JPH04254839A - ズームレンズ付カメラ - Google Patents
ズームレンズ付カメラInfo
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- JPH04254839A JPH04254839A JP1638391A JP1638391A JPH04254839A JP H04254839 A JPH04254839 A JP H04254839A JP 1638391 A JP1638391 A JP 1638391A JP 1638391 A JP1638391 A JP 1638391A JP H04254839 A JPH04254839 A JP H04254839A
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- lens
- lens barrel
- barrel
- camera body
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- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 5
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Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ鏡筒がカメラ本体
に沈胴する方式のズームレンズ付カメラに関するもので
ある。
に沈胴する方式のズームレンズ付カメラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近、ズームレンズ機構を搭載したレン
ズ非交換型のコンパクトカメラが市販されており、例え
ば図11に示すようなものが知られている。
ズ非交換型のコンパクトカメラが市販されており、例え
ば図11に示すようなものが知られている。
【0003】図11に示したカメラは、前後群の撮影光
学系を一本のカム筒201と直進カム202により位置
規制して、連続的に変化する焦点距離に両レンズ群を位
置決めするようにしており、前記カムリング201の外
周後部にギア201aを形成し、該ギア201aを動力
源からの駆動力を伝えるギア203で駆動しズーミング
を行うという構成となっている。
学系を一本のカム筒201と直進カム202により位置
規制して、連続的に変化する焦点距離に両レンズ群を位
置決めするようにしており、前記カムリング201の外
周後部にギア201aを形成し、該ギア201aを動力
源からの駆動力を伝えるギア203で駆動しズーミング
を行うという構成となっている。
【0004】図11に示した構成においては、前記カム
リング201及び直進カム202を含む鏡筒全体を沈胴
させるため、前記直進カム202に植設されたビン20
4’と摺動自在に係合する沈胴用カムリング205及び
沈胴用直進カム204により鏡筒の沈胴を行うという動
作が可能になる。
リング201及び直進カム202を含む鏡筒全体を沈胴
させるため、前記直進カム202に植設されたビン20
4’と摺動自在に係合する沈胴用カムリング205及び
沈胴用直進カム204により鏡筒の沈胴を行うという動
作が可能になる。
【0005】図11に示した従来のズーミング動作機構
には次のような問題があった。
には次のような問題があった。
【0006】(a)前記カムリング201に設けられた
外周ギア部201aが鏡筒の沈胴時に前記沈胴用の直進
カム204の内周部に干渉しないようにするためには該
カム204及びカムリング205の径を大きくする必要
があるが、カム204及びカムリング205を大きくす
るとカメラが大きくなってしまう。
外周ギア部201aが鏡筒の沈胴時に前記沈胴用の直進
カム204の内周部に干渉しないようにするためには該
カム204及びカムリング205の径を大きくする必要
があるが、カム204及びカムリング205を大きくす
るとカメラが大きくなってしまう。
【0007】(b) 鏡筒が沈胴しても前記ギア203
とギア部201aの係合が保たれるようにするためには
カムリング201のギア部201aを201bに示すよ
うに延長することが必要であるが、延長したギア部20
1bを設けると、該ギア部が沈胴位置からくり出した状
態でもカメラの外部に露呈しないようにカメラの外装カ
バーで該ギア部201bを覆うことが必要となり、その
結果鏡筒部のカバー外径が大きくなってしまう。
とギア部201aの係合が保たれるようにするためには
カムリング201のギア部201aを201bに示すよ
うに延長することが必要であるが、延長したギア部20
1bを設けると、該ギア部が沈胴位置からくり出した状
態でもカメラの外部に露呈しないようにカメラの外装カ
バーで該ギア部201bを覆うことが必要となり、その
結果鏡筒部のカバー外径が大きくなってしまう。
【0008】(c) 上記(b) の場合と同じく、鏡
筒が沈胴位置からくり出した状態において前記カムリン
グ201が外部に露出してしまうことは、回転するカム
溝を有するカムリング201が外部から見えて美観を損
ねてしまうばかりでなく、カム溝からの光線もれが生じ
るという危険性を招くことになる。この危険性を防止す
るためには外装部206をカムリング201及び直進カ
ム202が沈胴からくり出した位置で覆いかくせるよう
に設けることが必要となるがそのような設計をした場合
、鏡筒ユニットは沈胴してもカメラ自体の厚みは従来品
よりも厚くなってしまうという矛盾が生じてしまう。
筒が沈胴位置からくり出した状態において前記カムリン
グ201が外部に露出してしまうことは、回転するカム
溝を有するカムリング201が外部から見えて美観を損
ねてしまうばかりでなく、カム溝からの光線もれが生じ
るという危険性を招くことになる。この危険性を防止す
るためには外装部206をカムリング201及び直進カ
ム202が沈胴からくり出した位置で覆いかくせるよう
に設けることが必要となるがそのような設計をした場合
、鏡筒ユニットは沈胴してもカメラ自体の厚みは従来品
よりも厚くなってしまうという矛盾が生じてしまう。
【0009】そこで本出願人は、このような問題を解決
するために、特願平1−320130号等に示すカメラ
を提案した。
するために、特願平1−320130号等に示すカメラ
を提案した。
【0010】このカメラのズームレンズ鏡筒は、その構
造を簡単に説明すると、3群のレンズ群から構成され、
第1群、第2群レンズをカム筒の回転により位置制御し
、また第3群レンズを別の駆動機構により駆動して、こ
れら3つのレンズ群によりズーム動作を行わせると共に
、該第3群レンズをフォーカス用のレンズとして用いて
いる。そして、該カム筒の後端部内周面に形成した内歯
に噛合するギア列の入力ギアと、カメラ本体に設けたズ
ーム駆動機構の出力ギアとが、レンズ鏡筒の繰り出し位
置で連結することにより、ズーム駆動力を該カム筒に伝
達するようにしている。
造を簡単に説明すると、3群のレンズ群から構成され、
第1群、第2群レンズをカム筒の回転により位置制御し
、また第3群レンズを別の駆動機構により駆動して、こ
れら3つのレンズ群によりズーム動作を行わせると共に
、該第3群レンズをフォーカス用のレンズとして用いて
いる。そして、該カム筒の後端部内周面に形成した内歯
に噛合するギア列の入力ギアと、カメラ本体に設けたズ
ーム駆動機構の出力ギアとが、レンズ鏡筒の繰り出し位
置で連結することにより、ズーム駆動力を該カム筒に伝
達するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ズーム駆動機
構を構成する入力ギアと出力ギアとは、レンズ鏡筒の沈
胴時に非連結状態となって、これらギアがカメラの持ち
運び等において回転し位相ずれを招き、撮影のためにレ
ンズを繰り出した際、ギアの連結がスムーズに行えない
虞があった。
構を構成する入力ギアと出力ギアとは、レンズ鏡筒の沈
胴時に非連結状態となって、これらギアがカメラの持ち
運び等において回転し位相ずれを招き、撮影のためにレ
ンズを繰り出した際、ギアの連結がスムーズに行えない
虞があった。
【0012】また、出力ギアの動力を分岐してズームフ
ァインダーの駆動源として用いることができないという
問題が発生する。これは入力ギアと出力ギアの位相が狂
うと、ファインダーのレンズを出力ギアから分岐して公
知の手段で駆動するカムの位相がずれるためである。
ァインダーの駆動源として用いることができないという
問題が発生する。これは入力ギアと出力ギアの位相が狂
うと、ファインダーのレンズを出力ギアから分岐して公
知の手段で駆動するカムの位相がずれるためである。
【0013】本発明の目的は、前記の如き問題を生ずる
ことのないズームレンズ付カメラを提供することにある
。
ことのないズームレンズ付カメラを提供することにある
。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を実現する
ためのズームレンズ付カメラの構成は、複数のレンズ群
のレンズ位置を制御してズーミング動作を行わせるため
のズーム操作部材を含むレンズ鏡筒をカメラ本体内に収
容した沈胴位置から該カメラ本体前方の撮影待機位置に
繰り出しさせる沈胴用駆動機構と、該カメラ本体に対し
て該レンズ鏡筒を撮影待機位置に位置決め保持する該カ
メラ本体に取り付けられた光軸回りに回転可能なバヨネ
ット部材と、該レンズ鏡筒が撮影待機位置に繰り出され
た状態で該レンズ鏡筒側に設けられた該ズーム操作部材
に駆動力を伝達するための入力ギアとカメラ本体に設け
られた出力ギアとの連結によりズーム駆動力を該ズーム
操作部材に伝達するズーム駆動力伝達機構と、該入力ギ
アが該出力ギアと連結する直前位置まで繰り出される間
該入力ギアと係合する該カメラ本体に設けられた入力ギ
ア回転禁止部材と、該レンズ鏡筒の撮影待機位置への位
置決め保持及び沈胴のために該位置決め保持を解除する
該バヨネット部材の回転動作により、該出力ギアと係脱
して該出力ギアの回転を保証、禁止するロック部材とを
有することを特徴とする。
ためのズームレンズ付カメラの構成は、複数のレンズ群
のレンズ位置を制御してズーミング動作を行わせるため
のズーム操作部材を含むレンズ鏡筒をカメラ本体内に収
容した沈胴位置から該カメラ本体前方の撮影待機位置に
繰り出しさせる沈胴用駆動機構と、該カメラ本体に対し
て該レンズ鏡筒を撮影待機位置に位置決め保持する該カ
メラ本体に取り付けられた光軸回りに回転可能なバヨネ
ット部材と、該レンズ鏡筒が撮影待機位置に繰り出され
た状態で該レンズ鏡筒側に設けられた該ズーム操作部材
に駆動力を伝達するための入力ギアとカメラ本体に設け
られた出力ギアとの連結によりズーム駆動力を該ズーム
操作部材に伝達するズーム駆動力伝達機構と、該入力ギ
アが該出力ギアと連結する直前位置まで繰り出される間
該入力ギアと係合する該カメラ本体に設けられた入力ギ
ア回転禁止部材と、該レンズ鏡筒の撮影待機位置への位
置決め保持及び沈胴のために該位置決め保持を解除する
該バヨネット部材の回転動作により、該出力ギアと係脱
して該出力ギアの回転を保証、禁止するロック部材とを
有することを特徴とする。
【0015】
【実施例】図1乃至図10は本発明によるズームレンズ
付カメラの一実施例を示す。
付カメラの一実施例を示す。
【0016】本実施例によるカメラに装備されているズ
ームレンズは、図3に示す第1群レンズL1 、第2群
レンズL2 、第3群レンズL3 の3群構成のレンズ
で、第1群レンズL1 と第2群レンズL2 及び第3
群レンズL3 とによりズーミング動作を行い、また第
3群レンズL3 によりフォーカシング動作を行うリア
フォーカス方式を採用し、ズーム及びフォーカス動作を
モータ駆動により行い、非撮影時にはこれらレンズ群を
カメラ本体39内に収容する沈胴方式を採用している。
ームレンズは、図3に示す第1群レンズL1 、第2群
レンズL2 、第3群レンズL3 の3群構成のレンズ
で、第1群レンズL1 と第2群レンズL2 及び第3
群レンズL3 とによりズーミング動作を行い、また第
3群レンズL3 によりフォーカシング動作を行うリア
フォーカス方式を採用し、ズーム及びフォーカス動作を
モータ駆動により行い、非撮影時にはこれらレンズ群を
カメラ本体39内に収容する沈胴方式を採用している。
【0017】図1に示すカメラの要部分解斜視図におい
て、1は先端部1aに第1群レンズを保持している第1
群レンズ鏡筒、2は該鏡筒1の内周面に回転可能に嵌合
している第2群レンズ用カムリング、3は第2群レンズ
を保持するとともに公知のシャッターユニットを保持し
ているシャッター地板、4は第3群レンズを保持してい
る第3群ホルダー、5は第1群レンズ鏡筒(第1群レン
ズ)1の撮影光軸方向の位置を規定するための第1群カ
ムリング、6は第1群カムリング5の外周面に相対回転
可能に嵌合するとともに第1群レンズ鏡筒1を撮影光軸
方向にのみ直進移動させるための軸方向溝6aが内周面
に形成されている直進ガイドである。
て、1は先端部1aに第1群レンズを保持している第1
群レンズ鏡筒、2は該鏡筒1の内周面に回転可能に嵌合
している第2群レンズ用カムリング、3は第2群レンズ
を保持するとともに公知のシャッターユニットを保持し
ているシャッター地板、4は第3群レンズを保持してい
る第3群ホルダー、5は第1群レンズ鏡筒(第1群レン
ズ)1の撮影光軸方向の位置を規定するための第1群カ
ムリング、6は第1群カムリング5の外周面に相対回転
可能に嵌合するとともに第1群レンズ鏡筒1を撮影光軸
方向にのみ直進移動させるための軸方向溝6aが内周面
に形成されている直進ガイドである。
【0018】第1群カムリング5の後端部5aの内周面
には不図示の内歯ギアが取付けられており、該内歯ギア
にはギア7が噛み合い、さらにギア7には、ギア8が噛
み合っており、ギア8はカメラ本体39の支軸39eに
回転可能に軸支されているギア50と噛合している。ギ
ア7、8は後記するギア担持板35の固定軸35a、3
5bにそれぞれ回転自在に軸支され、ギア8とギア50
とが噛合した状態(レンズ鏡筒が繰り出された状態)に
おいて、不図示のズームモータからの駆動力がギア50
を介してギア8を回転し、第1群カムリング5に伝達さ
れる。
には不図示の内歯ギアが取付けられており、該内歯ギア
にはギア7が噛み合い、さらにギア7には、ギア8が噛
み合っており、ギア8はカメラ本体39の支軸39eに
回転可能に軸支されているギア50と噛合している。ギ
ア7、8は後記するギア担持板35の固定軸35a、3
5bにそれぞれ回転自在に軸支され、ギア8とギア50
とが噛合した状態(レンズ鏡筒が繰り出された状態)に
おいて、不図示のズームモータからの駆動力がギア50
を介してギア8を回転し、第1群カムリング5に伝達さ
れる。
【0019】なお、第1群カムリング5は前述の直進ガ
イド6の内周面に回動自在に保持されているが、リング
5の外周面に植設されたピン9が直進ガイド6の周方向
溝6bに挿入されているため、第1群カムリング5は光
軸方向に移動することはできず、光軸の回りを回転する
。
イド6の内周面に回動自在に保持されているが、リング
5の外周面に植設されたピン9が直進ガイド6の周方向
溝6bに挿入されているため、第1群カムリング5は光
軸方向に移動することはできず、光軸の回りを回転する
。
【0020】一方、第1群レンズ鏡筒1の外周面にはピ
ン10が植設されており、このピン10はカムリング5
のカム溝5b内に相対摺動可能に挿入される共に、直進
ガイド6の軸方向溝6aにも相対摺動可能に挿入されて
おり、従って第1群レンズ鏡筒1はカム溝5bによって
光軸方向の位置を制御されるようになっている。
ン10が植設されており、このピン10はカムリング5
のカム溝5b内に相対摺動可能に挿入される共に、直進
ガイド6の軸方向溝6aにも相対摺動可能に挿入されて
おり、従って第1群レンズ鏡筒1はカム溝5bによって
光軸方向の位置を制御されるようになっている。
【0021】不図示の駆動源からの動力を前記ギア8が
受けて回転を始めるとギア7が回転し、この回転力がカ
ムリング5の内歯ギアに伝達されてカムリング5が回転
を始める。第1群レンズ鏡筒1に植設されたピン10は
カム溝5bおよび軸方向溝6a内で相対摺動可能となっ
ているので、カムリング5が回転するとカム溝5bの光
軸方向の変位量分だけ第1群レンズ鏡筒1が光軸方向に
駆動され、その結果、第1群レンズのズーミング移動が
行われる。
受けて回転を始めるとギア7が回転し、この回転力がカ
ムリング5の内歯ギアに伝達されてカムリング5が回転
を始める。第1群レンズ鏡筒1に植設されたピン10は
カム溝5bおよび軸方向溝6a内で相対摺動可能となっ
ているので、カムリング5が回転するとカム溝5bの光
軸方向の変位量分だけ第1群レンズ鏡筒1が光軸方向に
駆動され、その結果、第1群レンズのズーミング移動が
行われる。
【0022】次に第2群レンズのズーミング機構及び動
作について説明する。第2群レンズ用カムリング2は第
1群レンズ鏡筒1の内周面に回動自在に保持され、その
後端部2aに植設されたピン11は第1群レンズ鏡筒1
の周方向溝1b内に相対摺動自在に挿入されると共に、
カムリング5の光軸方向の溝5c内にも相対摺動自在に
挿入されている。
作について説明する。第2群レンズ用カムリング2は第
1群レンズ鏡筒1の内周面に回動自在に保持され、その
後端部2aに植設されたピン11は第1群レンズ鏡筒1
の周方向溝1b内に相対摺動自在に挿入されると共に、
カムリング5の光軸方向の溝5c内にも相対摺動自在に
挿入されている。
【0023】従ってカムリング5が回転を始めると、第
1群レンズ鏡筒1が光軸に沿って移動するが、第2群レ
ンズ用カムリング2はその光軸方向の動きを植設ピン1
1により第1群レンズ鏡筒1の周方向溝1bによって規
制されているため、カムリング2は第1群レンズ鏡筒1
と一体となって光軸方向へ移動する。さらに植設ピン1
1はカムリング5の溝5cによりその回転方向の動きが
カムリングに対して規制されているので、カムリング5
が回転すると第2群レンズ用カムリング2は第1群レン
ズ鏡筒1と一体で光軸方向へ移動すると同時に、カムリ
ング5と同一角度の回転を行う。
1群レンズ鏡筒1が光軸に沿って移動するが、第2群レ
ンズ用カムリング2はその光軸方向の動きを植設ピン1
1により第1群レンズ鏡筒1の周方向溝1bによって規
制されているため、カムリング2は第1群レンズ鏡筒1
と一体となって光軸方向へ移動する。さらに植設ピン1
1はカムリング5の溝5cによりその回転方向の動きが
カムリングに対して規制されているので、カムリング5
が回転すると第2群レンズ用カムリング2は第1群レン
ズ鏡筒1と一体で光軸方向へ移動すると同時に、カムリ
ング5と同一角度の回転を行う。
【0024】第1群レンズ鏡筒1は、その内部に光軸と
平行に固着された2本のガイドバー12及び13を有し
ている。一方のガイドバー12はシャッター地板3の孔
3aに摺動可能に挿入されており、ガイドバー12に嵌
装された圧縮バネ14がシャッター地板3を光軸と平行
に後方へ(図1で右向き)付勢している。他方のガイド
バー13はシャッター地板3の外周縁の切り欠き溝3b
に嵌合されており、これにより該地板3に前記ガイドバ
ー13を中心とする回動が生じないようになっている。 従って、地板3は光軸と平行な動きのみが可能である。
平行に固着された2本のガイドバー12及び13を有し
ている。一方のガイドバー12はシャッター地板3の孔
3aに摺動可能に挿入されており、ガイドバー12に嵌
装された圧縮バネ14がシャッター地板3を光軸と平行
に後方へ(図1で右向き)付勢している。他方のガイド
バー13はシャッター地板3の外周縁の切り欠き溝3b
に嵌合されており、これにより該地板3に前記ガイドバ
ー13を中心とする回動が生じないようになっている。 従って、地板3は光軸と平行な動きのみが可能である。
【0025】シャッター地板3は、シャッター羽根32
及び33、羽根押え34、等の部品と共に公知のシャッ
ターユニット31を構成しており、シャッター地板3に
は後述の第3群レンズ駆動用のステッピングモータ19
0とシャッター羽根駆動用のモータSMとが取付けられ
ている。また、シャッター地板3にはピン3cが植設さ
れ、該ピン3cは前述の第2群レンズ用カムリング2の
カム面2bに係合している。
及び33、羽根押え34、等の部品と共に公知のシャッ
ターユニット31を構成しており、シャッター地板3に
は後述の第3群レンズ駆動用のステッピングモータ19
0とシャッター羽根駆動用のモータSMとが取付けられ
ている。また、シャッター地板3にはピン3cが植設さ
れ、該ピン3cは前述の第2群レンズ用カムリング2の
カム面2bに係合している。
【0026】シャッター地板3は前記圧縮バネ14によ
り光軸方向に沿って後向きに付勢されているため該ピン
3cは第2群レンズ用カムリング2のカム面2bに該バ
ネ14の力で圧接されている。従って前記カムリング5
が回転されると前述のように第2群レンズ用カムリング
2も回転され、第2群レンズを保持したシャッター地板
3が該カム面2bによって光軸方向に動かされることに
より、第2群レンズのズーミング動作が起こる。なお、
上述のように、シャッター地板3は光軸前方向に圧縮バ
ネ14の力に抗して移動することが可能であるから、沈
胴に際しては、シャッター地板3を光軸に沿って前方へ
移動させることにより、第1群レンズと第2群レンズの
間隔を狭めることが出来るようになっている。
り光軸方向に沿って後向きに付勢されているため該ピン
3cは第2群レンズ用カムリング2のカム面2bに該バ
ネ14の力で圧接されている。従って前記カムリング5
が回転されると前述のように第2群レンズ用カムリング
2も回転され、第2群レンズを保持したシャッター地板
3が該カム面2bによって光軸方向に動かされることに
より、第2群レンズのズーミング動作が起こる。なお、
上述のように、シャッター地板3は光軸前方向に圧縮バ
ネ14の力に抗して移動することが可能であるから、沈
胴に際しては、シャッター地板3を光軸に沿って前方へ
移動させることにより、第1群レンズと第2群レンズの
間隔を狭めることが出来るようになっている。
【0027】次に第3群レンズの移動機構と動作とにつ
いて説明する。
いて説明する。
【0028】第3群レンズを保持している第3群ホルダ
ー4には光軸対称位置に3群ガイドバー15,16が光
軸と平行を成すように固着されている。
ー4には光軸対称位置に3群ガイドバー15,16が光
軸と平行を成すように固着されている。
【0029】一方のガイドバー15にはその外周部に圧
縮バネ17が嵌装されると共にシャッター地板3の孔3
c’に摺動自在に嵌合されている。該バネ17は第3群
ホルダー4を光軸方向後向きに付勢しており、後述のヘ
リコイド軸18とメスヘリコイド筒との螺合部分におけ
るバックラッシュや減速ギア列のバックラッシュを少く
させる役目を果たしている。他方のガイドバー16は前
記地板の切り欠き溝3dに係合しており、該ホルダー4
が前記ガイドバー17を中心とする回転を起こさぬよう
になっている。さらに前記ホルダー4にはガイドバー1
5及び16と平行に配置されたヘリコイド軸18が突設
されており、該ヘリコイド軸18はギア19と一体のメ
スヘリコイド筒に螺合しているので該ギア19を回転さ
せることによって前記第3群ホルダー4を光軸方向に移
動させることができる。
縮バネ17が嵌装されると共にシャッター地板3の孔3
c’に摺動自在に嵌合されている。該バネ17は第3群
ホルダー4を光軸方向後向きに付勢しており、後述のヘ
リコイド軸18とメスヘリコイド筒との螺合部分におけ
るバックラッシュや減速ギア列のバックラッシュを少く
させる役目を果たしている。他方のガイドバー16は前
記地板の切り欠き溝3dに係合しており、該ホルダー4
が前記ガイドバー17を中心とする回転を起こさぬよう
になっている。さらに前記ホルダー4にはガイドバー1
5及び16と平行に配置されたヘリコイド軸18が突設
されており、該ヘリコイド軸18はギア19と一体のメ
スヘリコイド筒に螺合しているので該ギア19を回転さ
せることによって前記第3群ホルダー4を光軸方向に移
動させることができる。
【0030】190は周方向に4極に分極された、永久
磁石ロータ20を有する公知のステッピングモーターで
あり、第2図には該モーターの正面図が示されている。 ヨーク21及び23はボビン25と共に一つの磁路を形
成し、また、ヨーク22及び24はボビン26と共にも
う一つの磁路を形成している。
磁石ロータ20を有する公知のステッピングモーターで
あり、第2図には該モーターの正面図が示されている。 ヨーク21及び23はボビン25と共に一つの磁路を形
成し、また、ヨーク22及び24はボビン26と共にも
う一つの磁路を形成している。
【0031】27は前記永久磁石ロータ20に固設され
た中心軸28の先端部を回転可能に位置決めするための
嵌合穴27aを有したマグネットカバーである。前記中
心軸28の他端28aはシャッター地板3に設けられた
貫通穴3eに回転自在に保持され、前述のマグネットカ
バー27との間で支持されている。さらに軸端28aは
シャッター地板3の裏側に突出し、その出力を伝達する
ためのピニオン29がその貫通端部に固着されている。
た中心軸28の先端部を回転可能に位置決めするための
嵌合穴27aを有したマグネットカバーである。前記中
心軸28の他端28aはシャッター地板3に設けられた
貫通穴3eに回転自在に保持され、前述のマグネットカ
バー27との間で支持されている。さらに軸端28aは
シャッター地板3の裏側に突出し、その出力を伝達する
ためのピニオン29がその貫通端部に固着されている。
【0032】以上のような構成のステッピングモーター
190においては、前述のボビン25及び26に巻かれ
たコイルに通電を行うことによってヨーク21〜24を
励磁し、適宜該通電の位相を切り換えることで永久磁石
ロータ20が回転し、その出力がピニオン29に伝達さ
れる。ピニオン29が回転を始めると順次減速ギア列3
0が回転し、メスヘリコイド筒と一体のギア19が回転
を始める。この回転により、ヘリコイド軸18が光軸方
向に駆動されて、第3群ホルダー4の光軸方向移動、即
ち第3群レンズのズーミング動作が行われる。
190においては、前述のボビン25及び26に巻かれ
たコイルに通電を行うことによってヨーク21〜24を
励磁し、適宜該通電の位相を切り換えることで永久磁石
ロータ20が回転し、その出力がピニオン29に伝達さ
れる。ピニオン29が回転を始めると順次減速ギア列3
0が回転し、メスヘリコイド筒と一体のギア19が回転
を始める。この回転により、ヘリコイド軸18が光軸方
向に駆動されて、第3群ホルダー4の光軸方向移動、即
ち第3群レンズのズーミング動作が行われる。
【0033】なお本実施例のレンズ系は、前述したよう
にピント補正すなわちAF(オートフォーカス)が第3
群レンズにより行われるリアフォーカスタイプの撮影レ
ンズを構成しているため、第3群レンズは前述ズーミン
グ動作の他にピント補正のレンズ位置制御も行うが、駆
動原理は上述の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。
にピント補正すなわちAF(オートフォーカス)が第3
群レンズにより行われるリアフォーカスタイプの撮影レ
ンズを構成しているため、第3群レンズは前述ズーミン
グ動作の他にピント補正のレンズ位置制御も行うが、駆
動原理は上述の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。
【0034】35は直進ガイド6の後端に固定されたギ
ア担持板であり、該ギア担持板35にはギア7を回転自
在に軸支する固定軸35aとギア8を回転自在に軸支す
る固定軸35bとが突設されると共に、後述のヘリコイ
ド軸36aに螺合するねじ孔即ちメスヘリコイド孔35
cと、ヘリコイド軸37aに螺合するメスヘリコイド孔
35dが光軸と平行に貫設されている。なお、このメス
ヘリコイド孔35c及び35dの位置は鏡筒1の外径よ
りも小さい径の円周上にあり、メスヘリコイド孔35c
及び35dに螺合するヘリコイド軸36a及び37aが
他の部材とぶつからぬように該孔35c及び35dの位
置が決められている。35eはシャッター地板3に衝突
するストッパーピンである。
ア担持板であり、該ギア担持板35にはギア7を回転自
在に軸支する固定軸35aとギア8を回転自在に軸支す
る固定軸35bとが突設されると共に、後述のヘリコイ
ド軸36aに螺合するねじ孔即ちメスヘリコイド孔35
cと、ヘリコイド軸37aに螺合するメスヘリコイド孔
35dが光軸と平行に貫設されている。なお、このメス
ヘリコイド孔35c及び35dの位置は鏡筒1の外径よ
りも小さい径の円周上にあり、メスヘリコイド孔35c
及び35dに螺合するヘリコイド軸36a及び37aが
他の部材とぶつからぬように該孔35c及び35dの位
置が決められている。35eはシャッター地板3に衝突
するストッパーピンである。
【0035】38はカメラ本体39に固定されている固
定鏡筒で、直進ガイド6が光軸方向に沿って移動可能に
挿入されている。直進ガイド6内には図3に示されるよ
うに第1群カムリング5、第1群レンズ鏡筒1、第2群
レンズ用カムリング2、がこの順に外側から内側へ嵌装
され、第2群レンズ用カムリング2の内側にはシャッタ
ー地板3を含むシャッターユニット31が配置され、該
シャッターユニット31よりも更に後方には第3群ホル
ダー4が配置される共に、直進ガイド6の後端に取付け
られたギア担持板35が配置されている。
定鏡筒で、直進ガイド6が光軸方向に沿って移動可能に
挿入されている。直進ガイド6内には図3に示されるよ
うに第1群カムリング5、第1群レンズ鏡筒1、第2群
レンズ用カムリング2、がこの順に外側から内側へ嵌装
され、第2群レンズ用カムリング2の内側にはシャッタ
ー地板3を含むシャッターユニット31が配置され、該
シャッターユニット31よりも更に後方には第3群ホル
ダー4が配置される共に、直進ガイド6の後端に取付け
られたギア担持板35が配置されている。
【0036】直進ガイド6,第1群カムリング5,第1
群レンズ鏡筒1、第2群レンズ用カムリング2、シャッ
ターユニット31、第3群ホルダー4、ギア担持板35
は固定鏡筒38内を光軸方向に沿って移動可能となって
おり、これらの主要七部材で構成されるユニットを本明
細書では撮影レンズ鏡筒ユニットと称する。
群レンズ鏡筒1、第2群レンズ用カムリング2、シャッ
ターユニット31、第3群ホルダー4、ギア担持板35
は固定鏡筒38内を光軸方向に沿って移動可能となって
おり、これらの主要七部材で構成されるユニットを本明
細書では撮影レンズ鏡筒ユニットと称する。
【0037】直進ガイド6の外周面には軸方向突条6f
が突設されており、該突条6fは固定鏡筒38の内周面
に刻設されている軸方向溝(図示せず)に相対摺動可能
に嵌合しているので直進ガイド6は回転することなく固
定鏡筒38内を軸方向に沿って動くことができる。
が突設されており、該突条6fは固定鏡筒38の内周面
に刻設されている軸方向溝(図示せず)に相対摺動可能
に嵌合しているので直進ガイド6は回転することなく固
定鏡筒38内を軸方向に沿って動くことができる。
【0038】直進ガイド6の後端には大径のフランジ部
6gが形成されており、該フランジ部6gの外周面には
後述のバヨネットリング43の回転により撮影レンズ鏡
筒ユニットの光軸方向位置を定めるための突起6c及び
6d並びに6e(図6参照)が突設されており、この突
起6c及び6d並びに6eは後述のバヨネットリング4
3に係合するようになっている。
6gが形成されており、該フランジ部6gの外周面には
後述のバヨネットリング43の回転により撮影レンズ鏡
筒ユニットの光軸方向位置を定めるための突起6c及び
6d並びに6e(図6参照)が突設されており、この突
起6c及び6d並びに6eは後述のバヨネットリング4
3に係合するようになっている。
【0039】カメラ本体39の内部には、ギア50の回
転を規制するロック装置、ギア担持板35及び直進ガイ
ド6を光軸と平行に前進及び後退させるための動力伝達
機構、ギア8を回転させるための駆動力をギア50を介
して伝達するための動力伝達機構、バヨネットリング4
3を回転させ直進ガイド6の保持並びにギア50のロッ
クを解除してズーミング駆動力が鏡筒ユニットに伝達可
能とするための動力伝達機構が収容されている。また、
カメラ本体39のレンズ収納用孔39cの内周壁面には
、レンズユニットの沈胴時にギア8の歯が係合する突条
39fが設けられ、鏡筒ユニットが前進、後進及び収納
状態においてギア担持板35に支持され、ギア50との
噛合によりカムリング5に回転力を伝達するためのギア
8の歯部に係合することでギア8の回転を禁止し、ズー
ム機構の位相ずれを防止することができるようになって
いる。
転を規制するロック装置、ギア担持板35及び直進ガイ
ド6を光軸と平行に前進及び後退させるための動力伝達
機構、ギア8を回転させるための駆動力をギア50を介
して伝達するための動力伝達機構、バヨネットリング4
3を回転させ直進ガイド6の保持並びにギア50のロッ
クを解除してズーミング駆動力が鏡筒ユニットに伝達可
能とするための動力伝達機構が収容されている。また、
カメラ本体39のレンズ収納用孔39cの内周壁面には
、レンズユニットの沈胴時にギア8の歯が係合する突条
39fが設けられ、鏡筒ユニットが前進、後進及び収納
状態においてギア担持板35に支持され、ギア50との
噛合によりカムリング5に回転力を伝達するためのギア
8の歯部に係合することでギア8の回転を禁止し、ズー
ム機構の位相ずれを防止することができるようになって
いる。
【0040】これらの動力伝達機構は、図1に示すリン
グギア40、リングギア40の内歯に噛み合う2個のギ
ア36及び37、該ギア36及び37のそれぞれと一体
に形成されたヘリコイド軸36a及び37a、外周面の
1部にギア部43d等が形成されたバヨネットリング4
3等で構成されており、図1乃至図9を参照して説明す
る。
グギア40、リングギア40の内歯に噛み合う2個のギ
ア36及び37、該ギア36及び37のそれぞれと一体
に形成されたヘリコイド軸36a及び37a、外周面の
1部にギア部43d等が形成されたバヨネットリング4
3等で構成されており、図1乃至図9を参照して説明す
る。
【0041】図1に示されるように、カメラ本体39に
は前記の撮影レンズ鏡筒ユニットを収容しうる孔39c
が設けられ、該孔39cの最奥部の端面には、図3に示
すように、ギア36の端面の凹部に嵌合するギア支持軸
39aと、ギア37の端面の凹部に嵌合するギア支持軸
39bと、が突設されており、該軸39aによってギア
36が定位置で回転可能に支持されると共に軸39bに
よってギア37が定位置で回転可能に支持されている。
は前記の撮影レンズ鏡筒ユニットを収容しうる孔39c
が設けられ、該孔39cの最奥部の端面には、図3に示
すように、ギア36の端面の凹部に嵌合するギア支持軸
39aと、ギア37の端面の凹部に嵌合するギア支持軸
39bと、が突設されており、該軸39aによってギア
36が定位置で回転可能に支持されると共に軸39bに
よってギア37が定位置で回転可能に支持されている。
【0042】ギア36及びギア37はそれぞれヘリコイ
ド軸36a及びヘリコイド軸37aと一体に成形された
ヘリコイド付きギアであり、ヘリコイド軸36aはギア
担持板35のメスヘリコイド孔35c(ねじ孔)に螺合
し、ヘリコイド軸37aはギア担持板35のメスヘリコ
イド孔35d(ねじ孔)に螺合している。
ド軸36a及びヘリコイド軸37aと一体に成形された
ヘリコイド付きギアであり、ヘリコイド軸36aはギア
担持板35のメスヘリコイド孔35c(ねじ孔)に螺合
し、ヘリコイド軸37aはギア担持板35のメスヘリコ
イド孔35d(ねじ孔)に螺合している。
【0043】ギア36及び37に噛み合うリングギア4
0は外周面に外歯40aが形成されると共に内周面に内
歯40bが形成されているギアであり、該ギア40の内
歯40bにギア36とギア37とが噛み合っている。
0は外周面に外歯40aが形成されると共に内周面に内
歯40bが形成されているギアであり、該ギア40の内
歯40bにギア36とギア37とが噛み合っている。
【0044】リングギア40は、図3に示されるように
、カメラ本体39の撮影レンズ鏡筒ユニット収容孔39
cの最奥部の位置において回転可能に配置されると共に
、それ自身の内歯40bにギア36及び37が噛み合っ
ており、また、リングギア40の外歯40aにはギア4
8が噛み合っている。該ギア48はカメラ本体39の上
面にあけられた窓から外部へ突出しており、該ギア48
には不図示の駆動源で回転される不図示のギアが噛み合
っている。
、カメラ本体39の撮影レンズ鏡筒ユニット収容孔39
cの最奥部の位置において回転可能に配置されると共に
、それ自身の内歯40bにギア36及び37が噛み合っ
ており、また、リングギア40の外歯40aにはギア4
8が噛み合っている。該ギア48はカメラ本体39の上
面にあけられた窓から外部へ突出しており、該ギア48
には不図示の駆動源で回転される不図示のギアが噛み合
っている。
【0045】リングギア40及びギア36並びに37を
軸方向に移動させないように、ヘリコイド軸36aに遊
嵌する孔41aを有したギア押さえ板41と、ヘリコイ
ド軸37aに遊嵌する孔42aを有したギア押さえ板4
2と、がそれぞれヘリコイド軸36a及び37aに嵌装
され、該押さえ板41及び42をギア36及び37並び
にリングギア40の端面に面して配置すると共に該押さ
え板41及び42をカメラ本体39にビス等で締結して
いる。
軸方向に移動させないように、ヘリコイド軸36aに遊
嵌する孔41aを有したギア押さえ板41と、ヘリコイ
ド軸37aに遊嵌する孔42aを有したギア押さえ板4
2と、がそれぞれヘリコイド軸36a及び37aに嵌装
され、該押さえ板41及び42をギア36及び37並び
にリングギア40の端面に面して配置すると共に該押さ
え板41及び42をカメラ本体39にビス等で締結して
いる。
【0046】カメラ本体39の孔39cの開口縁には座
ぐり部39dが形成されており、該座ぐり部39dには
前記のバヨネットリング43が回転可能に配置される。 バヨネットリング43の外周面の一部にはギア部43d
が形成されており、該ギア部43dには該バヨネットリ
ング43を回動させるためのギア47が噛み合っている
。バヨネットリング43には3ケ所の段部43a,43
b,43cが形成され、各段部にはバヨネットリング4
3を軸線方向に移動させぬようにバネ性の接片を有した
バヨネットリング押さえ板44〜46が係合しており、
該押さえ板44〜46はカメラ本体39の端面にビス等
で締結されている。これらのバヨネットリング押さえ板
44〜46の設置位置は直進ガイド6の3個の突起6c
,6d,6eに対応している。
ぐり部39dが形成されており、該座ぐり部39dには
前記のバヨネットリング43が回転可能に配置される。 バヨネットリング43の外周面の一部にはギア部43d
が形成されており、該ギア部43dには該バヨネットリ
ング43を回動させるためのギア47が噛み合っている
。バヨネットリング43には3ケ所の段部43a,43
b,43cが形成され、各段部にはバヨネットリング4
3を軸線方向に移動させぬようにバネ性の接片を有した
バヨネットリング押さえ板44〜46が係合しており、
該押さえ板44〜46はカメラ本体39の端面にビス等
で締結されている。これらのバヨネットリング押さえ板
44〜46の設置位置は直進ガイド6の3個の突起6c
,6d,6eに対応している。
【0047】また、バヨネットリング43にはギア部4
3dの付近に光軸方向に延びるロック係脱用の突起43
n、43oが形成されており、これら突起43n、43
o間に後記するロック板301の作動片301bが挿入
されている。
3dの付近に光軸方向に延びるロック係脱用の突起43
n、43oが形成されており、これら突起43n、43
o間に後記するロック板301の作動片301bが挿入
されている。
【0048】301は、カムリング5に回転力を伝達す
るためにカメラ本体39に設けられたギア50の歯部と
係合してギア50の回転を禁止するためのロック板で、
バヨネットリング43の前部に配置されており、一体的
に形成された作動片301bがバヨネットリング43の
突起43n、43o間に位置する。ロック板301は図
10に示すように、カメラ本体39に植設した二対のガ
イド軸302間に矢印方向に摺動可能に装着されている
。また、カメラ本体39に植設されたバネ支持ピン30
4に支持され、一端がカメラ本体39に植設されたバネ
止めピン304aに係止されているロックバネ303の
他端部がロック板301に係止されることにより、ロッ
ク板301の先端部に形成された係合片301aが常時
ギア50の歯部に係合するように付勢されている。
るためにカメラ本体39に設けられたギア50の歯部と
係合してギア50の回転を禁止するためのロック板で、
バヨネットリング43の前部に配置されており、一体的
に形成された作動片301bがバヨネットリング43の
突起43n、43o間に位置する。ロック板301は図
10に示すように、カメラ本体39に植設した二対のガ
イド軸302間に矢印方向に摺動可能に装着されている
。また、カメラ本体39に植設されたバネ支持ピン30
4に支持され、一端がカメラ本体39に植設されたバネ
止めピン304aに係止されているロックバネ303の
他端部がロック板301に係止されることにより、ロッ
ク板301の先端部に形成された係合片301aが常時
ギア50の歯部に係合するように付勢されている。
【0049】したがって、バヨネットリング43が、図
10において反時計方向に回転すると、バヨネットリン
グ43の突起43nがロック板301の作動片301b
と係合してロック板301を矢印a方向にスライドさせ
、ギア50とロック板301との係合を解除する。逆に
バヨネットリング43が時計方向に回転すると、ロック
バネ303のバネ力と突起43との係合による押圧力と
によりロック板301が矢印b方向にスライドし、ロッ
ク板301の係合片301aがギア50の歯部に係合し
てギア50の回転を禁止する。
10において反時計方向に回転すると、バヨネットリン
グ43の突起43nがロック板301の作動片301b
と係合してロック板301を矢印a方向にスライドさせ
、ギア50とロック板301との係合を解除する。逆に
バヨネットリング43が時計方向に回転すると、ロック
バネ303のバネ力と突起43との係合による押圧力と
によりロック板301が矢印b方向にスライドし、ロッ
ク板301の係合片301aがギア50の歯部に係合し
てギア50の回転を禁止する。
【0050】次に、前記の如き構成において、撮影レン
ズ鏡筒ユニットが沈胴位置(図3の下半分に示されてい
る状態)から前方へ繰り出される場合の各部の動作を説
明する。
ズ鏡筒ユニットが沈胴位置(図3の下半分に示されてい
る状態)から前方へ繰り出される場合の各部の動作を説
明する。
【0051】不図示の沈胴用の駆動源によりギア48が
回転されると、リングギア40が回転され、該ギア40
に噛み合っているギア36及び37がそれぞれ同一方向
及び同一回転角だけ回転される。このため、ギア36及
び37と一体のヘリコイド軸36a及び37aが回転さ
れ、該軸36a及び37aに螺合しているギア担持板3
5は光軸と平行に前方へ動かされる。
回転されると、リングギア40が回転され、該ギア40
に噛み合っているギア36及び37がそれぞれ同一方向
及び同一回転角だけ回転される。このため、ギア36及
び37と一体のヘリコイド軸36a及び37aが回転さ
れ、該軸36a及び37aに螺合しているギア担持板3
5は光軸と平行に前方へ動かされる。
【0052】従って、ギア担持板35と一体の直進ガイ
ド6が固定鏡筒38内を前進し、直進ガイド6内に収容
された第1群レンズカムリング5、第1群レンズ鏡筒1
、第2群レンズ用カムリング2が直進ガイド6と一体と
なって前進する。この時、直進ガイド6の外周面に突設
された突条6fが固定鏡筒38の内周面の軸方向溝に嵌
った状態で直進ガイド6が前進するため、直進ガイド6
が回転することはない。
ド6が固定鏡筒38内を前進し、直進ガイド6内に収容
された第1群レンズカムリング5、第1群レンズ鏡筒1
、第2群レンズ用カムリング2が直進ガイド6と一体と
なって前進する。この時、直進ガイド6の外周面に突設
された突条6fが固定鏡筒38の内周面の軸方向溝に嵌
った状態で直進ガイド6が前進するため、直進ガイド6
が回転することはない。
【0053】また、この前進過程において第1群レンズ
用鏡筒1に固着されたガイドバー12上のバネ14の作
用によって第1群レンズ鏡筒1とシャッター地板3及び
第3群レンズとの間隔が広がるため、第1群レンズと第
2群レンズとの間隔も徐々に広がっていく。これは第3
群レンズホルダ4から光軸後方へ突設された突起(不図
示)が押え板41に当接しこれにより前記バネ力を受け
ているためである。そして、シャッター地板3の後面に
ギア担持板35の突出ピン35eが突き当った後は、第
3群ホルダー4の突起(不図示)が押さえ板41から離
れ第1群レンズと第2群レンズとの間隔は一定のままで
該鏡筒ユニットが固定鏡筒38から繰り出されてゆく。
用鏡筒1に固着されたガイドバー12上のバネ14の作
用によって第1群レンズ鏡筒1とシャッター地板3及び
第3群レンズとの間隔が広がるため、第1群レンズと第
2群レンズとの間隔も徐々に広がっていく。これは第3
群レンズホルダ4から光軸後方へ突設された突起(不図
示)が押え板41に当接しこれにより前記バネ力を受け
ているためである。そして、シャッター地板3の後面に
ギア担持板35の突出ピン35eが突き当った後は、第
3群ホルダー4の突起(不図示)が押さえ板41から離
れ第1群レンズと第2群レンズとの間隔は一定のままで
該鏡筒ユニットが固定鏡筒38から繰り出されてゆく。
【0054】該鏡筒ユニットの繰り出しが終りに近づく
と該鏡筒ユニットはバヨネットリング43をくぐり抜け
た位置に達し、直進ガイド6の後端のフランジ部6gが
固定鏡筒38の孔38aに嵌り込み、直進ガイド6は固
定鏡筒38内でフランジ部6gで支持される。この時の
状態を示したのが図6である。
と該鏡筒ユニットはバヨネットリング43をくぐり抜け
た位置に達し、直進ガイド6の後端のフランジ部6gが
固定鏡筒38の孔38aに嵌り込み、直進ガイド6は固
定鏡筒38内でフランジ部6gで支持される。この時の
状態を示したのが図6である。
【0055】該鏡筒ユニット繰り出しのための動力供給
が遮断されると(すなわち、ギア48の回転が停止する
と)、該ユニットは停止する。この時、バヨネットリン
グ押さえ板44,45,46は直進ガイド6の3個の突
起6c,6d,6eをそれぞれ光軸後方へ戻そうとする
力を発生するはずであるが、突起6c,6d,6eに対
応するバヨネットリング43の部分には、図1に見られ
るような段部43a,43b,43cがあるため、該バ
ヨネットリング押さえ板は該段部で係止を受け、鏡筒ユ
ニットはその後端部がバヨネットリング43をくぐりぬ
けた位置、 つまり図6に示したバヨネットリング4
3の前端面よりもさらに前方にユニット後端部が位置し
た状態で停止する。
が遮断されると(すなわち、ギア48の回転が停止する
と)、該ユニットは停止する。この時、バヨネットリン
グ押さえ板44,45,46は直進ガイド6の3個の突
起6c,6d,6eをそれぞれ光軸後方へ戻そうとする
力を発生するはずであるが、突起6c,6d,6eに対
応するバヨネットリング43の部分には、図1に見られ
るような段部43a,43b,43cがあるため、該バ
ヨネットリング押さえ板は該段部で係止を受け、鏡筒ユ
ニットはその後端部がバヨネットリング43をくぐりぬ
けた位置、 つまり図6に示したバヨネットリング4
3の前端面よりもさらに前方にユニット後端部が位置し
た状態で停止する。
【0056】この状態において、図示しない駆動源から
の動力がギア47に伝達され、該ギア47は時計方向へ
の回転を始める。
の動力がギア47に伝達され、該ギア47は時計方向へ
の回転を始める。
【0057】従ってバヨネットリング43は反時計方向
への回転を始める。該バヨネットリングが回転すると、
バヨネットリング押さえ板44,45,46のバネ力に
係止を行っていた段部43a,43b,43cも回転す
るため、その係止は解除され、バヨネットリング押さえ
板44,45,46は直進ガイド6の突起6c,6d,
6eを光軸後方へ押圧する力を発生し始める。しかしこ
の時すでにバヨネットリング43はある角度回転してい
るので、直進ガイド6の突起6c,6d,6eはバヨネ
ットリングの部分43e,43f,43gに前記押圧力
により圧接される。
への回転を始める。該バヨネットリングが回転すると、
バヨネットリング押さえ板44,45,46のバネ力に
係止を行っていた段部43a,43b,43cも回転す
るため、その係止は解除され、バヨネットリング押さえ
板44,45,46は直進ガイド6の突起6c,6d,
6eを光軸後方へ押圧する力を発生し始める。しかしこ
の時すでにバヨネットリング43はある角度回転してい
るので、直進ガイド6の突起6c,6d,6eはバヨネ
ットリングの部分43e,43f,43gに前記押圧力
により圧接される。
【0058】さらにバヨネットリング43の回転が続く
と、今度は、バヨネットリングに設けられた切り起こし
のカム43h,43i,43jにより直進ガイド6の突
起6c,6d,6eはその後端面をカムに押され、前記
押圧力に打ち勝ってさらに光軸前方へのユニットの繰り
出しがなされる。
と、今度は、バヨネットリングに設けられた切り起こし
のカム43h,43i,43jにより直進ガイド6の突
起6c,6d,6eはその後端面をカムに押され、前記
押圧力に打ち勝ってさらに光軸前方へのユニットの繰り
出しがなされる。
【0059】その後前記突起6c,6d,6eが、バヨ
ネットリング43の前記カム面43h,43i,43j
の延長上に設けられた前記前端面と平行な平面部43k
,43l,43mに乗り上げ状態になると駆動源からの
動力が遮断されるが、乗り上げ前後に突起43nがロッ
ク板301の作動片301bと係合し、ロック板301
をギア50との係合を解除する矢印a方向に移動させ、
ギア50の回転を可能にする。ここまでの動きが完了し
た状態の要部正面図を示したのが図7である。この状態
までで、鏡筒ユニットは沈胴位置からの繰り出しを完了
して撮影待機位置にしっかりと係止される共に、ロック
板301によるギア50のロック状態が解除され、不図
示の駆動源によりギア50、ギア8を介してズーム機構
の動作が可能となる。この時の鏡筒内の状態が図3の上
半分に示されている。
ネットリング43の前記カム面43h,43i,43j
の延長上に設けられた前記前端面と平行な平面部43k
,43l,43mに乗り上げ状態になると駆動源からの
動力が遮断されるが、乗り上げ前後に突起43nがロッ
ク板301の作動片301bと係合し、ロック板301
をギア50との係合を解除する矢印a方向に移動させ、
ギア50の回転を可能にする。ここまでの動きが完了し
た状態の要部正面図を示したのが図7である。この状態
までで、鏡筒ユニットは沈胴位置からの繰り出しを完了
して撮影待機位置にしっかりと係止される共に、ロック
板301によるギア50のロック状態が解除され、不図
示の駆動源によりギア50、ギア8を介してズーム機構
の動作が可能となる。この時の鏡筒内の状態が図3の上
半分に示されている。
【0060】図8及び図9はカムリング5の回転駆動を
行うギア8と、図示されない駆動源からの動力を受けて
回転するギア50が、前述した沈胴からの繰り出し動作
により連結される状態、及びバヨネットリング43によ
りギア50のロックが係脱される状態を説明するための
要部断面図及び平面図である。
行うギア8と、図示されない駆動源からの動力を受けて
回転するギア50が、前述した沈胴からの繰り出し動作
により連結される状態、及びバヨネットリング43によ
りギア50のロックが係脱される状態を説明するための
要部断面図及び平面図である。
【0061】図8は沈胴位置から繰り出されてくる途中
の状態であり、まだこの状態ではギア8はカメラ本体3
9の孔39cに形成された突条39fとの係合によって
位置規制を受け、ギア8の回転禁止状態が保持されたま
まであり、まだギア50 との連結が行われていない
状態である。その後さらに鏡筒ユニットの繰り出しが行
われて、図9及び図10に示すように、ギア8と突条3
9fとの係合が外れる直前に、ギア8とギア50の連結
が開始される。これは、図8に示すように、ギア8の歯
厚fよりも、カメラ本体のバヨネットリングが乗る面か
らギア50の底面までの長さgの方が小さく、つまりf
>gとなしているからである。ギア8とギア50とはそ
れぞれ突条39f及びロック板301に位置規制された
状態、すなわち前の噛合状態の歯車位相を保持した状態
で連結が行われるので、繰り出し時にギア8とギア50
とはスムーズに噛合することになる。
の状態であり、まだこの状態ではギア8はカメラ本体3
9の孔39cに形成された突条39fとの係合によって
位置規制を受け、ギア8の回転禁止状態が保持されたま
まであり、まだギア50 との連結が行われていない
状態である。その後さらに鏡筒ユニットの繰り出しが行
われて、図9及び図10に示すように、ギア8と突条3
9fとの係合が外れる直前に、ギア8とギア50の連結
が開始される。これは、図8に示すように、ギア8の歯
厚fよりも、カメラ本体のバヨネットリングが乗る面か
らギア50の底面までの長さgの方が小さく、つまりf
>gとなしているからである。ギア8とギア50とはそ
れぞれ突条39f及びロック板301に位置規制された
状態、すなわち前の噛合状態の歯車位相を保持した状態
で連結が行われるので、繰り出し時にギア8とギア50
とはスムーズに噛合することになる。
【0062】この状態でバヨネットリング43が回動し
て、その突起43nとロック板301の作動片301b
とが係合し、更にバヨネットリング43の回動によりロ
ック板301が矢印a方向にスライドすると、ギア50
との係合が外れてギア50の回転を可能となり、ズーミ
ング機構の作動が可能となる。逆に沈胴時は場よねとリ
ング43の逆方向の回動により、バヨネットリングの突
起43nとロック板301の作動片301bとの係合が
外れ、ロック板50がロックバネ303の付勢力により
矢印b方向にスライドし、係合片301aがギア50の
歯部に係合し、さらにその回動の最終段階において、突
起43oが作動片301bに係合ししロック板301を
ロック位置に強固に位置規制することで、ギア50の歯
部がロック板301の係合片301aによりガタなくロ
ックされることになる。
て、その突起43nとロック板301の作動片301b
とが係合し、更にバヨネットリング43の回動によりロ
ック板301が矢印a方向にスライドすると、ギア50
との係合が外れてギア50の回転を可能となり、ズーミ
ング機構の作動が可能となる。逆に沈胴時は場よねとリ
ング43の逆方向の回動により、バヨネットリングの突
起43nとロック板301の作動片301bとの係合が
外れ、ロック板50がロックバネ303の付勢力により
矢印b方向にスライドし、係合片301aがギア50の
歯部に係合し、さらにその回動の最終段階において、突
起43oが作動片301bに係合ししロック板301を
ロック位置に強固に位置規制することで、ギア50の歯
部がロック板301の係合片301aによりガタなくロ
ックされることになる。
【0063】沈胴位置からの繰り出しが完了した状態で
は、第1群,第2群,第3群レンズは撮影位置にはなく
、この後、カメラは前述の駆動手段によりカムリング5
をある角度だけ回転させる。そうすると第1群レンズは
図4中、光軸より下側に示したWIDE撮影位置まで繰
り出される。従って、第1群レンズと第2群レンズは圧
縮バネ14の作用によりさらにその間隔を増し、第2群
レンズはシャッター地板3の植設ピン3cが第2群レン
ズ用カムリング2のカム面2bに当接し、第1群レンズ
と同様、WIDE撮影位置に保持される。この時の撮影
レンズ部の要部断面を示したのが図4の光軸下側である
。また、図4において光軸上側は、鏡筒ユニットの沈胴
位置からの繰り出しが完了した状態であり、これは図3
中、光軸上側に示された状態と同じである。
は、第1群,第2群,第3群レンズは撮影位置にはなく
、この後、カメラは前述の駆動手段によりカムリング5
をある角度だけ回転させる。そうすると第1群レンズは
図4中、光軸より下側に示したWIDE撮影位置まで繰
り出される。従って、第1群レンズと第2群レンズは圧
縮バネ14の作用によりさらにその間隔を増し、第2群
レンズはシャッター地板3の植設ピン3cが第2群レン
ズ用カムリング2のカム面2bに当接し、第1群レンズ
と同様、WIDE撮影位置に保持される。この時の撮影
レンズ部の要部断面を示したのが図4の光軸下側である
。また、図4において光軸上側は、鏡筒ユニットの沈胴
位置からの繰り出しが完了した状態であり、これは図3
中、光軸上側に示された状態と同じである。
【0064】以上の状態までカムリング5を回転させた
のち、前述のごとく第3群レンズをステッピングモータ
ーユニット190により適当な位置まで駆動し、該撮影
レンズ系はWIDE撮影の準備を完了する。この時の撮
影レンズ部の要部断面を示したのが図5の光軸より上側
である。また、図5の光軸より下側は、ズーミングによ
りTELE位置に撮影レンズ系が配置された時の状態を
示しているが、ズーミング動作については先に詳述して
いるので省略する。
のち、前述のごとく第3群レンズをステッピングモータ
ーユニット190により適当な位置まで駆動し、該撮影
レンズ系はWIDE撮影の準備を完了する。この時の撮
影レンズ部の要部断面を示したのが図5の光軸より上側
である。また、図5の光軸より下側は、ズーミングによ
りTELE位置に撮影レンズ系が配置された時の状態を
示しているが、ズーミング動作については先に詳述して
いるので省略する。
【0065】また、鏡筒ユニットが繰り出された状態か
ら沈胴を行う際には、以上述べてきた沈胴からの繰り出
しにおける各部の動きが逆になされるだけであるのでそ
の詳細は省略する。
ら沈胴を行う際には、以上述べてきた沈胴からの繰り出
しにおける各部の動きが逆になされるだけであるのでそ
の詳細は省略する。
【0066】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
、レンズ鏡筒がカメラ本体内に収容されている沈胴状態
において、ズーム駆動用の伝達機構の連結を行う入力及
び出力ギアの回転が共に規制されるので、カメラの持ち
運び等によってカメラに振動が与えられても、これら両
ギアの切り離し時の位相関係が維持され、レンズ鏡筒の
繰り出し時にスムーズに入力及び出力ギアの連結が行え
る。
、レンズ鏡筒がカメラ本体内に収容されている沈胴状態
において、ズーム駆動用の伝達機構の連結を行う入力及
び出力ギアの回転が共に規制されるので、カメラの持ち
運び等によってカメラに振動が与えられても、これら両
ギアの切り離し時の位相関係が維持され、レンズ鏡筒の
繰り出し時にスムーズに入力及び出力ギアの連結が行え
る。
【0067】また、両ギアの切り離し時位相関係が維持
されるので、カメラ本体側出力ギアから出力分岐して、
ズームファインダーの駆動源等とすることも可能である
。
されるので、カメラ本体側出力ギアから出力分岐して、
ズームファインダーの駆動源等とすることも可能である
。
【図1】本発明によるズームレンズ付カメラの一実施例
を示す分解斜視図。
を示す分解斜視図。
【図2】図1に示すステッピングモーターの正面図。
【図3】図1に示すカメラの断面図。
【図4】図1に示すレンズ鏡筒の断面図。
【図5】図1に示すレンズ鏡筒の繰り出し状態と沈胴状
態とを示す断面図。
態とを示す断面図。
【図6】図1におけるバヨネットリングと第1群カムリ
ングとの関係を示す図。
ングとの関係を示す図。
【図7】図1におけるバヨネットリングと第1群カムリ
ングとの関係を示す図。
ングとの関係を示す図。
【図8】図1のギア8とギア50との連結を説明するた
めの図。
めの図。
【図9】図1のギア8とギア50との連結を説明するた
めの図。
めの図。
【図10】図1のロック機構を示す平面図。
【図11】従来の沈胴式ズームレンズ鏡筒の断面図。
1…第1群レンズ鏡筒 2…第2群レンズ用カムリン
グ3…シャッター地板 4…第3群ホルダー5…
第1群カムリング 6…直進ガイド7…ギア
8…ギア9〜11…植設ピン 12,13…ガイドバー 15,16…ガイドバー 18…ヘリコイド軸 35…ギア担持板35a,
35b…固定軸 35c,35d…ヘリコイド孔 36a,37a…ヘリコイド軸 36,37…ギア 38…固定鏡筒39…カ
メラ本体 39f…突条40…リングギア 43…バヨネットリング
グ3…シャッター地板 4…第3群ホルダー5…
第1群カムリング 6…直進ガイド7…ギア
8…ギア9〜11…植設ピン 12,13…ガイドバー 15,16…ガイドバー 18…ヘリコイド軸 35…ギア担持板35a,
35b…固定軸 35c,35d…ヘリコイド孔 36a,37a…ヘリコイド軸 36,37…ギア 38…固定鏡筒39…カ
メラ本体 39f…突条40…リングギア 43…バヨネットリング
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のレンズ群のレンズ位置を制御し
てズーミング動作を行わせるためのズーム操作部材を含
むレンズ鏡筒をカメラ本体内に収容した沈胴位置から該
カメラ本体前方の撮影待機位置に繰り出しさせる沈胴用
駆動機構と、該カメラ本体に対して該レンズ鏡筒を撮影
待機位置に位置決め保持する該カメラ本体に取り付けら
れた光軸回りに回転可能なバヨネット部材と、該レンズ
鏡筒が撮影待機位置に繰り出された状態で該レンズ鏡筒
側に設けられた該ズーム操作部材に駆動力を伝達するた
めの入力ギアとカメラ本体に設けられた出力ギアとの連
結によりズーム駆動力を該ズーム操作部材に伝達するズ
ーム駆動力伝達機構と、該入力ギアが該出力ギアと連結
する直前位置まで繰り出される間該入力ギアと係合する
該カメラ本体に設けられた入力ギア回転禁止部材と、該
レンズ鏡筒の撮影待機位置への位置決め保持及び沈胴の
ために該位置決め保持を解除する該バヨネット部材の回
転動作により、該出力ギアと係脱して該出力ギアの回転
を保証、禁止するロック部材とを有することを特徴とす
るズームレンズ付カメラ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1638391A JPH04254839A (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ズームレンズ付カメラ |
US08/111,396 US5950021A (en) | 1991-02-07 | 1993-08-25 | Camera with zoom lens |
US09/263,813 US6339682B1 (en) | 1991-02-07 | 1999-03-08 | Camera with zoom lens |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1638391A JPH04254839A (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ズームレンズ付カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04254839A true JPH04254839A (ja) | 1992-09-10 |
Family
ID=11914757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1638391A Pending JPH04254839A (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ズームレンズ付カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04254839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100378482B1 (ko) * | 2000-07-29 | 2003-03-29 | 삼성테크윈 주식회사 | 줌 카메라의 경통 조립체 |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP1638391A patent/JPH04254839A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100378482B1 (ko) * | 2000-07-29 | 2003-03-29 | 삼성테크윈 주식회사 | 줌 카메라의 경통 조립체 |
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