する毎に、巻枠53は、接触子1個分の長さ
()だけ、導電素材11′を間欠的に巻取る。
このようにして、巻枠53には、導電素材1
1′と連結部材12とからなる多数の接触子10
が、順次巻取られる。
導電素材11′を、各先端部保持杆12aのと
ころで切断して、コネクタA用の接触子として使
用する。
なお、54は保護シートで、巻取られた導電素
材11′の間へ同時に巻込まれ、特に接触部11
aを保護するものである。
この保護シート54は、後工程でメツキ処理を
施す場合は、網状の通液性の良好な材料としてお
けば、巻枠53に多数の接触子10を巻込んだま
ま、メツキ処理ができる。
即ち、各接触子10は、導電素材11′によつ
て、電気的にも継がれているため、電気メツキ
は、巻枠53に巻いたままでできる。
第5図並びに第6図は、連結部材12を成型す
る別の例を示すものである。
第5図は、接触子102個分を1度に成型する
一例で、先端部保持杆12a,12a同士を互い
に突き合わせ状態とした2個の接触子10,10
を、上型52a′と下型52b′とにより、1度に成
形するものである。
第6図は、先端部保持杆12aと複数の中間部
保持杆12b,12c,12dを備える接触子1
0を、成形型56,57,58,59をもつて同
時に成形する例を示すものである。
この場合、先端部保持杆12aと各中間部保持
杆12b,12c,12dを、材質の異なる合成
樹脂材をもつて成形することができる。
例えば、先端部保持杆12aを軟質プラスチツ
ク又はゴム材とし、先端部保持杆12aに最も近
い中間部保持杆12bを軟質のプラスチツク材と
し、他の中間部保持杆12c,12dを軟質のビ
ニール系プラスチツクとするなどして、コネクタ
Aとして使用する際の第1と第2の基体20,3
0に最も適合するものとすることができる。
(考案の効果) 本考案よれば、接触子を、構造の簡単な単一部
材からなるものとし、かつ3個の部材からなるコ
ネクタが提供される。
このコネクタは、フイルムベースプリント配線
基板や、フラツトリボンケーブル等の接続端子間
ピツチがきわめて小さいものにも充分に適用する
ことができる。
各導電材の先端部保持杆は弾性を備えているた
め、コネクタの基体によく密着し、良好な接触圧
が得られる。
また、接触子10と2個の基体20,30は、
すべて樹脂成型をもつて作ることができ、しか
も、組み立てが容易であるため、非常に安価に提
供しうる。
コネクタの接触子には、必要に応じてメツキ等
の表面処理が施されるが、本考案による接触子1
0は、メツキ処理を行うべき各接触部11aが、
連結部材12をもつて、一方向に整列して連結さ
れており、しかも、各接触部11aは、比較的長
い導電材11からなるため、電気的メツキ処理が
容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る接触子を利用したコネ
クタの実施例を示す分解斜視図、第2図は、第1
図に示すコネクタの使用状態における中央縦断面
図、第3図は、本考案に係る接触子の製造要領の
一例を示す断面図、第4図は、第3図の平面図、
第5図は、本考案に係る接触子の製造要領の別の
例を示す要部側面図、第6図は、さらに別の製造
要領を示す要部側面図である。 A……コネクタ、10……接触子、11……導
電材、11′……導電素材、11a……接触部、
12……連結部材、12a……先端部保持杆、1
2b……中間部保持杆、20……第1の基体、2
1……凹条、22,23……細溝、24……凹
条、25a,25b……弾性片、26……細溝、
26a……溝底、27……凹条、27a……左側
面、27b……右側面、27c……傾斜面、28
a……L形切込み、28b……係合段部、30…
…第2の基体、31……凹条、32,33……細
溝、34……凹部、38a……連結脚、38b…
…係合爪、40……フラツトリボンケーブル、4
1……接続端部、42……導電箔、50……巻
枠、51……案内部材、53……巻枠、54……
保護シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに平行をなす複数の針金状導電材の一方の
    端部と、中間部の1個所以上とを、絶縁性合成樹
    脂材をモールド成型した、各導電材と直交する横
    棒状の保持杆で固定してなり、かつ先端部保持杆
    は、弾性を備えていることを特徴とするフラツト
    ケーブル用コネクタの接触子。
JP1990000004U 1990-01-04 1990-01-04 Expired JPH0319175Y2 (ja)

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JP1990000004U JPH0319175Y2 (ja) 1990-01-04 1990-01-04

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JPH02126370U JPH02126370U (ja) 1990-10-18
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