JPH03191145A - 建築材料の防カビ方法 - Google Patents

建築材料の防カビ方法

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JPH03191145A
JPH03191145A JP32995889A JP32995889A JPH03191145A JP H03191145 A JPH03191145 A JP H03191145A JP 32995889 A JP32995889 A JP 32995889A JP 32995889 A JP32995889 A JP 32995889A JP H03191145 A JPH03191145 A JP H03191145A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吸水防止効果を有する有機ケイ素化合物に防
カビ剤を配合してなる建築材料用防カビ剤組成物に関す
る。
本発明でいう建築材料とは、打ち放しコンクリート、軽
量コンクリート、プレキャストコンクリート、軽量気泡
コンクリート (ALC)、モルタル。
石綿セメント板9石こうボード、ケイ酸カルシウム板、
パルプセメント板、木毛セメント板、ハードボード、し
っくい、煉瓦、ブロック、石こうプラスター ドロマイ
トプラスター、リシンなど無機質材料を主成分とするも
ののほか木材1合板。
パーチクルボード、紙、クロス、塗料など有機質材料を
主成分とする建築材料をいい、以下単に「材料」という
ことがある。
(従来の技術) 日本式家屋で、従来、主として用いられた建築材料は、
吸湿性の大きな木材9紙類などであり。
また壁、床1天井ともに隙間が多く、十分な自然換気が
行われていた。そのため、梅雨時や冬期の結露の発生し
やすい時期においても湿気が室内に溜まることがなく、
カビの発生による被害も少なかった。
(発明が解決しようとする課題) 近年、建築材料は木材からコンクリートやブロックへと
移行し、サツシにはアルミ類のものが用いられるように
なり室内の気密性は著しく良くなった。また冬期には水
蒸気の多く発生する灯油。
ガスなどの暖房器を使用するなど生活様式の変化に伴っ
て、従来はカビの発生などみられることのなかった冬期
においても、室内が高温多湿となるなどカビが発生しや
すい条件となった。発生したカビは、建物の外観を損な
うばかりでなくそこに住む人の健康障害をも引き起こす
までに大きな問題となっている。
かかる建築材料についてカビの発生を抑制する手段とし
ては、防カビ剤を溶かした液をスプレーや刷毛により塗
布する方法が行われていた。しかしこの方法では、防カ
ビ剤による効果は表面のごくわずかの層に限られるため
剥離したり、流されたりし易く、そのため長期間防カビ
効果を保持することは困難である。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記の状況に鑑みて、建築材料へのカビ
の発生を防止し、該材料の美観を長期に亘り保持する方
法について検討した結果、カビの発生については、防カ
ビ剤による防止方法ばかりでなく、カビの育成環境条件
にまでおよぶ防止対策が必要であることに想到した。
カビの発生する条件としては、カビの種類により差はあ
るものの一般的にはつぎの4つの要素が挙げられる。
■温度 ■湿度(水分) ■栄養源 ■酸素上記の4つ
の要素のうち酸素については、ごく微量でもカビは十分
生育可能である。栄養源については、有機質成分が当て
られる。例えばビニルクロスやこれを貼るための合成接
着剤やでんぷんのり、バインダーに合成樹脂エマルジョ
ンやCMCを使用した…維壁など材料そのものが栄養源
となるものばかりでなく、材料の美粧性を保つための油
性ペイント、ラッカー、シリコン樹脂塗料、エポキシ樹
脂塗料などにはカビの養分になる有機質成分が多債に含
まれている。またモルタル、プラスターなどの無機質材
料であっても作業性を改良したり、下地との接着性を良
くする目的でメチルセルロースや合成樹脂エマルジョン
などの有機質成分が配合されており十分カビの栄養源と
なりうる。
温度についてもカビが発生しやすい温度が同時に人間に
とっても快適な温度範囲にあたることからこれをはずす
温度範囲を生活環境とすることはできない。
このように考えてくると、カビの発生を抑制する環境と
しては、前記の4つの要素のうち湿度(水分)を制御す
ることが唯一の方法といえる。
本発明は、かかる観点からなされたものであり。
その要旨は、一般式(1)または(I[)1 R2−(O3i)、、−0R2(1) (式中R1はC1〜CI8のアルキル基、フェニル基ま
たはアラルキル基、R2は01〜C5のアルキル基また
は水素原子、XはC,−C,、のアルキル基、フェニル
基またはアラルキル基+ C1〜C3のアルコキシ基。
nは1〜18の整数を示す) 1 ■ Y (式中R1は前記定義と同じである。Yは水素原子。
NaまたはKを示す) で表される有機ケイ素化合物1重量部に、防カビ剤0.
 ooooi〜10重量部を配合してなる建築材料用防
カビ剤組成物である。
本発明に使用される (A)成分である有機ケイ素化合
物は、前記一般式(I)または(IT)で表される有機
ケイ素化合物が好適である。本発明組成物を材料に塗布
することにより1組成物中の防カビ剤がカビの発生を抑
制するとともに、一般式(1)または(II)で表され
る有機ケイ素化合物が、防カビ剤を含んだ状態で。
イ)ずみやかに材料の深部まで浸透し。
口)材料中に通常存在する微量の水分と反応し。
ハ)材料の表面から一定の深さまでの層に撥水性を付与
する。その結果、材料のもつ通気性を阻害することなし
にカビの生育に不可欠な湿気(水分)の材料中への侵入
を抑制するためカビの発生を長期に亘り防止することが
可能となる。
本発明は、この様に、防カビ剤による防カビ効果と吸水
防止剤による材料中の水分含亙量を低下させることの相
乗効果を達成し、それによりカビの発生を長期に亘り安
定して抑制することのできる組成物を提供するものであ
る。
本発明で用いられる一般式(I)で表される有機ケイ素
化合物としては、メチルトリメトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチ
ルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エ
チルトリエトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン
、エチルトリブトキシシラン、プロピルトリメトキシシ
ランプロピルトリエトキシシラン、プロピルトリプロポ
キシシラン、プロピルトリブトキシシラン、ブチルトリ
メトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、ブチルト
リプロポキシシラン、ブチルトリブトキシシラン、ヘキ
シルトリメトキシシラン。
ヘキシルトリエトキシシラン、ヘキシルトリプロポキシ
シラン、ヘキシルトリブトキシシラン、オクチルトリメ
トキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、オクチル
トリプロポキシシラン、オクチルトリブトキシシラン、
フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシ
ラン、フェニルトリプロポキシシラン、フェニルトリブ
トキシシラン、ヘキザデシルトリメトキシシラン、ヘキ
サデシルトリエトキシシラン、ステアリルトリメトキシ
シラン、ステアリルトリエトキシシランなどのオルガノ
トリアルコキシシラン類およびこれらの低縮合物、ジメ
チルジメトキシシラン、ジメチルジェトキシシラン、ジ
メチルジプロポキシシラン、ジメチルジブトキシシラン
、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジェトキシシラ
ン、ジエチルジプロビキシシラン、ジエチルジブトキシ
シラン、ジプロピルジメトキシシラン、ジプロピルジェ
トキシシラン、ジプロピルジプロポキシシラン。
ジプロピルジブトキシシラン、ジブチルジメトキシシラ
ン、ジブチルジェトキシシラン、ジブチルジプロボキシ
シラン、ジブチルジブトキシシラン。
ジヘキシルジメトキシシラン、ジヘキシルジエトキシシ
ラン、ジヘキシルジプ口ボキシシラン、ジヘキシルジブ
トキシシラン、ジオクチルジメトキシシラン、ジオクチ
ルジェトキシシラン、ジオクチルジプロポキシシラン、
ジオクチルジブトキシシラン、ジフェニルジメトキシシ
ラン、ジフェニルジェトキシシラン、ジフェニルジプロ
ポキシシラン、ジヘキサデシルジメトキシシラン、ジヘ
キサデシルジエトキシシラン、ジステアリルジメトキシ
シラン、ジステアリルジェトキシシランなどのジオルガ
ノジアルコキシシラン類およびこれらの低縮合物、末端
シラノールジメチルポリシロキサン、末端シラノールジ
エチルポリシロキサン。
末端シラノールジプロピルポリシロキサン、末端シラノ
ールジブチルポリシロキサン、末端シラノール基へキシ
ルポリシロキサン、末端シラノールジオクチルポリシロ
キサン、末端シラノールジフェニルポリシロキサンなど
の末端にシラノール基を有するジオルガノポリシロキサ
ン類が挙げられる。もちろん、これら式(1)で表され
る化合物を混合して用いても構わない。
一般式(II)で表される有機ケイ素化合物としては、
メチルシリコネートカリウム塩、メチルシリコネートナ
トリウム塩、エチルシリコネートカリウム塩、エチルシ
リコネートナトリウム塩、プロピルシリコネートナトリ
ウム塩、プロビルシリコネートカリウム塩、フェニルシ
リコネートカリウム塩、フェニルシリコネートナトリウ
ム塩などのオルガノシリコネート類およびこれらの混合
物が挙げられる。
本発明で用いられる防カビ剤としては、一般に市販され
ているものいずれもが使用可能である。
その代表例を挙げると、ベンジルブロモアセテート、α
−ブロムシンナムアルデヒド(B[:A)、テトラクロ
ルイソフタロニトリル、4−クロロフェニル−3”−ヨ
ードプロパルギルホルマール、 2.3゜3−トリヨー
ドアリルアルコール(TIAA)、  ショートメチル
−p−トリスルフォン、3−ヨード−2プロビニルブチ
ルカルバメートナどのハロゲン系、ペンタクロロフェノ
ール(PCP)、ペンタクロロフェニルラウレート、0
−フェニルフェノール(OPP)、  p−クロo−m
−キシレノール(PCMX)。
p−クロロ−m−クレゾールなどのフェノール系。
2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール(TBZ)
2−(カルボメトキシアミノ)−ベンズイミダゾールな
どのイミダゾール系、2−メチル−4−イソチアゾリン
−3−オン、2−n−オクチル−4イソチアゾリン−3
−オン、1−(4−チオシアノメチルチオ)ベンゾチア
ゾール(TCMTB)、  2メルカプトベンゾチアゾ
ールナトリウムなどのチアゾール系、ドデシルグアニジ
ン塩酸塩、ポリへキサメチレンビグアニジン塩酸塩、グ
ルコン酸クロルヘキシジンなどのグアニジン系、ラジウ
ム−2−ピリジンチオール−1−オキサイド、ジンク2
−ピリジンチオール−1−オキサイド、 2.3゜5.
6−チトラクロロー4−(メチルスルフォニル)−ピリ
ジンなどのピリジン類、  10.10’−オキシビス
フェノキシアルシンなど有機ヒ素化合物、ジチオ−2,
2°−ビス(ベンヅメチルアミド)などのアミド系のも
ののほかテトラチウラムジサルファイド、N−(フルオ
ロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジメチル
−N′−フェノールN’−(フルオロジクロロメチルチ
オ)−スルファミド、3.5−ジメチル−テトラヒドロ
−1,3,5゜1−H−チアジアジン−2−チオンなど
が挙げられる。これらの防カビ剤は、単独で用いてもよ
いが、2種類以上を配合して用いると良い結果が得られ
る場合が多い。
本発明の組成物中における防カビ剤の割合は。
それぞれの薬剤の適応濃度を考慮して定められる。
その量は、(A)成分の有機ケイ素化合物1重量部に対
して0.00001〜10重量部が適量である。
本発明の防カビ剤組成物は、そのまま使用してもよいが
1通常は有機溶剤に溶解させて使用する。
その濃度は、各成分の組み合わせや、建築材料によって
異なり一概には言えないが9通常1〜20%の範囲が適
当である。
有機溶剤としては、これらを均一に溶かすものであれば
特に限定されるものではない。その例を挙ケルトエタノ
ール、n−プロパツール、  is。
プロパツール、  tert−ブタノール、エチレング
リコールなどのアルコール類;エチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、1.4−ジオキサンなどのエーテル類;アセ
トン、メチルエチルケトンなどのケトン類;脂肪族ナフ
サ、ミネラルスピリットなどのアルカン類;トルエン、
キシレン、ソルベントナフサ、芳香族ナフサなどの芳香
族炭化水素類;トリクロルエチレン、パークロルエチレ
ンなどのハロゲン化炭化水素類;酢酸エチルなどのエス
テル類およびこれらの混合物が挙げられる。
また、ここに挙げた有機溶剤のほかに前述の有機ケイ素
化合物と防カビ剤の組み合わせによっては。
有機溶剤よりもむしろ水を溶媒に用いると良い場合があ
る。その場合には、水溶液の形で、また。
必要に応じて、水と乳化剤を用いてエマルジョンとして
使用すればよい。
本発明の組成物は、材料に直接塗布してもよいが1通常
は、有機ケイ素化合物を前記の溶剤に溶解させ、そこへ
所定量の防カビ剤を添加して混合することにより溶液、
または、エマルジョンの形となし、その後、建築材料へ
塗布する方法が用いられる。
建築材料への塗布方法としては1通常用いられる方法9
例えば刷毛塗り、ローラー塗り、吹き付けなどにより行
うことができる。
その際の塗布量としては、材料によって異なるが、溶液
状態で10〜1000g/m2が適量である。
(実施例) 以下に本発明を実施例により詳細に説明するが。
本発明は、これらにより何ら限定されるものではない。
参考例 (防カビ性能試験) 表−1記載の基材、有機ケイ素化合物(シリコーン成分
)、防カビ剤を用いて防カビ剤溶液を調製し、 JIS
 Z−29117項「塗料の試験」に準じて防カビ性能
を評価した。
基材としてJISモルタル(厚さ6mm)、または市販
の珪酸カルシウム板(厚さ6mm)を3cmX3cmの
大きさに切断し、これに防カビ剤を種々添加したシリコ
ーン系化合物の溶液(防カビ剤溶液)を300g/m2
で塗布含浸させ25℃、60%RHの恒温恒湿槽内で1
週間養生した。
その後、滅菌オートクレーブにて121℃で15分間滅
菌し、試験用基材とした。
培地は、水11にぶどう糖40g、ペプトン10g。
寒天25gを加えpH6に調製溶解し、121℃で15
分間滅菌した。
滅菌シャーレに試験用基材を置き基材の2/3まで滅菌
培地を流し込み蓋をした後放冷し、培地を固化させた。
JIS 2−2911 7項の3に規定した試験用カビ
の胞子の懸濁液をスプレーにて基材および培地の表面に
均一に噴霧し蓋をして28℃、90%RHの恒温恒湿槽
内で4週間培養し、カビの発生の状態を調べた。
評価は、 JISの表示方法に準じ3段階の評価を行っ
た。
また比較例としてシリコーン成分および/または防カビ
剤を用いない場合について検討した。結果を併せて表−
1に示す。
(以下余白) この結果により、参考例−1〜6のいずれの防カビ剤溶
液を塗布した場合にも、基材に優れた防カビ性能が確認
された。
(以下余白) 実施例−1 防カビ性能試験の結果から、参考例−1と参考例−5の
組み合わせを選び、下記の処方で実地試験を行った。
メチルトリメトキシシランの15%イソプロピルアルコ
ール溶液(A)、および(A)液に2−(4−チアゾリ
ル)ベンズイミダゾールを濃度が0.1%に。
そしてテトラチウラムジサルファイドを濃度が0.05
%になるように添加した溶液(B)を調製した。
新築のブロック壁を有する建物の日光の当たらない北側
に面した部分に(A)液および(B)液を各々500g
/m2塗布し、1年、2年、3年にわたり壁面の観察を
行った。
無塗布の面は、1年後すでに黒褐色および緑色のカビが
発生し、著しく美観を損ねていた。
(^)液を塗布した面は、2年後所々同様のカビが発生
していた。しかしくB)液を塗布した面は3年後もカビ
の発生がなく初期の美観を保持していた。
実施例−2 有機ケイ素化合物としてインオクチル基およびメトキシ
基を有するシロキサンオリゴマーを市販のソルベントナ
フサにて5%に希釈した。そこへ2−(4−チアゾリル
)ベンズイミダゾールを濃度が0.1%に、そして3−
ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートを濃度が0
.05%になるように添加し、防カビ剤溶液を調製した
鉄筋コンクリート製建物の、直射日光の当たらない、風
通しの悪い風呂場のモルタル壁に発生した黒褐色のカビ
を、市販の次亜塩素酸系のカビ取り剤で処理した後、水
洗し、イソプロピルアルコールで再度処理した後、風乾
した。
このモルタル壁に上記防カビ剤溶液を一部塗布しない面
を残し300g/m2で塗布し、1年にわたって壁の観
察を行った。
無塗布面は濡れ色となり、3ケ月後には黒褐色のカビが
発生し著しく美観が損なわれていた。
溶液を塗布した面は、1年後も撥水性を有し。
何らカビの発生が認められず、カビ落とし直後の美観を
保持していた。
(発明の効果) 本発明の建築材料用防カビ剤組成物は、吸水防止効果を
有する有機ケイ素化合物に防カビ剤を配合したものであ
り、これを溶かした溶液を建築材料に塗布することによ
り、該材料は、防カビ剤による防カビ効果と有機ケイ素
化合物による材料中への水分の浸入を防止する効果との
相乗効果によりカビの発生を長期に亘り抑制し、その結
果、材料の美観は、長期にわたって持続される。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)有機ケイ素化合物1重量部に、 (B)防カビ剤0.00001〜10重量部を配合して
    なる建築材料用防カビ剤組成物。 2、(A)成分が下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1はC_1〜C_1_8のアルキル基、フェ
    ニル基またはアラルキル基、R^2はC_1〜C_5の
    アルキル基または水素原子、XはC_1〜C_1_8の
    アルキル基、フェニル基またはアラルキル基、C_1〜
    C_5のアルコキシ基、nは1〜18の整数を示す) で表される有機ケイ素化合物である請求項1に記載の建
    築材料用防カビ剤組成物。 3、(A)成分が下記一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中R^1は、前記定義と同じである。Yは水素原子
    、NaまたはKを示す) で表される有機ケイ素化合物である請求項1に記載の建
    築材料用防カビ剤組成物。
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