JPH03188135A - 液晶ポリマー系成形品 - Google Patents

液晶ポリマー系成形品

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JPH03188135A
JPH03188135A JP32692089A JP32692089A JPH03188135A JP H03188135 A JPH03188135 A JP H03188135A JP 32692089 A JP32692089 A JP 32692089A JP 32692089 A JP32692089 A JP 32692089A JP H03188135 A JPH03188135 A JP H03188135A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal polymer
acid
molded article
polyester
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Pending
Application number
JP32692089A
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English (en)
Inventor
Osami Shinonome
東雲 修身
Minoru Kishida
稔 岸田
Tomoyuki Izumi
智之 和泉
Hayami Onishi
早美 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面のぬれがよく接着性にすぐれた液晶ポリ
マー系成形品に関し、特に液晶ポリマーからなるフィル
ムの接着性の向上策を提供せんとするものである。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕異方
性溶融物を形成し得るポリエステル、いわゆる液晶ポリ
エステルは多くが溶融成形可能であり、耐熱性・寸法安
定性、ガスバリヤ−性等にすぐれているという、二とか
ら、その射出成形品、フィルム、シートその他成形品は
大いに注目されている。しかしながら、液晶ポリエステ
ルの成形あるいは成形品の加工時には多くの問題があり
、未だ広汎には展開されていないのが実情である。これ
らの問題のうちの一つが液晶ポリマー系成形品の接着性
の不足である。通常成形品は他の物品と貼合わされて、
あるいは接着されて用いられることが多い。例えば、フ
ィルムをフレキシブルプリントサーキット(FPC)に
適用する場合、該フィルムは金属箔と接着する必要があ
り、この時の接着強力が重要であることは勿論である。
しかるに、通常の液晶ポリマーからなるフィルムは接着
剤を使っても接着力が非常に小さく、このような用途で
は実現困難ということになる。液晶ポリマー系成形品の
接着性の低さは液晶ポリマー固有の分子鎖の配向性が大
きく影響していると考えられる。
何故ならば成形品の表面のぬれ特性そのものは通常の他
のポリマー、例えば非液晶性ポリエステル、ポリアミド
、ポリオレフィンとほとんど変わらず、表面ぬれ張力は
30〜4Qdyne/cm程度であるからである。本発
明はこのような状況に鑑み、液晶ポリマー系成形品の接
着向上を課題として検討を進めた次第である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らの検討で明らかになったのは液晶ポリマー系
成形品の表面ぬれ張力が一定の値を超えると、液晶ポリ
マーの分子鎖の配向に打ち勝つのか、接着側に対して親
和力の著しい向とが見られ、液晶ポリマー系成形品の接
着が実現され得るということである。
すなわち、本発明は異方性熔融物を形成し得るポリエス
テルが少なくとも表面層の一部を構成する成形品であっ
て、該部分の表面ぬれ張力が50dyne/ cm以上
であることを特徴とする液晶ポリマー系成形品を要旨と
する。
本発明において、異方性溶融物を形成し得るポリエステ
ルとは溶融状態において90°に交差した偏光子を備え
る光学系において偏光を通過させる性質を持つポリエス
テルを意味する。
かかるポリエステルの代表例は、■パラヒドロキシ安息
香酸を主成分とするポリエステル、■2−ヒドロキシ−
6−カルポキシナフタレンを主成分とするポリエステル
、■テレフタル酸とハイドロキノン類を主成分とするポ
リエステル、■バラヒドロキシ安息香酸成分とポリエチ
レンテレフタレート成分とからなるポリエステルがあり
、本発明の目的を…なわない範囲でイソフタル酸、メタ
ヒドロキシ安息香酸、4.4′−ジカルボキシビフェニ
ル、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4.4′−ジカ
ルボキシジフェニルエーテル、2.6−シヒドロキシナ
フタレン、44′−ジヒドロキシビフェニル、2−フェ
ニルハイドロキノン、2,2−ビス(4ヒドロキシフエ
ニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スル
ホン、2.2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェ
ニル)プロパン、ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフ
ェニル)スルホン等の芳香族成分の他、マロン酸、コハ
ク酸、スペリン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ドデカンニ酸、テトラデカンニ酸、エイコサンニ
酸、トリメチレングリコール、プロピレングリコール、
1.4−ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール等の脂肪族成分、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸、l。
4−シクロヘキサンジメタツール等の脂環族成分を適宜
共重合成分として含むものでよく、また難燃剤、耐熱剤
、耐候剤、つや消し剤、顔料等の添加剤を含んでいても
さしつかえない。
上記のうち、特に好ましいのは■のタイプのポリエステ
ルであり、バラヒドロキシ安息香酸成分が30〜74モ
ル%、テレフタル酸成分35〜13モル%およびエチレ
ングリコール35〜13モル%からなるポリエステルが
成形性にすぐれているばかりでなく、接着力の向上とい
う点でも良好な効果を発現する。
次に、本発明における成形品としては液晶ポリマーから
なるもの、例えば射出成形品、押出成形品、フィルム、
シート、繊維が主な対象となるが、表面層の少なくとも
一部が液晶ポリマーから構成されているものも含まれる
本発明において規定される表面ぬれ張力はJISK−6
763−71(ASTM D−2578)に記載された
方法によって測定されるものであるが、この値が50d
yne/cm以上であることが必要である。50dyn
e/cmより小さい領域では良好な接着効果が発現しな
いからであり、好ましくは55dnye/cm以上であ
ることがよい。
このような高い表面ぬれ張力とするに最も実用的なのは
コロナ放電処理である。コロナ放電処理は通常フィルム
、例えばポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、ポリエチレンテレフタ゛レートフィルムなどにも広
く利用されている技術であるが、液晶ポリマー表面層の
ぬれ特性を向上させるには後述の実施例に示す如く、比
較的多量のエネルギーを要し、通常のポリエチレンテレ
フタレートと比較して数10〜数100倍のエネルギー
量の領域となる。液晶ポリマーの種類によって異なるが
、室温付近で行う場合、空気あるいは酸素中で100 
W−rain/rrj以上 さらに好ましくは200W
 −min/rrr以上のエネルギーを与えることがよ
い。
コロナ放電処理の他にはグロー放電処理やプラズマ処理
も可能である。いずれにしろ、表面ぬれ張力が50dy
ne/Cm以上になるように処理することが重要である
〔実施例] 以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
実施例1〜3、比較例1〜3 (1)異方性溶融物を形成し得るポリエステルの合成固
有粘度が0.71のポリエチレンテレフタレートのチッ
プとパラアセトキシ安息香酸の粉末とをエチレンテレフ
タレート単位とパラヒドロキシ安息香酸成分のモル比が
40/60となるように反応機に仕込み、反応機中で減
圧下において原料を十分乾燥した後、窒素ガスを微量流
しながら270°Cに昇温し、原料がすべて熔融してか
ら40分間その温度に保って酢酸を留出させアシドリシ
ス反応を行った。
次いで、90分間かけて徐々に減圧し、0.3 トール
に達せしめた後、280°Cに昇温しで3時間重縮合反
応を行って、固有粘度が0.61のポリエステルのチッ
プを得た。このチップとバラアセトキシ安息香酸とをエ
チレンテレフタレート単位とバラヒドロキシ安息香酸成
分とのモル比が20/80になるように反応機に仕込ん
で、280°Cに昇温し40分間アシドリシス反応を行
った。その後、300°Cに昇温して0.3トールの減
圧下で4時間、溶融相で重縮合反応させた結果、フェノ
ール/テトラクロルエタン等重量混合溶媒中、35℃で
測定した固有粘度が0.81、溶融温度が278°Cの
ポリエステルのチップを得た。このポリエステルの液晶
性は偏光顕微鏡を用い、280°Cでクロスニコル下で
観察することによりfII認された。
(2)フィルム化 (+)で最終的に得られたポリエステルを290°Cで
溶融し、直径100 ttm、スリット巾0.5 mで
、かつダイリップを回転できるスパイラル状の回転ダイ
を取り付けたインフレーション成形機を用い、ダイを回
転数10rpHで回転させながら、該ポリエステル溶融
物を押出し、10m/l1inの速度で30μ厚の円筒
状フィルムを巻き取った。得られたフィルムは250°
Cで5秒間定長熱処理した。
(3)フィルムのコロナ放電処理 (2)で得られたフィルムについて、春日電機■製の高
周波電源旺−301を用い、プレート電圧3.25KV
、グリッド電流60m 、4、電極長さ0.55m、ク
リアランス3Mで処理時間を変えて(フィルムの送り速
度を変えることにより調整)、空気中、室温でコロナ放
電処理を施した。
処理後、1時間経過してから前述の方法によって表面ぬ
れ張力を測定した。
(4)接着試験 コロナ放電処理後1時間経過したフィルムの片面にウレ
タン系接着剤(チッソ■製すクソンボンドUβ−300
1)を均一に塗布し、100°Cで45分間乾燥後(接
着剤の膜厚は約20μとなった)、厚さ35μの電解銅
箔と170°Cに加熱した2個のローラー間で圧着した
。得られた張合せ品について180゜剥離強度を測定し
た。
(5)評価 第1表にコロナ処理条件、該処理で得られたフィルムの
表面ぬれ張力および銅箔との張合せ品の180°剥離強
度を示す。フィルムの表面ぬれ張力が50dyne/ 
cm以上において良好な接着性能が出ていることがわか
る。
〔発明の効果〕
本発明の液晶ポリマー系成形品は良好な接着性能を示し
、また、容易に工業生産され得るので、液晶ポリマーの
用途展開にとってきわめて有効である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、異方性溶融物を形成し得るポリエステルが少な
    くとも表面層の一部を構成する成形品であって、該部分
    の表面ぬれ張力が50dyne/cm以上であることを
    特徴とする液晶ポリマー系成形品。
  2. (2)、異方性溶融物を形成し得るポリエステルがp−
    ヒドロキシ安息香酸、テレフタル酸およびエチレングリ
    コールを主成分とするポリマーであることを特徴とする
    請求項(1)記載の液晶ポリマー系成形品。
JP32692089A 1989-12-15 1989-12-15 液晶ポリマー系成形品 Pending JPH03188135A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011176121A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Nitto Shinko Kk 半導体装置及び半導体装置の製造方法
KR20210137006A (ko) 2019-03-06 2021-11-17 혼슈우 카가쿠고교 가부시키가이샤 액정 폴리에스테르 가공품의 제조방법

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US11884864B2 (en) 2019-03-06 2024-01-30 Honshu Chemical Industry Co., Ltd. Method for producing liquid-crystal polyester processed product

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