JP2004355002A - タレット用の伸張と収縮のカム面を異なる部品上に備えるカメラアセンブリ - Google Patents

タレット用の伸張と収縮のカム面を異なる部品上に備えるカメラアセンブリ Download PDF

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Abstract

【課題】比較的簡単に成型できる部品でカム面が設けられる改良されたカメラアセンブリを提供する。
【解決手段】光軸を画定する支持部24は、前方に伸びるカムフィンガ190を備え、該カムフィンガは前記光軸に対して傾斜する第1カム面192を有する。ガイド28は前部外周縁44を有し、前記支持部24とガイド28は各々個別の部品で、互いに連結される。ガイド28は前記カムフィンガを受けるノッチ194を備え、該ノッチは前記第1カム面と平行で且つ離れて位置する第2カム面196を有する。前記第1カム面と第2カム面とは、互いに対向する端部186,188によってカムスロット184を形成する。鏡筒は光軸に沿って前記支持部24に対して相対的に平行移動するが、鏡筒はスロット184内に嵌入し、該スロット184に沿って移動可能なカムフォロア180を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、写真技術およびカメラに関し、より詳細には、タレット用の伸張と収縮のカム面を異なる部品上に備えるカメラアセンブリに関する。
可動式鏡筒は、一般に、スロット、溝、または、持ち上がったリブの形のカム面を含む。カム面は、鏡筒が伸張および収縮されて内部レンズ構造を移動する時に、ピンまたは他のカムフォロアが追従する面である。米国特許第6,369,956号明細書(特許文献1)は、溝が可動部品の爪によってなぞられるズーム鏡筒の例を示し、米国特許第4,937,609号明細書(特許文献2)は、内部レンズ部品の不均一なカム面をなぞるカムフォロアに応じて、内部光学部品が、光学パスの内部と外部に旋回するカメラレンズの例を示す。
米国特許第5,225,939号明細書(特許文献3)と第6,369,956号明細書(特許文献1)は、固定支持部の前方に伸びた部分をガイド面として用いて、レンズ部品の線形移動を案内することを開示する。
一回限定使用のカメラ、再利用可能なカメラ、および低価格の再利用可能なカメラは、一般に、コストを削減するため、プラスチック成型部品を利用する。実用上の制限は、部品が複雑になること、その結果、必要な型枠が複雑になりコストがかさむことである。米国特許第5,225,939号明細書(特許文献3)は、非常に複雑な形状で一体型に形成されたズームレンズチューブを有する鏡筒を開示する。このチューブは、カム面として機能する、一体型に形成されたリブを備える。
米国特許第6,369,956号明細書 米国特許第4,937,609号明細書 米国特許第5,225,939号明細書
したがって、比較的簡単に成型できる部品でカム面が設けられる改良されたカメラアセンブリを提供することが求められる。
本発明は、請求項によって定義される。より広い側面において、本発明は、光学軸を画定する支持部を有するカメラアセンブリを提供する。支持部は、前方に伸びるカムフィンガを備える。カムフィンガは、光学軸に平行な仮想線に対して傾斜する第1カム面を持つ。ガイドは、前記支持部から離れて位置する前部外周縁を備える。支持部とガイドは、互いに連結されるそれぞれ独立した部品である。ガイドは、前記カムフィンガを受けるノッチを備える。ノッチは、前記第1カム面と平行で、前記第1カム面から離れて位置する第2カム面を持つ。これらのカム面は、第1と第2の対向する端部を持つカムスロットを画定する。鏡筒は、光学軸に沿って、内側位置と外側位置の間で選択的に、支持部に対して平行移動する。鏡筒は、前記スロット内に伸び、該スロットに沿って前記両端部の間で移動可能なカムフォロアを備える。
本発明の効果は、第1方向に移動する時は、カムフォロアが一の部品に形成されたカム面をなぞり、反対方向である第2方向に移動する時は、前記カムフォロアが別の部品に形成されたカム面をなぞる、改良されたカメラアセンブリが提供されることである。
本発明の前述および他の特性、目的、およびそれらを実現する方法は、本発明の実施形態に関する後述の説明を添付の図面と共に参照することによって、より明瞭になり、本発明そのものについて、より適切に理解されるであろう。
ここでは、「固定」とその類似の用語は、不動であって変化しない物理的位置または物理的関係という観念で用いられる。「カメラアセンブリ」の用語は、ここでは、完成した状態のカメラ、または、他の部品と組み立てられて完全なカメラを形成することができる、カメラの不完全なサブユニットを表すために用いられる。「カメラアセンブリ」は、ここで、完全な一回限定使用カメラと、一回限定使用カメラのサブアセンブリとを含む包括的表現である。「カメラアセンブリ」という用語における「カメラ」という言葉は、特定のカメラアセンブリで実現できる用途を限定するものではない。たとえば、レンズ系を含む「カメラアセンブリ」は、双眼鏡の構成部品としての同アセンブリの用途を含むものである。説明の便宜上、カメラアセンブリは、概して、完成品であるカメラの個別機能に関連する、より描写的な名称によって表現される。
ここで、特に、図1から図4を参照しながら説明する。カメラ10は、前面カバー16と背面カバー18を備えたシェル内に保持されるフレームアセンブリ12を有する。フレームアセンブリ12は、フレーム20を含み、このフレーム20に他のいくつかのカメラ構成部品が取り付けられる。ここで開示する実施形態において、前述の構成部品の1つは、フレーム20に連結される支持部24を含むレンズモジュール22である。
支持部24は、マウント26と、該マウント26に連結されるガイド28を有する。支持部24は、フレーム20に対して、恒久的に取り付けられても、あるいは、可逆的に取り外し可能であることもできる。後者は、一回限定使用のカメラを再利用する際に便利である。取り付け方式は、重要ではない。支持部24は、フック30と、対応するフック掛け(図示せず)とによってフレーム20にフック留めできる。他のタイプの留め金具も利用できる。支持部24は、フレーム20に接着することも、あるいは、摩擦力による嵌め合いや他の手段によって保持されることもできる。フレーム20と支持部24、またはフレーム20とマウント26は、必要に応じて、1個のプラスチック成型部品に形成されても、あるいは、それぞれが1個のプラスチック成型部品であってもよい。
カメラ10は、画像を取り込んで保存する取込装置32を含む。使用される取込装置32の種類は、重要ではない。取込装置32は、写真フィルムに画像を取り込める。この場合は、フレーム20が1組の対向するチャンバ(個別には図示されていない)を持つと都合がよい。フィルムは、1方のチャンバから他方のチャンバに取込面(図示せず)を超えて巻き取られる。フィルム関連の装備(図示せず)、たとえば、フィルム搬送部34などは、当業者に周知の方法で供給できる。
電子式取込装置は、写真フィルムが電子式撮像装置(図示せず)に取り替えられたものである。撮像装置は、電子式メモリを含む制御システムによって制御される。取り込まれた画像は、メモリに格納されて、前記制御システムで処理される。このような電子式取込装置の特性は、当業者にとって周知のものである。
フラッシュユニット36および当業者に周知の他のカメラ部品も、カメラ10に搭載できる。フラッシュユニット36と他の構成部品は、フレーム20に装着されるか、あるいは、フレーム20とカバー16,18との間に保持される。
支持部24は、光学軸38を画定する。ガイド28は、光学軸38に沿ってマウント26から前方に延び、光学軸38と整列して設けられる中央通路を取り囲む。「取り囲む」とその類似の用語は、広い意味で使用されるもので、円形形状、または隙間や開口部のない構造を暗示するものでも、または、これらに限定されるものでもない。ここに記載された実施形態において、中央通路40は、断面が略円形である。前述と同様の考慮事項が、同様の特性の他の形状を有する実施形態にも適用されることは、理解されるであろう。ガイド28は、フレーム20に隣接する後部外周縁42と、該後部外周縁42の反対側の前部外周縁44と、を有する。
マウント26は、前方を向いた浅型のカップ(図3〜図7を参照)で、ガイド28を受け取る。マウント26の中央開口部46は、望ましくない光を遮断してフレアを削減する遮蔽構造体48で縁取りされる。ガイド28は、マウント26に対して、スナップ留めまたは接着されるか、あるいは、マウント26と固定関係に締結される。マウント26およびガイド28は、従来、2つの部品として設けられるが、単一の部品として設けることもできる。
鏡筒50は、中央通路40に沿った双方向移動が可能で、光学軸38の軸線上を、収縮位置から伸張位置まで複数の中間位置を通って移動できる。この移動が直線状に成されると共に、ガイド28が、光学軸38の廻りでの鏡筒50の回転を防ぐことが好ましい。鏡筒50は、鏡筒50の伸張位置と収縮位置において完全にガイド28内に収まるように設けられる。あるいは、伸張位置において、または伸張位置と収縮位置の両方においてガイド28から突出することもできる。本発明は、ここでは、鏡筒50が、伸張位置と収縮位置において完全にガイド28内に収容される実施形態に関連して概説される。前面カバー16は、光学軸38と位置合わせされたカバー開口部52を除いてガイド28を覆う。別の選択肢として、鏡筒50は、伸張位置、または伸張と収縮の両位置においてガイド28から突出できるが、この場合は、前面カバー16の開口部52の外縁が、鏡筒50を取り囲む(図示せず)。
次に、図8〜図12、および図33〜図35を参照して説明する。鏡筒50の伸張位置と収縮位置は、それぞれ、前部レスト54と後部レスト56によって画定される。レスト54,56は、光学軸38に沿って互いに離れ、それぞれが中央通路40の境界となる。鏡筒50は、第1接触面と第2接触面58,60を有する。伸張位置では、第1接触面58が前部レスト54に載る。収縮位置では、第2接触面が後部レスト56に載る。
図8〜図10、および図33〜図35は、前部レスト54の一実施形態を示す図である。図11〜図12は、別の実施形態を示す図である。後部レスト56は、必要に応じて、前部レスト54と同様であっても、異なっていてもよい。図8〜図10、および図33〜図35の実施形態において、前部レスト54は、ガイド28の前部外周縁44に連結される移動止め部材62aの内面の一部である(この実施形態について、下記に詳述する)。
図11〜図12の実施形態において、前部レスト54は、前部外周縁44の内部に伸びる1組の突起またはポスト64である。調整可能なレストを設ける代わりに、必要に応じて、前部外周縁44のねじ穴付き開口から伸びるボルトを利用できる。図11〜図12において、鏡筒50の第1接触面58は平坦である。別の選択肢として、第1接触面58は、図33〜図35に示されるように、ピンの上または他の構造体上に設けることもできる(詳細は後述する)。前部外周縁44と第1接触面58は、その一方または両方が、突起などを備えることができる。あるいは、その一方または両方が平坦であってもよい。
第1接触面および第2接触面58,60それぞれと、対応する前部外周縁および後部外終縁44,42との接触は、三脚状、すなわち、3点接触である。たとえば、3つの突起64は、図11〜図12の実施形態で設けることができる。3点接触はぐらつきの恐れを少なくする他、接触する領域を削減する。このことは、製造における精密な部品位置合わせをより簡略化する。
図1〜図3、および図8〜図10を参照して、いくつかの実施形態について説明する。ツイストリング66は、ガイド28に取り付けられる。ツイストリング66は、ガイド28を取り囲むか、あるいは、ガイド28の周囲の少なくとも一部に伸びる。ツイストリング66が鏡筒50と機械的に噛み合うため、ツイストリング66の回転により、伸張位置と収縮位置の間で、鏡筒50が光学軸38に沿って移動する。ツイストリング66は、ガイド28の前部外周縁44と、移動止め部材62aの少なくとも一方、または他の部品によって、軸方向の定位置に捕捉される(図5と図8を参照)。ツイストリング66と鏡筒50の機械的結合は、カム方式の伸張収縮機構である。他の方式の伸張収縮機構も利用できる。たとえば、ツイストリング66と鏡筒50は、歯車列や、カムスロットまたは溝に乗るピンなどによって連結できる。
鏡筒50は、図3〜図4に示すように、支持構造として機能する移動部68と、該移動部68の前端を閉じるキャップ70とを含む。移動部68とキャップ70は、それぞれが1個のプラスチック成型部品であってよい。図示された実施形態において、移動部68は、追随部72を含み、更に、光学軸38に垂直な方向に伸びる横断壁74と、該横断壁74を囲む環状外壁76と、を備える。横断壁74は、光学軸38と位置合わせされた中央開口部または主アパーチャ78を備える。
特定の実施形態において、追随部72は、鏡筒50の主要部82から外に向かって突き出る3つのトラックフォロア80を有する。トラックフォロア80は、移動部68の廻りに等間隔に配置できる。この配置は、支持部24に対する移動部68の傾斜を防止するのに役立つ。トラックフォロア80は、それぞれ、間隔の離れた1組のポスト84を有する。ツイストリング66は、移動部68の追随部72を受ける追随区画86と、移動部68の拘束部を備えており、ツイストリング66が右向き配置と左向き配置の間で回転されると、移動部68が、光学軸38に沿って、前後に移動する。
ツイストリング66の追随区画86は、光学軸38を中心とした螺旋形状を描く1組の内部トラック88である。各トラック88は、移動部68のトラックフォロア80のうち、それぞれ固有の1つを受ける。特定の実施形態において、トラック88は、ツイストリング66の環状壁90から光学軸38に向かって伸びる螺旋リブである。トラック88は、各トラックフォロア80のポスト84の間に挟まれる。別の選択肢として、トラック88は、トラックフォロア80を受け入れる溝、または平行なフェンスの組み合わせで構成できる。この場合、トラックフォロア80は、溝の内部または平行なフェンスの間に収まるように構成される。鏡筒50の伸張収縮機構の特性とツイストリング66の伸張収縮機構の特性は交換可能で、たとえば、ポスト84は、鏡筒50ではなくツイストリング66に設けられてもよい。
トラックフォロア80は、ガイド28内の対応するスロット92を介してトラック88まで伸びる。スロット92は、それぞれ、光学軸38と平行に伸びる。図示された実施形態では、3つのスロット92と、それらに対応する3つのトラック88が存在する。トラックフォロア80は、ツイストリング66が回転した時に、トラック88に沿って摺動する。トラックフォロア80が支持部24のスロット92に保持されるため、鏡筒50は、光学軸38に沿って内側および外側に向かって線形に移動する。
第1接触面と第2接触面58,60は、移動部68の部分である。図33〜図35に示された実施形態において、第1接触面と第2の接触面58,60は、トラックフォロア80のポスト84の向き合った部分である。
図11〜図12の実施形態において、第1接触面と第2接触面58,60は、移動部68の前面と背面の一部である。この実施形態において、ツイストリング66は存在しない。代わりに、移動部の往復運動は、該移動部68のポスト208を受ける旋回可能なリンク202を用いて行われる。このリンク202は、カメラ外部から到達できる回転可能ノブまたは同様の機構(図示せず)に対して固定関係(移動不能)に連結される。追随部72とガイド28のスロット92は、前述と同様、またはより単純な形で配置できる。本実施形態では、追随部のみが、移動部68の移動中の案内と中心出しを提供する。簡素化の例としては、スロット92がガイド28から完全には延長されないように、スロット92の深さを制限し、トラックフォロア80内のポスト84の数を削減することが考えられる。
一部の実施形態において、鏡筒50は、収縮位置と伸張位置のみで用いるように設定され、中間位置での利用には対応していない。中間位置においては、後述するように、バイアス部94が、鏡筒50の中間位置での停止を妨害する。このため、鏡筒50が中間位置にある時、移動部68は、おおよその整列状態よりも正確に光学軸38と一致する位置に維持されることを要しない。ガイド28は、このおおよその整列状態を提供する。また、ガイド28は、収縮位置と伸張位置においては、光学軸38との緊密な整列状態に移動部68を保持する。
特に、図33〜図35を参照して説明する。トラックフォロア80は、ツイストリング66のトラック88とガイド28のスロット92とに緩く保持される。ツイストリング66は、ガイド28上に緩く嵌合する。各トラックフォロア80の位置は、それぞれのトラック88とスロット92によって決まる。スロット92内のトラックフォロア80とガイド28上のツイストリング60の緩い嵌合は、収縮位置と伸張位置の間の移動部68の移動中に、ツイストリング66と移動部68が、光学軸38に対して角度的不整合に陥ることを許す。この緩い嵌合は、低い精度で製造コストを削減するという点で有利である。移動部68が傾斜するのは、収縮位置と伸張位置の間での移動部68の中間位置に限られるため、この精度の低さは問題にはならない。収縮位置と伸張位置において、移動部68の各接触面58,60は、それぞれのレスト54,56と噛み合った状態にある。前述したように、レスト54,56と、それぞれの接触面58,60との間に3点接触を提供することは、ガイド28に対して移動部68が傾斜する危険を更に削減することに役立つ。
ツイストリング66とトラック88の緩い嵌合は、移動部68の何らかの他の動作を許容する。トラックフォロア80は、光学軸38の廻りで、ガイド28の各スロット92に対して前後に若干旋回できる。この動作は、無視できるものである。移動部68に設けられた光学部品(後述)は、光学軸38廻りの回転に関して、均一な特性を持つことができる。移動部68は、また、光学軸38と平行な方向における位置合わせ不良を起こす恐れがある。この平行方向の位置合わせ不良は、移動部68の外壁76とガイド28の中央通路40とを精度良く寸法決めすることで削減できる。この寸法関係は、ガイド28全体に適応できる。あるいは、移動部68が収縮位置および伸張位置で進入する部分であるガイド28の前部と後部のみに適応してもよい。
図4、および図13〜図19を参照して説明する。タレット96は、移動部68に配設されて、移動部68に支持される。タレット96は、移動部68に乗って、収縮位置と伸張位置の間で移動する。タレット96は、1つまたは2つの後部光学部品座98,99を有する。座98,99は、それぞれ、アパーチャ100,102を環状に囲む。タレット96は、旋回軸104を中心として、移動部68に対して旋回できる。この旋回軸104は、移動部68から伸びたもので、光学軸38と平行である。タレット96の旋回は、図8と図17に示される、アパーチャ100の1つが光学軸38と整列する第1位置と、図10と図18に示される、アパーチャ100が光学軸38から離れ、第2アパーチャ102が存在する場合は、第2アパーチャ102が移動部68の中央開口部78と整列する第2位置の間でなされる。
ここで開示される実施形態において、タレット96は、移動部68の外壁76と光学軸38の間に配置される。この配置は、一回限定使用カメラにとって都合の良いもので、前面および背面カバー16,18が除去される再利用段階において、外壁76により、タレット96を衝撃などから保護できる。
前部レンズ部品106は、光学軸38と整列する位置において、中央開口部78を覆って移動部68内に取り付けられる。任意の構成として、1つ以上の追加の光学部品(図示せず)が移動部68に配置される。ここで開示される実施形態では、第1タレットレンズ部品108が、第1後部アパーチャ100の上で第1後部光学部品座98内に設けられる。第2タレットレンズ部品110は、第2後部アパーチャ102の上で第2後部光学部品座99内に設けられる。前部レンズ部品と後部レンズ部品106,108,110と、他のレンズ部品(存在する場合)とで、光を取込面に案内する撮像レンズ系を構成する。後部レンズ部品108,110は、それぞれ、タレット96の第1位置と第2位置において光学軸38と整列する。
図33〜図35に示される実施形態において、前部レンズ部品106と第1タレットレンズ部品108とで第1複レンズになり、前部レンズ部品106と第2タレットレンズ部品110とで第2複レンズになる。第1後部レンズ部品と第2後部レンズ部品108,110は、異なる光学的パワーを備えており、第1複レンズと第2複レンズの異なる焦点距離、または焦点長さを提供する。タレット96のレンズ部品に加えて、あるいはその代用として他の光学部品を設けることもできる。
図4、図13〜図16、および図41〜図44を参照しながら、いくつかの実施形態について説明する。シャッタ112は、横断壁74とタレット96の間で移動部68内に設けられる。シャッタ112は、移動部68と共に、光学軸38に沿って前後に移動する。シャッタ112は、通常、該シャッタ112が中央開口部76を隙間なく覆う閉状態にある。
シャッタ112は、フレーム20に取り付けられるシャッタレリーズ116を含むシャッタ機構114の一部である。シャッタレリーズ116は、シャッタ112を一時的に開くために、ユーザが開放できる。単葉インパクトシャッタは、中央開口部76が遮断される閉位置と、中央開口部76が開かれる開位置の間で、移動部68に対して旋回することが示されている。
シャッタ112は、シャッタ駆動レバー118によって駆動される。シャッタ駆動レバー118は、フィルム搬送部34によって駆動されて、係合状態になる。デジタルカメラには、使用する撮像装置によって異なるが、単純な機構で駆動される同様のシャッタ、他の機械式シャッタ、または、シャッタとして機能する撮像装置の内部電子機器回路と制御システムを利用できる。
フィルム搬送部34は、回転のためにフレーム20の先端角部の近くに取り付けられるサムホイールと計量ホイール120の組み合わせを含む。ホイール120の一部は、背面カバー18を超えて伸びており、カメラ作業者が触れることができる。必要に応じて、ユーザによって直接駆動される代わりに、巻き上げノブ、レバー、電気モータ、または他の同様の装置で駆動することもできる。
写真フィルム122は、まず、一方のフィルムチャンバ(図示せず)内のコイルに巻かれ、取込面(図41に矢印121で指示)を超えてもう一方のフィルムチャンバ(図示せず)まで伸びている。このもう一方のフィルムチャンバ内で、フィルム122の一端は、フィルムカートリッジ76のスプール124に把持される。ホイール120は、該ホイール120をフィルムカートリッジのスプール124と結合するキー(図示せず)を備える。この結合により、ホイール120の前方への回転が、フィルム122を駆動してカートリッジ76内に巻き取り、取込面121を超えて前進させる。逆戻り防止爪126は、逆方向の回転を防止するため、ホイール120のエッジに弾性的に力を生じる。
フィルム計量スプロケット128は、フレーム20によって旋回可能に支持されるスプロケットシャフト130を備える。スプロケット128は、フィルム122のパーフォレーションと噛み合い、スプロケット128が回転されると、その全周の回転で、毎回、1フィルムフレームに相当する距離だけフィルム122が前進する。
アクチュエータディスク132と係合カム134は、スプロケット128と一体形に1個の部品として、あるいは、スプロケット128と組み立てられる構造に作成されて固定の関係(可動でない関係)を維持する。アクチュエータディスク132は、ノッチ136によって中断される以外は連続している外周を備える。係合カム134は、その片側に螺旋状の面を持つ。
フィルム計量レバー144は、旋回移動に対応するように、フレーム20によって支持される。この計量レバー144には、駆動方向において、コイルばね146による力が加えられる。計量レバー144は、端部に歯が形成された第1アーム148と、爪を持つ第2アーム150と、を含む。計量レバー144の歯付きアーム148が、アクチュエータディスク132のノッチ136に受け止められると、計量レバー144の爪付きアーム150が、ホイール120の歯付き外周縁と噛み合い、フィルム122の前進を一時的に妨害する。
シャッタレリーズ116は、該シャッタレリーズ116の可撓性アーム140の片持ち部端部の近くに配置されたシャッタボタン138を含む。シャッタボタン138に隣接して、アーム140は、ラッチ部材142を運ぶ垂直タブを備える。
シャッタ駆動レバー118は、ばね152によって力が加えられる。シャッタ駆動レバー118は、ラッチ部材142と噛み合わされ、シャッタ駆動レバー118をばね152に対抗して係合状態に保持する舌154を有する。シャッタ駆動レバー118は、また、フィルム搬送部34の係合カム134と噛み合うように配置されるカムフォロアフィンガ154を有する。
1組の締結バー156,158は、フレーム20から外に向かって伸びる。第1締結バー156は、シャッタ駆動レバー116と結合される。バー156とレバー116は、1個の成型部品の異なる部位であると好ましい。締結バー156,158は、それぞれ、逆向きの第1端部と第2端部を持つ。第1端部は、互いに離れており、それぞれがフレーム20に旋回可能に連結される。2つの締結バー156,158の第2端部には、平行バー164が旋回可能に連結される。平行バー164は、第1端部から前方に離れると共に、フレーム20からも前方に離れることができる。打ち当て166は、前記平行バー164と共に動作可能で、好ましくは、平行バー164と結合される。必要に応じて打ち当てを変形して、移動部の移動に伴って伸縮するように構成できる。
シャッタ駆動レバー118が係合状態にあり、カメラ10が露光を行える状態にある時、図41に示すように、シャッタ駆動レバー118の舌は、ラッチ部材142と噛み合わされる。この噛み合いが、ばね152に対抗して、シャッタ駆動レバー118を係合された状態に維持する。これに先立ち、フィルムの進行中に、スプロケット128は、計量レバー144の歯付きアーム148がアクチュエータディスク132のノッチ136内に存在する位置に回転される。この回転によって、計量爪付きアーム150は、ばねの影響下でホイール120と噛み合うことができる。シャッタ駆動レバー118のカムフォロアフィンガは、係合カム134と接触しない。
撮影者がシャッタボタン138を押して、露光を開始すると、シャッタレリーズ116が開放されて、待機状態から開放状態に移行する。シャッタボタン138がラッチ部材142を動かしてシャッタ駆動レバー118の舌との噛み合いをはずすと、シャッタ駆動レバー118は、ばねによってすばやく旋回されて、係合状態から非係合状態に移行する。これにより、打ち当てがシャッタ112の突起168を叩いて、シャッタ112を閉じた状態から開いた状態に回転させる。突起168は、シャッタの残りの部分から光学軸38と平行な方向に伸びるシャッタ112の延長部位170上に位置する。この延長部位170は、移動部68が伸張位置および収縮位置にある時に、突起168と打ち当て166の重なり合いを提供する。突起168の衝突は、アパーチャから離れる方向にシャッタ112を移動させ、取込面上に光画像を露光させる。アパーチャは、一時的に被覆されない状態になる。打ち当てがシャッタ112の突起168を超えて移動すると、シャッタ112は、シャッタ復元ばね169の力によって閉じた状態に戻る。
フィルムの露光が完了すると、シャッタ駆動レバー118は、計量レバー144の下側に伸びるヨーク173との噛み合い位置に移動する。この移動によって、計量レバー144は、ばね146によって計量部材に印加される弱い力に打ち勝ち、非駆動位置まで回転する。その結果、計量爪付きアーム150が、ホイール120との噛み合い状態から解除され、計量部材の歯付きアーム148が、アクチュエータディスクのノッチ136から逃げる。これにより、搬送機構34が稼働され、フィルム122は、利用可能な次のフレームまで前進できる。
撮影者が、ホイール120を次に前方に回転させると、フィルム122がスプール124に巻き取られる。これにより、計量スプロケット128は、ホイール120と同じ方向に回転する。係合カム134が、シャッタ駆動レバー118のフィンガ171と噛み合い、後部を装填状態まで回転させる。
多種多様の他の適切なシャッタ機構が当業者に知られており、現在利用可能なカメラに広く使用されている。
ここで、図4、図8〜図10、および図13〜図19を参照して説明する。タレット96は、対向する前面と背面172,174を有する。後部レンズ部品または複数の後部レンズ部品108,110は、背面174に設けられる。シャッタ112は、前面172の極めて近傍に位置する。タレット96は、1組のスタンドオフ179に対して旋回する。各スタンドオフは、移動部68の横断壁74の一部である。スタンドオフ179は、横断壁74とタレット96の間に、シャッタ112の移動のための空間を提供する。シャッタは、横断壁74とタレット96の前面174とに極めて近接しており、その一方または両方と接することもできる。スタンドオフは、過剰な摩擦力を伴わずに移動部を保持するように構成される。図示された実施形態において、スタンドオフ179は、リブ176と2つ以上の節181(図19に最も詳細に示される)とを含む。
裏打ち材178は、移動部68に接合される。裏打ち材178は、移動部68と共に、支持部24に対して移動する。タレット96は、裏打ち材178と、移動部68の横断壁74の間に挿入される。裏打ち材178は、一回限定使用のカメラにとって非常に有効である。一回限定使用のカメラでは、再利用処理時に、レンズモジュール22が、カメラ10の残りの部分から分離される可能性があるので、裏打ち材178は、タレット96を損傷から保護するのに役立つ。
図5〜図10、および図16〜図19を参照して説明する。タレット96は、カムスロット184内に伸びるカムフォロア180を有し、カムスロット184に沿って、対向する両端部186,188の間を移動する。タレット96は、カムフォロア180がカムスロット184の第1端部186に移動した時に、第1位置まで旋回する。また、タレット96は、カムフォロア180がカムスロット184の第2端部188に移動した時に、第2位置まで旋回する。
タレット96の旋回は、移動部68の軸方向の移動と機械的に同期される。この同期によって、鏡筒50は、カムフォロア180が第1端部186に配置された時に、第1形態を取り、カムフォロア180が第2端部188に配置された時に、第2形態を取る。移動部68は、第1形態において収縮位置にあり、第2形態において伸張位置にある。
本発明の特定の実施形態において、支持部24は、第1カム面192を持ち、前方に伸びるカムフィンガ190を有する。ガイド28は、カムフィンガ190を受けるカムノッチ194を有する。カムノッチ194は、第2カム面196を持つ。第1カム面192は、光学軸38と平行な仮想線に対して傾斜した状態にある。第2カム面196は、第1カム面192と平行で、第1カム面192から離れて位置する。カム面192,196は、共に、カムスロット184と、対向する第1および第2の端部186,188と、を画定する。支持部24とガイド28に対して、互いに結合される個別の第1カム面と第2カム面192,196を設けたことは、支持部24を1つのプラスチック成型部品として加工し、ガイド28を別の1つのプラスチック成型部品として加工する行程を単純化するという点で有利である。
ここでは、主に、図20〜図23を参照して説明する。バイアス部94は、鏡筒50が伸張位置にある時に、第1接触面58を前部レスト54に向けて押しつけ、鏡筒50が収縮位置にある時に、第2接触面60を後部レスト56に向けて押しつける。また、バイアス部94は、鏡筒50を中間位置から引き離し、伸張位置と収縮位置のより近くに鏡筒50を向かわせると好ましい。バイアス部94は、また、タレット96に対しても直接的または間接的に作用して、タレット96のカムフォロア180を、カムスロット184の第1端部と第2端部186,188に向かわせ、カムスロット184の端部186,188の途中の連続した中間位置から離れる方向に押し付けようとする。前述したように、この動作は、移動部68の移動と協調して行われる。
バイアス部94は、1つ以上の調整オーバセンタ機構を含む。オーバセンタ機構または鏡筒50を駆動する機構は、順方向に力を生じさせる第1状態と、逆方向に力を生じさせる第2状態の間で、高度な力の供給と高速反転を提供することが好ましい。力は、反転時まで増加すると好ましい。
図16〜図19を参照して、特定の実施形態について説明する。バイアス部94は、タレット96を第1位置と第2位置に動かす力を生じさせるタレットばね197を含む。この第1位置および第2位置は、それぞれ、図8と図17、および図10と図18の実施形態に示される。タレットばね197は、図9に示したものと同様に、中間位置から離れるようにタレット96に力を加える。タレットばね197は、また、前述の移動部68に対するタレット96に継続的に力を加える。図16〜図19に示される実施形態において、タレットばね197は、タレット96上に載る第1端部199を備える。第2端部195は、移動部68の横断壁74に取り付けられるが、2つに分断されて、カムフォロア180に空間を提供する。
図11〜図12に示される実施形態において、バイアス部94は、内側端部209において支持部24に旋回可能に結合されるリンク202を備えたオーバセンタ機構198を有する。支持部24は、ポスト206を備える。リンク202は、前記ポスト206と嵌合する穴を有する。リンク202の他の端部211は、移動部68に摺動可能に連結される。移動部68は、上に伸びるポスト208を有する。リンク202の外側端部211は、細長い楕円のような形状の開口部210を備えるが、該開口部210の内側端部212に若干の急な曲がりを有する。ポスト208は、開口部210に沿って、内側端部212と外側端部214の間で移動できる。
本実施形態において、支持部24は、リンク202の2つの端部205,206の間で、支持部24の残りの部分から前方に突き出るフランジ216を有する。オーバセンタ機構198は、両端にループを備えたオーバセンタばね200を有する。第1ループは、フランジ216に結合される。第2ループは、リンク202の2つの端部209,211の間でリンク202に結合される。オーバセンタばね200は、高速反転と、反転するまで上昇する力とを特徴とする。
リンク202は、収縮位置と伸張位置の間の鏡筒50の移動に連携して、収縮位置と伸張位置の間で移動できる。オーバセンタばね200が取り付けられたフランジ216は、収縮位置において、リンク202の中心線より前方に位置し、伸張位置において、リンク202の中心線より後方に位置する。収縮位置と伸張位置の間での動作時に、移動部68のポスト208は、開口部210に沿って両端部205,206の間で移動する。オーバセンタ機構198は、機械的に結合された部分を介して直接または間接的に、鏡筒50を回転させることによって、収縮位置と伸張位置の間で切り替えられる。
図8〜図10、および図17〜図32を参照しながら、他の実施形態について説明する。バイアス部94は、更に、両端にループ201,203を持つオーバセンタばね200も含む。一方のループ201は、ツイストリング66と連結される。もう一方のループ203は、支持部24またはフレーム20の一部であるボス29と連結される。これらのループは、それぞれ個別の部位から外に突き出るノブ205,207によって保持される。ノブ205,207は、ループ201,203の保持を支援するためにノッチなど(図示せず)を備えることができる。支持部24に保持されたばね200は、別の選択肢として、フレーム20または他の移動しない部品に連結できる。
オーバセンタばね200は、展開機構218に属する。展開機構218は、把持部222と滑動部224とを有するアクチュエータ220を備える。把持部222は、ボディ外部から到達でき、(図示のような)立ち上がった握り棒と、ローレット切りや他のテクスチャなど、ユーザによる操作を簡単にする1つ以上の特性、の少なくとも一つを持つことができる。把持部222は、前面カバー16の窪み226内で前後に移動できる。把持部222は、窪み226の開口部230から突出するコネクタ228を有する。開口部230は、窪み226の中心に配置でき、把持部222と完全に重なり合う。この重複は、光の封じ込めを提供する。把持部222の移動は、窪み226の長さによって規定される。移動は、窪み226内の開口部230の長さによって制限できるが、この方法は、カバー16内の把持部222の嵌め合わせが、ユーザにとってずさんな感じに見える可能性があり、美的観点から魅力的ではないかもしれない。
アクチュエータ220は、レンズモジュール22のガイド28に隣接するアクチュエータベース232に設けられる。アクチュエータベース232は、フレーム20の一部であっても、あるいは、個別の部品であっても、あるいは、支持部24のガイド28またはマウント26と一体型に形成されてもよい。たとえば、アクチュエータベース232とガイド28を、1個のプラスチック成型部品の各部位とすることもできる。この構成は、展開装置と鏡筒50の位置合わせの大部分が、アクチュエータベース232とその横のガイド28との物理的配置の作用で完結するという点で、便利である。特定の実施形態において、ガイド28は、マウント26に吊り掛けられ、アクチュエータベース232とマウント26は、両方ともフレーム20に吊り掛けられるので、使用中に、ある部位が他の部位から屈曲するという危険が減る。
アクチュエータ220の滑動部224は、アクチュエータベース232に載っており、該アクチュエータベース232上で往復運動できる。滑動部224は、段付きの形状(図28を参照)を持つことができ、その下段236は、アクチュエータベース232内のトラフ238内に載る。リブ240は、下段236から外側に向かって伸びる。また、リブ240は、アクチュエータ220の動作方向を横切って伸びる。リブ240は、1組の対向する表面239,241を備える。わたり242は、下段236に隣接して位置し、上段244まで上方に傾斜する。上段244は、アクチュエータベース232のシェルフ246に載る。シェルフ246とトラフ238は、滑動部224が接する場所において平坦であるが、変形して、摩擦力を削減することもできる。アクチュエータベース232のトラフ238とシェルフ246の間の領域247は、斜めに切り落とされており、わたり242にクリアランスを提供する。
アクチュエータベース232は、1組のフランジ248,250を含む(図26〜図28を参照)。第1フランジ248は、アクチュエータベース232のトラフ238に隣接する溝252と重なり合う。同様の溝254は、アクチュエータベース232の傾斜領域247と隣接する。第2フランジ250は、第2の溝254と重なる。滑動部224の下段236は、第1の溝252と適合する形状の突起256を有する。滑動部224の上段は、第2の溝254と適合する同様の突起257を有する。トラフ238の両端は開いているので、滑動部224は、若干、撓むことができる。このため、カメラ10の組み立て時に、フランジ248,250の下に滑動部224を滑り込ませることができる。
爪付きアーム258は、爪262で終わる可撓性アーム260を備える。爪付きアーム258は、滑動部224の上段244に連結される。戻り止めリブ264は、アクチュエータベース232から外側に突き出る。爪付きアーム258は、この戻り止めリブ264の上に載り、アクチュエータ220が第1位置と第2位置に向かい、該第1位置と第2位置の間の中間位置から離れようとする力を与える。爪付きアーム258と戻り止めリブ264とは、共に、アクチュエータのオーバセンタ機構198aを提供する。このオーバセンタ機構198aは、オーバセンタばね200を含む第2または駆動オーバセンタ機構198bと協調的に機能する。
滑動部224の上段244は、把持部222のコネクタ228を受け取る結合金具266を備える。図示された実施形態において、把持部222は、滑動部224の上段にある穴にスナップ嵌めされる。追加の部品を用いずに把持部222が所定の位置に保持され、カメラ10の組み立てが容易になるため、このスナップ嵌め方式は便利である。これに代わる部品の取り付け方法は、当業者には周知である。
アクチュエータベース232は、外側に突出するポスト268と駆動装置座270とを備える。駆動装置座270と、ポスト268とは、互いにオフセットされる。駆動装置272は、駆動装置座270の上に設置され、座270から伸びる駆動軸274(図20を参照)を中心に旋回できる。駆動装置272と駆動装置座270とは、ハブと軸の方式で嵌め合うことができるが、駆動装置座270を縁付きの穴として、駆動装置がスナップコネクタ273を備えるという、一部の図に示すようなスナップ式嵌め合いを提供すると便利である。
駆動装置272は、外周に歯を持つ歯車を備える。ポスト277は、歯車276の近傍で上方に伸びる。駆動装置272は、歯車276の外周近傍で歯車276から下に伸びる1組の下方突出止め部材278,280を備える。ポスト268と止め部材278,280は、径方向の異なる位置に配置できる。図示された周方向の位置は、所定の歯車サイズに応じた駆動装置272の動作を最大限に大きくする位置である。ポスト268と、止め部材278,280は、延長部分(図示せず)の上で径方向のより外側に移動できるが、この構成は装置の組み立てを複雑化する可能性がある。歯車276は、滑動部224と重なり合う。この重複は、展開装置218の空間要件を削減する。
止め部材278,280は、歯車276から下に向かって伸びる。その伸びは、アクチュエータ220の移動時に止め部材278,280がリブ240に干渉する程度である。止め部材278,280は、互いに離れて位置する。離れる間隔は、各種の範囲で設定できるが、望ましくは、駆動装置272の移動方向において180度より広いものとする(詳細は後述する)。図20〜図32に示される展開装置において、止め部材の前述の間隔は、駆動装置272の移動方向において270度である。180度より小さい角度を用いることもできるが、小さい角度に設定した場合は、展開可能な構成部品の所定の動作に応じて、より大きい歯車276を用いる必要がある。このことは、展開装置218の利点として前述した小型化に逆行する。
用途においては、歯車276が全周に歯を備える必要はない。たとえば、図20〜図32の実施形態において、2つの止め部材278,280の間に位置する90度の円弧上の歯は機能しないので、削除可能である。完成した装置で機能しないとしても、全周の歯は、駆動装置272を任意の向きで所定の位置に配置してから、正しい向きになるまで該装置をいずれかの方向に回転できるため、組み立て時に有利である。展開可能な構成部品218は、その後、正しい向きが達成されてから駆動装置272に組み込まれる。
ツイストリング66は、駆動装置272の動作に対応するような歯が設けられる。すなわち、この歯は、駆動装置272の機能上の歯に対する補完的な歯である。
図20〜図32の実施形態において、駆動オーバセンタ機構198bは、アクチュエータベース232および駆動装置272に取り付けられる。駆動オーバセンタ機構196bは、2つの対向するアームそれぞれの両端部にループ201,203を備えるオーバセンタばね200を有する。第1ループ201は、駆動装置272のポスト277に装着される。第2ループ203は、アクチュエータベース232のポスト268に装着される。オーバセンタばね200は、駆動装置272と、巻き込まれたツイストリング66と、移動部68と、に対して、図21と図22に示された方位に向かい、中間方位から離れようとする力を与える。
ここに開示したものの代わりに、他のタイプのオーバセンタ機構も利用できる。たとえば、爪付きアーム258と戻り止めリブ264は、図示したものと類似のオーバセンタばねで代用できる。(アクチュエータベース232と滑動部224とにポストを追加して、オーバセンタばねの各ループを保持することができる。)
鏡筒50の収縮位置と伸張位置の切り替えは、アクチュエータ220の把持部222をユーザが押すことで開始する。その結果、アクチュエータ220が第1位置から第2位置に向かって移動する。アクチュエータ220が第1位置から離れる方向に動作する間、アクチュエータ220のリブ240の第1表面239が、駆動装置272の第1止め部材278を押す。これにより、駆動装置272は、中間方位の第1の範囲から中央方位に向けて旋回する。この旋回は、アクチュエータオーバセンタ機構198aと、駆動オーバセンタ機構198bとによって逆転される。アクチュエータ220の移動は、配置形態の中央範囲が達成されるまで継続する。この時点で、アクチュエータオーバセンタ機構198aによる力は、第2位置に向ける力に変わる。アクチュエータオーバセンタ機構198aによる前向きの力は、駆動オーバセンタ機構198bによる継続した力と方向が逆である。
駆動装置272の中央方位が達成されると、駆動オーバセンタ機構198bが切り替わって、駆動装置272を第2最終方位に旋回させる前進方向の力を加える。この時点において、両方のオーバセンタ機構198a,198bは、同一の方向になる。アクチュエータ220は、第2位置が達成されてアクチュエータの動作が停止するまで、その動作を続行する。駆動装置272は、駆動オーバセンタ機構198bの前向き力の元で、前方に移動し続ける。図示された実施形態において、駆動装置272は、中央方位が達成された後、アクチュエータ220とは独立して動作する。その結果、駆動装置272の第1止め部材278は、アクチュエータ220のリブ240の第1表面239から離れる。駆動オーバセンタ機構198bの力は、中間方位の第2範囲から第2最終方位まで駆動装置272を旋回させる。アクチュエータ220は、第2位置に残る。駆動装置272の旋回が続行される間に、駆動装置272の第2止め部材280が、リブ240の第2の表面241に近付いて、該表面241に到達する。
両位置の間の鏡筒の動作は、止め部材278,280によって、または、止め部材278,280と、1つ以上のレストの両方によって、または、レストのみか支持部の機構のみによって、その範囲を規定できる。最初の2つのケースでは、止め部材278,280が、規定位置において、リブ240の表面239,241と噛み合う。最後のケースでは、止め部材278,280が、規定位置において、リブ240から離れている。
特定の実施形態において、カメラ10は、位置決め部62を有する。位置決め部62は、1つ以上のレンズ部品の位置を規定するために用いられる。位置決め部62を用いて、鏡筒50の移動を制限する場合は、位置決め部62も、ここで、移動止め部材62aと呼ばれる。
図8〜図10、および図33〜図35を参照して説明する。移動止め部材62aは、リング形の1個のプラスチック成型部品で、光学軸38の軸線上に中心を持つ開口部284を有する。移動止め部材62aは、環状主要部298と、主要部288から離れる軸方向に伸びる滑材286と、を含む。滑材286と、主要部288は、開口部284より径方向外側に配置される。滑材286は、光学軸38を中心として、マウント26に向かう螺旋形状に構成される。滑材286は、1つ以上の傾斜部290を持つ。各傾斜部290は、光学軸38廻りの各螺旋を画定する。
移動止め部材62aの滑材286の傾斜部290は、本実施形態において、前部レスト54である。傾斜部290は、鏡筒50の第1接触面58と結合し、鏡筒50の前方への更なる移動を妨害することで、鏡筒50の伸張位置を規制する(図34を参照)。これらの実施形態において、鏡筒50は、前述したように、中央通路40に設けられた主要部82と、該主要部82から外側に突き出る複数のトラックフォロア80と、を有する。第1接触面58は、各トラックフォロア80のポスト84の一部である。第1接触面58の部分は、それぞれ比較的小さいため、伸張位置において、径方向の位置が一致する各傾斜部290の区画とのみ接触する。この区画は、第1接触面と接する傾斜部の部位であるため、傾斜部の僅かな部分で構成される。
図33に示される実施形態において、移動止め部材62aは、該移動止め部材62aの主要部288から軸方向の外側に伸びる1つ以上の受け面294も含む。各受け面294は、弓形で、主要部298の廻りの一部に伸びる。受け面294は、1つまたは複数の傾斜部290から離れた位置にある。各受け面294は、光学軸38に沿って伸びる1つ以上の接触面296を持つ。接触面296は、それぞれ、光学軸38と平行な方向に主要寸法を持つ。受け面294の数、形状、および間隔については、各種の構成を採用できる。たとえば、図33に示される実施形態において、各受け面294は、各受け面の中央部で互いに向き合う第1組の対向接触面296を備え、その第2組を各受け面294の反対側の端部に含む。
本実施形態において、ガイド28は、前部外周縁44から伸びる進入路297を備える。進入路297は、中央通路40から径方向外側に離れて配置される。各進入路297は、リングの一部のような形状で、各受け面294と位置合わせされる。受け面294は、図34に示されるように、それぞれの進入路297内に延長できる。あるいは、それぞれの進入路297に対して窪んだ状態、または突出した状態に構成してもよい。現時点では、受け面294が、光学軸38に沿って前方に伸び、移動止め部材62aの主要部288が、前部外周縁44の後方にあると好ましい。受け面294は、別の選択肢として、光学軸38を基準とした径方向外側に伸びることもできる。移動止め部材62aは、前部外周縁44に隣接するガイド28に取り付けられる。移動受け部材62aの滑材286は、ガイド28の内部に配置される。傾斜部290は、マウント26に向き合う。図示された実施形態において、滑材286は、3つの傾斜部290を含む。この傾斜部290は、光学軸38から等距離の位置で互いに間隔を空けて配置され、マウント26に向かって同様に傾斜する。
図33〜図35に示される移動止め部材62aは、主要部298の前方区画300と、軸方向に差し込まれた主要部298の後部区画302と、を有する。前方区画300は、後ろ向きの肩部304を備える。組み立てられたレンズモジュール22において、ツイストリング66は、マウント26の前部縁306と、移動止め部材62aの肩部304の間に挟み込まれる。移動止め部材62aは、ツイストリング66と、ガイド28の前部外周縁44の間に挟まれる。
移動止め部材62aは、光学軸38を中心に、滑材286の複数の異なる方位まで、支持部24とフレーム20に対して旋回できる。この旋回は、第1接触面と接触する傾斜部の区分に沿って移動する。位置決め部62は、受け面294の1つ以上の接触面296を押すことによって旋回する。1つ以上の刃またはピンを持つスパナ、または他の工具(図示せず)を、1つ以上の進入路に挿入して、接触面296の上に置くことができる。この工具を利用して、光学軸38の廻りの正逆いずれかの回転方向に位置決め部62を押すことができる。また、受け面294も、前面カバーを配置する前であれば、カメラの組み立て時に手で押すことができる。
移動止め部材62aの旋回は、滑材286と鏡筒50の相対径方向配置を変更する。移動止め部材62aは旋回されると、各ポスト84の部品と接触する傾斜部290の区画は、各傾斜部290に沿って移動する。この移動は、伸張位置において、第1接触面58と鏡筒50のレストの軸方向の位置を変更する。移動止め部材62aは、各カメラ10のレンズ焦点を修正するため、組み立て時に調整される。調整後、移動止め部材62aは、部品間の摩擦力によって、あるいは、クランプまたは他の締結によって所定の位置に保持される。あるいは、接着剤または溶接などを用いて移動止め部材62aを所定の位置に固定することによって、所定の位置に保持される。
図36〜図37、および図45に示される別の実施形態において、移動止め部材62bの受け面294は、共に結合されて、ガイド28の前部外周縁44の外面である連続したへりを形成する。移動止め部材62bは、前部外周縁44と移動部62bの内側縁部330の重なり合いによって、所定の位置に保持される。他の点において、移動止め部材62bは、前述したものと同様である。
後部移動止め部材(図示せず)を、前部移動止め部材62aに追加して、あるいはその代用として用いることもできる。後部止め部材は、移動止め部材62aの反対側でガイド28に取り付けられ、収縮位置における鏡筒50の位置を規制する。後部移動止め部材は、ガイド28の前部外周縁44と向き合う滑材286を有する。他の点において、滑材286と他の特性は前述のものと同様である。
特定の実施形態において、工具の代わりに、カバーグラス310を利用して、移動止め部材62aまたは他の位置決め部62を調整できる。図33、図36〜図37、および図45を参照すると、カバーグラス310は、透明またはフィルタ構造の窓312を持つ。カバーグラス310は、窓312を支持する補強帯314を備えており、衝撃に対する補強を提供できる。調整部材316は、補強帯314に連結される。調整部材316は、マウント26に向かって伸びる1つ以上のラグ318を持つ。特定の実施形態において、窓312は、被覆されており光学的パワーを持たない。
カバーグラス310は、ガイド28の前部外周縁44に取り付けられ(図33を参照)か、または、移動止め部材62aに取り付けられる(図36〜図37、および図45を参照)。窓312は、支持部24の中央通路40と整列される。ラグ318は、移動止め部材62aの受け面294の中央部において接触面296と接合する位置に設けられる(図33を参照)。帯314は、受け面294の外側端部308と接合する。図33に示される実施形態において、ラグ318は、進入路297内に伸びる(図33〜図34を参照)。カバーグラス310は、1個のプラスチック成型部品にできる。
カバーグラス310は、少なくとも初期において、光学軸38を中心に支持部24に対して旋回できる。カバーグラス310が回転されると、ラグ318が移動止め部材62aを押し、光学軸38の廻りで移動止め部材62aを旋回させる。
ここで、図38〜図40を参照して説明する。本発明の特定の実施形態において、位置決め部62bは、移動しないレンズと共に使用される。本カメラ10において、鏡筒50は、前部レンズホルダ320によって代用される。前部レンズ322は、前部レンズホルダ320内に保持される。後部レンズ326は、後部レンズホルダ328内に保持される。前部レンズホルダ320の位置は、光学軸38に沿って、後部レンズ326に対して調整され、光学軸38に沿った単一の位置における焦点の調整を提供する。この点は、カメラの組み立て後は不変となる工場での調整事項であってもよく、あるいは、ユーザによる調整が可能であってもよい。
前部レンズホルダ320は、滑材286の傾斜部290に対して旋回される接触面324を持ち、光学軸38に沿って前部レンズ322を再配置する。この再配置は、前述した移動止め部材62aと同様の方法で行われる。カバーグラス310は、この前に説明した実施形態と同様に機能する。カバーグラス310は、前面カバー16に取り付けられる。また、カバーグラス310は、レンズホルダ320の受け面294の接触面296に接した状態で、カバーグラス310のラグ318と共に光学軸38を中心に旋回し、光学軸38を中心にレンズホルダ320を回転する。図38〜図40の実施形態において、受け面294は、光学軸を基準とする径方向外側に伸びて、連続したリング内に収束する。
本発明について、その好ましい特定の実施形態を個別に参照しながら詳細に説明したが、各種の変更および変形は、本発明の精神および範囲内で有効であることを理解されるであろう。
本発明の他の特性
本発明の他の特性について、下記の箇条書き文に記載する。
1.カメラアセンブリであって、
光学軸を画定する支持部であって、前方に伸び、前記光学軸に平行な仮想線に対して傾斜する第1カム面を持つカムフィンガを有する支持部と、
前記支持部から離れて位置する前部外周縁と、前記カムフィンガを受け、前記第1カム面と平行で、前記第1カム面から離れて位置する第2カム面を持つノッチと、を有するガイドと、を含み、
前記第1カム面と第2カム面が共に、第1と第2の対向する端部を備えるカムスロットを画定し、更に、
前記光学軸に沿って、内側位置と外側位置の間で選択的に、前記支持部に対して平行移動する鏡筒であって、前記スロット内に伸び、該スロットに沿って前記端部の間で移動可能なカムフォロアを持つ鏡筒を含み、
前記支持部と前記ガイドは、互いに連結される、それぞれ個別の部品である
ことを特徴とするカメラアセンブリ。
2.箇条書き1に記載のカメラアセンブリであって、前記支持部と前記ガイドは、それぞれ、1個のプラスチック成型部品であることを特徴とするカメラアセンブリ。
3.箇条書き1に記載のカメラアセンブリであって、更に、前記カムフォロアを前記スロットの前記端部に向かわせ、前記スロットの前記端部の間の連続した中間位置から離れるように該カムフォロアを動かすオーバセンタ機構を含むことを特徴とするカメラアセンブリ。
4.箇条書き1に記載のカメラアセンブリであって、
前記鏡筒は、前記ガイドに沿って、収縮位置と伸張位置の間で軸方向に移動可能な移動部を含み、
前記移動部は、前記カムフォロアが、前記スロットの一方の端部にある時に、前記収縮位置に配置され、前記カムフォロアが、前記スロットのもう一方の端部にある時に、前記伸張位置に配置される
ことを特徴とするカメラアセンブリ。
5.箇条書き4に記載のカメラアセンブリであって、前記ガイドは、前記移動部の前記光学軸を中心とした回転を阻止することを特徴とするカメラアセンブリ。
6.箇条書き1に記載のカメラアセンブリであって、
前記鏡筒は、前記ガイドに沿って、収縮位置と伸張位置の間で軸方向移動が可能な移動部と、前記カムフォロアによって、第1方位と第2方位の間で、前記移動部に対して旋回可能な光学部品座と、を備え、
前記光学部品座は、前記第1方位にある時に、前記光学軸と整列し、前記第2方位にある時に、前記光学軸から離れる
ことを特徴とするカメラアセンブリ。
7.箇条書き6に記載のカメラアセンブリであって、前記ガイドは、前記移動部の前記光学軸を中心とした回転を阻止することを特徴とするカメラアセンブリ。
8.箇条書き1に記載のカメラアセンブリであって、
前記鏡筒は、
前記ガイドに沿って、収縮位置と伸張位置の間で移動可能な移動部を含み、
前記ガイドは、前記移動部の前記光学軸を中心とした回転を阻止し、更に、
前記移動部に支持されるタレットであって、前記カムフォロアと、該カムフォロアから離れて位置する1組の光学部品座と、を含み、前記カムフォロアと前記光学部品座の間に設けられた旋回軸を中心として、前記光学部品座の一方が前記光学軸と整列する第1方位と、前記光学部品座のもう一方が前記光学軸と整列する第2方位の間で、前記移動部に対して旋回可能なタレットを含む
ことを特徴とするカメラアセンブリ。
9.カメラアセンブリであって、
光学軸を画定する支持部であって、前方に伸び、第1カム面を持つカムフィンガを有する支持部と、
前記支持部にスナップ留めされるガイドであって、前記支持部から離れて位置する前部外周縁と、前記カムフィンガを受け、前記第1カム面と平行で、前記第1カム面から離れて位置する第2カム面を持つノッチと、を有するガイドと、を含み、
前記第1カム面と第2カム面が共に、対向する第1端部と第2端部を備え且つ前記光学軸と平行でないカムスロットを画定し、更に、
前記光学軸に沿って、内側位置と外側位置の間で選択的に、前記支持部に対して平行移動するタレットであって、前記スロット内に伸び、該スロットに沿って前記端部の間で移動可能なカムフォロアを有し、該カムフォロアが前記スロットの前記第1端部に運ばれた時に第1方位に旋回し、該カムフォロアが前記スロットの前記第2端部に運ばれた時に第2方位に旋回するタレットを含む
ことを特徴とするカメラアセンブリ。
10.箇条書き9に記載のカメラアセンブリであって、更に、前記カムフォロアを前記スロットの前記端部に向かわせ、前記スロットの前記端部の間の連続した中間位置から離れるように該カムフォロアを動かすオーバセンタ機構を含むことを特徴とするカメラアセンブリ。
11.箇条書き10に記載のカメラアセンブリであって、
前記タレットは、移動部内で支持され、
前記旋回は、前記移動部に対して相対的な旋回であり、
前記移動部は、前記タレットと共に、前記光学軸に沿って選択的に平行移動する
ことを特徴とするカメラアセンブリ。
12.箇条書き9に記載のカメラアセンブリであって、更に、前記移動部に結合される裏打ち材を含み、前記タレットは、前記移動部と前記裏打ち材の間に挟み込まれることを特徴とするカメラアセンブリ。
13.箇条書き9に記載のカメラアセンブリであって、
前記タレットは、移動部内で支持され、
前記旋回は、前記移動部に対して相対的な旋回であり、
前記移動部は、前記タレットと共に、前記光学軸に沿って選択的に平行移動する
ことを特徴とするカメラアセンブリ。
14.箇条書き9に記載のカメラアセンブリであって、
前記タレットは、第1光学部品座と第2光学部品座を含み、
前記旋回は、前記光学軸に対して相対的な旋回であり、
前記第1光学部品座は、前記第1位置において前記光学軸と整列し、
前記第2光学部品座は、前記第2位置において前記光学軸と整列する
ことを特徴とするカメラアセンブリ。
15.箇条書き14に記載のカメラアセンブリであって、更に、前記第1光学部品座と前記第2光学部品座内でそれぞれ支持される第1タレットレンズ部品と第2タレットレンズ部品とを含み、前記第1タレットレンズ部品と第2タレットレンズ部品は、異なる光学的パワーを持つことを特徴とするカメラアセンブリ。
16.箇条書き9に記載のカメラアセンブリであって、前記支持部と前記ガイドは、それぞれ、1個のプラスチック成型部品であることを特徴とするカメラアセンブリ。
17.カメラアセンブリであって、
光学軸を画定する支持部であって、前方に伸び、第1カム面を持つカムフィンガを有する支持部と、
前記支持部にスナップ留めされるガイドであって、前記支持部から離れて位置する前部外周縁と、前記カムフィンガを受け、前記第1カム面と平行で、前記第1カム面から離れて位置する第2カム面を持つノッチと、を有するガイドと、を含み、
前記第1カム面と第2カム面が共に、対向する第1端部と第2端部を備え且つ前記光学軸と平行でないカムスロットを画定し、更に、
前記光学軸に沿って、内側位置と外側位置の間で選択的に、前記支持部に対して平行移動する鏡筒であって、前記スロット内に伸び、該スロットに沿って前記端部の間で移動可能なカムフォロアを持つ鏡筒を含む
ことを特徴とするカメラアセンブリ。
18.箇条書き17に記載のカメラアセンブリであって、前記ガイドは、1個のプラスチック成型部品であることを特徴とするカメラアセンブリ。
19.箇条書き17に記載のカメラアセンブリであって、更に、前記カムフォロアを前記スロットの前記端部に向かわせ、前記スロットの前記端部の間の連続した中間位置から離れるように該カムフォロアを動かすオーバセンタ機構を含むことを特徴とするカメラアセンブリ。
20.箇条書き19に記載のカメラアセンブリであって、
前記鏡筒は、前記ガイドに沿って、収縮位置と伸張位置の間で移動可能な移動部を含み、
前記ガイドは、前記移動部の前記光学軸を中心とした回転を阻止し、更に、
前記移動部に支持されるタレットであって、前記カムフォロアと、該カムフォロアから離れて位置する1組の光学部品座と、を含み、前記カムフォロアと前記光学部品座の間に設けられる旋回軸を中心として、前記光学部品座の一方が前記光学軸と整列する第1方位と、前記光学座のもう一方が前記光学軸と整列する第2方位の間で、前記移動部に対して旋回可能なタレットを含む
ことを特徴とするカメラアセンブリ。
カメラの一実施形態について、部分的に分解して示す前面斜視図である。 図1のカメラを示す前面斜視図である。 図1のカメラのレンズモジュールについて、部分的に分解して示す前面斜視図である。 図1のカメラの鏡筒を示す前面斜視分解図である。 図3のレンズモジュールの支持部を示す斜視図である。 図5の支持部を示す分解図である。 図5の支持部をタレットと共に示す側面図である。 図1のカメラのレンズモジュールを示す部分断面斜視図である。鏡筒が伸張位置で示され、タレットが第1で示される。本図において、シャッタは閉じた状態にある。 図8と同一の図について、鏡筒を中間位置で、タレットを第1位置と第2位置の間の中間位置で示す図である。本図において、シャッタは閉じた状態にある。 図8と同一の図について、鏡筒を収縮位置で、タレットを第2位置で示す図である。本図において、シャッタは閉じた状態にある。 カメラの別の実施形態を示す半模式化された平面図である。鏡筒は伸張位置で示されている。 図11と同一の図について、鏡筒を収縮位置で示す図である。 図1のフレームアセンブリを示す斜視図である。フレームアセンブリは、フレームと、フィルム搬送部と、シャッタと、タレットと、を含む。シャッタは、閉じた位置にあり、タレットは第2位置にある。 図13のフレームアセンブリを部分前面図である。 図14と同一の図について、シャッタが開いた位置で示す図である。 図1のカメラの鏡筒を部分的に断面で示す側面図である。 図1のカメラの鏡筒を示す背面斜視図である。裏打ち材は示されず、タレットは第1位置で示される。本図にシャッタは示されていない。 図17と同一の図について、タレットを第2位置で示す図である。本図にシャッタは示されていない。 図1のカメラの鏡筒を部分的に展開して示す、背面斜視図である。本図にシャッタは示されていない。 カメラの別の実施形態について、簡略化された分解状態で示す斜視図である。図を明瞭にするため、オーバセンタ機構とその関連部品のみが示されている。 図20のカメラのアクチュエータベース、支持部、およびツイストリングを示す図である。ツイストリングは、広角位置で示されている。 図21と同一の図について、ツイストリングを望遠位置で示す図である。 図20の展開アパーチャを示す部分断面図である。ツイストリングは望遠位置にある。 図20のカメラのカメラフレーム、支持部、およびアクチュエータベースを示す前面図である。 アクチュエータベースを示す図24の部分拡大図である。 アクチュエータの内部サブユニットが共に示される点を除いて、図25と同一の図である。 図20のカメラのアクチュエータを示す前面図である。アクチュエータの外部サブユニットは点線で示される。 図20のカメラのアクチュエータを示す側面図である。 図20のカメラの駆動装置を示す斜視図である。 図29の駆動装置を示す前面図である。 図29の駆動装置を示す背面図である。 図29の駆動装置を示す底面図である。 図1のカメラの前部移動止め部材を示す前面斜視図である。カバーグラスの一部が点線で示されている。 図1のカメラのレンズモジュールを部分的な断面で示す前面斜視図である。 図1のカメラのレンズモジュールを部分的な断面で示す側面図である。 カメラの別の実施形態に係るフレームアセンブリを示す前面斜視図である。カバーグラスは、レンズモジュールから分離された状態で示される。 図36のフレームアセンブリを示す前面図である。 カメラの別の実施形態を示す部分断面図である。 図38の前部レンズホルダと前部レンズを示す前面図である。 カメラの別の実施形態に係る前部レンズホルダを示す前面斜視図である。 図1のカメラのシャッタ機構、フィルム搬送部、および他の関連部品を示す平面図である。 図41と同一の図を、シャッタが開いた位置で示す図である。 図42と同一の特性を、シャッタが開いた位置で示す平面図である。 図42と図43のシャッタとシャッタ駆動部を示す斜視図である。 図36のフレームアセンブリを示す断面図である。シャッタは開いた位置にあるため、本図においてシャッタは見えない。
符号の説明
24 支持部、26 マウント、28 ガイド、30 フック、44 前部外周縁、92 スロット、96 タレット、180 カムフォロア、184 カムスロット、186 第1端部、188 第2端部、190 カムフィンガ、192 第1カム面、194 ノッチ、196 第2カム面。

Claims (3)

  1. カメラアセンブリであって、
    光学軸を画定する支持部であって、前方に伸び、前記光学軸に平行な仮想線に対して傾斜する第1カム面を持つカムフィンガを有する支持部と、
    前記支持部から離れて位置する前部外周縁と、前記カムフィンガを受け、前記第1カム面と平行で且つ前記第1カム面から離れて位置する第2カム面を持つノッチと、を有するガイドと、を含み、
    前記第1カム面と第2カム面が、一緒に、第1と第2の対向する端部を備えるカムスロットを画定し、更に、
    前記光学軸に沿って、内側位置と外側位置の間で選択的に、前記支持部に対して平行移動する鏡筒であって、前記スロット内に伸び、該スロットに沿って前記端部の間で移動可能なカムフォロアを持つ鏡筒を含み、
    前記支持部と前記ガイドは、互いに連結される、それぞれ個別の部品である
    ことを特徴とするカメラアセンブリ。
  2. カメラアセンブリであって、
    光学軸を画定する支持部であって、前方に伸び、第1カム面を持つカムフィンガを有する支持部と、
    前記支持部にスナップ留めされるガイドであって、前記支持部から離れて位置する前部外周縁と、前記カムフィンガを受け、前記第1カム面と平行で且つ前記第1カム面から離れて位置する第2カム面を持つノッチと、を有するガイドと、を含み、
    前記第1カム面と第2カム面が共に、対向する第1端部と第2端部を備え且つ前記光学軸と平行でないカムスロットを画定し、更に、
    前記光学軸に沿って、内側位置と外側位置の間で選択的に、前記支持部に対して平行移動するタレットであって、前記スロット内に伸び、該スロットに沿って前記端部の間で移動可能なカムフォロアを有し、該カムフォロアが前記スロットの前記第1端部に運ばれた時に第1方位に旋回し、該カムフォロアが前記スロットの前記第2端部に運ばれた時に第2方位に旋回するタレットを含む
    ことを特徴とするカメラアセンブリ。
  3. カメラアセンブリであって、
    光学軸を画定する支持部であって、前方に伸び、第1カム面を持つカムフィンガを有する支持部と、
    前記支持部にスナップ留めされるガイドであって、前記支持部から離れて位置する前部外周縁と、前記カムフィンガを受け、前記第1カム面と平行で且つ前記第1カム面から離れて位置する第2カム面を持つノッチと、を有するガイドと、を含み、
    前記第1カム面と第2カム面が共に、対向する第1端部と第2端部を備え且つ前記光学軸と平行でないカムスロットを画定し、更に、
    前記光学軸に沿って、内側位置と外側位置の間で選択的に、前記支持部に対して平行移動する鏡筒であって、前記スロット内に伸び、該スロットに沿って前記端部の間で移動可能なカムフォロアを持つ鏡筒を含む
    ことを特徴とするカメラアセンブリ。
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