JPH03241606A - コンデンサー - Google Patents

コンデンサー

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JPH03241606A
JPH03241606A JP4057790A JP4057790A JPH03241606A JP H03241606 A JPH03241606 A JP H03241606A JP 4057790 A JP4057790 A JP 4057790A JP 4057790 A JP4057790 A JP 4057790A JP H03241606 A JPH03241606 A JP H03241606A
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JP
Japan
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capacitor
film
acid
modulus
thermotropic liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP4057790A
Other languages
English (en)
Inventor
Osami Shinonome
東雲 修身
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
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Publication of JPH03241606A publication Critical patent/JPH03241606A/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、サーモトロピック液晶性ポリエステルの性質
を利用したフィルムコンデンサーに関する。
(従来の技術) 電子機器9通信機、電力・電気機器などに使われるフィ
ルムコンデンサーの素材としてポリエチレンテレフクレ
ート、ポリカーボネートポリスチレン、ポリフッ化ビニ
リデン、ポリフェニレンスルフィドなどがあり、各々の
固有の性質が生かされて活用されていることは周知のと
おりである。
一般にコンデンサー用のフィルムに要求される性質とし
ては、■フィルムの厚さはコンデンサーの容量に直接関
係する故、可能な限り薄いフィルムであること、■誘電
率が大きく誘電正接の小さいこと、■十分な絶縁抵抗を
有すること、■絶縁破壊電圧の大きいこと、■耐薬品性
の良いこと。
■腰の強さ、すべり性、耐熱性などが十分で素子巻き、
メタリコンなどの加工を施しやすいことが挙げられる。
これらの要求性能に対して、上記ポリマー群はいずれか
の欠点があり、特に極薄フィルム化(数μあるいはサブ
ミクロンオーダーのものが望まれている)、腰の強さ(
高ヤング率であること)、耐薬品性および耐熱性のいず
れをも満たすことは離しい。
コンデンサー用フィルムとして汎用的に使われている素
材は上記ポリマー群のうち前王者であるが、ポリエチレ
ンテレフタレートについては極薄化は延伸によって原理
的に可能であるが、薄物の延伸は技術的に困難度が高く
生産性に劣る。フィルムのヤング率はたかだか500 
Kg/mm2程度であり、腰の強さが不十分で加工しに
くい。ポリカーボネートでは腰の強さ、耐薬品性に問題
がある。
ポリプロピレンでは腰の強さ、耐熱性に劣る。また、近
年注目されているポリフェニレンスルファイドやポリエ
チレン−2,6−ナフクレートもポリエチレンテレツク
レートを駆逐できるほどの性能を備えていない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者はこのような状況に鑑み、極薄フィルム化能(
拡張力)、Hの強さ、耐薬品性および耐熱性に優れたフ
ィルムコンデンサーを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らの研究で明らかになったのは特定の組成のサ
ーモトロピック液晶性ポリエステル2軸配向フィルムを
絶縁層とするコンデンサーが目的に適うことである。
すなわち2本発明は「p−ヒドロキシ安息香酸。
テレフタル酸およびエチレングリコールを主成分とする
サーモトロピック液晶性ポリエステルからなり、厚さが
5μ以下で、縦方向のヤング率が1.000 Kg/n
+m”以上である2軸配向フィルムを絶縁層としてなる
コンデンサー。」を要旨とする。
本発明のコンデンサーにおいて適用されるフィルムは、
薄物化が容易であり、かつ十分な高ヤング率が発現する
こと、耐薬品性、耐熱性に優れることに大きなメリット
があるわけである。
本発明において、サーモI・コピツク液晶性ポリエステ
ルとは異方性溶融物を形成し得るポリエステルのことで
あり、溶融状態において90°Cに交差した偏光子を備
える光学系において偏光を捕過させる性質を持つポリエ
ステルを意味する。
本発明における液晶性ポリエステルは、かかる性質を持
つポリエステルのうちp−ヒドロキシ安息香酸、テレフ
タル酸およびエチレングリコールを主成分とするもので
あり、各々の成分がそれぞれ30〜74モル%、35〜
13モル%および35〜13モル%であることがフィル
ム形成能に優れている点で本発明の目的に適っている。
また1本発明の効果を損なわない範囲でイソフタル酸、
メタヒドロキシ安息香酸、 4.4’−ジカルボキシビ
フェニル 2.6−ナフタレンジカルボン酸、 4.4
’−ジカルボキシジフェニルエーテル、レゾルシン、ハ
イドロキノン、2,6−シヒドロキシナフタレン、4,
4”−ジヒドロキシビフェニル、2〜フエニルハイドロ
キノン、2I2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、2,
2−ビス(4−βヒドロキシエトキシフェニル)プロパ
ン、ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)スル
ホンなどの芳香族成分の他、マロン酸、コハク酸、スペ
リン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデ
カンニ酸、テトラデカンニ酸、エイコサンニ酸、トリメ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール ボリエチレング
リコールなどの脂肪族成分、■、4−シクロヘキザンジ
カルボン酸。
1.4−シクロヘキサンジメタツールなどの脂環族成分
を適宜共重合成分として含むものでよく、また、難燃剤
、耐熱剤、耐候剤、つや消し剤、顔料スリップ剤などの
添加剤を含んでいてもさしつかえない。上記の液晶性ポ
リエステルは、溶融重縮合法により得られる。
例えば液晶性ポリエステルは通常のポリエステルの合成
のように、アセチル化されたモノマーを用いて溶融重合
することもできるし、特公昭5618016号公報に開
示されているように、あらかじめp−ヒドロキシ安息香
酸を除く成分のみから得られたポリエステルとp−アセ
トキシ安息香酸とを乾燥窒素流下で加熱溶融し、アシド
リシス反応によって共重合ポリエステルフラグメントを
生成させ1次いで減圧し増粘させるという方法でも溶融
重合できる。反応が容易なことから後者の方が好ましい
本発明のコンデンサーにおけるフィルムは、■厚さが5
μ以下であること、■縦方向のヤング率一 が1,000 Kg/mm2以上であること、■2軸配
向していることを要件とするが、■はコンデンサーの容
量アップということからくる当然の要求であり(尚1本
発明のフィルムの誘電率はIKI(Zにおいて3.3〜
4.0にある)、好ましくは3μ以下、さらに好ましく
は2μ以下であることがよい。かような極薄フィルム化
に既述の組成の液晶性ポリエステルは適するのである。
また、■についてはヤング率が1+OOOKg/mm2
より低い場合、フィルムが薄くなると腰が弱いため蒸着
時にしわが入ったり。
蒸着加工時フィルムが縦方向に伸びたりするからである
。■に関しては9元来液晶性ポリエステルはその固有の
異方性のために1軸配向フィルムでは加工時あるいは使
用時に加えられる屈曲、摩擦などの力によって裂けたり
フィブリル化したりする欠点があるからである。そして
縦方向(MD)とこれに直角の方向(TD)の配向度合
のバランスがとれていることが好ましく、引張強度で表
した場合、MDとTDとの比率がSat〜1:2゜さら
に好ましくは4:1〜1:1.5であることがよい。
このような2軸配向フィルムを得るよい方法としては、
液晶ポリエステルの溶融物をスリットから押出す際に吐
出方向と直角方向に剪断応力を加えながら吐出させて製
膜した後、得られたフィルムを該ポリエステルの流動開
始温度以下、かつ200°C以上の温度で処理する策が
ある。剪断応力を加える方法としては、グイリップと中
子のいずれか一方または両方が回転できるような構造を
持つインフレーション成形装置を用い、該装置に回転運
動を加え、吐出されるポリエステル溶融物に剪断応力を
加える方法が好ましい例である。
この際の条件は、ポリマー組成、流動開始温度。
溶融粘度などによって異なるが、ポリマー流動開始温度
より10〜50℃高い温度において押出速度。
引取速度、グイリップもしくは中子の回転数を適宜#I
[Lながら行われる。また、吐出される管状フィルムの
膨張の度合いも影響を及ぼす。また。
インフレーション法製膜において、ドラフト比に対して
ブロー比を高くするいわゆるハイブロー比インフレーシ
ョンによって2軸配向フィルム化する方法を採用するこ
とも可能である。この際、p−またはm−フェニレンビ
ス(2−オキサゾリン)のような鎖成長剤を添加するこ
とによってポリマーのメルト強度を上げハイブロー法を
容易にすることもよい。
コンデンサーの製造には、巻回法を用いるのが一般的で
あり、フィルムとアルミニウムなどの金属箔を交互に巻
回し、該金属箔の端面にメタリコンを施して電極を設け
る方法、あるいはアルミニウム、亜鉛などの金属蒸着を
フィルムに施し巻回した後、蒸着部の端面にメタリコン
を施して電極を設ける方法などがある。また、蒸着フィ
ルムを層状に重ねた積層型にすることもできる。蒸着す
るフィルム面はあらかじめコロナ処理、プラズマ処理な
どを施しておくことが好ましい。
(実施例) 以下実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
尚1例中のポリエステルの固有粘度はフェノール/テト
ラクロルエタン1/1(重量比)混合溶媒中、35℃で
測定したものである。
実施例1〜3 テレフタル酸、エチレングリコールおよびpヒドロキシ
安息香酸の成分モル比が30 : 30 : 70で固
有粘度が0.62のサーモトロピック液晶性ポリエステ
ル98ffiit部およびm−フェニレンビス(2−オ
キサゾリン)2重量部をトライブレンドし。
2軸スクリユ一型混練押出機に供給し、温度280°C
1時間5分の条件で溶融混合せしめペレット化した。こ
のペレットを260℃で溶融し、直径30mm 。
スリット中0.3mmの円筒状グイから押出し1種々の
ドラフト比/ブロー比の条件で円筒状の膜を形成させ、
 20m/minの速度で巻取り、1.5μ厚のフィル
ムを得た。インフレーシゴン時のバブルは安定で良好な
状態で操業できた。
フィルムにコロナ処理を施してから真空蒸着機にかけ、
中20mm、厚さ約400人のアルミニウム蒸着膜を多
数形成させた後巻取り、マイクロスリットしアルミニウ
ム端面が交互に外側にくるように工0 巻回し、メタリコンを施してフィルムコンデンサーを作
った。フィルムの性質およびコンデンサーの電気特性、
不良・←を第1表に示すが、蒸着、スリソ1〜時におり
るハンドリング性は良好で、高収率の結果が得られた。
比較例1 インフレーション製膜時にダイの直下40cmの箇所か
らバブルを形成させ、ドラフト比10.ブロー比10と
したこと以外は実施例と同様の操作を行った。その結果
を第1表に示すように フィルムのヤング率が低く、蒸
着、スリット時のハンドリング性が悪<、シわが多発し
、不良率が高かった。
第 ■ 表 (発明の効果) 本発明は、薄膜化が比較的容易でヤング率が高く、耐熱
性に優れたサーモトロビック液晶性ポリエステル系2軸
配向フィルムを用いているため。
高性能でかつ生産性の高いコンデンサーを従供すること
ができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)p−ヒドロキシ安息香酸,テレフタル酸およびエ
    チレングリコールを主成分とするサーモトロピック液晶
    性ポリエステルからなり,厚さが5μ以下で,縦方向の
    ヤング率が1,000Kg/mm^2以上である2軸配
    向フィルムを絶縁層としてなるコンデンサー。
JP4057790A 1990-02-20 1990-02-20 コンデンサー Pending JPH03241606A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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