JPH03190882A - 2―カルボキシエチルオキサゾピロロキノリン類 - Google Patents

2―カルボキシエチルオキサゾピロロキノリン類

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Publication number
JPH03190882A
JPH03190882A JP32735189A JP32735189A JPH03190882A JP H03190882 A JPH03190882 A JP H03190882A JP 32735189 A JP32735189 A JP 32735189A JP 32735189 A JP32735189 A JP 32735189A JP H03190882 A JPH03190882 A JP H03190882A
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JP
Japan
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agent
carboxyethyl
promoting
opq
glutamic acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP32735189A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Sugamura
菅村 和弘
Akinori Oda
小田 晃規
Sadaji Uragami
貞治 浦上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2−カルボキシエチルオキサゾピロロキノリ
ン類に関する。
〔従来の技術、発明が解決しようとする問題点〕オキサ
ゾピロロキノリン化合物としては、今まで2. 8. 
10−−トリカルボキシ−1H−オキサゾ[5,4−h
コーピロロ[2,3−fコ牛/リンのみが知られている
が、その生理活性は、実用するにはまだ十分なものでは
ない。そこで生理活性がよりすぐれているオキサゾピロ
ロキノリン系化合物の開発が望まれていた。
〔問題点を解決するための手段、作用〕本発明者らは、
生理活性の高いオキサゾピロロキノリン系化合物につい
て鋭意研究を重ねた過程において、ピロロ牛ノリンキノ
ン(以下 PQQと記す)とグルタミン酸とを反応させ
ることにより新規なオキサゾピロロキノリン化合物が得
られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は5−(2−カルボキシエチル) −
2,8,10−−トリカルボキシ−1H−オキサゾ[5
,4−h]−ピロロ[2,3−fコキノリンおよびその
塩である。
しかるに、この化合物は、式 で表される。
5−(2−カルボキシエチル)−2,8,10−−トリ
カルボキシ−1H−オキサゾ[5,4−h]ピロロ[2
,3−f]キノリン(以下 2−カルボキシエチルOP
Q  と記す)の塩、すなわち、2−カルボキシエチル
OPQ塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩などがあ
る(2−カルボキシエチルOPQおよび2−カルボキシ
エチルOPQ塩を総称して以下2−カルボキシエチルO
PQ類と記すこともある)。
置換アンモニウム塩には、たとえば、アルキル置換アン
モニウム塩およびヒドロキシアルキル置換アンモニウム
塩などがある。
本発明の2−カルボキシエチル○PQ塩の代表例として
は、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カル
シウム塩、アンモニウム塩、トリメチルアンモニウム塩
、トリエチルアンモニウム塩、トリエタノールアンモニ
ウム塩などがある。
本発明の2−カルボキシエチルOPQ類を得る方法とし
ては、合成法および微生物を用いる発酵法などがあるが
、PQQとグルタミン酸あるいはPQQ塩とグルタミン
酸から合成する方法が比較的簡単であり、しかも、実用
的である。
PQQとグルタミン酸あるいはPQQ塩とグルタミン酸
から合成する場合には、使用されるPQQまたはPQQ
塩(PQQとPQQ塩とを総称して以下PQQ類と記す
こともある)は、発酵生産品あるいは合成品のいずれで
も良い。PQQ塩には、たとえば、ナトリウム塩および
カリウム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩およ
びカルシウム塩などのアルカリ土類金属塩、アンモニウ
ム塩、トリメチルアンモニウム塩およびトリエチルアン
モニウム塩などのアルキル置換アンモニウム塩ならびに
トリエタノールアンモニウム塩などのヒドロキシアルキ
ル置換アンモニウム塩などがある。
また、グルタミン酸は、D体、L体およびこれらの混合
物のいずれでもよい。
これらのPQQ類およびグルタミン酸は、いず=3 れも市販品を使用することができる。
グルタミン酸の使用量は、化学量論量以上であればよい
が、実用上、通常はPQQ類に対して1モル倍以上、好
ましくは1〜1000モル倍程度とされる。
この反応は溶媒を使用した液相で行われる。この溶媒の
代表例として水およびメタノールなどの低級脂肪族アル
コールなどがある。
反応液中におけるPQQ類の濃度範囲は、特に制限され
ず、溶媒の種類および反応条件などによって異なり、−
概に特定し得ないが、実用上、通常は、0.1〜50m
Mが好ましい。
本発明における2−カルボキシエチルOPQ類を得る反
応には酸素が必要であり、そのためには、反応液に酸素
を供給することが必要である。
2−カルボキシエチル○PQ塩は、また一般に2−カル
ホキ/エチルOPQを含む溶液に、目的とする2−カル
ボキシエチルOPQ塩に対応するアルカリを添加するこ
とによっても得られる。
このようにして得られた反応液から2−カルボキシエチ
ルOPQ類を分離精製する方法としては種々ある。たと
えば、2−カルボキシエチルOPQ類を吸着する樹脂担
体を用いた方法、有機溶媒抽出法、沈澱法、洗浄法およ
び限外ろ適法などがあり、これらの方法を単独あるいは
組み合わせて、2−カルボキシエチルOPQ類を分離、
精製することができる。
本発明の化合物は、この骨格構造がPQQと共通である
ことからPQQと同様の生理活性を有し、PQQと同様
の用途、たとえば、微生物に対する生育促進剤、動物に
おける肝障害改善剤、組織修復促進作用による創傷癒合
剤、逆転写酵素阻害作用による抗エイズ剤および抗白内
障剤、植物における花粉発芽促進剤および花粉管伸長促
進剤などとして使用し得るものと推察される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない
実施例 L−グルタミン酸6.4gを蒸留水800叔に溶解し、
5N NaOHにてpH4,0に調整してL−グルタミ
ン酸溶液を得た。
このL−グルタミン酸溶液にPQQ 800mgt−添
加し、空気を通気しながら強く機械損はんしつつ、30
℃にて26時間反応させた。この反応生成液を6N塩酸
にて1))Il、 Oとし、n−ブタノールを加え混合
した後放置し、2−カルボキシエチルOPQを含ムn−
ブタノール層を分離・回収した。さらに、このn−ブタ
ノール層に、0.1N NaOHを加え混合した後放置
し、2−カルボキシエチルOPQを含む水層を分離・回
収した。さらにこの液を6N塩酸にてpH8,0とし、
蒸留水を加え450−とじた。
得られた溶液に陰イオン交換担体であるDEAEセファ
デックスA−2550−を加え十分に攪はんし、2−カ
ルボキシエチルOPQをこの担体に吸着させた後静置し
、上清を除いて、この担体を分離・回収した。
50mmφカラムに新しいDEAE−セファデックスA
−2575−を充填し、その上に、回収した担体を充填
した。
このカラムに蒸留水400−を流して洗浄した後、0.
4M食塩水3400dを流し、引き続いてさらに0.6
M食塩水3800dを流した。この時、反応液に含まれ
ていた2−カルボキシエチルOPQは0.6M食塩水の
溶出画分に存在した。
この2−カルボキシエチルOPQ溶出画分ヲ6N塩酸に
てpH0,9とし、 5°Cにて2−カルボキシエチル
OPQを沈澱させた。得られた沈澱を遠心分離により回
収し0.IN塩酸で洗浄した後、真空上駒70℃で乾燥
して358mgの2−カルボキシエチルQPQを得た。
得られた2−カルボキシエチルOPQの色は、オレンジ
色であり、266〜271℃から徐々に分解し、明確な
融点を示さなかった。また水に溶けやすく、中性下およ
びアルカリ性下では極めて溶けやすかった。また低級ア
ルコールにも溶けたがアセトンおよびジエチルエーテル
には溶けなかった。
また、この2−カルボキシエチルOPQの水溶液の色は
、2−カルボキシエチル○PQの濃度お7 =8 よび水溶液のpHによって異なるが、約xomg/Ωの
2−カルボキシエチルOPQ水溶液は、水溶液のpHが
中性からアルカリ性では淡黄色であり、酸性では赤みが
かった淡黄色であった。
次に、この2−カルボキシエチルOPQの元素分析L 
 IRスペクトル、’H−NMRスペクトルおよび可視
・紫外部スペクトルを示す。
1)元素分析値: C+eH++N5O9・H2O(M
W 431.31> 理論値(%):C50,12H3,04N 9.74実
測値(%):C49,85H3,33N 9.622)
IRスペクトル(1’ *aX値、cm−’):(KB
r)2840br= ’、 2500’、 23408
h= ’、 157081515’、 1175vB、
 1100”・−755’、 ?30’3) ’H−N
MRスペクトル(δ値、 ppm)(DMSO−68、
内部標準+TMS)2、85(t、 2H,CH2−C
1−C02H,J=6.2Hz)。
3、30 (t、 2H,Cjl−−CH2−CO2H
,J =5.9Hz> 。
7、23(brs、 IH,ピロール環環C−■)。
7、98 (s、 IH,ピリジン環C−■)13、6
7(brs、 IH,ピロール環N−11,)4)可視
・紫外部スペクトル(λnax値、 +v) :(10
mMリン酸カリウム緩衝液pH7,0)256、275
ih、 419 〔発明の効果〕 本発明の新規化合物は、新規なオキサゾピロロキノリン
化合物であるから、新しい生理活性物質として、医薬あ
るいは農薬としての用途が期待される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 5−(2−カルボキシエチル)−2,8,10−トリカ
    ルボキシ−1H−オキサゾ[5,4−h]−ピロロ[2
    ,3−f]キノリンおよびその塩。
JP32735189A 1989-12-19 1989-12-19 2―カルボキシエチルオキサゾピロロキノリン類 Pending JPH03190882A (ja)

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JP32735189A JPH03190882A (ja) 1989-12-19 1989-12-19 2―カルボキシエチルオキサゾピロロキノリン類

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JP32735189A Pending JPH03190882A (ja) 1989-12-19 1989-12-19 2―カルボキシエチルオキサゾピロロキノリン類

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0670321A1 (en) * 1994-03-03 1995-09-06 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Oxazopyrroloquinoline deivatives and use thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0670321A1 (en) * 1994-03-03 1995-09-06 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Oxazopyrroloquinoline deivatives and use thereof

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