JPH03180822A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH03180822A
JPH03180822A JP32012889A JP32012889A JPH03180822A JP H03180822 A JPH03180822 A JP H03180822A JP 32012889 A JP32012889 A JP 32012889A JP 32012889 A JP32012889 A JP 32012889A JP H03180822 A JPH03180822 A JP H03180822A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は小型ズームカメラに好適な、ズームレンズ鏡
筒の構造に関し、・特に、ズームレンズ鏡筒の沈胴機構
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の小型ズームカメラは、第13図に示すよう
に前後群の撮影光学系を連続して変化する焦点距離に位
置決めするため、1本のカム筒201と直進カム202
によりその位置を規制してズーミングを行なうような構
造を採っていた。沈胴に際しては第13図中WI DE
の状態で図示された鏡筒203の先端部がカバー204
の前端部と同一面になるまでカムリング201をWI 
DE位置からさらに回転させ、鏡筒203の沈胴を行な
うような構造となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来例には次のような問題点かあつk。
(i1前後群の撮影光学系の位置規制を行なうカムリン
グの構成上、前記撮影光学系がWIDEの状態、つまり
前群と後群の間隔が開いた状態、で沈胴を行っているた
め、沈胴時のカメラの厚みが増してしまう。
(11)上述1の欠点を除去すべく、沈胴時の前・後群
レンズ間隔を詰めるために′s14図に示すように、後
群の位置規制を行なうカム溝30117)WIDE@(
図中301b部)ノ延長上に切り欠き部301aを設け
、沈胴時のカメラの厚みを薄くしようとした場合、第1
5図に示すように前後群のレンズ間隔が詰っても、前述
カムリング401の光軸方向の長さに変化はないので、
沈胴時のカメラの厚みは該カムリングの長さに左右され
、その結果、前述<i)の場合とあまり変わらなくなっ
てしまう。
(Il+)沈胴量を大きくするため、′s16図に示す
ように、直進カム161のさらに外周部に前記直進カム
161を含む鏡筒全体に沈胴させるためのカムリング1
64および直進ガイド162を設け、直進カム161に
植設されたビン163と係合させ、該カムリング164
を回転させることで、鏡筒全体の沈胴を行なうことがで
きるが、上記のような構成にすると、鏡筒のさらに外径
部に前記沈胴のためのカムリング164と直進カム16
2が必要になるため、カメラの鏡筒部が大きくなってし
まい、その結果、カメラ全体が大きくなってしまうと言
う欠点がある。また沈胴位置からくり出した時、撮影レ
ンズのズーミングを行なうため動力伝達手段を前記カム
リング164と直進カム162に干渉しないよう、例え
ば165に示す位置に設ける必要がある。このため、カ
メラの外、装用カバー166はさらにこの前方に配置し
なければならず、結局、前記沈胴用のカムリング164
と直進カム162を用いた沈胴機構の場合も、カメラの
厚みは期待するほど薄くならず機構の煩雑さばかりが増
大してしまう。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述従来例の欠点を排し、3群タイプのズーム
レンズにおいても沈胴時、従来の小型コンパクトカメラ
とほとんど厚みの変わらないカメラを実現するものであ
る。すなわち撮影レンズ鏡筒を撮影時の位置と沈胴位置
の間で駆動する駆動部材の駆動力を前記撮影レンズ鏡筒
の外径よりも内部で伝達しかつ、前記撮影レンズ鏡筒を
撮影時の位置に係合保持する保持部材により沈胴機構を
構成することで沈胴時のカメラの厚み及び大きさを従来
の小型コンパクトカメラ並に成したものである。
(実 施 例) 以下に添付図面の第1図乃至第9図を参照しつつ本発明
のズームレンズ鏡筒の第1実施例について説明する。
第1図は本発明の第1実施例のズームレンズ鏡筒の分解
斜視図である。′MI図において、1は先端部1aに不
図示の第1群レンズを保持している一群鏡筒、2は該鏡
筒1の内周面に回転可能に嵌合している二群カムリング
、3は不図示の′!J2群レンズを保持するとともに公
知のシャッターユニットを保持しているシャッター地板
、4は第三群レンズを保持している三群ホルダー、5は
前記第1群レンズ及び−群鏡筒1の撮影光軸方向の位置
を規定するための一群カムリング、6は前記−群カムリ
ング5の外周面に相対に回転可能に嵌合するとともに前
記−群鏡筒1を撮影光軸方向にのみ直進移動させるため
の軸方向溝6aが内周面に形成されている直進ガイド、
である。
一群カムリング5の後端部5aの内周面には不図示の内
歯ギアが取付けられており、該内歯ギアには図示のギア
7が噛み合い、さらに該ギア7には、図示しない公知の
駆動源からの動力を受けるギア8が噛み合っている。−
群カムリング5は前述の直進ガイド6の内周面に回動自
在に保持されているが、該リング5の外周面に突設され
たピン9が前記直進ガイド6の周方向溝6bに挿入され
ているため一群カムリング5は光軸方向に動くことはで
きない。
一方、−群鏡筒1の外周面にもビン10が突設されてお
り、このピン10は前記カムリング5のカム溝5b内に
相対摺動可能に挿入されるとともに前記直進ガイド6の
軸方向溝6aにも相対摺動可能に挿入されており、従っ
て一群鏡筒1はカム溝5b&:よって光軸方向の位置を
制御されるようになっている。
不図示の駆動源からの動力を前記ギア8が受けて回転を
始めると、ギア7が回転し、この回転力がカムリング5
の内歯ギアに伝達されてカムリング5が回転を始める。
−群鏡筒1に植設されたビン10はカム溝5bおよび軸
方向溝68内で相対摺動可能となっているのでカムリン
グ5が回転するとカム溝5bの光軸方向の変位量分だけ
一群鏡筒1が光軸方向に駆動され、その結果、第1群レ
ンズのズーミング移動が行われる。
次に第2群レンズのズーミング機構及び動作について説
明する。
三群カムリング2は一群it筒1の内周面に回動自在に
保持され、その後端部2aに植設されたピン11は一群
鏡筒lの周方向溝lb内に相対摺動自在に挿入されると
ともに、カムリング5の光軸方向の溝5c内にも相対摺
動自在に挿入されている。
従って、カムリング5が回転を始めると、群鏡筒1が光
軸に沿って移動するが、該三群カムリング2はその先軸
方向の動きを植設ピン11により、−群鏡筒1の周方向
溝1bによって禁止されているため該カムリング2は該
−群鏡筒1と一体となって光軸方向へ移動する。さらに
前記植設ビン11はカムリング5の溝5Cによりその回
転方向の動きがカムリングに対して禁止されているので
カムリング5が回転すると三群カムリング2は一群鏡筒
1と一体で光軸方向へ移動すると同時にカムリング5と
同一角度の回転を行なう−0 一群鏡筒1は、その内部に光軸と平行に固着された2本
のガイドバー12及び13を有している。一方のガイド
バー12はシャッター地板3の孔3aに摺動可能に挿入
されており、ガイドバー12に嵌装された圧縮バネ14
がシャッター地板3を光軸と平行に後方へ(第1図で右
向き)に付勢している。他方のガイドバー13はシャッ
ター地板3の外周縁の切り欠き溝3bに嵌合されており
、これにより該地板3に光軸を中心とする回動が生じな
いようになっている。
従って、該地板3は光軸と平行な動きのみが可能である
該シャッター地板3は、シャッター羽根32及び332
羽根押え341等の部品とともに公知のシャッターユニ
ット31を構成しており、該シャッター地板3には後述
の三群レンズ駆動用のステッピングモータ190とシャ
ッター羽根駆動用のモータSMとが取付けられている。
該シャッター地板3にはまた、植設ビン3cが固設され
、該ピン3Cは前述の三群カムリング2のカム面2bに
係合している。
該シャッター地板3は前記圧縮バネ14により光軸方向
に沿って後向きに付勢されているため、該ビン3cは三
群カムリング2のカム面2b&:該バネ14の力で圧設
されている。従って、前記カムリング5が回転されると
前述のように三群カムリング2も回転され、第二群レン
ズを保持したシャッター地板4が該カム面2bによって
光軸方向に動かされることにより第二群レンズのズーミ
ング動作が起こる。なお、上述のように、シャッター地
板3は光軸前方向に圧縮バネ14の力に抗して移動する
ことが可能であるから、沈胴に際しては、シャッター地
板3を光軸と平行に前方へ移動させることによって第一
群レンズと第二群レンズの間隔を狭めることが出来るよ
うになっている。
次に第三群レンズの移!II+機構と動作とについて説
明する。
第三群レンズを保持している三群ホルダー4には光軸対
象位置に三群ガイドバー15.16が光軸と平行を成す
ように固着されている。
一方のガイドバー15にはその外周部に圧縮バネ17が
嵌装されるとともCシャッター地板3の孔3c’に摺動
自在に嵌合されている。該バネ17は三群ホルダー4を
光軸方向後向きに付勢しており、後述のへリコイド軸1
8とメスへリコイド筒との螺合部分におけるバックラッ
シュや減速ギア列のバックラッシュを少くさせる役目を
果している。他方のガイドバー16は前記地板の切り欠
き溝3dに係合しており、該ホルダ4が光軸を中心とす
る回転を起さぬようになっている。さらに前記ホルダー
4にはガイドバー15及び16と平行に配置されたヘリ
コイド軸18が突設されており、該ヘリコイド軸18は
ギア19と一体のメスヘリコイド筒C螺合しているので
該ギア19を回転させることによって前記三群ホルダー
4を光軸方向に移動させることができる。
190は周方向に4極に分極された、永久磁石ロータ2
0を有する公知のステッピングモーターであり、第2鋤
には該モーターの正面図が示されている。ヨーク21′
HLび23はボビン25と共に一つの磁路を形威し、ま
た、ヨーク22及び24はボビン26と共に一つの磁路
を形成している。
27は前記永久磁石ロータ20に固設された中心軸28
の上msを回転可能に位置決めするための嵌合穴27a
を有したマグネ、ットカバーである。前記中心軸28の
他428aはシャッター地板3に設けられた貫通穴3e
に回転自在に保持され、前述のマグネットカバー27と
の間で支持されている。ざらに軸端28aはシャッタ地
板3の裏側に突出し、その出力を伝達するためのピニオ
ン29がその先端部に固着されている。
以上のような構成のステッピングモーターにおいては、
前述のボビン25及び26に巻かれたコイルに通電を行
うことによって前記ヨーク21〜24を励磁し、適宜該
通電の位相を切り換えることで永久磁石ローター20が
回転し、その出力がピニオン29に伝達される。ピニオ
ン20が回転を始めると順次減速ギア列30が回転し、
メスヘリコイド筒と一体のギア19が回転を始める。こ
の回転により、ヘリコイド軸18が光軸方向に駆動され
て、三群ホルダー4の光軸方向移動すなわち三群レンズ
のズーミングが行なわれる。
本実施例においては、ピント補正すなわちAP(オート
フォカス)が該第三群レンズにより行なわれるリアフォ
ーカスタイプの撮影レンズが構成されているため第三群
レンズは前述ズーミング動作のほかにピント補正のレン
ズ位置制御も行なう、なお、駆動原理は前述の場合と同
様であるのでその説明は省略する。
35は直進ガイド6の後端に固定されたギア担持板であ
り、該ギア担持板35にはギア7を回転自在に軸支する
固定軸35aとギア8を回転自在に軸支する回転軸35
bとが突設されるとともに後述のへリコイド軸36aに
螺合するねじ孔すなわちメスへリフイド孔35cとへリ
コイド軸37aに螺合するメスへリフイド孔35dが光
軸と平行に貫設されている。なお、このメスへリフイド
孔35c及び35dの位置は鏡筒1の外径よりも小さい
径の円周上にあり、該メスへリフイド孔35c及び3S
dに螺合するヘリコイド軸36a及び37aが他の部材
とぶつからぬように該孔35c及び35dの位置が決め
られている。35eはシャッター地板3に衝突するスト
ッパービンである。
38は固定鏡筒であり、該固定鏡筒38はカメラ本体3
9社固定されている。直進ガイド6は固定鏡筒38内に
挿入されて光軸と平行に前後方向に移動可能であり、直
進ガイド6内には′s3図に示されるように一群カムリ
ング5゜群鏡筒1.二群カムリング2.がこの順に外側
から内側へ嵌装され、三群カムリング2の内側にはシャ
ッター地板3を含むシャッターユニット31が配置され
、該シャッターユニット31よりも更に後方には三群ホ
ルダー4が配置されるとともに直進ガイド6の後端に取
付けられたギア担持板35が配置されている。
直進ガイド6、−群カムリングs、−nutm1、三群
カムリング2.シャッターユニット31、三群ホルダー
4.ギア担持板35.は固定鏡筒38内を光軸方向に沿
って移動可能となっており、これらの主要上部材で構成
されるユニットを本明細書では撮影レンズ鏡筒ユニット
と呼ぶことにする。
直進ガイド6の外周面には軸方向突条6fが突設されて
おり、該突条6fは固定鏡筒38の内周面に刻設されて
いる軸方向溝(図示せず)に相対摺動可能に嵌合してい
るので直進ガイド6は回転することなく固定鏡筒38内
を軸方向に沿って動くことができる。
直進ガイド6の後端には大径部6gが形成されており、
該大径部6gの外周面には後述のバヨネットリング43
の回転により撮影レンズ鏡筒ユニットの光軸方向位置を
定めるための突起6c及び6d並びに8e(¥S6図参
照〉が突設されており、この突起BC&びlid並びに
6eは後述のバヨネットリング43に係合するようにな
っている。
カメラ本体39の内部には、ギア担持板35及び直進ガ
イド6を光軸と平行に前進及び後退させるための動力伝
達機構及びバヨネットリング43を回転させるための動
力伝達機構と、ギア8を回転させるための駆動力を伝達
するための動力伝達機構と、が収容されている。これら
の動力伝達機構は、第1図に示すリングギア40、  
リングギア40の内歯に噛み合う2個のギア36多び3
7,1亥ギア36及び37のそれぞれと一体に形成され
たヘリコイド!1iI11368及び37a、外周面の
一部にギア部43dが形成されたバヨネットリング43
1等で構成されている。
以下には第1図及び第3図を参照して上記動力伝達機構
の構造について説明する。
第1図に示されるように、カメラ本体39には前記の撮
影レンズ鏡筒ユニットを収容しうる孔39cが設けられ
、該孔39cの最奥部の端面には、第3図に示すように
、ギア36の端面の凹部に嵌合するギア支持軸39aと
、ギア37の端面の凹部に嵌合するギア支持軸39bと
、が突設されており、該軸39aによってギア36が定
位置で回転可能に支持されるとともに軸39bによって
ギア37が定位置で回転可能に支持されている。
ギア36及びギア37はそれぞれへリコイド軸36a 
′ELびヘリコイド軸37aと一体に戒心されたねじ軸
付きギアであり、ヘリコイド軸36aはギア担持板35
のメスへリフイド孔35c(ねじ孔)に螺合し、ヘリコ
イド軸37aはギア担持板35のメスヘリコイド孔35
d(ねじ孔)に螺合している。
ギ、736及び37に噛み合うリングギア40は外周面
に外歯40aが形成されるとともに内周面に内歯40b
が形成されているギアであり、該ギア40の内@40b
にギア36とギア37とが噛み合っている。
リングギア40は第3図に示されるようにカメラ本体3
9の撮影レンズ鏡筒ユニット収容孔39cの最奥部の位
置において回転可能に配置されるとともにそれ自身の内
@ 40bにギア36及び37が噛み合っており、また
、リングギア40の外歯40aにはギア48が噛み合っ
ている。該ギア48はカメラ本体39の上面にあけられ
た窓から外部へ突出しており、該ギア48には不図示の
駆動源で回転される不図示のギアが噛み合っている。
リングギア40及びギア36並びに37を軸方向に移動
させないように、ヘリコイド軸36aに遊嵌する孔41
aを有したギア押え板41と。
ヘリコイド軸37aに遊嵌する孔42aを有したギア押
え板42と、がそれぞれへリコイド軸36a及び37a
に嵌装され、該押え板41及び42をギア36及び37
並びにリングギア40の端面に面して配置するとともに
該押え板41及び42をカメラ本体39にビス等で締結
している。
カメラ本体39の前記孔39cの開口縁には座ぐり部3
9dが形成されており、該座ぐり部39dには前記のバ
ヨネットリング43が回転可能に配置される。バヨネッ
トリング43の外周面の一部にはギア部43dが形成さ
れており、該ギア部43dには該バヨネットリング43
を回動させるためのギア47が噛み合っている。バヨネ
ットリング43には3ケ所の段部43a、43b、43
cが形成され、各段部にはバヨネットリング43を軸線
方向に移動させぬようにバネ性の接片を有したバヨネッ
トリング押え板44〜46が係合しており、該押え板4
4〜46はカメラ本体39の端面にビス等で締結されて
いる。これらのバヨネットリング押え板44〜46の設
置位置は直進ガイド6の3個の突起6c、6d、6eに
対応している。
次に、前記の如き構成において、w1影レンズ鏡筒ユニ
ットが沈胴位置(第3図の下半分に示されている状態)
から前方へ繰り出される場合の各部の動作を説明する。
不図示の駆動源によりギア48が回転されるとリングギ
ア40が回転され、該ギア40に噛み合っているギア3
6及び37がそれぞれ同−方向及び同一回転角だけ回転
される。このため、ギア36及び37と一体のへリコイ
ド軸36a及び37aが回転され、該軸38a及び37
aに螺合しているギア担持板35は光と平行に前方に動
かされる。従って、ギア担持板35と一体の直進ガイド
6が回転鏡筒38内を前進し、直進ガイド6内に収容さ
れた一群カムリング5゜−群鏡筒1.二群カムリング2
.シャッターユニット31.及び三群ホルダー4が直進
ガイド6と一体となって前進する。この時、直進ガイド
6の外周面に突設された突条6fが固定鏡筒38の内周
面の軸方向溝に嵌った状態で直進ガイド6−が前進する
ため、直進ガイド6が回転することはない。また、この
前進過程において三群カムリング2内に設けられたガイ
ドバー12上のバネ14の作用によって一群鏡筒1と三
群カムリング2及びシャッター地板3との間隔が広がる
ため、第一群レンズと第2群レンズとの間隔も徐々に広
がっていく、そして、シャッター地板3の後面にギア担
持板35の突出ビン35eが突き当った後は、三群ホル
ダー4が押え板41からad%第一群レンズと第二群レ
ンズとの間隔は一定のままで該鏡筒ユニットが固定鏡筒
38から繰り出されてゆく。
該鏡筒ユニットの繰り出しが終りに近づくと該鏡筒ユニ
ットはバヨネットリング43をくぐり抜けた位置に達し
、直進ガイド6の後端の大径部6gが固定鏡筒38の孔
38aに嵌り込み、直進ガイド6は固定鏡筒38内で大
径部6gで支持される。この時の状態を示したのが第6
図である。
該鏡筒ユニット繰り出しのための動力供給が遮断される
と(すなわち、ギア48の回転が停止すると)、該ユニ
ットは停止する。この時、バヨネットリング押え板44
.4!5.46は直進ガイド6の3個の突起6c、6d
、13eをそれぞれ光軸後方へ戻そうとする力を発生す
るはずであるが、突起6c、6d、Beに対応するバヨ
ネットリング43の部分には第1図に見られるような段
部43a、43b、43cがあるため、該バヨネットリ
ング押え板は該段部で係止を受け、鏡筒ユニットはその
後端部がバヨネットリング43をくぐりぬけた位置(つ
まり第6図に示した、バヨネットリング43の前端面よ
りもさらに前方にユニット後端部が位置した状態で停止
する。
この状態において、図示しない駆動源からの動力がギア
47に伝達され、該ギア47は時計方向への回転を始め
る。
従ってバヨネットリング43は反時計方向への回転を始
める。該バヨネットリングが回転すると、バヨネットリ
ング押え板44,45゜46のバネ力に係止を行ってい
た段部43a、43b。
43cも回転するため、その係止は解除され、バヨネッ
トリング押え板44.45.46は直進ガイド6の突起
8c、6d、6eを光軸後方へ押圧する力を発生し始め
る。しかしこの時すでに、バヨネットリング43はある
角度回転しているので、直進ガイド6の突起6c、6d
、Beは、バヨネットリングの部分43e、43f、4
3gに前記押圧力により圧設される。
さらにバヨネットリング43の回転が続くと、今度は、
バヨネットリングに設けられた切り起こしのカム43h
、431,43jにより直進ガイド6の突起6c、ad
、6eは後端面をカムに押され、前記押圧力に打ち勝っ
てさらに光軸前方へのユニットのくり出しがなされる。
その後、前記突起Bc、ad、6eが、バヨネットリン
グ43の前記カム面43h、43i、43jの延長上に
設けられた前記前端面と平行な平面部43に、43L4
3fl+に乗り上げた状態になると駆動源からの動力が
遮断される。
ここまでの動きが完了した状態の要部正面図を示したの
が第7図である。この状態までで、鏡筒ユニットは沈胴
位置からの繰り出しを完了して撮影待機位置にしっかり
と係止される。この時の鏡筒内の状態が第3図の上半分
に示されている。
第8図及び第9図はカムリング5の回転駆動を行なうギ
ア8と1図示されない駆動源からの動力を受けて回転す
るギア48が、前述した沈胴からのくり出し動作により
連結される状態を説明するための要部断面図である。第
8図は沈胴位置からくり出されてくる途中の状態であり
、まだこの状態ではギア8とギア48との連結はなされ
ない。その後さらにmviIJユニットのくり出しが行
なわれて249図に示すようにギア8とギア48の連結
が行なわれる状態になったとき、ギア8の歯とギア4B
の歯が干渉しない状態で、鏡筒ユニットがくり出されて
くると(つまり、ギア8とギア48がうまく噛み合う状
態)ギア48は実線で示す位置にコイルバネ49の付勢
力を受けて待機し、ギア8との連結が行なわれる。
しかし、ギア8の歯とギア48の歯が鏡筒ユニットのく
り出しにより干渉してしまう(つまりギア8とギア48
の歯と歯がぶつかってしまう)場合、ギア48はカメラ
本体39に突設された軸39eに回動自在に保持された
まま、コイルバネ49の付勢力に逆らって第10図中−
点鎖線に示す位置まで退避する。ギア4Bが退避した状
態においても図示しない駆動源からの駆動力が伝達され
るようにしておくことにより(例えば、ギア48が退避
した位置でも図示しないWAwJ側のギアが噛み合うこ
とができるように歯厚を厚くしておく)該m動源からの
動力を受けてギア48が、ギア8と噛み合うことが可能
な位置まで回転すると、ギア48は図中実線で示す位置
にバネ49の力でスライドし、ギア8との連結が行なわ
れる。
沈胴位置からのくり出しが完了した状態では、第1群、
第2群、第3群レンズは撮影位置にはなく、この後、カ
メラは前述の駆動手段によりカムリングSをある角度だ
け回転させる。
そうすると第1群レンズは第4図中、光軸より下側に示
したWIDE撮影位置までくり出される。従って、第1
群レンズと第2群レンズは、圧縮バネ14の作用により
さらにその間隔を増し、第2群レンズはシャッター地板
3の植設ビン3Cが2群カムリング2のカム面2bに当
接し、第1群レンズと同様、WI DE撮影位置に保持
される。この時の撮影レンズ部の要部断面を示したのが
第4図の光軸下側である。また、′s4図において光軸
上側は、鏡筒ユニットの沈胴位置からのくり出しが完了
した状態であり、これは第3図中、光軸上側に示された
状態と同じである。
以上の状態までカムリングSを回転させたのち、前述の
ごとく第3群レンズをステッピングモータユニット19
0により適当な位置まで駆動し、該撮影レンズ系はWI
DE撮影の準備を完了する。この時の撮影レンズ部の要
部断面を示したのが第5図の光軸より上側である。また
、第5図の光軸より下側は、ズーミングにより置E位置
に撮影レンズ系が配置された時の状態を示しているが、
ズーよング動作については先に詳述しているので省略す
る。
また、鏡筒ユニットがくり出された状態から沈胴を行な
う際には、以上述べてきた沈胴からのくり出しにおける
各部の動きが逆になされるだけであるのでその詳細は省
略する。
前述実施例においては、撮影レンズ鏡筒ユニットを、駆
動部材によりくり出して、バヨネットリング43と、バ
ヨネットリング押さえ板44.45.46により前記ユ
ニットの係合保持を行っているが、第10図に示すよう
にカメラ本体39の孔39cにその外形をガイドされて
くり出される鏡筒ユニットを含む直進ガイド6が、前記
くり出し位置から、公知の駆動手段により、第10図中
時計方向に回転し、@11図に示すごとく突起8c、6
d、6eがそれぞれ前記押さえ板44.45.46とカ
メラ本体39との間で保持されるような構成としても、
本発明の目的は達成される。このとき、ギア担持板35
はへリコイド軸36a及び37aとのへリコイド結合に
より回転不能であるが、ギア担持板35は直進ガイド6
に対して回動自在に保持されるようになっていることは
言うまでもない、さらに、第12図に示すように直進ガ
イド6の突起8c、δdJeを図に示すように151a
、152b、153c (これのみ不図示)を有するリ
ング部材151に置き換え、該部材151を前記直進ガ
イド6に回動自在に保持するようになし、沈胴位置から
のくり出しが終った後に該リング151を回転させ、前
述の他の実施例で述べたと同様にバヨネットリング押さ
え板44,45.48とカメラ本体39との間にl51
a、151b、151cを保合保持させるような構成と
してもよい。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、撮影レンズ鏡筒ユニットを、撮
影時の位置と沈胴時の位置との間で撮影光軸に沿って駆
動する駆動部材と、前記撮影レンズ鏡筒を撮影レンズ鏡
筒を撮影時の位置にしっかりと係合保持する保持部材と
を備えたことにより、沈胴に際しては、前記保持部材の
係合を解除し、前記駆動部材の駆動力を撮影レンズ鏡筒
ユニットの外径よりも内側で伝達し、該ユニットを沈胴
位置までくり込むことで、沈胴時のカメラの厚み及び大
きさをこれまでになく小さく成し、持ち運びに便利な高
倍率ズーム・コンパクトカメラを実現することを可能と
した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレンズ鏡筒を有するカメラの鏡筒部分
の分解斜視図、第2図は該レンズ鏡筒内に塔載されてい
るステッピングモータの正面図、第3図乃至第5図は該
!t′WJ部分の種々の状態における断面図、第6図及
び′s7図は該レンズ鏡筒における沈胴と繰り出しとを
説明するための図、第8図及び第9図は該レンズ鏡筒内
の動力伝達機構の説明図、第10図乃至第12図は本発
明の別の実施例の説明図、第13図乃至第16図は従来
のズームカメラの沈胴機構の説明図である。 1・・・−群鏡筒    2・・・三群カムリング3・
・・シャッター地板 4・・・三群ホルダー5・・・−
群カムリング 6・・・直進ガイド7・・・ギア   
   8・・・ギア9〜11・・・植設ビン 12〜1
3・・・ガイドバー15.16・・・ガイドバー 18・・・ヘリコイド軸 35・・・ギア担持板35a
、35b・・・固定軸  35c、35d・・・ヘリコ
イド孔36a、37a・・・ヘリコイド軸 38.37・・・ギア  38・・・固定鏡筒39・・
・カメラ本体  40・・・リングギア43・・・バヨ
ネットリング 化4名 第 図 8 第 6 図 第 図 4 第 8 図 第 図 第 0 図 第 1 図 第 2 図 第 4 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 撮影レンズを保持する撮影レンズ鏡筒を撮影時の位
    置と沈胴時の位置との間で撮影光軸に沿って駆動する駆
    動部材を有し、該駆動部材はその駆動力を前記撮影レン
    ズ鏡筒の外径よりも内側において伝達するとともに、前
    記撮影レンズ鏡筒を撮影時の位置に係合保持する保持部
    材を備えて成ることを特徴とするズームレンズ鏡筒。
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