JPS641742Y2 - - Google Patents

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JPS641742Y2
JPS641742Y2 JP114483U JP114483U JPS641742Y2 JP S641742 Y2 JPS641742 Y2 JP S641742Y2 JP 114483 U JP114483 U JP 114483U JP 114483 U JP114483 U JP 114483U JP S641742 Y2 JPS641742 Y2 JP S641742Y2
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insulating
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JP114483U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えばハイブリツド集積回路のよう
な小形の電気部品より平行に突出している複数の
端子に対する接続に用いられるマルチコネクタに
関する。
従来、ハイブリツド集積回路の端子に接続する
ようなコネクタは知られていなかつた。即ち従来
のいわゆるマルチコネクタは、配線基板のような
板状の挿入片の一面又は両面に比較的多くの端子
がその板面上に一縁に沿つて配列形成され、その
挿入片をコネクタのボデイに形成されたコネクタ
挿脱孔に挿入することにより、ボデイ内に保持さ
れている対応するコンタクトと弾性的に接触する
ものであつた。しかしハイブリツド集積回路や、
半導体集積回路においてはその基板の一縁より複
数の端子が突出して取付けられ、これら端子は細
く、かつ互に接近しているものであつて、これら
端子をコネクタの挿入孔に1本ずつ挿入すること
は困難であり、集積回路端子に接続するコネクタ
は用いられていなかつた。一般には配線基板上の
配線に、端子をボンデイングにより直接いちいち
接続していた。なお集積回路をパツケージ内に収
容し、そのパツケージを配線基板に接続するもの
があるが、これは集積回路の種類により別のパツ
ケージを必要とした。
この考案の目的は集積回路のような小形の電気
部品より突出している複数の端子に比較的容易に
接続することができるコネクタ装置を提供するこ
とにある。
第1図及び第2図はこの考案のマルチコネクタ
の実施例における絶縁基体の構成を示す。絶縁基
体11は細長いほぼ直方体状をしており、合成樹
脂材のモールド品として構成される。絶縁基体1
1の長手方向と平行な一面12はコンタクト配列
面とされ、コンタクト配列面12にはその幅方向
に延長したリブ141〜14oが等間隔で面12の
長手方向に配列形成され、このリブ141〜14o
の隣接するもので挟まれた領域がコンタクト収容
部151〜15o+1とされる。これらコンタクト収
容部151〜15o+1に弾性導電材の帯状コンタク
ト171〜17o+1が配される。これらコンタクト
171〜17o+1は絶縁基体11に一体に保持され
る。例えば第2図及び第3図に示すように絶縁基
体11内に各コンタクト収容部151〜15o+1
対応して弾性導電材の帯状体17′1〜17′o+1
両端をそれぞれ突出した状態で絶縁基体11のモ
ールド時に一体にモールドされ、これら弾性導電
材の帯状体の各一方の突出部は点線で示す状態よ
り同時に折り返されてそれぞれコンタクト収容部
151〜15o+1内の対応するものに位置されてそ
れぞれコンタクト171〜17o+1とされる。この
場合各コンタクト収容部151〜15o+1は一端
が、コンタクト配列面12の一方の側縁まで形成
され、これより面12と隣接する側面13上に折
曲げ延長されて案内溝161〜16o+1とされる。
弾性導電材の帯状体17′1〜17′o+1は案内溝1
1〜16o+1の底面に接触して折曲げられ、更に
コンタクト収容部151〜15o+1ではその底面に
対し、斜めに対向される。
コンタクト171〜17o+1のその収容部底面よ
りの最高の高さh1よりもリブ141〜14oの高さ
h2を大とすることが好ましい。この折曲げを治具
により容易に行えるように案内溝161〜16o+1
は、面12と反対の面、即ち底面18に達して形
成される。また各コンタクト収容部151〜15o
+1の側面13側の底面は底面18側に近ずくテー
パ面15aとされ、収容部151〜15o+1及び案
内溝161〜16o+1の各底面を構成する曲面を弾
性導電材の帯状体を折曲げる際の形として作用さ
せることができる。弾性導電材の帯状体17′1
17′o+1の他方の突出部はそれぞれ端子11〜1o
+1(第5図も参照)とされる。
帯状体17′1〜17′o+1は1枚の金属板の打抜
加工により作ることができ、第3図に示すように
その少くとも一端は連結片17aで互に連結され
て絶縁基体11とのモールド時に取扱いが便利な
ようにされる。またこの例では第2図に示すよう
に金属製補強板19が絶縁層21を介して、帯状
体17′1〜17′o+1と近接対向して絶縁基体11
内に一体にモールドされた場合である。補強板1
9はL字状に折曲げられ、機械的強度が大とされ
てある。補強板19は第3図に示すように枠体2
2に保持片23a,23bとして両端が一体に保
持され、絶縁層21を構成する絶縁シートを介し
て帯状体17′1〜17′o+1と枠体22を付けた補
強板19とを重ね合せて絶縁基体11内にモール
ドされ、その後連結片17a、枠体22、保持片
23a,23bが切離され、前述したように帯状
体17′1〜17′o+1が折曲げられる。
絶縁基体11に取付けられたコンタクト171
〜17o+1に対して例えば端子ピンを接触結合さ
せる為に、その絶縁基体11に対して第4図ない
し第7図に示すように、カバー24が取り外し自
在に取付けられる。カバー24は第7図に示すよ
うに金属板で作られたスライダー25と絶縁材で
作られた押え板26とにより構成される。即ち押
え板26は絶縁基体11のコンタクト収容面12
上に配され、コンタクト収容面12の両端上に第
1図に示すように取付部28,29が一体に形成
され、これら間に嵌合溝27が形成されている。
押え板26は取付部28,29間に、ほぼ嵌合す
る長さとされ、かつ嵌合溝27と嵌合するような
幅とされており、しかし各収容溝151〜15o+1
の間と対向して、絶縁基体11と対向する面の両
側部に溝29が形成され、この溝間の凸部31が
収容溝151〜15o+1にそれぞれ嵌合させること
が出来る。この凸部31が形成された面と、反対
の面の中央部にコイル収容凹部32が形成されて
いる。更にその長手方向に沿う両側面に係合爪3
3,34(第5図)が両側部に形成されている。
一方スライダー25は金属板を断面U字状に折
り曲げてなり、その内部に押え板26が長手方向
に移動自在に保持される。即ち係合爪33,34
と対応して係合切欠き35,36が形成され、ス
ライダー25内に押え板26を嵌合させた時、爪
33,34が係合切欠き35,36に係合し、そ
の脱落が防止されると共に、長手方向に沿つて相
互に摺動できるようにされ、つみり長手方向にお
いて係合切欠き35,36は、爪33,34より
も大きくされている。スライダー25の押え板2
6との対向面において、受け片37が切起こさ
れ、受け片37はバネ収容凹部32内に配され
る。このバネ収容凹部32内には、コイルバネ3
8が収容されており、受け片37と収容凹部32
の一端の壁面との間にコイルバネ38が介在さ
れ、図においてスライダー25は左側に、押え板
26は右側に、偏倚される。
この偏倚された状態において、スライダー25
の一端と、押え板26の一端との間において取付
部29が第4図に示すように嵌合される嵌合凹部
39が設けられる。その為スライダー25の一
端、つまり取付部29側となる部分には、端板4
0が一体に折り曲げられて形成されている。端板
40には突起41、孔42が両側部に形成され、
カバー24を絶縁基体11に取付けた場合に、そ
の突起41及び孔42とそれぞれ係合する三角爪
43,44が取付部29の外面両側部に一体に形
成されている。又、取付部28の両側部に孔45
及び係合切欠き46が形成され、絶縁基体11に
カバー24を取付けた時、その孔45及び係合切
欠き46とに挿入係合される、挿入凸片47,4
8がスライダー25の取付部28側の一端の両側
壁に一体に突出されている。
取付部28の頂面における孔45及び係合切欠
き46と対応する部分は取付部29側に近ずくに
従つてコンタクト収容面12に近ずくテーパ面5
1及び52とされている。コンタクト収容面12
上において側面13と反対の側部に取付部28,
29間に延長して案内片53が一体に形成され
る。補強板19の帯状体17′1〜17′o+1と直角
な折曲げ部は案内片53内に入るように位置され
ている。
従つて例えば第6図に示すように、各コンタク
ト171〜17o+1上に、例えば混合集積回路の基
板に取付けられる端子ピン54をそれぞれその延
長方向が収容溝151〜15o+1内に延長するよう
に配置し、この状態でカバー24をその凸片4
7,48をテーパ面51,52上に配すると共に
嵌合凹部39内に取付部29を挿入嵌合するよう
にカバー24を絶縁基体11のコンタクト収容面
12に押し付けると、その時スライダー25がコ
イルバネ38の偏倚力に抗して、第4図において
押え板26に対して右側に移動し、挿入凸片4
7,48が孔45、切欠き46と対向するとコイ
ルバネ38の力によりスライダ25が図において
左側へ移動し、爪43,44が凸片41、孔42
と係合し、この係合状態を保持する方向にスライ
ダー25が偏倚される。
以上述べたようにこの考案のマルチコネクタに
よれば、絶縁基体11のコンタクト上に被接続導
線を配置し、その上からカバー24を絶縁基体1
1上に押圧することによりスライダー25が横方
向に往復スライドして絶縁基体11と係合し、被
接続導線とコンタクトとの接続状態が保持され、
この接続操作が頗る簡単である。その接続の際に
被接続導線に対し、その延長方向に沿う力は全く
加わらず、被接続導線とそれが取付けられている
基板との接続状態を損うおそれはない。
絶縁基体11に対しコンタクトをモールドによ
り保持することにより小形に構成することがで
き、集積回路基板などから平行に近接して突出し
ている多数の細い端子に対しても容易に接続する
ことができる。更にコンタクトをモールドにより
保持することにより、その一端の端子に半田付を
行つた時に、その半田フラツクスが絶縁基体内に
入り込むおそれがなく、半田フラツクスによりコ
ンタクトが汚されるおそれもない。
カバーを絶縁基体に取付ける際に、取付け突部
29を嵌合凹部39内に挿入することより、相互
に位置決めがなされ、押えた被接続導線及びコン
タクト間にずれる方向の力が加わらず、これらは
互に正しく接続される。またリブ141〜14o
存在により、被接続導線の位置決めが容易でかつ
被接続導線の隣接するものが相互に接触するおそ
れもない。コンタクトと被接続導線との接触圧の
総反力によりカバーがたわむ力を受けるが、金属
板のスライダーにより、そのたわみを充分小とす
ることができ、良好な接触圧を保持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のマルチコネクタ中の絶縁基
体の一例を示す斜視図、第2図は第1図のAA線
断面図、第3図は絶縁基体の製造の説明に供する
ための斜視図、第4図はこの考案によるマルチコ
ネクタの一例を示す正面図、第5図は第4図の平
面図、第6図は第5図のBB線断面図、第7図は
カバー24の分解斜視図である。 11:絶縁基体、12:コンタクト収容面、1
1〜14o:リブ、151〜15o+1:コンタクト
収容部、171〜17o+1:コンタクト、19:補
強板、21:絶縁層、24:カバー、25:スラ
イダー、26:押え片、29:取付部、38:コ
イルばね、39:嵌合凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンタクトが保持された絶縁材の絶縁基体と、
    その絶縁基体に対し取外し自在に取付けられるカ
    バーとよりなり、 上記絶縁基体の上記カバーが取付けられるコン
    タクト収容面に、コンタクト収容部の複数個がそ
    の絶縁基体の長手方向に配列形成され、これらコ
    ンタクト収容部にそれぞれ上記コンタクトが収容
    され、かつ上記コンタクト収容面側の一端部に取
    付部が一体に突出形成され、 上記カバーは上記コンタクト収容面に対接され
    てこれをほぼ被う絶縁材の押え片と、その押え片
    の上記絶縁基体と反対の面側において、上記コン
    タクト収容部配列方向に摺動自在に取付けられた
    断面コ字状の金属板よりなるスライダとよりな
    り、上記カバーの一端部において上記スライダと
    押え片とより、上記取付部が挿入嵌合され、その
    押え片の上記配列方向における絶縁基体に対する
    位置を決める基準嵌合部が形成され、上記スライ
    ダと上記絶縁基体とが凹凸係合により係合される
    係合手段が設けられ、その係合を保持するように
    上記スライダと上記押え片とを互いに偏倚するば
    ねが上記カバーに保持されているマルチコネク
    タ。
JP114483U 1983-01-08 1983-01-08 マルチコネクタ Granted JPS59107490U (ja)

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JP114483U JPS59107490U (ja) 1983-01-08 1983-01-08 マルチコネクタ

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JP114483U JPS59107490U (ja) 1983-01-08 1983-01-08 マルチコネクタ

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Publication Number Publication Date
JPS59107490U JPS59107490U (ja) 1984-07-19
JPS641742Y2 true JPS641742Y2 (ja) 1989-01-17

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ID=30132875

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