JPH03184618A - ペイオフリールのコイル巻戻し方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、鋼帯コイル（以下コイルと呼ぶ）を巻戻すペ
イオフリールを有する設備において、入側デフレクタビ
ンチロールに起因するロール疵を防止することができる
ペイオフリールのコイル巻戻し方法に関するものである
。

〈従来の技術〉 コイルを圧延、検査等の目的で巻戻す際には、ペイオフ
リールにコイルを挿入し、巻戻すが、コイルを巻戻すに
従って、コイルの外周が小さくなるため、従来は第３図
のように、設備の入側にデフレクタピンチロール４を設
置し、ペイオフリール２によるコイル１の巻戻し中鋼帯
３のパスラインを一定にしていた。なお、図中５は外巻
カット用シャーである。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら上記の方法には、入側デフレクタビンチロ
ールによってロール疵が発生し、大きな歩留低下となる
問題があった。

この原因は、コイルを各設備間に搬送する際に、コイル
の外周に堆積するゴミあるいは外周の鋼帯先端部に特有
の付着物等が入側デフレクタビンチロールに付着し、ロ
ール疵を発生させるためである。

また、上記ロール疵発生の際には、デフレクタピンチロ
ールを手入れする必要があり、稼動率の低下をまねいて
いた。

本発明は、このような問題を解決したペイオフリールの
コイル巻戻し方法を提供することを目的とする。

〈課題を解決するための手段〉 本発明は、ペイオフリールで巻戻される鋼帯コイルの外
周の高さが、常に鋼帯パスラインの高さと等しくなるよ
うに、前記ペイオフリールを昇降することを特徴とする
ペイオフリールのコイル巻戻し方法である。

〈作用〉 本発明によれば、コイル巻戻し中に、ペイオフリールを
コイル外周の高さ低下分だけ上昇させるようにしたため
、常にコイル外周の高さをパスラインの高さと等しくす
ることができる。

これにより、ロール疵の入り易い入側デフレクタピンチ
ロールを使用する必要が無くなり、歩留低下を防止する
ことができる。

〈実施例〉 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図（ａ）〜（Ｃ）は本発明によるペイオフリールの
動作の説明図、第２図は本発明による制御系統を示すブ
ロック図である。

第１図（ａ）は、コイル１をペイオフリール２に挿入し
たときの図を示す。４は入側デフレクタピンチロール、
５は外巻カット用シャーである。６はペイオフリール昇
降用モータ、７はペイオフリール昇降用モータの制御装
置である。

しかして、第２図に示した上位コンピュータ８より、コ
イル全長ｉ！、（ｍ）、コイル板厚ｈ（ｍ）、コイル内
径ｒ、　　（ｆｆｆｆｌ）を、入側外周測定機９よりコ
イル外径ｒｔ　　（ｍｓ）をプロセスコンピューター０
に取り込み、初期昇降ｌｘ　（ｍ）を算出し、Ｘ（ｒｍ
）だけペイオフリール２を昇降させる。Ｘは（１）式よ
り算出する。

２ ｘ＝−Ｒ・・−（１） ここで、Ｒはコイル挿入位置とパスラインの距離（帥）
である。

次に、第１図（ｂ）は、コイル押入後、ｘ　１ｌｌｆｆ
ｉ）だけペイオフリール２を昇降させ、コイルの外周の
高さとパスラインの高さが一致した図を示す。この状態
でコイルトップ出しを行い、外巻カット用シャー５まで
デフレクタピンチロール４で通板していき、シャー５に
て鋼帯の先端汚れ部をカットする。

第１図（Ｃ）は、巻戻し長さＡｎ（ｍ）の時に、ΔＸ（
閣）だけペイオフリール２を上昇させ、常にコイル１の
外周の高さとパスラインの高さが一致している状態を示
す。

Δにの算出方法は、パルスジェネレータ１１等により巻
戻し長さＩＤ　　（ｍ）を測定し、２．をプロセスコン
ピュータ１０に取り込み、（２）式にて算出する。

一−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・−（２）
なお、第１図（Ｃ）の通り、パスラインが常に一定であ
るため、通板中は入側デフレクタロール４を解放してお
く。

本実施例では、上昇量ΔＸをコイルの巻戻し長さから算
出しているが、フォトセンサ等により、直接コイルの外
周の高さとパスライン高さの差を読み取ってもよい。

本実施例を実際の設備に適用したところ、■従来の入側
デフレクタピンチロールによるロール疵が発生しなくな
り、歩留りが０．５％に上昇した。

■入側デフレクタピンチロールの手入時間がなくなり、
稼動率が５％上昇した。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明は、ペイオフリールを上昇
させることにより、コイルの外周の高さをパスラインの
高さと等しくすることができる。

これにより、コイルの巻戻し中に入側デフレクタピンチ
ロールを使用する必要が無くなり、■入側デフレクタピ
ンチロールによるロール疵が無くなり、歩留が向上する
。■入側デフレクタビンチロールの手入時間が無くなり
、稼動率が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）〜（Ｃ）は本発明によるペイオフリールの
動作の一実施例の説明図、第２図は本発明による制御系
統を示すブロック図、第３図は従来のペイオフリール附
近の設備の説明図である。 １・・・コイル、 ２・・・ペイオフリール、 ３・・・鋼帯、 ４・・・入側デフレクタピンチロール、５・・・外巻カ
ント用シャー ６・・・ペイオフリール昇降用モータ、７・・・制御装
置、 ８・・・上位コンピュータ、 ９・・・入側コイル外径測定器、 ＩＯ・・・プロセスコンピュータ、 １１・・・パルスジェネレータ。 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ペイオフリールで巻戻される鋼帯コイルの外周の高さ
   が、常に鋼帯パスラインの高さと等しくなるように、前
   記ペイオフリールを昇降することを特徴とするペイオフ
   リールのコイル巻戻し方法。