JPH03182420A

JPH03182420A - 物品移送装置

Info

Publication number: JPH03182420A
Application number: JP31773189A
Authority: JP
Inventors: Tomio Takahashi; 富男高橋
Original assignee: Chiyoda Manufacturing Corp
Current assignee: Chiyoda Manufacturing Corp
Priority date: 1989-12-08
Filing date: 1989-12-08
Publication date: 1991-08-08
Anticipated expiration: 2015-01-24
Also published as: JP3003146B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明に係る物品移送装置は、例えば自動超音波洗浄
装置に組み込んで、被洗浄物を収納した洗浄籠を、洗浄
槽からすすぎ糟に、或はすすぎ槽から乾燥槽に向けて移
送する場合に利用出来る。

（従来の技術）病院等に於いて汚れた手術用具等の被洗浄物を洗浄する
場合に、洗浄すべき被洗浄物を洗浄用の籠内に収納して
、この籠を洗浄槽中の洗剤に浸漬し、洗浄槽に超音波振
動を加えて、洗浄籠内に収納した被洗浄物の汚れを落と
す超音波洗浄装置を使用する事が多い。

超音波振動を加えられた洗浄槽内で、洗浄籠内の被洗浄
物の汚れを落としたならば、この洗浄籠をすすぎ槽に移
して、洗浄籠内の被洗浄物に付着した洗剤を落とす。

洗浄槽で汚れを落とされ、すすぎ檜で洗剤を落とされた
被洗浄物を収納した洗浄籠は、次いで乾燥槽に移されて
、洗浄、すすぎによって濡れた被洗浄物の乾燥を行なう
。

超音波洗浄装置による被洗浄物の洗浄、すすぎ、乾燥は
、上述の様にして行なわれるが、これらの作業を自動的
に行なう自動超音波洗浄装置の場合、被洗浄物を収納し
た洗浄籠を、洗浄槽からすすぎ槽を通じて乾燥槽に送る
作業を自動的Ｃ行なう、移送装置が必要になる。

この為従来から、例えば特開昭５３−６２３６５号公報
、同５６−１１５６８０号公報、同６３−２２６１０２
号公報等に開示されている様な各種移送装置が開発、使
用されている。

（発明が解決しようとする課題）ところが、従来の自動超音波洗浄装置用の移送装置は、
被洗浄物を収納した重い洗浄籠を水平方向に移動させる
場合、ガイドレール等の上面を滑らせつつ移動させる様
に構成していた為、使用に伴なって、洗浄籠の下面やガ
イドレール等の上面が摩耗する事が避けられず、洗浄籠
やガイドレール等の交換をしばしば行なう必要があった
。

本発明の物品移送装置は、上述の様な不都合を解消する
ものである。

（課題を解決する為の手段）本発明の物品移送装置は、水平方向に互って互いに平行
に配列された少なくとも１対のガイドレールと、このガ
イドレールに沿って移動自在な第一の支持枠と、上記ガ
イドレールに沿って、上記第一の支持枠と別個に移動自
在な第二の支持枠と、上記第一、第二の支持枠の内寸よ
りも小さな幅寸法を有し、上記第一の支持枠の上面に固
設された第一の支持脚と、上記第一、第二の支持枠の内
寸よりも小さな幅寸法を有し、上記第二の支持枠の上面
に固設された第二の支持脚と、それぞれの下端縁部に、
内方に向けて折れ曲がった折り曲げ支持部を有し、それ
ぞれが上記第一、第二の支持枠の内寸よりも小さな外す
と上記第一、第二の支持脚の幅寸法よりも大きな内寸と
を持って互いに平行に配設され、同期して昇降する、少
なくとも２対の支持壁とから構成されている。

（作　　用）上述の様に構成される本発明の物品移送装置により、被
洗浄物を収納した洗浄籠等の物品を移送する場合、先ず
上記物品の幅方向両端部下面を折り曲げ支持部に載置す
る事により、この物品を１対の支持壁の間に、吊り下げ
る様にして支持すると共に、この状態で上記１対の支持
壁を十分に上昇させ、上記物品を第一、第二の支持脚よ
りも上方に持ち上げる。

次いで、第一、第二の支持枠をガイドレールに沿って移
動させる事により、第一、第二の支持脚を、上記１対の
支持壁の下方に移動させるヒ共に、この第一、第二の支
持脚の間隔を、上記物品の長さ寸法よりも短くする。

そして、この状態から１対の支持壁を少し下降させ、こ
の支持壁の間に支持されていた物品の前後方向両端部下
面を、上記第一、第二の支持脚に当接させ、この物品の
幅方向両端部下面から、前記折り曲げ支持部を離す。

そこで、この状態から第一、第二の支持枠をガイドレー
ルに沿って、同じ速さで同じ方向に移動させ、上記物品
を水平方向に移動させて、予め所定高さ位置に待機して
いる、別の支持壁の間に送り込む。

この様にして物品が、別の支持壁の間に送り込まれたな
らば、この別の支持壁を上昇させ、各支持壁の下端部に
形成された折り曲げ支持部を、上記物品の幅方向下面に
当接させる事で、この物品を上昇させ、この物品の長さ
方向下面と第一、第二の支持脚とを離隔させる。

次いで、第一、第二の支持枠を互いに反対方向に少し移
動させて、第一、第二の支持脚同士の間隔を広げてから
、上記別の支持壁を下降させれば、この支持壁に支持さ
れた物品を第一、第二の支持枠の下方に迄下降させる事
が出来る。

（実施例）次に、図示の実施例を説明しつつ本発明を更に詳しく説
明する。

第１〜４図は本発明の物品移送装置を自動超音波洗浄装
置に組み込んだ実施例を示しており、第１図は要部を示
す縦断側面図、第２図は吊り下げ機構を除いて、第１図
の上方から見た図、第３図は第１図のＡ−Ａ断面図、第
４図は自動超音波洗浄装置の全体構成を示す側面図であ
る。

１．１は１対のガイドレールで、洗浄装置を構成する複
数のフレーム２ａ、２ｂ（第４図）に掛は渡す様にして
支持され、水平方向に亙って互いに平行に配列されてい
る。

３は、鋼材を矩形に組み合わせる事で構成された第一の
支持枠で、この第一の支持枠３の両側面の前後両端部に
それぞれ枢支したローラ４．４を、上記ガイドレール１
．１に載せる事により、上記第一の支持枠３を、ガイド
レール１．１に沿って水平方向に移動自在としている。

５は、上記第一の支持枠３と同様、鋼材を矩形に組み合
わせる事で造られた第二の支持枠で、この第二の支持枠
５の両側面の前後両端部にそれぞれ固定した、ブラケッ
ト６．６の下端部内側面に枢支したローラ７．７を、上
記ガイドレール１．１に載せる事により、上記第二の支
持枠５を、ガイドレール１．１に沿って水平方向に移動
自在としている。

８．８は、上記第一の支持枠３の前後両端部と中間部と
の上面に固設された第一の支持脚で、この第一の支持脚
８．８の幅寸法Ｗ、は、上記第第二の支持枠３．５の内
寸Ｗ、、Ｗ２よりも、十分に小さく　（Ｗ　１　＜　Ｗ
　１、Ｗ　２　）　Ｌ／ている。

又、１８．１８は、上記第二の支持枠５の前後両端部と
中間部との上面に固設された第二の支持脚で、この第二
の支持脚１８．１８の幅寸法ｗ２も、上記第一、第二の
支持枠３．５の内寸Ｗ１、Ｗ２よりも、十分Ｃ小さく　
（ｗ　２　＜　Ｗ　＋　、Ｗ　２　’）している。

一方、前記１対のガイドレール１．１の下方には、送り
方向前側（図面の左側）から順に、予漫槽９と、洗浄槽
１０と、すすぎ槽１１と、乾燥槽１２（第４図にのみ示
す。第１〜３図には省略。）とを、互いに等間隔に設け
ている。

更に、上記ガイドレール１．１の下方で、上記各種９〜
１２の上方位置部分には、それぞれ第一〜第四の支持壁
１３〜１５（第四の支持壁は図示せず。）が設けられて
いる。

それぞれの支持壁１３〜１５は、その下端縁部に、内方
に向けて折れ曲がった折り曲げ支持部１６．１６（第３
図）を有し、両折り曲げ支持部１６．１６に掛は渡す様
にして、洗浄能１７を支持出来る様にしている。

又、互いに対となる支持壁１４．１４（或は１３．１５
）同士は、上記第一、第二の支持枠３．５の内寸Ｗ、、
Ｗ、よりも小さな外すＬ（＜Ｗ、、ｗ、）と、上記第一
、第二の支持脚８．１８の幅寸法Ｗｌ　　ｗ２よりも大
きな内寸Ｕ　（＞ｗ、、ｗ２　）とを持って互いに平行
に配設され、互いに同期して昇降する様に構成されてい
る。

即ち、十分な剛性を有する金属板を、下方が開いたコ字
形に折り曲げる事で、対となる支持壁１４．１４（或は
１３．１５）を形成し、更に各支持壁１４．１４の下端
部を内方に向は直角に折り曲げる事で、折り曲げ支持部
１６．１６とすると共に、各支持壁１４．１４の中央部
を、図示しない公知の昇降機構により、昇降のみ自在な
吊り下げ腕１９．１９の下端部に枢支している。尚、こ
の吊り下げ腕１９．１９の外寸も、上記第一、第二の支
持枠の内寸よりも小さくしている。

又、何れかの支持壁１３．１４．１５の端部にその下端
部を枢支した、揺動腕２０．２０の上端部は、やはり図
示しないモータにより回転させられるカム板に枢支して
いる。

この結果、各支持壁１３．１４．１５は、上記図示しな
い昇降機構の作用により、吊り下げ腕１９．１９を介し
て昇降させられ、モータの回転に基づく揺動腕２０．２
０の押し引きにより、吊り下げ腕１９．１９の下端部と
の枢支部を中心として揺動させられる。

尚、第４図に於いて２１は、洗浄能１７を洗浄装置に送
り込む為の入口コンベアで、この入口コンベア２１から
送り込まれた洗浄能１７は、第４図で最も左側に存在す
るフレーム２ａに設けられた受は渡し機構（図示せず）
により、本発明の物品移送装置を構成する第一、第二の
支持脚８．１８の上に送り込まれる。

又、第４図に於いて２２は、同図で最も右側は存在する
フレーム２ｂの右手部に設けられたすすぎタンクで、本
発明の物品移送装置によって、前記乾燥槽１２からこの
すすぎタンク２２の上方に移された洗浄１１ｉ１７は、
すすぎタンク２２の上方に設けられた受は渡し装置（図
示せず）により、出口コンベア２３に移される。

尚、本発明の物品移送装置の前後両端部と、入口、出口
両コンベア２１．２３とを連結する為の受は渡し装置は
、従来から知られた構造のものを使用するが、この受は
渡し装置は、ローラの回転により洗浄１ｉ１７を水平移
動させるものである為、摩耗等の問題は生じない。

次に、上述の様に構成される本発明の物品移送装置によ
り、被洗浄物を収納した洗浄能１７を移送する場合を、
予浸４Ｉ９内に存在する洗浄能１７を洗浄槽１０内に移
動させる場合を例にとって説明する。

洗浄能１７は、第一の支持壁１３の間に支持された状態
で、上記予浸槽９内に存在する為、先ず、図示しない昇
降機構により吊り下げ腕１９を引上げて、この第一の支
持壁１３を十分に上昇させ、上記洗浄能１７を、第一、
第二の支持脚８．１８よりも上方に移動させる（′ｓ１
図で、第三の支持壁１５の状態）。この様に、第一の支
持壁１３を上昇させる際、第一、第二の支持脚８．１８
同士の間隔りは十分に（第１〜２図に示した状態よりも
大キく）広げ、両支持脚８．１８の間を第一の支持壁１
３が通過出来る様にしておく。

洗浄能１７を支持した第一の支持壁１３が、第、第二の
支持脚８．１８の上方に迄移動したならば、第一の支持
枠３を図面の左方に、第二の支持枠５を図面の右方に、
それぞれガイドレール１．１に沿って移動させる事によ
り、第一、第二の支持脚８．１８同士の間隔りを、上記
洗浄能１７の長さ寸法よりも狭く（（第１〜２図に示し
た状態よりも小さく）する。

そして、この状態から第一の支持壁１３を少し下降させ
、この支持壁１３の間（支持されていた洗浄能１７の前
後方向両端部下面を、上記第一第二の支持脚８．１８に
当接させ、この洗浄能１７の幅方向両端部下面から、前
記第一の支持壁１３の下端部に形成された折り曲げ支持
部１６．１６を離す（第１．３図の第二の支持壁１４の
状態とする）。

そこで、この状態から第一、第二の支持枠３．５を、ガ
イドレール１．１に沿って、同じ速さで図面の右方向に
移動させ、上記洗浄能１７を水平方向に移動させて、予
め第一の支持壁１３と同じ高さ位置に待機している、第
二の支持壁１４、】４の間に送り込む。

この様にして洗浄能１７が、第二の支持壁１４．１４の
間に送り込まれたならば、この第二の支持壁１４．１４
を上昇させ、各支持壁１４．１４の下端部に形成された
折り曲げ支持部１６．１６を、上記洗浄能１７の幅方向
下面に当接させる事で、この洗浄能１７を上昇させ、こ
の洗浄能１７の長さ方向両端部下面と、第一、第二の支
持脚８．１８とを離隔させる。

次いで、第一の支持枠３を図面の右方に、第二の支持枠
５を左方に、それぞれ少しずつ移動させて、第一、第二
の支持脚８．１８同士の間隔りを広げてから、上記第二
の支持壁１４．１４を下降させる。

この結果、第二の支持壁１４．１４の間に支持された洗
浄能１７が第一、第二の支持枠３．５の下方に迄下降し
、洗浄槽１０内に進入して、この洗浄槽１０内に貯溜さ
れた洗浄液に浸漬される。

そこで、図示しないモータへの通電に基づき、下端部を
第二の支持壁１４に枢支した揺動腕２０を押し引きすれ
ば、第二の支持壁１４．１４が吊り下げ腕１９，１９の
下端部を中心として揺動し、上記第二の支持壁１４．１
４の間に支持された洗浄能１７内の被洗浄物の洗浄作業
を効率良く行なえる。

尚、本発明の物品移送装置を構成する場合、長さ寸法の
大きいフレーム２ｂ、２ｂには前後２対の支持壁を、長
さ寸法の小さいフレーム２ａ１２ａには１対の支持壁を
、それぞれ設けている為、フレーム２ａ、２ｂを適当に
組み合わせると共に、第一、第二の支持枠３．５の長さ
寸法と第、第二の支持脚８．１８の数とをそれに合わせ
て変えれば、洗浄槽、すすぎ槽等の処理槽の数を変えた
場合にも、容易にこれに対応する事が出来る。

又、洗浄能１７を水平移動させる機構と、昇降させる機
構とは互いに別個に設けられている為、本発明の移送装
置により移送される洗浄能は、必ずしも総ての処理槽に
浸漬される必要はない。

例えば、洗浄能１７＆：適当な識別標識を付する事によ
り、この洗浄能１７が、浸漬処理する必要のない処理槽
の上方に移動した場合には、吊り下げ腕１９．１９が下
降しない様にすれば、洗浄能１７に収納された被洗浄物
品に、必要な処理だけを施す事が出来る。

（発明の効果）本発明の物品移送装置は、以上に述べた通り構成され作
用する為、洗浄能等の物品を水平方向に移送する場合に
、この物品が他の部分と擦れ合う事がなく、洗浄能等の
物品やこの物品と対向する部分が摩耗する事を、確実に
防止する事が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１〜４図は本発明の物品移送装置を自動超音波洗浄装
置に組み込んだ実施例を示しており、第１図は要部を示
す縦断側面図、第２図は吊り下げ機構を除いて、第１図
の上方から見た図、第３図は第１図のＡ−Ａ断面図、第
４図は自動超音波洗浄装置の全体構成を示す側面図であ
る。１ニガイドレール、２ａ、２ｂ：フレーム、３：第一の
支持枠、４：ローラ、５：第二の支持枠、６；ブラケッ
ト、７：ローラ、８：第一の支持脚、９；予浸槽、１０
：洗浄槽、１１：すすぎ槽、１２：乾燥槽、１３：第一
の支持壁、１４：第二の支持壁、１５：第三の支持壁、
１６：折り曲げ支持部、１７：洗浄能、１８：第二の支
持脚、１９：吊り下げ腕、２０：揺動腕、２１；入口コ
ンベア、２２：すすぎタンク、２３：出口コンベア。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）水平方向に亙って互いに平行に配列された少なく
とも１対のガイドレールと、このガイドレールに沿って
移動自在な第一の支持枠と、上記ガイドレールに沿って
、上記第一の支持枠と別個に移動自在な第二の支持枠と
、上記第一、第二の支持枠の内寸よりも小さな幅寸法を
有し、上記第一の支持枠の上面に固設された第一の支持
脚と、上記第一、第二の支持枠の内寸よりも小さな幅寸
法を有し、上記第二の支持枠の上面に固設された第二の
支持脚と、それぞれの下端縁部に、内方に向けて折れ曲
がった折り曲げ支持部を有し、それぞれが上記第一、第
二の支持枠の内寸よりも小さな外寸と上記第一、第二の
支持脚の幅寸法よりも大きな内寸とを持って互いに平行
に配設され、同期して昇降する、少なくとも２対の支持
壁とから成る、物品移送装置。