JPH0318170B2 - - Google Patents
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- JPH0318170B2 JPH0318170B2 JP54045201A JP4520179A JPH0318170B2 JP H0318170 B2 JPH0318170 B2 JP H0318170B2 JP 54045201 A JP54045201 A JP 54045201A JP 4520179 A JP4520179 A JP 4520179A JP H0318170 B2 JPH0318170 B2 JP H0318170B2
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/72—Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/04—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
- G03G15/043—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with means for controlling illumination or exposure
- G03G15/0435—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with means for controlling illumination or exposure by introducing an optical element in the optical path, e.g. a filter
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B41/00—Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
- H05B41/14—Circuit arrangements
- H05B41/36—Controlling
- H05B41/38—Controlling the intensity of light
- H05B41/39—Controlling the intensity of light continuously
- H05B41/392—Controlling the intensity of light continuously using semiconductor devices, e.g. thyristor
- H05B41/3921—Controlling the intensity of light continuously using semiconductor devices, e.g. thyristor with possibility of light intensity variations
- H05B41/3922—Controlling the intensity of light continuously using semiconductor devices, e.g. thyristor with possibility of light intensity variations and measurement of the incident light
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/04—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
- G03G15/043—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with means for controlling illumination or exposure
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、複写装置等において照明に用いられ
る光源の光出力を受光回路を用いて、安定化し制
御する調光装置を具備した像形成装置に関するも
のである。
る光源の光出力を受光回路を用いて、安定化し制
御する調光装置を具備した像形成装置に関するも
のである。
複写装置等において、原稿照明用光源などに螢
光灯などの放射光の相対分光分布が時間的に変化
する光源が用いられるのが一般的である。螢光灯
の場合について例示的に説明すると、管壁温度の
変化等により光出力が時間的に大きく変化してし
まう。例えばコピー動作の待機中点灯させず、20
℃程度に保たれていた螢光灯を、コピー作動時に
点灯する場合、点灯後徐々に管壁温度が上昇し、
それと共に光出力が上昇する。又、管壁温度が上
昇しすぎると逆に光出力が低下する。この変化率
は上記の場合50%にも達し、低温時には更に大き
く100%以上にもなる。その為このような条件下
で多数枚連続してコピーをとつた場合、光出力の
変化と共にコピー画質も徐々に変化していき、例
えば1枚目では良好な画像であつても、多数枚後
には文字がとぶなど顕画像が劣化し画像の安定性
が保てないことが起こる。
光灯などの放射光の相対分光分布が時間的に変化
する光源が用いられるのが一般的である。螢光灯
の場合について例示的に説明すると、管壁温度の
変化等により光出力が時間的に大きく変化してし
まう。例えばコピー動作の待機中点灯させず、20
℃程度に保たれていた螢光灯を、コピー作動時に
点灯する場合、点灯後徐々に管壁温度が上昇し、
それと共に光出力が上昇する。又、管壁温度が上
昇しすぎると逆に光出力が低下する。この変化率
は上記の場合50%にも達し、低温時には更に大き
く100%以上にもなる。その為このような条件下
で多数枚連続してコピーをとつた場合、光出力の
変化と共にコピー画質も徐々に変化していき、例
えば1枚目では良好な画像であつても、多数枚後
には文字がとぶなど顕画像が劣化し画像の安定性
が保てないことが起こる。
この為この欠点を補正する手段として、予めヒ
ータなどで螢光灯を予熱しておき、上記した時間
的光量変化による画質の変化を少なくする方法が
一般にとられているが、この方法では不完全であ
り高度の画像安定性は保たれない。その原因は、
環境温度に依らず、管壁の温度を一定に保つのが
難しいこと、及び点灯後螢光灯自身の発熱による
温度上昇に伴なう光出力の変化を補償出来ないこ
となどによる。また、積極的に、螢光灯の加熱手
段と冷却手段と温度検知手段を設け管壁温度を一
定に保つ方法が考えられるが、この場合装置が大
規模になるばかりでなく、温度制御の時間応答性
が十分すみやかに出来ないなどの欠点を有する。
ータなどで螢光灯を予熱しておき、上記した時間
的光量変化による画質の変化を少なくする方法が
一般にとられているが、この方法では不完全であ
り高度の画像安定性は保たれない。その原因は、
環境温度に依らず、管壁の温度を一定に保つのが
難しいこと、及び点灯後螢光灯自身の発熱による
温度上昇に伴なう光出力の変化を補償出来ないこ
となどによる。また、積極的に、螢光灯の加熱手
段と冷却手段と温度検知手段を設け管壁温度を一
定に保つ方法が考えられるが、この場合装置が大
規模になるばかりでなく、温度制御の時間応答性
が十分すみやかに出来ないなどの欠点を有する。
また光源の光出力を安定させるために、光源の
光出力を受光素子で受け、この受光素子の出力が
一定になるように点灯回路の出力を電気的に変化
させて光出力を一定にするという方法が知られて
いる。(例えば特開昭51−82630号公報、米国特許
第4124294号明細書など参照)光出力の安定化レ
ベルを変えることにより、コピー原稿の濃度や種
類に応じて光出力を制御し、感光体に与える露光
量を制御しかつ安定化させる方法も知られてい
る。
光出力を受光素子で受け、この受光素子の出力が
一定になるように点灯回路の出力を電気的に変化
させて光出力を一定にするという方法が知られて
いる。(例えば特開昭51−82630号公報、米国特許
第4124294号明細書など参照)光出力の安定化レ
ベルを変えることにより、コピー原稿の濃度や種
類に応じて光出力を制御し、感光体に与える露光
量を制御しかつ安定化させる方法も知られてい
る。
しかしながら、螢光灯のようにガス封印タイプ
の光源の場合、とくに点灯時の管壁温度が低い場
合には、以下に詳述するように、時間的に光出力
が変化するばかりでなく、該光源からの放射光の
分光分布が時間変化することが実験により見出さ
れた。この分光分布の変化は、光源に固有と考え
られ、極めて重要な問題である。何故なら感光体
と上記受光素子の分光感度、光源の分光分布、光
源と感光体の間に介在する光学系(レンズ、ミラ
ー等)の分光透過率、分光反射率の間の関係によ
つて、後述するように、光量検出素子としての受
光素子の感光する光出力が一定であつても、感光
体が感光する光量が時間的に変化してしまうとい
う欠点を生ずるからである。従来の方法、例えば
前述のヒータ予熱により光出力の時間変化を緩和
するような場合でも、この分光分布の変化は当然
あり得るが、この場合にはそもそも光出力の時間
変化があり、その中に分光分布の変化が包含され
て観察されていたため見出されなかつたものであ
る。従つて、本発明がその前提におくような、光
出力を検知してフイードバツクをかけ、受光素子
の出力が一定となるように光源の光出力を制御す
ることによつて画像の高度の安定性を保つような
場合には、上記の問題は必ず解決する必要がある
ものである。
の光源の場合、とくに点灯時の管壁温度が低い場
合には、以下に詳述するように、時間的に光出力
が変化するばかりでなく、該光源からの放射光の
分光分布が時間変化することが実験により見出さ
れた。この分光分布の変化は、光源に固有と考え
られ、極めて重要な問題である。何故なら感光体
と上記受光素子の分光感度、光源の分光分布、光
源と感光体の間に介在する光学系(レンズ、ミラ
ー等)の分光透過率、分光反射率の間の関係によ
つて、後述するように、光量検出素子としての受
光素子の感光する光出力が一定であつても、感光
体が感光する光量が時間的に変化してしまうとい
う欠点を生ずるからである。従来の方法、例えば
前述のヒータ予熱により光出力の時間変化を緩和
するような場合でも、この分光分布の変化は当然
あり得るが、この場合にはそもそも光出力の時間
変化があり、その中に分光分布の変化が包含され
て観察されていたため見出されなかつたものであ
る。従つて、本発明がその前提におくような、光
出力を検知してフイードバツクをかけ、受光素子
の出力が一定となるように光源の光出力を制御す
ることによつて画像の高度の安定性を保つような
場合には、上記の問題は必ず解決する必要がある
ものである。
本発明は上記のような実験的事実に基き、従来
の欠点を解決することを目的とするもので、放射
光の分光分布が時間的に変化する光源に調光回路
を組合せた場合にも、感光体の感光する光量を略
一定に保ち安定した画像を繰返して形成すること
を目的とする。
の欠点を解決することを目的とするもので、放射
光の分光分布が時間的に変化する光源に調光回路
を組合せた場合にも、感光体の感光する光量を略
一定に保ち安定した画像を繰返して形成すること
を目的とする。
上記目的を達成するため、本願発明は感光体
と、放射光の分光分布が時間的に変化する光源
と、この光源からの光を受光する受光素子と、を
有し、上記受光素子からの出力が一定になるよう
に上記光源への点灯入力を制御し、この時の光源
により原稿を照射して得られる画像光で上記感光
体を露光する像形成装置において、上記感光体及
び上記受光素子の光路上流側に設けられたフイル
ターを有し、このフイルターは赤外光をカツトす
ることを特徴とするものである。
と、放射光の分光分布が時間的に変化する光源
と、この光源からの光を受光する受光素子と、を
有し、上記受光素子からの出力が一定になるよう
に上記光源への点灯入力を制御し、この時の光源
により原稿を照射して得られる画像光で上記感光
体を露光する像形成装置において、上記感光体及
び上記受光素子の光路上流側に設けられたフイル
ターを有し、このフイルターは赤外光をカツトす
ることを特徴とするものである。
以下、従来の問題点を指摘しながら本発明に係
る像形成方法及びその装置を図面を参照して説明
する。
る像形成方法及びその装置を図面を参照して説明
する。
第1図は、本発明に関わる像形成装置の要部の
配置図を示したものである。第1図において、1
は原稿塔載用ガラスであり、1の上に乗せられた
原稿1aは螢光灯2及び反射板3により照明さ
れ、その反射による原稿像は、ミラー6,7、結
像レンズ8、ミラー9,10を介して感光体11
に結像投影される。このような構成において、上
記感光体11に形成される潜像は、従来周知の電
子写真プロセス、又は静電記録等の方式、その他
の像形成プロセスが適用できる。光源である螢光
灯の保持部材4の一部には穴4aがあいており、
その外側に受光素子5が取付けられていて、螢光
灯2の光出力を測定出来るようになつている。受
光素子5は図示されていない信号線により、調光
回路に光出力信号を入力せしめる。
配置図を示したものである。第1図において、1
は原稿塔載用ガラスであり、1の上に乗せられた
原稿1aは螢光灯2及び反射板3により照明さ
れ、その反射による原稿像は、ミラー6,7、結
像レンズ8、ミラー9,10を介して感光体11
に結像投影される。このような構成において、上
記感光体11に形成される潜像は、従来周知の電
子写真プロセス、又は静電記録等の方式、その他
の像形成プロセスが適用できる。光源である螢光
灯の保持部材4の一部には穴4aがあいており、
その外側に受光素子5が取付けられていて、螢光
灯2の光出力を測定出来るようになつている。受
光素子5は図示されていない信号線により、調光
回路に光出力信号を入力せしめる。
第2図には本発明に適用される調光回路のブロ
ツク図の一例が示してある。螢光灯からの光12
を受けた受光素子(たとえばフオトダイオード)
5の光起電力は増幅器13により増幅される。一
方、外部から操作可能な可変抵抗器14によつて
出力が可変であるような基準電圧発生器15があ
り、この出力と、上記増幅器13の出力が比較回
路16に入力せられ、その大小関係により、螢光
灯点灯回路17を制御し、それにより、螢光灯2
の光出力を変え、受光素子5の出力が一定になる
ように光出力を制御することが出来る。
ツク図の一例が示してある。螢光灯からの光12
を受けた受光素子(たとえばフオトダイオード)
5の光起電力は増幅器13により増幅される。一
方、外部から操作可能な可変抵抗器14によつて
出力が可変であるような基準電圧発生器15があ
り、この出力と、上記増幅器13の出力が比較回
路16に入力せられ、その大小関係により、螢光
灯点灯回路17を制御し、それにより、螢光灯2
の光出力を変え、受光素子5の出力が一定になる
ように光出力を制御することが出来る。
第1図,第2図で示したような装置、ならびに
制御系において、感光体11の感光位置に、感光
体11と同一の分光感度特性を有する受光素子1
8を置き、光量の安定性を測定すると、調光受光
素子18の出力が一定であつても、測定受光素子
18の出力が一定でない場合があることが実験的
に確認された。
制御系において、感光体11の感光位置に、感光
体11と同一の分光感度特性を有する受光素子1
8を置き、光量の安定性を測定すると、調光受光
素子18の出力が一定であつても、測定受光素子
18の出力が一定でない場合があることが実験的
に確認された。
その実測例を第3図〜第7図に示した。第3図
は調光受光素子5の分光感度、測定受光素子18
の分光感度(=感光体の分光感度)を示し、第4
図は第2図に示した調光制御を行なつたときの
夫々の受光素子の相対出力の時間変化を示したも
のである。尚、この実験において例示的に想定し
た感光体はCdSである。又、第5図は螢光灯を長
時間点灯し安定した後に測定した螢光灯の分光分
布を示したものである。即ち、螢光灯の分光分布
が第5図のような特性であり、常に一定していれ
ば、第3図のように夫々の受光素子の分光感度が
異つていても、両者の出力は常に一定に保たれる
はずであるが実測によれば第4図の如く、測定受
光素子18の出力は時間的に変化してしまう。試
みに調光受光素子5の近傍に、同じ受光素子A
と、その受光素子にフイルターをかけ、650〜
1000nmのみに感度を有するようにした受光素子
B、同様に450〜650nmのみに感度を有するよう
にした受光素子Cと並べて測定を行なうと第6図
のような変化を示した。又、第2図に示した調光
制御回路を作動させず、点灯回路の出力を一定に
保ち点灯した時、分光感度の異なる2つの受光素
子B,Cの出力の時間変化を測定した結果を第7
図に示した。第6図及び第7図の結果より、螢光
灯の分光分布が時間変化していることが確認でき
た。この原因として、点灯開始直後の螢光灯の未
だ管壁温度が低い場合には、螢光灯に封入されて
いるアルゴンガスの励起が生じ、アルゴンのスペ
クトルが出ているためであることが判つた。この
スペクトルは主として700〜800nmの波長域の間
にある。そして時間の経過と共に650〜1000nmに
感度を有する受光素子の出力は低下している。
は調光受光素子5の分光感度、測定受光素子18
の分光感度(=感光体の分光感度)を示し、第4
図は第2図に示した調光制御を行なつたときの
夫々の受光素子の相対出力の時間変化を示したも
のである。尚、この実験において例示的に想定し
た感光体はCdSである。又、第5図は螢光灯を長
時間点灯し安定した後に測定した螢光灯の分光分
布を示したものである。即ち、螢光灯の分光分布
が第5図のような特性であり、常に一定していれ
ば、第3図のように夫々の受光素子の分光感度が
異つていても、両者の出力は常に一定に保たれる
はずであるが実測によれば第4図の如く、測定受
光素子18の出力は時間的に変化してしまう。試
みに調光受光素子5の近傍に、同じ受光素子A
と、その受光素子にフイルターをかけ、650〜
1000nmのみに感度を有するようにした受光素子
B、同様に450〜650nmのみに感度を有するよう
にした受光素子Cと並べて測定を行なうと第6図
のような変化を示した。又、第2図に示した調光
制御回路を作動させず、点灯回路の出力を一定に
保ち点灯した時、分光感度の異なる2つの受光素
子B,Cの出力の時間変化を測定した結果を第7
図に示した。第6図及び第7図の結果より、螢光
灯の分光分布が時間変化していることが確認でき
た。この原因として、点灯開始直後の螢光灯の未
だ管壁温度が低い場合には、螢光灯に封入されて
いるアルゴンガスの励起が生じ、アルゴンのスペ
クトルが出ているためであることが判つた。この
スペクトルは主として700〜800nmの波長域の間
にある。そして時間の経過と共に650〜1000nmに
感度を有する受光素子の出力は低下している。
上記の実験結果が示すように、螢光灯の分光分
布が時間変化する場合には、従来のような単なる
調光制御では感光体の感光する光量を一定に維持
できない。これを克服するためには、調光受光素
子の分光感度、光学系の分光特性、感光体の分光
感度と螢光灯の分光分布の間の関係を適正な調光
関係に保ち、光源の分光分布の変化があつても常
に感光体の感光する光量を一定に保つ必要がる。
この関係について説明する。この場合調光受光素
子5は第1図に示したような配置にあるものとす
る。感光体11の分光感度をD(λ)とし、調光
受光素子5の分光感度をS(λ)とし、レンズの
分光透過率、ミラーの分光反射率の積として与え
られる光学系の総合透過率をT(λ)とする。光
源である螢光灯の放射光の分光分布については、
螢光体による可視光の分光分布k1(λ)f1(t)
と、封入アルゴンガスによる赤外光の分光分布k2
(λ),f2(t)(但しf1(t),f2(t)は夫々の時
間
に対する放射光の強度変化を表わし、通常f1(t)
≠f2(t)である。) この場合、調光受光素子5が感光する光量(受
光素子の出力はこの光量に対応する)をPs(t)
とすると次式で表わされる。
布が時間変化する場合には、従来のような単なる
調光制御では感光体の感光する光量を一定に維持
できない。これを克服するためには、調光受光素
子の分光感度、光学系の分光特性、感光体の分光
感度と螢光灯の分光分布の間の関係を適正な調光
関係に保ち、光源の分光分布の変化があつても常
に感光体の感光する光量を一定に保つ必要がる。
この関係について説明する。この場合調光受光素
子5は第1図に示したような配置にあるものとす
る。感光体11の分光感度をD(λ)とし、調光
受光素子5の分光感度をS(λ)とし、レンズの
分光透過率、ミラーの分光反射率の積として与え
られる光学系の総合透過率をT(λ)とする。光
源である螢光灯の放射光の分光分布については、
螢光体による可視光の分光分布k1(λ)f1(t)
と、封入アルゴンガスによる赤外光の分光分布k2
(λ),f2(t)(但しf1(t),f2(t)は夫々の時
間
に対する放射光の強度変化を表わし、通常f1(t)
≠f2(t)である。) この場合、調光受光素子5が感光する光量(受
光素子の出力はこの光量に対応する)をPs(t)
とすると次式で表わされる。
Ps(t)=∫S(λ)k1(λ)f1(t)dλ+∫S
(λ)k2(λ)f2(t)dλ…(1) また、感光体11が感光する光量をPD(t)と
すると、次式で表わされる。
(λ)k2(λ)f2(t)dλ…(1) また、感光体11が感光する光量をPD(t)と
すると、次式で表わされる。
PD(t)=∫D(λ)T(λ)k1(λ)f1(t)d
λ+∫D(λ)T(λ)k2(λ)f2(t)dλ…(2) そこで、調光受光素子5の感光する光量Ps
(t)が一定のとき(∂Ps/∂t=0)、感光体11が 感光する光量PD(t)も一定となる(∂PD/∂t=0) のための条件を導く。∂Ps/∂t=0から df1(t)/dt∫S(λ)k1(λ)dλ+df2(t)
/dt∫S(λ)k2(λ)dλ=0…(3) このとき、∂PD/∂t=0となるためには、 df1(t)/dt∫D(λ)T(λ)k1(λ)dλ+d
f2(t)/dt∫D(λ)T(λ)k2(λ)dλ=0…(4)
が成立しなければならない。この(3)式(4)式が成立
する条件を見出すと次のようになる。
λ+∫D(λ)T(λ)k2(λ)f2(t)dλ…(2) そこで、調光受光素子5の感光する光量Ps
(t)が一定のとき(∂Ps/∂t=0)、感光体11が 感光する光量PD(t)も一定となる(∂PD/∂t=0) のための条件を導く。∂Ps/∂t=0から df1(t)/dt∫S(λ)k1(λ)dλ+df2(t)
/dt∫S(λ)k2(λ)dλ=0…(3) このとき、∂PD/∂t=0となるためには、 df1(t)/dt∫D(λ)T(λ)k1(λ)dλ+d
f2(t)/dt∫D(λ)T(λ)k2(λ)dλ=0…(4)
が成立しなければならない。この(3)式(4)式が成立
する条件を見出すと次のようになる。
∫S(λ)k2(λ)dλ/∫S(λ)k1(λ)dλ=
∫D(λ)T(λ)k2(λ)dλ/∫D(λ)T(λ)k1
(λ)dλ…(5) 更に上記(5)式から、Cを波長(λ)によらない
定数として、 S(λ)k1(λ)=C・D(λ)T(λ)k1
(λ) S(λ)k1(λ)=C・D(λ)T(λ)k1
(λ) S(λ)k2(λ)=C・D(λ)T(λ)k2(λ)…(7
) の関係が導かれる。そして更にこれから S(λ)=C・D(λ)T(λ) …(8) の関係が得られる。
∫D(λ)T(λ)k2(λ)dλ/∫D(λ)T(λ)k1
(λ)dλ…(5) 更に上記(5)式から、Cを波長(λ)によらない
定数として、 S(λ)k1(λ)=C・D(λ)T(λ)k1
(λ) S(λ)k1(λ)=C・D(λ)T(λ)k1
(λ) S(λ)k2(λ)=C・D(λ)T(λ)k2(λ)…(7
) の関係が導かれる。そして更にこれから S(λ)=C・D(λ)T(λ) …(8) の関係が得られる。
第8図は、この(8)式の関係を図示したものであ
る。第8図に示されているように、感光体は、螢
光灯の封入アルゴンガスによる光である第2波長
領域の光に対する感度よりも可視光である第1波
長領域の光に対する感度の方が高い分光感度を有
しており、また光学系は、上記第2波長領域の光
の透過率が第1波長領域の光の透過率よりも小さ
い総合分光透過率を有しており、そして調光受光
素子は、前記第2波長領域についての感度が第1
波長領域についての感度よりも低い分光感度を有
している。而して、前述のように螢光灯の放射光
の分光分布は、第1波長領域の光は増加して行
き、第2波長領域の光は減少して行くように、時
間的に変化する。しかしこのように、調光受光素
子5の分光感度S(λ)、感光体11の分光感度D
(λ)、光学系の分光総合透過率T(λ)の3者の
関係を維持する特性を持たせることによつて、螢
光灯の分光分布が変化しても第2図に示した調光
回路が作動し、調光受光素子5の出力が一定にな
るように制御することができ、感光体の感光する
光量を一定に保つことが出来る。
る。第8図に示されているように、感光体は、螢
光灯の封入アルゴンガスによる光である第2波長
領域の光に対する感度よりも可視光である第1波
長領域の光に対する感度の方が高い分光感度を有
しており、また光学系は、上記第2波長領域の光
の透過率が第1波長領域の光の透過率よりも小さ
い総合分光透過率を有しており、そして調光受光
素子は、前記第2波長領域についての感度が第1
波長領域についての感度よりも低い分光感度を有
している。而して、前述のように螢光灯の放射光
の分光分布は、第1波長領域の光は増加して行
き、第2波長領域の光は減少して行くように、時
間的に変化する。しかしこのように、調光受光素
子5の分光感度S(λ)、感光体11の分光感度D
(λ)、光学系の分光総合透過率T(λ)の3者の
関係を維持する特性を持たせることによつて、螢
光灯の分光分布が変化しても第2図に示した調光
回路が作動し、調光受光素子5の出力が一定にな
るように制御することができ、感光体の感光する
光量を一定に保つことが出来る。
これを具体的に実現する方法及びその手段とし
ては光学系の途中、例えば第1図の19のように
使用する調光受光素子の分光感度S(λ)、感光体
の分光感度D(λ)に合わせて光源の放射した光
の分光分布を補正する分光分布補正手段としての
フイルターを入れ、そのフイルターを含む光学系
の分光総合透過率T(λ)を(8)式の関係が成立す
るように設定すればよい。又、フイルターの代わ
りにミラー6あるいは7,9,10やレンズ8に
コーテイングを施し、同様に(8)式の関係を成立す
るように設定することもできる。又、T(λ)を
変える他に、与えられたT(λ)とD(λ)に応じ
てS(λ)を(8)式の関係を満たすような受光素子
を選定して使用してもよい。これは例えば調光受
光素子と光源の間に適当な分光透過率のフイルタ
ーを入れてもよいし、あるいは調光受光素子自体
の分光感度を(8)式の関係を満たすように製作する
ことによつても出来る。この調光受光素子と光源
の間にフイルターを入れる場合、その時の調光受
光素子の分光感度をS(λ)、フイルターの分光透
過率をF(λ)とすると、S(λ)×F(λ)=C×
D(λ)×T(λ)の関係にあればよいことは明ら
かである。又、調光受光素子と光源の間に、ミラ
ーやレンズ等の光学系がある場合、光源と調光受
光素子の間の光学系の総合受光透過率をT′(λ)
とすると、S(λ)×T′(λ)=C×D(λ)×T
(λ)の関係にあればよいことも明らかである。
ては光学系の途中、例えば第1図の19のように
使用する調光受光素子の分光感度S(λ)、感光体
の分光感度D(λ)に合わせて光源の放射した光
の分光分布を補正する分光分布補正手段としての
フイルターを入れ、そのフイルターを含む光学系
の分光総合透過率T(λ)を(8)式の関係が成立す
るように設定すればよい。又、フイルターの代わ
りにミラー6あるいは7,9,10やレンズ8に
コーテイングを施し、同様に(8)式の関係を成立す
るように設定することもできる。又、T(λ)を
変える他に、与えられたT(λ)とD(λ)に応じ
てS(λ)を(8)式の関係を満たすような受光素子
を選定して使用してもよい。これは例えば調光受
光素子と光源の間に適当な分光透過率のフイルタ
ーを入れてもよいし、あるいは調光受光素子自体
の分光感度を(8)式の関係を満たすように製作する
ことによつても出来る。この調光受光素子と光源
の間にフイルターを入れる場合、その時の調光受
光素子の分光感度をS(λ)、フイルターの分光透
過率をF(λ)とすると、S(λ)×F(λ)=C×
D(λ)×T(λ)の関係にあればよいことは明ら
かである。又、調光受光素子と光源の間に、ミラ
ーやレンズ等の光学系がある場合、光源と調光受
光素子の間の光学系の総合受光透過率をT′(λ)
とすると、S(λ)×T′(λ)=C×D(λ)×T
(λ)の関係にあればよいことも明らかである。
実用的には厳密にすべての波長に亘り(8)式によ
うな特定の関係までが成立つ必要はない。とくに
定常時の螢光体の分光分布が第5図に示したよう
なものである場合には、螢光灯の光出力が時間変
化をするものとして、前述したように螢光体の発
光する500〜600nmの波長範囲の光(以下第1の
光と呼ぶ)と、主として700〜800nmの波長範囲
にあるアルゴンスペクトル(以下第2の光と呼
ぶ)の2つに分けられ、第1の光と第2の光が異
なつた時間変化を示すものである。
うな特定の関係までが成立つ必要はない。とくに
定常時の螢光体の分光分布が第5図に示したよう
なものである場合には、螢光灯の光出力が時間変
化をするものとして、前述したように螢光体の発
光する500〜600nmの波長範囲の光(以下第1の
光と呼ぶ)と、主として700〜800nmの波長範囲
にあるアルゴンスペクトル(以下第2の光と呼
ぶ)の2つに分けられ、第1の光と第2の光が異
なつた時間変化を示すものである。
そこで又別の実施例として、感光体、調光受光
素子共、上記の第2の光の影響を受けないように
する方法である。その為には例えば光学系の途中
にフイルターを入れ、前記第2の光をカツトし、
感光体11に投影させず、同時に調光受光素子5
も、第2の光の波長領域に感度をもたないものを
使用するか、あるいは調光受光素子5の前にフイ
ルターを入れるなどの方法により、調光受光素子
も第2の光を検出しないようにすればよい。この
場合の関係式は、f2(t)の影響をないようにし
たものであるから、(3),(4)式から ∫S(λ)k1(λ)dλ=∫D(λ)T(λ) k1(λ)dλ=0 …(9) となる。この実施例において上記フイルターの代
わりに、適当な分光反射率を有するミラーや適当
な分光透過率を有するレンズを用いて実施するこ
とも良い。
素子共、上記の第2の光の影響を受けないように
する方法である。その為には例えば光学系の途中
にフイルターを入れ、前記第2の光をカツトし、
感光体11に投影させず、同時に調光受光素子5
も、第2の光の波長領域に感度をもたないものを
使用するか、あるいは調光受光素子5の前にフイ
ルターを入れるなどの方法により、調光受光素子
も第2の光を検出しないようにすればよい。この
場合の関係式は、f2(t)の影響をないようにし
たものであるから、(3),(4)式から ∫S(λ)k1(λ)dλ=∫D(λ)T(λ) k1(λ)dλ=0 …(9) となる。この実施例において上記フイルターの代
わりに、適当な分光反射率を有するミラーや適当
な分光透過率を有するレンズを用いて実施するこ
とも良い。
上記のような実施例により、螢光灯の放射光の
分光分布の時間変化即ち、時間変化するアルゴン
スペクトルがあつても、感光体が感光する露光量
を常に一定に安定して保つよう調光制御でき、そ
の結果、安定し且つ連続して良質のコピー画像を
得ることが出来る。
分光分布の時間変化即ち、時間変化するアルゴン
スペクトルがあつても、感光体が感光する露光量
を常に一定に安定して保つよう調光制御でき、そ
の結果、安定し且つ連続して良質のコピー画像を
得ることが出来る。
上記の実験例実施例において、感光体はCdSを
用いたが、本発明はCdS以外の感光体に対しても
同様に適用される。参考に第9図に例えばセレン
(Se),酸化亜鉛(ZnO),有機感光体(例えば
PVK−TNF)などの各種感光体の分光感度を示
した。
用いたが、本発明はCdS以外の感光体に対しても
同様に適用される。参考に第9図に例えばセレン
(Se),酸化亜鉛(ZnO),有機感光体(例えば
PVK−TNF)などの各種感光体の分光感度を示
した。
又、上記の実験例実施例においては螢光灯の分
光分布は第5図に示したもの以外の分光分布の螢
光灯例えば白色螢光灯等についても適用できる。
本発明によれば、原稿照明用の光源として、放射
光の分光分布が、第1波長領域の光(これに対す
る感光体の感度は高い)は相対的に増加して行く
が、第2波長領域の光(これに対する感光体の感
度は低い)は相対的に減少して行くように時間的
に変化する特性を有する螢光灯を使用した像形成
装置に、光源の光出力を検知してその検知出力が
一定に保たれるように光源の点灯入力を制御する
調光方式を採用するに際し、元来感光体の感度は
弱くて像形成に対する寄与率は低いにもかかわら
ず、螢光灯点灯初期には相対的に多く放射される
為にむしろノイズ光として作用し、像形成への寄
与率が高くて従つて画像品質への寄与率も高い第
1波長領域の光の出力をむしろ抑制するように働
き、従つて画像品質の安定化という如上の調光の
本来の目的には害を及ぼしていた第2波長領域の
光の感光体に対する影響は弱め、又は遮断すると
ともに、光検出手段に対する影響も弱め、又は遮
断するから、高い分光感度領域にあり、像形成に
対する寄与率の高いにもかかわらず、螢光灯点灯
初期には相対的に少ない量しか放射されない第1
波長領域の光を、前記第2波長領域の光により妨
害、抑制されることもなく螢光灯点灯初期から実
質的に一定出力で放射させることができ、かつ斯
かる第1波長領域の光により、前記第2波長領域
の光の影響を極力排除した状態で、感光体に原稿
画像を露光するから、螢光灯点灯初期から良好な
品質の画像が形成でき、均一濃度の複写像を連続
して多数枚とれる利点があり、また特に複写の必
要時に光源を点灯させる方式が光源の長寿命化、
節電、省エネルギー化のために採用されるのが一
般であるが、そのために頻繁にコピーをとるとき
には光源ランプの点滅も頻繁に行われることにな
り、光源の管壁温度が安定しにくいことになるか
ら、放射光の分光分布の変動も生じ易く、こうし
た場合にも本発明による調光手段の導入によつて
感光体が感光する露光量を一定に維持でき、装置
の使用頻度にかかわらず、極めて安定した均一濃
度の複写像が得られる等の利点がある。
光分布は第5図に示したもの以外の分光分布の螢
光灯例えば白色螢光灯等についても適用できる。
本発明によれば、原稿照明用の光源として、放射
光の分光分布が、第1波長領域の光(これに対す
る感光体の感度は高い)は相対的に増加して行く
が、第2波長領域の光(これに対する感光体の感
度は低い)は相対的に減少して行くように時間的
に変化する特性を有する螢光灯を使用した像形成
装置に、光源の光出力を検知してその検知出力が
一定に保たれるように光源の点灯入力を制御する
調光方式を採用するに際し、元来感光体の感度は
弱くて像形成に対する寄与率は低いにもかかわら
ず、螢光灯点灯初期には相対的に多く放射される
為にむしろノイズ光として作用し、像形成への寄
与率が高くて従つて画像品質への寄与率も高い第
1波長領域の光の出力をむしろ抑制するように働
き、従つて画像品質の安定化という如上の調光の
本来の目的には害を及ぼしていた第2波長領域の
光の感光体に対する影響は弱め、又は遮断すると
ともに、光検出手段に対する影響も弱め、又は遮
断するから、高い分光感度領域にあり、像形成に
対する寄与率の高いにもかかわらず、螢光灯点灯
初期には相対的に少ない量しか放射されない第1
波長領域の光を、前記第2波長領域の光により妨
害、抑制されることもなく螢光灯点灯初期から実
質的に一定出力で放射させることができ、かつ斯
かる第1波長領域の光により、前記第2波長領域
の光の影響を極力排除した状態で、感光体に原稿
画像を露光するから、螢光灯点灯初期から良好な
品質の画像が形成でき、均一濃度の複写像を連続
して多数枚とれる利点があり、また特に複写の必
要時に光源を点灯させる方式が光源の長寿命化、
節電、省エネルギー化のために採用されるのが一
般であるが、そのために頻繁にコピーをとるとき
には光源ランプの点滅も頻繁に行われることにな
り、光源の管壁温度が安定しにくいことになるか
ら、放射光の分光分布の変動も生じ易く、こうし
た場合にも本発明による調光手段の導入によつて
感光体が感光する露光量を一定に維持でき、装置
の使用頻度にかかわらず、極めて安定した均一濃
度の複写像が得られる等の利点がある。
第1図は本発明を適用した装置の1実施態様の
概略説明図、第2図は本発明に適用され得る調光
制御用ブロツク図、第3図は第1図に示した調光
受光素子と測定受光素子の分光感度を示す特性
図、第4図は従来の調光制御による場合の調光受
光素子の出力と測定受光素子の出力の時間変化を
示す特性図、第5図は螢光灯光源の放射光の安定
した分光分布を示す特性図、第6図は調光受光素
子と同じ分光感度の受光素子の出力と、特定の波
長域の光にのみ感度を有する受光素子の出力の時
間変化を示す特性図、第7図は第6図の結果を従
来の光源の出力を一定にする調光制御を行わない
場合について実測して示した特性図、第8図は本
発明に係る一態様の調光手段を実施した結果であ
つて感光体の分光感度、調光素子の分光感度、光
学系の総合分光透過率を示す特性図、第9図は各
種感光体の相対分光感度を示す特性図を夫々示す
ものである。 2……螢光灯、5……調光多光素子、6,7,
9,10……ミラー、8……レンズ、11……感
光体、16……比較回路、17……点灯回路、1
8……測定受光素子、19……調光フイルター。
概略説明図、第2図は本発明に適用され得る調光
制御用ブロツク図、第3図は第1図に示した調光
受光素子と測定受光素子の分光感度を示す特性
図、第4図は従来の調光制御による場合の調光受
光素子の出力と測定受光素子の出力の時間変化を
示す特性図、第5図は螢光灯光源の放射光の安定
した分光分布を示す特性図、第6図は調光受光素
子と同じ分光感度の受光素子の出力と、特定の波
長域の光にのみ感度を有する受光素子の出力の時
間変化を示す特性図、第7図は第6図の結果を従
来の光源の出力を一定にする調光制御を行わない
場合について実測して示した特性図、第8図は本
発明に係る一態様の調光手段を実施した結果であ
つて感光体の分光感度、調光素子の分光感度、光
学系の総合分光透過率を示す特性図、第9図は各
種感光体の相対分光感度を示す特性図を夫々示す
ものである。 2……螢光灯、5……調光多光素子、6,7,
9,10……ミラー、8……レンズ、11……感
光体、16……比較回路、17……点灯回路、1
8……測定受光素子、19……調光フイルター。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 感光体と、放射光の分光分布が時間的に変化
する光源と、この光源からの光を受光する受光素
子と、を有し、上記受光素子からの出力が一定に
なるように上記光源への点灯入力を制御し、この
時の光源により原稿を照射して得られる画像光で
上記感光体を露光する像形成装置において、 上記感光体及び上記受光素子の光路上流側に設
けられたフイルターを有し、このフイルターは赤
外光をカツトすることを特徴とする像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4520179A JPS55137548A (en) | 1979-04-13 | 1979-04-13 | Method and apparatus for image formation |
DE3014071A DE3014071C2 (de) | 1979-04-13 | 1980-04-11 | Kopiergerät |
US06/288,162 US4383758A (en) | 1979-04-13 | 1981-07-29 | Copying apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4520179A JPS55137548A (en) | 1979-04-13 | 1979-04-13 | Method and apparatus for image formation |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55137548A JPS55137548A (en) | 1980-10-27 |
JPH0318170B2 true JPH0318170B2 (ja) | 1991-03-11 |
Family
ID=12712643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4520179A Granted JPS55137548A (en) | 1979-04-13 | 1979-04-13 | Method and apparatus for image formation |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPS55137548A (ja) |
DE (1) | DE3014071C2 (ja) |
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US4413903A (en) * | 1982-03-15 | 1983-11-08 | Xerox Corporation | Document illumination system |
JPS5918965A (ja) * | 1982-07-23 | 1984-01-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 複写機の露光量検出装置 |
JPS6031132A (ja) * | 1983-07-30 | 1985-02-16 | Mita Ind Co Ltd | 自動露光装置 |
US4763041A (en) * | 1983-10-24 | 1988-08-09 | Ricoh Company, Ltd. | Dot array fluorescent tube for writing optical information in optical printer |
EP0157595B1 (en) * | 1984-03-28 | 1990-01-03 | Mita Industrial Co. Ltd. | Copying machine having reduced image memory |
GB2182781B (en) * | 1985-11-13 | 1989-10-25 | Ushio Electric Inc | Exposure intensity detecting system for copying machine |
JP2600133B2 (ja) * | 1986-03-13 | 1997-04-16 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置 |
JPS6467347A (en) * | 1987-09-09 | 1989-03-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | Image exposure apparatus |
JPH0222638A (ja) * | 1988-07-11 | 1990-01-25 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
NL9001302A (nl) * | 1989-06-30 | 1991-01-16 | Philips Nv | Schakelinrichting. |
TWI285497B (en) * | 2002-03-18 | 2007-08-11 | Transpacific Optics Llc | Light source color modulation device and method |
US8210955B2 (en) * | 2007-11-07 | 2012-07-03 | StarFlight Amusement Rides, LLC | Amusement ride system |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1220722B (de) * | 1962-01-30 | 1966-07-07 | Ilford Ltd | Verfahren zum Kopieren von Farbnegativen und zur Bestimmung der Belichtung |
US3279312A (en) * | 1964-10-06 | 1966-10-18 | Sperry Rand Corp | Automatic exposure control for photographic copiers |
US3679306A (en) * | 1971-01-21 | 1972-07-25 | Pitney Bowes Inc | Feedback system for controlling image light energy in electrostatic photocopiers |
GB1436899A (en) * | 1973-05-23 | 1976-05-26 | Xerox Corp | Document copying apparatus |
GB1426097A (en) * | 1973-05-23 | 1976-02-25 | Xerox Corp | Reflective platen cover |
JPS5182630A (ja) * | 1975-01-16 | 1976-07-20 | Minolta Camera Kk | |
US4124295A (en) * | 1977-02-02 | 1978-11-07 | Savin Business Machines Corporation | Background brightness control for document copier |
-
1979
- 1979-04-13 JP JP4520179A patent/JPS55137548A/ja active Granted
-
1980
- 1980-04-11 DE DE3014071A patent/DE3014071C2/de not_active Expired
-
1981
- 1981-07-29 US US06/288,162 patent/US4383758A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55137548A (en) | 1980-10-27 |
DE3014071A1 (de) | 1981-02-05 |
US4383758A (en) | 1983-05-17 |
DE3014071C2 (de) | 1986-11-13 |
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