JPH0318164Y2 - - Google Patents

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JPH0318164Y2
JPH0318164Y2 JP19273086U JP19273086U JPH0318164Y2 JP H0318164 Y2 JPH0318164 Y2 JP H0318164Y2 JP 19273086 U JP19273086 U JP 19273086U JP 19273086 U JP19273086 U JP 19273086U JP H0318164 Y2 JPH0318164 Y2 JP H0318164Y2
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sided adhesive
molding
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車輌用サイドモール等の押出成形品の
端末処理に関するもので、特に、両面接着テープ
で貼着する端末処理した中実成形品及び中実成形
品等の押出成形品に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の端末処理した押出成形品とし
て、特公昭56−47852号公報に記載の技術を挙げ
ることができる。
第11図は前記公報に記載の押出成形品の端末
処理方法を説明する断面図である。
前記公報等の技術では、軟質塩化ビニール等で
形成された長尺の中空モールを所定長さに切断し
て半製品中空モール1を形成する。そして、半製
品中空モール1の端末から近くの位置に、半製品
中空モール1の中空部3の幅と略同一幅を有し、
中空部3に連通する孔4を形成しておく。
一方、金型の雄金型6には前記孔4に嵌合可能
で、嵌合したとき半製品中空モール1の中空部3
を塞ぐ形状のピン7が形成されている。また、雌
金型8には半製品中空モール1の上側外周面を気
密的に覆う溝9と、溝9に続いてその奥側に製品
の形状に合せた凹部10が形成されている。
次に、雌金型8を雄金型6に合せ金型を閉じる
と、半製品中空モール1の端末部2は雄金型6と
雌金型8で挾着され、凹部10と雄金型6の上
面、及びピン7、半製品中空モール1の端末部2
でキヤビテイが形成される。
そして、射出成形機の射出ノズルから軟質塩化
ビニル等の成形材料を射出すると、成形材料はキ
ヤビテイにゲート11等を介して充填される。成
形材料が硬化後、離形してゲート11を除去して
仕上げると、所定形状の新たな端末部を有する半
製品中空モール1が得られる。
このようにして形成した所定形状の新たな端末
部を有する半製品中空モール1に、所定長に切断
した両面接着テープを貼着し、車輌等に接着させ
て使用される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のように、従来の端末処理した押出成形品
は、押出成形した押出成形品を必要寸法に切断
し、切断した押出成形品の端末を射出成形し、そ
の後、所定長の両面接着テープを貼着するもので
あるから、所定長の両面接着テープを貼着する工
程は人手で行うか、或いは精度の良い両面接着テ
ープ貼着機を使用する必要があり、また、工程数
がかかる等の問題点があつた。
そこで、本考案は上記問題点を解決すべくなさ
れたもので、両面接着テープを貼着した押出成形
品の端末処理の工程を簡素化でき、貼着効率を上
げる構造の端末処理した押出成形品の提供を目的
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の端末処理した押出成形品は、押出成形
によつて形成した中実成形品、中空成形品等の押
出成形品と、前記押出成形品の底面の必要箇所に
押出成形品の全長に亘つて貼着した両面接着テー
プと、前記両面接着テープを所定の距離で切断し
て得た接着有効長と、両面接着テープの接着有効
長以外をモールドすると共に、前記両面接着テー
プの接着剤の押え込み沈み量以下の底面からの厚
さに射出成形した端末部とからなるものである。
本考案においては、押出成形によつて連続的に
形成した中実成形品、中空成形品等の押出成形品
と、前記押出成形品の底面の必要箇所に押出成形
品の全長に亘つて貼着した両面接着テープは、連
続成形及び連続両面接着テープの貼着により、押
出成形品の両面接着テープの貼着効率を上げ、更
に、それらを切断して所定長の押出成形品にする
ことができ、しかも、射出成形した端末部は端末
処理した押出成形品を接着のために押圧する前記
両面接着テープの接着剤の押え込み沈み量以下の
底面からの厚さに射出成形したものであるから、
接着に有効な有効両面接着テープ長により端末処
理した押出成形品の端末処理を貼着できるから、
製造工程を簡素化でき、貼着効率を上げることが
できる。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例の端末処理した押出成
形品を得るために使用する金型及び押出成形品の
要部断面図で、第2図は両面接着テープが貼着さ
れた半製品中空モールの製造工程を説明する工程
概略図である。また、第3図は本考案の実施例の
端末処理した押出成形品を成形する金型の要部斜
視図、第4図は前記押出成形品を成形する金型の
要部断面図、そして、第5図は本考案の実施例の
押出成形品の端末処理の両面接着テープ切断工程
を示す要部断面図で、第6図は本考案の実施例の
押出成形品の端末処理の射出成形工程を示す要部
断面図である。第7図は本考案の実施例の端末処
理した押出成形品の要部底面図、第8図は同じく
要部側面図である。第9図は本考案の実施例の押
出成形品の端末処理を詳述する説明図、第10図
は射出成形工程で成形を完了した押出成形品を取
付対象物に貼着する工程図である。
第2図aにおいて、半製品中空モール50は、
押出成形品の成形工程により、押出成形金型15
から押出すことにより連続成形される。第2図b
において、連続成形された半製品中空モール50
は押出成形品の接着テープ貼着工程で、両面接着
テープ40が巻回されたテープドラム16から供
給され、押圧ローラ17によつて連続的に必要箇
所に貼着される。連続的に両面接着テープ40が
貼着された連続成形された半製品中空モール50
は、移送ローラ19によつて搬送され、押出成形
品切断工程の切断機18によつて必要長に切断さ
れ、全長に両面接着テープ40が貼着された半製
品中空モール50が形成される。
第1図において、押出成形品である半製品中空
モール50は、上記押出成形品の成形工程で軟質
塩化ビニール等で形成された長尺の中空モールを
連続押出成形したものである。
連続押出成形された半製品中空モール50の下
面の両側には、接着テープ貼着工程で2条平行し
て両面接着テープ40が連続貼着されており、半
製品中空モール50の下面の両側の両面接着テー
プ40の下面は離形紙40aとなつている。前記
両面接着テープ40を連続貼着した押出成形品の
半製品中空モール50は、雄金型20及び雌金型
30内に収納され、押出成形品の端末を所定の形
状に射出成形する射出成形工程に入る。
射出成形工程で使用する雄金型20は、第1図
及び第3図及び第4図に示すように、両面接着テ
ープ40の幅を収容するに足りる幅及び深さで、
半製品中空モール50の所定の長さより若干短い
2条平行した溝部21を有している。また、半製
品中空モール50の端部がセツトされるモールセ
ツト基準位置Aよりモール側に、所定の距離B離
れて離形紙切断用突起22が設けられ、離形紙切
断用突起22が前記溝部21の端部を形成してい
る。即ち、前述した溝部21の長さが半製品中空
モール50の所定の長さより若干短いことは、半
製品中空モール50の両端部を同時に成形する場
合の対応であつて、通常、モールセツト基準位置
Aと離形紙切断用突起22との関係は、モールセ
ツト基準位置Aよりモール側において、半製品中
空モール50がセツトされた場合の、半製品中空
モール50の短い方向のバラツキを吸収できる所
定の距離Bだけ離れて離形紙切断用突起22の位
置によつて決定される。
また、離形紙切断用突起22の溝部21の反対
側の雄金型20の面には、溝部21の深さよりも
浅く、長さLの補正溝23が設けられている。前
記溝部21の深さは離形紙40aを含む両面接着
テープ40の厚み以上に深く設定されており、補
正溝23の深さは離形紙40aを剥離した両面接
着テープ40の接着剤40bの厚みX(第10図
参照)が接着のために加えられた押圧力により変
位する深さを、両面接着テープ40の接着剤40
bの厚みXから減算した値Z(第10図参照)程
度以内に浅いY(第10図参照)に設定してある。
そして、その補正溝23の外側端部はモールセツ
ト基準位置Aとの関係において、半製品中空モー
ル50がセツトされた場合の、半製品中空モール
50の長い方向のバラ付きを吸収できる所定の距
離Cだけ離れて決定される。
射出成形工程で使用する雌金型30は、雄金型
20の上面と雌金型30の内面とで、半製品中空
モール50を挾持保持するように形成され、更に
その端部は半製品中空モール50に附加する端末
形状に合致したキヤビテイ51a(第5図参照)
が形成される。
このように形成された雄金型20及び雌金型3
0は、第5図のように、その間に、半製品中空モ
ール50を挿入し、雄金型20及び雌金型30を
挾圧することにより、射出成形工程に入ると同時
に、貼着した両面接着テープ40を所定の押出成
形品の必要長さより内側で離形紙40aを切断す
る両面接着テープ切断工程に入る。
即ち、両面接着テープ切断工程では、雄金型2
0の離形紙切断用突起22で離形紙40aを切断
すると共に、半製品中空モール50の底部50a
を切断し、空洞部50bまたは上部50cに上昇
させる。このとき、半製品中空モール50の空洞
部50bは、雄金型20の離形紙切断用突起22
で完全に封止または一部の間〓を残して封止さ
れ、この状態で、雄金型20及び雌金型30及び
離形紙切断用突起22で形成されたキヤビテイ5
1aに、樹脂が注入できる状態となる。
第6図は第5図の状態にある雄金型20及び雌
金型30及び離形紙切断用突起22で形成された
キヤビテイ51aに、樹脂を注入し、端末部51
を射出成形するものである。
このようにして、半製品中空モール50の端末
を所定の形状に射出成形する射出成形工程を終
え、半製品中空モール50の端末の成形を終了
し、第7図及び第8図の本実施例で端末処理した
モールの要部底面図及び要部側面図に示す端末処
理した中空モール50Aを得ることができる。
なお、更に、第9図を用いて、雄金型20の溝
部21及び離形紙切断用突起22及び補正溝23
の作用について詳述する。
射出成形工程で使用する雄金型20の半製品中
空モール50の所定の長さより若干短くした溝部
21は、両面接着テープ40の幅を収容するに足
りる幅及び深さを有しており、半製品中空モール
50の所定の長さより若干短くすることにより、
離形紙切断用突起22で両面接着テープ40の離
形紙40aの切断を可能とし、更に、半製品中空
モール50の空洞部50bに注入する樹脂量を決
定している。また、両面接着テープ40の幅を収
容するに足りる幅及び深さにより、半製品中空モ
ール50の端末部51の成形の際に、半製品中空
モール50を雄金型20及び雌金型30に位置決
めし易く、かつ、正確に位置決めできるように両
面接着テープ40の逃げを形成したものである。
したがつて、両面接着テープ40を収容する深さ
は、両面接着テープ40の離形紙40a及び接着
剤40bの厚みに略等しいか、それ以上の深さが
あればよい。
そして、離形紙切断用突起22の溝部21の反
対側の雄金型20の面に設けた溝部21の深さよ
りも浅くした補正溝23は、正確には、補正溝2
3の深さYは離形紙40aを剥離した両面接着テ
ープ40の接着剤40bの厚みXが接着のために
取付対象物60(第10図参照)との間に押圧力
を加えたとき、その接着に必要とする押圧力によ
り接着剤40bが変位する深さを接着剤40bの
厚みXから減算した値程度以内に浅く設定してあ
る。離形紙切断用突起22が半製品中空モール5
0の底部50aを切断して上昇するとき、底部5
0aの端片50a′が外側に押圧され、そのとき
の、端片50a′の状態によつては第9図のように
なり、また、端片50a′が小さいときには、端片
50a′に貼着した両面接着テープ40が浮き上
り、離形紙40aと補正溝23の底部との間に、
射出成形の際に注入された樹脂が入り込む場合が
ある。或いは、半製品中空モール50の長さの誤
差を吸収するための補正溝23は、通常状態で
は、半製品中空モール50の端部がその中央部付
近にあり、半製品中空モール50の端部と補正溝
23の壁との間〓に、射出成形の際に注入された
樹脂が入り込む場合がある。
このような場合には、射出成形の後に、補正溝
23で形成された端末部51の底面から突出した
成形片を除去しないと、両面接着テープ40の接
着剤40bで端末処理した中空モールを貼着する
とき、補正溝23で形成された成形片により貼着
が不完全になる場合が予測される。したがつて、
補正溝23の深さを離形紙40aを剥離した両面
接着テープ40の接着剤40bが接着により変位
して薄くなつた厚みZ程度以内の深みYに浅く設
定したものである。当然ながら、補正溝23の深
さは雄金型20の反対側の面に設けた溝部21の
深さよりも浅くしたことになる。
なお、上記実施例では、離形紙切断用突起22
の垂直面を半製品中空モール50の反端部側にし
ているが、離形紙切断用突起22の垂直面を半製
品中空モール50の端部側にし、端片50a′が受
ける離形紙切断用突起22の厚みの影響を極力少
なくすることもできる。
また、半製品中空モール50の両面接着テープ
40を貼着する必要箇所は、凹部溝とし、両面接
着テープ40の一部をその凹部溝内に埋設するこ
とができる。特に、凹部溝内に埋設する両面接着
テープ40の深さを、離形紙40aを剥離した両
面接着テープ40の接着剤40bが接着のために
取付対象部分との間に押圧力を加えたとき、その
接着に必要とする押圧力により接着剤40bが変
位する深さ程度以内に設定した場合には、押出成
形によつて連続的に形成した半製品中空モール5
0の下面と同一面とすることもできる。
このように、射出成形工程で成形を完了した押
出成形品は、第10図のごとく中空モール50A
の取付対象物60に貼着される。
第10図aは射出成形工程で成形を完了した押
出成形品の中空モール50Aを示すもので、第1
0図bは半製品中空モール50の下面の全長に亘
つて貼着した両面接着テープ40の離形紙40a
を剥離し、取付対象物60に貼着するために、中
空モール50Aを押圧したものである。このとき
の、接着剤40bの厚みXはその接着に必要とす
る押圧力により接着剤40bが変位する深さによ
り減じられた厚みZとなる。しかし、補正溝23
でモールドされた端片50a′は、補正溝23の深
さが離形紙40aを剥離した両面接着テープ40
の接着剤40bが接着のために取付対象物60と
の間に押圧力を加えたとき、その接着に必要とす
る押圧力により接着剤40bが変位する深さによ
り減じられた厚みZ程度以内に浅く設定してある
から、補正溝23でモールドされた端片50a′に
よる底面からの突起が接着に必要とする押圧力を
規制することなく接着させることができる。した
がつて、接着が補正溝23で成形された底面から
の突起によつて、不完全になることなく、第10
図cの如く、良好な接着状態を得ることができ
る。
上記のように、本考案の実施例の端末処理した
押出成形品は、押出成形によつて連続的に形成し
た押出成形品と、前記押出成形品の底面の必要箇
所に押出成形品の全長に亘つて貼着した両面接着
テープ40と、両面接着テープ40の接着有効長
以外をモールドすると共に、前記両面接着テープ
40の接着剤40bの押え込み沈み量によつて変
位する厚さ以下の底面からの厚さに射出成形した
端末部51とを具備するものであり、押出成形に
より連続した押出成形品を形成し、その連続した
押出成形品に接着テープ貼着工程で連続して両面
接着テープ40を貼着し、両面接着テープ40を
貼着した連続した押出成形品を形成する。そし
て、これを押出成形品切断工程で所定長に切断
し、両面接着テープ切断工程で両面接着テープ4
0を切断することにより接着有効長を得ると共
に、両面接着テープ40の端部を接着に支障のな
いように処理し、射出成形工程で押出成形品の端
末部51を所定の所定の形状に射出成形すること
により形成されるものである。したがつて、連続
して押出成形した押出成形品を連続して両面接着
テープ40を貼着するものであるから、所定長の
両面接着テープ40を貼着する工程は、格別精度
の良い両面接着テープ貼着機を使用することな
く、また、人手を要することなく精度よく貼着を
行うことができる。
特に、貼着した両面接着テープ40を所定の押
出成形品の必要長さより内側で離形紙40aを切
断する両面接着テープ切断工程を、押出成形品の
端末の端末部51を所定の形状に射出成形する射
出成形工程の初期に行うものにおいては、工程数
を少なくすることができる。
また、貼着した両面接着テープ40を所定の押
出成形品の必要長さより内側で離形紙40aを切
断する両面接着テープ切断工程で使用する切断具
は、押出成形品の端末を所定の形状に射出成形す
る射出成形工程で使用する射出成形型としている
から、工程の省略に加えて、両面接着テープ切断
工程及び射出成形工程で使用する装置の省略を行
うことができ、両面接着テープ40の接着有効長
以外を、前記接着有効長の支障にならないように
処理するものであるから、両面接着テープ40を
押出成形品から剥離することなく射出成形するこ
とができ、省力化が可能である。
なお、上記実施例では、貼着した両面接着テー
プ40を所定の押出成形品の必要長さより内側で
離形紙40aを切断する両面接着テープ切断工程
で使用する切断具は、両面接着テープ切断工程で
雄金型20の離形紙切断用突起22で離形紙40
aを切断すると共に、半製品中空モール50の底
部50aを切断し、空洞部50bまたは上部50
cに至るものであり、半製品中空モール50の空
洞部50bは、雄金型20の離形紙切断用突起2
2で完全に封止または一部の間〓を残して封止さ
れ、この状態で、雄金型20及び雌金型30及び
離形紙切断用突起22で形成されたキヤビテイ5
1aに、樹脂を注入できる状態を得ている。
しかし、本考案を実施する場合には、半製品中
空モール50の空洞部50bを封止する手段を用
いれば、雄金型20の離形紙切断用突起22で両
面接着テープ40を切断する機能、または雄金型
20の離形紙切断用突起22で離形紙40aを切
断する機能を有しておればよい。特に、両面接着
テープ40を構成する接着剤40bが、弾性を有
していて切り難いことから、離形紙切断用突起2
2で離形紙40aのみを切断する機能とする場合
には、離形紙切断用突起22の刃切れの悪いもの
でも使用できる。なお、上記実施例のように、雄
金型20の離形紙切断用突起22で離形紙40a
を切断すると共に、半製品中空モール50の底部
50aを切断し、空洞部50bまたは上部50c
に至るものでは、離形紙切断用突起22の刃切れ
の悪いものでも、底部50aを切断時、または上
部50cとの当接時に弾性のある接着剤40bを
切断する機会があり、完全に両面接着テープ40
を切断することができる。
更に、上記実施例では押出成形品として半製品
中空モール50を対象とする場合の例を示した
が、上記のように、雄金型20の離形紙切断用突
起22で離形紙40aを切断すればよいことか
ら、本考案を実施する場合には、前記半製品中空
モール50等の中空成形品に限定されるものでは
なく、空洞部50bを有しない中実成形品とする
こともできる。即ち、押出成形品としては、中空
成形品及び中実成形品等の押出成形品全般に使用
可能である。
〔考案の効果〕 以上のように、本考案の端末処理した押出成形
品は、押出成形によつて連続的に形成した押出成
形品と、前記押出成形品の底面の必要箇所に押出
成形品の全長に亘つて貼着した両面接着テープ
と、前記両面接着テープを所定の距離で切断して
得た接着有効長と、両面接着テープの接着有効長
以外をモールドすると共に、前記両面接着テープ
の接着剤の押え込みによる沈み量によつて変位す
る厚さ以下の底面からの厚さに射出成形した端末
部とを具備するものであり、連続成形及び連続両
面接着テープの貼着により、中空成形品、中実成
形品等の押出成形品の両面接着テープの貼着効率
を上げ、更に、それらを切断して所定長の押出成
形品にし、射出成形した端末部を両面接着テープ
の接着剤の押え込みによる沈み量によつて変位す
る厚さ以下の底面からの厚さにしたものであり、
接着に有効な有効両面接着テープ長により端末処
理した押出成形品の端末処理を貼着できるから、
製造工程を簡素化でき、貼着効率を上げることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の端末処理した押出成
形品を得るために使用する金型及び押出成形品の
要部断面図、第2図は両面接着テープが貼着され
た半製品中空モールの製造工程を説明する工程概
略図、第3図は本考案の実施例の端末処理した押
出成形品を成形する金型の要部斜視図、第4図は
前記押出成形品を成形する金型の要部断面図、第
5図は本考案の実施例の押出成形品の端末処理の
両面接着テープ切断工程を示す要部断面図、第6
図は本考案の実施例の押出成形品の端末処理の射
出成形工程を示す要部断面図、第7図は本考案の
実施例の端末処理した押出成形品の要部底面図、
第8図は同じく要部側面図、第9図は本考案の実
施例の押出成形品の端末処理を詳述する説明図、
第10図は射出成形工程で成形を完了した押出成
形品を取付対象物に貼着する工程図、第11図は
従来の押出成形品の端末処理方法を説明する断面
図である。 図において、20:雄金型、21:溝部、2
2:離形紙切断用突起、23:補正溝、30:雌
金型、40:両面接着テープ、40a:離形紙、
40b:接着剤、50:半製品中空モール、50
A:中空モール、である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は、同一ま
たは相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 押出成形によつて連続的に形成した押出成形
    品と、 前記押出成形品の底面の必要箇所に押出成形
    品の全長に亘つて貼着した両面接着テープと、 前記両面接着テープを所定の距離で切断して
    得た接着有効長と、 前記両面接着テープの接着有効長以外をモー
    ルドすると共に、前記両面接着テープの接着剤
    の押え込み沈み量によつて変位する厚さ以下の
    底面からの厚さに射出成形した端末部と、 を具備することを特徴とする端末処理した押出
    成形品。 (2) 前記押出成形品の底面の必要箇所に貼着した
    両面接着テープは、所定の押出成形品の端部の
    内側で離形紙を切断し、切断した離形紙の外側
    の端部を端末部と一体に所定の形状に射出成形
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の端末処理した押出成形品。 (3) 押出成形によつて連続的に形成した押出成形
    品は、中実成形品としたことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載
    の端末処理した押出成形品。 (4) 押出成形によつて連続的に形成した押出成形
    品は、中空成形品としたことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載
    の端末処理した押出成形品。
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