JPH03181710A - ガス警報遮断システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明はガス漏れ警報器、ガスメータ及びガス遮断弁を
有するガス警報遮断システムに係り、より詳細には、ガ
ス漏れ警報器とガスメータとを２本の信号線で接続し、
該２本の信号線を通じてガス漏れ警報器及びガスメータ
間で信号の送受信を行うようにしたガス警報遮断システ
ムに関するものである。

〔従来の技術〕

従来この種のシステムとして、例えば特開昭６２−２１
４４９９号公報に開示された第１０図に示すものが知ら
れている。

第１０図に示す従来例では、ガスメータ１とガス漏れ警
報器２とを２本の信号線Ｘ及びＹにより相互接続し、ガ
ス漏れ警報器２内には、図示しないガス漏れ検知回路ガ
ス漏れを検知したとき発生する検知信号により点灯駆動
される発光素子であるＬＥＤ３ａと、このＬＥＤ３ａの
点灯によりオンされる受光素子であるフォトトランジス
タ３ｂとからなるフォトカプラ３、及びガスメータｌ側
からの信号線Ｘ及びＹに接続された発光素子であるＬＥ
Ｄ４　ａと、このＬＥＤ４　ａの点灯によりオンされる
受光素子であるフォトトランジスタ４ｂとからなるフォ
トカプラ４を設けている。

以上の構成において、通常ガスメータｌ内の制御部１１
は、その出力■をＬ（ロー）レベル、出力■をＨ（ハイ
）レベルにし、トランジスタＴ１のバイアス抵抗Ｒ，及
びＲ２とトランジスタＴ４のバイアス抵抗Ｒ３及びＲ４
に電流を流し、両トランジスタＴ１及びＴ４をオン状態
にバイアスすることにより、ガス漏れ警報器２の状態、
すなわちガス漏れ警報器２内のフォトカプラ３のフォト
トランジスタ３ｂがオンしているかオフしているかをチ
エツクするモードにする。

このチエツクモードでは、上述のようにトランジスタＴ
、及びＴ、はオン可能な状態にあり、フォトカプラ３の
フォトトランジスタ３ｂのオン・オフに応じて抵抗Ｒ１
を通じて電流を流したり流さなくすることができる。

よって、ガス漏れ警報器２でガス漏れを検知していて電
流が流れているときには図中Ａ点の電位はＬレベルにな
り、ガス漏れ警報器２でガス漏れを検知しておらず電流
が流れていないときにはＡ点の電位はＨレベルになるの
で、これを制御部１が監視することによってガス漏れ検
知の異常及び正常をガスメータｌ側において検知し、ガ
ス供給路に設けた図示しないガス遮断弁を閉じるなどの
制御を行うことができる。

なお、制御部１１には上記ガス漏れのチエツクの他に、
ガス供給路の流量異常や地震感知器からの信号などのチ
エツクも行っていて、異常があればガス遮断弁を遮断す
る制御なども行う。

上述のように制御部１１が異常事態を検知してガス遮断
弁を閉じた場合や遮断弁を閉じる予定の場合、これを家
人（ガス使用者）に知らせる必要がある。このようなと
き制御部１１は出力■をＨレベル、出力■をＬレベルに
する。この出力■のＬレベルにより、トランジスタＴ２
及びＴ、がオンになり、フォトカプラ４のＬＥＤ４ａを
点灯駆動してフォトトランジスタ４ｂをオンする。この
フォトトランジスタ４ｂのオンに応じてガス漏れ警報器
２内のブザーを鳴動させたり、警告用発光素子を点灯さ
せることによって、遮断弁の遮断や遮断予告の発生を使
用者に知らせることができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述のように、第１０図について上述した従来のシステ
ムでは、制御部１１が異常事態を検知してガス遮断弁を
閉じた場合や遮断弁を閉じる予定の場合、これを家人（
ガス使用者）に知らせるのにガス漏れ警報器２内のブザ
ーを鳴動させたり、警告用発光素子を点灯させたりして
いる。しかし、遮断弁の遮断状態を示す警報は遮断原因
によって区別して行われず一種類であるため、この警報
によっては遮断弁の遮断がガス漏れ警報器２からのガス
漏れ警報信号によって行われたか、ガス供給路の流量異
常や地震感知器からの信号などに基づいて行われたかを
ガス使用者は知ることができない。このため、警報によ
ってガス使用者が遮断弁の遮断していることを知っても
、ガス使用者はその後の対処を迅速にかつ適切に行うこ
とができないとい問題があった。

よって本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、遮断弁
が遮断していることを示す警報があったときガス使用者
がその原因を明確に知ることかで゛きるようにして、そ
の後の対処を迅速にかつ適切に行うことができるように
したガス警報遮断システムを提供することを課題として
いる。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するため本発明により成されたガス警報
遮断システムは、２本の信号線で相互に接続されたガス
漏れ警報器及びガスメータと、ガス供給路に設けられた
遮断弁とを有し、前記ガスメータ側が、前記信号線を介
して前記ガス漏れ警報器からのガス漏れ警報信号を受信
したとき、又は前記ガス漏れ警報器からのガス漏れ警報
信号以外の異常信号を受信したとき、前記遮断弁を作動
してガス供給路を遮断すると共に前記遮断弁の遮断状態
を示す遮断通知信号を前記信号線を介して前記ガス漏れ
警報器に送信し、かつ前記ガス漏れ警報器が前記ガスメ
ータからの遮断通知信号を受信したとき、遮断弁が遮断
していることを警報するようにしたガス警報遮断システ
ムにおいで、前記ガス漏れ警報器が、前記ガスメータか
らの遮断通知信号を受信する前にガス漏れ警報信号をガ
スメータに送信したか否かを判定する判定手段と、該判
定手段によってガス漏れ警報信号が送信されていること
が判定されているとき、前記遮断通知信号の受信に応し
て遮断弁がガス漏れによって遮断されたことを警報し、
該判定手段によってガス漏れ警報信号が送信されていな
いことが判定されているとき、前記遮断通知信号の受信
に応じて遮断弁がガス漏れ以外によって遮断されたこと
を警報する警報回路とを備えることを特徴としている。

〔作　用〕

上記構成において、ガスメータ側が遮断弁を作動してガ
ス供給路を遮断すると共に遮断弁の遮断状態を示す遮断
通知信号を信号線を介してガス漏れ警報器に送信したと
き、ガス漏れ警報器がガスメータからの遮断通知信号を
受信して遮断弁が遮断していることを警報するが、ガス
漏れ警報器の判定手段はガスメータからの遮断通知信号
を受信する前にガス漏れ警報信号をガスメータに送信し
たか否かを判定するようになっている。そして、ガス漏
れ警報器の警報回路は、この判定手段によってガス漏れ
警報信号が送信されていることが判定されているとき、
遮断通知信号の受信に応じて遮断弁がガス漏れによって
遮断されたことを警報し、またこの判定手段によってガ
ス漏れ警報信号が送信されていないことが判定されてい
るとき、遮断通知信号の受信に応じて遮断弁がガス漏れ
以外によって遮断されたことを警報する。

従って、この警報回路による警報により、遮断弁による
ガス供給路の遮断が、ガス漏れ警報器によるガス漏れ検
知によって行われたか、ガス漏れ検知以外の原因によっ
て行われたかを簡単に知ることができる。

（実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明によるガス警報遮断システムの一実施例
を示す回路ブロック図であり、同図において、第１０図
について上述した従来のシステムと同等の部分には同一
の符号を付しである。

第１図において、ガスメータｌ内の制御部１１は予め定
められたプログラムに従って動作するＣＰＵによって構
成され、出力Ｏｌ乃至０４と人力Ｉ、乃至Ｉ。を有する
。出力○、は電源供給制御信号ＳＧ、、出力０２は遮断
通知信号ＳＧ２又は遮断予告信号ＳＧ：Ｊ、出力０３は
チエツク信号ＳＧａ、出力０４は遮断信号ＳＧ、をそれ
ぞれ出力する。また、入力１１及び■２は第１及び第２
の電圧判別信号ＳＧ６及びＳＣ２、人力Ｉ３は遮断状態
信号ＳＧ８、］７は図示しない地震検知センサや流量セ
ンサなどからの各種の検知信号をそれぞれ入力する。

上記電源供給制御信号ＳＧ、はスイッチングトランジス
タなどの半導体スイッチング素子によって構成される第
１のスイッチＳＷＩの制御人力に印加され、該第１のス
イッチＳＷ、をオン・オフ制御する。また、上記遮断通
知信号ＳＧ２又は遮断予告信号ＳＧ３は上記第１のスイ
ッチＳ　Ｗ　＋　と同様の素子からなる第２及び第３の
スイッチＳ　Ｗ　ｚ及びＳＷ３の制御入力にそれぞれ印
加され、該第２及び第３のスイッチＳＷ２及びＳＷ３を
オン・オフ制御する。更に、チエツク信号ＳＧ４は上記
第２のスイッチＳＷ２の制御人力に印加され、該第２の
スイッチＳＷ２のオン・オフを制御する。

上記第１及び第３のスイッチＳＷ、及びＳＷ３は電池か
らなる電源の十電極と基準電位点であるアースとの間に
直列に接続されると共に、これらの相互接続点が一方の
信号線Ｘが接続されている端子ａに接続され、第３のス
イッチＳ　Ｗ’ｓには抵抗Ｒ１が並列に接続されている
。また、第２のスイッチＳＷｔは一端が上記電源の十電
極に、他端が抵抗Ｒ２を介してアースにそれぞれ接続さ
れ、これらの相互接続点が他方の信号！ＩＹが接続され
ている端子すに接続されている。

上記抵抗Ｒ２及びＲ１には、これらの抵抗の両端電圧を
監視して判別するための第１及び第２の電圧判別回路１
２ａ及び１２ｂが並列に接続されている。第１及び第２
の電圧判別回路１２ａ及び１２ｂはその電圧判別の結果
を上記電圧判別信号ＳＧ、及びＳ　Ｇ　’ｔとしてそれ
ぞれ出力し、これらを上記制御部１１の入力Ｉ、及びＩ
２にそれぞれ入力する。

上記遮断信号Ｓ　Ｇ　ｓは弁駆動回路１３に印加され、
該回路１３に遮断弁Ｖを駆動させる。遮断弁Ｖはガス供
給路Ｋに設けられていて、そのオンによってガス供給路
Ｋを遮断する。この遮断弁Ｖにはこれと連動してオン・
オフするアンサ−スイッチ１４が付属して設けられてい
て、該アンサ−スイッチ１４はそのオンにより遮断状態
信号５Ｇｌｌを発生する。この遮断状態信号ＳＧ、が制
御部１１の人力■３に入力されることにより、制御部１
１はガス供給路Ｋが遮断弁Ｖによって遮断された状態に
あること知る。

一方、ガス漏れ警報器２は電池を電源とするガスメータ
１と異なり商用ＡＣ電源を整流・安定化した直流電源を
使用し、予め定められたプログラムに従って動作するＣ
ＰＵによって構成された制御部２１を備える。この制御
部２１は出力ＯＩ及び０２と入力Ｉ、及びＩ２を有する
。ガス漏れ警報器２はまた、ガス漏れを検知してガス漏
れ検知信号Ｓ　Ｇ　９を発生するガス漏れ検知回路２２
を有し、該ガス漏れ検知回路回路２２が発生するガス漏
れ検知信号ＳＧ、が制御部２１の入力りに人力される。

制御部２１はその人力りに人力されるガス漏れ検知信号
ＳＧ、が例えば４５秒継続していると、常時Ｌレベルに
なっている出力ＯＩを例えば５秒周期でＨレベルにして
出力０１にパルス状のガス漏れ警報信号ＳＧ、。を発生
する。このガス漏れ警報信号ＳＧ、。は、フォトカプラ
３のＬＥＤ３ａを５秒周期で点滅し、フォトカプラ３の
フォトトランジスタ３ｂを間歇的にオン・オフする。

上記フォトカプラ３のフォトトランジスタ３ｂは、上記
ガスメータ２の端子ａ及びｂとの間に信号ｇＸ及びＹが
それぞれ接続される端子ａ′及びｂ′間に接続されてい
る。該端子ａ′及びｂ′間にはまた、フォトカプラ４の
ＬＤＥ４ａとフォトカプラ５のフォトトランジスタ５ｂ
との直列回路が上記フォトトランジスタ３ｂと並列にか
つ逆方向に接続されている。フォトカプラ４のフォトト
ランジスタ４ｂはそのエミッタがアースに、コレクタが
上記制御部２１の入力Ｉ２それぞれ接続されていて、制
御部２１の入力Ｉ２はフォトトランジスタ４ｂのオン・
オフに応じてＬ−Ｈレベルになる。

上記制御部２１は入力り及び１２の状態によってその出
力０２に各種の警報データを出力し、これを音声警報回
路２３に人力する。上記制御部２１が出力する警報デー
タとしては、ガス漏れ検知回路２２からのガス漏れ検知
信号ＳＧ、が人力Ｉ、に入力されたときに発生されるも
のＡＨ、ガス漏れ警報信号ＳＧ、。を出力０１から出力
した後遮断通知信号ＳＧ２が入力Ｉ２に入力されたとき
に発生されるものＡ２、ガス漏れ警報信号ＳＧ、。

を出力後にガス供給路の遮断によってガス漏れ検知信号
ＳＧ、がなくなった後に発生されるものＡ１、ガス漏れ
警報信号ＳＧ、。を出力しないのに遮断通知信号ＳＧ、
が人力Ｉｔに人力されたときに発生されるものＡ４、遮
断予告信号ＳＧ、が入力２に入力されたときに発生され
るものＡｓがある。

上記音声警報回路２３は、具体的には第２図に示すよう
に、音声データが記憶されている音声データメモリ２３
ａ、音声データメモリ２３ａから読み出された音声デー
タをＤ／Ａ変換して合成音声を形成するＤ／Ａ変換回路
２３ｂと、Ｄ／Ａ変換回路２３ｂによって形成された音
声を増幅する音声増幅回路２３ｃと、この音声増幅回路
２３ｃによって増幅された音声を放音するスピーカ２３
ｄとからなる。上記音声データメモリ２３ａに記憶され
ている音声データは、上記制御部２１からの警報データ
Ａ１によってアクセスされる「ピッピッピッピッ、ガス
がもれていませんか」、警報データＡ２及びＡ３によっ
てアクセスされる「ピッピッピッピ・バガスもれです、
ガスを止めました」、警報データＡ４によってアクセス
される「ピッピッピッピッ、ガスを止めました」、警報
データＡ５によってアクセスされる「ビッピソビッピ・
へガスを長く使っていませんかＪというデータからなっ
ている。

なお、音声警報回路２３には、図示しないが、電源が供
給されているとき緑色に点灯されるインジケータと、ガ
ス漏れ検知信号ＳＧ、が入力されているときに赤色に点
灯されるインジケータとが設けられている。

上記フォトカプラ５のフォトダイオード５ａはガス漏れ
警報器２の電源とアース間に接続−され、ガス漏れ警報
器２に電源が供給されている間は常時点灯されているの
で、フォトカプラ５のフォトトランジスタ５ｂは常時オ
ン可能な状態にされている。

以上の構成のシステムの動作を、第３図乃至第７図に示
す各部の信号波形を示す波形図を参照して以下説明する
。

ガスメータ１の制御部１１はその出力Ｏ３に通常第３図
に示すように例えば１秒の一定周期で例えば５ミリ秒間
Ｈレベルとなる電源供給制御信号ＳＧ１を出力し、その
Ｈレベル期間において第１のスイッチＳＷＩをオンさせ
る。このときフォトカプラ３のフォトトランジスタ３ｂ
がオンしていれば、例えば３００μＡの大きな電流ｉ＋
が信号線Ｘ、フォトトランジスタ３ｂ、信号線Ｙ及び抵
抗Ｒ２を通じて流れ、抵抗Ｒ２の両端電圧Ｖ６゜が比較
的大きな値になる。これに対してフォトカプラ３のフォ
トトランジスタ３ｂがオンしていなければ、例えば１０
μＡ程度の小さな電流１１Ｌ／か流れず、抵抗Ｒ２の両
端電圧■８□は極めて小さな値になる。この抵抗Ｒ２の
両端電圧■８□は第１の電圧判定回路１２ａに供給され
、ここで予め設定されている所定の電圧値と比較され、
該所定の電圧値に対する大小関係が判定される。この電
圧判定回路１２ａにおける判定結果は、電圧判別信号Ｓ
Ｇ、として制御部１１の人力１１に人力される。

ガスメータｌの制御部１１はまた、その出力０３に第４
図に示すように例えば６０秒の一定周期で例えば５ミリ
秒間Ｈレベルとなるチエツク信号ＳＧ４を出力し、その
Ｈレベル期間において第２のスイッチＳＷ２をオンさせ
る。このときフォトカプラ５のフォトトランジスタ５ｂ
がオンしていれば、例えば３００μへの大きな電流１２
が信号線Ｙ、フォトトランジスタ５ｂ、ダイオード４ａ
、信号線Ｘ及び抵抗Ｒ５を通じて流れ、抵抗Ｒ５の両端
電圧■、が比較的大きな値になる。これに対してフォト
カプラ５のフォトトランジスタ５ｂがオンしていなけれ
ば、例えば１０μ八以下の小さな電流１２しか流れず、
抵抗Ｒ１の両端電圧Ｖｊ１１は極めて小さな値になる。

この抵抗Ｒｚの両端電圧Ｖ□は第２の電圧判定回路１２
ｂに供給され、ここで予め設定されている所定の電圧値
と比較され、該所定の電圧値に対する大小関係が判定さ
れる。この電圧判定回路１２ｂにおける判定結果は、電
圧判別信号ＳＧ７として制御部１１の入力１２に人力さ
れる。

今、ガス漏れ警報器２においてガス漏れが検知されてい
ないときには、フォトトランジスタ３ｂがオフ状態にあ
るので、電源供給制御信号ＳＧ。

がＨレベルにあるとき抵抗Ｒ２の両端電圧■８□は小さ
な値になる。そこで、第１の電圧判別回路１２ａは電源
供給制御信号ＳＧ、がＨレベルにあるときの抵抗Ｒ２の
両端電圧ＶＲ２を監視し、この両端電圧■。が所定値以
下であるときには、その出力の電圧判別信号ＳＧ、をＬ
レベルにする。従って、制御部１１はその人力１１がＬ
レベルのときはガス漏れ警報器２側から警報信号ＳＣ，
Ｏが出力されていないと判断する。

これに対して、ガス漏れ警報器２のガス漏れ検知回路２
２がガス漏れを検知してガス漏れ検知信号ＳＧ９を発生
すると、それから一定時間後に制御部２１が第５図に示
すようにデユーティ比５０％の例えば周期１０秒のパル
ス状のガス漏れ警報信号ＳＧ１゜を発生してフォトカプ
ラ３のフォトトランジスタ３ｂをオン・オフする。これ
によって、第３図の電源供給制御信号ＳＧ、により１秒
周期でオンされる第１のスイッチＳＷ、のすン期間とフ
ォトトランジスタ３ｂのオン期間とが重なる期間が必ず
生じ、その間大きな電流ｉ、が流れ、抵抗Ｒ２の両端電
圧、□が大きくなり、この両端電圧■を監視している第
１の電圧判定回路１２ａはその出力の電圧判別信号ＳＧ
６をＨレベルにする。

そして、制御部１１はその人力りが２回Ｈレベルになっ
たときにガス漏れ警報器２側から警報信号ＳＧ１゜が出
力されていると判断する。

また、上述のようにガス漏れ検知によりガス漏れ検知回
路２２がガス漏れ検知信号ＳＧ、を発生すると、これに
応して制御部２１が警告データＡ。

を発生し、これを音声警報回路２３に供給してその中の
音声データメモリ２３ａから所定の音声データをアクセ
スし、このアクセスした音声データを変換後増幅してス
ピーカ２３ｄから「ピッピッピッピッ、ガスがもれてい
ませんか」という音声警報を発生させる。

上述のように、第１の電圧判別回路１２ａから制御部１
１に人力される電圧判別信号ＳＧ、が２回Ｈレベルにな
った後Ｌレベルになると、制御部１１はその出力０１の
電源供給制御信号ＳＧ１をＨレベルに保持し続けると共
に、出力０４から遮断弁駆動回路１３に遮断信号ＳＧ５
を出力して遮断弁駆動回路１３に遮断弁■を作動させて
ガス供給路Ｋを遮断させる。この遮断弁Ｖの作動によっ
て、アンサ−スイッチ１４がオンして遮断状態信号Ｓ　
Ｇ　ａがＨレベルになる。

上述のように電源供給制御信号Ｓ　Ｇ　＋がＨレベルに
保持されることのによって、上記抵抗Ｒ２の両端電圧Ｖ
Ｒ２はガス漏れ警報器２からのガス漏れ警報信号ＳＧ、
。に同期して所定値以上と以下に変化し、これに応じて
電圧判別回路１２ａはガス漏れ警報信号５ＧＩ０に同期
してＨ−Ｌレベルになる電圧判別信号ＳＧ６を出力し、
これを制御部１１の入力■２に人力する。制御部１１は
上述したように遮断状態信号ＳＧ、がＨレベルにあると
き人力Ｉ２の電圧判別信号ＳＧ６を監視し、電圧判別信
号ＳＧ６がＬレベルになったとき、上記電源供給制御信
号ＳＧ、をＨからＬレベルにすると共に、常時はＬレベ
ルにある出力Ｏｔを例えば０．３秒の間隔をおいて２回
例えば０．１秒の間Ｈレベルにして第６図に示すような
遮断通知信号Ｓ　Ｇ　ｚを出力０２から出力する。なお
、上記電源供給制御信号ＳＧ１はそのＬレベルを５秒間
保持した後再びＨレベルにし、この状態を上述と同様の
ことが起こるまで保持する。

上述のように遮断通知信号ＳＧ２がＨレベルになること
により、第２及び第３のスイッチＳＷ２及びＳＷ、が同
時にオンされる。このスイッチＳＷ２及びＳ　Ｗ　３が
同時オンにオンすると、フォトトランジスタ５ｂがオン
しているときには、スイッチＳＷ２、信号線Ｙ、フォト
トランジスタ５ｂ、発光ダイオード４ａ、信号線Ｘ及び
スイッチＳＷ３を通じて電源からアースに電流が流れ、
発光ダイオード４ａが点灯される。

このフォトカプラ４の発光ダイオード４ａの点灯により
フォトトランジスタ４ｂがオンし、ガス漏れ警報器２の
制御部２１の入力Ｉ２には遮断通知信号ＳＧ２と逆位相
の信号が人力される。これに応じて制御部２１は、ガス
漏れ検知回路２２からのガス漏れ検知信号ＳＧ、が入力
されている間その出力０２に警報データＡ２を発生し、
これを音声警報回路２３に供給してその中の音声データ
メモリ２３ａから所定の音声データをアクセスし、この
アクセスした音声データを変換後増幅してスピーカ２３
ｄから「ピッピッピッピッ、ガスもれてず、ガスを止め
ました」という音声警報を発生させ、これによって遮断
弁■がガス漏れ警報に応じて遮断されたことが警告され
る。

上述のようにガス漏れ検知信号Ｓ　Ｇ　９の発生に応じ
て遮断弁Ｖがガスメータ１側で遮断されているので、ガ
ス漏れは自然換気により検知できないレベルにまで低下
し、ガス漏れ検知信号ＳＧ９は適当な時間でＬレベルに
なる。このようにガス漏れ検知信号ＳＧ、がＬレベルに
なると、制御部２１はガス漏れ警報信号ＳＧ１゜をＬレ
ベルにしてフォトカプラ３の発光ダイオード３ａを不点
灯にする。

また、制御部２１はガス漏れ検知信号ＳＧ、がＬレベル
になると、これに応じてその出力０□に警報データＡ、
を出力し、これを音声警報回路２３に供給してその中の
音声データメモリ２３ａから所定の音声データをアクセ
スし、このアクセスした音声データを変換後項幅してス
ピーカ２３ｄから「ピッピッピッピッ、ガスもれてず、
ガスを止めました」という音声警報を発生させ、これに
よって遮断弁■がガス漏れ警報に応じて継続して遮断状
態にあることを警告する。

ガス使用者がこの警告に気がつき、所定の処置を行った
後遮断弁■を開にすると、アンサ−スイッチ１４がオフ
し、遮断状態信号ＳＧ８がＬレベルになる。これに応じ
て制御部１１は、遮断通知信号ＳＧ２を常時Ｌレベルに
保持するように切り換えると共に、電源供給制御信号Ｓ
Ｇ１を再び第３図に示すような所定の周期の信号にに切
り換える。遮断通知信号ＳＧ２が常時Ｌレベルになるこ
とによってフォトカプラ４のＬＥＤ４ａが不点灯になり
、制御部２１の人力Ｉ２が常時Ｈレベルに保持されるよ
うになり、音声警報回路２３の上述の動作が停止される
。

次に、ガスメータ１の制御部１１がガス漏れ警報信号Ｓ
Ｇ、。以外の例えば異常流量の検知に基づく異常信号に
応して遮断弁■を遮断することをガス漏れ警報器２に知
らせる、所謂遮断予告を行う場合の動作を説明する。

遮断弁■の遮断予告をする場合には、ガスメータ１の制
御部１１は、電源供給制御信号ＳＧＩがＬレベルにある
期間に、第７図に示すように例えば５秒周期で０．１秒
間Ｈレベルになる遮断予告信号ＳＧ、を約５分間継続し
て出力０２から出力して、第２及び第３のスイッチＳＷ
２及びＳＷ、をオンする。これによってフォトカプラ４
の発光ダイオード４ａが点灯してこれがガス漏れ警報器
２の制御部２１の人力Ｉ２に遮断予告信号ＳＧ３と逆相
の信号として人力される。これに応じて制御部２１はそ
の出力０２に警報データＡ、を発生し、これを音声警報
回路２３に供給してその中の音声データメモリ２３ａか
ら所定の音声データをアクセスし、このアクセスした音
声データを変換後項幅してスピーカ２３ｄから「ピッピ
ッピッピッ、ガスを長く使っていませんか」という音声
警報を発生させる。

制御部１１は５分経過した後出力０４に遮断信号を出力
して遮断弁■を遮断させ、これに応じて発生される遮断
状態信号ＳＧ８が人力されると、電源供給制御信号ＳＧ
１がＬレベルの期間を利用して第６図の遮断通知信号Ｓ
　Ｇ　ｚを出力０２から出力する。これによって、ガス
漏れ警報器２の制御部２１が出力０２に警報データＡ４
を発生し、これを音声警報回路２３に供給してその中の
音声データメモリ２３ａから所定の音声データを５秒毎
にアクセスし、このアクセスした音声データを変換後項
幅してスピーカ２３ｄから「ピッピッピッピッ、ガスを
止めました」という音声警報を繰り返し発生させ、これ
によってガス漏れ以外の原因によって遮断弁Ｖが遮断状
態にあることを警告する。

なお、上記遮断予告信号ＳＧ３を出力している５分の期
間内に、ガス漏れ警報器２からガス漏れ警報信号ＳＧ、
。が入力されると、電源供給制御信号ＳＧＩがＨレベル
にある間に、抵抗Ｒ２の両端電圧ＶゎがＬレベルになっ
たことを電圧判別回路１２ａが判別してその出力に電圧
判別信号ＳＣ６を出力するようになる。よって、以後は
上述したと同様の動作が行われて、遮断弁■が直ちに遮
断されてガス漏れによる事故を防くことができる。

上述のように、ガスメータ１の制御部１１が、第４図に
示すように例えば６０秒の一定周期で例えば５ミリ秒間
Ｈレベルとなるチエツク信号ＳＧ４を出力０３に出力し
ているが、このチエツク信号ＳＧ４のＨレベルの立上げ
タイミングは、第３図の１秒周期にＨレベルになる電源
供給制御信号ＳＧＩがＬレベルにある期間になるように
設定される。このチエツク信号ＳＧ４のＨレベル期間オ
ンされる第２のスイッチＳＷ２は、そのオンにより信号
ｉｓｙ、スイッチ手段としてのフォトトランジスタ５ｂ
、発光ダイオード４ａ、信号線Ｘ及び抵抗Ｒ５を通して
電源からアースに至る電流路を形成して該電流路に電流
１２を供給する電流供給手段として働く。

上記電流路に電流１２が供給されたときに、ガス漏れ警
報器２例の電源が正常に供給されていれば、フォトカプ
ラ５の発光ダイオード５ａが点灯状態にあり、フォトト
ランジスタ５ｂはオンしている。このため、このとき信
号線Ｘ、Ｙが断線していなければ、信号線Ｙ２フォトト
ランジスタ５ｂ、ダイオード４ａ、信号線Ｘ及び抵抗Ｒ
Ｉを通じて大きな電流ｉ２　　（ただし、発光ダイオー
ド４ａは点灯されないレベル）が流れ、抵抗Ｒ１の両端
電圧Ｖ□が比較的大きな値になる。

これに対して、ガス漏れ警報器２側の電源が正常に供給
されていなく、フォトカプラ５の発光ダイオード５ａが
不点灯状態にあり、フォトトランジスタ５ｂがオフして
いたり、或いは信号線Ｘ。

Ｙが断線してければ、信号線Ｙ、フォトトランジスタ５
ｂ、ダイオード４ａ、信号線Ｘ及び抵抗Ｒ１を通じて流
れる電流１２が極めて小さくなったり、或いは全く電流
が流れなくなるので、抵抗Ｒ１の両端電圧Ｖｌｌｌは極
めて小さい値か又は零になる。

従って、抵抗ＲＩの両端電圧■□は第２の電圧判定回路
１２ｂにおいて予め設定されている所定の電圧値と比較
される。第２の電圧判定回路１２ｂは、抵抗Ｒ，の両端
電圧■□が第２の電圧判定所定の電圧値より大きいとき
にはその出力をＬレベルに保持しているが、小さいとき
にはその出力をＬレベルに立上げる。この第２の電圧判
定回路１２ｂの出力は電圧判別信号ＳＧ、として制御部
１１に入力Ｉ２に入力され、制御部１１において監視さ
れる。制御部ＩＩは電圧判別信号ＳＧ、に基づいてガス
漏れ警報器２例の電源が正常に供給されているかどうか
、或いは信号線が断線しているかどうかを判断し、電圧
判別信号ＳＧ、が２回Ｈレベルに立上がったところで、
ガス漏れ警報器２側の電源が正常に供給されていないか
、或いは信号線が断線していると判断する。この判断に
基づいて制御部１１は一定時間経過した後に、出力０４
に遮断信号ＳＧ、を出力して遮断弁Ｖを遮断させる。こ
の遮断弁Ｖの遮断に応じて遮断状態信号ＳＧ８が人力Ｉ
、に入力されるが、制御部１１は上述したと同様には遮
断通知信号ＳＧ、を出力０２に出力してガス漏れ警報器
２の警報回路２３において警報させることができない。

なお、ガス漏れ警報器２に電源が供給されない状況は、
ガス漏れ警報器２の電源回路の故障、自損行為によるＡ
Ｃコンセントの引き抜き、停電などが考えられる。

次に、ガス漏れ警報器２の制御部２１が、ガスメータ１
からの遮断通知信号ＳＧ２及び遮断予告信号ＳＧ３並び
にガス漏れ検知回路２２からのガス漏れ検知信号ＳＧ、
に基づいて警報データを発生する動作の詳細を第８図の
フローチャート図を参照して以下説明する。

制御部２１を構成するＣＰＵは、電源の投入により動作
を開始し、ステップＳ１において入力りにガス漏れ検知
信号ＳＧ９が入力されているか否かを判定し、この判定
がＮｏのときにはステップＳ２に進み、ここで人力■２
に遮断通知信号ＳＧ。

が入力されているか否かを判定する。このステップＳ２
の判定もＮＯのときにはステップＳ１に戻り、上記ステ
ップＳ１及びＳ２を繰り返し実行する。ステップＳ１の
判定がＹＥＳ、すなわちガス漏れ検知信号ＳＧ、がＩ、
に入力されているときにはステップＳ３に進み、ここで
入力Ｉ２に遮断通知信号Ｓ　Ｇ　２が入力されているか
否かを判定する。このステップＳ３の判定がＮＯのとき
はステップＳ４に進み、ここで出力０２に警報データＡ
１を出力し、音声警報回路２３に「ピッピッピッピッ、
ガスがもれていませんか」という音声警報を発生させる
。ステップＳ４の実行後はステップＳ１に戻り、ガス漏
れ検知信号ＳＧ、がなくなりステップＳ１の判定がＮｏ
になるか、或いは遮断通知信号Ｓ　Ｇ　ｚが入力されス
テップＳ３の判定がＹＥＳになるまでステップＳ１、Ｓ
３及びＳ４を繰り返す。

上記ステップＳ３の判定がＹＥＳになるとステップＳ５
に進み、ここで出力０２に警報データＡ２を出力し、音
声警報回路２３に「ピッピッピッピッ、ガスもれてず、
ガスを止めました」という音声警報を発生させる。その
後ステップＳ６に進み、ここで制御部２１に内蔵する１
５秒タイマをセントしてからステップＳ７に進む。ステ
ップＳ７においては、ステップＳ６においてセットした
１５秒タイマの動作中に遮断通知信号ＳＧ２が人力され
ているか否かを判定し、入力されていればステップＳ８
に進み、ガス漏れ警報信号ＳＧ、が入力されているか否
かを判定する。ステップＳ８の判定がＹＥＳのときはス
テップＳ５に戻り、再度警報データＡ２を出力して上記
音声警報を発生させる。上記ステップＳ５乃至Ｓ８はス
テップＳ７又はＳ８の判定がＮＯになるまで繰り返し実
行され、音声警報が所定の時間間隔で発生される。

この音声警報が発生されている間に遮断弁の復帰操作が
行われ、遮断通知信号ＳＧ２がなくなるとステップＳ７
の判定がＮＯになり、ステップＳ１に戻る。また、ガス
遮断によってガス漏れ検知回路２２によってガス漏れが
検知されなくなり、ステップＳ８の判定がＮＯとなると
ステップＳ９に進む。ステップＳ９では、出力０２に警
報データＡ、を出力し、音声警報回路２３に「ピッピッ
ピッピッ、ガスもれてず、ガスを止めました」という音
声警報を発生させる。その後ステップＳ１０に進み、こ
こで制御部２１に内蔵する１５秒タイマをセットしてか
らステップＳｌｌに進む。ステップ３１１においては、
ステップＳｌｌにてセットした１５秒タイマの動作中に
遮断通知信号ＳＧ２が入力されているか否かを判定し、
入力されていればステップＳ９に戻り、ステップＳ１１
の判定がＮｏとなるまでステップＳ９乃至３１１を繰り
返し実行され、音声警報が所定の時間間隔で発生される
。この音声警報が発生されている間に遮断弁の復帰操作
が行われ、遮断通知信号ＳＧ２がなくなるとステップＳ
ｌｌの判定がＮｏになってステップＳｔに戻る。

ガス漏れ検知信号ＳＧ、がなくステップＳ１の判定がＮ
Ｏのときに遮断通知信号ＳＧ２が入力されているか否か
を判定する上記ステップＳ２の判定がＹＥＳのときには
ステップＳ１２に進み、ここで出力０２に警報データＡ
４を出力して音声警報回路２３に「ピッピッピッピッ、
ガスを止めました」という音声警報を発生させる。

以上のように、ガス漏れ検知信号Ｓ　Ｇ　９の人力に応
じてガス供給路を遮断弁が遮断したときと、ガス漏れ検
知信号ＳＧ９以外の信号によって遮断弁が遮断されたと
きとで、音声警報が「ピッピッピッピッ、ガスもれてず
、ガスを止めました」或いは「ピッピッピッピッ、ガス
を止めました」というように変えられるようになってい
るので、この音声警報を聞いたガス使用者は遮断弁が何
故遮断されたかを簡単に知ることができ、これによって
適切な処置をとることができる。

以上、実施例ついて説明した動作によってガスメータ１
と警報器２との間で送受される信号のタイミングと、警
報器２における音声警報回路２のの動作状態を要約して
示すと、第９図のタイミングチャート図に示すようにな
る。

（効　果〕 以上説明したように本発明によれば、警報回路による警
報により、遮断弁によるガス供給路の遮断が、ガス漏れ
警報器によるガス漏れ検知によって行われたか、ガス漏
れ検知以外の原因によって行われたかを簡単に知ること
ができるので、遮断弁が遮断していることを示す警報が
あったときガス使用者がその原因を明確に知ることがで
きるようにして、その後の対処を迅速にかつ適切に行う
ことができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるガス警報遮断システムの一実施例
を示す回路ブロック図、 第２図は第１図中の一部分の具体的な構成を示すブロッ
ク図・ 第３図は電源供給制御信号の波形を示す波形図、第４図
はチエツク信号の波形を示す波形図、第５図はガス漏れ
警報信号の波形を示す波形図、第６図は遮断通知信号の
波形を示す波形図、第７図は遮断予告信号の波形を、示
す波形図、第８図は第１図中のガス漏れ警報器の制御部
が行う仕事を示すフローチャート図、 第９図は第１図のシステムの動作を要約して示すタイミ
ングチャート図、 第１０図は従来のシステムの構成例を示す図である。 １・・・ガスメータ、２・・・ガス漏れ警報器、２１・
・・制御部（判定手段）、２３・・・音声警報回路（警
報回路）、Ｘ、Ｙ・・・信号線、Ｋ・・・ガス供給路、
■・・・遮断弁、ＳＧ２・・・遮断通知信号、ＳＧ９・
・・ガス漏れ検知信号、ＳＧ１゜・・・ガス漏れ警報信
号。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　２本の信号線で相互に接続されたガス漏れ警報器及び
   ガスメータと、ガス供給路に設けられた遮断弁とを有し
   、前記ガスメータ側が、前記信号線を介して前記ガス漏
   れ警報器からのガス漏れ警報信号を受信したとき、又は
   前記ガス漏れ警報器からのガス漏れ警報信号以外の異常
   信号を受信したとき、前記遮断弁を作動してガス供給路
   を遮断すると共に前記遮断弁の遮断状態を示す遮断通知
   信号を前記信号線を介して前記ガス漏れ警報器に送信し
   、かつ前記ガス漏れ警報器が前記ガスメータからの遮断
   通知信号を受信したとき、遮断弁が遮断していることを
   警報するようにしたガス警報遮断システムにおいて、 前記ガス漏れ警報器が、前記ガスメータからの遮断通知
   信号を受信する前にガス漏れ警報信号をガスメータに送
   信したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によっ
   てガス漏れ警報信号が送信されていることが判定されて
   いるとき、前記遮断通知信号の受信に応じて遮断弁がガ
   ス漏れによって遮断されたことを警報し、該判定手段に
   よってガス漏れ警報信号が送信されていないことが判定
   されているとき、前記遮断通知信号の受信に応じて遮断
   弁がガス漏れ以外によって遮断されたことを警報する警
   報回路とを備える、 ことを特徴とするガス警報遮断システム。