JPH03187871A - 虫害防止食品包装方法 - Google Patents
虫害防止食品包装方法Info
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- JPH03187871A JPH03187871A JP32715389A JP32715389A JPH03187871A JP H03187871 A JPH03187871 A JP H03187871A JP 32715389 A JP32715389 A JP 32715389A JP 32715389 A JP32715389 A JP 32715389A JP H03187871 A JPH03187871 A JP H03187871A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、虫害を防止する食品の包装方法に関するもの
である。
である。
[従来の技術]
従来、食品を包装する場合に、合成樹脂等からなるフィ
ルム状の包装材料を使用して、パウチの形態やラップ包
装の形態で包装することが行われている。そして、食品
は食品工場においてその周囲を包装材料で包装された後
、段ポール箱やケース等により保管、運盪されて店頭で
販売に供せられている。
ルム状の包装材料を使用して、パウチの形態やラップ包
装の形態で包装することが行われている。そして、食品
は食品工場においてその周囲を包装材料で包装された後
、段ポール箱やケース等により保管、運盪されて店頭で
販売に供せられている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上記のような包装材料を使用して食品を
包装した場合には、包装後において害虫が包装材料を喰
い破って中に侵入することが頻繁に起きていた。このよ
うな虫害の防止は長年型まれている問題であり、そのた
めの方法として、防虫剤を含有させた包装材料を使用し
て食品を包装することが考えられるが、包装材料に混入
されて防虫機能を発揮するような防虫剤は一般に気化性
を有していることから、包装後に食品に接触して悪影響
を及ぼす可能性が十分にあるので、食品衛生法上は、食
品包装にこのような包装材料を使用することは不可とさ
れている(昭和39年6月4日厚生省告示環化第9号)
。したがって、薬剤を含有させて構成した包装材料は、
日用雑貨、建材等のように防虫剤の影響があっても差支
えのないようなものを包装する場合に使用されるに止ま
っているのが実情である。このため、食品包装分野にお
いては、特に最近になって虫害を防止できるような新た
な食品包装方法の出現が望まれるようになってきている
。
包装した場合には、包装後において害虫が包装材料を喰
い破って中に侵入することが頻繁に起きていた。このよ
うな虫害の防止は長年型まれている問題であり、そのた
めの方法として、防虫剤を含有させた包装材料を使用し
て食品を包装することが考えられるが、包装材料に混入
されて防虫機能を発揮するような防虫剤は一般に気化性
を有していることから、包装後に食品に接触して悪影響
を及ぼす可能性が十分にあるので、食品衛生法上は、食
品包装にこのような包装材料を使用することは不可とさ
れている(昭和39年6月4日厚生省告示環化第9号)
。したがって、薬剤を含有させて構成した包装材料は、
日用雑貨、建材等のように防虫剤の影響があっても差支
えのないようなものを包装する場合に使用されるに止ま
っているのが実情である。このため、食品包装分野にお
いては、特に最近になって虫害を防止できるような新た
な食品包装方法の出現が望まれるようになってきている
。
本発明は、上記のような要望を満たすべくなされたもの
であり、その目的とするところは、食品包装後において
確実に虫害を防止することが可能な虫害防止食品包装方
法を提供することにある。
であり、その目的とするところは、食品包装後において
確実に虫害を防止することが可能な虫害防止食品包装方
法を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
上記の目的を達成するため、本発明の虫害防止食品包装
方法は、防虫剤に対してバリヤー性を有する包装材料を
用いて食品を包装した後、防虫剤を含有する材料ととも
に段ボール箱で包装することを特徴とするものである。
方法は、防虫剤に対してバリヤー性を有する包装材料を
用いて食品を包装した後、防虫剤を含有する材料ととも
に段ボール箱で包装することを特徴とするものである。
そして、バリヤー性を有する包装材料としては、防虫剤
に対するバリヤーが完全なものを用いることが可能であ
る。例えば、アルミ箔、金箔、銀箔等の金属箔、或いは
樹脂フィルムにアルミニウムを蒸着させたものをバリヤ
ー層として使用できる。
に対するバリヤーが完全なものを用いることが可能であ
る。例えば、アルミ箔、金箔、銀箔等の金属箔、或いは
樹脂フィルムにアルミニウムを蒸着させたものをバリヤ
ー層として使用できる。
また、防虫剤としては、合成ピレスロイド系、天然又は
合成ピレトリン、低毒性有機リン殺虫剤、昆虫忌避剤等
をはじめとして広範囲のものが使用できる。
合成ピレトリン、低毒性有機リン殺虫剤、昆虫忌避剤等
をはじめとして広範囲のものが使用できる。
上記のうち合成ピレスロイド系の防虫剤としては、アレ
スリン、フエノトリン、ペルメトリン、エムペントリン
、フタルスリン、フラメトリン、レスメトリン、エキス
リン、プロノ旬しトリン、フェンバレラート、パーメト
リン等の1種又は2種以上を使用することができる。ま
た、これらの防虫剤の使用形態としては、 ■ 防虫剤そのものを使用する形態 ■ 防虫剤を多孔質物質に吸着したものを使用する形態 ■ サイクロデキストリン等の包接化合物に包接させて
使用する形態 等を挙げることができる。
スリン、フエノトリン、ペルメトリン、エムペントリン
、フタルスリン、フラメトリン、レスメトリン、エキス
リン、プロノ旬しトリン、フェンバレラート、パーメト
リン等の1種又は2種以上を使用することができる。ま
た、これらの防虫剤の使用形態としては、 ■ 防虫剤そのものを使用する形態 ■ 防虫剤を多孔質物質に吸着したものを使用する形態 ■ サイクロデキストリン等の包接化合物に包接させて
使用する形態 等を挙げることができる。
防虫剤を含有する材料としては種々のものが挙げられる
が、具体的には次のようなものが材料として使用できる
。
が、具体的には次のようなものが材料として使用できる
。
■ 防虫剤を含有したシート又はフ4)レム■ 防虫剤
を含有した小袋 このうち、防虫剤をシート又はフィルムに含有させる方
法としては、例えば次のような方法が使用できるが、必
ずしもこれらの方法に限定されるものではない。
を含有した小袋 このうち、防虫剤をシート又はフィルムに含有させる方
法としては、例えば次のような方法が使用できるが、必
ずしもこれらの方法に限定されるものではない。
■ 紙、不織布、多孔質フィルム等の材料に防虫剤を含
浸させる方法 ■ 防虫剤を吸着した多孔質物質又は防虫剤を包装した
サイクロデキストリンとバインダーとの混合物を2枚以
上の包装材料で挟着する方法 ■ シート又はフィルム作成時に防虫剤を練り込む方法 ■ シート又はフィルムに防虫剤をコーティングする方
法 ■ 防虫剤を含有する接着剤を用いて、2枚以上のシー
ト又はフィルムを貼り合わせる方法■ 紙の混抄時に防
虫剤を含有させる方法また、防虫剤を含有する小袋を作
成する方法としては、例えば次のような方法が使用でき
るが、必ずしもこれらの方法に限定されるものではない
。
浸させる方法 ■ 防虫剤を吸着した多孔質物質又は防虫剤を包装した
サイクロデキストリンとバインダーとの混合物を2枚以
上の包装材料で挟着する方法 ■ シート又はフィルム作成時に防虫剤を練り込む方法 ■ シート又はフィルムに防虫剤をコーティングする方
法 ■ 防虫剤を含有する接着剤を用いて、2枚以上のシー
ト又はフィルムを貼り合わせる方法■ 紙の混抄時に防
虫剤を含有させる方法また、防虫剤を含有する小袋を作
成する方法としては、例えば次のような方法が使用でき
るが、必ずしもこれらの方法に限定されるものではない
。
■ 液体状の防虫剤を担持した多孔質物質を紙、不織布
、多孔質フィルム等の材料より形成される通気性を有す
る小袋で包装する方法■ 液体状の防虫剤を包接した包
接化合物を紙、不織布、多孔質フィルム等の材料より形
成される通気性を有する小袋で包装する方法■ 常温で
昇華性のある固体状の防虫剤を紙、不織布、多孔質フィ
ルム等の材料より形成される通気性を有する小袋で包装
する方法[作用] 上記のように構成された虫害防止食品包装方法において
は、食品が防虫剤に対してバリヤー性を有する包装材料
により包装され、次いで防虫剤を含有する材料とともに
段ボール箱に入れられることから、殺虫剤が気化しても
直接食品に接触することがない。
、多孔質フィルム等の材料より形成される通気性を有す
る小袋で包装する方法■ 液体状の防虫剤を包接した包
接化合物を紙、不織布、多孔質フィルム等の材料より形
成される通気性を有する小袋で包装する方法■ 常温で
昇華性のある固体状の防虫剤を紙、不織布、多孔質フィ
ルム等の材料より形成される通気性を有する小袋で包装
する方法[作用] 上記のように構成された虫害防止食品包装方法において
は、食品が防虫剤に対してバリヤー性を有する包装材料
により包装され、次いで防虫剤を含有する材料とともに
段ボール箱に入れられることから、殺虫剤が気化しても
直接食品に接触することがない。
[実施例コ
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
れるものではない。
まず、エムペントリン5重量部及びペルメトリン5重量
部をサイクロデキストリン90重量部に包接後、これを
十分に乾燥させて防虫剤を含有したサイクロデキストリ
ンを作成した。
部をサイクロデキストリン90重量部に包接後、これを
十分に乾燥させて防虫剤を含有したサイクロデキストリ
ンを作成した。
次いで、上記防虫剤を含有したサイクロデキストリン1
0gを不織布製のパウチ(50X 80mm)に入れ、
防虫剤を含有する小袋を作成した。
0gを不織布製のパウチ(50X 80mm)に入れ、
防虫剤を含有する小袋を作成した。
一方、カレールーを延伸ポリエステルフィルム(12μ
m)/アルミ箔(9μm)/未延伸ポリプロピレンフィ
ルム(70μm)で作成したパウチ(幅120mm 、
長さ200mm)に充填したものをlO個作成した。
m)/アルミ箔(9μm)/未延伸ポリプロピレンフィ
ルム(70μm)で作成したパウチ(幅120mm 、
長さ200mm)に充填したものをlO個作成した。
そして、上記防虫剤を含有する小袋1個、カレールーの
入ったパウチ10個及びノシメコクガの幼虫30匹を内
寸220 X260 X200mmの段ボールに入れ、
その廻りをガムテープで密封し、常温で2週間保存した
。
入ったパウチ10個及びノシメコクガの幼虫30匹を内
寸220 X260 X200mmの段ボールに入れ、
その廻りをガムテープで密封し、常温で2週間保存した
。
そして、上記の実施例との比較例として、実施例と同手
法により、防虫剤を含有する小袋を入れない段ボール箱
を作成し、これも常温で2週間保存した。
法により、防虫剤を含有する小袋を入れない段ボール箱
を作成し、これも常温で2週間保存した。
このようにして、比較実験を行った結果を表に示しであ
る。この結果から分かるように、比較例の場合には虫が
喰い破ってできたピンホールが多く見られたが、実施例
の場合にはピンホールが全くなくしかも虫は全て死亡し
ていた。また、中身のカレールーを分析したところ、エ
ムペントリン及びペルメトリンは検出されなかった。
る。この結果から分かるように、比較例の場合には虫が
喰い破ってできたピンホールが多く見られたが、実施例
の場合にはピンホールが全くなくしかも虫は全て死亡し
ていた。また、中身のカレールーを分析したところ、エ
ムペントリン及びペルメトリンは検出されなかった。
表
[発明の効果]
以上説明したように、本発明の虫害防止食品包装方法に
よれば防虫剤が気化しても食品に接触することがないの
で、食品を防虫剤の影響を受けることなく虫害から守る
ことができる。
よれば防虫剤が気化しても食品に接触することがないの
で、食品を防虫剤の影響を受けることなく虫害から守る
ことができる。
Claims (7)
- (1)防虫剤に対してバリヤー性を有する包装材料を用
いて食品を包装した後、防虫剤を含有する材料とともに
段ボール箱で包装することを特徴とする虫害防止食品包
装方法。 - (2)防虫剤に対してバリヤー性を有する包装材料のバ
リヤー層としてアルミ箔を用いたことを特徴とする請求
項1記載の虫害防止食品包装方法。 - (3)防虫剤に対してバリヤー性を有する包装材料のバ
リヤー層として樹脂フィルムにアルミニウムを蒸着した
ものを用いたことを特徴とする請求項1記載の虫害防止
食品包装方法。 - (4)防虫剤を含有する材料が、防虫剤を含有するシー
ト又はフィルムであることを特徴とする請求項1、2又
は3記載の虫害防止食品包装方法。 - (5)防虫剤を含有する材料が、防虫剤を含有する小袋
であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の虫害
防止食品包装方法。 - (6)防虫剤を含有する小袋が、防虫剤を担持した材料
を通気性のある包装材料にて包装したものであることを
特徴とする請求項5記載の虫害防止食品包装方法。 - (7)防虫剤がピレスロイド系防虫剤であることを特徴
とする請求項1、2、3、4、5又は6項記載の虫害防
止食品包装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32715389A JPH03187871A (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 虫害防止食品包装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32715389A JPH03187871A (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 虫害防止食品包装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03187871A true JPH03187871A (ja) | 1991-08-15 |
Family
ID=18195904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32715389A Pending JPH03187871A (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 虫害防止食品包装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03187871A (ja) |
-
1989
- 1989-12-19 JP JP32715389A patent/JPH03187871A/ja active Pending
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