JPH0318309Y2 - - Google Patents

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JPH0318309Y2
JPH0318309Y2 JP4629087U JP4629087U JPH0318309Y2 JP H0318309 Y2 JPH0318309 Y2 JP H0318309Y2 JP 4629087 U JP4629087 U JP 4629087U JP 4629087 U JP4629087 U JP 4629087U JP H0318309 Y2 JPH0318309 Y2 JP H0318309Y2
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JP
Japan
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cover
saddle base
saddle
intermediate cover
cushion
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JP4629087U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自転車やオートバイ等のサドルの改
良に関するものである。
(従来技術) 自転車等用サドルは、一般に金属板または合成
樹脂板からなるサドルベースの上面に発泡ウレタ
ン等からなるクツシヨン材を貼着し、その表面に
カバーを被せて構成されている。この場合、従来
は、柔軟性に富むビニルレザーを平面ほぼ栗形に
裁断し、その周辺部に紐通し部を縫着し、この紐
通し部に針金を通してカバーを構成し、このカバ
ーを、上記サドルベースの上面に貼着したクツシ
ヨン材の表面に被せ、その周辺部をサドルベース
の裏面側に折返した状態で、上記針金により紐通
し部に絞ることによつてカバーをサドルの表面形
状に対応するように湾曲させ、サドルベースの裏
面に設けた切起こし片により上記カバーの周辺部
数箇所を固定していた。
この従来構造では、カバーを柔軟性に富むビニ
ルレザーシートで構成しているので、模様や文字
等のプリントが容易で、装飾効果を高めることは
容易であるが、カバーの素材がビニルレザーシー
トでその厚みが薄くて強度的に弱く、しかも、薄
い金属板または合成樹脂板にて形成されたサドル
ベースに対し、カバーに皺やたるみが生じないよ
うにカバーを緊張させて取付けるため、そのカバ
ーの取付け、梱包、出荷等の製造、運搬作業時、
さらには自転車等に取付けて使用した場合等に、
外部からの衝撃、摩擦等によつて上記カバー周辺
部の折返し部が破れ、いわゆる縁切れが生じる。
これに伴つてサドルベースの周縁が露出し、商品
価値が低下し、かつ、搭乗者に危険を及ぼすおそ
れもあつた。
なお、従来のサドルベース、塩化ビニル等の軟
質合成樹脂材の射出成形により所定のサドル形状
に成形した成形品があるが、このカバー成形品で
は表面形状が三次曲面であるためにその表面に絵
柄等をプリントすることが困難であり、かつ、全
体が一色でその表面に梨地その他の凹凸等の地模
様を形成しうる程度であり、装飾効果が低いとい
う問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、このような問題を解消するためにな
されたものであり、全体的に強度アツプしていわ
ゆる縁切れを防止でき、しかも、装飾効果を高
め、商品価値を大幅に向上できる自転車等用サド
ルを提供するものである。
(考案の構成) 本考案は、サドルベースの上面に、屈曲と、柔
軟性を有する素材の表面に装飾部が設けられた中
間カバーと、透明体により形成された外被カバー
とが下から順に積層された配置で装着され、か
つ、少なくとも中間カバーの周辺部と外被カバー
の周辺部とが互いに重ね合わされた状態でサドル
ベースの下面側に折返されて止着されていること
を特徴とするものである。
この構成により、カバーが中間カバーと外被カ
バーとの二重構造となり、全体的に強度アツプさ
れて縁切れが防止される。しかも、中間カバーの
上面に装飾部を設け、その上に透明体からなる外
被カバーを被せることによつて、装飾部の形成が
容易となり、装飾効果が高められるとともに、装
飾部が保護され、耐久性が向上され、商品価値が
向上される。なお、上記透明体の透明とは完全な
透明のみに限らず、半透明をも含む概念である。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を示す分解斜視図であ
り、この実施例では子供用のサドルを示してい
る。図において、1はサドルベース、2はクツシ
ヨン材、3は中間カバー、4は透明外被カバーで
ある。サドルベース1は鋼板のプレス成形等によ
り平面ほぼ栗形の座面部11と、座面部11の周
辺から下向きに連続する周面部12とが一体に形
成され、かつ、周面部3に数個の係止爪13が内
向きに一体に切起し形成され、このサドルベース
1の裏面に自転車車体への取付用パイプ14が固
着されている。
クツシヨン材2は、ポリウレタンフオームによ
りまたは発泡樹脂の屑(チツプ)を押し固めてサ
ドルベース1の座面部11に対応する板状に形成
したクツシヨン本体21と、発泡樹脂によりシー
ト状に形成したクツシヨンシート22とからな
り、板状のクツシヨン本体21をサドルベース1
の座面部11の上面に接着剤により貼着し、その
上からクツシヨンシート22を被せて二重構造に
形成される。
中間カバー3は、カバー本体31の周辺部に紐
通し部33を縫着し、この紐通し部33に鋼線等
の締付け線34を挿通してなるものであり、カバ
ー本体31はビニルレザーシート等の軟質合成樹
脂材からなるフラツト状シート材により上記サド
ルベース本体1の座面部11と周面部12との展
開形状より大きめの偏平なほぼ栗形に裁断して形
成され、このカバー本体31の裁断前または裁断
後にその表面にたとえば人気アニメのキヤラク
タ、幾何学模様、地模様その他適宜の模様、社
名、製造番号その他の文字等をプリントもしくは
プレスして装飾部32が形成される。
一方、透明外被カバー4は軟質塩化ビニル等の
透明軟質合成樹脂材の射出成形によりサドルベー
ス1座面部11および周面部12に対応する座面
部41および周面部42とその周辺部42の下端
から内方に断面ほぼU形に折返された折返し部4
3とを一体に成形して構成される。
そして、第2図、第3図に示すようにサドルベ
ース1の座面部11の上面に板状のクツシヨン本
体21を接着部により貼着し、その上からクツシ
ヨンシート22を被せ、さらにその上から中間カ
バー3を被せるとともに、このクツシヨンシート
22と中間カバー3の周辺部を重ね合せた状態で
サドルベース1の周面部12の内側に折返し、上
記紐通し部33に挿通された締付け線34により
中間カバー3の周辺部を絞り込み、同カバー表面
に皺や弛みが生じないように緊張させて同カバー
3を取付ける。
次いで、上記中間カバー3の上から透明外被カ
バー4を被せ、その外被カバー4の折返し部43
の先端を上記サドルベース1の周面部内面に設け
た数個の係止爪13により止着する。
これによつてサドルベース1の周縁部に対し、
クツシヨンシート22と、中間カバー3と、透明
外被カバー4の各周辺部が三重に重ね合つた状態
で被せられるので、その周辺部の補強効果が高め
られ、いわゆる縁切れが防止される。また、中間
カバー3の表面に透明の外被カバー4を被せてい
るので、中間カバー3の上面に設けた装飾部32
を外部から容易に透視でき、かつ、外被カバー4
によつて上記装飾部32が損傷するのを防止でき
る。上記透明外被カバー4の表面または裏面に梨
地その他の模様を付してもよい。
他の実施例 図例では、子供用のサドルを例示しているが、
本考案のサドルはスポーツ用にも一般車用にも適
用できるものである。この場合、サドルベース1
の下面に舟線やばね等の取付け部を設け、舟線や
ばね、やぐら等を介してサドルベース1を自転車
車体に取付けるようにする、また、サドルベース
1は鋼板のプレス加工に限らず、硬質合成樹脂材
の射出成形により成形してもよい。
クツシヨン材2において、クツシヨン本体21
とクツシヨンシート22のいずれか一方を省略し
てもよく、両者21,22を一体成形、すなわち
クツシヨン材2の座面部11に対応する部分を厚
く、周面部12に対応する部分を薄く形成しても
よい。また、クツシヨンシート22の周辺部の折
返しを省略してもよい。
中間カバー3はフラツト状シート材に限らず、
適度に湾曲したものでもよい。中間カバー3の周
辺部の紐通し部33および締付け線34を省略し
てもよい。装飾部32は中間カバー3の上面に直
接設ける場合に限らず、中間カバー3と別体に成
形した装飾体を中間カバー3の上面に貼付けるよ
うにしてもよいし、中間カバー3と透明外被カバ
ー4との間に介在させるようにしてもよい。
透明外被カバー4は上記実施例のような成形品
に限らず、透明シート材により形成してもよい。
この外被カバー4を透明シート材により形成する
時は、外被カバー4の周辺部を中間カバー3の周
辺部に予め縫着、溶着等の手段によつて両者を一
体化しておくのが望ましい。
サドルベース1に対する中間カバー2および透
明外被カバー4の止着手段は、上記実施例に限ら
ず、リベツトやビスなどの止着具による止着、あ
るいはサドルベース1の舟線やばね等の取付け用
ボルト(図示省略)を利用した止着等、任意の止
着手段を採用できる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、サドルベースを中間カ
バーと透明外被カバーとによつて二重構造に構成
してあるので、従来のビニルレザーシートのみか
らなるサドルベースに比べて全体的に大幅に強度
アツプでき、とくにサドルベースの周縁を中間カ
バー透明外被カバーとにより少なくとも二重にカ
バーできるので、いわゆる縁切れを防止でき、耐
久性を大幅に向上できる。また、二重のカバー構
造であるから、中間カバーを薄くして取扱いを容
易にでき、装飾部の形成が容易であり、装飾効果
を高けることができ、かつ、その表面に被せた透
明外被カバーによつて上記装飾部を容易に透視で
きるとともに、装飾部を保護でき、商品価値を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す分解斜視図、第
2図はその組立て状態を示す縦断面図、第3図は
第2図の係止片を通る切断線で断面した部分断面
図である。 1……サドルベース、2……クツシヨン材、3
……中間カバー、4……透明外被カバー、32…
…装飾部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サドルベースの上面に、クツシヨン材と、柔軟
    性を有する素材の上面に装飾部が設けられた中間
    カバーと、透明体により形成された外被カバーと
    が下から順に積層された配置で装着され、かつ、
    少なくとも中間カバーの周辺部と外被カバーの周
    辺部とが互いに重ね合わされた状態でサドルベー
    スの下面側に折返されて止着されていることを特
    徴とする自転車等用サドル。
JP4629087U 1987-03-27 1987-03-27 Expired JPH0318309Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4629087U JPH0318309Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4629087U JPH0318309Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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Publication Number Publication Date
JPS63152786U JPS63152786U (ja) 1988-10-06
JPH0318309Y2 true JPH0318309Y2 (ja) 1991-04-17

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JP4629087U Expired JPH0318309Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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JP5325723B2 (ja) * 2009-09-18 2013-10-23 本田技研工業株式会社 乗り物用サドルおよび倒立振子型移動体
JP2013203198A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Bridgestone Cycle Co 敷板取付構造及び二輪車

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Publication number Publication date
JPS63152786U (ja) 1988-10-06

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