JP2004355005A - カメラその他の携帯機器用展開装置および展開方法 - Google Patents

カメラその他の携帯機器用展開装置および展開方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004355005A
JP2004355005A JP2004159931A JP2004159931A JP2004355005A JP 2004355005 A JP2004355005 A JP 2004355005A JP 2004159931 A JP2004159931 A JP 2004159931A JP 2004159931 A JP2004159931 A JP 2004159931A JP 2004355005 A JP2004355005 A JP 2004355005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
range
drive unit
terminal
actuator
angular position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004159931A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael R Allen
アール アレン マイケル
Anthony Dirisio
デリシオ アンソニー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JP2004355005A publication Critical patent/JP2004355005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/04Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】展開部品(レンズ・バレル等)の可動範囲がスライダ等の移動範囲により直接制約されない展開装置および展開方法を備えたカメラ等の携帯機器を提供する。
【解決手段】駆動ユニット116が本体内に配置されている。駆動ユニット116は、第一の終端角度位置から第二の終端角度位置へ、中間角度位置の第一範囲および第二範囲を経由して、回動可能である。本体に取り付けられたアクチュエータは、手動で前方へのストローク操作を行うことにより、駆動ユニット116を第一の終端角度位置から中間角度位置の第二範囲へ回動させる。駆動オーバーセンター機構は、駆動ユニット116が、中間角度位置の第二範囲から第二の終端角度位置へ回動するよう力を生じさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、展開可能な部品を有するカメラその他の携帯機器に関し、より具体的には、カメラその他の携帯機器用の展開装置および展開方法に関する。
カメラは公知であり、1個の2位置レンズ・モジュールがスライダにより両位置の間を移動し、オーバーセンター機構によりいずれか一方の位置へ移動するよう力が生じさせられる。米国特許第6、449、430号に、このように両位置の間を切り替わる使い捨てカメラが開示されている。米国特許第6、466、740号に、引き込み/引き出し式レンズおよびファインダ・マスクを備えたカメラが開示されている。マスクおよびレンズはスライダにより連動する。オーバーセンター機構はレンズおよびマスクを2つの対向する位置のいずれか一方へ移動するよう力を生じさせる。米国特許第6、343、186号および米国特許第6、408、133号は類似している。移動する部品の可動範囲は、スライダによる移動距離の関数である。これはスライダにより移動する部品の機能を制約する。
米国特許第6、449、430号明細書 米国特許第6、466、740号明細書 米国特許第6、343、186号明細書 米国特許第6、408、133号明細書
前述のように、展開部品の可動範囲がスライダの移動範囲により直接制約されない展開装置および展開方法を備えたカメラその他の携帯機器を提供することが望まれる。
本発明は、請求項により規定される。より広い態様で、本発明は本体と本体に取付けられた展開可能部品を有する携帯機器を提供する。展開可能部品は、展開方法により、収容位置と展開位置の間を移動可能である。駆動ユニットが本体内に配置されていて、展開可能部品と係合する。駆動ユニットは、第一の終端角度位置から第二の終端角度位置へ、第一および第二範囲にある中間角度位置を経由して、駆動軸の回りに回動可能である。本体に取り付けられたアクチュエータは、手動で前方および後方へのストローク操作により、一次位置と二次位置の間を切り替え可能である。前方ストローク操作によりアクチュエータは駆動ユニットを第一の終端角度位置から第二範囲の中間角度位置へ回動させ、後方ストローク操作により駆動ユニットを第二の終端角度位置から第一範囲の中間角度位置へ回動させる。駆動オーバーセンター機構は、駆動ユニットに力を生じさせて(バイアスさせて)、第二範囲の中間角度位置から第二の終端角度位置へ、および第一範囲の中間角度位置から第一の終端角度位置へ回動させる。
本発明は、展開部品の可動範囲がスライダの移動範囲に直接制約されないような、改良された展開装置および展開方法を有するカメラその他の携帯機器を提供する。
以下に記述するカメラ10aその他の携帯機器10bは、レンズ・バレル14aまたはドア14b等の展開可能部材を移動させるべく用いる展開装置12を有する。カメラ10aその他の携帯機器10bは本体15を有する。展開可能部材は本体15に取り付けられていて、収容位置および展開位置の間を移動可能である。
位置の特性は、展開可能部材の特性の関数である。展開可能部材は、収容位置と展開位置のうち一方または両方の位置で外部環境に露出されていても、または本体15に完全に内蔵されていてもよい。例えば、図1〜15に示す実施形態において、収容位置は、カメラ10aの撮影レンズの広角位置である。展開位置は、撮影レンズの望遠位置である。撮影レンズは、両方の位置でカメラ10aに内蔵されている。
展開装置12はスナップ・アクション(snap-action)により、展開可能部材を展開および収容位置へ交互に駆動する。手動動作においては、展開および収容位置の途中で止まるのを防ぐ役割を果たす。これは、2位置レンズ、レンズカバー等において望ましい。スナップ・アクションはまた、ユーザーが動かすアクチュエータ60よりも展開可能部材の可動範囲を大きくすることができる。これはコンパクトさが重要で機械部品に割けるスペースが限られているカメラ10aその他の携帯機器10bにおいて有用である。ここで述べる実施形態において、展開可能部材を展開および収容位置へ展開し終えるまでの間、展開装置12を駆動するのは、アクチュエータ60から切り離された駆動ユニットである。この特徴により、比較的精巧な展開可能部材が移動し過ぎて破損するのを防ぐ。
展開可能部材の移動は、回転移動または(バレルの)前後軸に沿った並行移動、あるいは両方のタイプの移動を組み合わせたものであってよい。ここで、展開可能部材は、展開装置12により2個の異なる位置の間を回転されるレンズ・バレル14a(図3)であるような実施形態に関して、本発明の概要を説明する。レンズカバー、フラッシュ筐体、およびドアやカバー等、他の種類の展開可能部材、さらに携帯情報端末、携帯電話、音楽プレーヤ等、他の携帯機器にも同様の考慮がなされている。
ここで述べる実施形態において、展開装置12はユーザーにより駆動される。この方式は特に有利であるが、これには限定されない。展開装置12は、モーター(図示せず)により駆動されてもよい。
ここで図1〜15の実施形態を参照して説明する。本体15はフレームアセンブリ21を囲む分離可能な前後のカバー16、18を含む。フレームアセンブリ21は、多くの他のカメラ部品が取り付けられたフレーム20を含む。これらの部品のうちの1個がレンズ・モジュール(図示せず)であり、フレーム20に接合された支持部24を含む。
支持部24は、取付部26および取付部26に接合されたガイド28を有する(図1)。支持部24は、フレーム20に恒久的に取り付けられていても、または可逆的に着脱可能であってもよい。後者は使い捨てカメラのリサイクルに便利である。取付けの仕方は重要ではない。支持部24は、フック30および対応する留め金(図示せず)によりフレーム20に引っ掛けられていてもよい。他のタイプの締め具も利用できる。支持部24はまた、フレーム20に接着されていても、または摩擦嵌合(friction fit)その他の手段により保持されていてもよい。必要であれば、フレーム20と支持部24、あるいはフレーム20と取付部26を、プラスチック鋳造により一体成形することも、または各々をプラスチック鋳造により一体成形することができる(主に図1、図3を参照)。
カメラ10aは、画像を取得および保存するキャプチャ装置32を含む。使用するキャプチャ装置32の種類は重要ではない。キャプチャ装置32は、画像を写真フィルム上に取得することができる。その場合、フレーム20が一対の対向するチャンバ(chamber、図では個々に識別していない)を備えていれば好都合である。フィルムは、キャプチャ平面(図示せず)を横断してチャンバからチャンバへ巻き取られる。フィルム搬送機構等のフィルムに関連する特徴(図示せず)は、当業者に公知の方法で提供することができる(図3を参照)。
電子キャプチャ装置の場合、写真フィルムは電子画像形成器(図示せず)により代替されている。画像形成器は電子メモリを含む制御システムにより制御される。取得された画像はメモリに保存され、制御システムにより操作可能である。このような電子キャプチャ装置の特徴は当業者には公知である。
フラッシュ・ユニット36その他のカメラ部品は当業者に公知であり、これもカメラ10aに含まれていてよい。フラッシュ・ユニット36その他の部品は、フレーム20に取り付けられていても、あるいはフレーム20とカバー16、18の間に保持されていてもよい(図3を参照)。
支持部24は、光軸38を規定する。ガイド28は、光軸38に沿って取付部26から前方へ伸びて、光軸38に整列した中央通路40を囲む。ここで「囲む」という用語および類義語は広義に用いられており、必ずしも円形でなくてもよく、また、間隙や開口部が存在しない構造に限定されない。ここで述べる実施形態において、中央通路40は断面が全般的に円形である。他の形状の特徴を有する実施形態に同様の考慮がなされていることを理解されたい(図1、図3を参照)。
レンズ・バレル14aは、光軸38と整列した中央通路40に沿って、収容位置から複数の中間位置を経由して展開位置まで可逆的に移動可能である。レンズ・バレル14aは展開および収容位置でガイド28内部に完全に配置することができ、レンズ・バレル14aは展開位置、または展開位置と収容位置の両方において、ガイド28から突き出ることもできる。ここで、レンズ・バレル14aが展開および収容位置で、ガイド28内に完全に収容されている実施形態に関して本発明の概要を説明する。フロントカバー16は、光軸38に整列したカバー開口部を除いてガイド28を囲む。カバー開口部44は、透明またはフィルタリング用カバーガラス42に覆われていてもよい(図1、図3を参照)。
あるいは、レンズ・バレル14aは、展開位置、または展開位置と収容位置の両方でガイド28から突出することができる。この場合、フロントカバー16の開口部44の縁がレンズ・バレル14a(図示せず)を囲む(図3を参照)。
ツイスト・リング46がガイド28に取付けられている。ツイスト・リング46はガイド28を囲むか、あるいはガイド28の周囲の少なくとも一部までのびている。ツイスト・リング46はレンズ・バレル14aと機械的に係合することで、ツイスト・リング46の回転によりレンズ・バレル14aを展開位置と収容位置の間で、光軸38に沿って移動させる。ツイスト・リング46は、フロントカバー16やその他の部品により軸方向には動かないよう所定位置に囲われている(図1、図3を参照)。
図1〜15において、ツイスト・リング46とレンズ・バレル14aの間の機械的接合は、カム式の展開・収容機構である。レンズ・バレル14aは、レンズ・バレル14aの主要部52よりも外側へ展開する一対の対向するトラック従動部50を有するトラッカ48を含む。ツイスト・リング46は、レンズ・バレル14aのトラック従動部50を受け入れることでレンズ・バレル14aを拘束するトラッキング部54を有し、それによりツイスト・リング46が左右の方向に回転すると、レンズ・バレル14aが光軸38に沿って前後に移動する(図3を参照)。
ツイスト・リング46のトラッキング部54は、光軸38の回りを螺旋状に回る一組の内部トラック56である。各内部トラック56は、トラック従動部50の各々1個を受け入れる。図に示す実施形態において、内部トラック56はツイスト・リング46の曲面の壁から光軸38の方へ伸びる螺旋状の溝穴である。トラック従動部50は、各々の内部トラック56を貫通して伸びるピンである。あるいは、内部トラック56は、突起溝の間に乗るように構成されたトラック従動部50を受け入れる、平行な一対の突起溝であってよい。レンズ・バレルとツイスト・リング46の展開・収容機構の特徴も置き換えることができ、例えばトラック従動部50をレンズ・バレル14aではなくツイスト・リング46上に配置してもよい(図1、図3を参照)。
トラック従動部50は、ガイド28内の対応するスロット58を通ってトラック56内部まで伸びている。スロット58は、各々光軸38に平行に伸びている。図1に示す実施形態において、2個のスロット58および2個の内部トラック56がある。ツイスト・リング46が回転するとトラック従動部50が内部トラック56に沿ってスライドする。トラック従動部50が支持部24のスロット58により保持されているため、この結果、レンズ・バレル14aは光軸38に沿って直線状に内側または外側へ移動する(図1、図3を参照)。
他のタイプの展開・収容機構を用いてもよい。例えば、ツイスト・リング46とレンズ・バレルを、歯車、カムスロットや溝部(groove)に搭載されるピン等により接合することができる。
ツイスト・リング46を捻るにつれてレンズ・バレル14aが内側または外側へ伸縮する。レンズ・バレル14a内の撮影レンズシステム(個別には図示せず)は、ツイスト・リングとレンズ・バレル14aが収容位置にある場合は広角ビューに設定されている。撮影レンズシステムは、ツイスト・リングとレンズ・バレル14aが展開位置にある場合は望遠ビューに設定されている。レンズ・バレル14aとツイスト・リングは、アクチュエータ60を手動で動かすことにより、2つの位置の間で切り替え可能である(主に図3、図5を参照)。
展開装置12のアクチュエータ60は、グリップ62およびスライド64を有する。グリップ62は、本体15の外側から触れることができ、(図2に示すような)隆起した取手および/または刻み付けや、その他の模様付け等、ユーザーが操作し易い複数の特徴を含んでいてよい。グリップ62は、フロントカバー16の凹部66内で前後に移動可能である。グリップ62は、凹部66内の開口部67を貫通して突き出たコネクタ68を有する(図4)。図1〜15の実施形態において、開口部67は凹部66内の中央に配置されており、グリップ62と完全に重なり合う。これにより、軽い固着感が得られて、埃や残滓の侵入が阻止される。グリップ62の可動範囲は、凹部66の長さにより制約される。可動範囲は凹部66内の開口部の長さにより制約されるが、カバー内のグリップ62の嵌り具合がユーザーには粗雑に見える恐れがあるため、これは外観上魅力に欠ける(主に図1、図2、図10、図11を参照)。
アクチュエータ60は、レンズ・モジュール(図示せず)のガイド28に隣接するアクチュエータ基部70に対して配置されている。アクチュエータ基部70は、フレーム20の一部であっても、別個の部品であっても、あるいは支持部24のガイド28または取付部26と一体化されていてもよい。例えば、アクチュエータ基部70とガイド28はプラスチック鋳造により一体成形された物の部分であってよい。これは、展開装置12とレンズ・バレル14aの配列が、ある程度、ガイド28に横付けされたアクチュエータ基部70の物理的位置の関数であるという点で好都合である。特定の実施形態において、使用中に一方が他方に対して湾曲するリスクを減らすべく、ガイド28が取付部26に引っ掛けられていて、アクチュエータ基部70と取付部26が共にフレーム20に引っ掛けられている。(主に図1、図3、図4、図5を参照)
アクチュエータ60のスライド64は、アクチュエータ基部70に支えられていて、アクチュエータ基部70上で往復移動可能である。スライド64は階段形状(図11参照)をなしていて、下段72がアクチュエータ基部70内に設けられた、凹部74に乗る。リブ76が下段72から外側へ突起している。リブ76は、アクチュエータ60の移動方向に対して横向きに伸びている。リブ76は、一対の対向面78、80を有する。移行部82が下段72に隣接しており、上段84の方へ傾斜している。上段84は、アクチュエータ基部70の棚部86に支持されている。スライド64が接触している棚部86および凹部74は、平らであるが、摩擦を減らすべく修正されても良い。アクチュエータ基部70の凹部74と棚部86の間にある領域88は、移行部に逃げを作るべく除去されている。(主に図8、10、11を参照)
アクチュエータ基部70は、一対のフランジ90、92を含む(図7〜9参照)。第一のフランジ90は、アクチュエータ基部70内の凹部74に隣接する溝部94に重なる。同様の溝部96は、アクチュエータ基部70の傾斜した領域88に隣接する。第二のフランジ92は第二の溝部96に重なり合う。スライド64の下段72は、第一の溝部94に嵌るように整形された中子98を有する。スライド64の上段84は第二の溝部96に嵌る同様の中子100を有する。凹部74の終端は開いていて、スライド64は僅かに曲がっている。これにより、カメラ10aを組立てる間、スライド64がフランジ90、92の下へ挿入させることができる。(主に図7〜図11を参照)
爪子アーム102は、爪子で終端をなす柔軟なアームである。爪子アーム102は、スライド64の上段84に接合される。移動止めリブ104は、アクチュエータ基部70から外側へ突き出る。爪子アーム102は、移動止めリブ104に保持されて、アクチュエータ60を、一次位置および二次位置へ、一次位置と二次位置の中間位置から遠ざかるように力を生じさせる。爪子アーム102および移動止めリブ104は協働して、アクチュエータ・オーバーセンター機構106を提供する。このオーバーセンター機構106は、第二すなわち駆動オーバーセンター機構108と協働する。(主に図4、図5を参照)
スライド64の上段84は、グリップ62のコネクタ68を受容するフィッティング部110を有する。図に示す実施形態において、グリップ62は、スライド64の上段84の穴に勘着される。追加的な部品を用いることなくグリップ62を所定の位置に保持し、カメラ10aの組立てが容易になる点でこれは便利である。部品を取り付ける代わりの方法は、当業者には公知である。(主に図11を参照)
アクチュエータ基部70は、外側へ伸びている杭112および駆動ユニット・シート114を有する。駆動ユニット・シート114と杭112は、互いの中心をずらして配置されている(図8、9を参照)。駆動ユニット116は、駆動ユニット・シート114に配置されていて、シート114を貫通して伸びる駆動軸118(図1に示す)の回りを回動可能である。駆動ユニット116と駆動ユニット・シート114は、ハブと車軸の関係の如くフィットすることができる。しかし、図面のいくつかに示すように、駆動ユニット・シート114がリム付き穴であって、駆動ユニット116はスナップ・コネクタ117を備えることで、これら部品の勘着を提供することができる。(図1、図8、図9を参照)
駆動ユニット116は、環状に歯を有する大歯車120を備えている。杭122は、大歯車120の外周近傍にあり、上方に伸びている。駆動ユニット116は、大歯車120の外周近傍で大歯車120から下方へ伸びる一対の下方へ伸びる止め具124、125を備えている。杭122と止め具124、125は異なる位置に放射状に配置されてもよいが、所与の大歯車120のサイズの場合、図に示す外周位置が駆動ユニット116の移動を最大にする。伸長した状態(図示せず)で杭122と止め具124、125を更に放射状に動かすことができるが、これは機器の組立てを難しくする。大歯車120はスライド64に重なり合う。これにより展開装置が必要とするスペースが小さくて済む。(図12〜図15を参照)
止め具124、125は、アクチュエータ60が移動する間、止め具124、125がリブ76に当接する程度に大歯車120から下方へ伸びる。止め具124、125は互いに離れて配置されている。この間隔は変化させても良いが、駆動ユニット116の可動方向に沿って180度より大きい方が好適である。図1〜15に示す展開装置において、止め具124、125の間隔は、駆動ユニット116の可動方向に沿って270度である。180度未満の角度を採用してもよいが、展開可能な部品の所与の可動範囲に対してより大きな大歯車120を用いる必要がある。これでは本明細書で述べる展開装置が小型化できる利点が損なわれる。(図12〜図15を参照)
実用面では、大歯車120の歯が完全に環状に並んでいる必要はない。例えば図1〜15の実施形態において、2個の止め具124、125の間の90度の弧にある歯は機能しないため、除去することができる。完成した機器では機能しないにもかかわらず、歯が完全に環状に並んでいることが組立ての間に役に立つ。その理由は、駆動ユニット116をランダムな向きに取付けておき、その後正しい向きに達するまでいずれかの方向へ回転すればよいからである。展開可能な部品は次いで、駆動ユニット116が正しい向きに達した後で組み立てられる。(図12〜図15を参照)
ツイスト・リング46は、駆動ユニット116の動きに合わせるように歯付けされている。すなわち、それらの歯は駆動ユニット116の機能歯と相互補完的である。
図1〜15の実施形態において、駆動オーバーセンター機構108はアクチュエータ基部70および駆動ユニット116に取り付けられている。駆動オーバーセンター機構108は、2本の対向するアームの各々の終端にループ128、130を備えたオーバーセンターばね126を有する。第一のループ128は、駆動ユニット116の杭122に取り付けられている。第二のループ130は、アクチュエータ基部70の杭112に取り付けられている。オーバーセンターばね126は、駆動ユニット116および噛み合ったツイスト・リング46を共に、収容方向または展開方向の近い方へ、かつ中間位置から遠ざかるように力を生じさせる。(主に図6を参照)
本明細書で開示したものの代わりに他の種類のオーバーセンター機構を用いてもよい。例えば、爪子アーム102および移動止めリブ104は、図に示すようなオーバーセンターばねにより代替することができる。(オーバーセンターばねの各々のループを保持するために杭をアクチュエータ基部70およびスライダに付加してもよい。)
展開可能部材が展開位置まで前方に移動している間の、アクチュエータ60、駆動ユニット116、およびにオーバーセンター機構106、108のタイミング関係を図16に示す。方向を示す用語、および「第一」、「第二」を入れ替えれば逆向きに移動についても同等な線図ができる。図4に示す駆動ユニットの方向とアクチュエータの位置に用語「第一の終端角度位置」および「一次位置」を、また図5に示す駆動ユニット方向およびアクチュエータ60の位置に用語「第二の終端角度位置」および「二次位置」を割り当てることにより、一般的ではあるが図1〜15の実施形態に関連付け可能な展開装置を図16に示す。すなわち、「前方へ」は「第一」から「第二の」の方向へ、また「後方へ」は「第二」のから「第一」の方向となる。
図16に、前方ストローク操作により開始状態から、初期、中間、終期状態の範囲を経由して、完了状態に至る動きを示す。開始状態において、アクチュエータ60は一次位置にあり、駆動ユニット116は第一の終端角度位置にある。完了状態において、アクチュエータ60は二次位置にあって、駆動ユニット116は第二の終端角度位置にある。開始および完了の両状態において、アクチュエータ・オーバーセンター機構106はアクチュエータ60の移動に抵抗を示し、駆動オーバーセンター機構108は駆動ユニット116の移動に抵抗を示す。
ユーザーがアクチュエータ60のグリップ62を押すことにより、レンズ・バレル14aが収容位置と展開位置の間で切替えられる。これにより、アクチュエータ60が一次位置から脱して二次位置へ移動する。(主に図3、図10を参照)
アクチュエータ60を最初に移動するために、ユーザーはオーバーセンター機構106、108による偏倚に打ち勝つ必要がある。各オーバーセンター機構の転換点において偏倚の度合いが減少して行き、その後反対方向に偏倚が生じる。以下に「事実上偏倚が無い」という用語を、各部品が互いにすれ違う際に生じる摩擦に打ち勝つのに必要な力の2〜3倍以内である偏倚の程度を表わす意味に用いる。ここで述べるオーバーセンター機構は各々の転換点で、すなわち、オーバーセンター機構による偏倚で生じる力が反転する地点で、事実上偏倚が無い。図に示す駆動オーバーセンター機構のようなオーバーセンターばねは、転換点で急激に転換する。アクチュエータ・オーバーセンター機構106の爪子アーム102および移動止めリブ104は、ゆっくりと転換する。(図16を参照)
アクチュエータ60が一次位置から遠ざかるように移動する間、アクチュエータ60のリブ76の第一の対向面78が駆動ユニット116の第一の止め具124へ押し付けられる。これにより、駆動ユニット116が中間角度位置の第一範囲を経由して中央角度位置へ回動する。この回動はアクチュエータ・オーバーセンター機構106および駆動オーバーセンター機構108の抵抗を受ける。
アクチュエータ60の移動は状態の中間範囲に達する。この時点で、アクチュエータ・オーバーセンター機構106による偏倚は、二次位置へ向かう偏倚に切り替わる。アクチュエータ・オーバーセンター機構106によるこの前方への偏倚は、駆動オーバーセンター機構108による偏倚の方向とは逆向きである。
駆動ユニット116の中央角度位置に達したならば、駆動オーバーセンター機構108が切り替わって、駆動ユニット116を第二の終端角度位置へ回動させるべく前方へ偏倚を生じさせる。この時点で、両方のオーバーセンター機構106、108による偏倚は同じ方向を向いている。アクチュエータ60は二次位置に達するまで移動し続け、アクチュエータ60は止め具124、125により移動を止める。駆動ユニット116は、駆動オーバーセンター機構108による前方への偏倚の下で前方へ移動し続ける。図に示す実施形態において、駆動ユニット116は中央角度位置に達した後はアクチュエータ60とは独立に移動する。その結果、駆動ユニット116の第一の止め具124は、アクチュエータ60のリブ76の第一の対向面78から遠ざかる方向へ移動する。駆動オーバーセンター機構108による偏倚は、中間角度位置の第二範囲を経由して第二の終端角度位置まで駆動ユニット116を回動させる。アクチュエータ60は二次位置に留まる。駆動ユニット116が引き続き回動する間、駆動ユニット116の第二の止め具125が回って来てリブ76の第二の対向面80に到達する。(主に図4、図5、図16を参照)
アクチュエータの移動は初めにオーバーセンター機構106、108にエネルギーを保存し、次いでそのエネルギーを放出して、アクチュエータ60が単に駆動ユニット116を押すことで得られるよりも広い範囲にわたって駆動ユニット116を回動させる。エネルギーの蓄積/放出において、アクチュエータ・オーバーセンター機構106は、駆動オーバーセンター機構108のエネルギーを放出する際にユーザーにかかる負担をある程度軽減させる。
オーバーセンター機構106、108は、特定の時点でユーザーに求められるタイミングと負担を軽減するために変更することができる。例えば、同種のオーバーセンターばね126を両方のオーバーセンター機構で用いることができる。これにより初期範囲の状態で一時的にユーザーの負担が増えるが、中間範囲での負担は軽減される。アクチュエータ・オーバーセンター機構は、事実上、駆動オーバーセンター機構を始動する。また、アクチュエータ・オーバーセンター機構は、駆動オーバーセンター機構よりも偏倚の度合いが大きくなるように改良することができる。これにより、アクチュエータ60は、駆動ユニット116の中央角度位置とアクチュエータ60の二次位置の間の中間状態を、駆動ユニット116と共に移動することができる。
レンズ・バレルが各位置間を移動範囲は、止め具により、または止め具と支持部又はその他の特徴の両方により、あるいは支持部又はその他の特徴の一方だけで範囲を定めることができる。上記最初の二つの場合、止め具がリブの対向面と制限位置であたる。後者の場合、止め具は制限位置においてリブから間隔を置いた位置となる。
図17〜18に、他の実施形態を示す。ここに、携帯機器10bの展開可能部品は、画像表示が可能な液晶ディスプレイ等のディスプレイ132の上で開閉するドア14bである。必要に応じて制御システム136が、当業者に公知の方法でディスプレイ132を操作する。展開可能なドア14bは、先に述べたものと同様に機能する展開装置12により直線状に移動するが、展開可能部材の歯状部分はドア14bに取り付けられた直線的なラック134の形状である点が異なる。
特定の要件を満たすべく本発明の特徴を変更することができる。例えば、レンズ・バレル内に配置された回動可能なレンズタレット(図示せず)は、レンズ・バレルが収容位置と展開位置の間を移動する際に、連動して二つの位置の間で回動することができる。
本発明について特定の好適な実施態様を特に参照しつつ詳述してきたが、本発明の概念と範囲を逸脱することなく改良や変更を行なうことが可能である点を理解されたい。以下の番号を付与した項に、本発明の他の特徴について記述する。
〔項1〕 展開可能な部品を有する携帯機器であって、本体と、本体に取り付けられていて、対向する収容位置および展開位置の間を移動可能な展開可能部品と、本体内に配置されていて、展開可能部品と係合し、第一の終端角度位置から中間角度位置の第一範囲を経由し、次いで中間角度位置の第二範囲を経由して第二の終端角度位置へ、駆動軸の回りに回動可能な駆動ユニットと、本体に取り付けられていて、前方へのストローク操作で一次位置から二次位置へ、後方へのストローク操作で二次位置から一次位置へ、手動で切り替え可能であって、前方ストローク操作により駆動ユニットを第一の終端角度位置から第二範囲の中間角度位置へ回動させ、後方ストローク操作により駆動ユニットを第二の終端角度位置から第一範囲の中間角度位置へ回動させるアクチュエータと、駆動ユニットに力を生じさせ、第二範囲の中間角度位置から第二の終端角度位置へ、または第一範囲の中間角度位置から第一の終端角度位置へ回動させる駆動オーバーセンター機構を有する機器。
〔項2〕 項1に記載の機器において、本体が展開可能部品を手動による直接再配置から分離する機器。
〔項3〕 項2に記載の機器において、携帯機器がカメラであって、展開可能部品がレンズ・バレルである機器。
〔項4〕 項2に記載の機器において、駆動ユニットは展開可能部品に係合する駆動ディスクと、駆動ディスクに接合された対向する第一および第二の止め具を有し、アクチュエータは本体の外側に配置されたグリップおよびグリップと間隔を空けられたリブを有し、リブは対向する第一のおよび第二のリブ面を有し、第一のリブ面は第一の終端角度位置で第一の止め具に係合していて、第二のリブ面は第二の終端角度位置で第二の面に係合している機器。
〔項5〕 項1に記載の機器において、アクチュエータを、一次位置および二次位置へ交互に、かつ一次位置と二次位置の間における複数の中間位置から遠ざかるように力を生じさせるアクチュエータ・オーバーセンター機構を更に含む機器。
〔項6〕 項5に記載の機器において、駆動ユニットは、駆動オーバーセンター機構により、アクチュエータから独立して、第二範囲内の中間角度位置の一つから第二の終端角度位置へ、また第一範囲内の中間角度位置の一つから第一の終端角度位置へ回動可能である機器。
〔項7〕 項6に記載の機器において、駆動ユニットは展開可能部品に係合する駆動ディスクおよび駆動ディスクに接合されて対向する第一および第二の止め具を有し、アクチュエータは本体の外側に露出されたグリップおよびグリップから間隔を置いて配置されたリブを有し、リブは対向する第一および第二のリブ面を有し、第一のリブ面は第一の終端角度位置で第一の止め具に係合していて、第二のリブ面は第二の終端角度位置で第二の止め具に係合しており、止め具は駆動オーバーセンター機構による駆動ユニットの回動の間、リブ面から解放されている機器。
〔項8〕 項5に記載の機器において、オーバーセンター機構は各々、前方へ動かそうとする状態、後部へ動かそうとする状態、およびこれら状態の間のどちらにも動かそうとしない中立状態を有し、駆動オーバーセンター機構が中立状態にある場合に、アクチュエータ・オーバーセンター機構が前方へ動かそうとする状態又は後方へ動かそうとする状態のいずれか一方にある機器。
〔項9〕 項1に記載の機器において、駆動ユニットは、展開可能な部品と係合する駆動ディスクおよび駆動ディスクに接合された対向する第一および第二の止め具を有し、アクチュエータは本体の外側に露出されたグリップおよびグリップから間隔を置いて配置されたリブを有し、リブは対向する第一および第二のリブ面を有し、第一のリブ面は第一の終端角度位置で第一の止め具に係合していて、第二のリブ面は第二の終端角度位置で第二の止め具に係合している機器。
〔項10〕 項9に記載の機器において、第一の終端角度位置が第二の終端角度位置から180度超離れている機器。
〔項11〕 項9に記載の機器において、第一の終端角度位置が第二の終端角度位置から270度離れている機器。
〔項12〕 項9に記載の機器において、止め具が駆動ディスクから外側へ、歯車軸と平行な方向へ伸びる機器。
〔項13〕 項9に記載の機器において、展開可能部品が歯状部分を有し、駆動ディスクが歯状部分と係合する歯車である機器。
〔項14〕 項13に記載の機器において、歯状部分は円弧をなし、展開可能部品は駆動軸に平行な軸の回りに回動可能である機器。
〔項15〕 項13に記載の機器において、歯状部分は直線状である機器。
〔項16〕 項1に記載の機器において、アクチュエータは、二次位置を越える前方への、また一次位置を越える後方への移動が制約されている機器。
〔項17〕 項1に記載の機器において、駆動オーバーセンター機構は、駆動軸に対して放射状に間隔を空けた関係で駆動ユニットに接合されている機器。
〔項18〕 項1に記載の機器において、アクチュエータを、一次位置および二次位置へ交互に、かつ一次位置と二次位置の間における複数の中間位置から遠ざかるように力を生じさせるアクチュエータ・オーバーセンター機構を更に含む機器。
〔項19〕 携帯機器であって、本体と、本体に取り付けられていて、本体を貫通して伸びる移動軸に沿って、対向する第一および第二の位置の間を移動可能であり、歯状部分を有する展開可能な部品と、本体内に配置されていて、駆動軸の回りに回動可能であり、展開可能部品と係合する駆動ディスクを有し、駆動ディスクに間隔を置いて接合された第一および第二の止め具を有し、第一の終端角度位置から中間角度位置の第一のおよび第二範囲を経由して第二の終端角度位置へ駆動軸の回りに回動可能な駆動ユニットと、本体に取り付けられていて、一次位置と二次位置の間を選択的に移動し、止め具に整列したリブを有するアクチュエータと、駆動ユニットに力を生じさせ、第二範囲の中間角度位置から第二の終端角度位置へ、および第一範囲の中間角度位置から第一の終端角度位置へ回動させる駆動オーバーセンター機構を含み、リブは対向する第一および第二のリブ面を有し、アクチュエータが一次位置から二次位置へ移動する間、第一のリブ面が第一の止め具と係合し、アクチュエータが二次位置から一次位置へ移動する間、第二のリブ面が第二の止め具と係合する機器。
〔項20〕 項19に記載の機器において、アクチュエータが一次位置から二次位置へ移動する際に、駆動ユニットを第一の終端角度位置からの第二範囲の中間角度位置へ回動させ、アクチュエータが二次位置から一次位置へ移動する際に、駆動ユニットを第二の終端角度位置から第一範囲の中間角度位置へ回動させる機器。
〔項21〕 展開可能な部品を配置する方法であって、一次位置から二次位置へのアクチュエータの手動の移動を受け入れるステップと、一次から二次位置への移動に応じて、第二の終端角度位置へ回動可能な駆動ユニットを、第一の終端角度位置から中間角度位置の第二範囲の一つへ、第一の終端角度位置から第一範囲を経由し、次いで第二範囲の中間角度位置を経由して回動させるステップと、次いで駆動ユニットを中間角度位置の第二範囲の一つから第二の終端角度位置へ弾性的に回動させるステップと、回動ステップの間、駆動ユニットと共に展開可能部品を移動させるステップを含む方法。
〔項22〕 項21に記載の方法において、弾性的に回動させるステップは更に、第一のオーバーセンター機構に保存されたエネルギーを放出するステップを含み、方法は更に、アクチュエータの移動の間、第一のオーバーセンター機構にエネルギーを蓄積するステップを含む方法。
〔項23〕 項22に記載の方法において、アクチュエータの移動の間、第二のオーバーセンター機構にエネルギーを蓄積し、次いで放出するステップを更に含む方法。
〔項24〕 項23に記載の方法において、第一のオーバーセンター機構は駆動ユニットに直接作用し、第二のオーバーセンター機構はアクチュエータに直接作用する方法。
〔項25〕 項21に記載の方法において、二次位置から一次位置へのアクチュエータの手動移動を受容するステップと、二次から一次位置への移動に応答して第二の終端角度位置から第一範囲の中間角度位置の一つへ駆動ユニットを回動させるステップと、次いで駆動ユニットを中間角度位置の第一範囲の一つから第一の終端角度位置へ弾性的に回動させるステップを含む方法。
〔項26〕 展開装置であって、第一の終端角度位置から中間角度位置の第一範囲を経由し、次いで中間角度位置の第二範囲を経由して第二の終端角度位置へ、駆動軸の回りに回動可能な駆動ユニットと、本体に取り付けられていて、前方へのストローク操作で一次位置から二次位置へ、後方へのストローク操作で二次位置から一次位置へ手動で切り替え可能であって、前方ストローク操作により駆動ユニットを第一の終端角度位置から第二範囲の中間角度位置へ回動させ、後方ストローク操作により駆動ユニットを第二の終端角度位置から第一範囲の中間角度位置へ回動させるアクチュエータと、駆動ユニットに力を生じさせ、第二範囲の中間角度位置から第二の終端角度位置へ、および第一範囲の中間角度位置から第一の終端角度位置へ回動させる駆動オーバーセンター機構と、アクチュエータを一次位置および二次位置の方へ交互に、かつ一次位置と二次位置の間における複数の中間角度位置から遠ざかるように力を生じさせるアクチュエータ・オーバーセンター機構を含む装置。
〔項27〕 項26に記載の装置において、オーバーセンター機構は各々前方に動かそうとする状態、後方に動かそうとする状態、およびこれらの状態の間にどちらにも動かそうとしない中立状態があり、アクチュエータ・オーバーセンター機構は、駆動オーバーセンター機構が各々の中立状態にある場合に、前方に動かそうとする状態および後方に動かそうとする状態の一方にある装置。
本発明の実施形態の記述および添付の図面を合わせて参照することにより、本発明の上記および他の特徴、目的、並びにこれらの実現方法が明らかにされ、本発明自体も理解しやすくなろう。
展開装置を含むカメラの実施形態の簡略化された分解斜視図である。簡明さを旨として、カメラの支持部、ツイスト・リングおよびフロントカバーだけを示す。 図1のカメラの正面斜視図である。 図1のカメラの分解斜視図である。 アクチュエータ基部、支持部および図1のカメラのツイスト・リングの正面図である。ツイスト・リングは、広角位置で示されている。 図4と同じ視点でツイスト・リングを望遠位置で示す図である。 図1の展開装置の部分断面図である。ツイスト・リングを望遠位置で示す。 図1のカメラのカメラフレーム、支持部、およびアクチュエータ基部の正面図である。 図7と同じ視点でアクチュエータ基部を示す部分拡大図である。 図8と同じ視点であるが、アクチュエータの内部サブユニットも示す図である。 図1のカメラのアクチュエータの正面図である。アクチュエータの外部サブユニットを破線で示す。 図1のカメラのアクチュエータの側面図である。 図1のカメラの駆動ユニットの斜視図である。 図12の駆動ユニットの正面図である。 図12の駆動ユニットの背面図である。 図12の駆動ユニットの底面図である。 展開装置の動作のタイミング図である。 展開装置を含む別の実施形態の携帯機器の正面図である。展開可能なドアを閉位置で示す。 図17と同じ視点だが、展開可能なドアを開位置で示す図である。
符号の説明
10a,10b カメラその他の携帯機器、14a レンズ・バレル、14b ドア、15 本体、16 フロントカバー、20 フレーム、21 フレームアセンブリ、24 支持部、26 取付部、28 ガイド、32 キャプチャ装置、36 フラッシュ・ユニット、38 光軸、40 中央通路、42 フィルタリング・カバーガラス、44 カバー開口部、46 ツイスト・リング、50 従動部、52 主要部、54 トラッキング部、56 内部トラック、60 アクチュエータ、62 グリップ、64 スライド、67 開口部、70 アクチュエータ基部、72 下段、76 リブ、78,80 対向面、82 移行部、84 上段、86 棚、88 アクチュエータ基部の領域、94,96 溝部、102 爪子アーム、104 移動止めリブ、106 アクチュエータ・オーバーセンター機構、108 駆動オーバーセンター機構、110 フィッティング部、112 杭、116 駆動ユニット、118 駆動軸、120 大歯車、122 杭、124,125 止め具、126 オーバーセンターばね、132 ディスプレイ。

Claims (4)

  1. 展開可能な部品を有する携帯機器であって、
    本体と、
    本体に取り付けられていて、対向する収容位置と展開位置の間を移動可能な展開可能部品と、
    本体内に配置されていて、展開可能部品と係合し、第一の終端角度位置から中間角度位置の第一範囲を経由し、次いで中間角度位置の第二範囲を経由して第二の終端角度位置へと、駆動軸の回りに回動可能な駆動ユニットと、
    本体に取り付けられていて、前方へのストローク操作で一次位置から二次位置へ、または後方へのストローク操作で二次位置から一次位置へ手動で切り替え可能であって、前方ストローク操作により駆動ユニットを第一の終端角度位置から中間角度位置の第二範囲へ回動させ、後方ストローク操作により駆動ユニットを第二の終端角度位置から中間角度位置の第一範囲へ回動させるアクチュエータと、
    中間角度位置の第二範囲から第二の終端角度位置へ回動するように、または中間角度位置の第一範囲から第一の終端角度位置へ回動するように、前記駆動ユニットに力を生じさせる駆動オーバーセンター機構と、
    を有する機器。
  2. 携帯機器であって、
    本体と、
    本体に取り付けられていて、歯状部分を有しており、本体を貫通して伸びる移動軸に沿って、対向する第一および第二の位置の間を移動可能である展開可能部品と、
    本体内に配置されていて、駆動軸の回りに回動可能であり、展開可能部品と係合する駆動ディスクを有し、駆動ディスクに間隔を置いて接合された第一および第二の止め具を有し、第一の終端角度位置から中間角度位置の第一範囲および第二範囲を経由して第二の終端角度位置へと、駆動軸の回りに回動可能な駆動ユニットと、
    本体に取り付けられていて、一次位置と二次位置の間を選択的に移動し、止め具に整列したリブを有するアクチュエータと、
    前記駆動ユニットが、中間角度位置の第二範囲から第二の終端角度位置へ回動するように、または中間角度位置の第一範囲から第一の終端角度位置へ回動するように、力を生じさせる駆動オーバーセンター機構と、
    を有し、
    前記リブは、対向する第一および第二のリブ面を有し、前記アクチュエータが一次位置から二次位置へ移動する間、第一のリブ面が第一の止め具と係合し、前記アクチュエータが二次位置から一次位置へ移動する間、第二のリブ面が第二の止め具と係合することを特徴とする機器。
  3. 展開可能な部品を配置する方法であって、
    一次位置から二次位置へのアクチュエータの手動での移動を受け入れるステップと、
    アクチュエータの一次から二次位置への移動に応じて、第一の終端角度位置から、中間角度位置の第一範囲と第二範囲を経て、第二の終端角度位置まで回動可能な駆動ユニットを、第一の終端角度位置から中間角度位置の第二範囲の一つへ回動させるステップと、
    次いで駆動ユニットを中間角度位置の第二範囲から第二の終端角度位置へ弾性的に回動させるステップと、
    回動ステップの間、駆動ユニットと共に展開可能部品を移動させるステップと、
    を有する方法。
  4. 展開装置であって、
    第一の終端角度位置から中間角度位置の第一範囲と第二範囲を経由して第二の終端角度位置へ、駆動軸の回りに回動可能な駆動ユニットと、
    本体に取り付けられていて、前方へのストローク操作で一次位置から二次位置へ、また後方へのストローク操作で二次位置から一次位置へ手動で切り替え可能であって、前方ストローク操作により駆動ユニットを第一の終端角度位置から中間角度位置の第二範囲へ回動させ、後方ストローク操作により駆動ユニットを第二の終端角度位置から中間角度位置の第二範囲へ回動させるアクチュエータと、
    駆動ユニットが、中間角度位置の第二範囲から第二の終端角度位置へ回動するように、または中間角度位置の第一範囲から第一の終端角度位置へ回動するように、力を生じさせる駆動オーバーセンター機構と、
    前記アクチュエータを一次位置または二次位置の方へ、交互に、
    かつ一次位置と二次位置の間の中間位置から遠ざかるように力を生じさせるアクチュエータ・オーバーセンター機構と、
    を有する装置。
JP2004159931A 2003-05-29 2004-05-28 カメラその他の携帯機器用展開装置および展開方法 Pending JP2004355005A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/447,853 US6856763B2 (en) 2003-05-29 2003-05-29 Deployment apparatus for cameras and other hand-held devices and deployment method

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004355005A true JP2004355005A (ja) 2004-12-16

Family

ID=33451354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004159931A Pending JP2004355005A (ja) 2003-05-29 2004-05-28 カメラその他の携帯機器用展開装置および展開方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6856763B2 (ja)
JP (1) JP2004355005A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004325764A (ja) * 2003-04-24 2004-11-18 Idt Data System Ltd 沈胴式レンズ鏡筒
JP4421238B2 (ja) * 2003-08-26 2010-02-24 大日本スクリーン製造株式会社 熱処理装置および熱処理装置の洗浄方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4772903A (en) * 1988-01-14 1988-09-20 Eastman Kodak Company Dual lens camera

Also Published As

Publication number Publication date
US6856763B2 (en) 2005-02-15
US20040240875A1 (en) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004355001A (ja) オーバセンタ機構によって駆動される移動部と旋回可能なタレットを備えるカメラアセンブリ
TWI321226B (en) Lens barrel cam mechanism and method of manufacturing rotary member for use with cam mechanism
JP2004354992A (ja) カメラアセンブリ
JP2001083575A (ja) カメラのバリア装置
US7684130B2 (en) Lens device
JP2004355005A (ja) カメラその他の携帯機器用展開装置および展開方法
JP4614195B2 (ja) カメラのレンズバリア装置
JPS63194213A (ja) ズ−ムレンズ鏡胴
JPH07199295A (ja) カメラ
JPH0634865A (ja) レンズ鏡筒
US6786657B2 (en) Camera frame assembly having independently back-pivoting drive hub for impact shutter
JP2004354990A (ja) 移動体のレストに対するオーバセンタ付勢を有するカメラ・アッセンブリ
JP3288761B2 (ja) レンズ鏡筒の定位置回動環とその支持筒の結合装置
JP2538070B2 (ja) カメラのレンズバリア装置
JP2005274719A (ja) カメラのレンズバリア装置
JPH0760240B2 (ja) 沈胴式カメラ
JP2004355002A (ja) タレット用の伸張と収縮のカム面を異なる部品上に備えるカメラアセンブリ
JP2000249930A (ja) 視度調整機能付き双眼鏡
JPH0634863A (ja) 撮影レンズ鏡筒
JP3332821B2 (ja) デジタルスチルカメラのモード切換え装置
JP2005308898A (ja) 撮像装置
JPH06103375B2 (ja) レンズカバ−付きカメラ
JP3752037B2 (ja) ファインダの視野枠切換機構の操作装置及び中立位置を有する回動操作部材の操作装置
JP2004354989A (ja) 移動ストッパを備えたカメラ・アッセンブリ
JPS59219704A (ja) カメラ