JPS63235022A - ストリツプコイルの巻締まり疵検出方法 - Google Patents
ストリツプコイルの巻締まり疵検出方法Info
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- JPS63235022A JPS63235022A JP62068952A JP6895287A JPS63235022A JP S63235022 A JPS63235022 A JP S63235022A JP 62068952 A JP62068952 A JP 62068952A JP 6895287 A JP6895287 A JP 6895287A JP S63235022 A JPS63235022 A JP S63235022A
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はタイト焼鈍後のストリップコイルを巻戻す際に
発生する巻締まり疵の検出方法に関する。
発生する巻締まり疵の検出方法に関する。
（従来の技術）
自動車、家庭電化製品等に用いられる軟質鋼板は、一般
に冷間圧延、クリーニング、タイト焼鈍、調質圧延の各
工程を経て製造される。これらの工程の中、調質圧延で
は表面欠陥が多く発生し、また、その疵の種類にも多種
多様のものがある。とりわけ、「巻締まり疵」、「かき
疵」、「圧着底Ｊ１ 「フリクション・ディグ」などの
名称で呼ばれる疵の発生頻度が最も高く、特に、調質圧
延機の入側で、ストリップコイルを巻戻す際に発生し易
い。以下この疵を「巻締まり疵」とする。調質圧延機入
側でこの疵が発生する要因には、鉄鋼便覧Ｉ［１（１１
圧延基礎・鋼板（丸善株式会社）の６７４頁に記載され
ているように、多岐のものがあり、また、これらの要因
が生じる場所も一定ではないため、これを完全に無（す
ことは極めて困難である。大まかに言えば、冷間圧延で
ストリップ表面粗度が大きい場合、クリーニングライン
出側での巻取張力が低い場合、或いはタイト焼鈍におけ
る焼鈍温度が低い場合などに巻締まり疵が発生しやすい
。
に冷間圧延、クリーニング、タイト焼鈍、調質圧延の各
工程を経て製造される。これらの工程の中、調質圧延で
は表面欠陥が多く発生し、また、その疵の種類にも多種
多様のものがある。とりわけ、「巻締まり疵」、「かき
疵」、「圧着底Ｊ１ 「フリクション・ディグ」などの
名称で呼ばれる疵の発生頻度が最も高く、特に、調質圧
延機の入側で、ストリップコイルを巻戻す際に発生し易
い。以下この疵を「巻締まり疵」とする。調質圧延機入
側でこの疵が発生する要因には、鉄鋼便覧Ｉ［１（１１
圧延基礎・鋼板（丸善株式会社）の６７４頁に記載され
ているように、多岐のものがあり、また、これらの要因
が生じる場所も一定ではないため、これを完全に無（す
ことは極めて困難である。大まかに言えば、冷間圧延で
ストリップ表面粗度が大きい場合、クリーニングライン
出側での巻取張力が低い場合、或いはタイト焼鈍におけ
る焼鈍温度が低い場合などに巻締まり疵が発生しやすい
。
いずれにしろ、このような巻締まり疵が発生すれば調質
圧延後の精整ラインにて疵部分を切断除去している。
圧延後の精整ラインにて疵部分を切断除去している。
（発明が解決しようとする問題点）
しかしながら、上述のように巻締まり疵はその発生要因
が多岐にわたり、また、その場所も種々あり、しかも１
コイル内でもその位置は異なることから、巻締まり疵を
見逃すことも多く、切断除去されずにユーザーに出荷さ
れることも往々にしである。また、自動探傷装置により
疵検出を行ってもストリップの表面粗度が高いとその検
出はできないという問題もある。
が多岐にわたり、また、その場所も種々あり、しかも１
コイル内でもその位置は異なることから、巻締まり疵を
見逃すことも多く、切断除去されずにユーザーに出荷さ
れることも往々にしである。また、自動探傷装置により
疵検出を行ってもストリップの表面粗度が高いとその検
出はできないという問題もある。
ところで巻締まり疵と相反するものとして「密着疵」、
「焼付疵」、「スティッキング」などと呼ばれる疵があ
る。これは、巻締まり疵とは反対に、冷間圧延でのスト
リップの表面粗度が小さい場合、クリーニングラインで
の巻取張力が高い場合、或いはタイト焼鈍における焼鈍
温度が高い場合などに発生しやすい。
「焼付疵」、「スティッキング」などと呼ばれる疵があ
る。これは、巻締まり疵とは反対に、冷間圧延でのスト
リップの表面粗度が小さい場合、クリーニングラインで
の巻取張力が高い場合、或いはタイト焼鈍における焼鈍
温度が高い場合などに発生しやすい。
従って、巻締まり疵と焼付疵のいずれも発生していない
コイルでは、適度の焼付がコイル全長に渡って生じてい
るコイルを調質圧延機入側で巻戻すと、巻戻し速度に関
係なく「シャー」というほぼ一定高さの剥離音が発生し
、また焼付が全く発生しておらず、巻締まり疵が発生す
る場合には、前記剥離音が消滅する現象に気がついた。
コイルでは、適度の焼付がコイル全長に渡って生じてい
るコイルを調質圧延機入側で巻戻すと、巻戻し速度に関
係なく「シャー」というほぼ一定高さの剥離音が発生し
、また焼付が全く発生しておらず、巻締まり疵が発生す
る場合には、前記剥離音が消滅する現象に気がついた。
本発明はこのような現象を利用してなされたものである
。
。
（問題点を解決するための手段）
従って本発明は、タイト焼鈍後のストリップコイルを巻
戻す際のコイルを戻し中に発生する音を電気信号に変換
し、該電気信号の大きさが設定値以下になったことをも
って、巻締まり疵の発生を検出する巻締まり疵検出方法
である。
戻す際のコイルを戻し中に発生する音を電気信号に変換
し、該電気信号の大きさが設定値以下になったことをも
って、巻締まり疵の発生を検出する巻締まり疵検出方法
である。
以下、本発明を第１図に基づき説明する。
スキンパスミル１のペイオフリール２にはタイト焼鈍さ
れたコイルが挿入されている。このコイルのストリップ
が剥がされる際に、「シャー」という特有の焼付剥離音
が発生する。この音の高さはライン速度に関係なく一定
であるが、この大きさは焼付の程度により変化し、全く
焼付がなく巻締まり疵の発生している部分では音が消滅
する。
れたコイルが挿入されている。このコイルのストリップ
が剥がされる際に、「シャー」という特有の焼付剥離音
が発生する。この音の高さはライン速度に関係なく一定
であるが、この大きさは焼付の程度により変化し、全く
焼付がなく巻締まり疵の発生している部分では音が消滅
する。
この音が消滅している部分では必ず巻締まり疵が発生し
ている（但しライン停止或いは低速運転を除く）。
ている（但しライン停止或いは低速運転を除く）。
しかし、スキンパスミルの周りは様々な騒音であふれて
いる、この中で、目的の音を抽出するために焼付剥離音
の周波数分析を行ったところ、４ｋＨｚ〜８ｋＨｚが対
応していることが判った。本発明に用いる装置例は、第
１図に示すように、マイクロホン３で集められた焼付剥
離音は、増幅器４（ログアンプ）で増幅された後、４〜
８ｋｔｌｚのみを抜き出すバンドパスフィルター５を通
す。これをレコーダ６にそのまま記録してもよいし、固
定電圧発生装置７の固定値と比較器８にて比較し、音の
消えた部分の位置を計算機９の中でトラッキングと突き
合わせることにより、下工程に情報をフィードフォワー
ドすることができる。
いる、この中で、目的の音を抽出するために焼付剥離音
の周波数分析を行ったところ、４ｋＨｚ〜８ｋＨｚが対
応していることが判った。本発明に用いる装置例は、第
１図に示すように、マイクロホン３で集められた焼付剥
離音は、増幅器４（ログアンプ）で増幅された後、４〜
８ｋｔｌｚのみを抜き出すバンドパスフィルター５を通
す。これをレコーダ６にそのまま記録してもよいし、固
定電圧発生装置７の固定値と比較器８にて比較し、音の
消えた部分の位置を計算機９の中でトラッキングと突き
合わせることにより、下工程に情報をフィードフォワー
ドすることができる。
レコーダーがライン同期で駆動されているならば、コイ
ル長手方向の位置がチャートの記録と一致するので、下
工程にとってより好都合である。
ル長手方向の位置がチャートの記録と一致するので、下
工程にとってより好都合である。
（実施例）
本発明の実施例を第２図に示す。このコイルは規格５ｐ
ｃｃ、板Ｔ￥０．８龍、板幅１５５０ ｍ、重量４１．
２１トンで、ホントコイル二巻より成るものである。
ｃｃ、板Ｔ￥０．８龍、板幅１５５０ ｍ、重量４１．
２１トンで、ホントコイル二巻より成るものである。
チャートは時間同期で、４ｋＨｚ付近のバンドパスフィ
ルターを通しである。このコイルではＡ部とＢ部で音が
消滅していることが分かる。Ａ部はピック溶接部で、低
速点検を実施したため音が消滅している。Ｂ部は巻締ま
り疵の発生したと考えられる部分で、このコイルを次工
程にて低速点検したところ、確かに巻締まり疵が発生し
ていた。この方法においてはＡ部のようにスキンパス低
速部で音が消えてしまうのが欠点であるが、スキンパス
ミルで低速運転するのは、溶接点近傍など、もともと欠
陥の多い部分の場合が多く、次工程でも、低速点検の必
要な場所であり、実際の作業において支障となるもので
はない。
ルターを通しである。このコイルではＡ部とＢ部で音が
消滅していることが分かる。Ａ部はピック溶接部で、低
速点検を実施したため音が消滅している。Ｂ部は巻締ま
り疵の発生したと考えられる部分で、このコイルを次工
程にて低速点検したところ、確かに巻締まり疵が発生し
ていた。この方法においてはＡ部のようにスキンパス低
速部で音が消えてしまうのが欠点であるが、スキンパス
ミルで低速運転するのは、溶接点近傍など、もともと欠
陥の多い部分の場合が多く、次工程でも、低速点検の必
要な場所であり、実際の作業において支障となるもので
はない。
（発明の効果）
本発明によれば、電気信号により巻締まり疵を検出する
ようにしたので、ストリップコイルの巻締まり疵を確実
に検出できる。また、本発明を実際のスキンバスミルに
適用し、下工程へフィードフォワードするシステムを構
築したところ、見逃しによるクレームがなくなったと共
に、リジェクト工程についても分割計画を立てやすくな
り、化率が２．８％向上した。
ようにしたので、ストリップコイルの巻締まり疵を確実
に検出できる。また、本発明を実際のスキンバスミルに
適用し、下工程へフィードフォワードするシステムを構
築したところ、見逃しによるクレームがなくなったと共
に、リジェクト工程についても分割計画を立てやすくな
り、化率が２．８％向上した。
第１図は、本発明に用いる巻締まり疵検出装置の実施例
を示す図、 第２図は、第１図の検出装置の出力例を示すチャートで
ある。 １・・・スキンパスミル ２・・・ペイオフリール
３・・・マイクロホン ４・・・増幅器５・・・
バンドパスフィルタ ６・・・レコーダ７・・・固定電
圧発生装置 ８・・・比較器９・・・計算機。
を示す図、 第２図は、第１図の検出装置の出力例を示すチャートで
ある。 １・・・スキンパスミル ２・・・ペイオフリール
３・・・マイクロホン ４・・・増幅器５・・・
バンドパスフィルタ ６・・・レコーダ７・・・固定電
圧発生装置 ８・・・比較器９・・・計算機。
Claims (1)
- タイト焼鈍後のストリップコイルを巻戻すにあたり、コ
イル巻戻し中に発生する音を電気信号に変換し、該電気
信号の大きさが設定値以下になったことをもって、巻締
まり疵の発生を検出することを特徴とするストリップコ
イルの巻締まり疵の検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62068952A JPS63235022A (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | ストリツプコイルの巻締まり疵検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62068952A JPS63235022A (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | ストリツプコイルの巻締まり疵検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63235022A true JPS63235022A (ja) | 1988-09-30 |
Family
ID=13388511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62068952A Pending JPS63235022A (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | ストリツプコイルの巻締まり疵検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63235022A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02108960A (ja) * | 1988-10-18 | 1990-04-20 | Kawasaki Steel Corp | 鋼帯の形状不良部検出方法 |
| NL1013339C2 (nl) * | 1999-10-19 | 2000-09-14 | Corus Staal Bv | Werkwijze en inrichting voor het detecteren van een omgevouwen heat buckle of pinch in een metalen band. |
| WO2015121466A1 (en) * | 2014-02-17 | 2015-08-20 | Andritz Sundwig Gmbh | Acoustic emission indications of defects formed during elongated metal materials manufacturing processes |
| CN110508659A (zh) * | 2019-08-28 | 2019-11-29 | 四川大学 | 一种蒙皮拉伸缺陷在线检测装置 |
| CN112733841A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-04-30 | 中冶赛迪重庆信息技术有限公司 | 钢卷内部紊乱判断方法、系统、设备及介质 |
-
1987
- 1987-03-25 JP JP62068952A patent/JPS63235022A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02108960A (ja) * | 1988-10-18 | 1990-04-20 | Kawasaki Steel Corp | 鋼帯の形状不良部検出方法 |
| NL1013339C2 (nl) * | 1999-10-19 | 2000-09-14 | Corus Staal Bv | Werkwijze en inrichting voor het detecteren van een omgevouwen heat buckle of pinch in een metalen band. |
| WO2015121466A1 (en) * | 2014-02-17 | 2015-08-20 | Andritz Sundwig Gmbh | Acoustic emission indications of defects formed during elongated metal materials manufacturing processes |
| CN110508659A (zh) * | 2019-08-28 | 2019-11-29 | 四川大学 | 一种蒙皮拉伸缺陷在线检测装置 |
| CN112733841A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-04-30 | 中冶赛迪重庆信息技术有限公司 | 钢卷内部紊乱判断方法、系统、设备及介质 |
| CN112733841B (zh) * | 2020-12-30 | 2022-12-16 | 中冶赛迪信息技术(重庆)有限公司 | 钢卷内部紊乱判断方法、系统、设备及介质 |
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