JPH0318366Y2 - - Google Patents

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JPH0318366Y2
JPH0318366Y2 JP5134083U JP5134083U JPH0318366Y2 JP H0318366 Y2 JPH0318366 Y2 JP H0318366Y2 JP 5134083 U JP5134083 U JP 5134083U JP 5134083 U JP5134083 U JP 5134083U JP H0318366 Y2 JPH0318366 Y2 JP H0318366Y2
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valve
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tube
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は逆流防止弁付き樹脂チユーブに関す
る。さらに詳しくは、チユーブ本体とは別個に形
成される逆流防止弁が口部に冠着されてなる逆流
防止弁付き樹脂チユーブに関する。
従来より合成樹脂製の押し出しチユーブには、
チユーブ胴部の弾力性に基づく復元力により空気
を吸い込むというエアバツク現象がみられる。そ
のため空気により変質や固化を生じやすい内容物
のばあいには、押し出しチユーブの口部に逆流防
止弁を設け、エアバツクを防ぐことができる逆流
防止弁付き樹脂チユーブが使用されている。
そのような逆流防止弁付き樹脂チユーブとし
て、たとえば第6図に示されるような口部61の
内壁に断面形状が直角三角形の弁62を一体に形
成し、弁62が上方にのみ開くように構成すると
共に弁62の外周面63と口部61の内壁64の
間で密封性をえようとするもの、あるいは第7図
に示されるように口部71の内壁72に環状の弁
座73を形成し、弁座73の上方に底部に弁74
が形成されている筒状体75を嵌入係合させてな
るものなどが知られている。
ところがかかる構成の逆流防止弁付き樹脂チユ
ーブはいずれも口部61,71の内壁に弁62や
弁座73が一体に形成されているため、口部6
1,71と肩部65,76とが胴部66,77と
は別個に形成される形式の樹脂チユーブにしか採
用しえないという欠点がある。そのためチユーブ
本体全体(口部、肩部および胴部)がブロー成形
などによつて一体に形成される形式の樹脂チユー
ブ、たとえばエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物などのガス遮断層を含む複層シートから全体
が形成される樹脂チユーブなどに対しては採用す
ることができない。また複層シートを使用するば
あいでも胴部にしか採用することができないた
め、ガス遮断効果が充分ではない。しかもブロー
成形のばあいには内周面の形状寸法を精密にする
ことができないため、第7図に示されるような口
部71の内壁に筒状体75などを嵌入させても筒
状体75の外表面と内壁との密封性が低いという
欠点がある。
すなわち前記従来の逆流防止弁付き樹脂チユー
ブは、適用されうるチユーブ本体の形式が限定さ
れており、汎用性が低い。
しかも第6図に示される逆流防止弁付き樹脂チ
ユーブでは、弁62の外周面63と口部61の内
壁64との間で密封作用が行なわれるため、密封
性が充分ではなく、さらにチユーブ内部に弁62
が強く吸引されたばあいには復帰が困難であると
いう欠点がある。
また第7図に示される逆流防止弁付き樹脂チユ
ーブでは弁74と弁座73が異なる部品から構成
されているため、このものを一体成形のチユーブ
本体に適用しようとすれば部品点数が多くなり、
さらに密封すべき箇所が多くなるという欠点があ
る。
そこで本考案者らは叙上の欠点を排除すべく鋭
意検討を重ねた結果、胴部と該胴部の一端に形成
されている筒状の口部を有する合成樹脂製のチユ
ーブ本体と該チユーブ本体の口部に冠着されてな
る合成樹脂製の逆流防止弁とからなり、該逆流防
止弁が前記口部の上端に当接するフランジ部、該
フランジ部のほぼ中央から前記口部内に延びる筒
部、該筒部の下端部が中心方向に突出するように
厚肉に形成されるとともにその上面が水平な弁座
となる厚肉部および該厚肉部によつて形成される
液通過孔を閉塞するように前記厚肉部の内周上端
近辺につなぎ部を介して連結されている弁からな
り、前記厚肉部の厚さおよび高さは前記弁の厚さ
3〜7倍とされており、かつ該逆流防止弁が、溶
融樹脂を一体に型成形してなることを特徴とする
逆流防止弁付き樹脂チユーブがチユーブ本体の製
造形式に制限されず、広い汎用性を有し、しかも
容易に製造しうるという新たな事実を見出し、本
考案を完成するにいたつた。
つぎに図面を参照しながら本考案の逆流防止弁
付き樹脂チユーブを説明する。
第1図は本考案の逆流防止弁付き樹脂チユーブ
の一実施例を示す要部断面図、第2図は本考案の
逆流防止弁付き樹脂チユーブの他の実施例を示す
要部断面図、第3〜4図はそれぞれ本考案におけ
る逆流防止弁の成形工程を示す概略断面図、第5
図は第3〜4図の成形工程により成形された逆流
防止弁を示す断面図である。
第1図において1はチユーブ本体であり、胴部
2、肩部3、および口部4が一体に成形されてい
る。口部4の上端近辺はその周囲に逆流防止弁5
を冠着させたばあいに逆流防止弁5のフランジ6
の外径がキヤツプ(図示されていない)用の螺合
ネジの谷径よりも小さくなるように外径が小さく
形成されている。そのためキヤツプを螺着させる
際、逆流防止弁5が邪魔にならない。
第1図に示されている逆流防止弁5では口部4
の上端外周に冠着させるためのフランジ部6が口
部4の上端面7と当接しうる環状底部8と該環状
底部8の外周から立ち上がる周壁9とから構成さ
れている。周壁9は口部4上端近辺の外周に嵌め
られ、その先端に形成されている環状凸部10が
口部4外周に形成される環状凹部11に係止され
ている。このようにチユーブ本体1と逆流防止弁
5との嵌合が口部4の外周で行なわれるときは、
口部4内面の寸法形状が精密でないチユーブ本体
1にも好適に採用することができるので好まし
い。フランジ6の中央下側は前記口部4内に延び
る筒部12が突設されており、筒部12はその下
端部に内側中心方向に突出するように厚肉に形成
された厚肉部13を有している。そして該厚肉部
13の上端面を水平(図示の状態で)に形成され
た弁座14としている。さらに厚肉部13の内周
上端近辺から厚肉部13によつて形成される液通
過孔15を閉塞するように弁16が延びており、
弁16と厚肉部13とは幅の狭いつなぎ部17に
よつて連結されている。
なお前記実施例ではフランジ部6が環状底部8
と周壁9とから構成されているが、第2図に示さ
れるように周壁9を設けなくてもよい。そのばあ
い、口部4の上端近辺の外径を他の部分よりも小
さくする必要はない。
しかしてチユーブ本体1内に内容物充填後チユ
ーブ胴部2を押圧すると、内容物は液通過孔15
から押されて弁16を押し上げ、外へ押し出され
る。そして胴部2の押圧をやめると、チユーブ胴
部2の弾力性に基づく復元力により逆流防止弁5
内の内容物はチユーブ本体1内に戻されると共に
空気を吸い込もうとするが、それと同時に弁16
も引き戻され、弁座14に対し直角方向から当接
して平行に接しこれを覆い、液通過孔15を閉塞
する。それによつてチユーブ本体1内へ空気が流
入することが防止されうる。
本考案の逆流防止弁付きチユーブは、たとえば
つぎのような方法で成形される。
チユーブ本体1はガス遮断層(第1図の18)
をサンドイツチ状にはさんだ合成樹脂複層シート
などから胴部2、肩部3および口部4が一体に連
続するようにブロー成形などで形成される。また
肩部3と口部4を射出成形などにより一体に形成
し、このものに対して別個に形成した胴部2を溶
着せしめるか、あるいはあらかじめ形成した胴部
2の一端に肩部3および口部4をインサートイン
ジエクシヨンなどの方法で一体に形成するなど、
従来公知の方法をいずれも採用しうる。
口部4に冠着される逆流防止弁5は、フランジ
6の上面、筒部12の内面および弁16の上面を
形成するための上型21とフランジ部6の端面と
下面、筒部12の外周形状、厚肉部13の下端
面、液通過孔15および弁16の下面を形成する
ための下型22とを第3図のように組み合わせ、
下型22に設けられている導入口23から溶融樹
脂24を注入し、そののち第4図のごとく上型2
1と下型22とを製品25から分離することによ
つて製造される。
このように本考案における逆流防止弁を製造す
るときは、無理抜きする必要がなく成形工程も少
なくてすむため、製造が安易となる。しかも金型
の構造が簡単であるので、金型が安価となる。ま
た成形された逆流防止弁は収縮するが、厚肉部1
3の収縮が他の部分よりも大きいため、金型内で
弁外径(D1)と弁座内径(D2)とがほぼ同じ寸
法に成形されたとしても、金型離脱後冷却される
と弁座内径(D4)は弁外径(D3)よりも小さく
なる(第3図および第5図参照)。たとえば、第
3図に示されるような金型21,22を用いて
140℃に溶融されたポリエチレンを射出して、厚
さ(t1)0.46mm、外径(D1)4mmの弁16と厚さ
(t2)1.5mm、高さ(t3)1.5mm、弁座内径(D2)4
mmの厚肉部13とを有する逆流防止弁を成形する
(第5図参照)ばあい、金型離脱後冷却すると弁
座内径(D4)は弁外径(D3)よりも約0.2〜0.3mm
小さくなる。したがつて弁16は弁座14に確実
に当接し、空気の流入を防ぐと共に、液通過孔1
5内へ吸い込まれるようなことはない。なお弁座
内径(D4)の収縮割合は、金型内に射出する溶
融樹脂の温度や厚肉部13の厚さ(t3)などによ
つて決定されるが、本考案においては、強度やコ
ストの面から厚肉部13の厚さ(t2)および高さ
(t3)を弁16の厚さ(t1)の3〜7倍としてい
る。前記範囲よりも厚肉部13の厚さ(t2)や高
さ(t3)が小さいばあいは、弁座内径(D4)が充
分小さくならないので弁16が確実に当接しうる
弁座14がえられず、逆に前記範囲よりも大きい
ばあいは、弁座内径(D4)、つまり液通過孔15
が小さくなりすぎたり、コストがかさむので、い
ずれも好ましくない。
叙上のごとく構成される本考案の逆流防止弁付
き樹脂チユーブは、逆流防止弁を別部材とし、従
来チユーブ口部の内径に口部と一体に成形されて
いた弁や弁座を必要とせず、その構成を簡素化で
きる。また逆流防止弁も型成形で一挙に形成しう
るので、その製造が容易となる。さらにチユーブ
本体全体がブロー成形などによつて一体に成形さ
れる形式の樹脂チユーブに対しても採用すること
ができ、適用されうるチユーブ本体の形式(製造
方式)が限定されない。また弁座における開口面
積が広いため、粘度が高い内容物を収納する樹脂
チユーブにも適用することができる。
なお小さい開口部で充分であるばあいには、第
1〜2図の二点鎖線で示されるような先端に小孔
31を有するノズル32をフランジ6上面に設け
てもよい。
以上のごとく本考案の逆流防止弁付き樹脂チユ
ーブは、チユーブ本体の製造方法によつて制限さ
れず、その適用範囲が広く、しかも部品点数が少
なく製造が容易であり、チユーブ内部への空気の
流入を防止しうるというすぐれた効果を有し、そ
の実用的価値はきわめて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の逆流防止弁付き樹脂チユーブ
の一実施例を示す要部断面図、第2図は本考案の
逆流防止弁付き樹脂チユーブの他の実施例を示す
要部断面図、第3〜4図はそれぞれ本考案におけ
る逆流防止弁の成形工程を示す概略断面図、第5
図は第3〜4図に示される成形工程により成形さ
れた逆流防止弁を示す断面図、第6〜7図はそれ
ぞれ従来の逆流防止弁付き樹脂チユーブの要部概
略断面図である。 図面の主要符号、1……チユーブ本体、2……
胴部、3……肩部、4……口部、5……逆流防止
弁、6……フランジ部、12……筒部、13……
厚肉部、14……弁座、16……弁、17……つ
なぎ部、32……ノズル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 胴部と該胴部の一端に形成されている筒状の
    口部を有する合成樹脂製のチユーブ本体と該チ
    ユーブ本体の口部に冠着されてなる合成樹脂製
    の逆流防止弁とからなり、該逆流防止弁が前記
    口部の上端に当接するフランジ部、該フランジ
    部のほぼ中央から前記口部内に延びる筒部、該
    筒部の下端部が中央方向に突出するように厚肉
    に形成されるとともにその上面が水平な弁座と
    なる厚肉部および該厚肉部によつて形成される
    液通過孔を閉塞するように前記厚肉部の内周上
    端近辺につなぎ部分を介して連結されている弁
    からなり、前記厚肉部の厚さおよび高さは前記
    弁の厚さの3〜7倍とされており、かつ該逆流
    弁防止弁が、溶融樹脂を一体に型成形してなる
    ことを特徴とする逆流防止弁付き樹脂チユー
    ブ。 2 前記フランジ部の上面に先端に小孔を有する
    ノズルが設けられてなることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の逆流防止弁付
    き樹脂チユーブ。
JP5134083U 1983-04-06 1983-04-06 逆流防止弁付き樹脂チユ−ブ Granted JPS59155949U (ja)

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JPS59155949U JPS59155949U (ja) 1984-10-19
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