JPH0318651Y2 - - Google Patents

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JPH0318651Y2
JPH0318651Y2 JP1982008287U JP828782U JPH0318651Y2 JP H0318651 Y2 JPH0318651 Y2 JP H0318651Y2 JP 1982008287 U JP1982008287 U JP 1982008287U JP 828782 U JP828782 U JP 828782U JP H0318651 Y2 JPH0318651 Y2 JP H0318651Y2
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JP
Japan
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engine
lubricating oil
thyristor
circuit
switch
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JP1982008287U
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JPS58111306U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、潤滑油が規定量以下になつた場合
に、エンジンの点火を防止する装置において、一
度点火を停止したら、エンジンが完全に停止する
まで点火を開始することがないようにした、内燃
機関の焼付き防止装置に関するものである。
(従来の技術) 各種の用途に使用される汎用エンジンは、車輌
に搭載されるエンジンのように、その作動状態を
終始監視できるものではないので、使用者の不注
意により潤滑油が不足の状態になつても、気付か
ずにいることがある。
(考案が解決しようとする課題) 潤滑油が不足した状態で運転を継続すると焼付
きを生じて、以後使用できないことになる。そこ
で潤滑油が規定量以下になつた場合、エンジンの
点火を停止させるようにした装置がある。この装
置があればエンジンの焼付きは生じないことにな
るが、作動が敏感であると、振動等により潤滑油
に波立ちが生じて、これが一時的に見掛け上の液
位の上昇状態のようになつたときに潤滑油が補給
されたのと同様の判断が成されて、潤滑油残量検
出スイツチが作動し、結果的にチヤタリングを生
ずることになる問題がある。
本考案はこの点に鑑みて成されたものであり、
潤滑油が減少したとき自動的にエンジンを停止す
るようにして、焼付きを効果的に防止するように
するとともに、このために使用する潤滑油残量検
出スイツチが動作限界点にあるときにもチヤタリ
ングが生じないようにした、装置を提供すること
を解決課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するための手段とし
て、クランクシヤフトで駆動されることによりマ
グネトのイグニツシヨンコイルの一次コイルに交
流電力を発生させるようにした内燃機関におい
て、クランクケースの内部に、潤滑油があらかじ
め定めた量まで減少したときに閉路となる潤滑油
残量検出スイツチを設け、該潤滑油残量検出スイ
ツチに、積分回路と、該積分回路の積分電圧を判
定して導通し、一度導通するとその状態を維持す
る判定スイツチを接続し、該判定スイツチの出力
側をサイリスタのゲートに接続すると共に、該サ
イリスタを、警報ランプを介してマグネトのイグ
ニツシヨンコイルの一次側を短絡する回路に接続
した構成としたものである。
(作用) このような構成とすれば、潤滑油残量検出スイ
ツチによつて、潤滑油があらかじめ定めた量まで
減少してきたときに、エンジンを停止させること
により、エンジンの焼付きを防止することがで
き、同時に、そのとき点灯する警報ランプによつ
て、潤滑油不足によつてエンジンの点火がオフさ
れたことを即時に知り得るので、必要に応じて負
荷を切り放す等の適切な措置を即時にとることが
できる。そしてこの場合において、判定スイツチ
は一度導通するとその状態を維持する機能を有す
るものであるから、この判定スイツチの作動電圧
を適当値に設定し、サイリスタの作動時間をある
時間継続させることにより、エンジンが完全に停
止するまでは点火が再開しないようにすることが
できる。周知のようにサイリスタは、交流電流の
通電制御を行なう場合にはゲートに与えるトリガ
電圧を遮断した瞬間にオフになるが、判定スイツ
チが一度導通するとその状態を維持することによ
り、継続してエンジンを停止させることができる
ので、これによつて、しばしば生ずることがある
潤滑油残量検出スイツチの動作限界点におけるチ
ヤタリングを、効果的に防止できることになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図について説明する
と、1はフライホイールマグネトであつて、磁石
2が回転することにより、イグニツシヨンコイル
3の一次コイル4にエンジンの回転数に比例した
周波数の交流電力を起電するものである。一次コ
イル4の一端は二次コイル5の一端とともに接地
されており、他端はエンジン停止スイツチ6の一
極とポイント回路7の端子7aと、制御回路8の
端子8aとに接続されている。イグニツシヨンコ
イル3の二次コイル5の他端と接地間にはスパー
クプラグ9が接続されている。またエンジン停止
スイツチ6の他極は接地されている。
ポイント回路7は電流遮断式マグネトのポイン
トと同様の作用をする電子回路であつて、トラン
ジスタ10,11、ダイオード12,13,1
4、サーミスタ15、および抵抗器16,17,
18,19が図示するように結線されているもの
である。端子7bは接地されている。このポイン
ト回路7は、一定のタイミングでイグニツシヨン
コイル3の一次コイル4を短絡し、二次コイル5
に高電圧が発生するタイミングを制御する作用を
する。
20は潤滑油残量検出スイツチであつて、エン
ジンのクランクケース内部に設置されており、潤
滑油が一定値以下に減少したとき、閉じるもので
ある。潤滑油残量検出スイツチ20の一極は接地
されており、他極は制御回路8の抵抗器21の一
端に接続されている。抵抗器21の他端はダイオ
ード22を介してコンデンサー23の一極に接続
されている。抵抗器21、ダイオード22、およ
びコンデンサー23は積分回路を形成する。コン
デンサー23には放電用の抵抗器24が並列に接
続されている。そしてダイオード22とコンデン
サー23の接続点は、サイリスタの動作時間制御
用の抵抗器25と積分電圧の判定スイツチ26を
介して、スイツチ素子としてのサイリスタ27の
ゲートに接続されている。
判定スイツチ26は、一般にSBS(シリコン双
方向スイツチ)と称されるものであり、その両端
間(この実施例においては抵抗器25とサイリス
タ27のゲートとの間)の電圧が、ある設定値
(一般的に5ボルト程度)に達するまではオフ状
態を継続し、その設定電圧に達したときゲート電
流が流れてオン状態となり、以降はそのオン状態
を維持するものである。この判定スイツチ26を
この部位に接続したことにより、一般にゲート電
圧が1ボルト程度でオン状態となるサイリスタ2
7の作動開始時点を判定スイツチ26のオン状態
への変換時(オン状態になつた時点)にすること
ができ、サイリスタ27のゲート電流を、その時
点から抵抗器25によつて制限を受けながら流れ
終るまでの間の長時間、継続するように制御でき
るようにできるのである。換言すれば、判定スイ
ツチ26をこの部位に継続したことにより、通電
制御する電流が交流であるためにゲート電流を維
持しない限りオフとなるサイリスタ27におい
て、一度オン状態となつたサイリスタ27のオン
状態を長時間にすることができるのである。
サイリスタ27のゲートには抵抗器28とコン
デンサー29の並列回路の一端が接続されてい
る。これらの他端は、前述のコンデンサー23と
抵抗器24の各他端とともに、イグニツシヨンコ
イル3の一次コイル4の一端に接続されている。
サイリスタ27のアノードは抵抗器30を介して
接地されている。またサイリスタ27には、コン
デンサー31と抵抗器32の直列回路が並列に接
続されている。このコンデンサー31と抵抗器3
2とは、前述の抵抗器28、コンデンサー29と
ともに、サイリスタ27の誤動作防止素子として
作用する。サイリスタ27のアノードと接地間に
は警報ランプ33(抵抗器に代えることができ
る)が接続されている。
このように構成されたこの装置において、い
ま、エンジンのクランクケース内部の潤滑油が減
少してくると、潤滑油残量検出スイツチ20が閉
じることになるが、これは、このとき接点の動作
限界点であるためにエンジンの振動を受け、チヤ
タリングを生ずることになる。このためこの信号
は抵抗器21、ダイオード22、およびコンデン
サー23による積分回路によつて積分値が出さ
れ、この値が判定スイツチ26を通じて抵抗器2
5で制御される時間中、サイリスタ27をオンに
することになる。
サイリスタ27がオンになるとイグニツシヨン
コイル3の一次コイル4が警報ランプ33を通じ
て接地されるので、エンジンは停止することにな
る。しかしながら、エンジンは回転中の慣性によ
つて、その瞬間には停止せず、若干の時間は回転
を継続し、その後停止することになる。この間、
イグニツシヨンコイル3の一次コイル4の発生電
圧が電源となつて、警報ランプ33が点灯する。
この点灯により潤滑油不足によつてエンジンの点
火がオフされたことを即時に知り得るから、必要
に応じて負荷を切り放す等の適切な措置を即時に
とることができる。潤滑油が完全に不足した状態
でエンジンを始動させると、積分回路のコンデン
サー23の電圧が判定スイツチ26の設定電圧に
達するまでの間エンジンは作動し、判定スイツチ
26がオンすると、前述と同様にサイリスタ27
がオンしてイグニツシヨンコイル3の一次コイル
4が接地されてエンジンが停止することになる。
この場合にも慣性運転中は警報ランプ33が点灯
する。エンジン停止スイツチ6が閉じればエンジ
ンが停止することは言うまでもない。
このように作動するとき、サイリスタ27のゲ
ート電流は判定スイツチ26を介して流れること
により、前述のように十分に長い時間オン状態を
継続することになるので、エンジンが一度点火を
停止したら、エンジンが完全に停止するまで点火
を開始することがないことになる。
(考案の効果) 本考案は上述のように構成したものであるか
ら、潤滑油不足によるエンジンの焼付きを、確実
に防止することができる。そしてこの場合、潤滑
油が減少したときに作動する潤滑油残量検出スイ
ツチに積分回路が接続されていることにより、潤
滑油残量検出スイツチの接点が動作限界点にあつ
つても、チヤタリングを生ずることがないことに
なる。またスイツチ素子のゲート回路に判定スイ
ツチを接続したから、その作動電圧を適宜設定し
てスイツチ素子(サイリスタ)のオン時間を十分
に長くすることにより、一度停止したエンジンが
完全に停止するまでの間、点火が再開するのを、
効果的に防止できることになる。そしてエンジン
の焼付きを防止するために設けたイグニツシヨン
コイルの一次コイル短絡用の回路に警報ランプを
接続したことにより、その警報ランプの点灯か
ら、潤滑油不足でエンジンの点火がオフされるこ
とを即時に知ることができるので、必要に応じて
負荷を切り放す等の適切な措置をとることができ
る。また警報ランプ電源用のコイルを設ける必要
もない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例の回路図である。 1……フライホイールマグネト、3……イグニ
ツシヨンコイル、4……一次コイル、7……ポイ
ント回路、8……制御回路、9……スパークプラ
グ、20……潤滑油残量検出スイツチ、27……
サイリスタ、33……警報ランプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランクシヤフトで駆動されることによりマグ
    ネトのイグニツシヨンコイルの一次コイルに交流
    電力を発生させるようにした内燃機関において、
    クランクケースの内部に、潤滑油があらかじめ定
    めた量まで減少したときに閉路となる潤滑油残量
    検出スイツチを設け、該潤滑油残量検出スイツチ
    に、積分回路と、該積分回路の積分電圧を判定し
    て導通し、一度導通するとその状態を維持する判
    定スイツチを接続し、該判定スイツチの出力側を
    サイリスタのゲートに接続すると共に、該サイリ
    スタを、警報ランプを介して前記マグネトのイグ
    ニツシヨンコイルの一次コイルを短絡する回路に
    接続したことを特徴とする内燃機関の焼付き防止
    装置。
JP828782U 1982-01-25 1982-01-25 内燃機関用安全装置 Granted JPS58111306U (ja)

Priority Applications (1)

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JP828782U JPS58111306U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 内燃機関用安全装置

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JP828782U JPS58111306U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 内燃機関用安全装置

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Publication Number Publication Date
JPS58111306U JPS58111306U (ja) 1983-07-29
JPH0318651Y2 true JPH0318651Y2 (ja) 1991-04-19

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JP828782U Granted JPS58111306U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 内燃機関用安全装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5464232A (en) * 1977-10-31 1979-05-23 Yamaha Motor Co Ltd Engine operation stopper due to shortage of lubricating oil
JPS56154616A (en) * 1980-05-01 1981-11-30 Kokusan Denki Co Ltd Detector for liquid level

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5464232A (en) * 1977-10-31 1979-05-23 Yamaha Motor Co Ltd Engine operation stopper due to shortage of lubricating oil
JPS56154616A (en) * 1980-05-01 1981-11-30 Kokusan Denki Co Ltd Detector for liquid level

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JPS58111306U (ja) 1983-07-29

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